JP2008260615A - 用紙端部位置測定装置および給紙装置 - Google Patents

用紙端部位置測定装置および給紙装置 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙載置部に積層されて載置されている用紙を、順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置において、用紙が斜めに積層され載置されている場合であっても、用紙の端部の位置を検出することができるものを提供する。
【解決手段】用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pを、最も下側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置1において、用紙載置部材3に移動自在に設けられ用紙載置部材3に積層され載置されている複数枚の用紙Pのうちで下部に位置している用紙の幅方向における端部に当接して位置決めされる接触子11と、この当接して位置決めされた接触子11の位置を測定する接触子位置測定手段5とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙端部位置測定装置および給紙装置に係り、特に、積層されている用紙のうちで下側もしくは上側に存在している用紙の端部の位置を測定するものに関する。
従来、図15に示すように、用紙載置台202に載置された用紙Pを、用紙載置台202に対して移動位置決め自在なサイドフェンス(用紙の載置位置をガイドするサイドフェンス)204A、204Bに設けられたセンサー206で検出する構成のコピー機等の画像形成装置200が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2001−171893号公報
ところで、たとえばA4サイズの用紙を、用紙載置台202に載置する場合には、フェンス204A、204Bの間隔をA4サイズの用紙の幅よりも僅かに大きくする必要がある。このため、図15に示すように、用紙載置台202に用紙Pを積層して載置したときに用紙Pが斜めに積層される場合がある(用紙のセットずれが発生する場合がある)。
従来の画像形成装置200では、用紙Pが斜めに積層されていると、用紙Pのうちで下側に位置している用紙P1をセンサー206で検出することができない場合があるという問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、用紙載置部に積層されて載置されている用紙の端部の位置を検出する用紙端部位置測定装置、および、用紙載置部に積層されて載置されている用紙を、順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置において、用紙が斜めに積層され載置されている場合であっても、用紙の端部の位置を検出することができるものを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、用紙載置部に積層され載置されている用紙を、最も下側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して、もしくは、最も上側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して、用紙搬送路に供給する給紙装置において、下部に位置している用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向の端部の位置、もしくは、上部に位置している用紙の幅方向の端部の位置を、前記用紙をガイドするためのガイドフェンス以外の部材であって前記給紙装置を構成する部材に設けたセンサーを用いて測定可能な端部位置測定手段を有する給紙装置である。
請求項2に記載の発明は、用紙載置部材に積層され載置されている用紙を、最も下側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置において、前記用紙載置部材に移動自在に設けられ、前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の用紙のうちで下部に位置している用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向における端部に当接して位置決めされる接触子と、前記当接して位置決めされた接触子の位置を測定する接触子位置測定手段とを有する給紙装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の給紙装置において、前記接触子は、少なくとも一対設けられており、前記接触子位置測定手段は、前記下部に位置している用紙の幅方向における一方の端部に当接して位置決めされた接触子と、前記下部に位置している用紙の幅方向における他方の端部に当接して位置決めされた接触子との位置を測定する手段である給紙装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の給紙装置において、前記接触子は複数設けられており、前記用紙載置部材に積層され載置される用紙のサイズ毎に、前記各接触子のそれぞれが個別に用紙に当接して位置決めされるようになっており、前記接触子位置測定手段は、前記位置決めされた各接触子の位置を測定する手段である給紙装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の給紙装置において、前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために設けられ、前記用紙載置部材に載置される用紙のサイズに応じて、移動位置決め自在な一対のガイドフェンスを有し、前記一対のガイドフェンスの内側で前記用紙載置部材に積層され載置されている長方形状の用紙の向きを検出する用紙向き検出手段を有する給紙装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の給紙装置において、前記用紙載置部材の上面より前記接触子が突出することを一時的に防止する突出防止手段を有する給紙装置である。
請求項7に記載の発明は、平板状の上板を備えた用紙載置部材と、前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために、前記用紙載置部材に載置される用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向のサイズに応じて、お互いの間隔を調整自在な一対のガイドフェンスと、前記用紙載置部材の上板の下側で前記用紙載置部材に揺動自在に設けられ、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置される複数枚の所定のサイズの用紙のうちで最も下側に位置している1枚の用紙の幅方向における一方の端部に当接して、前記用紙載置部材に対して揺動位置決めされる第1の接触子と、前記用紙載置部材の上板の下側で前記用紙載置部材に揺動自在に設けられ、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置される複数枚の前記所定のサイズの用紙のうちで最も下側に位置している1枚の用紙の幅方向における他方の端部に当接して、前記用紙載置部材に対して揺動位置決めされる第2の接触子と、前記用紙載置部材の上板の下側に位置し、前記用紙載置部材の上板に対して接近・離反する方向で、前記用紙載置部材に移動自在に設けられている昇降ラックと、前記昇降ラックに一体的に設けられ、前記昇降ラックが移動することによって前記第1の接触子を検出する第1の接触子センサーと、前記昇降ラックに一体的に設けられ、前記昇降ラックが移動することによって前記第2の接触子を検出する第2の接触子センサーと、前記用紙載置部材に対する前記昇降ラックの位置を測定する昇降ラック位置測定手段と、前記用紙載置部材の上板の上面で、前記用紙載置部材に載置されている用紙の給紙方向に移動自在になっている搬送ベルトとを有する給紙装置である。
請求項8に記載の発明は、用紙載置部材に積層され載置されている用紙を、最も上側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置において、前記用紙載置部材の上側で前記用紙載置部材から離れ、前記用紙載置部材に接近・離反する方向で移動自在になっているトレイと、前記トレイに移動自在に設けられ、前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の用紙のうちで上部に位置している用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向における端部に当接して移動する接触子と、前記トレイに一体的に設けられ、前記当接をして接触子が所定の位置まで移動したことを検出する接触子センサーと、前記接触子センサーが前記接触子を検出したときにおける前記トレイの位置を測定するトレイ位置測定手段とを有する給紙装置である。
