JP2008262747A - 除電装置の放電部材清掃装置および除電装置 - Google Patents

除電装置の放電部材清掃装置および除電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ブラシ等の清掃部材を用いて放電針等の放電部材を清掃する除電装置の放電部材清掃装置において、除電装置が稼動するときにおける清掃部材と放電部材との接触を防止する。
【解決手段】所定の経路に沿って移動し、前記経路の途中で除電装置1の放電部材9に接触して放電部材9を清掃する清掃部材3と、前記清掃をするとき以外の場合、弾性体11で付勢することによって前記経路から離れた位置に清掃部材3を退避させておく付勢退避手段5とを有する除電装置1の放電部材清掃装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、除電装置の放電部材清掃装置および除電装置に係り、特に、ブラシ等を用いて放電部材の清掃をするものに関する。
放電方式として針式放電を用いた除電装置では、放電針に高電圧を印加して放電するようになっているが、長い時間稼動することにより放電針が汚れて放電が阻害され除電性能が低下する場合がある。
そこで、従来、アクチュエータを用いてブラシを移動し除電装置の放電針を清掃する構成の除電装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
特開2002−43092号公報
ところで、前記従来の清掃方式では、ブラシが放電針から離れていても、ブラシの移動経路の途中に放電針が存在しているので、アクチュエータの故障等によって、ブラシと放電針とが接触した状態でブラシが移動しなくなるおそれがある。
除電装置の故障を防ぐためには、ブラシと放電針とが確実に離れている状態で放電針に電圧を印加し、除電装置を稼動させることが重要である。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、ブラシ等の清掃部材を用いて放電針等の放電部材を清掃する除電装置および除電装置の放電部材清掃装置において、除電装置が稼動するときにおける清掃部材と放電部材との接触を防止することができるものを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、所定の経路に沿って移動し、前記経路の途中で除電装置の放電部材に接触して前記放電部材を清掃する清掃部材と、前記清掃をするとき以外の場合、弾性体で付勢することによって前記経路から離れた位置に前記清掃部材を退避させておく付勢退避手段とを有する除電装置の放電部材清掃装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の除電装置の放電部材清掃装置において、前記清掃部材は、ブラシで構成されており、前記ブラシの毛の延伸方向から見ると、前記毛が設けられている領域は、所定の一方向に比べて前記所定の一方向に対して直交する他の所定の一方向で距離が長くなっており、前記ブラシが前記放電部材に接触する場合、前記ブラシは、前記ブラシの毛の延伸方向とほぼ直交する方向に移動するようになっていると共に、前記ブラシの移動方向と前記領域の所定の一方向とがお互いにほぼ一致している除電装置の放電部材清掃装置である。
請求項3に記載の発明は、一方の端部に空気取り入れ用の入口側開口部が設けられ、他方の端部に空気吐出用の出口側開口部が設けられている筐体と、前記入口側開口部から空気を取り入れて前記出口側開口部から空気を吐出するために、前記筐体の内部に設けられたファンと、先端部が尖った柱状に形成され、前記ファンによる空気の流れ方向に延びている所定の軸から所定の距離だけ離れて前記筐体の内部で前記ファンと前記出口側開口部との間に設けられていると共に、長手方向が前記所定の軸の延伸方向と直交し先端部が前記軸側を向くようにして、前記筐体に一体的に設けられている放電針と、前記出口側開