JP2008260455A - 可動体装置 - Google Patents
可動体装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008260455A JP2008260455A JP2007105707A JP2007105707A JP2008260455A JP 2008260455 A JP2008260455 A JP 2008260455A JP 2007105707 A JP2007105707 A JP 2007105707A JP 2007105707 A JP2007105707 A JP 2007105707A JP 2008260455 A JP2008260455 A JP 2008260455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable body
- storage box
- respect
- moving
- predetermined part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
【課題】使い勝手を向上させる。
【解決手段】乗員の手が収納ボックス14に対する離間方向又は接近方向へ移動すると、この手の動きが距離センサ50によって検出され、手が収納ボックス14に対する離間方向へ移動している場合には、モータ24によって収納ボックス14が全開方向へスライドされ、手が収納ボックス14に対する接近方向へ移動している場合には、モータ24によって収納ボックス14が全閉方向へスライドされる。従って、収納ボックス14を所望の方向へスライドさせるには、その方向に手を移動させるだけで良く、収納ボックス14を所望の方向へスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】乗員の手が収納ボックス14に対する離間方向又は接近方向へ移動すると、この手の動きが距離センサ50によって検出され、手が収納ボックス14に対する離間方向へ移動している場合には、モータ24によって収納ボックス14が全開方向へスライドされ、手が収納ボックス14に対する接近方向へ移動している場合には、モータ24によって収納ボックス14が全閉方向へスライドされる。従って、収納ボックス14を所望の方向へスライドさせるには、その方向に手を移動させるだけで良く、収納ボックス14を所望の方向へスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、可動体装置に係り、特に、物体の動きに応じて可動体を移動させるように構成された可動体装置に関する。
従来、この種の可動体装置としては、次のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1には、車両に設けられたコンソールボックスの例が開示されている。この特許文献1に記載の例では、コンソールボックスに設けられたセンサ電極に手を近づけるとモータの作動に伴ってリッドが開放され、この状態で、再度、センサ電極に手を近づけるとモータの作動に伴ってリッドが閉止されるようになっている。
特開2005−22629号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の例では、手の存在を検出してリッドを開閉することができるものの、使い勝手を向上するためには改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、使い勝手を向上させることが可能な可動体装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の可動体装置は、可動体と、前記可動体を移動させるための駆動手段と、前記可動体の前記駆動手段による移動方向における物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向及び接近方向への移動を検出するための移動方向検出手段と、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断した場合に前記可動体が前記物体に対する接近方向へ移動されるように前記駆動手段を制御し、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断した場合に前記可動体が前記物体に対する離間方向へ移動されるように前記駆動手段を制御するための制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の可動体装置では、物体が可動体の所定部位に対する離間方向又は接近方向へ移動すると、この物体の可動体の所定部位に対する移動方向が移動方向検出手段によって検出される。そして、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断した場合には、駆動手段を制御して可動体を物体に対する接近方向へ移動させる。一方、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断した場合には、駆動手段を制御して可動体を物体に対する離間方向へ移動させる。
このように、請求項1に記載の可動体装置によれば、物体の可動体の所定部位に対する離間方向又は接近方向への移動に応じて可動体を物体に対する接近方向又は離間方向へ移動させることができる。つまり、可動体を物体の動きに追従するように移動させることができる。従って、可動体を所望の方向へ移動させるには、その方向に物体を移動させるだけで良く、可動体を所望の方向へ移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手を向上させることができる。
請求項2に記載の可動体装置は、請求項1に記載の可動体装置において、前記物体の前記可動体の所定部位に対する距離を検出するための距離検出手段を備え、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値以上と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する接近方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項2に記載の可動体装置では、物体の可動体の所定部位に対する離間距離が距離検出手段によって検出される。そして、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、距離検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値以上と判断した場合には、駆動手段を制御して可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させる。