請求項9に記載の発明は、平面状の上面を備えた用紙載置部材と、前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために、前記用紙載置部材に載置される用紙の幅方向のサイズに応じて、お互いの間隔を調整自在な一対のガイドフェンスと、前記用紙載置部材の上側に位置し、前記用紙載置部材に対して接近・離反する方向で、前記用紙載置部材に対して移動自在になっているトレイと、前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記トレイの移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における一方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第1の接触子と、前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記トレイの移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の前記所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における他方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第2の接触子と、前記トレイに一体的に設けられ、前記第1の接触子を検出する第1の接触子センサーと、前記トレイに一体的に設けられ、前記第2の接触子を検出する第2の接触子センサーと、前記用紙載置部材に対する前記トレイの位置を測定するトレイ位置測定手段と、前記上側に位置している1枚の用紙の上面で、前記用紙載置部材に載置されている用紙の給紙方向に移動自在になっている搬送ベルトとを有する給紙装置である。
請求項10に記載の発明は、トレイと、平面状の上面を備え、前記トレイの下側に位置し、前記トレイに対して接近・離反する方向で、前記トレイに対して移動自在になっている用紙載置部材と、前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために、前記用紙載置部材に載置される用紙の幅方向のサイズに応じて、お互いの間隔を調整自在なように設けられた一対のガイドフェンスと、前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記用紙載置部材の移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における一方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第1の接触子と、前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記用紙載置部材の移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の前記所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における他方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第2の接触子と、前記トレイに一体的に設けられ、前記第1の接触子を検出する第1の接触子センサーと、前記トレイに一体的に設けられ、前記第2の接触子を検出する第2の接触子センサーと、前記トレイに対する前記用紙載置部材の位置を測定する用紙載置部材位置測定手段と、前記上側に位置している1枚の用紙の上面で、前記用紙載置部材に載置されている用紙の給紙方向に移動自在になっている搬送ベルトとを有する給紙装置である。
請求項11に記載の発明は、積層された複数枚の用紙を載置するための用紙載置部材と、一部が、前記用紙載置部材が用紙を載置する用紙載置面の上側に突出し、前記用紙載置面よりも下側に位置している所定の軸を揺動中心にして前記用紙載置部材に対して揺動自在に設けられていると共に、前記用紙載置部材に載置されている用紙のうちで下部に位置している用紙の端部に前記一部が当接することによって所定の位置まで揺動して揺動位置決めされる接触子と、前記当接をして揺動位置決めされた接触子の位置を測定する接触子位置測定手段とを有する用紙端部位置測定装置である。
請求項12に記載の発明は、積層された複数枚の用紙を載置するための用紙載置部材と、前記用紙載置部材の上側で前記用紙載置部材から離れ、前記用紙載置部材に接近・離反する方向で移動自在になっているトレイと、少なくとも一部が前記用紙載置部材側に突出し、所定の軸を揺動中心にして前記トレイに対し揺動自在に設けられていると共に、前記トレイが前記用紙載置部材に接近する方向に移動することによって前記用紙載置部材に載置されている用紙のうちで上部に位置している用紙の端部に前記一部が当接して揺動する接触子と、前記トレイに一体的に設けられ、前記接触子が所定の角度まで揺動したことを検出する接触子センサーと、前記接触子センサーが前記接触子を検出したときにおける前記トレイの位置を測定するトレイ位置測定手段とを有する用紙端部位置測定装置である。
請求項13に記載の発明は、トレイと、前記トレイの下側で前記トレイから離れ、前記トレイに接近・離反する方向で移動自在になっていると共に、積層された複数枚の用紙を載置する用紙載置部材と、少なくとも一部が前記用紙載置部材側に突出し、所定の軸を揺動中心にして前記トレイに対し揺動自在に設けられていると共に、前記用紙載置部材トレイが前記トレイに接近する方向に移動することによって前記用紙載置部材に載置されている用紙のうちで上部に位置している用紙の端部に前記一部が当接して揺動する接触子と、前記トレイに一体的に設けられ、前記接触子が所定の角度まで揺動したことを検出する接触子センサーと、前記接触子センサーが前記接触子を検出したときにおける前記用紙載置部材の位置を測定する用紙載置部材位置測定手段とを有する用紙端部位置測定装置である。
本発明によれば、用紙載置部に積層されて載置されている用紙の端部の位置を検出する用紙端部位置測定装置、および、用紙載置部に積層されて載置されている用紙を、順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置において、用紙が斜めに積層され載置されている場合であっても、用紙の端部の位置を検出することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態に係る給紙装置1の概略構成を示す図であり、図2は、給紙装置1の構成を示す平面図である。
図3は、図2におけるIII−III矢視図であり、図4は図2におけるIV矢視図であり、図5は図2におけるV部の詳細を示す図であり、図6は、図5におけるVI−VI矢視図であり、図7は、図2におけるVII−VII矢視図であり、図8は、図2におけるVIII−VIII矢視図である。
図10は、給紙装置1の設置形態を示す図であり、図11は、図10におけるX矢視図である。
以下、説明の便宜のために、水平方向の一方向をX軸方向とし、水平方向の他の一方向であってX軸方向に対して直交する方向をW軸方向とし、上下方向(鉛直方向)をV軸方向とし、X軸方向に対して直交する方向であってV軸方向に対して斜に交差する方向をZ軸方向とし、X軸方向とZ軸方向とに直交する方向をY軸方向という場合がある(図2、図10等参照)。また、図1は概略的な図であるので、図1に示しているピニオン37やラック39の設置姿勢は、図2等に示すものとは異なっている。
給紙装置(用紙供給装置)1は、積層されて載置されている用紙Pを、最も下側に位置しているものP1から順に1枚ずつ分離し、給紙方向(用紙Pの幅方向に直交する方向;Y軸方向;図2に矢印AR4で示す方向)に移動して用紙搬送路PH(図10参照)に供給する装置である。なお、用紙Pの幅方向は、用紙の搬送方向に対して垂直な方向である。
