JP2008261374A - 摺動部材およびそれを用いた流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動部の小型化による機械損失低減および耐力向上による高い信頼性が得られる摺動部材およびそれを用いた流体機械を提供する。
【解決手段】摺動部材1は、多孔質焼結基体2と、樹脂組成物3とを備えている。多孔質焼結基体2は、多孔質の焼結体からなる。樹脂組成物3は、多孔質焼結基体2の表面に塗装されている。多孔質焼結基体2は、潤滑油が含浸された含浸層4を有している。樹脂組成物3には、樹脂組成物3の厚さ以上の深さを有するディンプル5が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、摺動部材およびそれを用いた流体機械に関する。
フッ素樹脂は優れた耐摩耗性、低摩擦性を持っているが、樹脂単体では強度が低いため、鉄系の基材にフッ素樹脂をコーティングして用いるのが一般的である。一方、フッ素樹脂は、基材との密着力確保が困難である。そこで、基材に多孔質焼結金属を用いると、アンカー効果を増加させることができ、密着性向上に大きな効果を期待できるので、従来より多孔質焼結体により製造された摺動部材が種々提案されている。
特許文献1には、多孔質の焼結体表面に樹脂層が形成された焼結体摺動材が記載されている。この摺動材では、多孔質焼結体の表面に樹脂を含浸させ、その後、樹脂を硬化させることにより、樹脂層が形成されている。
また、特許文献2には、焼結体の内部の気孔中に潤滑油が含浸された焼結含油軸受が記載されている。この軸受は、摺動面を除く焼結体の表面全体を樹脂で被覆されている。
特開昭64−11912号公報 特開2003−287028号公報
しかし、特許文献1記載の焼結体摺動材は、樹脂層に大きい孔がないため、十分な給油量を摺動面に確保できず、その結果、信頼性の向上が困難である。また、特許文献2記載の焼結含油軸受は、摺動部が樹脂で被覆されていないため、耐摩耗性および耐焼付き性が低いという問題がある。
以上のように、従来の樹脂で被覆された焼結体摺動部材の分野においては、摺動面の樹脂による保護と摺動面への十分な油通路の確保を同時に達成できず、その結果、摺動部の小型化による機械損失低減および耐力向上による高信頼性化の達成が困難だった。
本発明の課題は、摺動部の小型化による機械損失低減および耐力向上による高信頼性化を達成できる摺動部材およびそれを用いた流体機械を提供することにある。
第1発明の摺動部材は、多孔質焼結基体と、樹脂組成物とを備えている。多孔質焼結基体は、多孔質の焼結体からなる。樹脂組成物は、多孔質焼結基体の表面に塗装されている。多孔質焼結基体は、潤滑油が含浸された含浸層を有している。樹脂組成物には、樹脂組成物の厚さ以上の深さを有するディンプルが形成されている。
ここでは、多孔質焼結基体の表面に塗装された樹脂組成物には、樹脂組成物の厚さ以上の深さを有するディンプルが形成されているので、摺動面を樹脂によって確実に保護することが可能になるので、耐摩耗性および耐焼付け性を向上する。それとともに摺動面への十分な油通路の確保により潤滑性能を確保することが可能である。その結果、摺動部の小型化による機械損失低減および耐力向上による高信頼性化の達成が可能になる。
第2発明の摺動部材は、第1発明の摺動部材であって、多孔質焼結基体の一部は、ディンプルを通して、外部に露出している。
ここでは、多孔質焼結基体の一部がディンプルを通して外部に露出しているので、多孔質焼結基体2の含浸層4内部の潤滑油をディンプル5を通して摺動面に円滑に供給することが可能である。
第3発明の摺動部材は、第1発明の摺動部材であって、含浸層の厚さは、10〜80μmである。
ここでは、含浸層の厚さが10〜80μmであるので、十分な量の潤滑油を保持することができる。
第4発明の摺動部材は、第1発明の摺動部材であって、ディンプルの直径は、100〜400μmである。
ここでは、ディンプルの直径が100〜400μmであるので、摺動面への十分な油通路を確保でき、高い摺動性能を維持できる。
第5発明の摺動部材は、第1発明の摺動部材であって、樹脂組成物の表面積に対するディンプルの開口面積の総計の面積割合であるディンプル面積率は、5〜50%である、