口部に設けられたガード部材と、円柱状の貫通孔を備え、この貫通孔の中心軸が前記所定の軸の延伸とほぼ一致するようにして前記ガード部材に一体的に設けられているブラシ支持部材と、円柱状のスライド部材と、このスライド部材の長手方向と直交する方向に延びているアーム部材とを備えて「L」字状に構成され、前記アーム部材が、前記筐体の内部で前記ファンよりも前記空気の流れの下流側に位置し、前記スライド部材が前記ブラシ支持部材に対して回転すると共に前記所定の軸の延伸方向で移動するようにして前記スライド部材が前記ブラシ支持部材の貫通孔に係合し、前記ブラシ支持部材に設けられているブラシ本体部と、前記ブラシ本体部のアーム部材の先端部から、前記アーム部材の延伸方向と同方向に延びている多数の毛状の部材と、前記所定の軸の延伸方向で、前記多数の毛状の部材が前記放電針とは異なるところに位置するように前記ブラシ本体部を付勢する弾性体とを有し、前記弾性体の付勢力に逆らって前記ブラシ本体部を前記ブラシ支持部材に対して前記所定の軸の延伸方向で所定の位置まで移動し、前記所定の位置まで移動した状態で、前記ブラシ本体部を前記ブラシ支持部材に対して回転すると、前記毛状の部材が前記放電針に接触するように構成されている除電装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の除電装置において、前記アーム部材の延伸方向から見ると、前記毛状の部材が設けられている領域は、前記所定の延伸方向で長く前記所定の軸の延伸方向とは直交する方向で短い長方形状に形成されている除電装置である。
本発明によれば、ブラシ等の清掃部材を用いて放電針等の放電部材を清掃する除電装置および除電装置の放電部材清掃装置において、除電装置が稼動するときにおける清掃部材と放電部材との接触を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る除電装置1の概略構成を示す正面図であり、図2は、図1におけるII−II断面を示す図である。
除電装置1は、放電針9によって+(プラス)の電荷が帯電されている空気(プラスイオン)や−(マイナス)の電荷が帯電されている空気(マイナスイオン)を生成して吐出し、この吐出した空気を、物体にあてることで、前記物体を除電する装置であり、ブラシ3のごとき清掃部材と付勢退避手段5とを備えて構成されている。
ブラシ3は、軸CL1を中心とした円弧状のごとき所定の経路に沿って移動するように除電装置1の筐体7に設けられており、前記経路の途中で除電装置1の放電針9のごとき放電部材に接触して放電針9を清掃(掃除)するものである。
付勢退避手段5は、清掃をするとき以外の場合(すなわち、放電針9に電圧が印加され除電装置1が稼動している状態等の場合)、圧縮バネ(たとえば圧縮コイルバネ)11のごとき弾性体で付勢することによって前記経路から離れた位置(放電針9に接触しない位置;さらには、放電針9に除電のための電圧が印加されてもブラシ3との間で放電が起こらない距離だけ離れた位置)にブラシ3を退避させておくものである。
ブラシ3は、直線状の多数の毛状の部材(毛)13を備えて構成されており、ブラシ3の毛13の延伸方向(放電針9の延伸方向)から見ると、毛13が設けられている領域は、所定の一方向に比べて前記所定の一方向に対して直交する他の所定の一方向で距離が長くなっている(図2や図3(b)の寸法L1が図3(a)の寸法L3よりも長くなっている)。
ブラシ3(毛13)が放電針9に接触する場合、ブラシ3の毛13の延伸方向と放電針9の延伸方向とはほぼ平行になっており、ブラシ3の毛13は、毛13の延伸方向(放電針9の延伸方向)とほぼ直交する方向に移動(図1に示す軸CL1を中心とした円の円弧上を移動)するようになっており、また、ブラシ3の毛13の移動方向と前記領域の所定の一方向(図3(a)の寸法L3の方向)とがお互いにほぼ一致している。
