JP2008262097A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転走行して加熱と冷却が繰り返し行われる定着ベルトの温度制御をより適確に行うことが可能な定着装置等を提供する。
【解決手段】定着装置10は、用紙Pの搬送方向の上流側に位置する加熱ロール11と、用紙搬送方向の下流側に位置する剥離ロール12と、加熱ロール11及び剥離ロール12に巻き掛けられ、矢印A方向に回転走行する定着ベルト13と、定着ベルト13に囲まれた空間に位置して定着ベルト13の温度を制御する温度制御装置14と、加熱ロール11に対向して配置される加圧ベルト15と、加圧ベルト15の内周面に位置して加圧ベルト15を介して加熱ロール11から押圧される圧力パッド16と、を備えている。温度制御装置14は、ペルチェ素子141とヒートシンク(放熱器)142と冷却装置143とにより構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】定着装置10は、用紙Pの搬送方向の上流側に位置する加熱ロール11と、用紙搬送方向の下流側に位置する剥離ロール12と、加熱ロール11及び剥離ロール12に巻き掛けられ、矢印A方向に回転走行する定着ベルト13と、定着ベルト13に囲まれた空間に位置して定着ベルト13の温度を制御する温度制御装置14と、加熱ロール11に対向して配置される加圧ベルト15と、加圧ベルト15の内周面に位置して加圧ベルト15を介して加熱ロール11から押圧される圧力パッド16と、を備えている。温度制御装置14は、ペルチェ素子141とヒートシンク(放熱器)142と冷却装置143とにより構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、定着装置及び画像形成装置に関するものである。
近年のデジタル化・高精細化などの改善によって、カラーの画像形成装置で高画質な画像が得られるようになってきている。この高画質化に伴い、電子写真方式を利用したカラー画像形成装置を印刷市場や写真市場に展開しようという試みがなされている。このような試みに対応するための技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1には、画像形成部、第一定着装置及び第二定着装置を備えている画像形成装置が開示されている。この画像形成装置では、第一定着装置により一次定着を行った後に第二定着装置により二次定着を行うことで、高光沢度の画像出力が可能になる。
ここで、回転走行して加熱と冷却が繰り返し行われる定着ベルトの温度制御がより適確になされる構成を採用できれば、更に定着装置の小型化を推し進めることが可能になる。
本発明は、回転走行して加熱と冷却が繰り返し行われる定着ベルトの温度制御をより適確に行うことが可能な定着装置等を提供することを目的とする。
本発明は、回転走行して加熱と冷却が繰り返し行われる定着ベルトの温度制御をより適確に行うことが可能な定着装置等を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明が適用される定着装置は、熱源と、前記熱源から熱の供給を受け、かつ、回転走行する定着ベルトと、前記定着ベルトに加圧されて当該定着ベルトと共にニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部を記録シートが通過する際に当該記録シート上のトナー像を前記定着ベルトの熱により溶融して当該記録シートに圧着させる溶融圧着部と、前記溶融圧着部から前記熱源の熱供給を受けるまでの前記定着ベルトの温度をペルチェ素子を用いて制御させる温度制御部と、前記定着ベルトに付着させたままの状態で前記温度制御部による制御によって冷却された記録シートを当該定着ベルトから剥離させる剥離部と、を含むものである。
ここで、前記温度制御部は、前記溶融圧着部から前記剥離部までの間に位置し、前記ペルチェ素子により前記定着ベルトの熱を吸熱する吸熱部と、前記剥離部から前記溶融圧着部までの間に位置し、前記吸熱部により吸熱した熱を前記定着ベルトに供給する供給部と、を備えたことを特徴とすることができる。また、前記定着ベルトを前記供給部に接触させる接触部材を更に含むことを特徴とすることができる。また、前記温度制御部は、前記定着ベルトの幅方向に沿って複数のペルチェ素子を配設して構成され、前記ニップ部を通過する記録シートの大きさに対応して前記複数のペルチェ素子の中の作動するペルチェ素子を選択して制御するペルチェ制御手段を更に含むことを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、トナー像を形成するトナー像形成手段と、前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録シート上に転写する転写手段と、前記記録シート上に転写されたトナー像を当該記録シートに定着する定着手段と、を含み、前記定着手段は、熱源と、前記熱源から熱の供給を受け、かつ、回転走行する定着ベルトと、前記定着