JP2008265702A - ダンプカー - Google Patents

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斉 岡本
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Abstract

【課題】仕切り板の拘束・解放が容易でしかも分別して積載した積荷の排出性を向上させることができるダンプカーを提供する。
【解決手段】運転席1、この運転席1の後部に連設した車体枠2、この車体枠2上に傾動可能に設けた荷箱10、及びこの荷箱10の後部壁面を構成する後部扉12a,12bを有するダンプカーにおいて、荷箱10の前後方向に沿った固定壁13a,13bに対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに荷箱10の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉7a,7bと、閉止位置にある中間扉7a,7bを荷箱10に対して固定し拘束するロック装置30,50と、このロック装置30,50に連動しロック装置30,50を解除して中間扉7a,7bの拘束を解く操作レバー45,70とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体枠上に荷箱を設けたダンプカーに関する。
車体枠上に荷箱を設けたダンプカーには、積荷を分別して積載するために荷箱を仕切り板で仕切り分ける場合がある。この仕切り板としては、着脱式のものと下開き式のものが一般に知られている。下開き式の仕切り板は、水平な回動軸を上部に有し、荷箱が傾動し起立するに従って荷箱に相対して下部が開くようになっている(特許文献1等参照)。
実開昭60−20935号公報
しかしながら、下開き式の仕切り板は、開閉いずれの状態でも荷箱の上部に車幅方向に亘った状態で留まる。そのため、例えば仕切り板で荷箱を前後に区画した場合、仕切り板の後側の容積空間(以下、後室と記載する)から仕切り板の前側の容積空間(以下、前室と記載する)に荷物を積み込むときに、一般に仕切り板よりも高い位置に荷物を上げる必要が生じる。こうした荷物の上げ下ろしを繰り返すことになると、作業者の負担が増し作業効率も良くない。
また、前室の積荷を車両後方側へダンプ排出する場合にも、仕切り板が閉止位置の上方に残る。さらに、一般にダンプ排出時の荷箱の起立角度は直角に満たないため、水平な場所で荷箱を起立させても外力を加えなければ仕切り板は荷箱床面と平行な状態にはならない。したがって、ダンプ排出時の下開き式の仕切り板による開口の実際の高さは仕切り板の回動軸位置よりも低くなり、荷箱の側壁高さぎりぎりの粗大ごみ等をダンプ排出する場合には、仕切り板が抵抗になって円滑な排出を阻害する場合もある。
一方、着脱式の仕切り板は、荷箱から取り外してしまえば前室部分への荷物の積み込みの際やダンプ排出の際に障害にはならないが、仕切り板の着脱に労力を要する。また、ダンプ排出の際には、仕切り板そのものを荷箱に対して積み卸しする必要があり、それだけ手間がかかる。
そこで本発明は、仕切り板の拘束・解放が容易でしかも分別して積載した積荷の排出性を向上させることができるダンプカーを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成する後部扉を有するダンプカーにおいて、前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、前記閉止位置にある中間扉を前記荷箱に対して固定し拘束するロック手段と、このロック手段に連動し前記ロック手段を解除して前記中間扉の拘束を解く操作手段とを備えたことを特徴とする。
(2)上記目的を達成するために、また本発明は、運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成し水平方向に回動する横開き式の開閉扉を有するダンプカーにおいて、前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、この中間扉の外周部に設けた扉側係止手段と、前記荷箱に設けられ前記扉側係止手段に係脱可能な手段であって、前記扉側係止手段を解放する解除位置にあるとき、閉方向に動作する前記中間扉に付勢されて前記扉側係止手段を拘束するロック位置に移行する荷箱側係止手段と、前記荷箱の外側に設けられ、前記荷箱側係止手段に連動し前記ロック位置にある前記荷箱側係止手段を前記解除位置に移行させる操作手段とを備えたことを特徴とする。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記荷箱側係止手段は、支持部材を介して前記荷箱の上部に設けられていることを特徴とする。