なお、放電針9は、基端部側が柱状に形成されており、先端部側が尖っている。たとえば、基端部側が円柱状に形成されており、先端部側が円錐状に形成されている。また、ブラシ3の毛13が放電針9に接触する場合、ブラシ3の毛13や放電針9の延伸方向では、毛13の先端部側の部位が放電針9の先端部側の部位に接触して、放電針9の先端部側の部位を清掃するようになっている。
除電装置1についてより詳しく説明する。
除電装置1の筐体7の一方の端部には、空気取り入れ用の入口側開口部15が設けられており、筐体7の他方の端部には、空気吐出用の出口側開口部(入口側開口部15で取り入れられた空気を吐出する開口部)17が設けられている。
なお、筐体7の外形は直方体状に形成されている。筐体7の殻(外皮)を形成する部材は、薄い金属板等の部材で構成されている。したがって、筐体7の内部には直方体状の空間が形成されている。入口側開口部15は、筐体7の外皮に形成された円形状の貫通孔で構成されており、出口側開口部17も、筐体7の外皮に形成された円形状の貫通孔で構成されている。なお、入口側開口部15が形成されている外皮と出口側開口部17が形成されている外皮とは、お互いが平行になって対向している。また、各開口部15、17をお互いに結ぶ方向(筐体7の奥行き方向;図1紙面に直交する方向)から見ると、各開口部15、17はお互いがほぼ重なっている。
入口側開口部15には、フィルター19が設けられている。フィルター19は、筐体7に一体的に設けられ、筐体7に対して着脱自在になっている。
筐体7の内部にはファン21が設けられており、このファン21を稼動することにより、入口側開口部15から筐体7内に空気が取り入れられ、この取り入れられた空気が出口側開口部17から吐出するようになっている。すなわち、入口側開口部15から取り入れられた空気は、筐体7の内部で入口側開口部15から出口側開口部17に向かって流れ(図2の右から左に向かって流れ)、出口側開口部17から吐出されるようになっている。
放電針9は、前述したように先端部が尖った柱状に形成されている。また、放電針9は、軸CL1から所定の距離だけ離れて筐体7の内部でファン21と出口側開口部17との間に設けられている。軸CL1は、ファン21による空気の流れ方向(入口側開口部15と出口側開口部とをお互いに結ぶ方向;筐体7の奥行き方向)に延びている軸であって、円形状の入口側開口部15の中心や出口側開口部17の中心を通って延びている軸(ファン21による空気の流れのほぼ中央部に位置している軸)である。
放電針9と軸CL1との間の距離は、各開口部15、17の半径よりも僅かに小さい距離になっている。また、放電針9の長手方向が軸CL1の延伸方向と直交していると共に、放電針9の先端部が軸CL1側を向くようにして、絶縁体23を介し放電針9が筐体7に一体的に設けられている。
なお、放電針9は、たとえば、一対もしくは複数対設けられている。そして、図示しない回路によって一方の放電針に+の電圧(−の電圧)が印加され、図示しない回路によって他方の放電針に−の電圧(+の電圧)が印加されるようになっている。すなわち、+の電圧と−の電圧を切り換えて各放電針に印加するようになっている。
除電装置1では、2対の放電針(4つの放電針)9A、9B、9C、9Dが設けられており、各放電針9A、9B、9C、9Dは、軸CL1を中心にして描かれる円(半径が各開口部15、17の半径よりも僅かに小さい円)の円周上であって前記円周をほぼ4等配する位置に設けられている。そして、お互いが対向している2つの放電針9A、9Bに+の電圧(−の電圧)が印加されるときには、他の2つの放電針9C、9Dに−の電圧(+の電圧)が印加されるようになっている。
出口側開口部17には、格子状のガード部材25が設けられている。このガード部材25は、出口側開口部17からオペレータの手や指が筐体7の内部に入り込むことを防止するために筐体7に一体的に設けられている。また、ガード部材25は、アースされている筐体に導通している。
