JP2008260474A - 車両用撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に設けられて車内や車両周辺を撮影する車両用撮影装置において、所望の領域を確実に撮影できるようにする。
【解決手段】車両への不正行為を検知すると共に、その不正行為を受けた箇所を検出する車内異常検出用センサ40からの信号に基づき、制御ECU30が異常(不正行為)有りと判定すると、その制御ECU30は、カメラ駆動用アクチュエータ20を駆動することで、車内撮影用カメラ10の向きを異常が検出された箇所に向ける。また、車内撮影用カメラ10を起動して、その異常が検出された箇所を含む領域をその車内撮影用カメラ10撮影させる。これにより、異常が検出された箇所を確実に撮影できるようになる。このため、例えば、車両に不正行為をはたらいた第三者をより確実に撮影できるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車内又は車両周辺を撮影する車両用撮影装置に関する。
従来より、例えばセキュリティの向上、或いは忘れ物の防止等を図るために、車内(例えば居住空間)を撮影するためのカメラを車両に設けることが考えられている。
例えば特許文献1には、車内への物の置き忘れを防止するために車両に設ける装置として、車内撮影用のカメラを備えたものが記載されている。
特許文献1の装置(以下、忘れ物防止装置と記載する)では、カメラにより車内全体を撮影するようにしている。そして、人が車両から降りた後などに車内を撮影すると共に、その撮影画像(以下、降車時画像)と、予め撮影しておいた基準画像とを比較する。この基準画像は、車内の構成部品(例えばシート等)のみからなる画像である。そして、降車時画像と基準画像とを比較した結果、両者に差異があり、その差異のある領域の割合が所定値より小さい場合に、忘れ物があると判定する。尚、差異のある領域の割合が所定値以上の場合は、例えば人が居ることによる差異、或いは、例えば忘れ物ではない大きな荷物があることによる差異と判断し(例えば大きな荷物はよっぽどのことがない限り忘れることがないという前提である)、忘れ物があるとは判断しない。
そして、この忘れ物防止装置では、前述のように降車時画像と基準画像とを比較する必要があるため、カメラが車両内に固定されている。
ところで、上記の忘れ物防止装置は物の置き忘れを防止することを趣旨としたものであるが、この忘れ物防止装置と同じような装置が、従来より、例えばセキュリティを向上させるためにも利用されている。具体的に、カメラの存在を知らしめることで車両に不正行為を行おうとする第三者を牽制したり、不正行為を行った第三者を撮影したりするために用いられている。
特開2006−338535号公報
しかしながら、例えば特許文献1の忘れ物防止装置と同じような装置をセキュリティの向上を目的として使用した場合、以下のような問題が生じる。
例えば、上記忘れ物防止装置ではカメラが固定されているため、撮影可能な領域が限られてしまい、不正行為を行った第三者を必ずしも適切に撮影できるとは言えない。具体的に、第三者が撮影可能な領域に入り込まず、第三者を撮影できないことも考えられる。また、運良く第三者を撮影できたとしても、例えば体の一部分のみしか撮影できず、第三者の特定が難しくなることも考えられる。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、車両に設けられて車内や車両周辺を撮影する車両用撮影装置において、所望の領域を確実に撮影することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車両用撮影装置は、撮影手段と、検出手段と、撮影制御手段とを備えている。
検出手段は、車両への第三者による不正行為を検知すると共に、その不正行為を受けた車両の箇所(以下、不正行為箇所と言う)を検出する。
そして、撮影制御手段は、検出手段により不正行為箇所が検出されると、その不正行為箇所が撮影手段により撮影可能となるように、その撮影手段の設置状態を変化させると共に、その撮影手段に撮影させる。
ここで、設置状態を変化させるとは、例えば、位置及び姿勢の両方又は一方を変化させる趣旨である。また、不正行為としては、例えば車両のドアやトランクのこじ開けなどが考えられる。
そして、請求項1の車両用撮影装置によれば、第三者が車両に不正行為をはたらいた場合、その不正行為を受けた箇所が確実に撮影されるようになり、ひいては第三者を確実に撮影できるようになる。よって、例えば、不正行為をはたらいた第三者が撮影されなかったり、或いは運良く第三者を撮影できたものの、例えば体の一部分のみしか撮影できておらず第三者の特定が難しくなってしまったりする、というような問題が生じることを防止することができる。尚、撮影手段としては、動画及び静止画の少なくとも何れかを撮影できるものがある。
