JP2008262603A - 電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路及び基準電圧源回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】VCCとGNDの間に、高濃度のn型ポリシリコンゲートを持つデプレッション型MOSトランジスタM2と低濃度のn型ポリシリコンをゲートに有するデプレッション型MOSトランジスタM1を直列に接続する。MOSトランジスタM2のゲートとソースを結線し(定電流結線:VGS2=0)。MOSトランジスタM2のゲートとソースの結線部にゲートを、VCCにドレインを、MOSトランジスタM1のゲートにゲートをそれぞれ接続したn型チャネルMOSトランジスタM3を設ける。MOSトランジスタM1のゲートの電圧がVPTAT=UTln(Ng2/Ng1)となる。
【選択図】図7
Description
ID = SIDOexp(VG/nUT){exp(-VS/UT) - exp(-VD/UT)}
ここで、VG,VS,VDは、それぞれ、基板とゲート,基板とソース,基板とドレインの間の電位差を表わし、Sは実効的なチャネル幅Wとチャネル長Lの比(Weff/Leff)、ID0はプロセステクロジーで定まる特性電流、nはスロープファクター(弱反転における立ち上がり特性)、UTは(kT/q)を表わしている。ここで、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qはキャリア(電子)の電荷である。
VPTAT=V1−V2=nUTln((S2I1)/(S1I2))
を得ている(参考文献AのFig.4参照)。
Vbe+V1=V2+Vo
であるから、出力Voは、
Vo=Vbe+(V1−V2)=Vbe+VPTAT
となる。第1項のバイポーラトランジスタのベースエミッタ電圧Vbeは絶対温度に対して負の温度特性を有し、第2項のVPTATは正の温度特性を有するので、それらを加算した出力電圧Voはフラットの温度特性を有する。
Vo=VPTAT=UTln(1+Sb/Sa)
を得ている(参考文献CのFig.7参照)。参考文献AおよびCのいずれのVPTAT出力も、UT=(kT/q)に比例した出力となる。
VR=VG1−VG2=△VG+UTln(ID1S2/ID2S1)
とシリコンのバンドギャップ△VGとVPTATのUTln(ID1S2/ID2S1)を得る。
△VG=△VG0−αmT
であることから、
αmT=UTln(ID1S2/ID2S1)
として、温度に依存しない電圧
VR=△VG0=1.20V
を得ている(参考文献DのFig.9参照)。
I≦((n-1)/e2)SμCoxUT 2
を満たさなければならない。ここで、nはスロープファクタ、Sは実効的なチャネル幅Wとチャネル長Lの比(Weff/Leff)、μはチャネル内のキャリアの易動度、Coxは単位面積当たりの酸化膜の静電容量である。
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っているようにする。この場合にも、単結晶シリコンの場合同様、ゲートの不純物濃度のみで決まるVPTATが得られる。
Vt=Φms−Qf/Cox+2φf−Qb/Cox
で表わされる。ここで、φMSはゲートの仕事関数φmと基板の仕事関数φsの差、Qfは酸化膜中の固定電荷、φfは基板のフェルミレベル、Qbは反転層と基板間の空乏層内電荷、Coxは酸化膜の単位面積当たりの静電容量である。
φm=φS0+Eg/2±φf
φmの第3項φfの符号はゲートがp型なら正、n型なら負である。同じ導電型の半導体で低濃度(Ng1)と高濃度(Ng2)のゲートを持つペアトランジスタのスレッシュホールド電圧Vtの差は、ゲート材の仕事関数φmの差に等しく、さらに、同じ導電型の半導体同士であるので、フェルミレベルφfの差となり、キャリア濃度が不純物濃度に等しい場合下記数式(2)が成り立つ。
= [Eg1/2-φf(Ng1)]-[Eg1/2-φf(Ng2)]
=φf(Ng2)-φf(Ng1)
= -kT/q ln(Ng1/Ni)+kT/q ln(Ng2/Ni)
= kT/q ln(Ng2/Ng1) (2)
ここで、kはボルツマン常数、qは電子の電荷量、Tは絶対温度、Egはシリコンのバンドギャップ、Niは真性半導体のキャリア濃度である。従って、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
となり、ゲートの不純物の濃度比のみで定まるVPTATが得られる。 例えば、図5に示すように、リン濃度約1×e20/cm3の高濃度n+ゲート、リン濃度約2×e16/cm3の低濃度n+ゲートを用いると、VPTAT=0.221V(室温)が得られる。プロセスばらつきにより、高濃度n+ゲートのリン濃度が1割低くなり約9×e19/cm3、低濃度n+ゲートのリン濃度が1割高くなり約2.2×e16/cm3になった場合、VPTAT=0.216V(室温)が得られ、逆に高濃度n+ゲートのリン濃度が1割高くなり約1.1×e20/cm3、低濃度n+ゲートのリン濃度が1割低くなり約1.8×e16/cm3になった場合、VPTAT=0.227V(室温)が得られる。このように、プロセスばらつきによって、ペアトランジスタのゲートのリン濃度Ng1、Ng2が1割変動しても、VPTATの変動は数mV程度である。
Id=(β/2)(VGS−Vt)2
で表わされる。
Id1=(β1/2)(VGS1−VT1)2
Id2=(β2/2)(VGS2−VT2)2
である。
β=μ(εOX/TOX)(Weff/Leff)
の形で表わされる。ここで、μ;キャリア易動度、εOX;酸化膜の誘電率、TOX;酸化膜厚、Weff;実効チャネル幅、Leff;実効チャネル長である。
(VGS1−VT1)2=(VGS2−VT2)2
となる。VGSを適切にバイアスし、スレッシュホールド電圧Vtの差すなわちφfの差を取り出す。
n=A×Ng
と表される。ここでAは活性化率であり、1以下の定数である。Aは絶対温度の影響を受けないので、上記数式(2)は
Vt1-Vt2=kT/q ln(A2×Ng2)/(A1×Ng1)
となり、ゲートの不純物濃度の濃度比のみで定まるVPTATが得られる。
n=A×Ng−B
と表される。ここでAは活性化率、Bは、B∝(1/T)のように、絶対温度の逆数に比例する値である。したがって、数式(2)は、
Vt1-Vt2=kT/q ln(A2×Ng2-B2)/(A1×Ng1-B1)
となり、ゲートの不純物濃度比のみで定まるVPTATは得られない。
n=A×Ng
と表され、単結晶の場合と同じようにVPTATが得られる。
0.01<X<0.5
に入っていることが望ましい。
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ni)-(kT/q)ln(Ng1/Ni)=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
ここで、kはボルツマン常数、Tは絶対温度、qは電子の電荷量、Niは真性半導体のキャリア数、Ng2は高濃度ゲートの不純物濃度、Ng1は低濃度ゲートの不純物濃度であり、このペアトランジスタのスレッシュホールド電圧の差を取り出すことにより、正の温度係数を持つ電圧源VPTATを作ることができる。
VPN=(kT/q)ln(Ng2/Ni)+(kT/q)ln(Pg2/Ni)=(kT/q)ln(Ng2*Pg2/Ni2)
であり、このペアトランジスタのスレッシュホールド電圧の差を取り出すことにより、負の温度係数を持つ電圧源VPNを作ることができる。
V3=VPN+VPTAT(=Vref:基準電圧)
となる。所望の温度特性は、高濃度n型のゲート、低濃度n型のゲート、p型のゲートの不純物濃度を変えることにより任意に設定可能である。
VCC−V3=VPN+VPTAT(=Vref1:基準電圧1)
となる。
V4=(VPN+VPTAT)*R2/R1(=Vref2:基準電圧2)
となり、設定電圧を抵抗比によっても設定可能なGND基準の基準電圧源が実現できる。
VPN*R2/(R1+R2)+VPTAT
となる。
V5=(VPN*R2/(R1+R2)+VPTAT)*(R3+R4)/R4(=Vref:基準電圧)
を得る。
V4=VPN*R2/(R1+R2)+VPTAT(=Vref1:基準電圧1)
となる。
V5=(VPN*R2/(R1+R2)+VPTAT)*(R3+R4)/R4(=Vref2:基準電圧2)
を得る。
V3=VPN−(−VPTAT)=VPN+VPTAT(=Vref1:基準電圧1)
となる。所望の温度特性は、高濃度n型のゲート、低濃度n型のゲート、p型のゲートの不純物濃度を変えることにより任意に設定できる。