このように、請求項2に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値以上となった場合には、可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させることができる。従って、可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させるには、予め定められた基準値以上となるように物体の可動体の所定部位に対する離間距離を増加させるだけで良く、可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項3に記載の可動体装置は、請求項1又は請求項2に記載の可動体装置において、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値未満と判断している間、前記可動体が前記物体に対する接近方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の可動体装置では、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、距離検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値未満と判断している間、駆動手段を制御して可動体を物体に対する接近方向へ移動させる。
このように、請求項3に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値未満の間、可動体を物体に対する接近方向へ移動させることができる。従って、可動体を物体に追従するように移動させるには、物体の可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値未満の状態を維持するように物体を可動体の所定部位に対する離間方向へ移動させるだけで良く、可動体を物体に追従するように移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項4に記載の可動体装置は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の可動体装置において、前記物体の前記可動体の所定部位に対する距離を検出するための距離検出手段を備え、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値未満と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する離間方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の可動体装置では、物体の可動体の所定部位に対する接近距離が距離検出手段によって検出される。そして、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、距離検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値未満と判断した場合には、駆動手段を制御して可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させる。
このように、請求項4に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値未満となった場合には、可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させることができる。従って、可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させるには、予め定められた基準値未満となるように物体の可動体の所定部位に対する接近距離を減少させるだけで良く、可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項5に記載の可動体装置は、請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の可動体装置において、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値以上と判断している間、前記可動体が前記物体に対する離間方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項5に記載の可動体装置では、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、距離検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値以上と判断している間、駆動手段を制御して可動体を物体に対する離間方向へ移動させる。
このように、請求項5に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値以上の間、可動体を物体に対する離間方向へ移動させることができる。従って、可動体を物体に追従するように移動させるには、物体の可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値以上の状態を維持するように物体を可動体の所定部位に対する接近方向へ移動させるだけで良く、可動体を物体に追従するように移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項6に記載の可動体装置は、請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の可動体装置において、前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度を検出するための離間速度検出手段を備え、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記離間速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する接近方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項6に記載の可動体装置では、物体の可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が離間速度検出手段によって検出される。そして、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、離間速度検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上と判断した場合には、駆動手段を制御して可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させる。