ベルトに加圧されて当該定着ベルトと共にニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部を記録シートが通過する際に当該記録シート上のトナー像を前記定着ベルトの熱により溶融して当該記録シートに圧着させる溶融圧着部と、前記溶融圧着部から前記熱源の熱供給を受けるまでの前記定着ベルトの温度をペルチェ素子を用いて制御させる温度制御部と、前記定着ベルトに付着させたままの状態で前記温度制御部による制御によって冷却された記録シートを当該定着ベルトから剥離させる剥離部と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記温度制御部は、前記溶融圧着部から前記剥離部までの間に位置し、前記ペルチェ素子により前記定着ベルトの熱を吸熱する吸熱部と、前記剥離部から前記溶融圧着部までの間に位置し、前記吸熱部により吸熱した熱を前記定着ベルトに供給する供給部と、を備えたことを特徴とすることができる。また、前記温度制御部は、前記定着ベルトの幅方向に沿って複数のペルチェ素子を配設して構成され、前記ニップ部を通過する記録シートの大きさに対応して前記複数のペルチェ素子の中の作動するペルチェ素子を選択して制御するペルチェ制御手段を更に含むことを特徴とすることができる。
請求項1によれば、本発明を適用しない場合と比べて、回転走行して加熱と冷却が繰り返し行われる定着ベルトの温度制御を適確に行うことが可能になる。
請求項2によれば、本発明を適用しない場合と比べて、熱源から熱の供給を受ける前の段階で定着ベルトの温度を高めることが可能になる。
請求項3によれば、本発明を適用しない場合と比べて、定着ベルトの温度制御をより適確に行うことが可能になる。
請求項4によれば、本発明を適用しない場合と比べて、定着する用紙の大きさに応じて定着ベルトの温度制御を行うことが可能になる。
請求項5によれば、本発明を適用しない場合と比べて、回転走行して加熱と冷却が繰り返し行われる定着ベルトの温度制御をより適確に行うことが可能になる。
請求項6によれば、本発明を適用しない場合と比べて、熱源から熱の供給を受ける前の段階で定着ベルトの温度を高めることが可能になる。
請求項7によれば、本発明を適用しない場合と比べて、定着する用紙の大きさに応じて定着ベルトの温度制御を行うことが可能になる。
請求項2によれば、本発明を適用しない場合と比べて、熱源から熱の供給を受ける前の段階で定着ベルトの温度を高めることが可能になる。
請求項3によれば、本発明を適用しない場合と比べて、定着ベルトの温度制御をより適確に行うことが可能になる。
請求項4によれば、本発明を適用しない場合と比べて、定着する用紙の大きさに応じて定着ベルトの温度制御を行うことが可能になる。
請求項5によれば、本発明を適用しない場合と比べて、回転走行して加熱と冷却が繰り返し行われる定着ベルトの温度制御をより適確に行うことが可能になる。
請求項6によれば、本発明を適用しない場合と比べて、熱源から熱の供給を受ける前の段階で定着ベルトの温度を高めることが可能になる。
請求項7によれば、本発明を適用しない場合と比べて、定着する用紙の大きさに応じて定着ベルトの温度制御を行うことが可能になる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る定着装置10の構成を示す側断面図である。
図1に示すように、定着装置10は、用紙(記録シート)Pの搬送方向の上流側に位置する加熱ロール(回転部材)11と、用紙搬送方向の下流側に位置する剥離ロール(剥離部材、剥離部)12と、加熱ロール11及び剥離ロール12に巻き掛けられ、矢印A方向に回転走行する定着ベルト13と、定着ベルト13に囲まれた空間(定着ベルト13の内周面側)に位置して定着ベルト13を所望の温度に制御する温度制御装置14と、加熱ロール11に対向して配置される加圧ベルト(加圧部材)15と、加圧ベルト15の内周面に位置して加圧ベルト15を介して加熱ロール11から押圧される圧力パッド(押圧部、圧力部材、ハードパッド)16と、により主要部が構成されている。なお、加熱ロール11、定着ベルト13、加圧ベルト15及び圧力パッド16により溶融圧着部が構成される。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る定着装置10の構成を示す側断面図である。
図1に示すように、定着装置10は、用紙(記録シート)Pの搬送方向の上流側に位置する加熱ロール(回転部材)11と、用紙搬送方向の下流側に位置する剥離ロール(剥離部材、剥離部)12と、加熱ロール11及び剥離ロール12に巻き掛けられ、矢印A方向に回転走行する定着ベルト13と、定着ベルト13に囲まれた空間(定着ベルト13の内周面側)に位置して定着ベルト13を所望の温度に制御する温度制御装置14と、加熱ロール11に対向して配置される加圧ベルト(加圧部材)15と、加圧ベルト15の内周面に位置して加圧ベルト15を介して加熱ロール11から押圧される圧力パッド(押圧部、圧力部材、ハードパッド)16と、により主要部が構成されている。なお、加熱ロール11、定着ベルト13、加圧ベルト15及び圧力パッド16により溶融圧着部が構成される。