(4)上記目的を達成するために、また本発明は、運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成し水平方向に回動する横開き式の開閉扉を有するダンプカーにおいて、前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、この中間扉の下部に設けた第1係止手段と、前記荷箱に設けられ、前記荷箱の床面に出入りして前記中間扉が閉止位置にあるときに前記第1係止手段に係脱可能な第2係止手段と、前記荷箱の外側に設けられ、前記第2係止手段に連動し前記第2係止手段を前記第1係止手段に係脱させる操作手段とを備えたことを特徴とする。
(5)上記目的を達成するために、また本発明は、運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成し水平方向に回動する横開き式の開閉扉を有するダンプカーにおいて、前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、この中間扉の上部に設けた扉側係止手段と、支持部材を介して前記荷箱の上部に設けられ前記扉側係止手段に係脱可能な手段であって、前記扉側係止手段を解放する解除位置にあるとき、閉方向に動作する前記中間扉に付勢されて前記扉側係止手段を拘束するロック位置に移行し前記扉側係止手段を拘束した状態を維持する荷箱側係止手段と、前記荷箱の外側に設けられ、前記荷箱側係止手段に連動し前記ロック位置にある前記荷箱側係止手段を前記解除位置に移行させる操作手段と、前記中間扉の下部に設けた第1係止手段と、前記荷箱に設けられ、前記荷箱の床面に出入りして前記中間扉が閉止位置にあるときに前記第1係止手段に係脱可能な第2係止手段と、前記荷箱の外側に設けられ、前記第2係止手段に連動し前記第2係止手段を前記第1係止手段に係脱させる操作手段とを備えたことを特徴とする。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかにおいて、好ましくは、前記中間扉が、左右二枚の扉からなる観音開き構造であることを特徴とする。
(7)上記(1)〜(5)のいずれかにおいて、好ましくは、前記中間扉が、一枚扉であることを特徴とする。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかにおいて、好ましくは、前記操作手段を重力方向に操作した場合に対応の係止手段がロック位置に移行することを特徴とする。
本発明によれば、仕切り板の拘束・解放が容易でしかも分別して積載した積荷の排出性を向上させることができる。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係るダンプカーの全体構成を表す側面図、図2はその平面図である。以下の説明において、この図1中の左側・右側をダンプカーの前側・後側、手前側・奥側を左側・右側とする。また、図1では後述する下部ロック装置30を透視して図示している。図2では後述する支持部材48を図示省略している。
図1及び図2に示すように、本発明のダンプカーは、運転席1とその後部に連設された車体枠2を有する車両3、及び上記車体枠2上に傾倒自在に搭載した荷箱10を備えている。上記車体枠2は、左右側部を前後方向へ延びるフレーム4と車幅方向に延びて左右のフレーム4を繋ぐクロスメンバ(図示せず)とからなる。左右のフレーム4の後端部には、荷箱10を回動自在に支持するヒンジ5が設けられている。本実施の形態では、フレーム4上の荷箱10と運転室1との間にはコンテナ6がさらに積載されているが、コンテナ6は省略しても良い。
上記荷箱10の下面には、前後方向へ延びる荷箱フレーム11(図1では片側のみ示す)が左右両側に設けられている。荷箱フレーム11と車体枠2のフレーム4は、車両3に搭載された油圧ポンプ(図示せず)からの圧油により伸縮する油圧シリンダ(図示せず)で連携されている。この油圧シリンダは、一端側が荷箱フレーム11に、他端側が車体枠2のフレーム4にそれぞれ回動自在に支持されている。この場合、油圧シリンダに圧油を供給し油圧シリンダを伸長させると、車体枠2に対しヒンジ5を支点に荷箱10が回動し図1に点線で示したように起立する。その後、油圧シリンダから圧油を排出することによって油圧シリンダを収縮させると、車体枠2に対しヒンジ5を支点に荷箱10が回動し図1に実線で示したように倒伏する。
荷箱10は床面と前後左右の側壁とからなっており、本実施の形態では4つの側壁のうち後壁体が後部扉(テールゲート)12a,12bを構成し、他の3つの側壁が固定壁13a〜13c(図2参照)を構成している。左側の後部扉12aは右側の後部扉12bとともに観音扉を構成している。これら二枚の後部扉12a,12bは、それぞれ荷箱10の前後方向に沿った(左右の)固定壁13a,13bの後端部に対し、ヒンジ15a,15bを介して水平方向に回動可能に設けられた横開き式の開閉扉である。後部扉12a,12bは、図2に点線で軌道を示したように、実線で示した閉止位置から後方にほぼ270度の回動範囲を有する。270度回動すると、後部扉12a,12bはそれぞれ荷箱10の左右の固定壁13a,13bの外壁面に沿う。特に図示していないが、固定壁13a,13bの外壁面には、閉止位置から270度回動した後部扉12a,12bを拘束するロック手段が設けられている。