ここで、請求項1の車両用撮影装置では、特に、請求項2のように構成すると良い。
請求項2の車両用撮影装置では、撮影制御手段は、撮影手段の視野の中心が不正行為箇所となるように、その撮影手段の設置状態を変化させるようになっている。
このような請求項2の車両用撮影装置によれば、不正行為箇所、ひいては不正行為をはたらいた第三者をより鮮明に撮影することができるようになる。
ところで、例えば複数人が同時に同じ車両に不正行為を働く場合も考えられる。
そこで、請求項3の車両用撮影装置では、請求項1,2の車両用撮影装置において、検出手段は、不正行為箇所を複数同時に検出できるようになっており、撮影制御手段は、検出手段により不正行為箇所が複数同時に検出されると、その複数の不正行為箇所が所定の順序で順番に撮影手段により撮影可能となるように、その撮影手段の設置状態を変化させるようになっている。
つまり、不正行為箇所が複数同時に検出された場合、その複数の不正行為箇所が順番に、撮影手段により撮影される。このため、不正行為をはたらいた第三者を取り逃がす(撮影を逃す)可能性を抑えることができる。尚、予め、撮影を優先する優先度を定めておき、その優先度に従って、撮影手段の設置状態を変化させるようにしてもよい。例えば、侵入の頻度が高いと思われる運転席側の領域は、優先度を高く設定しておくことが考えられる。
次に、請求項4の車両用撮影装置は、請求項1〜3の車両用撮影装置において、撮影手段は、撮影領域がそれぞれ定められた複数の部分撮影手段からなっている。
そして、撮影制御手段は、複数の部分撮影手段のそれぞれについて、その設置状態を変化させるようになっていると共に、検出手段により不正行為箇所が検出されると、その不正行為箇所を含む撮影領域を担当する部分撮影手段に、その不正行為箇所を含む撮影領域を撮影させるようになっている。
車内においては、例えば座席の背もたれなどがあるために、死角が生じやすい。具体的に、運転席側或いは助手席側からは、その運転席或いは助手席の背もたれが邪魔になって後部座席側を充分に視認することは難しく、同様に、後部座席側から、運転席側或いは助手席側を充分に視認することは難しい。
この点、部分撮影手段を複数備えた請求項4の車両用撮影装置によれば、死角を減らすことができる。例えば、運転席側の領域、助手席側の領域、或いは後部座席側の領域を担当する部分撮影手段をそれぞれ個別に設ければ、より確実に不正行為箇所を撮影できるようになって、ひいては不正行為をはたらいた第三者を確実に撮影できるようになる。
また、部分撮影手段はそれぞれ、担当する撮影領域が定められており、これによれば、所望の箇所を効率良く撮影できるようになる。例えば、同じ領域が重複して撮影されないように構成することができる。尚、逆に、同じ領域が重複して撮影されても良いことは勿論である。
また、複数の部分撮影手段で撮影領域を分担すれば、設置状態の変化量を大きくしなければいけなくなるという問題を避けることができる。よって、部分撮影手段の設置状態を、不正行為箇所を撮影可能なように変化させるための時間が大きくなってしまうことを防止することができる。したがって、不正行為をはたらいた第三者をより確実に撮影できるようになる。
次に、請求項5の車両用撮影装置は、請求項1〜4の車両用撮影装置において、検出手段は、車両のドアの異常開閉を検知するようになっている。
例えば、第三者がドアをこじ開けて車内に侵入するという不正行為が考えられるが、請求項5の車両用撮影装置によれば、そのような不正行為を事前に検知して第三者を撮影し得るため、有効である。
次に、請求項6の車両用撮影装置は、請求項1〜5の車両用撮影装置において、検出手段は、車両内に設けられた収納ボックスの蓋の異常開閉を検知するようになっている。
車両内の収納ボックスは、物を収納するスペースであるから、第三者に特に狙われやすい。この点、請求項6の車両用撮影装置によれば、例えば収納ボックスが第三者に狙われてこじ開けられたような場合でも、その収納ボックスを含む領域が撮影されて、ひいては第三者も撮影されるようになる。尚、例えば収納ボックスにおいては鍵が設けられていないことも多々あり、この場合、誰でも簡単に収納ボックスを開けられるようになって、不正に開けられた旨の検知が難しくなる。このため、収納ボックスが開けられた場合は必ず、その収納ボックスを含む領域が撮影されるようにしても良い。
次に、請求項7の車両用撮影装置は、請求項1〜6の車両用撮影装置において、撮影手段により撮影された画像の情報を記憶するメモリを備えている。