ここでは、ディンプル面積率が5〜50%であるので、摺動面への十分な油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上とを好適に実現することが可能になる。
第6発明の流体機械は、第1発明から第5発明のいずれかに記載の摺動部材を備えていることを特徴とする。
ここでは、流体機械が上記の摺動部材を備えているので、流体機械における摺動部の小型化による機械損失が低減し、耐力向上による高い信頼性が得られる。
第7発明の流体機械は、第6発明の摺動部材であって、摺動部材が軸受である。
ここでは、摺動部材が軸受であるので、摺動面への油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上を達成でき、その結果、摺動部の小型化による機械損失が低減し、耐力向上による高い信頼性が得られる。
第8発明の摺動部材は、第7発明の摺動部材であって、使用される冷媒が二酸化炭素である。
ここでは、使用される冷媒が二酸化炭素であり、摺動部負荷が高い二酸化炭素で、摺動性能の維持および耐摩耗性および耐焼付き性の向上の効果が特に高い。そのため、摺動部の小型化による機械損失がより低減し、耐力向上によるより高い信頼性が得られる。
第1発明によれば、摺動面への十分な油通路の確保によって潤滑性能を確保できるとともに耐摩耗性および耐焼付き性を向上できる。これによって、摺動部の小型化による機械損失低減および耐力向上による高信頼性化を達成できる。
第2発明によれば、多孔質焼結基体2の含浸層4内部の潤滑油をディンプル5を通して摺動面に円滑に供給することができる。
第3発明によれば、摺動面への十分な量の潤滑油を保持することができる。
第4発明によれば、摺動面への十分な油通路を確保でき、高い摺動性能を維持できる。
第5発明によれば、摺動面への十分な油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上とを好適に実現することができる。
第6発明によれば、流体機械における摺動部の小型化による機械損失が低減し、耐力向上による高い信頼性が得られる。
第7発明によれば、摺動面への油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上を達成でき、その結果、摺動部の小型化による機械損失が低減し、耐力向上による高い信頼性が得られる。
第8発明によれば、摺動部負荷が高い二酸化炭素で、摺動性能の維持および耐摩耗性および耐焼付き性の向上の効果が特に高く、摺動部の小型化による機械損失がより低減し、耐力向上によるより高い信頼性が得られる。
つぎに本発明の摺動部材の実施形態を図面を参照しながら説明する。
<摺動部材1の構成>
図1に示される摺動部材1は、スクロール圧縮機(例えば、図3の高低圧ドーム型圧縮機101)の軸受、さらに詳しくは、軸受のシャフトに接触する軸受メタルなどに適用可能である。軸受メタルの寸法は、例えば、内径20〜40mm、外径25〜50mm、肉厚2.5〜5mm程度である。
摺動部材1は、図1に示されるように、多孔質の焼結体からなる多孔質焼結基体2と、多孔質焼結基体2の空孔6が露出した表面(図2参照)に塗装された樹脂組成物3とを備えている。多孔質焼結基体2は、鉄等の金属粉末を焼結することによって製造されている。多孔質焼結基体2は、潤滑油が含浸された含浸層4を有している。
樹脂組成物3は、多孔質焼結基体2の表面を覆う樹脂単独層3aと、多孔質焼結基体2の表面に露出する空孔6に含浸した含浸層3bとを有している。樹脂組成物3は、スプレーまたはディスペンサによって、多孔質焼結基体2の表面に塗装されている。いずれの塗装でも、樹脂塗装面と反対側からの真空引きによって空孔6への充填率が向上する。
樹脂組成物3には、樹脂組成物3の樹脂単独層3aの厚さt1以上の深さt2を有するディンプル5が形成されている。これにより、含浸層4から摺動面である樹脂単独層3aの表面への十分な油通路を確保でき、潤滑性能を確保することが可能になり、また、樹脂組成物3によって耐摩耗性および耐焼付け性を向上する。
また、多孔質焼結基体2の一部は、ディンプル5を通して、外部に露出しているので、摺動面への十分な油通路を確保できる。