V3=VPN*R2/(R1+R2)+VPTAT(=Vref2:基準電圧2)
と所望の温度特性を抵抗比でも設定可能な基準電圧源ができる。
V3=VPN+VPTAT(=Vref1:基準電圧1)
となる。所望の温度特性は、高濃度n型のゲート、低濃度n型のゲート、p型のゲートの不純物濃度を変えることにより任意に設定できる。
V3=VPN*R2/(R1+R2)+VPTAT(=Vref2:基準電圧2)
となり、所望の温度特性を抵抗比でも設定可能な基準電圧源が実現できる。
V3=VPN+VPTAT(=Vref1:基準電圧1)
となる。
V2=VPN*R2/(R1+R2)+VPTAT(=Vref2:基準電圧2)
となり所望の温度特性を抵抗比でも設定可能な基準電圧源が実現できる。
V3=VPN*R2/R1+VPTAT(=Vref:基準電圧)
となる。所望の温度特性は、高濃度n型のゲート、低濃度n型、p型のゲートのゲートの不純物濃度または抵抗R1,R2を変えることにより任意に設定できる。 図26は第14実施例を説明するための図である。同図において、電界効果トランジスタM1,M2,M3,M4,M5,M6が全てn型チャネルであり、基板やチャネルドープの不純物濃度は等しく、n型基板のpウェル内に形成され、各電界効果トランジスタの基板電位はソース電位と等しくしてある。チャネル幅Wとチャネル長Lの比S=W/Lは、Sm1=Sm2,Sm3=Sm4,Sm5=Sm6である。
V4=VPN+VPTAT+VPTAT(=Vref:基準電圧)
となる。
V4=VPN+VPN+VPTAT+VPTAT(=Vref:基準電圧)
となる。
V4=VPN+VPTAT+VPTAT(=Vref:基準電圧)
となる。所望の温度特性は、高濃度n型のゲート、低濃度n型のゲート、p型のゲートの不純物濃度を変えることにより任意に設定可能である。
M2:高濃度(Ng2)のn型ポリシリコンのゲートを持つMOSトランジスタ
M3〜M7,T1,T2,Ta,Tb:MOSトランジスタ
R,R1〜R4:抵抗
A1:差動アンプ
Claims (48)
- ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとよりなり、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタはそのゲート同士が接続され、
前記第1の電界効果トランジスタのドレインとゲートとが接続され、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタの導電係数が同一とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電流が互いに等しくされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのソース電位の差が出力として取り出される構成とされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとを直列接続するとともに、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのゲート同士を接続し、
前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタのソース電圧の差を出力するものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとよりなり、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのソース同士が接続され、
前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧の差を出力するものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、前記不純物の濃度を1桁以上異ならせたことを特徴とする電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路。
- 請求項4記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、
前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタのいずれか一方の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧を0ボルトにするとともに、他方の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧を出力することを特徴とする電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが接続され、
前記第2の電界効果トランジスタが、ゲートとソースが結線されたデプレッション型の高濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
前記第1の電界効果トランジスタが、前記第2の電界効果トランジスタのソースにドレインが接続された低濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
かつ、直列に接続された第3のn型チャネル電界効果トランジスタと抵抗からなり、
該第3のn型チャネル電界効果トランジスタと抵抗の接続点に前記第1の電界効果トランジスタのゲートを接続して該第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路を有し、
前記接続点から前記第1の電界効果トランジスタのゲート電位を出力とすることを特徴とするものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続され、
前記第2の電界効果トランジスタが、ゲートとソースが結線されたデプレッション型の高濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
前記第1の電界効果トランジスタが、前記第2の電界効果トランジスタのソースにドレインが接続された低濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、かつ、
直列に接続された第3のn型チャネル電界効果トランジスタと第1の抵抗と第2の抵抗からなり、
該第3のn型チャネル電界効果トランジスタと第1の抵抗の接続点に前記第1の電界効果トランジスタのゲートを接続して該第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路を有し、
前記第1の抵抗と第2の抵抗の接続点の電位を出力とするものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続され、
前記第2の電界効果トランジスタが、ゲートとソースが結線されたデプレッション型の高濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
前記第1の電界効果トランジスタが、前記第2の電界効果トランジスタのソースにドレインが接続された低濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、かつ、
直列に接続された第3のn型チャネル電界効果トランジスタと第1の抵抗と第2の抵抗からなり、
該第1の抵抗と第2の抵抗の接続点に前記第1の電界効果トランジスタのゲートが接続され該第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路を有し、
前記第3のn型チャネルMOSトランジスタと第1の抵抗の接続点の電位を出力とするものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項7または8記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、
製造の際の拡散,成膜工程後に、前記第1の抵抗及び前記第2の抵抗の値を調整可能な手段を有することを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項6乃至9のいずれかに記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタを、p型チャネル電界効果トランジスタにしたことを特徴とする電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路。