メモリに撮影画像の情報を記憶しておくことで、いつでも撮影画像を確認できるようになる。このため、不正行為をはたらいた第三者を撮影できた場合に、その第三者の特定がし易くなる。また、メモリの容量を大きくすればより多くの情報を記憶しておくことができるため、例えば数日車両を置きっぱなしにするような場合でも安心である。尚、メモリとしては、揮発性のメモリでも良いし、不揮発性のメモリでも良い。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1は、本発明が適用された第1実施形態の車両用撮影装置1の構成図である。この車両用撮影装置1は車両に設けられる。特に、後述する車内撮影用カメラ10は、車内の所望の箇所に設ければ良い。
図1に示すように、車両用撮影装置1は、車内撮影用カメラ10と、車内撮影用カメラ10の向きを変えるためのカメラ駆動用アクチュエータ20と、カメラ駆動用アクチュエータ20の駆動を制御すると共に、車内撮影用カメラ10の動作(起動や停止)を制御するための電子制御装置(以下、電子制御装置のことを、ECUと記載する)30と、車両への不正行為を検出するための車内異常検出用センサ40と、車内撮影用カメラ10の撮影画像を記憶する不揮発性のメモリ50とを備えている。
車内撮影用カメラ10は、映像をデジタルデータとして取得するいわゆるデジタルビデオカメラである。また、動画及び静止画の少なくとも何れかを撮影できるようになっている。
車内異常検出用センサ40は、具体的には、車両のドアやトランクの異常開閉を検出するためのものである。例えば、本実施形態では、開閉のための操作部が操作されていないのにトランクやドアが開けられたり、或いはキーが差し込まれていないのにロックが解除されたりすると、車内異常検出用センサ40から異常信号が制御ECU30に出力される。尚、本実施形態では、車両に設けられているドアのそれぞれについて、異常の有無が検出されると共に、いずれのドアに異常が生じたかが特定される。
また、本実施形態では、車内異常検出用センサ40は、例えば車内に設けられた収納ボックス(図4参照)の蓋が開けられると、その旨の信号を制御ECU30に出力する。
図2は、車内撮影用カメラ10の向きが変わる仕組みを表す構成図である。尚、図2において、モータ201は図1のカメラ駆動用アクチュエータ20に相当する。
図2に示すように、モータ201の回転軸202には、歯車203が固定されている。つまり、回転軸202に回転に伴って、歯車203が回転するようになっている。
その歯車203に噛み合うように、歯車13が配設されていると共に、その歯車13には、連結棒12を介して車内撮影用カメラ10が固定されている。つまり、歯車13の回転に伴って連結棒12も回転して、さらに車内撮影用カメラ10も回転するようになっている。
モータ201は、前述のように制御ECU30によってその駆動が制御される。つまり、制御ECU30がモータ201の駆動を制御することで、車内撮影用カメラ10を回転させてその向きを変えるようになっている。また前述のように、制御ECU30は、車内撮影用カメラ10の起動や停止も制御する。
このような車両用撮影装置1では、車内撮影用カメラ10を、そのレンズ部11が所望の方向を向くようにできると共に、所望のタイミングで動画の撮影を開始或いは停止したり、静止画を撮影したりできる。
図3は、制御ECU30において実行される処理を表すフローチャートである。尚、ここでは、車両にドアが4つ設けられており、その4つのドアについて開閉の異常の有無が検出される例として説明する。尚、4つのドアは、具体的に、運転席側、助手席側、後部座席の左側、後部座席の右側の4つである。左側・右側とは、車両の後ろから前に向いた場合の左側・右側とする。
また、車両用撮影装置1の車内撮影用カメラ10が、車内の図示しないフロントミラー付近に設けられているものとして説明する。図4を用いて簡単に説明すると、車両の前側からその車両内の所望の方向を撮影できるように、車内撮影用カメラ10が設けられているものとする。
図3の処理は定期的に実行され、まず、S110で、車内異常検出用センサ40からの信号に基づき、異常が検出されたか否かを判定する。
異常が検出されていないと判定すると(S110:NO)、そのまま当該処理を終了し、一方、異常が検出されたと判定すると(S110:YES)、S120に移行する。
S120では、異常が検出された箇所を判定する。尚、車内異常検出用センサ40からの信号に基づき判定する。
S120で、運転席側のドアの異常であると判定するとS130に移行し、助手席側のドアの異常であると判定するとS140に移行し、後部座席左側のドアの異常であると判定するとS150に移行し、後部座席右側のドアの異常であると判定するとS160に移行する。
S130〜S160ではそれぞれ、カメラ駆動用アクチュエータ20(モータ201)を駆動して車内撮影用カメラ10を所望の方向に向ける。具体的に、車内撮影用カメラ10を、S130では運転席側に向け、S140では助手席側に向け、S150では後部座席左側に向け、S160では後部座席右側に向ける。