給紙装置1から用紙搬送路PHに供給された1枚の用紙は、図10に示すように、画像形成装置(たとえば、孔版印刷機、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ)PRに供給され、この供給された用紙に画像が形成されるようになっている。なお、本件明細書における用紙は、パルプから製造される紙だけでなく、フィルム状の合成樹脂等であって絵や文字等を印字・印刷等して形成することができるものを含むものとする。
給紙装置1は、用紙載置部材3と接触子(アーム)11と接触子位置測定手段5とを備えており、用紙載置部材3には、一対のガイドフェンス7A、7Bと分離給紙手段9とが設けられている。
用紙載置部材3は、用紙Pを載置するための平面状の上面(用紙載置面)3Aを備えており、積層された複数枚のたとえば長方形状の用紙Pが上面3Aに載置されるようになっている。
一対のガイドフェンス7A、7Bは、用紙Pが用紙載置部材3のいずれの位置に載置されるべきかをガイドするためのものであり、載置する用紙Pの幅よりも僅かに広い所定の間隔(X軸方向における間隔)をあけて用紙載置部材3に設けられている。
分離給紙手段9は、用紙載置部材3に積層され載置されている複数枚の用紙Pのうちで最も下側に位置している用紙P1から順に1枚ずつ分離し用紙Pを給紙方向(Y軸方向)に移動し用紙搬送路PHに供給するものである。
接触子11は、用紙載置部材3に移動自在(たとえば揺動自在)に設けられている。また、接触子11は、用紙載置部材3に積層され載置されている複数枚の用紙Pのうちで、最も下側に位置している1枚の用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向(X軸方向)における端部に当接して位置決め(たとえば、揺動位置決め)されるようになっている。接触子位置測定手段5は、当接して位置決めされた接触子11の位置(たとえば、揺動位置決めされた接触子11の角度)を測定するものである。
また、給紙装置1には、制御装置が設けられており、この制御装置によって、接触子位置測定手段5で測定した接触子11の位置を、最も下側に位置している1枚の用紙P1端部の位置に変換するようになっている。
接触子位置測定手段5は、たとえば、光電スイッチのごとき接触子センサー13と接触子センサー位置測定手段14とを備えて構成されている。接触子センサー13は、接触子11の有無(接触子11が存在するか否か)を検出可能なセンサーであり、用紙載置部材3に対してたとえばZ軸方向で相対的に移動自在に設けられている。接触子センサー位置測定手段14は、用紙載置部材3に対する接触子センサー13の位置(たとえば、Z軸方向の位置)を検出可能なものである。
そして、接触子センサー13を移動して接触子センサー13が接触子(用紙P1の幅方向における端部に当接して揺動位置決めされる接触子)11を検出したときにおける接触子センサー13の位置を接触子センサー位置測定手段14で測定することによって、用紙P1の端部の位置を測定することができるようになっている。
接触子11は少なくとも一対設けられており、最も下側に位置している1枚の用紙P1の幅方向における一方の端部の位置と、幅方向における他方の端部の位置とを検出するようになっている。
また、用紙載置部材3は、複数種類のサイズの用紙(たとえば、A4サイズ、A3サイズ、B5サイズ、B4サイズ)Pを載置可能になっており、用紙Pが用紙載置部材3に載置されるべき位置をガイドするために、用紙載置部材3に載置される用紙Pのサイズに応じて、一対のガイドフェンス7A、7Bが移動位置決め自在になっている。
接触子11は複数設けられており、用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pのサイズ毎に、各接触子11のそれぞれが個別に用紙Pに当接し、用紙Pの端部の位置を検出するようになっている。
また、給紙装置1には、用紙向き検出手段15が設けられている。用紙向き検出手段15は、一対のガイドフェンス7A、7Bの内側で用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pの向きを検出するものである。すなわち、用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pの幅方向が、用紙Pの長手方向であるのか、もしくは、用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pの幅方向が、用紙Pの長手方向と直交する方向であるのかを検出するものである。
なお、測定した用紙P1の端部の位置に基づき、用紙搬送路PHにおいて1枚の用紙の位置を修正し、位置が修正された用紙を用紙搬送路PHの下流に存在しているコピー機等の画像形成装置に送るようになっている。なお、用紙の位置の修正を、画像形成装置において行うようになっていてもよい。
給紙装置1について例を掲げてより詳しく説明する。
用紙載置部材3は、矩形な平板状の上板17を備えて箱状に形成されている。平板状の上板17には、積層された複数枚の長方形状の用紙Pが載置されるようになっている。上板17の平面状の上面の大きさは、載置される用紙Pの大きさよりも大きくなっている。したがって、用紙Pが載置された状態で、上板17の上面に直交する方向(Z軸方向)から見ると、用紙Pが用紙載置部材3のほぼ内側に位置している。
一対のガイドフェンス7A、7Bは、用紙載置部材3のY軸方向の一端部側の上側で、用紙載置部材3から起立して設けられており、用紙Pをガイドするガイド面は、Y軸方向およびZ軸方向に展開している(X軸方向に直交し展開している)。そして、これらのガイド面の間の間隔(X軸方向の距離)が、用紙載置部材3に載置される用紙Pの幅方向のサイズに応じて調整自在になっている。
ガイドフェンス7Aの下端部の部位(用紙載置部材3の上板17よりも下方に存在する部位)には、ラック(図示せず)がY軸方向に延びて一体的に設けられており、ガイドフェンス7Bの下端部の部位(用紙載置部材3の上板17よりも下方に存在する部位)にも、ラック(図示せず)がY軸方向に延びて一体的に設けられている。ガイドフェンス7Aのラックとガイドフェンス7Bのラックとには、用紙載置部材3に回転自在に設けられたピニオン18(図2参照)が噛合している。
そして、一対のガイドフェンス7A、7Bは、X軸方向における中心線(中心面)CLに対して対称に移動し位置決めされるようになっている。したがって、一対のガイドフェンス7A、7Bによってガイドされて用紙載置部材3に載置される用紙Pは、これらのサイズにかかわらず、X軸方向では中心線CLをほぼ中心にして、用紙載置部材3に載置されるようになっている。なお、Y軸方向においては、サイズにかかわらず、用紙Pの端部ABは用紙載置部材3一端部(用紙Pの出口側の端部)に位置するようになっている(図2参照)。
接触子11は、図3に示すように、用紙載置部材3の上板17の下側で、用紙載置部材3に揺動自在に設けられている。接触子11は薄い板状に形成されており、この厚さ方向がY軸方向になるようにして設けられている。接触子11は、所定の幅および所定の長さを備えて形成されている本体部11Aと、所定の幅および本体部11Aよりも短い所定の長さを備えて形成されている当接部11Cと、所定の幅および当接部11Cよりも短い所定の長さを備えて形成されている被検出部11Dと、錘部11Bとを備えて構成されている。
本体部11Aの長手方向の一端部から当接部11Cが延伸している。本体部11Aの長手方向と当接部11Cとの交差角度は、直角よりも僅かに大きくなっている。当接部11Cの先端部(本体部11Aとは反対側の端部)には、センサー13の検出対象である被検出部11Dが設けられている。本体部11Aの長手方向の他端部側に錘部11Bが設けられている。
接触子11は、本体部11Aの長手方向の他端部側(錘部11Bが設けられている側)に設けられている軸C1を中心にして、図1や図3に矢印AR1で示すごとく揺動自在になっている。すなわち、接触子11は、図6に示すように、上板17から下方に延びている各ブラケット部19に支持されて揺動自在になっている。軸C1は、Y軸方向に延伸しており、Z軸方向においては上板17の下側に位置しており、X軸方向においては、用紙載置部材3に載置される用紙Pの端部よりも外側に位置している。
接触子11の本体部11Aも、X軸方向においては、用紙載置部材3に載置される用紙Pの端部よりも外側に位置している。本体部11Aは、中心線CLに向かうにしたがって上板17側(上側)に向かうように斜めに延伸している。そして、接触子11の本体部11Aは、錘部11B側の部位が上板17の下側に存在しており、当接部11C側の端部およびこの端部の近傍の部位が、上板に設けられた貫通孔を通って上板17よりも上方に突出している。