加熱ロール11は、回転自在に支持されて所定の表面速度で回転する円筒状ロールである。加熱ロール11の内部には、発熱源として、例えば定格600Wのハロゲンヒータ17が配設されている。このハロゲンヒータ17の熱により、用紙P上に形成されたトナー像が加熱される。一方、剥離ロール12の表面には温度センサ18が接触して配置されている。この温度センサ18は、剥離ロール12の表面温度を検出するためのものである。
剥離ロール12は、定着ベルト13を所定の曲率で曲げた状態で張架することによりその定着ベルト13に当接した状態で搬送される用紙(定着対象物)Pが剥がれることを促すためのロールである。剥離ロール12は、内部空間(通気ダクト)12aを有する筒状部材であり、例えばアルミニウム、SUS(ステンレス鋼)等の金属材料にて形成されている。剥離ロール12は、図示しない支持フレームに回転自在に支持されると共に、バネ等からなる公知の張力付与機構によって定着ベルト13に張力を付与する方向に対し弾性的に付勢されるようになっている。
定着ベルト13は、厚さが30〜200μm程度のベルト基材と、ベルト基材の外周面側に形成される厚さが10〜200μm程度の弾性離型層と、で構成された継ぎ目なしの無端状のベルトである。なお、ベルト基材については、ポリイミド、ポリアミド等の耐熱性樹脂やニッケル、アルミニウム等の金属材料を用いて形成される。また、弾性離型層については、シリコーン系ゴム、フッ素系ゴム等にて形成される。
この定着ベルト13の外周面(具体的には弾性離型層の表面)は、できる限り平滑面(鏡面に近いもの)であることが望ましい。この定着ベルト13は、加熱ロール11と剥離ロール12との間に張架され、加熱ロール11の回転駆動により回転走行する。
この定着ベルト13の外周面(具体的には弾性離型層の表面)は、できる限り平滑面(鏡面に近いもの)であることが望ましい。この定着ベルト13は、加熱ロール11と剥離ロール12との間に張架され、加熱ロール11の回転駆動により回転走行する。
更に説明すると、加熱ロール11と剥離ロール12との間において定着ベルト13が対向するように用紙ガイド23が配置されている。すなわち、用紙ガイド23は、定着ベルト13の外周面側に位置している。定着ベルト13に密着した状態で搬送される用紙Pは、用紙ガイド23でガイドされながら、定着ベルト13と用紙ガイド23との間を進むことになる。この用紙ガイド23は、用紙Pと接して用紙Pをガイドするガイド面23aを有する。
また、加熱ロール11に巻き掛けられる定着ベルト13の部分に近接して温度センサ25が配置されている。この温度センサ25は、定着ベルト13の表面温度を検出するためのものである。
また、加熱ロール11に巻き掛けられる定着ベルト13の部分に近接して温度センサ25が配置されている。この温度センサ25は、定着ベルト13の表面温度を検出するためのものである。
温度制御装置14は、後述するニップ部Nを通過してから加熱ロール11に加熱されるまでの間における定着ベルト13の温度を制御するためのものである。温度制御装置14は、ペルチェ素子(熱移動素子)141とヒートシンク(放熱器)142と冷却装置143とにより構成されている。すなわち、ペルチェ素子141にヒートシンク142が付属し、かつヒートシンク142に冷却装置143が付属して構成されているということができる。更に説明すると、ペルチェ素子141は、吸熱面(冷却面)141aと発熱面(放熱面)141bとを備えている。そして、ペルチェ素子141の吸熱面141aが定着ベルト13の内周面側に位置し、発熱面141bには、ヒートシンク142が接触して配置されている。
温度制御装置14のペルチェ素子141は、例えば、N型とP型の複数の半導体を交互に順番に配設して構成されている。更に説明すると、ペルチェ素子141は、上述したような順番に相互の配線を直列に接続し、また、P型半導体には図示しない電源部の+端子を接続し、N型半導体には−端子を接続することにより、半導体群の片面が吸熱面141a、他方の面が発熱面141bになるように構成されている。このペルチェ素子141は、定着ベルト13の加熱ロール11から剥離ロール12に至るまでの側のベルト内周面部分を強制的に冷却するものであると言うことができる。
また、温度制御装置14のヒートシンク142には、ペルチェ素子141とは反対の側に配置された複数枚のフィン142aが形成されている。この複数枚のフィン142aは、定着ベルト13の幅方向に延びるように形成されている。
また、温度制御装置14の冷却装置143は、流動する液体が内部に蓄えられており、ヒートシンク142のフィン142aの熱を定着装置10の外部に放出するためのものである。
また、温度制御装置14の冷却装置143は、流動する液体が内部に蓄えられており、ヒートシンク142のフィン142aの熱を定着装置10の外部に放出するためのものである。