樹脂単独層3aの厚さt1は、20〜150μm、好ましくは30〜80μmである。
含浸層4の厚さt3は、10〜80μmであるので、十分な量の潤滑油を保持することができ、好ましくは20〜40μmである。ここで、含浸層4の厚さt3が10μm未満であれば、摺動部材の潤滑に必要な量の潤滑油を保持できなくなり、一方、厚さt3が80μmを超えれば、摺動部材の潤滑に利用されない無駄な潤滑油を保持することになり製造コストが高くなるので、含浸層4の厚さt3は、摺動部材の潤滑に利用される十分な量の潤滑油を保持することができるように、10〜80μmに設定されている。
ディンプル5の開口部の直径D1は、100〜400μmであるので、摺動面への十分な油通路を確保できる。ここで、ディンプル5の開口部の直径D1が100μm未満であれば、十分な油通路を確保できなくなり、一方、直径D1が400μmを超えれば、樹脂組成物3による耐摩耗性および耐焼付け性の維持ができなくなるので、ディンプル5の開口部の直径D1は、樹脂組成物3による耐摩耗性および耐焼付け性を維持しながら摺動面への十分な油通路を確保できるように、100〜400μmに設定されている。
ディンプル5の深さt2は、樹脂組成物3の樹脂単独層3aの厚さt1以上であり、好ましくは、20〜90μmである。これにより、摺動面の樹脂による保護と摺動面への十分な油通路の確保を同時に達成でき、耐摩耗性および耐焼付け性を向上するともに潤滑性能を確保することが可能である。なお、ディンプル5の深さt2は、必ずしもD1/2と等しい関係(ディンプル5が半球状である場合)でなくてもよい。
多孔質焼結基体2の一部は、ディンプル5を通して、外部に露出しているので、多孔質焼結基体2の含浸層4内部の潤滑油をディンプル5を通して樹脂単独層3aの表面に円滑に供給することが可能である。
樹脂組成物3の表面積に対するディンプル5の開口面積の総計の面積割合であるディンプル面積率は、5〜50%(好ましくは、10〜40%)であるので、摺動面への十分な油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上とを最も好ましく両方実現することが可能になる。ここで、ディンプル面積率が5%未満であれば、摺動面への十分な油通路の確保ができなくなり、一方、ディンプル面積率が50%を超えれば、樹脂組成物3による耐摩耗性および耐焼付け性の維持ができなくなるので、ディンプル面積率は、樹脂組成物3による耐摩耗性および耐焼付け性を維持しながら摺動面への十分な油通路を確保できるように、5〜50%に設定されている。
空孔深さt4は、10μm以上(好ましくは、20μm以上)であるので、多孔質焼結基体2と樹脂組成物3の良好な密着性が得られる。なお、含浸層3bの厚さが10μm未満だと密着性を確保できない。一方、空孔深さt4が100μmを超えると樹脂組成物3の含浸が困難になるという不具合がある。
樹脂組成物3は、ポリアミドイミド(PAI)と、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とを含んでいるので、耐摩耗性、低摩擦性(いいかえれば、すべり特性)に優れている。
具体的には、樹脂組成物3は、PTFE等のフッ素樹脂がPAIに分散含有されている。樹脂組成物3は、PAIおよびPTFEの他にも、さらに、フッ化カルシウム等を含んでいる。
多孔質焼結基体2に対する空孔6の体積比率である空孔率は、10〜30%であり、多孔質焼結基体2の強度を保ちながら樹脂組成物3を多孔質焼結基体2の表面に保持するアンカー効果が充分得られる。図2には、樹脂組成物3が塗装されていない状態の多孔質焼結基材2の表面が示されており、多孔質焼結基材2の空孔率は、約20%である。
樹脂組成物3は、樹脂塗装面と反対側からの真空引きによって、多孔質焼結基体2の表面に露出する空孔6に含浸されている。真空引きは、樹脂組成物3の塗装と同時に行ったり、または塗装の後に行っている。真空引きは、多孔質焼結基体2の背面を負圧にして、多孔質焼結基体2の表面から樹脂組成物3を含浸させるようにして行われ、これにより、含浸層3bを厚くすることが可能になる。
摺動部材1は、以下に記載されているスクロール式の高低圧ドーム型圧縮機101の摺動部品に用いられる。