接触子11の当接部11Cは、X軸方向においては、用紙載置部材3に載置される用紙Pの端部が間に入るような箇所に位置している。当接部11Cは、中心線CLに向かうにしたがって下側に向かうように直線的に斜めに延伸している。接触子11の当接部11Cは、本体部11A側の端部およびこの端部の近傍の部位が上板17よりも上方に突出しており、被検出部11D側の部位は、上板17の下側に存在している。
したがって、接触子11の一部が、用紙載置部材3の上面3Aよりも上方に突出していることになる。また、接触子(たとえばA4サイズの用紙用の接触子)11の頂上部(最も上方に位置している部位)は、X軸方向において一対のカイドフェンス(A4サイズの用紙用に位置決めされたガイドフェンス)7A、7Bの外側に位置している。
常態(用紙載置部材3に用紙Pが載置されていない状態)では、接触子11は、図3に示す姿勢よりも半時計まわりに僅かに揺動(回動)した位置で停止するようになっている。なお、図3に示す接触子11の姿勢は、用紙Pが正しい位置に載置されたときにおける接触子11の姿勢である。
用紙載置部材3に用紙Pが載置されると、最も下側の用紙P1の端部が接触子11の当接部11Cの上側の斜面に当接し、接触子11は、図3に示すような位置で停止するようになっている(揺動位置決めされるようになっている)。なお、図3に示す状態において、用紙P1が僅かに右に移動すれば、接触子11は、半時計まわりに僅かに回動して停止し、用紙P1が僅かに左に移動すれば、接触子11は、時計まわりに僅かに回動して停止するようになっている。
なお、接触子11において、本体部11Aと当接部11Cとの接続部の上側の箇所(用紙Pが当接するおそれのある箇所)を、図3や図7に示すように円弧L1状に形成してもよい。このように円弧状に形成することによって、たとえば、A4サイズよりも幅の大きいB4サイズの用紙Pを用紙載置部材3に載置した場合、B4サイズの用紙Pに傷がつくことを防止することができる。
また、錘部11Bを設けることによって、軸C1まわりの回転モーメントを調整し、前記常態における接触子11の揺動(回動)停止位置を確保しているが、錘部11Bに代えてまたは加えて、バネ(たとえばねじりコイルバネ)等の弾性体を用いて、前記常態における接触子11の揺動停止位置を確保してもよい。
接触子11は、図2に示すように、A4サイズの用紙Pの幅方向の各端部の位置を検出するために2つ設けられている。各接触子11a、11bは、中心線CLに対して対称に設けられている。
さらに、その他の各サイズ(たとえば、A3、B5、B4サイズ)の用紙Pの幅方向の各端部の位置を検出するために検出するために、複数対の各接触子11c、11d、11e、11f、11g、11hが設けられている。各接触子11c、11dは、A3サイズまたはA4横置きサイズの用紙Pの幅方向の各端部の位置を検出するためのものであり、各接触子11e、11fは、B4サイズまたはB5横置きサイズの用紙Pの幅方向の各端部の位置を検出するためのものであり、各接触子11g、11hは、B5サイズの用紙Pの幅方向の各端部の位置を検出するためのものである。各接触子11は、Z軸方向においては、用紙載置部材3に対してほぼ同じところに位置している。
用紙載置部材3の上板17の下側(各接触子11の下側)には、昇降ラック21が設けられている。昇降ラック21は、用紙載置部材3に内側で用紙載置部材3の上板17に対して接近・離反する方向(Z軸方向;用紙載置部材3の上板17の上面とほぼ直交する方向)で、用紙載置部材3に移動自在に設けられている。
より詳しく説明すると、昇降ラック21は、薄い矩形な平板状に形成されており、上面がX軸方向およびY軸方向(Z軸方向に直交する方向)に展開している。
図2に示すように、昇降ラック21のY軸方向の一端部の近傍には、円柱状の伝動軸25が設けられている。伝動軸25は、昇降ラック21に一体的に設けられた軸受け部23に支持されて、X軸方向に延びた軸CL1を回転中心にして回転するようになっている。昇降ラック21のY軸方向の他端部の近傍には、伝動軸27が設けられている。伝動軸27も伝動軸25と同様にして、軸CL2を回転中心にして回転するようになっている。
用紙載置部材3の内側の側壁には、各伝動軸25、27の外径よりもごく僅かに広い幅のガイド溝41がZ軸方向に延びて4つ設けられており、各ガイド溝41に、各伝動軸25、27の長手方向の端部とこの端部の近傍の部位が係合している。
各伝動軸25、27の長手方向の各端部の近傍には、ピニオン37が一体的に設けられており、各ピニオン37のそれぞれは、用紙載置部材3にZ軸方向に延びて一体的に設けられたラック39に噛合している。伝動軸25の長手方向の中間部には、プーリ33が一体的に設けられており、伝動軸27の長手方向の中間部には、プーリ35が一体的に設けられており、各プーリ33、35には、タイミングベルトPY3等の動力伝達部材が巻き掛けられている。
伝動軸25の長手方向の他の中間部には、プーリ29が一体的に設けられている。昇降ラック21には、アクチュエータの例であるモータM1が設けられており、モータM1の回転出力軸には、プーリ31が一体的に設けられている。プーリ31とプーリ35とには、タイミングベルトPY1等の動力伝達部材が巻き掛けられている。
そして、図示しない制御装置の制御の下、モータM1の回転出力軸を回転させると、各伝動軸25、27が同じ回転速度で回転し、昇降ラック21がZ軸方向(図1や図3に示す矢印AR3の方向)で移動するようになっている。
昇降ラック21には、たとえばブラケットを介して、接触子11を検出するための接触子センサー13が一体的に設けられている。接触子センサー13は、たとえば、「コ」字状をした光電センサーで構成されており、この光電センサーの凹部に接触子11の被検出部11Dが入り込んで、光線が遮られたことを検知することにより、接触子11の有無を検出することができるようになっている。
接触子センサー13は、各接触子11a、11b、11c、11d、11e、11f、11g、11hのそれぞれに対して1つずつ設けられていると共に、各接触子センサー13は、Z軸方向ではトレイ21に対して同じところに位置している。
そして、モータM1を駆動して昇降ラック21を下降端の位置から上昇させると、接触子センサー13が接触子11(接触子11の被検出部11D)を検出するようになっている。
モータM1の他方の回転出力軸には、円板43が一体的に設けられている。円板43には、この円板43の厚さ方向(X軸方向)で円板43を貫通している複数の貫通孔(図示せず)が設けられている。各貫通孔は、円板43の円周方向で所定の間隔をあけて設けられている。昇降ラック21には、たとえばブラケットを介して、接触子センサー13と同様なセンサー(接触子センサー13と同じセンサーでもよい)45が一体的に設けられている。センサー45は、円板43が回転したときに、円板43の貫通孔を検出するようになっている。
昇降ラック21には、被検出部材47が一体的に設けられており、用紙載置部材3の下側に部位には、たとえばブラケットを介して、接触子センサー13と同様なセンサー(接触子センサー13と同じセンサーでもよい)49が一体的に設けられている。そして、昇降ラック21が下降端に位置したときに、検出センサー49が被検出部材47を検出するようになっている。
そして、検出センサー49が被検出部材47を検出した後に、モータM1を適宜駆動して昇降ラック21を上昇させたときに、センサー49で検出したパルス信号を前記制御装置でカウントすれば、用紙載置部材3に対する昇降ラック21(接触子センサー13)の高さ位置(Z軸方向の位置)を測定することができるようになっている。
図11に示すように、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの幅方向(X軸方向)における中央部には、搬送ベルトBLが設けられている。搬送ベルトBLは、用紙Pの幅よりも狭い所定の幅を備えた平ベルトで構成されている。
図10に示すように、用紙載置部材3のY軸方向の一端部の近くには、X軸方向に延びている軸CL12を中心に矢印AR5の方向に回転する(モータ等のアクチュエータによって回転する)ローラR3が設けられており、用紙載置部材3のY軸方向の他端部の近くには、X軸方向に延びている軸CL13を中心に回転するローラR5が設けられている。
各ローラR3、R5に搬送ベルトBLが巻き掛けられている。各ローラR3、R5に巻き掛けられた搬送ベルトBLの部位のうちで、用紙載置部材3の上板17の上面の上に存在している部位は、用紙載置部材3に用紙Pが載置された場合には、用紙Pと用紙載置部材3とに挟まれるようになっている。また、各ローラR3、R5に巻き掛けられた搬送ベルトBLは、各ローラR3、R5が回転することによって、用紙載置部材3の上板17の上面の上に存在している部位が、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの幅方向と直交する方向(用紙の搬出方向;Y軸方向)に移動するようになっている。