加圧ベルト15は、継ぎ目がない無端状のベルトであり、加圧ベルト15の内部に配置された圧力パッド16と、ガイド部材19、さらには加圧ベルト15の両端部に配置された図示しないベルト規制部材によって回動自在に支持されている。そして、加圧ベルト15は、ニップ部Nにおいて加熱ロール11に押圧されるように配置され、定着ベルト13に従動して回動する。付言すると、加圧ベルト15を定着ベルト13を介して加熱ロール11に巻き付けて、定着ベルト13と加圧ベルト15との間に用紙Pが通過させられるニップ部Nが形成されている。
ここで、加圧ベルト15の幅方向両端部を除く領域では、加圧ベルト15は圧力パッド16とガイド部材19とに支持されている。そして、加圧ベルト15の両端部を除く領域では、加圧ベルト15の内周面が圧力パッド16およびガイド部材19上を覆うように配置された摺動保持シート(低摩擦シート)20と、ガイド部材19とに摺擦しながら回動する。
ここで、加圧ベルト15の幅方向両端部を除く領域では、加圧ベルト15は圧力パッド16とガイド部材19とに支持されている。そして、加圧ベルト15の両端部を除く領域では、加圧ベルト15の内周面が圧力パッド16およびガイド部材19上を覆うように配置された摺動保持シート(低摩擦シート)20と、ガイド部材19とに摺擦しながら回動する。
圧力パッド16は、加圧ベルト15の内側においてガイド部材19に支持されている。そして、加圧ベルト15を介して加熱ロール11に押圧される状態で配置され、定着ベルト13との間でニップ部Nを形成している。圧力パッド16は、ニップ部Nの入口側(上流側)に、幅の広いニップ部Nを確保するためのソフトパッド(押圧部、圧力部材)21を配置している。また、圧力パッド16は、ニップ部Nの出口側(下流側)には、加熱ロール11表面を局所的に押圧することで、トナー像表面を平滑化して画像光沢を付与している。
また、圧力パッド16には、加圧ベルト15の内周面と圧力パッド16との摺動抵抗を小さくするために、加圧ベルト15と接する面に摺擦部材の一例としての摺動保持シート20が設けられている。この摺動保持シート20は、ニップ部Nの全域において、圧力パッド16と加圧ベルト15内周面との間に挟持された状態で配設されている。
ガイド部材19には、定着装置10の長手方向に亘って潤滑剤含浸部材(オイル含浸フェルト)22が配設されている。潤滑剤含浸部材22は、加圧ベルト15の内周面に対して接触するように配置され、潤滑剤を適量供給する。これにより、加圧ベルト15と摺動保持シート20との摺動部に潤滑剤を供給し、摺動保持シート20を介した加圧ベルト15と圧力パッド16との摺動抵抗をさらに低減して、加圧ベルト15の円滑な回動を図っている。また、加圧ベルト15の内周面や摺動保持シート20表面の摩耗を抑制する効果も有している。
図2は、用紙Pを説明するための概略断面図である。
図2に示すように、用紙Pは、基材P1に熱可塑性樹脂を主成分とする透明樹脂P2を積層形成したものが使用される。この基材P1としては、画像形成用の普通紙、コート紙や、印画紙等が挙げられる。透明樹脂P2の層を構成する熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、スチレン−アクリル酸エステル樹脂等が挙げられる。また、透明樹脂P2の層は、定着時の加熱加圧により溶融してトナー像が埋め込まれる程度の層厚さからなるものであることが好ましい。なお、用紙Pは、画像形成装置に適用可能である記録媒体であれば特に制約されるものではないが、この定着装置10により光沢性に富む写真調の画像を得る観点から、図2に示す用紙Pを用いるのが好ましい。
図2に示すように、用紙Pは、基材P1に熱可塑性樹脂を主成分とする透明樹脂P2を積層形成したものが使用される。この基材P1としては、画像形成用の普通紙、コート紙や、印画紙等が挙げられる。透明樹脂P2の層を構成する熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、スチレン−アクリル酸エステル樹脂等が挙げられる。また、透明樹脂P2の層は、定着時の加熱加圧により溶融してトナー像が埋め込まれる程度の層厚さからなるものであることが好ましい。なお、用紙Pは、画像形成装置に適用可能である記録媒体であれば特に制約されるものではないが、この定着装置10により光沢性に富む写真調の画像を得る観点から、図2に示す用紙Pを用いるのが好ましい。
図3は、制御部30における制御を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、温度センサ18は、剥離ロール12(図1参照)の表面に配置され、検知した温度を制御部30に出力する。また、温度センサ25は、定着ベルト13に近接して配置され、検知した温度を制御部30に出力する。そして、制御部30は、温度センサ18,25からの検知結果に応じて、ハロゲンヒータ17及び温度制御装置14を制御する。すなわち、制御部30は、温度センサ18による温度測定値に基づき、剥離ロール12(図1参照)の温度が設定温度(例えば40℃)を維持するように温度制御装置14を制御する。このような温度制御装置14の制御により、ペルチェ素子141及び用紙ガイド23の温度が設定温度に維持され、かつ、定着ベルト13(図1参照)により搬送されている用紙Pの温度が設定温度に維持される。
