JP2008264442A - ゴルフ練習用クラブ - Google Patents

Abstract

【課題】クラブを振ったとき大きな慣性モーメントが得られるゴルフ練習用クラブを提供する。
【解決手段】グリップ１の先端に重り５を取り付けたゴルフ練習用クラブにおいて、グリップ１の先端部と重り５とを圧縮コイルスプリング４を介して連結した。グリップ１の延長線と圧縮コイルスプリング４の軸線とのなす角度を５０度から７０度とする。
【選択図】図１

Description

本発明は室内でも使用できるゴルフ練習クラブに関する。

従来のゴルフ練習クラブとして、シャフトの長さを短くしてシャフト端部に重りを固定したものがある（例えば特許文献１）。
また、シャフトに板ばねを使用し先端に重りを固定したものがある（例えば特許文献２）。
特開２００１−３５３２４７号公報 実公昭６１−９６５３号公報

しかしながら上述の双方の従来技術においては、シャフト軸のほぼ延長線上に重りがあるため、クラブを振ったときの大きな慣性モーメントが得られなかった。

本発明は、上記の課題を解決するために、グリップの先端に重りを取り付けたゴルフ練習用クラブにおいて、グリップの先端部と重りとをコイルスプリングを介して連結したものである。

また、グリップの延長線とコイルスプリングの軸線とのなす角度を５０度から７０度とする。

本発明によれば、きわめてコンパクトながら、コイルスプリングを介して、シャフト軸より重り（ヘッド）が離れているため、少し振るだけでもコイルスプリングの変形で、図１矢印Ｂの方向と、図２矢印Ｃの方向に重りが移動するので大きな慣性モーメントが得られて腕関節の強化、スムーズなリストターンの体得ができる。

また、グリップの延長線とコイルスプリングの軸線とのなす角度を、実際のゴルフクラブのライ角に相当する５０度から７０度としたために実際のクラブ相当の違和感のないフィーリングが得られる。

図１は本発明に関わる正面図であり、図２は同側面図である。
これによると弾力のある、たとえばゴムのようなグリップ１を金属、その他ＦＲＰのような強度に優れたシャフト２の一端に取り付ける。シャフト２の他端には固定具３が固定される。なおシャフト２の長さは実際のクラブシャフトよりも十分に短く、室内でも振れることができる程度の短尺とする。

その固定具３には、圧縮コイルスプリング４の一端を取り付け、その他端には重り５を取り付ける。シャフト２の軸の延長線と圧縮コイルスプリング４の軸線とは所定の角度Ａを形成する。その角度Ａは、実際のゴルフクラブのライ角と略等しい５０度から７０度とする。重りは、所定の重さを得るため、材質として金属、樹脂等を使うことが出きる。また、ヘッド５の内部を空洞にした構造も可能で、中に金属の球や粒子、或いは液体等を注入してヘッド重量を変化させることも可能となる。

この実施例において、ヘッドに相当する重り５はカエルの頭の形状として見た目の楽しさを提供しており、他のキャラクターでも良い。

スプリング４は、スイングした場合にスプリング４の変形による適度な反動とスイング感覚を得る作用を有する。

圧縮コイルスプリングの代わりに引っ張りコイルスプリングでも良い。
グリップ１は、芯に金属又は木材或いはＦＲＰ等の強度に優れた円形のシャフト２にゴムまたは樹脂等により弾力性を持った材質を接着して構成しているが、ゴルフクラブ用の一般市販品のグリップを装着しても差し支えない。

本発明によるゴルフ練習用クラブの正面図 同側面図

符号の説明

１ グリップ
２ シャフト
３ 支持部
４ 圧縮コイルスプリング
５ 重り

Claims (2)

1. グリップの先端に重りを取り付けたゴルフ練習用クラブにおいて、グリップの先端部と重りとをコイルスプリングを介して連結したことを特徴とするゴルフ練習用クラブ。
2. グリップの延長線とコイルスプリングの軸線とのなす角度を５０度から７０度としたことを特徴とする請求項１記載のゴルフ練習用クラブ。

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