- 請求項2乃至10のいずれかに記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのドレイン電流が等しくされたことを特徴とする電圧発生回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第3の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より低濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタと、他の導電型シリコンをゲートに有する第3の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記第3の電界効果トランジスタはゲートとドレインとが接続され、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段が設けられ、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有し、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 請求項12記載の基準電圧源回路において、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはn型のゲートを持つn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3の電界効果トランジスタはp型のゲートのエンハンスメント型でn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記前記第1及び第2の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段は前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路とされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用いた基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第2及び第3の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第3の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が一の濃度の他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタと、前記一の濃度より高い不純物濃度の前記他の導電型シリコンをゲートに有する第3の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとドレインとが接続され、
前記第3の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段が設けられ、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有し、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 請求項14記載の電界効果トランジスタを用いた基準電圧源回路において、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのエンハンスメント型でp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートをもつp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でp型チャネルの第3の電界効果トランジスタとされ、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段は前記前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路とされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用いた基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型でn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
該第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは、該ソースフォロア回路によりそのゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは、低濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを入力トランジスタとした差動アンプが構成され、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにカレントミラー回路が設けられ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのゲート間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート電位を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第2の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは、該ソースフォロア回路によりそのゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは低濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを入力トランジスタとした差動アンプが構成され、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにカレントミラー回路が設けられ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのゲート間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート電位を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
該第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは、該ソースフォロア回路によりそのゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第2の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは該ソースフォロア回路によりゲート電圧が与えられる低濃度n型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは高濃度n型のゲートのゲートとドレインを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型でn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
かつ、
前記第3の電界効果トランジスタは高濃度p型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは前記ソースフォロア回路によりゲート電圧が与えられる低濃度p型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第2の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは該ソースフォロア回路によりゲート電圧が与えられる高濃度n型のゲートのデプレッション型のn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは低濃度n型のゲートでゲートとソースを結線したn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される一の第1の電圧源回路と、不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第5及び第6の電界効果トランジスタから構成される他の第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第2の電圧源回路が、n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したn型チャネルの第1の電界効果トランジスタと、p型のゲートのエンハンスメント型でゲートとドレインを結線したn型チャネルの第2の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記一の第1の電圧源回路が、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第3の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第4の電界効果トランジスタの直列接続構成と、