また、制御部30は、温度センサ25による温度測定値に基づき、定着ベルト13(図1参照)の表面温度が設定温度(例えば175℃)を維持するようにハロゲンヒータ17の点灯を制御する。
図3に示すように、温度センサ18は、剥離ロール12(図1参照)の表面に配置され、検知した温度を制御部30に出力する。また、温度センサ25は、定着ベルト13に近接して配置され、検知した温度を制御部30に出力する。そして、制御部30は、温度センサ18,25からの検知結果に応じて、ハロゲンヒータ17及び温度制御装置14を制御する。すなわち、制御部30は、温度センサ18による温度測定値に基づき、剥離ロール12(図1参照)の温度が設定温度(例えば40℃)を維持するように温度制御装置14を制御する。このような温度制御装置14の制御により、ペルチェ素子141及び用紙ガイド23の温度が設定温度に維持され、かつ、定着ベルト13(図1参照)により搬送されている用紙Pの温度が設定温度に維持される。
また、制御部30は、温度センサ25による温度測定値に基づき、定着ベルト13(図1参照)の表面温度が設定温度(例えば175℃)を維持するようにハロゲンヒータ17の点灯を制御する。
次に、定着装置10の動作について説明する。定着動作時期が到来すると、図1に示す加熱ロール11が定着ベルト13を矢印A方向に回転走行させるように回転駆動し始めると共に、制御部30の制御によって、ハロゲンヒータ17が通電により発熱して加熱ロール11を所定の定着温度まで加熱して保持する。この際、加圧ベルト15は定着ベルト13を介して加熱ロール11の回転に応じて従動して回転し始める。また、剥離ロール12及び温度制御装置14は、制御部30の制御によって、定着動作が開始される前に作動し始める。こうして、ニップ部Nは、所定の定着温度に加熱された状態になり、また、定着ベルト13は、温度制御装置14のペルチェ素子141により強制的に冷却された状態になる。
その後、定着装置10に対して、画像形成装置側で画像情報に応じて形成されたトナー像が転写された用紙Pが、図示しない定着入口ガイドを介してニップ部Nに送り込まれる。すると、用紙Pがニップ部Nを通過する際に、用紙P上のトナー像は、ニップ部Nに作用する圧力と定着ベルト13から供給される熱とによって溶融すると共に、用紙P内に埋め込まれる(溶融圧着工程)。こうしてトナー像が定着された用紙Pは、ニップ部Nを通過した後も定着ベルト13の外周面に当接(密着)した状態で定着ベルト13の回転に伴って搬送される。
用紙Pは、定着ベルト13に当接した状態で搬送される際に、温度制御装置14により画像面が冷却される(冷却工程)。すなわち、ニップ部Nを通過した用紙Pが保有する熱は、温度制御装置14により冷却される定着ベルト13に伝達されて放熱される。具体的には、定着ベルト13の内周面側が、温度制御装置14のペルチェ素子141の冷却面141aにより冷却される。すなわち、定着ベルト13の熱は、ペルチェ効果によってペルチェ素子141の冷却面141aから発熱面141bに移動し、更にヒートシンク142の複数枚のフィン142aに移動し、フィン142aの熱が冷却装置143により装置外に放出される。このように定着ベルト13の内周面側が放熱されることにより、用紙Pが保有する熱が装置外に放出される。
そして、冷却された用紙Pは、定着ベルト13に当接した状態で剥離ロール12まで搬送され、その剥離ロール12に架かる定着ベルト13の曲率をもった回転状態と用紙P自身の腰の強さとが相反することにより、剥離ロール12に架かる定着ベルト13から自然に剥離される(剥離工程)。これにより、定着が終了する。その後、この定着ベルト13から剥離された用紙Pは、図示しない排出ロールによって図示しない収容トレイに送られる。
この定着装置10による定着が正常になされると、特に冷却領域での冷却がムラなく一様に行われる結果、トナー像が用紙P内に一様に埋め込まれたような状態で定着されると共に、その定着後の用紙Pの表面が定着ベルト13の平滑な表面にならって平滑性に優れた状態となるように定着される。すなわち、この定着後における用紙P上の画像は、表面凹凸による光の乱反射が少なく光沢性に富み、写真画像に近似した高画質のものとして得られる。
ここで、本実施の形態の変形例を説明する。
図4は、定着装置10の変形例に係る温度制御装置14を説明するための概略構成図である。
変形例に係る温度制御装置14は、図1に示す冷却装置143の代わりに、図4に示す送風部(排熱部、ファン)144を備えている。すなわち、温度制御装置14は、ペルチェ素子141(図1参照)とヒートシンク142(図4参照)と送風部144とにより構成されている。具体的に説明すると、ヒートシンク142のフィン142a(図1参照)のエア及び円筒形状である剥離ロール12の内部空間12a(図1参照)のエアは、送風部144により定着装置10の外部に排出される。このエアの排出に伴い、ヒートシンク142の熱及び剥離ロール12の熱が定着装置10の外部に排熱される。このようにして、1つの送風部144によって、ヒートシンク142のフィン142aから熱を奪って冷却すると共に、剥離ロール12をも冷却している。