<高低圧ドーム型圧縮機101の全体構成>
本実施形態に係るスクロール式の高低圧ドーム型圧縮機101は、蒸発器や、凝縮器、膨張機構などと共に冷媒回路を構成し、その冷媒回路中のガス冷媒を圧縮する役割を担うものであって、図3に示されるように、主に、縦長円筒状の密閉ドーム型のケーシング10、スクロール圧縮機構15、オルダムリング39、駆動モータ16、下部主軸受60、吸入管19、および吐出管20から構成されている。
本実施形態の摺動部材1は、可動スクロール26のピン軸受26c、上部ハウジング23の上部主軸受34、および下部主軸受60の軸受部60aのうちの少なくとも1つに適用されている。
以下、この高低圧ドーム型圧縮機101の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
<高低圧ドーム型圧縮機101の構成部品の詳細>
(1)ケーシング
ケーシング10は、略円筒状の胴部ケーシング部11と、胴部ケーシング部11の上端部に気密状に溶接される椀状の上壁部12と、胴部ケーシング部11の下端部に気密状に溶接される椀状の底壁部13とを有する。そして、このケーシング10には、主に、ガス冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構15と、スクロール圧縮機構15の下方に配置される駆動モータ16とが収容されている。このスクロール圧縮機構15と駆動モータ16とは、ケーシング10内を上下方向に延びるように配置される駆動軸17によって連結されている。そして、この結果、スクロール圧縮機構15と駆動モータ16との間には、間隙空間18が生じる。
(2)スクロール圧縮機構
スクロール圧縮機構15は、図3に示されるように、主に、ハウジング23と、ハウジング23の上方に密着して配置される固定スクロール24と、固定スクロール24に噛合する可動スクロール26とから構成されている。以下、このスクロール圧縮機構15の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
a)ハウジング
ハウジング23は、その外周面において周方向の全体に亘って胴部ケーシング部11に圧入固定されている。つまり、胴部ケーシング部11とハウジング23とは全周に亘って気密状に密着されている。このため、ケーシング10の内部は、ハウジング23下方の高圧空間28とハウジング23上方の低圧空間29とに区画されていることになる。また、このハウジング23には、上端面が固定スクロール24の下端面と密着するように、固定スクロール24がボルト38により締結固定されている。また、このハウジング23には、上面中央に凹設されたハウジング凹部31と、下面中央から下方に延設された上部主軸受32とが形成されている。そして、この上部主軸受32には、上下方向に貫通する軸受孔33が形成されており、この軸受孔33に駆動軸17が軸受34を介して回転自在に嵌入されている。
b)固定スクロール
固定スクロール24は、主に、鏡板24aと、鏡板24aの下面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ24bとから構成されている。鏡板24aには、圧縮室40(後述)に連通する吐出通路41と、吐出通路41に連通する拡大凹部42とが形成されている。吐出通路41は、鏡板24aの中央部分において上下方向に延びるように形成されている。拡大凹部42は、鏡板24aの上面に凹設された水平方向に広がる凹部により構成されている。そして、固定スクロール24の上面には、この拡大凹部42を塞ぐように蓋体44がボルト44aにより締結固定されている。そして、拡大凹部42に蓋体44が覆い被せられることによりスクロール圧縮機構15の運転音を消音させる膨張室からなるマフラー空間45が形成されている。固定スクロール24と蓋体44とは、図示しないパッキンを介して密着させることによりシールされている。
c)可動スクロール