ガード部材25には、ブラシ支持部材27が一体的に設けられている。ブラシ支持部材27は中央部に円柱状の貫通孔29を備えており、この貫通孔29の中心軸が軸CL1とほぼ一致するようにしてガード部材25に一体的に設けられている。
さらに説明すると、ブラシ支持部材27は、長方形状で板状の部位31とこの板状の部位31の中央部に位置している円筒状の部位33とで構成されている。長方形状で板状の部位31がガード部材25の外側でガード部材25に一体的に設けられており、円筒状の部位33が、筐体7(ガード部材25)からさらに離れた側(ファン21による空気の流れの下流側)に位置している。
ブラシ本体部35は、円柱状のスライド部材37とつまみ部材39とアーム支持部材41とアーム部材43とを備えて「L」字状に構成されている。つまみ部材39は、スライド部材37よりも大きな外径で円錐台状に形成されスライド部材37の長手方向の一端部(図2の左側)でスライド部材37に一体的に設けられている。
アーム支持部材41は、たとえば、円筒状に形成されており、スライド部材37よりも大きな外径で、スライド部材37の長手方向の他端部側(図2の右側)でスライド部材37に嵌合してスライド部材37に一体的に設けられている。
アーム部材43は、基端部側がアーム支持部材41に一体的に設けられ、軸CL1と直交する方向(スライド部材37の長手方向と直交する方向)に延びている。
つまみ部材39が筐体7の外側(ブラシ支持部材27よりも外側;ファン21による空気の流れの下流側)に位置し、アーム支持部材41とアーム部材43とが、筐体7の内部でファン21よりも空気の流れの下流側(つまみ部材39よりも空気の流れの上流側)に位置し、スライド部材37がブラシ支持部材27に対して回転すると共に軸CL1の延伸方向で移動するようにして、スライド部材37がブラシ支持部材27の貫通孔29に係合している。そして、ブラシ本体部35が、ブラシ支持部材27に支持され設けられている。なお、ブラシ本体部35の中心軸と軸CL1とは一致している。
ブラシ本体部35のアーム部材43の先端部には、ブラシ3の毛13が設けられている。多数本の毛13は、アーム部材43の先端部から離れるようにして、アーム部材43の延伸方向と同方向に延びている。
スライド部材37の外周部であって、ブラシ支持部材27とアーム支持部材41との間には、圧縮コイルバネ11が設けられている。この圧縮コイルバネ11により、ブラシ本体部35が図2の右側に付勢されているが、つまみ部材39がブラシ支持部材27に当接しているので、ブラシ本体部35と毛13とが(ブラシ3が)、筐体7や放電針9に対して図2に示す位置よりも右側には移動しないようになっている。
このようにして、ブラシ本体部35と毛13とが、筐体7や放電針9に対して図2に示すように最も右側に位置している状態では、軸CL1の延伸方向で、毛13が放電針9とは異なるところに位置している。すなわち、図2や図3(b)に示す距離L5だけ、放電針9と毛13とが離れており、軸CL1を中心にしてブラシ本体部35が回転しても、毛13は放電針9に接触しないようになっている。
そして、圧縮コイルバネ11の付勢力に逆らって、オペレータがつまみ部材39を引っ張って図2の左方向に移動させると、ブラシ本体部35と毛13とが、図2の左方向に移動し所定の位置でまで達するようになっている。前記所定の位置まで移動した状態で、つまみ部材39を介してオペレータがブラシ本体部35を、軸CL1を中心にしてブラシ支持部材27に対して回転すると、毛13が放電針9に接触するようになっている。
なお、前述したように、アーム部材43の延伸方向(毛13の延伸方向)から見ると、毛13が設けられている領域は、軸CL1の延伸方向で長く軸CL1の延伸方向とは直交する方向(軸CL1を中心にした毛13の公転方向)で短い長方形状に形成されている。
また、除電装置1には、毛13が放電針9に接触するような前記所定の位置にブラシ本体部35を停止させるためのストッパー(たとえば、図5に示すような円筒状のストッパー)41Aが設けられている。