このように、請求項6に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合には、可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させることができる。従って、可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させるには、予め定められた基準値以上となるように物体の可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度を増加させるだけで良く、可動体を物体に対する接近方向の移動限へ移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項7に記載の可動体装置は、請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の可動体装置において、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記離間速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満と判断している間、前記可動体が前記物体に対する接近方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項7に記載の可動体装置では、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、離間速度検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満と判断している間、駆動手段を制御して可動体を物体に対する接近方向へ移動させる。
このように、請求項7に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する離間方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、可動体を物体に対する接近方向へ移動させることができる。従って、可動体を物体に追従するように移動させるには、物体の可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満の状態を維持するように物体を可動体の所定部位に対する離間方向へ移動させるだけで良く、可動体を物体に追従するように移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項8に記載の可動体装置は、請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の可動体装置において、前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度を検出するための接近速度検出手段を備え、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記接近速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する離間方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項8に記載の可動体装置では、物体の可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が接近速度検出手段によって検出される。そして、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、接近速度検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上と判断した場合には、駆動手段を制御して可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させる。
このように、請求項8に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合には、可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させることができる。従って、可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させるには、予め定められた基準値以上となるように物体の可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度を増加させるだけで良く、可動体を物体に対する離間方向の移動限へ移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項9に記載の可動体装置は、請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の可動体装置において、前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記接近速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満と判断している間、前記可動体が前記物体に対する離間方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項9に記載の可動体装置では、制御手段は、移動方向検出手段の検出結果に基づいて物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、接近速度検出手段の検出結果に基づいて物体の可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満と判断している間、駆動手段を制御して可動体を物体に対する離間方向へ移動させる。