前記他の第1の電圧源回路が、前記第3の電界効果トランジスタと第4の電界効果トランジスタの接続点の電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第5の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第6の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記一の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記他の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタと前記第6の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタあるいは前記第5及び第6の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3あるいは第5の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4あるいは第6の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第4及び第5の電界効果トランジスタから構成される一の第1の電圧源回路と、不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第6及び第7の電界効果トランジスタから構成される他の第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1、第2及び第3の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2及び第3の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第2の電圧源回路が、n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したn型チャネルの第1の電界効果トランジスタと、p型のゲートのエンハンスメント型でゲートとドレインを結線したn型チャネルの第2及び第3の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記一の第1の電圧源回路が、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第4の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第5の電界効果トランジスタの直列接続構成と、
前記他の第1の電圧源回路が、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの接続点の電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第6の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第7の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記一の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第6の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記他の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第6の電界効果トランジスタと前記第7の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とし、
前記第4及び第5の電界効果トランジスタあるいは前記第6及び第7の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第4あるいは第6の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第5あるいは第7の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される一の第1の電圧源回路と、不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第5及び第6の電界効果トランジスタから構成される他の第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記所定の割合が98%とされ、
前記第2の電圧源回路が、n型のゲートのエンハンスメント型でゲートとソースを結線して弱反転もしくは遷移領域で動作する定電流源を構成するn型チャネルの第1の電界効果トランジスタと、p型のゲートのエンハンスメント型でゲートとドレインを結線したn型チャネルの第2の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記一の第1の電圧源回路が、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第3の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのエンハンスメント型でゲートとソースGND電位として弱反転もしくは遷移領域で動作する定電流源を構成するn型チャネルの第4の電界効果トランジスタの直列接続構成と、
前記他の第1の電圧源回路は前記第3の電界効果トランジスタと第4の電界効果トランジスタの接続点の電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第5の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのエンハンスメント型でゲートとソースをGND電位として弱反転もしくは遷移領域で動作する定電流源を構成するn型チャネルの第6の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記一の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記他の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタと前記第6の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とし、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタあるいは前記第5及び第6の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3あるいは第5の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4あるいは第6の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとよりなり、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタはそのゲート同士が接続され、
前記第1の電界効果トランジスタのドレインとゲートとが接続され、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタの導電係数が同一とされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのドレイン−ソース間電流が互いに等しくされ、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのソース電位の差が出力として取り出される構成とされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとを直列接続するとともに、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのゲート同士を接続し、