また、ローラR3に巻き掛けられている搬送ベルトBLの部位には、X軸方向に延びている軸CL11を中心にして矢印AR6の方向に回転する押圧ローラR1が設けられており、搬送ベルトBLで用紙載置部材3の上から搬送されてきた1枚の用紙を、ローラR3に巻き掛けられている搬送ベルトBLの部位と押圧ローラR1とで挟み込んで、用紙搬送路PHに用紙を搬出するようになっている。
なお、用紙搬送路PHでは、用紙を水平方向(W軸方向;矢印AR4aの方向)に搬送するようになっているが、給紙装置1は斜めに設置されており、すなわち、給紙装置1は、用紙載置部材3の上板17の上面が、鉛直方向であるV軸方向に対して斜めに展開するように設置されており、用紙載置部材3の上板17の上面は、用紙搬送路PH側で低くなるような斜めになっている。したがって、給紙装置1内では、用紙搬送路PHに向かって斜め下の方向(矢印AR4bの方向;Y軸方向)に用紙が搬送されるようになっている。
このように、給紙装置1を斜めに設けたことにより、用紙Pを積層した場合に発生する圧力(重力によって下方に位置している用紙Pにかかる圧力)を軽減することができ、給紙装置1からの用紙Pの搬出をスムーズに行うことがきる。
また、給紙装置1には、記憶装置(図示せず)が設けられている。この記憶装置は、たとえば、昇降ラックの位置(下降端に位置している昇降ラック21が上昇して接触子センサー13が接触子11を検出したときにおける昇降ラックの位置)に対応する用紙(用紙載置部材3に載置されている用紙)Pの端部の位置ずれ量を記憶しているメモリである。
より具体的は、前記記憶装置は、図12に示すようなグラフG1に対応する関数(情報)を記憶している。図12の横軸は、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの端部の位置ずれ量を示しており、図12の縦軸は、接触子11の位置ずれ量(正しい位置に対するずれ量;誤差量)を示している。
そして、前記制御装置の制御の下、用紙載置部材3に用紙Pが載置されたときに、下降端に位置している昇降ラック21を上昇させて、接触子センサー13が接触子11を検出したときにおける昇降ラック21の位置を検出し、この検出した位置を位置ずれ量に変換し、前記記憶装置に記憶されている関数を用いて用紙Pの端部の位置ずれ量に換算するようになっている。この換算した位置ずれ量を、出力手段(図示しない)を介して、用紙の供給先である画像形成装置PRに出力するようになっている。
なお、前記制御装置の制御の下、下降端に位置している昇降ラック21を上昇させて、接触子センサー13が接触子11を検出したときにおける昇降ラックの位置が、所定の閾値内にない場合は、用紙Pのサイズが検出すべきサイズのものではないと判定するようにしてもよい。
給紙装置1の用紙向き検出手段15は、用紙Pを検出可能な、たとえば、光電センサーやリミットスイッチや静電容量センサー15A等のいずれかで構成されている。センサー15Aは、図2に示すような位置(用紙載置部材3の上板17の下側)に設けられており、一対のガイドフェンス7A、7B間の距離が一定である場合において、載置された用紙Pが、A3サイズの用紙であるのかA4サイズの用紙であるのかを判別することができるものである。
次に、給紙装置1の動作について説明する。
図9は、給紙装置1の動作の一部を示す図である。
まず、用紙載置部材3に載置される用紙Pのサイズに合わせて一対のガイドフェンス7A、7Bが位置決めされる。この位置決めは、給紙装置1のオペレータが手作業で行ってもよいし、図示しない入力手段を介して入力された用紙Pのサイズに基づいて、前記制御装置の制御の下、自動的に行ってもよい。
用紙載置部材3に積層された用紙Pが載置されると、図3に示すように接触子11が用紙Pの端部に当接して接触子11が揺動位置決めされる。
続いて、前記制御装置の制御の下、下降端に位置している昇降ラック21を上昇させて、接触子センサー13が接触子11を検出したときにおける昇降ラック21の位置を検出し、この検出した値を、前記記憶装置を用いて換算し、用紙P(用紙P1)の位置ずれ量を求める。
より、詳しく説明する。なお、以下の説明では、用紙Pは、装置の製作者がデフォルトで決めた用紙の幅(接触子11間の幅;たとえば接触子11aと接触子11bとの間隔)と同じサイズのものであり、また、図9(b)(c)に示すように用紙Pが左側にずれている場合を例に掲げているが、右側にずれている場合も同様に考えることができる。図9(a)に示すように、用紙Pが正確な箇所に載置されているとすると、接触子11を接触子センサー13が検出したときにおける昇降ラック21の位置(下降端からの距離)は「ta」ということになる。この「ta」の値が図12の横軸の「0mm」に対応している。
図9(b)は、左側の接触子11を左側の接触子センサー13が検出したときの状態を示しており、この状態では、昇降ラック21の位置(下降端からの距離)が「tb」になっている。なお、tb<taである。「ta」の値が図12の横軸の「0mm」に対応しているので、「ta」よりも小さい「tb」は、図12の横軸では「−」の値になる。
図9(c)は、右側の接触子11を右側の接触子センサー13が検出したときの状態を示しており、この状態では、昇降ラック21の位置(下降端からの距離)が「tc」になっている。なお、tc>taである。「ta」の値が図12の横軸の「0mm」に対応しているので、「ta」よりも大きい「tc」は、図12の横軸では「+」の値になる。
図9に示すような、各距離ta、tb、tcを検出し、図12のグラフG1を用いて換算すれば、用紙Pの位置ずれ量を求めることができる。
たとえば、図9(a)に示すように、用紙Pが正確な箇所に載置されている場合には、左右の接触子11を接触子センサー13が検出したときにおける昇降ラック21の位置(下降端からの距離)は「ta=15.00mm」になる。この「15.00mm」を基準にすると、図12の縦軸は「0mm」になり、グラフG1を用いて換算すると、横軸も「0mm」になり、用紙の位置ずれ量も「0mm」であるということになる。また、用紙の幅は装置のデフォルトサイズであるということになる。
また、図9(b)に示すように、左側の接触子11を接触子センサー13が検出したときにおける昇降ラック21の位置(下降端からの距離)が「tb=3.99mm」である場合、前記「15.00mm」を基準にすると、図12の縦軸は「−11.01mm」になり、グラフG1を用いて換算すると、「−11.01mm」に対応する横軸の値が「−5mm」になり、用紙の左側の端部が左側(中心CLから離れる側)に5mmずれているということになる。
また、図9(c)に示すように、右側の接触子11を接触子センサー13が検出したときにおける昇降ラック21の位置(下降端からの距離)が「tc=20.99mm」であると、図12の縦軸は「5.99mm」になり、グラフG1を用いて換算すると、「5.99mm」に対応する横軸の値が「5mm」になり、用紙の右側の端部が左側(中心CLに近づく側)に5mmずれているということになる。
なお、上述したように、用紙の左側の端部が左側に5mmずれており、用紙の右側の端部が左側に5mmずれているという結果であれば、載置されている用紙は、幅方向のサイズが正しいものであるということになるが、用紙の左側の端部ずれ量と用紙の右側の端部ずれ量とがお互いに等しくない場合には、装置の製作者がデフォルトで決めた用紙の幅(接触子11間の幅;たとえば接触子11aと接触子11bとの間隔)でないということになる。
用紙Pの位置ずれ量を求めた後は、最も下側の位置している用紙P1を用紙搬送路PHに供給すると共に、昇降ラック21下降端まで下降させる。
なお、積層され載置されている用紙を1枚搬出する毎に、昇降ラック21を上下動させて用紙Pの端部の位置を検出してもよいし、所定の枚数毎(たとえば、用紙を10枚搬出する毎)に、昇降ラック21を上下動させて用紙Pの端部の位置を検出してもよい。
給紙装置1によれば、最も下側に位置している1枚の用紙P1の幅方向における端部に当接して揺動位置決めされる接触子11を検出することによって、1枚の用紙P1の幅方向における端部の位置を検出するので、用紙Pが図1に示すように斜めに積層され載置されている場合であっても、用紙Pの端部の位置を確実に検出することができる。
また、用紙載置部材3に斜めに積層され載置されている複数枚の用紙Pを下から順に1枚ずつ分離して搬出するにしたがって、用紙Pの位置が変化しても、最も下側に位置している1枚の用紙P1の端部の位置を常に正しく検出することができる。