可動スクロール26は、図3に示されるように、主に、鏡板26aと、鏡板26aの上面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ26bと、鏡板26aの下面に形成されたピン軸受26cと、鏡板26aの両端部に形成される溝部26dとから構成されている。そして、この可動スクロール26は、溝部にオルダムリング39(後述)が嵌め込まれることによりハウジング23に支持される。また、ピン軸受26cには駆動軸17の上端が嵌入される。可動スクロール26は、このようにスクロール圧縮機構15に組み込まれることによって駆動軸17の回転により自転することなくハウジング23内を公転する。そして、可動スクロール26のラップ26bは固定スクロール24のラップ24bに噛合させられており、両ラップ24b,26bの接触部の間には圧縮室40が形成されている。そして、この圧縮室40では、可動スクロール26の公転に伴い、両ラップ24b,26b間の容積が中心に向かって収縮する。本実施形態に係る高低圧ドーム型圧縮機101では、このようにしてガス冷媒を圧縮するようになっている。
d)その他
また、このスクロール圧縮機構15には、固定スクロール24とハウジング23とに亘り、連絡通路46が形成されている。この連絡通路46は、固定スクロール24に切欠形成されたスクロール側通路47と、ハウジング23に切欠形成されたハウジング側通路48とが連通するように形成されている。そして、連絡通路46の上端、即ちスクロール側通路47の上端は拡大凹部42に開口し、連絡通路46の下端、即ちハウジング側通路48の下端はハウジング23の下端面に開口している。つまり、このハウジング側通路48の下端開口により、連絡通路46の冷媒を間隙空間18に流出させる吐出口49が構成されていることになる。
(3)オルダムリング
オルダムリング39は、上述したように、可動スクロールの自転運動を防止するための部材であって、ハウジング23に形成されるオルダム溝(図示せず)に嵌め込まれている。なお、このオルダム溝は、長円形状の溝であって、ハウジング23において互いに対向する位置に配設されている。
(4)駆動モータ
駆動モータ16は、本実施の形態において直流モータであって、主に、ケーシング10の内壁面に固定された環状のステータ51と、ステータ51の内側に僅かな隙間(エアギャップ通路)をもって回転自在に収容されたロータ52とから構成されている。そして、この駆動モータ16は、ステータ51の上側に形成されているコイルエンド53の上端がハウジング23の上部主軸受32の下端とほぼ同じ高さ位置になるように配置されている。
ステータ51には、ティース部に銅線が巻回されており、上方および下方にコイルエンド53が形成されている。また、ステータ51の外周面には、ステータ51の上端面から下端面に亘り且つ周方向に所定間隔をおいて複数個所に切欠形成されているコアカット部が設けられている。そして、このコアカット部により、胴部ケーシング部11とステータ51との間に上下方向に延びるモータ冷却通路55が形成されている。
ロータ52は、上下方向に延びるように胴部ケーシング部11の軸心に配置された駆動軸17を介してスクロール圧縮機構15の可動スクロール26に駆動連結されている。また、連絡通路46の吐出口49を流出した冷媒をモータ冷却通路55に案内する案内板58が、間隙空間18に配設されている。
(5)下部主軸受
下部主軸受60は、駆動モータ16の下方の下部空間に配設されている。この下部主軸受60は、胴部ケーシング部11に固定されるとともに駆動軸17の下端側軸受を構成し、下部主軸受60の軸受部60aにおいて駆動軸17を支持している。
(6)吸入管
吸入管19は、冷媒回路の冷媒をスクロール圧縮機構15に導くためのものであって、ケーシング10の上壁部12に気密状に嵌入されている。吸入管19は、低圧空間29を上下方向に貫通すると共に、内端部が固定スクロール24に嵌入されている。
(7)吐出管
吐出管20は、ケーシング10内の冷媒をケーシング10外に吐出させるためのものであって、ケーシング10の胴部ケーシング部11に気密状に嵌入されている。そして、この吐出管20は、上下方向に延びる円筒形状に形成されハウジング23の下端部に固定される内端部36を有している。なお、吐出管20の内端開口、即ち流入口は、下方に向かって開口されている。
<樹脂単独層3aの表面粗さRaおよびディンプル5の直径D1の説明>