前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタのソース電圧の差を出力するものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとよりなり、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのソース同士が接続され、
前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧の差を出力するものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項25〜27のうちのいずれか一項に記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、前記不純物の濃度を1桁以上異ならせたことを特徴とする電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路。
- 請求項28記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、
前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタのいずれか一方の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧を0ボルトにするとともに、他方の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧を出力することを特徴とする電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが接続され、
前記第2の電界効果トランジスタが、ゲートとソースが結線されたデプレッション型の高濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
前記第1の電界効果トランジスタが、前記第2の電界効果トランジスタのソースにドレインが接続された低濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
かつ、直列に接続された第3のn型チャネル電界効果トランジスタと抵抗からなり、
該第3のn型チャネル電界効果トランジスタと抵抗の接続点に前記第1の電界効果トランジスタのゲートを接続して該第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路を有し、
前記接続点から前記第1の電界効果トランジスタのゲート電位を出力とすることを特徴とするものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続され、
前記第2の電界効果トランジスタが、ゲートとソースが結線されたデプレッション型の高濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
前記第1の電界効果トランジスタが、前記第2の電界効果トランジスタのソースにドレインが接続された低濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、かつ、
直列に接続された第3のn型チャネル電界効果トランジスタと第1の抵抗と第2の抵抗からなり、
該第3のn型チャネル電界効果トランジスタと第1の抵抗の接続点に前記第1の電界効果トランジスタのゲートを接続して該第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路を有し、
前記第1の抵抗と第2の抵抗の接続点の電位を出力とするものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - ゲートの不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より高濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続され、
前記第2の電界効果トランジスタが、ゲートとソースが結線されたデプレッション型の高濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、
前記第1の電界効果トランジスタが、前記第2の電界効果トランジスタのソースにドレインが接続された低濃度n型のゲートを有するn型チャネル電界効果トランジスタであり、かつ、
直列に接続された第3のn型チャネル電界効果トランジスタと第1の抵抗と第2の抵抗からなり、
該第1の抵抗と第2の抵抗の接続点に前記第1の電界効果トランジスタのゲートが接続され該第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路を有し、
前記第3のn型チャネルMOSトランジスタと第1の抵抗の接続点の電位を出力とするものとされ、
前記一の導電型シリコンが単結晶シリコンよりなるか、前記一の導電型シリコンのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは前記一の導電型シリコンが多結晶SiXGe1−Xよりなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項31または32記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、
製造の際の拡散,成膜工程後に、前記第1の抵抗及び前記第2の抵抗の値を調整可能な手段を有することを特徴とする電圧発生回路。 - 請求項30乃至33のいずれかに記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタを、p型チャネル電界効果トランジスタにしたことを特徴とする電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路。
- 請求項26乃至34のいずれかに記載の電界効果トランジスタを用いた電圧発生回路において、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのドレイン電流が等しくされたことを特徴とする電圧発生回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第3の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、不純物濃度が一の濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が前記一の濃度より低濃度の前記一の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタと、他の導電型シリコンをゲートに有する第3の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記第3の電界効果トランジスタはゲートとドレインとが接続され、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段が設けられ、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有し、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1及び第2の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第1の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 請求項36記載の基準電圧源回路において、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはn型のゲートを持つn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3の電界効果トランジスタはp型のゲートのエンハンスメント型でn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記前記第1及び第2の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段は前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路とされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用いた基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第2及び第3の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第3の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、不純物濃度が一の濃度の他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタと、前記一の濃度より高い不純物濃度の前記他の導電型シリコンをゲートに有する第3の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとドレインとが接続され、