更に説明すると、剥離ロール12は、送風部144(図4参照)からの送風により内部空間12aが冷却される。このため、温度制御装置14のペルチェ素子141により冷却された用紙Pは、剥離ロール12により再加熱されることなく、定着ベルト13から剥離する。
図4は、定着装置10の変形例に係る温度制御装置14を説明するための概略構成図である。
変形例に係る温度制御装置14は、図1に示す冷却装置143の代わりに、図4に示す送風部(排熱部、ファン)144を備えている。すなわち、温度制御装置14は、ペルチェ素子141(図1参照)とヒートシンク142(図4参照)と送風部144とにより構成されている。具体的に説明すると、ヒートシンク142のフィン142a(図1参照)のエア及び円筒形状である剥離ロール12の内部空間12a(図1参照)のエアは、送風部144により定着装置10の外部に排出される。このエアの排出に伴い、ヒートシンク142の熱及び剥離ロール12の熱が定着装置10の外部に排熱される。このようにして、1つの送風部144によって、ヒートシンク142のフィン142aから熱を奪って冷却すると共に、剥離ロール12をも冷却している。
更に説明すると、剥離ロール12は、送風部144(図4参照)からの送風により内部空間12aが冷却される。このため、温度制御装置14のペルチェ素子141により冷却された用紙Pは、剥離ロール12により再加熱されることなく、定着ベルト13から剥離する。
図5は、定着装置10が適用される画像形成装置100の構成を説明するためのブロック図である。
上述した第1の実施の形態に係る定着装置10は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置100に適用することができる。図5に示す画像形成装置100は、トナー像を形成するトナー像形成手段110と、トナー像形成手段110によって形成されたトナー像を用紙P上に転写する転写手段120と、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着手段130と、転写手段120に用紙Pを所定のタイミングで供給する用紙供給手段140と、含むものである。そして、この定着手段130として、上述した第1の実施の形態に係る定着装置10を用いることができる。なお、定着装置10以外の構成は、従来公知のいずれの構成であっても、本発明の目的に反しない限り用いることができる。また、トナー像形成手段110は、静電潜像保持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成部と、当該静電潜像をトナーにより現像する現像部と、で構成される。
上述した第1の実施の形態に係る定着装置10は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置100に適用することができる。図5に示す画像形成装置100は、トナー像を形成するトナー像形成手段110と、トナー像形成手段110によって形成されたトナー像を用紙P上に転写する転写手段120と、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着する定着手段130と、転写手段120に用紙Pを所定のタイミングで供給する用紙供給手段140と、含むものである。そして、この定着手段130として、上述した第1の実施の形態に係る定着装置10を用いることができる。なお、定着装置10以外の構成は、従来公知のいずれの構成であっても、本発明の目的に反しない限り用いることができる。また、トナー像形成手段110は、静電潜像保持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成部と、当該静電潜像をトナーにより現像する現像部と、で構成される。
〔第2の実施の形態〕
図6は、第2の実施の形態に係る定着装置60の構成を示す側断面図である。
図6に示す定着装置60は、第1の実施の形態に係る定着装置10と基本的構成が同じである。定着装置10と共通する構成部材については同じ符号を用いると共に、その説明を省略することがある。
図6に示すように、定着ベルト13の内周面側に、加熱ロール11、剥離ロール12及び温度制御装置64が配置されている。すなわち、本実施の形態では、第1の実施の形態の温度制御装置14の代わりに、温度制御装置64が配設されている。
図6は、第2の実施の形態に係る定着装置60の構成を示す側断面図である。
図6に示す定着装置60は、第1の実施の形態に係る定着装置10と基本的構成が同じである。定着装置10と共通する構成部材については同じ符号を用いると共に、その説明を省略することがある。
図6に示すように、定着ベルト13の内周面側に、加熱ロール11、剥離ロール12及び温度制御装置64が配置されている。すなわち、本実施の形態では、第1の実施の形態の温度制御装置14の代わりに、温度制御装置64が配設されている。