従来の摺動部材(例えば、特開平8−118561号、特開2003−286775、特開平10−30578号公報)では、表面粗さが小さいと樹脂摺動部に異物が混入した際に摩耗が促進されやすくなる。一方、表面粗さが大きくなるほど、ゴミによるアグレシブ摩耗量が小さくなる。
そこで、上記の実施形態の摺動部材では、樹脂組成物3の樹脂単独層3aにディンプル5を設けることにより、摺動面である樹脂単独層3aの表面に油保持効果を高めることが可能になる。
ここで、樹脂単独層3aの表面平均粗さRaは、2〜20μmであるのが好ましい。なぜならば、Raが2μm未満であると摩耗が多くなり、Raが20μmよりも大きくなると樹脂単独層3aの樹脂が脱落しやすくなり、樹脂単独層3aに対してサイジング(摺動部材を金型に入れて寸法矯正する)等の追加の加工ができなくなる等の不具合が生じるからである。
ここで、図5のグラフには、ディンプル5の深さt2(μm)と摺動面である樹脂単独層3a表面における摩耗量(μm)との関係が示されており、ディンプル5の深さt2が樹脂単独層3aの厚さ以上の20〜90μmの範囲で摩耗量が低減することがわかる。また、図6のグラフには、樹脂単独層3aの表面平均粗さRa(μm)と摺動面である樹脂単独層3a表面における摩耗量(μm)との関係が示されており、表面平均粗さRaが2〜20μmの範囲で摩耗量が大幅に低減することがわかる。
ここで、表1における基材温度(多孔質焼結基体2の温度)と樹脂単独層3aの表面平均粗さRaとの関係を実験により測定した結果を見れば、基材加熱により基材温度が上昇するにつれて、表面平均粗さRaが増加しており、樹脂表面にディンプルが形成されることがわかる。
Figure 2008261374
また、ディンプル5の直径D1は、100〜400μmであれば、多孔質焼結基体1に含浸された潤滑油を摺動面である樹脂単独層3aの表面に十分な量を保持することが可能になる。ここで、図4のグラフには、ディンプル5の直径D1(μm)と摺動面である樹脂単独層3a表面における摩耗量(μm)との関係が示されており、ディンプル5の直径D1が100〜400μmの範囲で摩耗量が大幅に低減することがわかる。
以上のように、樹脂単独層3aの表面平均粗さRaが2〜20μmであり、かつ、ディンプル5の直径D1が100〜400μmである摺動部材を、冷凍サイクルの冷媒圧縮用の圧縮機に用いることにより、冷凍サイクルにゴミが混入した場合も、ゴミが摺動面に影響を与えないので、十分な信頼性を確保できる。
<特徴>
(1)
実施形態の摺動部材1では、樹脂組成物3には、樹脂組成物3の樹脂単独層3aの厚さt1以上の深さt2を有するディンプル5が形成されている。これにより、摺動面を樹脂によって確実に保護することが可能になるので、耐摩耗性および耐焼付け性を向上する。それとともに摺動面への十分な油通路の確保により潤滑性能を確保することが可能である。その結果、摺動部の小型化による機械損失低減および耐力向上による高信頼性化の達成が可能になる。
また、実施形態の摺動部材1は、潤滑油の含浸層4を有するので、樹脂組成物3の樹脂単独層3aの膜厚t1を薄くできるので、製造コストが低減する。
(2)
実施形態の摺動部材1では、多孔質焼結基体2の一部は、ディンプル5を通して、外部に露出しているので、多孔質焼結基体2の含浸層4内部の潤滑油をディンプル5を通して摺動面である樹脂単独層3aの表面に円滑に供給することが可能である。
(3)
実施形態の摺動部材1では、含浸層4の厚さt3は、10〜80μmであるので、十分な量の潤滑油を保持することができ、好ましくは20〜40μmである。
(4)
実施形態の摺動部材1では、ディンプル5の開口部の直径D1は、100〜400μmであるので、摺動面である樹脂組成物3の樹脂単独層3aの表面への十分な油通路を確保でき、高い摺動性能を維持できる。
(5)
実施形態の摺動部材1では、樹脂組成物3の表面積に対するディンプル5の開口面積の総計の面積割合であるディンプル面積率は、5〜50%であるので、摺動面への十分な油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上とを好適に実現することが可能になる。
(6)