ところで、ブラシ本体部35を、軸CL1を中心にして回転させ、各放電針9にブラシ3の毛13が接触する場合、軸CL1の延伸方向において、ブラシ3の毛13の位置が変化するようにしてもよい。
たとえば、図5に示すように、ブラシ支持部材27に突起27Aを設け、ストッパー41Aの端面41Bに、突起27Aと接触する正面カムを形成し、ストッパー41Aの端面41Bと突起27Aとを接触させておいて、ブラシ本体部35を軸CL1を中心にして回転したときに、この回転に伴って、軸CL1の延伸方向で毛13の位置が変化するようになっていてもよい。
このように毛13の位置が変化することにより、各放電針9A、9B、9C、9Dに接触する毛13の部位が変化し、より的確に各放電針9A、9B、9C、9Dを掃除することができる。
なお、除電装置1では、ブラシ支持部材27とアーム支持部材41との間に圧縮コイルバネ11が設けられているが、ブラシ支持部材27とアーム支持部材41との間に両者間の距離が小さくなるような引っ張りバネ(たとえば引っ張りコイルバネ)を設けてもよい。そして、除電装置1が稼動するときには、ブラシ3の毛13が放電針9の下流側(空気の流れの下流側;図2の左側)に位置するようにしてもよい。さらには、ブラシ本体部35とファン21の筐体との間にコイルバネ等の弾性体を設けた構成であってもよい。
次に、除電装置1の放電針9を清掃する場合について説明する。
まず、除電装置1が稼動しているときには、図3(b)に示すように、圧縮コイルバネ11により付勢されて、ブラシ3の毛13が、距離L5だけ放電針9から離れているものとする。
除電装置1の放電針9を清掃する場合には、オペレータが除電装置1の稼動を停止する。続いて、つまみ部材39を図2の左方向に引っ張り、図3(b)に示すように、ブラシ3の毛13が、放電針9と干渉可能なところに位置させ、ブラシ3の毛13を図4(a)にリング状の範囲で示す領域A1で回転移動し放電針9に接触させて放電針9を掃除する。
清掃終了後につまみ部材39から手を離せば、圧縮コイルバネ11により付勢されて、ブラシ3の毛13が、距離L5だけ放電針9から離れる。この後、再び除電装置1を稼動させる。
除電装置1によれば、放電針9を清掃するとき以外の場合、圧縮コイルバネ11で付勢することによって経路(図4に示すような円形状の経路)から離れた位置にブラシ3(毛13)を退避させてあるので(図3(b)参照)、除電装置1を稼動すべく放電針9に電圧を印加する場合、圧縮コイルバネ11の付勢力でブラシ3(毛13)と放電針9とが確実に離れるようになっており、除電装置1が稼動するときにおけるブラシ3(毛13)と放電針9との接触を防止することができる。また、アクチュエータを用いることなく、圧縮コイルバネ11を用いてブラシ3(毛13)を退避させているので、装置の構成が簡素になっている。
また、除電装置1では、放電針9に対してブラシ3を移動して放電針9の掃除をしているが、ブラシ3(毛13)の移動(放電針9の掃除のための移動)方向でブラシ3(毛13)の幅が狭くなっており(図3(a)のL3参照)、ブラシ3(毛13)の移動方向と直交する方向(軸CL1の延伸方向)でブラシの幅が広くなっている(図3(b)のL1参照)ので、ブラシ3と放電針9とを接触させてブラシ3を移動するときに発生する力(毛13の移動抵抗)を小さくすることができ、たとえば放電針9に過剰な力が加わって放電針9が塑性変形するような事態を回避することができると共に、軸CL1の延伸方向でブラシ3の位置が若干ずれても、ブラシ3を放電針9に接触させ掃除を行うことができる。
また、除電装置1によれば、ブラシ本体部35のスライド部材37とブラシ支持部材27とが係合し、この1箇所の係合により、ブラシ支持部材27に対してブラシ本体部35が、軸CL1の延伸方向に移動する動作と軸CL1を中心にして回転する動作とを同時にもしくは選択的に行うことができるようになっている。したがって装置の構成が簡素化されている。