また図2に示すように、荷箱10の内側には、中間扉(仕切り板)7a,7bが設けられている。中間扉7a,7bは、図2に実線で示したように車幅方向に沿った閉止位置にあるとき、荷箱10の容積空間を前後2つの空間に区画する。中間扉7a,7bの前の区画を前室8、中間扉7a,7bの後の区画を後室9とする。
図3は後方から見た中間扉7a,7bの背面図、図4は中間扉7a,7bの一部を断面で表して下方から見た図である。
左側の中間扉7aは右側の中間扉7bとともに観音扉を構成している。これら二枚の中間扉7a,7bは、それぞれ荷箱10の前後方向に沿った(左右の)固定壁13a,13b(図2参照)に対しヒンジ20a,20b(図4では図示省略)を介して設けられ、概略鉛直の回動軸21a,21bを支点に水平方向に回動する横開き式の開閉扉である。中間扉7a,7bは、図2に点線で軌道を示したように、閉止位置から後方にほぼ90度の回動範囲を有し、それぞれ荷箱10の左右の固定壁13a,13bに沿う位置まで開放可能である。特に図示していないが、固定壁13a,13bの内壁面には、閉止位置から90度回動した中間扉7a,7bを拘束するロック手段が設けられている。
左右の固定壁13a,13bには、閉止位置にある中間扉7a,7bの前面に当接するようにガイド部材22a,22b(図2参照)が設けられており、ガイド部材22a,22bがストッパの役割を果たして中間扉7a,7bの閉止位置から前方への回動を規制している。これらガイド部材22a,22bは、後方に向かって車幅方向内側に傾斜するように上から見て概略三角形に形成され、その車幅方向の寸法は、中間扉7a,7bの厚みと同程度かそれよりも大きく設定されている。これにより、中間扉7a,7bを開放して前室8内の積荷をダンプ排出する場合、左右の固定壁13a,13b付近を下る積荷を車幅方向内側に寄せ、中間扉7a,7bへの積荷の衝突を抑制する機能を兼ね備える。
本実施の形態では、左側の中間扉7aの後面に、中間扉7b側に突出するストッパプレート23(図4参照)が設けられている。また、左側の中間扉7aの上端部には、中間扉7b寄りの位置に後述する扉側係止手段としてのピン26が中間扉7aの上面から突出して設けられている。さらに、左側の中間扉7aの下端部には、荷箱10の床面に対向する切り欠き25が設けられている。切り欠き25は、中間扉7aの前面に露出している。中間扉7aの前面の下端部には、切り欠き25に交差するようにして後述する第1係止手段としてのピン24がほぼ水平に固定されている。そして、図1に透視して示したように、荷箱10の下面部には、第1係止手段たるピン24に係脱可能な第2係止手段としてのフック31を備えた下部ロック装置30が設けられている。
図5は左側から見た下部ロック装置30近傍の側面図、図6は後側から見た下部ロック装置30近傍の背面図である。
これら図5及び図6に示すように、下部ロック装置30は、上記フック31の他、ロッド32−34、ベルクランク35,36、シャフト37−39からなる伝達部を備えている。シャフト37−39は、いずれも車幅方向に沿ってほぼ水平に設けられており、前方からシャフト39,37,38の順で配置されている。ロッド32−34及びベルクランク35,36は、車両前後方向に沿った鉛直面に沿って配置されている。
フック31のシャフト37は、荷箱10の下面に固定された図示しないブラケットに、ベルクランク35のシャフト38は荷箱10の下面に固定された支持部材40(図6参照)に、ベルクランク36のシャフト39は荷箱10の下面に固定された支持部材41,42(図6参照)に、それぞれ回転自在に支持されている。フック31の基端部はロッド32を介してベルクランク35の先端部に連結され、ベルクランク35の基端部はロッド33,34を介してベルクランク36の先端部に連結され、ベルクランク36の基端部はシャフト39に対して固定されている。
フック31は、シャフト37を支点にして車両前後方向に沿った鉛直面内を回動し荷箱10の床面に出入りするようになっており、中間扉7aが閉止位置にあるときに荷箱10の床面から突出させると、中間扉7aの切り欠き25を通ってピン24に係止するようになっている。
また、ベルクランク36のシャフト39は、車幅から出ないように荷箱10の左側の固定壁13aの付近まで延在しており、その左端部には操作手段としての操作レバー45が固定されている。操作レバー45は、ロッド32−34、ベルクランク35,36、シャフト37−39を介してフック31に連結されており、フック31がレバー45に連動するようになっている。この操作レバー45は、フック31がピン24に係止する姿勢(ロック位置)にあるときに鉛直下向きになるようにシャフト39に対して固定されている。操作レバー45はまた、荷箱10の外側で操作できるように荷箱10の外側に設けられるが、本実施の形態の場合、荷箱10の下部側でかつ作業者の手が届き易いように荷箱フレーム11の側方(本例では左側)に寄せて配置されている。