前記第3の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段が設けられ、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有し、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第2の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 請求項38記載の電界効果トランジスタを用いた基準電圧源回路において、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのエンハンスメント型でp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートをもつp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でp型チャネルの第3の電界効果トランジスタとされ、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにバイアスするための手段は前記前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与えるソースフォロア回路とされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電圧を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用いた基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型でn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
該第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは、該ソースフォロア回路によりそのゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは、低濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを入力トランジスタとした差動アンプが構成され、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにカレントミラー回路が設けられ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのゲート間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート電位を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第2の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは、該ソースフォロア回路によりそのゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは低濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを入力トランジスタとした差動アンプが構成され、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタに同一の電流が流れるようにカレントミラー回路が設けられ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのゲート間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート電位を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
該第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは、該ソースフォロア回路によりそのゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第2の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは該ソースフォロア回路によりゲート電圧が与えられる低濃度n型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは高濃度n型のゲートのゲートとドレインを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第1の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのデプレッション型でn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
かつ、
前記第3の電界効果トランジスタは高濃度p型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは前記ソースフォロア回路によりゲート電圧が与えられる低濃度p型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記第2の電界効果トランジスタはゲートとソースとが接続されて定電流源を構成し、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第1の電界効果トランジスタはn型のゲートのp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第2の電界効果トランジスタはp型のゲートのデプレッション型でp型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート電位を与え前記第1及び第2の電界効果トランジスタの電流を等しくするためのソースフォロア回路を設け、
前記第1の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタは該ソースフォロア回路によりゲート電圧が与えられる高濃度n型のゲートのデプレッション型のn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第4の電界効果トランジスタは低濃度n型のゲートでゲートとソースを結線したn型チャネルの電界効果トランジスタとされ、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタを直列に接続し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される一の第1の電圧源回路と、不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第5及び第6の電界効果トランジスタから構成される他の第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び第2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第2の電圧源回路が、n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したn型チャネルの第1の電界効果トランジスタと、p型のゲートのエンハンスメント型でゲートとドレインを結線したn型チャネルの第2の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記一の第1の電圧源回路が、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第3の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第4の電界効果トランジスタの直列接続構成と、