このように、請求項9に記載の可動体装置によれば、物体が可動体の所定部位に対する接近方向へ移動しているときに、物体の可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、可動体を物体に対する離間方向へ移動させることができる。従って、可動体を物体に追従するように移動させるには、物体の可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満の状態を維持するように物体を可動体の所定部位に対する接近方向へ移動させるだけで良く、可動体を物体に追従するように移動させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項10に記載の可動体装置は、請求項3、請求項5、請求項7、請求項9に記載の可動体装置において、前記物体の停止時間を検出するための停止時間検出手段を備え、前記制御手段は、前記駆動手段を制御することによって前記可動体を移動させている場合でも、前記停止時間検出手段の検出結果に基づいて前記物体の停止時間が予め定められた基準値以上と判断した場合には、前記可動体が停止されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする。
請求項10に記載の可動体装置では、物体の停止時間が停止時間検出手段によって検出される。そして、制御手段は、物体に追従するように可動体を移動させている場合でも、停止時間検出手段の検出結果に基づいて物体の停止時間が予め定められた基準値以上と判断した場合には、駆動手段を制御して可動体を停止させる。
このように、請求項10に記載の可動体装置によれば、物体に追従するように可動体が移動されているときに物体が一定時間停止されると、可動体が停止される。従って、可動体を所望の位置に停止させるには、物体に追従するように可動体が移動されているときに物体を一定時間停止させるだけで良く、可動体を所望の位置に停止させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
請求項11に記載の可動体装置は、請求項2〜請求項5の何れか一項に記載の可動体装置において、前記距離検出手段は、静電容量センサ又は赤外線センサとされていることを特徴とする。
請求項11に記載の可動体装置によれば、距離検出手段は、静電容量センサ又は赤外線センサとされているので、物体の可動体の所定部位に対する距離をより確実に検出することができる。
請求項12に記載の可動体装置は、請求項1〜請求項11の何れか一項に記載の可動体装置において、前記可動体は、車両の車室内に設けられた回動式の蓋体又は引き出し式の収納体とされていることを特徴とする。
請求項12に記載の可動体装置によれば、車両の車室内に設けられた回動式の蓋体又は引き出し式の収納体の使い勝手を向上させることができる。
以上詳述したように、本発明によれば、可動体を移動させる際の操作が容易であるので、これにより、使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の可動体装置を車両の収納ボックス装置10に適用した例について説明する。
はじめに、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10の構成について説明する。図1乃至図10には、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10の構成が示されている。なお、図1乃至図9において示される矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、この収納ボックス装置10が設けられた車両の車両前後方向前側、車両上下方向上側、車両幅方向外側(左側)をそれぞれ示している。
本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10は、図1に示されるように、例えば、車両のインストルメントパネル12に一体的に設けられている。この収納ボックス装置10は、収納ボックス14(引き出し)を備えて構成されている。
収納ボックス14は、図1,図2に示されるように、車両上下方向上側に開口16を有する箱状に構成されている。この収納ボックス14の側面部には、図1,図3,図4に示されるように、車両前後方向に延在するスライダ18L,18Rが設けられている。
スライダ18L,18Rは、インストルメントパネル12の内部に設置され車両前後方向に延在するレール20L,20Rにそれぞれ移動可能に支持されている。そして、収納ボックス14は、インストルメントパネル12に設けられた開口部22を介してインストルメントパネル12の内部に出し入れ可能とされている。
また、収納ボックス14には、図1,図3に示されるように、モータ24が一体的に設けられている。このモータ24には、ピニオンギア26が設けられている。ピニオンギア26は、上述のレール20Lに近接して設けられ車両前後方向に延在するラック28と噛合されている。そして、この収納ボックス装置10では、後述する如くモータ24の回転に伴ってピニオンギア26がラック28上を相対移動することにより収納ボックス14が電動で車両前後方向にスライドする構成とされている。
また、収納ボックス14には、図1,図5に示されるように、ブレーキ30が一体的に設けられている。ブレーキ30には、図5,図6に示されるように、一対のブレーキ駒32が設けられている。この一対のブレーキ駒32の各一端側は、ベース部材34に回動軸部材36を介して回動可能に設けられている。一方、一対のブレーキ駒32の各他端側には、移動ピン38が設けられている。移動ピン38は、T字リンク40に設けられた長穴42に移動可能に係止されている。
また、ブレーキ30には、アクチュエータ44が設けられており、上述のT字リンク40は、このアクチュエータ44により車両前後方向にスライドされる構成とされている。そして、このブレーキ30では、アクチュエータ44が作動してT字リンク40がスライドされると、このT字リンク40の長穴42内を移動ピン38が移動し、これに伴い一対のブレーキ駒32が図7Aに示される如く開いた状態と図7Bに示される如く閉じた状態とに変移される。
また、一対のブレーキ駒32が図7Aに示される如く開いた状態とされたときには、一対のブレーキ駒32がレール20Rから離間してブレーキ30が非作動状態となる。一方、一対のブレーキ駒32が図7Bに示される如く閉じた状態とされたときには、一対のブレーキ駒32がレール20Rに押圧されブレーキ30が作動状態となる。
また、収納ボックス14の前面部46(意匠パネル)には、図1,図2に示されるように、制御部48が設けられている。制御部48には、距離センサ50、表示器52,54、制御回路56が設けられている。
距離センサ50は、例えば、静電容量センサにより構成されている。この距離センサ50は、一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内に存在する物体との距離に応じて出力信号の電圧が変化するように構成されている。つまり、この距離センサ50は、図11に示される如く、物体が接近するに従って出力信号の電圧が上昇し、物体が離間するに従って出力信号の電圧が低下するように構成されている。