このように下部ロック装置30を構成することで、下向きの操作レバー45を図5中に二点差線で示したように前方に操作すると、シャフト39、ベルクランク36、ロッド34,33、ベルクランク35、ロッド32を介してフック31が連動し、ロック位置にあるフック31が荷箱10の床面に収容される位置(解除位置)に移行する。逆に、前方に向いた操作レバー45を図5中に実線で示したように下方に操作すると、フック31が連動して荷箱10の床面から上方に突出し解除位置からロック位置に移行する。このようにして、操作レバー45は閉止位置にある中間扉7aのピン24にフック31を係脱させる。
なお、ロッド33,34はターンバックル46を介して連結されている。つまり、ロッド33,34及びターンバックル46からなる一体のロッドの全長がターンバックル46によって調整でき、操作レバー45の姿勢(角度)に対するフック31の姿勢(角度)が微調整できるようになっている。
また、操作レバー45が自重で下向きに動いてしまうとフック31を解除位置で保持することができないので、本実施の形態の場合、ロッド34(厳密にはロッド34の先端に取り付けた、ベルクランク36を回動自在に連結するブラケット34a(図5参照))を付勢手段としてのスプリング47を介して荷箱10の下部に連結し、ロッド34を上向きに付勢している。これにより、操作レバー45の自重で生じるモーメントとスプリング47の付勢力が概ね相殺し合って、外力を受けない間は操作レバー45及びフック31の姿勢が概ね維持される。
また、本実施の形態においては、図2に示したように、中間扉7aの上部側に上部ロック装置50が設けられている。
図7は上部ロック装置50の取り付け構造を表した平面図である。
図7に示したように、荷箱10の上部には、閉止位置にある中間扉7a,7bの上部に沿うようにして支持部材48が架け渡されている。支持部材48は、中空の梁状部材で、上部ロック装置50はこの支持部材48の内側に固定され、支持部材48を介して荷箱10の上部に設けられている。また、支持部材48の上部ロック装置50を取り付ける位置の後方部分は、上部ロック装置50の後述する係止溝53aへの中間扉7aのピン26の進入を阻害しないように適当な大きさに切り欠かれている。
図8及び図9は上部ロック装置50の概略構成を表した平面図である。
図8及び図9に示したように、上部ロック装置50は、中間扉7aに設けた扉側係止手段としての上記ピン26に係脱可能な荷箱側係止手段であるロックプレート51と、このロックプレート51に係合するトリガープレート52とを備えている。ロックプレート51及びトリガープレート52は、上部ロック装置50のハウジング53に対してそれぞれ軸54,55を介して回動自在に支持されている。ハウジング53には、軸54,55の間の位置に後方に開口した切り欠き溝53aが設けられている。上部ロック装置50は、閉止位置にある中間扉7aのピン26が切り欠き溝53aに入り込むように支持部材48に対して位置決めされている。
上記ロックプレート51には、切り欠き溝53a側に開口した係止溝56と、この係止溝56の両側を囲う舌片57,58が設けられている。一方、トリガープレート52は、ロックプレート51の舌片58に係脱する嵌合凹部59と、嵌合凹部59の後方に隣接する突出部60と、ハウジング53外に突出した操作部61を有している。
これにより、ロックプレート51がハウジング53の係止溝53aを広く開放し中間扉7aのピン26を解放する解除位置(図7及び図8参照)にあるとき、閉方向に動作する中間扉7aのピン26がロックプレート51の係止溝56に受け止められピン26によって舌片58が前方に付勢されると、前方に回動するロックプレート51の舌片58がトリガープレート52の突出部60を押す。その結果、ロックプレート51とトリガープレート52が互いに反対方向に回動し、それに伴ってロックプレート51の舌片58がトリガープレート52の突出部60を越えて嵌合凹部59に嵌合する。
舌片58が嵌合凹部59に嵌合した状態のとき、ロックプレート51は、舌片57がハウジング53の係止溝53a内に突出するロック位置(図9参照)で拘束され、なおかつ舌片58がトリガープレート52の突出部60に拘束されることによりロック位置で保持される。このようにロックプレート51が中間扉7aのピン26に付勢されてロック位置に移行すると、ピン26が係止溝53a内でロックプレート51により拘束され、中間扉7aが閉止位置で拘束される。
なお、ロックプレート51がロック位置にあるとき、トリガープレート52はハウジング53に設けたストッパ62に当接し、これによりロック位置よりも図9中の時計回りへの回動が拘束される。このとき、ロックプレート51も、ハウジング53に設けたストッパ64やトリガープレート52の嵌合凹部59の前方にある突出部63により、図9に示したようにロック位置から反時計回りへの回動が拘束される。
また、上部ロック装置50のロックを解除する場合、トリガープレート52の操作部61に外力(図9中の矢印A方向)を加えてトリガープレート52を図9中の反時計回りに回動させる。これによりトリガープレート52の突出部63がロックプレート51の舌片58を後方へ押し、ロックプレート51とトリガープレート52が互いに反対方向に回動する。そしてロックプレート51の舌片58がトリガープレート52の突出部60を越えると、ロックプレート51の拘束が解かれて図8に示した解除位置に移行する。