前記他の第1の電圧源回路が、前記第3の電界効果トランジスタと第4の電界効果トランジスタの接続点の電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第5の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第6の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記一の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記他の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタと前記第6の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とすることを特徴とする電界効果トランジスタを用い、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタあるいは前記第5及び第6の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3あるいは第5の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4あるいは第6の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第4及び第5の電界効果トランジスタから構成される一の第1の電圧源回路と、不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第6及び第7の電界効果トランジスタから構成される他の第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1、第2及び第3の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2及び第3の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第2の電圧源回路が、n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースを結線したn型チャネルの第1の電界効果トランジスタと、p型のゲートのエンハンスメント型でゲートとドレインを結線したn型チャネルの第2及び第3の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記一の第1の電圧源回路が、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第4の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第5の電界効果トランジスタの直列接続構成と、
前記他の第1の電圧源回路が、前記第4の電界効果トランジスタと第5の電界効果トランジスタの接続点の電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第6の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのデプレッション型でゲートとソースをGND電位としたn型チャネルの第7の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記第2及び第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第4の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記一の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第6の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記他の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第6の電界効果トランジスタと前記第7の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とし、
前記第4及び第5の電界効果トランジスタあるいは前記第6及び第7の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第4あるいは第6の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第5あるいは第7の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。 - 不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第3及び第4の電界効果トランジスタから構成される一の第1の電圧源回路と、不純物濃度のみが異なる一の導電型シリコンのゲートを有する第5及び第6の電界効果トランジスタから構成される他の第1の電圧源回路と、
不純物濃度及び導電型のみが異なるゲートを有する第1及び2の電界効果トランジスタから構成される第2の電圧源回路とを有する基準電圧源回路であって、
電源と接地との間に、前記一の導電型シリコンをゲートに有する第1の電界効果トランジスタと、前記他の導電型シリコンをゲートに有する第2の電界効果トランジスタとが直列に接続されてなり、
前記各ゲートが単結晶シリコンよりなるか、多結晶シリコンよりなりそのダングリングボンドの所定の割合以上がターミネートされているか或いは多結晶SiXGe1−Xよりなることにより、前記第1の電圧源回路が正の温度係数を有し、前記第2の電圧源回路が負の温度係数を有してなり、
前記SiXGe1−Xの構成比が
0.01 < X < 0.5
の範囲に入っており、
前記第2の電圧源回路が、n型のゲートのエンハンスメント型でゲートとソースを結線して弱反転もしくは遷移領域で動作する定電流源を構成するn型チャネルの第1の電界効果トランジスタと、p型のゲートのエンハンスメント型でゲートとドレインを結線したn型チャネルの第2の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記一の第1の電圧源回路が、前記第2の電界効果トランジスタのドレイン電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第3の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのエンハンスメント型でゲートとソースGND電位として弱反転もしくは遷移領域で動作する定電流源を構成するn型チャネルの第4の電界効果トランジスタの直列接続構成と、
前記他の第1の電圧源回路は前記第3の電界効果トランジスタと第4の電界効果トランジスタの接続点の電圧によりゲート電位が与えられる高濃度n型のゲートのn型チャネルの第5の電界効果トランジスタと、低濃度n型のゲートのエンハンスメント型でゲートとソースをGND電位として弱反転もしくは遷移領域で動作する定電流源を構成するn型チャネルの第6の電界効果トランジスタの直列接続構成からなり、
前記第2の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記第2の電圧源回路の出力としての負の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第3の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記一の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタのゲート−ソース間電圧が、前記他の第1の電圧源回路の出力としての正の温度係数を有する電圧を供給し、
前記第5の電界効果トランジスタと前記第6の電界効果トランジスタの接続点を基準電圧出力点とし、
前記第3及び第4の電界効果トランジスタあるいは前記第5及び第6の電界効果トランジスタのスレッシュホールド電圧の差VPTATが以下の式で表され、
VPTAT=(kT/q)ln(Ng2/Ng1)
kはボルツマン定数、
qは電子の電荷量、
Tは絶対温度、
Ng1は前記第3あるいは第5の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度、
Ng2は前記第4あるいは第6の電界効果トランジスタのゲートの不純物濃度
であることを特徴とする基準電圧源回路。
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