なお、図8に示される二点鎖線Lは、距離センサ50の検知エリアの外縁を示している。また、図9に示される二点鎖線L1〜L4は、距離センサ50の等高線を示している。つまり、二点鎖線L1〜L4上においてそれぞれどの位置に物体が位置されていても、距離センサ50から出力される電圧は一定となる。また、物体が二点鎖線L1上の位置から二点鎖線L4上の位置に近づくに従って距離センサ50から出力される電圧は上昇する。
表示器52,54は、例えば、LEDによりそれぞれ構成されている。一方の表示器52は、例えば、赤色に発光するように構成されており、他方の表示器54は、例えば、緑色に発光するように構成されている。この各表示器52,54は、収納ボックス14の前面部46から車室内側に向けて発光するように設けられている。
制御回路56は、例えば、ECU等を備えた電子回路や、ロジックデバイス等を備えた電子回路等により構成されている。この制御回路56の入力部には、図10に示されるように、上述の距離センサ50の他に、外部電源64、全開検出スイッチ66及び全閉検出スイッチ68が電気的に接続されている。
外部電源64は、図1に示される電源ワイヤーハーネス58を介して制御回路56の入力部に電気的に接続されている。また、全開検出スイッチ66は、後述する如く収納ボックス14が全開位置にスライドされたときに全開検出信号を出力する構成とされており、全閉検出スイッチ68は、後述する如く収納ボックス14が全閉位置にスライドされたときに全閉検出信号を出力する構成とされている。
一方、制御回路56の出力部には、上述のモータ24、ブレーキ30、表示器52,54が電気的に接続されている。モータ24及びブレーキ30は、図1に示されるワイヤーハーネス60,62を介して制御回路56の出力部にそれぞれ電気的に接続されている。そして、この制御回路56は、外部電源64から電力供給を受けると共に、距離センサ50、全開検出スイッチ66、全閉検出スイッチ68から出力された信号に基づいてモータ24、ブレーキ30、表示器52,54の各動作の制御を行うように構成されている。なお、この制御回路56の動作の詳細については、以下に説明する。
次に、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10の動作と併せてその作用及び効果について説明する。
(動作例1)
はじめに、制御回路56の動作例1について説明する。動作例1では、制御回路56は、例えば、車両のイグニッションスイッチがスイッチオンとされると、図14のフローチャートで示されるプログラムの処理を開始する。
はじめに、制御回路56の動作例1について説明する。動作例1では、制御回路56は、例えば、車両のイグニッションスイッチがスイッチオンとされると、図14のフローチャートで示されるプログラムの処理を開始する。
制御回路56は、図14のフローチャートで示されるプログラムの処理を開始すると、先ず、距離センサ50から出力された信号を入力する(ステップS1)。このとき、例えば、制御回路56は、距離センサ50から出力された信号を一定時間入力する。そして、制御回路56は、この距離センサ50から出力された信号に基づいて物体が存在するか否かを判断する(ステップS2)。
このとき、例えば、乗員が手100を収納ボックス14の前に位置させていない場合には、距離センサ50から出力された信号の電圧はゼロとなる。一方、例えば、乗員が手100を収納ボックス14から一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内に位置させた場合には、距離センサ50から出力される信号の電圧がしきい値(図11参照)を超える。また、制御回路56は、例えば、上述のステップS1の処理において一定時間入力した信号の電圧がしきい値を超えていたか否かを判断することにより物体が存在するか否かを判断する(ステップS2)。
そして、乗員が手100を収納ボックス14の前に位置させていない場合には、制御回路56は、ステップS2の処理において物体が存在していないと判断する(ステップS2:NO)。そして、この場合、制御回路56は、ステップS1の処理に戻る。このとき、制御回路56は、ステップS2の処理において物体が存在すると判断(ステップS2:YES)するまで、上述のステップS1〜ステップS2の処理を繰り返し行う。
なお、図14のフローチャートで示されるプログラムの処理において特に図示していないが、制御回路56は、上述のステップS1〜ステップS2の処理を繰り返し行っているときには、一方の表示器52(赤色)を点滅させる。
一方、乗員が手100を収納ボックス14から一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内に位置させた場合には、制御回路56は、ステップS2の処理において物体が存在していると判断する(ステップS2:YES)。そして、この場合、制御回路56は、上述のステップS1の処理において入力した信号に基づいて物体の移動方向を検出する(ステップS3)。
つまり、上述のステップS1において一定時間入力した電圧の上昇又は低下を検出する。そして、この検出結果に基づき、物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向であるか否かを判断する(ステップS4)。
このとき、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内において乗員が手100を収納ボックス14に近づけた場合(矢印B方向に移動させた場合)には、距離センサ50から出力される信号の電圧が上昇する。従って、この場合、制御回路56は、物体の移動方向が収納ボックス14に対する接近方向であると判断、すなわち、離間方向ではないと判断する。
一方、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内において乗員が手100を収納ボックス14から遠ざけた場合(矢印A方向に移動させた場合)には、距離センサ50から出力される信号の電圧が低下する。従って、この場合、制御回路56は、物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向であると判断する。
そして、収納ボックス14から一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内において乗員が手100を収納ボックス14から遠ざけた場合(矢印A方向に移動させた場合)には、制御回路56は、上述のステップS4の処理において物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向であると判断し(ステップS4:YES)、モータ24へ開放信号を出力する(ステップS5)。