なお、ロックプレート51は、解除位置にあるとき、図8に示すようにストッパ64によって時計回りへの回動範囲が制限され、ハウジング53の係止溝53aを開放しつつ係止溝53a内で舌片58が待機した状態で維持される。
図1及び図2に戻り、本実施の形態においては、荷箱10の外側(本例では荷箱10の左側の固定壁13aの外壁面)に、上部ロック装置50を操作する操作手段である操作レバー70(図1参照)が設けられている。操作レバー70は、伝達部80を介して上部ロック装置50のトリガープレート52の操作部61に連結され、伝達部80及びトリガープレート52を介してロックプレート51に連動し、ロック位置にあるロックプレート51を解除位置に移行させる。勿論、解除位置にあるロックプレート51をロック位置に移行させることも可能である。
図10は操作レバー70近傍の荷箱10の側面図である。
図10と図7に示すように、伝達部80は、ケーブル81、取り付け部82,83、連結部84,85を備えている。ケーブル81は、両端の連結部84,85の間の部分が例えばゴムや塩化ビニール等の可撓性のチューブに通されており、連結部84,85の近傍部に設けた取り付け部82,83が、それぞれ支持部材48、及び荷箱10の左側の固定壁13aの外壁面に設けられた支持部材86,87に固定されて荷箱10に取り付けられている。ケーブル81の一端の連結部84は図7に示すように上部ロック装置50のトリガープレート52の操作部61に連結され、他端の連結部85は図10に示すように操作レバー70の基端部に連結されている。
また、ケーブル81は、図7に示したように上部ロック装置50との連結部84から支持部材48の内部を通って荷箱10の左側の固定壁13aの上部に導出され、固定壁13aの上縁の枠体に設けた孔88を通して下方に導かれる。そして、図10に示したように操作レバー70との連結部85に至るように這い回される。ケーブル81の途中部分は、適当な間隔で図示しないガイド部材により支持されている。
操作レバー70は、図10に示すようにピン71を介して荷箱10の左側の固定壁13aの外壁面に対して回動自在に支持されており、車両前後方向に沿った鉛直面内を回動する。この操作レバー70は、上部ロック装置50のロックプレート51及びトリガープレート52がロック位置にあるとき、ほぼ水平な姿勢となるようにしてある。
このように上部ロック装置50を構成することで、上部ロック装置50のロック時、図10中に実線で示された操作レバー70を二点差線で示したように上方に操作すると、ケーブル81を介して上部ロック装置50のトリガープレート52の操作部61が左に引っ張られる。すなわち、先に図9で説明したように矢印A方向の外力がトリガープレート52の操作部61に作用し、上部ロック装置50が解除状態に移行する。反対に、解除状態の上部ロック装置50が、中間扉7aのピン26に付勢されてロック状態に移行したら、トリガープレート52の操作部61によりケーブル81が引っ張られ、それにより操作レバー70が水平な姿勢に戻る。勿論、中間扉7aのピン26に付勢された場合でなくとも、操作レバー70を下方に操作して水平な状態とすることで、上部ロック装置50をロック状態に移行させることもできる。
なお、ロック解除時に操作レバー70に対して何らかの下向きの外力が加わって意図せずして上部ロック装置50がロック状態に移行することがないように、ロック解除時に操作レバー70の姿勢を保持する保持手段72(図10参照)が設けられている。保持手段72は、操作レバー70に設けたブラケット73、このブラケット73の上方に位置するように固定壁13aの外壁面に設けたブラケット74、ブラケット74に懸架したフック75からなり、ロック解除の位置にある操作レバー70のブラケット73に丁度フック75が掛けられるように構成されている。
上記構成のダンプカーの中間扉7a,7bのロック/ロック解除の操作手順を簡単に説明する。
まず、中間扉7a,7bを閉止位置でロックする場合、まず、中間扉7a,7bが開放状態で荷箱10の左右の固定壁13a,13bに固定されていれば中間扉7a,7bの拘束を解き、中間扉7a,7bを閉止位置に回動させる。このとき、本実施の形態では右側の中間扉7bが先に閉止位置に到達するように中間扉7a,7bを閉める。これにより、前述したように左側の中間扉7aのピン26が上部ロック装置50に拘束され、左側の中間扉7aのストッパプレート23(図4参照)により右側の中間扉7bが拘束される。これにより、中間扉7a,7bが上部ロック装置50によって閉止位置で拘束された状態となる。
次に、例えば図5において、下部ロック装置30の操作レバー45を下向きに操作し、フック31を中間扉7aのピン24に係止させる。これにより、中間扉7a,7bは下部ロック装置30によっても閉止位置で拘束される。
一方、中間扉7a,7bの拘束を解く場合、例えば図1において、操作レバー45,70をともに上方に操作し、下部ロック装置30、上部ロック装置50をロック解除状態に移行させる。操作レバー45,70はどちらを先に操作しても良いし同時に操作しても良い。これにより中間扉7a,7bの拘束が解かれる。さらに前室8の積荷をダンプ排出する場合等に必要であれば、中間扉7a,7bを開放状態で荷箱10の固定壁13a,13bに固定する。中間扉7a,7bがフリーな状態でダンプ排出を行うこともできる。