この温度制御装置64は、ペルチェ素子641と熱伝導体642とにより構成されている。ペルチェ素子641は、用紙ガイド23のガイド面23aに対向する吸熱面641aと、吸熱面641aとは反対側に位置する発熱面641bと、を備えている。また、熱伝導体642は、ペルチェ素子641の温度ムラを考慮して設けられたものであり、吸熱面642a及び発熱面642bを備えている。このペルチェ素子641の吸熱面641aが、用紙ガイド23のガイド面23aに対向するように配置され、また、ペルチェ素子641の発熱面641bに熱伝導体642が接触して配置されている。なお、ペルチェ素子641は、上述したペルチェ素子141(図1参照)と同じものを用いることができる。
また、定着ベルト13の外周面側に、定着ベルト13の幅方向に延びる接触ロール(接触部材)71,72が配置されている。この接触ロール71は、剥離ロール12に隣接して配置され、また、接触ロール72は、加熱ロール11に隣接して配置されている。
この接触ロール71,72は、定着ベルト13を熱伝導体642の発熱面642bに接触させるための部材である。なお、定着ベルト13は、接触ロール71,72により張力が付与されており、これにより、熱伝導体642の発熱面642bに均一な面圧力で密着させている。
この接触ロール71,72は、定着ベルト13を熱伝導体642の発熱面642bに接触させるための部材である。なお、定着ベルト13は、接触ロール71,72により張力が付与されており、これにより、熱伝導体642の発熱面642bに均一な面圧力で密着させている。
更に説明すると、定着ベルト13の内周面は、加熱ロール11から剥離ロール12までの区間(ニップ部Nの下流側)においてペルチェ素子641の吸熱面641aにて冷却され、その一方で、剥離ロール12から加熱ロール11までの区間(ニップ部Nの上流側)において熱伝導体642の発熱面642bにより加温される。
図7は、温度制御装置64付近の概略平面図である。図7は、接触ロール71と接触ロール72との間の定着ベルト13の図示を省略すると共に、接触ロール71,72の図示も省略した図面である。
図7に示すように、温度制御装置64は、定着ベルト13の幅方向に沿って配設された温度制御構成部64a,64b,64cにより構成されている。言い換えると、温度制御装置64は、3つの温度制御構成部64a,64b,64cに分割して配設されている。これら温度制御構成部64a,64b,64cの各々は、上述したペルチェ素子641及び熱伝導体642により構成されており、制御部30により制御されている。すなわち、温度制御構成部64a,64b,64cの各々の構成は共通である。
図7に示すように、温度制御装置64は、定着ベルト13の幅方向に沿って配設された温度制御構成部64a,64b,64cにより構成されている。言い換えると、温度制御装置64は、3つの温度制御構成部64a,64b,64cに分割して配設されている。これら温度制御構成部64a,64b,64cの各々は、上述したペルチェ素子641及び熱伝導体642により構成されており、制御部30により制御されている。すなわち、温度制御構成部64a,64b,64cの各々の構成は共通である。
具体的に説明すると、定着ベルト13の幅方向中央に温度制御構成部64aが配置され、定着ベルト13の幅方向各端部には、温度制御構成部64b,64cが温度制御構成部64aに隣接して配置されている。
また、定着ベルト13の幅方向における温度制御構成部64aの寸法はW1であり、また、3つの温度制御構成部64a,64b,64cの寸法はW2である(W2>W1)。
また、定着ベルト13の幅方向における温度制御構成部64aの寸法はW1であり、また、3つの温度制御構成部64a,64b,64cの寸法はW2である(W2>W1)。
制御部30は、ニップ部Nに搬送される用紙Pの大きさを検出し、その検出結果に応じて温度制御構成部64a,64b,64cのいずれを作動させるかを選択し、制御する。すなわち、制御部30は、用紙Pの幅がW1と同等又はW1よりも小さいときには、温度制御構成部64aのみを作動させて他の温度制御構成部64b,64cを作動させないことを決定する。また、用紙Pの幅がW1よりも大きいときには、全ての温度制御構成部64a,64b,64cを作動させることを決定する。このように、定着される用紙Pの大きさに応じて温度制御構成部64a,64b,64cの作動非作動を決定する。
なお、図示しない入力部からユーザにより、写真画質を望まないことが入力されると、制御部30は、温度制御構成部64a,64b,64cを作動させないようにすることも考えられる。
なお、図示しない入力部からユーザにより、写真画質を望まないことが入力されると、制御部30は、温度制御構成部64a,64b,64cを作動させないようにすることも考えられる。