モータ24は、制御回路56から出力された開放信号を入力すると、正方向に回転駆動する。そして、モータ24が正方向に回転駆動すると、ピニオンギア26が回転され、このピニオンギア26がラック28上を相対移動することで、収納ボックス14の開放方向へのスライドが開始される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、収納ボックス14から一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内において乗員が手100を収納ボックス14から遠ざけた場合には、収納ボックス14の開放方向へのスライドが開始される。
なお、図14のフローチャートで示されるプログラムの処理において特に図示していないが、制御回路56は、上述のステップS5の処理においてモータ24へ開放信号を出力し、収納ボックス14を開放方向へスライドさせているときには、一方の表示器52(赤色)を消灯させて、他方の表示器54(緑色)を点滅させる。
続いて、制御回路56は、上述のステップS1の処理において入力した信号に基づいて物体と収納ボックス14との離間距離を算出する(ステップS6A)。このとき、制御回路56は、例えば、上述のステップS1において一定時間入力した信号の電圧(例えば、電圧の最小値)に基づいて物体と収納ボックス14との離間距離を算出する。
つまり、距離センサ50から出力される信号の電圧は物体と収納ボックス14との離間距離の増加に応じて低下するので、制御回路56は、この距離センサ50から出力される信号の電圧に応じて距離を算出する。
そして、制御回路56は、物体と収納ボックス14との離間距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)以上であるか否かを判断する(ステップS7A)。
ここで、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から50mm〜100mmの範囲内で乗員が手100を収納ボックス14から遠ざけた場合(矢印A方向に移動させた場合)、制御回路56は、物体と収納ボックス14との離間距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)以上であると判断する(ステップS7A:YES)。
そして、制御回路56は、上述のように物体と収納ボックス14との離間距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)以上であると判断した場合には、全開検出スイッチ66から出力された信号を入力し(ステップS8)、この信号に基づいて収納ボックス14が全開位置に到達したか否かを判断する(ステップS9)。このとき、制御回路56は、ステップS9の処理において収納ボックス14が全開位置に到達したと判断(ステップS9:YES)するまで、上述のステップS8〜ステップS9の処理を繰り返し行う。
そして、収納ボックス14が全開位置に到達すると、全開検出スイッチ66から制御回路56に全開検出信号が出力される。従って、この場合、制御回路56は、ステップS9の処理において収納ボックス14が全開位置に到達したと判断する(ステップS9:YES)。そして、制御回路56は、モータ24へ停止信号を出力すると共に、ブレーキ30に作動信号を出力する(ステップS10)。
モータ24は、制御回路56から出力された停止信号を入力すると停止する。これにより、収納ボックス14が全開位置で停止される。また、ブレーキ30は、作動信号を入力すると、図7Bに示される如く作動状態となり、一対のブレーキ駒32が閉じた状態とされる。これにより、一対のブレーキ駒32が図1に示されるレール20Rに押圧され、収納ボックス14が全開位置で停止されて保持される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員が手100を収納ボックス14に対する離間方向へ移動させているときに、この手100の収納ボックス14に対する離間距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)以上となった場合には、収納ボックス14が自動的に全開位置にスライドされる。
なお、図14のフローチャートで示されるプログラムの処理において特に図示していないが、制御回路56は、上述のステップS10の処理においてモータ24へ停止信号を出力すると共にブレーキ30に作動信号を出力し、収納ボックス14を停止保持しているときには、他方の表示器54(緑色)を点灯させる。そして、制御回路56は、ステップS10の処理の後にリターンし、上述のステップS1の処理に戻る。
これに対し、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から50mm未満の範囲内で乗員が手100を収納ボックス14から遠ざけている場合(矢印A方向に移動させた場合)、制御回路56は、収納ボックス14の開放方向へのスライドを開始させた後のステップS7Aの処理において物体と収納ボックス14との離間距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)以上でないと判断する(ステップS7A:NO)。
そして、この場合、制御回路56は、上述のステップS1の処理において一定時間入力した信号に基づいて物体の停止時間を算出する(ステップS11)。
つまり、制御回路56は、ステップS1の処理において一定時間入力した信号の電圧が一定となっている時間(又は電圧の変動が許容範囲内に収まっている時間)を算出する。
続いて、制御回路56は、上述のステップS11の処理において算出した物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であるか否かを判断する(ステップS12)。このとき、制御回路56は、ステップS12の処理において物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上でないと判断した場合(ステップS12:NO)には、上述のステップS1の処理に戻る。
そして、制御回路56は、ステップS12の処理において物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であると判断(ステップS12:YES)するまで、又は、上述のステップS7Aの処理において物体と収納ボックス14との離間距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)以上であると判断(ステップS7A:YES)するまで、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:YES)、ステップS5〜ステップS7A(ステップS7A:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行い、収納ボックス14の開放方向へのスライドを継続させる。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100が収納ボックス14に対する離間方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)未満の間、収納ボックス14が乗員の手100に追従して開放方向にスライドされる。