実施形態では、流体機械である高低圧ドーム型圧縮機101が摺動部材1を備えているので、摺動面への油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上を達成でき、その結果、流体機械における摺動部の小型化による機械損失が低減し、耐力向上による高い信頼性が得られる。
(7)
実施形態では、摺動部材1が高低圧ドーム型圧縮機101の軸受に用いられているので、摺動面への油通路の確保と耐摩耗性および耐焼付き性の向上を達成でき、その結果、摺動部の小型化による機械損失が低減し、耐力向上による高い信頼性が得られる。
(8)
流体機械である圧縮機で使用される冷媒は、二酸化炭素であってもよい。この場合には、摺動部負荷が高い二酸化炭素で、摺動性能の維持および耐摩耗性および耐焼付き性の向上の効果が特に高く、摺動部の小型化による機械損失がより低減し、耐力向上によるより高い信頼性が得られる。
<変形例>
なお、摺動部材1は、図7に示されるスイング圧縮機201に適用する場合には、ピン軸受221(ピストン内周)、主軸受223a(フロントヘッド)、副軸受225a(リヤヘッド)等の部品に適用可能である。
スイング圧縮機201は、図7に示されるように、主に、縦長円筒状の密閉ドーム型のケーシング210、スイング圧縮機構部215、駆動モータ216、吸入管219、吐出管220、およびターミナル270から構成されている。なお、このスイング圧縮機201には、ケーシング210にアキュームレータ(気液分離器)290が取り付けられている。以下、このスイング圧縮機1の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
〔スイング圧縮機の構成部品の詳細〕
(1)ケーシング
ケーシング210は、略円筒状の胴部ケーシング部211と、胴部ケーシング部211の上端部に気密状に溶接される椀状の上壁部212と、胴部ケーシング部211の下端部に気密状に溶接される椀状の底壁部213とを有する。そして、このケーシング210には、主に、ガス冷媒を圧縮するスイング圧縮機構部215と、スイング圧縮機構部215の上方に配置される駆動モータ216とが収容されている。このスイング圧縮機構部215と駆動モータ216とは、ケーシング210内を上下方向に延びるように配置されるクランク軸217によって連結されている。
(2)スイング圧縮機構部
スイング圧縮機構部215は、図7に示されるように、主に、クランク軸217と、ピストン221と、ブッシュ(図示せず)と、フロントヘッド223と、シリンダブロック224と、リアヘッド225とから構成されている。また、本実施の形態において、このスイング圧縮機構部215はケーシング210の底部に貯められている潤滑油に浸漬されており、スイング圧縮機構部215には、潤滑油が差圧給油されるようになっている。以下、このスイング圧縮機構部215の構成部品についてそれぞれ詳述していく。
a)シリンダブロック
シリンダブロック224には、図7に示されるように、クランク軸217の偏心軸部217aおよびピストン221が収容されている。
b)クランク軸
クランク軸217には、一方の端部に偏心軸部217aが設けられている。そして、このクランク軸217は、偏心軸部217aが設けられていない側が駆動モータ216のロータ252に固定されている。
c)ピストン
ピストン221は、略円筒状のロータ部と、ロータ部の径方向外側に突出するブレード部(図示せず)とを有する。
d)ブッシュ
ブッシュ(図示せず)は、略半円柱状の部材であって、ピストン221のブレード部を挟み込むようにしてシリンダブロック224のブッシュ収容孔(図示せず)に収容される。
e)フロントヘッド
フロントヘッド223は、シリンダブロック224の上側(吐出路側)を覆う部材であって、ケーシング210に嵌合されている。このフロントヘッド223には主軸受23aが形成されており、この主軸受223aにはクランク軸217が挿入される。また、このフロントヘッド223には、シリンダブロック224の上面側に形成された吐出路を通って流れてくる冷媒ガスを吐出管220に導くための開口(図示せず)が形成されている。そして、この開口は、冷媒ガスの逆流を防止するための吐出弁(図示せず)により閉塞されたり開放されたりする。
f)リアヘッド