そして、S130〜S160の後、S170に進み、車内撮影用カメラ10の動作状態を撮影状態にする。つまり、撮影する。
尚、ここでは4つのドアの例について説明したが、制御ECU30は、トランクの異常開閉を検出した場合には、車内撮影用カメラ10をトランクの方向に向けると共に、その車内撮影用カメラ10にそのトランクの方向を撮影させる。また、制御ECU30は、収納ボックスが開いた旨の信号を車内異常検出用センサ40より受信すると、車内撮影用カメラ10を収納ボックス側に回転させると共に、その車内撮影用カメラ10にその収納ボックス側の方向を撮影させる。
次に、本実施形態の作用について図5を用いて説明する。尚、ここでは、前述のように、車内撮影用カメラ10がフロントミラー付近に設けられているものとして説明する。
図5において、(A)の画像は、車内撮影用カメラ10を用いて車内全体を撮影したときの画像である。ここで、(A)の画像に映し出されているように、不審者Pが、何らかの方法で運転席側のドアを不正に開けたものとする。
すると、制御ECU30は、車内異常検出用センサ40からの信号により運転席側のドアに異常有りと判定し(S110:YES→S120)、カメラ駆動用アクチュエータ20(モータ201)を駆動して車内撮影用カメラ10を運転席側のドアに向けると共に(S130)、その車内撮影用カメラ10にその運転席側のドアの付近を撮影させる。
これにより撮影された画像が、(B)の画像である。(B)の画像では、(A)の画像と比較して、不審者Pが大きくはっきりと写っている。(B)の画像では特に、不審者Pが車内撮影用カメラ10の視野の中心に写っており、鮮明度はより高い。
このように、本実施形態の車両用撮影装置1によれば、不正行為を受けた車両の箇所(以下、不正行為箇所と言う)を検出すると共に、その不正行為箇所に車内撮影用カメラ10を向けるようにしているため、不正行為箇所を含む領域を鮮明に撮影することができる。このため、不正行為をはたらいた第三者を、より確実かつ鮮明に撮影することができる。また、本実施形態では特に、図5(B)に示すように、撮影したい箇所(不正行為箇所)或いは領域が、車内撮影用カメラ10の視野の中心になるようにその車内撮影用カメラ10を回転させているため、なおさらである。
また、車内撮影用カメラ10により撮影された画像の情報がメモリ50に記憶されるため、いつでも撮影画像を確認できるようになる。よって、不正行為をはたらいた不審者P(図5参照)を撮影できた場合に、その不審者Pの特定が容易となる。
尚、本実施形態において、車内撮影用カメラ10が撮影手段に相当し、カメラ駆動用アクチュエータ20(モータ201)及び制御ECU30が撮影制御手段に相当し、車内異常検出用センサ40が検出手段に相当している。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について、第1実施形態との相違点を中心に、図6を用いて説明する。図6は、車内撮影用カメラ10の設置例を表す図面である。
第2実施形態の車両用撮影装置1は、第1実施形態と比較して、車内撮影用カメラ10を複数台(ここでは3台)備えている点が異なっている。図6の例では、3台の車内撮影用カメラ10が車内に設置されている。尚、以下、3台の車内撮影用カメラ10を区別する場合、車内撮影用カメラ(a)、(b)、(c)と記載する。
図6に示すように、車内撮影用カメラ(a)、(b)は、車内の前側に設けられている。具体的に、フロントのダッシュボード上に設けられている。また、車内撮影用カメラ(c)は、車内の後側に設けられている。
そして、車内撮影用カメラ(a)は、運転席側の撮影を担当し、車内撮影用カメラ(b)は助手席側の撮影を担当し、車内撮影用カメラ(c)は、後部座席側の撮影を担当する。
つまり、前述した図3のフローチャートにおいて、S130では、車内撮影用カメラ(a)が運転席側に向けられ、S140では車内撮影用カメラ(b)が助手席側に向けられ、S150,S160では、車内撮影用カメラ(c)が後部座席左側或いは後部座席右側に向けられる。そして、運転席側は車内撮影用カメラ(a)により撮影され(S170)、助手席側は車内撮影用カメラ(b)により撮影され(S170)、後部座席側は車内撮影用カメラ(c)により撮影される(S170)。
例えば車両内においては、座席があるために、運転席側或いは助手席側からでは後部座席側は充分には視認できないし、後部座席側からでは、運転席側或いは助手席側は充分には視認できない。
この点、第2実施形態の車両用撮影装置1によれば、車内撮影用カメラ10を複数設けることで車両の隅々まで撮影できる。つまり、死角を極力減らすことができる。また、その複数の車内撮影用カメラ10が担当する撮影領域を予め定めており、これによれば、同じ領域を重複して撮影するといったような無駄を省くことができる。