このようにして検出した用紙Pの端部の位置に基づき、用紙搬送路PHにおいて用紙の位置を修正し、位置が修正された用紙を用紙搬送路PHの下流に存在している画像形成装置PRに送るようにすれば、用紙の正確な位置に画像を形成することができる。
上述したような修正を行うことによって、印刷位置に対する用紙の位置ずれが解消されるので、用紙に全面印刷する場合や少ない余白で用紙に印刷をする場合であっても、用紙周辺に存在しているベルト等の部材が印刷用のインク等で汚れてしまうことを防止することができる。
また、給紙装置1によれば、用紙載置部材(設置場所に対して移動しない用紙載置部材)3に揺動自在に設けられた接触子11が用紙P(P1)の端部に当接して揺動位置決めされた後、用紙載置部材3や接触子11を移動することなく接触子センサー13を移動して接触子11を検出するようになっているので、接触子11を検出すべく接触子センサー13(昇降ラック21)を早く移動しても一旦揺動位置決めされた接触子11が揺動することはない。したがって、用紙Pの端部の位置を早く正確に検出することができる。
また、接触子11が用紙Pの端部に当接して揺動位置決めされた後に接触子11が設けられている用紙載置部材3を移動することがないので、接触子11や用紙載置部材3に加速度が働くことがなく、接触子11の揺動抵抗が極めて小さくなるように構成にしても、揺動位置決めされた接触子(用紙Pの端部に当接して揺動位置決めされた接触子)11が振動(揺動の方向での振動)することはない。接触子11の揺動抵抗が極めて小さくなるような構成にすれば、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの枚数が1枚になっても、接触子11を容易に揺動位置決めさせることができ、用紙Pの端部の位置を検出することができる。
さらに、接触子11を用紙載置部材3に対して揺動するだけの単純な構成のものとし、揺動位置決めされた接触子11を、接触子11とは別個に設けられた接触子センサー13で検出する構成になっているので、接触子11を軽量化することができ(慣性モーメントを小さくすることができ)、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの枚数が1枚になっても、接触子11を確実に揺動位置決することができ、用紙Pの端部の位置を検出することができる。
また、給紙装置1によれば、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの幅方向の両端部の位置を検出するようになっているので、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの幅を測定することができると共に、用紙Pの幅方向の中心位置を誤検知することなく正確に検知することができる。
ところで、用紙には縦目、横目があり湿度よって横目方向での大きさが変化する。具体的には、湿度が高くなると水分を吸収して横目方向のサイズが大きくなる。また、用紙のサイズは、実際には、1mm以下の範囲内で揺れ(ばらつき)がある場合があり、もしくは、使用者がA3サイズのものを半分の大きさのA4サイズにして使用する場合があるが、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの幅方向の両端部の位置を検出するようになっているので、上述の場合であっても、用紙載置部材3に載置されている用紙Pの幅を正確に測定することができる。
また、給紙装置1によれば、用紙載置部材3に積層され載置され最も下側に位置している1枚の用紙P1の幅方向における両端部の位置を測定するので、1枚の用紙P1の位置ずれを確実に測定することができる。たとえば、用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pのうちで最も下側に位置している1枚の用紙(最下部の用紙)P1のみが、他の用紙に比べて著しく幅方向の一方の側にずれている場合、一方の接触子(最下部の用紙のずれ側とは反対側に位置している接触子)11が、最下部の用紙P1の上に位置している用紙(下から2枚目の用紙)の端部に接触してしまい、最下部の用紙P1の端部の位置を正確に測定することができないおそれがある。
しかし、他方の接触子(最下部の用紙のずれ側に位置している接触子)11は、最下部の用紙P1の端部に接触し端部の位置が正確に測定されるので、最下部の用紙P1の幅方向の位置ずれを測定することができ、もしくは、用紙Pの幅方向のサイズが正確なものでないと認識することができる。
また、給紙装置1によれば、用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pのサイズ毎に、各接触子11のそれぞれが個別に用紙Pに当接し、用紙Pの端部の位置を検出するようになっているので、用紙Pのサイズか異なっても接触子11や接触子センサー13の位置を変更する機構が不要であり、簡素な構成で、用紙載置部材3に載置されている様々なサイズの用紙Pの端部の位置を検出することができる。
さらに、給紙装置1によれば、複数の各接触子11の位置を、1つのセンサー45で測定するようになっているので、装置の構成が簡素になっている。
また、給紙装置1によれば、用紙向き検出手段15が設けられているので、用紙載置部材3に積層され載置されている用紙Pの向きを判別することができる。たとえば、用紙載置部材3に積層され載置されている用紙PがA3サイズの用紙であるのかA4サイズの用紙であるのか否かを確実に判別することができる。
ところで、接触子11の揺動角度をロータリエンコーダで直接的に検出する構成であってもよい。また、図13に矢印AR7で示すように、接触子51を直線的に移動自在に設けて、接触子51を接触子センサー.で検出するように構成してもよい。なお、接触子51は圧縮バネ53で用紙P側に付勢されているものとする。
また、図9において、左側の接触子11の値tbと左側の接触子11の値tcとの差を求めることによって、用紙の幅方向における位置ずれ量を求めてもよい。たとえば、用紙が正確なサイズである場合において、図9の(b)における測定値tbと図9の(c)における測定値tcとがお互いに等しければ、用紙の位置ずれは発生していないことになり、図9の(b)における測定値tbと図9の(c)における測定値tcとの差の絶対値が大きくなれば、用紙の位置ずれ量が大きいことになる。
ところで、給紙装置1に、用紙載置部材3の上面3Aより接触子11が突出することを一時的に防止する突出防止手段71を設けてもよい。たとえば、図3に示すトレイ21の下方で、ストッパー(図示せず)をトレイ21に一体的に設け、トレイ21を図3に示す状態から所定の距離だけ上昇させたときに、接触子11の錘部11Bの下端と前記ストッパーとを当接させて、錘部11Bを上方に押し上げ、接触子11を図3に示す状態よりも時計まわりに回動させて、接触子11の総てが、一時的に用紙載置部材3の上面3Aより下側に位置するようにしてもよい。
突出防止手段71を設けることにより、用紙載置部材3の上面より接触子11が突出することを一時的に防止することができ、用紙載置部材3に用紙Pを載置する際、接触子11を用紙載置部材3の上面3Aより引っ込めておくことで、オペレータによる用紙載置部材3への用紙Pの載置が容易になる。
[第2の実施形態]
図14は、本発明の第2の実施形態に係る給紙装置1aの概略構成を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る給紙装置1aは、用紙載置部材3に積層されて載置されている用紙Pのうちで最も上側に位置している用紙P3の端部の位置を測定し、最も上側に位置している用紙P3から順に搬出する点が、本発明の第1の実施形態に係る給紙装置1と異なり、その他の点は、本発明の第1の実施形態に係る給紙装置1とほぼ同様に構成されておりほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、給紙装置1aは、トレイ61と、接触子65と、接触子センサー13と同様な接触子センサー67とトレイ位置測定手段5aと分離給紙手段9とを備えて構成されている。トレイ61は、用紙載置部材3の上側で用紙載置部材3から離れて設けられており、用紙載置部材3に接近・離反する方向(Z軸方向)で移動自在になっている。
接触子65は、用紙載置部材3の上側で、トレイ61に移動自在(たとえば揺動自在)に設けられており、用紙載置部材3に積層され載置されている複数枚の用紙Pのうちで最も上側に位置している1枚の用紙P1の幅方向における端部に当接して位置決めされるようになっている。