なお、除電装置1では、ブラシ3を放電針9に対して移動して退避させているが、放電針9をブラシ3に対して移動して退避させるように構成してもよい。
本発明の実施形態に係る除電装置1の概略構成を示す正面図である。 図1におけるII−II断面を示す図である。 除電装置1の稼動時の状態を示す図である。 除電装置1の清掃時の状態を示す図である。 除電装置1の変形例を示す図である。
符号の説明
1 除電装置
3 ブラシ
5 付勢退避手段
9 放電針
11 圧縮コイルバネ
13 毛
25 ガード部材
27 ブラシ支持部材
35 ブラシ本体部
37 スライド部材
CL1 軸

Claims (4)

  1. 所定の経路に沿って移動し、前記経路の途中で除電装置の放電部材に接触して前記放電部材を清掃する清掃部材と;
    前記清掃をするとき以外の場合、弾性体で付勢することによって前記経路から離れた位置に前記清掃部材を退避させておく付勢退避手段と;
    を有することを特徴とする除電装置の放電部材清掃装置。
  2. 請求項1に記載の除電装置の放電部材清掃装置において、
    前記清掃部材は、ブラシで構成されており、
    前記ブラシの毛の延伸方向から見ると、前記毛が設けられている領域は、所定の一方向に比べて前記所定の一方向に対して直交する他の所定の一方向で距離が長くなっており、
    前記ブラシが前記放電部材に接触する場合、前記ブラシは、前記ブラシの毛の延伸方向とほぼ直交する方向に移動するようになっていると共に、前記ブラシの移動方向と前記領域の所定の一方向とがお互いにほぼ一致していることを特徴とする除電装置の放電部材清掃装置。
  3. 一方の端部に空気取り入れ用の入口側開口部が設けられ、他方の端部に空気吐出用の出口側開口部が設けられている筐体と;
    前記入口側開口部から空気を取り入れて前記出口側開口部から空気を吐出するために、前記筐体の内部に設けられたファンと;
    先端部が尖った柱状に形成され、前記ファンによる空気の流れ方向に延びている所定の軸から所定の距離だけ離れて前記筐体の内部で前記ファンと前記出口側開口部との間に設けられていると共に、長手方向が前記所定の軸の延伸方向と直交し先端部が前記軸側を向くようにして、前記筐体に一体的に設けられている放電針と;
    前記出口側開口部に設けられたガード部材と;
    円柱状の貫通孔を備え、この貫通孔の中心軸が前記所定の軸の延伸とほぼ一致するようにして前記ガード部材に一体的に設けられているブラシ支持部材と;
    円柱状のスライド部材と、このスライド部材の長手方向と直交する方向に延びているアーム部材とを備えて「L」字状に構成され、前記アーム部材が、前記筐体の内部で前記ファンよりも前記空気の流れの下流側に位置し、前記スライド部材が前記ブラシ支持部材に対して回転すると共に前記所定の軸の延伸方向で移動するようにして前記スライド部材が前記ブラシ支持部材の貫通孔に係合し、前記ブラシ支持部材に設けられているブラシ本体部と;
    前記ブラシ本体部のアーム部材の先端部から、前記アーム部材の延伸方向と同方向に延びている多数の毛状の部材と;
    前記所定の軸の延伸方向で、前記多数の毛状の部材が前記放電針とは異なるところに位置するように前記ブラシ本体部を付勢する弾性体と;
    を有し、前記弾性体の付勢力に逆らって前記ブラシ本体部を前記ブラシ支持部材に対して前記所定の軸の延伸方向で所定の位置まで移動し、前記所定の位置まで移動した状態で、前記ブラシ本体部を前記ブラシ支持部材に対して回転すると、前記毛状の部材が前記放電針に接触するように構成されていることを特徴とする除電装置。
  4. 請求項3に記載の除電装置において、
    前記アーム部材の延伸方向から見ると、前記毛状の部材が設けられている領域は、前記所定の延伸方向で長く前記所定の軸の延伸方向とは直交する方向で短い長方形状に形成されていることを特徴とする除電装置。
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