さらに、3つの車内撮影用カメラ10で撮影領域を分担するため、それぞれの車内撮影用カメラ10において、回転量を大きくしなくても良くなり、速やかに不正行為箇所を含む領域を撮影できるようになる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内において種々の形態をとることができる。
例えば、上記実施形態において、車内撮影用カメラ10をさらに、上下左右に移動させたり、その車内撮影用カメラ10のレンズ部11が上を向いたり下を向いたりするように構成しても良い。
また、上記実施形態において、メモリ50は、揮発性のメモリでも良い。
また、上記実施形態において、車内撮影用カメラ10の動作状態は、常時撮影状態であっても良い。つまり、常時車内が撮影されるように構成しても良い。この場合、その撮影画像から、不審者や不正行為を検出するように構成することもできる。
また、上記実施形態において、車内撮影用カメラ10は、フィルム式のカメラでも良い。また、赤外線カメラでも良い。
また、上記第2実施形態において、車内撮影用カメラ10(a)、(b)、(c)の担当する撮影領域が重複していても良い。これによれば、同じ領域を複数の視点から撮影できるため、例えば不正行為をはたらいた第三者を撮影できた場合、その第三者の特定がよりし易くなる。
本実施形態の車両用撮影装置1の構成図である。 車内撮影用カメラ10が回転する仕組みを表す構成図である。 制御ECU30において実行される処理を表すフローチャートである。 車内撮影用カメラ10の設置例を表す図面である。 本実施形態の車両用撮影装置1で撮影された画像を表す図面である。 車内撮影用カメラ10の設置例を表す図面である(第2実施形態)。
符号の説明
1…車両用撮影装置、10…車内撮影用カメラ、11…レンズ部、12…連結棒、13…歯車、20…カメラ駆動用アクチュエータ、30…制御ECU、40…車内異常検出用センサ、50…メモリ、201…モータ、202…回転軸、203…歯車、P…不審者。

Claims (7)

  1. 撮影手段と、
    車両への第三者による不正行為を検知すると共に、その不正行為を受けた車両の箇所(以下、不正行為箇所と言う)を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記不正行為箇所が検出されると、その不正行為箇所が前記撮影手段により撮影可能となるように、その撮影手段の設置状態を変化させると共に、その撮影手段に撮影させる撮影制御手段と
    を備えていることを特徴とする車両用撮影装置。
  2. 請求項1に記載の車両用撮影装置において、
    前記撮影制御手段は、前記撮影手段の視野の中心が前記不正行為箇所となるように、その撮影手段の設置状態を変化させるようになっていることを特徴とする車両用撮影装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用撮影装置において、
    前記検出手段は、前記不正行為箇所を複数同時に検出できるようになっており、
    前記撮影制御手段は、前記検出手段により前記不正行為箇所が複数同時に検出されると、その複数の不正行為箇所が所定の順序で順番に前記撮影手段により撮影可能となるように、その撮影手段の設置状態を変化させるようになっていることを特徴とする車両用撮影装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の車両用撮影装置において、
    前記撮影手段は、撮影領域がそれぞれ定められた複数の部分撮影手段からなり、
    前記撮影制御手段は、前記複数の部分撮影手段のそれぞれについて、その設置状態を変化させるようになっていると共に、前記検出手段により前記不正行為箇所が検出されると、その不正行為箇所を含む撮影領域を担当する部分撮影手段に、その不正行為箇所を含む撮影領域を撮影させるようになっていることを特徴とする車両用撮影装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車両用撮影装置において、
    前記検出手段は、前記車両のドアの異常開閉を検知するようになっていることを特徴とする車両用撮影装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の車両用撮影装置において、
    前記検出手段は、前記車両内に設けられた収納ボックスの蓋の異常開閉を検知するようになっていることを特徴とする車両用撮影装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の車両用撮影装置において、
    前記撮影手段により撮影された画像の情報を記憶するメモリを備えていることを特徴とする車両用撮影装置。
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