一方、例えば、収納ボックス14から50mm未満の範囲内において乗員が手100を1秒間以上停止させた場合には、制御回路56は、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:YES)、ステップS5〜ステップS7A(ステップS7A:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行う中のステップS12の処理において物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であると判断する(ステップS12:YES)。
そして、この場合、制御回路56は、モータ24へ停止信号を出力すると共に、ブレーキ30に作動信号を出力する(ステップS10)。これにより、収納ボックス14が所定の位置(半開位置)で停止されて保持される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が開放方向へスライドされているときに、収納ボックス14から50mm未満の範囲内において乗員が手100を一定時間停止させると、収納ボックス14が停止される。
また、例えば、上述のように、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が開放方向へスライドされているときに、収納ボックス14から50mm未満の範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態に切り替えた場合には、制御回路56は、次の如く動作する。
すなわち、制御回路56は、上述の如く収納ボックス14を開放方向にスライドさせているときに、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:YES)、ステップS5〜ステップS7A(ステップS7A:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行う中のステップS4の処理において物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向でないと判断する(ステップS4:NO)。
そして、この場合、制御回路56は、モータ24へ閉止信号を出力する(ステップS13)。これにより、収納ボックス14が開放方向へスライドされていた状態から閉止方向へスライドされた状態に反転される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が開放方向へスライドされているときに、収納ボックス14から50mm未満の範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態に切り替えると、この手100の動きに追従するように収納ボックス14のスライド方向が反転される。
なお、図14のフローチャートで示されるプログラムの処理において特に図示していないが、制御回路56は、上述のステップS13の処理においてモータ24へ閉止信号を出力し、収納ボックス14を閉止方向へスライドさせているときにも、一方の表示器52(赤色)を消灯させて、他方の表示器54(緑色)を点滅させる。
一方、収納ボックス14が開放方向にスライドされた状態(例えば、全開状態)にあるときに、収納ボックス14から一定の範囲(例えば、0mm〜100mm)内において乗員が手100を収納ボックス14に近づけた場合には、制御回路56は、ステップS4の処理において物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向でないと判断する(ステップS4:NO)。
そして、制御回路56は、上述のステップS4の処理において物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向でないと判断した場合(ステップS4:NO)には、モータ24へ閉止信号を出力する(ステップS13)。これにより、収納ボックス14の閉止方向へのスライドが開始される。
続いて、制御回路56は、上述のステップS1の処理において入力した信号に基づいて物体と収納ボックス14との接近距離を算出する(ステップS14A)。このとき、制御回路56は、例えば、上述のステップS1において一定時間入力した信号の電圧(例えば、電圧の最大値)に基づいて物体と収納ボックス14との接近距離を算出する。
そして、制御回路56は、物体と収納ボックス14との接近距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)未満であるか否かを判断する(ステップS15A)。
ここで、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から50mm未満の範囲内で乗員が手100を収納ボックス14に近づけた場合(矢印B方向に移動させた場合)、制御回路56は、物体と収納ボックス14との接近距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)未満であると判断する(ステップS15A:YES)。
そして、この場合、制御回路56は、全閉検出スイッチ68から出力された信号を入力し(ステップS16)、この信号に基づいて収納ボックス14が全閉位置に到達したか否かを判断する(ステップS17)。このとき、制御回路56は、ステップS16の処理において収納ボックス14が全閉位置に到達したと判断(ステップS17:YES)するまで、上述のステップS16〜ステップS17の処理を繰り返し行う。
そして、収納ボックス14が全閉位置に到達すると、全閉検出スイッチ68から制御回路56に全閉検出信号が出力される。従って、この場合、制御回路56は、ステップS17の処理において収納ボックス14が全閉位置に到達したと判断する(ステップS16:YES)。そして、制御回路56は、モータ24へ停止信号を出力すると共に、ブレーキ30に作動信号を出力する(ステップS10)。これにより、一対のブレーキ駒32が図1に示されるレール20Rに押圧され、収納ボックス14が全閉位置で停止されて保持される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員が手100を収納ボックス14に対する接近方向へ移動させているときに、この手100の収納ボックス14に対する接近距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)未満となった場合には、収納ボックス14が自動的に全閉位置にスライドされる。