10,60…定着装置、11…加熱ロール、12…剥離ロール、12a…内部空間、13…定着ベルト、14,64…温度制御装置、141,641…ペルチェ素子、141a,641a,642a…吸熱面、141b,641b,642b…発熱面、142…ヒートシンク、142a…フィン、143…冷却装置、144…送風部、15…加圧ベルト、16…圧力パッド、17…ハロゲンヒータ、18,25…温度センサ、20…摺動保持シート、21…ソフトパッド、22…潤滑剤含浸部材、23…用紙ガイド、23a…ガイド面、30…制御部、64a,64b,64c…温度制御構成部、642…熱伝導体、71,72…接触ロール、N…ニップ部、P…用紙
Claims (7)
- 熱源と、
前記熱源から熱の供給を受け、かつ、回転走行する定着ベルトと、
前記定着ベルトに加圧されて当該定着ベルトと共にニップ部を形成する加圧部材と、
前記ニップ部を記録シートが通過する際に当該記録シート上のトナー像を前記定着ベルトの熱により溶融して当該記録シートに圧着させる溶融圧着部と、
前記溶融圧着部から前記熱源の熱供給を受けるまでの前記定着ベルトの温度をペルチェ素子を用いて制御させる温度制御部と、
前記定着ベルトに付着させたままの状態で前記温度制御部による制御によって冷却された記録シートを当該定着ベルトから剥離させる剥離部と、
を含む定着装置。 - 前記温度制御部は、
前記溶融圧着部から前記剥離部までの間に位置し、前記ペルチェ素子により前記定着ベルトの熱を吸熱する吸熱部と、
前記剥離部から前記溶融圧着部までの間に位置し、前記吸熱部により吸熱した熱を前記定着ベルトに供給する供給部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - 前記定着ベルトを前記供給部に接触させる接触部材を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
- 前記温度制御部は、前記定着ベルトの幅方向に沿って複数のペルチェ素子を配設して構成され、
前記ニップ部を通過する記録シートの大きさに対応して前記複数のペルチェ素子の中の作動するペルチェ素子を選択して制御するペルチェ制御手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。 - トナー像を形成するトナー像形成手段と、
前記トナー像形成手段によって形成されたトナー像を記録シート上に転写する転写手段と、
前記記録シート上に転写されたトナー像を当該記録シートに定着する定着手段と、
を含み、
前記定着手段は、
熱源と、
前記熱源から熱の供給を受け、かつ、回転走行する定着ベルトと、
前記定着ベルトに加圧されて当該定着ベルトと共にニップ部を形成する加圧部材と、
前記ニップ部を記録シートが通過する際に当該記録シート上のトナー像を前記定着ベルトの熱により溶融して当該記録シートに圧着させる溶融圧着部と、
前記溶融圧着部から前記熱源の熱供給を受けるまでの前記定着ベルトの温度をペルチェ素子を用いて制御させる温度制御部と、
前記定着ベルトに付着させたままの状態で前記温度制御部による制御によって冷却された記録シートを当該定着ベルトから剥離させる剥離部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記温度制御部は、
前記溶融圧着部から前記剥離部までの間に位置し、前記ペルチェ素子により前記定着ベルトの熱を吸熱する吸熱部と、
前記剥離部から前記溶融圧着部までの間に位置し、前記吸熱部により吸熱した熱を前記定着ベルトに供給する供給部と、
を備えたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記温度制御部は、前記定着ベルトの幅方向に沿って複数のペルチェ素子を配設して構成され、
前記ニップ部を通過する記録シートの大きさに対応して前記複数のペルチェ素子の中の作動するペルチェ素子を選択して制御するペルチェ制御手段を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007105858A JP2008262097A (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | 定着装置及び画像形成装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008262097A true JP2008262097A (ja) | 2008-10-30 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010085788A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Sharp Corp | 定着装置および定着方法、ならびに画像形成装置 |
JP2010271623A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
-
2007
- 2007-04-13 JP JP2007105858A patent/JP2008262097A/ja active Pending
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