リアヘッド225は、シリンダブロック224の下側(吐出路側の反対側)を覆う。このリアヘッド225には軸受部225aが形成されており、この軸受部225aにはクランク軸217が挿入される。
(3)駆動モータ
駆動モータ216は、直流モータであって、主に、ケーシング210の内壁面に固定された環状のステータ251と、ステータ251の内側に僅かな隙間(エアギャップ通路)をもって回転自在に収容されたロータ252とから構成されている。
ステータ251には、ティース部(図示せず)に銅線が巻回されており、上方および下方にコイルエンド253が形成されている。また、ステータ251の外周面には、ステータ251の上端面から下端面に亘り且つ周方向に所定間隔をおいて複数個所に切欠形成されているコアカット部(図示せず)が設けられている。
ロータ252には、回転軸に沿うようにクランク軸217が固定されている。
(4)吸入管
吸入管219aは、ケーシング210を貫通するように設けられており、一端がシリンダブロック224に形成される吸入孔に嵌め込まれており、他端がアキュームレータ290に嵌め込まれている。
(5)吐出管
吐出管219bは、ケーシング210の上壁部212を貫通するように設けられている。
(6)ターミナル
ターミナル270は、図7に示されるように、内部側には駆動モータ216のコイルエンド253から延びるリード線(図示せず)が接続され、外部電源(図示せず)が接続される。
本発明は、多孔質焼結基体とその表面に塗装された樹脂組成物とを備えた摺動部材であれば、あらゆる種々の摺動部材に適用することが可能である。本発明の摺動部材は、軸受等の種々の摺動部品に用いられる。とくに、本発明の摺動部材は、高温高圧下で用いられるCO2圧縮機の軸受(例えば、ジャーナル軸受)等に用いられるのが好ましい。また、他の圧縮機の軸受としても採用され得る。
さらに、本発明の摺動部材は、コピー機やプリンター等のOA機器の軸受部、または自動車エンジン等の軸受部にも採用され得る。
本発明の実施形態に係わる摺動部材の断面図。 図1の樹脂組成物が塗装されていない状態の多孔質焼結基材の表面を示す平面図。 図1の摺動部材が適用されるスクロール圧縮機の全体構成を示す断面図。 図1の摺動部材におけるディンプル直径と摩耗量との関係を示すグラフ。 図1の摺動部材におけるディンプル深さと摩耗量との関係を示すグラフ。 図1の摺動部材における樹脂組成物の樹脂単独層の表面粗さと摩耗量との関係を示すグラフ。 本発明の変形例である本発明の摺動部材が適用されるスイング圧縮機の全体構成を示す断面図。
符号の説明
1 摺動部材
2 多孔質焼結基体
3 樹脂組成物
3a 樹脂単独層
3b 含浸層
4 含浸層
5 ディンプル
6 空孔
101 スクロール圧縮機
201 スイング圧縮機

Claims (8)

  1. 多孔質の焼結体からなる多孔質焼結基体(2)と、
    前記多孔質焼結基体(2)の表面に塗装された樹脂組成物(3)と
    を備えており、
    前記多孔質焼結基体(2)は、潤滑油が含浸された含浸層(4)を有しており、
    前記樹脂組成物(3)には、前記樹脂組成物(3)の厚さ以上の深さを有するディンプル(5)が形成されている、
    摺動部材(1)。
  2. 前記多孔質焼結基体(2)の一部は、前記ディンプル(5)を通して、外部に露出している、
    請求項1に記載の摺動部材(1)。
  3. 前記含浸層(4)の厚さは、10〜80μmである、
    請求項1に記載の摺動部材(1)。
  4. 前記ディンプル(5)の直径は、100〜400μmである、
    請求項1に記載の摺動部材(1)。
  5. 前記樹脂組成物(3)の表面積に対する前記ディンプル(5)の開口面積の総計の面積割合であるディンプル面積率は、5〜50%である、
    請求項1に記載の摺動部材(1)。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の摺動部材(1)を備えていることを特徴とする流体機械。
  7. 前記摺動部材(1)が軸受である、
    請求項6に記載の流体機械。
  8. 使用される冷媒が二酸化炭素である、
    請求項7に記載の流体機械。
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