本発明によれば、中間扉7a,7bを横開き構造としたことにより、中間扉7a,7bを開放したときには中間扉7a,7bが閉止位置から退避するので、固定壁13a,13bの間の開放された空間を通して後室9から前室8へ荷物を積み込むことができる。したがって、前室8への荷物の積み込みや前室8からの荷物の運び出しの際に荷物を高く上げる必要がなく、作業者の労力を軽減することができる。
また、中間扉7a,7bが閉止位置から退避するので、前室8の積荷をダンプ排出する場合にも、荷箱上部に仕切り板が留まる下開き式の構成に比べて固定壁13a,13bの間の空間を広く開放することができ、前室8に分別して積載した積荷の排出性を向上させることができる。また、前室8を開閉する際、着脱式の仕切り板のような仕切り板の着脱や荷箱への積み下ろしの作業も不要であり作業性も良い。
また、本実施の形態の場合、中間扉7a,7bのロック手段として下部ロック装置30と上部ロック装置50の2つの手段を備えているので、走行中の振動等で万一いずれかのロックが解除されてしまっても、残ったもう一方のロック装置によりロック状態が維持されるので、高い安全性を確保することができる。
さらに、両ロック装置30,50は、地上で操作レバー45,70を操作するのみで解除状態に移行させられるので、中間扉7a,7bの拘束を解除する操作も極めて容易である。中間扉7a,7bを閉止するときも、中間扉7a,7bを閉じるだけで、中間扉7aの付勢力により上部ロック装置50がロック状態に移行するので、この操作も極めて容易である。そして、このように上部ロック装置50で中間扉7a,7bが拘束されていれば、下部ロック装置30によって中間扉7aをロックすることも容易である。
仮に、上部ロック装置50を省略し下部ロック装置30のみで中間扉7a,7bを拘束する構成とした場合、中間扉7a,7bが所定の閉止位置に留まっていなければ下部ロック装置30で中間扉7aを拘束することができない。しなしながら、地面の斜度、前室8の積荷の安定性等によっては中間扉7a,7bが後室9側に付勢され、何らかの方法で押えておかないと中間扉7a,7bを閉止位置に止めておくことができない場合もある。小型のダンプカーであれば、地上から中間扉7aを押えつつ下部ロック装置30を操作できる場合があるかもしれないが、中型以上のダンプカーではそのようなことも難しく、作業者が一人しかいない場合に中間扉7a,7bを拘束することが困難な場合も生じ得る。
その点においても、本実施の形態によれば中間扉7a,7bを閉じるだけで上部ロック装置50により中間扉7a,7bをロックし閉止位置で保持することができるので、下部ロック装置30による中間扉7a,7bの操作も極めて容易であり、作業者が単独で操作することも容易である。
さらに、両ロック装置30,50は、前述した通り操作レバー45,70を重力方向に操作した場合にロックされるようになっており、操作レバー45,70に走行中の振動が伝わる等しても両ロック装置30,50のロックは解除され難く、中間扉7a,7bが不意に開放され難いように配慮されている。また、仕切り板が2枚の中間扉7a,7bにより観音開き構造に構成されているので、一枚扉に比べて各中間扉7a,7bの旋回半径が小さく抑制されることもメリットである。
なお、以上においては、中間扉7a,7bを下部ロック装置30と上部ロック装置50のダブルロックで拘束する場合を例に挙げて説明したが、いずれか一方で所望の拘束力が確保されればいずれか一方を省略しても構わない。また、左側の中間扉7aをロックする場合を例に挙げて説明したが、右側の中間扉7bをロックする構成としても良いし、必要であれば左右の中間扉7a,7bの双方をロックする構成とすることもできる。操作レバー45,70についても荷箱10の左側でなく反対側に設けても良い。
また、下部ロック装置30及び上部ロック装置50の構成も上記実施の形態に例示した構成に限定されず、公知の構成のロック装置の類であれば適宜適用可能である。さらに、荷箱10の後部扉12a,12bを横開き式の開閉扉としたが、ニーズがあれば下開き式の煽戸に代えることもできる。また、積荷を後方にダンプ排出するダンプカーに本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、いわゆる三転ダンプにも本発明は適用可能である。また、荷箱10を前室8と後室9の2部屋に仕切り分けた場合を例示したが、中間扉7a,7bの組を追加して荷箱を前後方向にさらに細かく仕切り分けることも可能である。
ここで、仕切り板を2枚の中間扉7a,7bで観音開き構造に構成したが、水平に回動する横開き式の一枚扉にしても良い。後部扉12a,12bについても同様である。この場合、荷箱10の左右いずれかの固定壁13a,13bに近接した位置に上部ロック装置50を設けることができる。したがって、図11に示したように、上方から見て、ガイド部材22aの後方にガイド部材22aの車幅方向に寸法に収まるように上部ロック装置50を設けることも可能である。その結果、支持部材48も片持ち梁構造にしてガイド部材22aよりも荷箱10の内側に突出しない程度に短縮することができる。図11のような構成によれば、荷箱10の上方に支持部材48を掛け渡す必要がないので、一枚ものの中間扉7を開放すれば、荷箱10の固定壁13a,13bの間の空間はもちろん、それより上方にも障害物がないので、前室8に対する荷物の搬入・搬出の作業性、前室8の積荷のダンプ排出による排出性がさらに向上する。