接触子センサー67は、トレイ61に一体的に設けられており、接触子65が前記当接をして所定の角度まで揺動したことを検出するようになっている。
トレイ位置測定手段5aは、接触子センサー67が接触子65を検出したときにおけるトレイ61の位置(用紙載置部材3に対する位置)を測定するものである。
そして、トレイ61を下側に移動して接触子65が最も上側に位置している1枚の用紙P3の幅方向における端部に当接して接触子65が所定の揺動角度まで位置に達したとき(所定の角度まで揺動したとき)に、接触子センサー67が接触子65を検出し、接触子センサー67が接触子65を検出したときにおけるトレイ61の位置を前記トレイ位置測定手段5aで測定することによって、用紙P3の端部の位置を検出するようになっている。
なお、分離給紙手段9は、用紙載置部材3と、用紙載置部材3に積層され載置されている複数枚の用紙Pのうちで最も上側に位置している用紙P3から順に1枚ずつ分離し用紙搬送路PHに供給するものである。
給紙装置1aによれば、最も上側に位置している1枚の用紙P3の幅方向における端部に当接して揺動する接触子65を検出することによって、1枚の用紙P3の幅方向における端部の位置を検出するので、用紙載置部材3に載置されている用紙が1枚になっても、接触子65が揺動しやすくなっている。
すなわち、接触子65が用紙Pに当接して揺動する場合、用紙Pには下向きの力(接触子65の反力)が加わるのであるが、用紙Pは用紙載置部材3の上に載置されているので、比較的大きな反力が加わっても用紙Pに位置ずれが発生することはなく、用紙Pが1枚になっても比較的大きな力(回転モーメント)で接触子65を揺動させることができ、接触子65が揺動しやすくなっている。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る給紙装置は、トレイ61の代わりに用紙載置部材3を移動する点が、本発明の第2の実施形態に係る給紙装置1aと異なり、その他の点は、本発明の第2の実施形態に係る給紙装置1aとほぼ同様に構成されておりほぼ同様の効果を奏する。
ところで、前述した各実施形態に係る給紙装置では、最も下側に位置している1枚の用紙の端部位置、もしくは、最も上側に位置している1枚の用紙の端部位置を測定しているが、下部に位置している用紙の端部位置、もしくは、上部に位置している用紙の端部位置を測定してもよい。
たとえば、用紙載置部材に積層され載置されている用紙のうちで、下から10枚目〜20枚目の用紙の端部の位置を測定し、この測定値を、最も下側に位置している1枚の用紙の端部位置とみなすようにしてもよい。
なお、前記各実施形態に係る給紙装置は、用紙載置部に積層され載置されている用紙を、最も下側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して、もしくは、最も上側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して、用紙搬送路に供給する給紙装置において、下部に位置している用紙(たとえば、最も下側に位置している1枚の用紙の端部)の幅方向の端部の位置、もしくは、上部に位置している用紙(たとえば、最も上側に位置している1枚の用紙の端部)の幅方向の端部の位置を、前記用紙をガイドするためのガイドフェンス以外の部材であって前記給紙装置を構成する部材(前記載置されている用紙に対して相対的に移動しない部材)に設けたセンサーを用いて測定可能な端部位置測定手段を有する給紙装置の例である。
本発明の実施形態に係る給紙装置1の概略構成を示す図である。 給紙装置1の構成を示す平面図である。 図2におけるIII−III矢視図である。 図2におけるIV矢視図である。 図2におけるV部の詳細を示す図である。 図5におけるVI−VI矢視図である。 図2におけるVII−VII矢視図である。 図2におけるVIII−VIII矢視図である。 給紙装置1の動作の一部を示す図である。 給紙装置1の設置形態を示す図である。 図10におけるX矢視図である。 記憶装置の内容を示す図である。 接触子の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る給紙装置1aの概略構成を示す図である。 従来の画像形成装置200に用紙を供給する装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
1、1a 給紙装置
3 用紙載置部材
3A 上面
5 接触子位置測定手段
7A、7B ガイドフェンス
9 分離給紙手段
11 接触子
13 接触子センサー
14 接触子センサー位置測定手段
15 用紙向き検出手段
17 上板
21 昇降ラック
61 トレイ
BL 搬送ベルト
P、P1、P3 用紙
PH 用紙搬送路

Claims (13)

  1. 用紙載置部に積層され載置されている用紙を、最も下側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して、もしくは、最も上側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して、用紙搬送路に供給する給紙装置において、
    下部に位置している用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向の端部の位置、もしくは、上部に位置している用紙の幅方向の端部の位置を、前記用紙をガイドするためのガイドフェンス以外の部材であって前記給紙装置を構成する部材に設けたセンサーを用いて測定可能な端部位置測定手段を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 用紙載置部材に積層され載置されている用紙を、最も下側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置において、
    前記用紙載置部材に移動自在に設けられ、前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の用紙のうちで下部に位置している用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向における端部に当接して位置決めされる接触子と;
    前記当接して位置決めされた接触子の位置を測定する接触子位置測定手段と;
    を有することを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項2に記載の給紙装置において、
    前記接触子は、少なくとも一対設けられており、
    前記接触子位置測定手段は、前記下部に位置している用紙の幅方向における一方の端部に当接して位置決めされた接触子と、前記下部に位置している用紙の幅方向における他方の端部に当接して位置決めされた接触子との位置を測定する手段であることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の給紙装置において、
    前記接触子は複数設けられており、前記用紙載置部材に積層され載置される用紙のサイズ毎に、前記各接触子のそれぞれが個別に用紙に当接して位置決めされるようになっており、
    前記接触子位置測定手段は、前記位置決めされた各接触子の位置を測定する手段であることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項4に記載の給紙装置において、
    前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために設けられ、前記用紙載置部材に載置される用紙のサイズに応じて、移動位置決め自在な一対のガイドフェンスを有し、
    前記一対のガイドフェンスの内側で前記用紙載置部材に積層され載置されている長方形状の用紙の向きを検出する用紙向き検出手段を有することを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の給紙装置において、
    前記用紙載置部材の上面より前記接触子が突出することを一時的に防止する突出防止手段を有することを特徴とする給紙装置。
  7. 平板状の上板を備えた用紙載置部材と;
    前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために、前記用紙載置部材に載置される用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向のサイズに応じて、お互いの間隔を調整自在な一対のガイドフェンスと;