また、一枚開きの中間扉7を用いる場合、扉の上下に限らず、中間高さでのロックも可能である。荷箱10の固定壁13a又は13bに外側からピンを貫通させて中間扉7を拘束する方法もあるが、図12のようにドアノブのラッチのような構成のロック装置90を荷箱10の前後方向に沿った固定壁(図12では左側の固定壁13a)内に設け、先端のラッチ部91が荷箱10内に臨んで閉止位置の中間扉7を拘束するようにすることも考えられる。図12は図7や図11と同方向から見た固定壁13aの部分断面図である。
図12に例示したロック装置90は、ハウジング92と、このハウジング92内で車幅方向に進退するロックユニット93と、このロックユニット93を荷箱10の内側に付勢するスプリング94と、ロックユニット93を荷箱10の内部から退避させた状態で保持するロック解除保持機構95とを備えている。
ロックユニット93は、閉止位置にある中間扉7を係止する上記ラッチ部91と、ハウジング92の端壁92aに通されたロッド部96と、端壁92aを挟んでロッド部96の車幅方向外側に連結したブラケット部97を有している。ラッチ部91の先端は車幅方向内側に向かって前方に傾斜するように形成されている。ラッチ部91の荷箱10の内側への突出量は、ブラケット部97が端壁92aに当接することで制限されている。スプリング94は、ハウジング92の端壁92aとラッチ部91との間に挟持されている。
これにより、閉止位置に向かう中間扉7の左端部がラッチ部91の先端の傾斜部に干渉すると、ラッチ部91が車幅方向外側に押し退けられ、中間扉7がラッチ部91を越えたらスプリング94の付勢力によりラッチ部91が復帰して中間扉7が閉止位置で拘束される。
ロック解除保持機構95は、ロックユニット93のブラケット部97にピン98を介して回動可能に連結された操作レバー99と、この操作レバー99のロッド部に突設したガイドピン100と、このガイドピン100をガイドするガイド溝101を有するガイドプレート102を備えている。操作レバー99は、荷箱10の車幅方向外側(左側)に露出している。ガイド溝101は、詳細には図示していないが車幅方向に延びる部分と、その左端部から上下に延びる部分を有するL字型又はT字型の形状をしている。
これにより、操作レバー99を荷受台8の幅方向外向きに操作すれば、ロックユニット93全体が車幅方向外側に移動し、その状態でガイド溝101にガイドピン100を掛ければ、ラッチ部91が固定壁13a内に退避した状態を維持することができ、閉止位置にあった中間扉7を解放することができる。
また、以上においては、開放状態にある中間扉を閉止状態に持って行くために通常は作業者が荷箱10に上がるが、予め中間扉を閉止位置に向かって付勢する手段を設けることも考えられる。この場合、例えば中間扉にロープを取り付けておき、荷箱10の外部からロープを引っ張って中間扉を閉止位置に戻すこともできる。閉止位置に戻したところでロープを固定すれば、上部ロック装置50がなくても下部ロック装置30により中間扉をロックすることも容易である。
中間扉の自重を利用して中間扉を閉止方向に付勢することも考えられる。この場合、例えば中間扉の回動軸(例えば図3の回動軸21a,21b)を、鉛直に対して上方に向かって僅かに前方に傾けることにより、水平な地面上では荷箱10が倒伏した状態にあるときに中間扉が自重により閉止位置方向に付勢される。その他、中間扉のヒンジ(例えば図3のヒンジ20a,20b)にバネを仕込み、中間扉を閉止方向に付勢することも考えられる。
本発明の一実施の形態に係るダンプカーの全体構成を表す側面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーの全体構成を表す平面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた中間扉の背面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた中間扉の一部を断面で表して下方から見た図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた下部ロック装置近傍の側面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた下部ロック装置近傍の背面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた上部ロック装置の取り付け構造を表した平面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた上部ロック装置の概略構成を表した平面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた上部ロック装置の概略構成を表した平面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーに備えられた上部ロック装置の操作レバー近傍の荷箱の側面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーの一変形例に備えられた上部ロック装置の取り付け構造を表した平面図である。 本発明の一実施の形態に係るダンプカーの他の変形例に備えられたロック装置近傍の構造を表した水平断面図である。