    前記用紙載置部材の上板の下側で前記用紙載置部材に揺動自在に設けられ、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置される複数枚の所定のサイズの用紙のうちで最も下側に位置している1枚の用紙の幅方向における一方の端部に当接して、前記用紙載置部材に対して揺動位置決めされる第1の接触子と;
    前記用紙載置部材の上板の下側で前記用紙載置部材に揺動自在に設けられ、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置される複数枚の前記所定のサイズの用紙のうちで最も下側に位置している1枚の用紙の幅方向における他方の端部に当接して、前記用紙載置部材に対して揺動位置決めされる第2の接触子と;
    前記用紙載置部材の上板の下側に位置し、前記用紙載置部材の上板に対して接近・離反する方向で、前記用紙載置部材に移動自在に設けられている昇降ラックと;
    前記昇降ラックに一体的に設けられ、前記昇降ラックが移動することによって前記第1の接触子を検出する第1の接触子センサーと;
    前記昇降ラックに一体的に設けられ、前記昇降ラックが移動することによって前記第2の接触子を検出する第2の接触子センサーと;
    前記用紙載置部材に対する前記昇降ラックの位置を測定する昇降ラック位置測定手段と;
    前記用紙載置部材の上板の上面で、前記用紙載置部材に載置されている用紙の給紙方向に移動自在になっている搬送ベルトと;
    を有することを特徴とする給紙装置。
  8. 用紙載置部材に積層され載置されている用紙を、最も上側に位置しているものから順に1枚ずつ分離して用紙搬送路に供給する給紙装置において、
    前記用紙載置部材の上側で前記用紙載置部材から離れ、前記用紙載置部材に接近・離反する方向で移動自在になっているトレイと;
    前記トレイに移動自在に設けられ、前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の用紙のうちで上部に位置している用紙の、給紙方向とは直交する方向である幅方向における端部に当接して移動する接触子と;
    前記トレイに一体的に設けられ、前記当接をして接触子が所定の位置まで移動したことを検出する接触子センサーと;
    前記接触子センサーが前記接触子を検出したときにおける前記トレイの位置を測定するトレイ位置測定手段と;
    を有することを特徴とする給紙装置。
  9. 平面状の上面を備えた用紙載置部材と;
    前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために、前記用紙載置部材に載置される用紙の幅方向のサイズに応じて、お互いの間隔を調整自在な一対のガイドフェンスと;
    前記用紙載置部材の上側に位置し、前記用紙載置部材に対して接近・離反する方向で、前記用紙載置部材に対して移動自在になっているトレイと;
    前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記トレイの移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における一方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第1の接触子と;
    前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記トレイの移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の前記所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における他方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第2の接触子と;
    前記トレイに一体的に設けられ、前記第1の接触子を検出する第1の接触子センサーと;
    前記トレイに一体的に設けられ、前記第2の接触子を検出する第2の接触子センサーと;
    前記用紙載置部材に対する前記トレイの位置を測定するトレイ位置測定手段と;
    前記上側に位置している1枚の用紙の上面で、前記用紙載置部材に載置されている用紙の給紙方向に移動自在になっている搬送ベルトと;
    を有することを特徴とする給紙装置。
  10. トレイと;
    平面状の上面を備え、前記トレイの下側に位置し、前記トレイに対して接近・離反する方向で、前記トレイに対して移動自在になっている用紙載置部材と;
    前記用紙が載置されるべき位置をガイドするために、前記用紙載置部材に載置される用紙の幅方向のサイズに応じて、お互いの間隔を調整自在なように設けられた一対のガイドフェンスと;
    前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記用紙載置部材の移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における一方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第1の接触子と;
    前記用紙載置部材の上側で前記トレイに揺動自在に設けられ、前記用紙載置部材の移動によって、前記一対のガイドフェンスの間で前記用紙載置部材に積層され載置されている複数枚の前記所定のサイズの用紙のうちで最も上側に位置している1枚の用紙の幅方向における他方の端部に当接し、前記トレイに対して揺動する第2の接触子と;
    前記トレイに一体的に設けられ、前記第1の接触子を検出する第1の接触子センサーと;
    前記トレイに一体的に設けられ、前記第2の接触子を検出する第2の接触子センサーと;
    前記トレイに対する前記用紙載置部材の位置を測定する用紙載置部材位置測定手段と;
    前記上側に位置している1枚の用紙の上面で、前記用紙載置部材に載置されている用紙の給紙方向に移動自在になっている搬送ベルトと;
    を有することを特徴とする給紙装置。
  11. 積層された複数枚の用紙を載置するための用紙載置部材と;
    一部が、前記用紙載置部材が用紙を載置する用紙載置面の上側に突出し、前記用紙載置面よりも下側に位置している所定の軸を揺動中心にして前記用紙載置部材に対して揺動自在に設けられていると共に、前記用紙載置部材に載置されている用紙のうちで下部に位置している用紙の端部に前記一部が当接することによって所定の位置まで揺動して揺動位置決めされる接触子と;
    前記当接をして揺動位置決めされた接触子の位置を測定する接触子位置測定手段と;
    を有することを特徴とする用紙端部位置測定装置。
  12. 積層された複数枚の用紙を載置するための用紙載置部材と;
    前記用紙載置部材の上側で前記用紙載置部材から離れ、前記用紙載置部材に接近・離反する方向で移動自在になっているトレイと;
    少なくとも一部が前記用紙載置部材側に突出し、所定の軸を揺動中心にして前記トレイに対し揺動自在に設けられていると共に、前記トレイが前記用紙載置部材に接近する方向に移動することによって前記用紙載置部材に載置されている用紙のうちで上部に位置している用紙の端部に前記一部が当接して揺動する接触子と;
    前記トレイに一体的に設けられ、前記接触子が所定の角度まで揺動したことを検出する接触子センサーと;
    前記接触子センサーが前記接触子を検出したときにおける前記トレイの位置を測定するトレイ位置測定手段と;
    を有することを特徴とする用紙端部位置測定装置。
  13. トレイと;
    前記トレイの下側で前記トレイから離れ、前記トレイに接近・離反する方向で移動自在になっていると共に、積層された複数枚の用紙を載置する用紙載置部材と;
    少なくとも一部が前記用紙載置部材側に突出し、所定の軸を揺動中心にして前記トレイに対し揺動自在に設けられていると共に、前記用紙載置部材トレイが前記トレイに接近する方向に移動することによって前記用紙載置部材に載置されている用紙のうちで上部に位置している用紙の端部に前記一部が当接して揺動する接触子と;
    前記トレイに一体的に設けられ、前記接触子が所定の角度まで揺動したことを検出する接触子センサーと;
    前記接触子センサーが前記接触子を検出したときにおける前記用紙載置部材の位置を測定する用紙載置部材位置測定手段と;
    を有することを特徴とする用紙端部位置測定装置。
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