符号の説明
1 運転席
2 車体枠
10 荷箱
12a,b 後部扉
13a〜c 固定壁
7a,b 中間扉
24,26 ピン
31 フック
30 下部ロック装置
45 操作レバー
48 支持部材
50 上部ロック装置
51 ロックプレート
70 操作レバー

Claims (8)

  1. 運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成する後部扉を有するダンプカーにおいて、
    前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、
    前記閉止位置にある中間扉を前記荷箱に対して固定し拘束するロック手段と、
    このロック手段に連動し前記ロック手段を解除して前記中間扉の拘束を解く操作手段と
    を備えたことを特徴とするダンプカー。
  2. 運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成し水平方向に回動する横開き式の開閉扉を有するダンプカーにおいて、
    前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、
    この中間扉の外周部に設けた扉側係止手段と、
    前記荷箱に設けられ前記扉側係止手段に係脱可能な手段であって、前記扉側係止手段を解放する解除位置にあるとき、閉方向に動作する前記中間扉に付勢されて前記扉側係止手段を拘束するロック位置に移行する荷箱側係止手段と、
    前記荷箱の外側に設けられ、前記荷箱側係止手段に連動し前記ロック位置にある前記荷箱側係止手段を前記解除位置に移行させる操作手段と
    を備えたことを特徴とするダンプカー。
  3. 請求項2のダンプカーにおいて、前記荷箱側係止手段は、支持部材を介して前記荷箱の上部に設けられていることを特徴とするダンプカー。
  4. 運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成し水平方向に回動する横開き式の開閉扉を有するダンプカーにおいて、
    前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、
    この中間扉の下部に設けた第1係止手段と、
    前記荷箱に設けられ、前記荷箱の床面に出入りして前記中間扉が閉止位置にあるときに前記第1係止手段に係脱可能な第2係止手段と、
    前記荷箱の外側に設けられ、前記第2係止手段に連動し前記第2係止手段を前記第1係止手段に係脱させる操作手段と
    を備えたことを特徴とするダンプカー。
  5. 運転席、この運転席の後部に連設した車体枠、この車体枠上に傾動可能に設けた荷箱、及びこの荷箱の後部壁面を構成し水平方向に回動する横開き式の開閉扉を有するダンプカーにおいて、
    前記荷箱の前後方向に沿った側壁に対し水平方向に回動可能に設けられ、閉止位置にあるときに前記荷箱の容積空間を前後に区画する横開き式の中間扉と、
    この中間扉の上部に設けた扉側係止手段と、
    支持部材を介して前記荷箱の上部に設けられ前記扉側係止手段に係脱可能な手段であって、前記扉側係止手段を解放する解除位置にあるとき、閉方向に動作する前記中間扉に付勢されて前記扉側係止手段を拘束するロック位置に移行し前記扉側係止手段を拘束した状態を維持する荷箱側係止手段と、
    前記荷箱の外側に設けられ、前記荷箱側係止手段に連動し前記ロック位置にある前記荷箱側係止手段を前記解除位置に移行させる操作手段と、
    前記中間扉の下部に設けた第1係止手段と、
    前記荷箱に設けられ、前記荷箱の床面に出入りして前記中間扉が閉止位置にあるときに前記第1係止手段に係脱可能な第2係止手段と、
    前記荷箱の外側に設けられ、前記第2係止手段に連動し前記第2係止手段を前記第1係止手段に係脱させる操作手段と
    を備えたことを特徴とするダンプカー。
  6. 請求項1〜5のいずれかのダンプカーにおいて、前記中間扉が、左右二枚の扉からなる観音開き構造であることを特徴とするダンプカー。
  7. 請求項1〜5のいずれかのダンプカーにおいて、前記中間扉が、一枚扉であることを特徴とするダンプカー。
  8. 請求項1〜7のいずれかのダンプカーにおいて、前記操作手段を重力方向に操作した場合に対応の係止手段がロック位置に移行することを特徴とするダンプカー。
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