これに対し、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から50mm〜100mmの範囲内で乗員が手100を収納ボックス14に近づけている場合(矢印B方向に移動させた場合)、制御回路56は、収納ボックス14の閉止方向へのスライドを開始させた後のステップS15Aの処理において物体と収納ボックス14との接近距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)未満でないと判断する(ステップS15A:NO)。
そして、制御回路56は、上述のように物体と収納ボックス14との接近距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)未満でないと判断した場合には、上述のステップS11の処理に移行する。
そして、制御回路56は、ステップS12の処理において物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であると判断(ステップS12:YES)するまで、又は、上述のステップS15Aの処理において物体と収納ボックス14との接近距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)未満であると判断(ステップS15A:YES)するまで、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:NO)、ステップS13〜ステップS15A(ステップS15A:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行い、収納ボックス14の閉止方向へのスライドを継続させる。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100が収納ボックス14に対する接近方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近距離が予め定められた基準値(例えば、50mm)以上の間、収納ボックス14が乗員の手100に追従して閉止方向にスライドされる。
一方、例えば、収納ボックス14から50mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を1秒間以上停止させた場合には、制御回路56は、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:NO)、ステップS13〜ステップS15A(ステップS15A:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行う中のステップS12の処理において物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であると判断する(ステップS12:YES)。
そして、この場合、制御回路56は、モータ24へ停止信号を出力すると共に、ブレーキ30に作動信号を出力する(ステップS10)。これにより、収納ボックス14が所定の位置(半開位置)で停止されて保持される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が閉止方向へスライドされているときに、収納ボックス14から50mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を一定時間停止させると、収納ボックス14が停止される。
また、例えば、上述のように、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が閉止方向へスライドされているときに、収納ボックス14から50mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態に切り替えた場合には、制御回路56は、次の如く動作する。
すなわち、制御回路56は、上述の如く収納ボックス14を閉止方向にスライドさせているときに、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:NO)、ステップS13〜ステップS15A(ステップS15A:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行う中のステップS4の処理において物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向であると判断する(ステップS4:YES)。
そして、この場合、制御回路56は、モータ24へ開放信号を出力する(ステップS5)。これにより、収納ボックス14が閉止方向へスライドされていた状態から開放方向へスライドされた状態に反転される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が閉止方向へスライドされているときに、収納ボックス14から50mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態に切り替えると、この手100の動きに追従するように収納ボックス14のスライド方向が反転される。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間方向又は接近方向への移動に応じて収納ボックス14を開放方向又は閉止方向へスライドさせることができる。つまり、収納ボックス14を乗員の手100の動きに追従するように移動させることができる。従って、収納ボックス14を所望の方向へスライドさせるには、その方向に手100を移動させるだけで良く、収納ボックス14を所望の方向へスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する離間方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間距離が予め定められた基準値以上となった場合には、収納ボックス14を自動的に全開位置にスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を全開位置にスライドさせるには、予め定められた基準値以上となるように乗員の手100の収納ボックス14に対する離間距離を増加させるだけで良く、収納ボックス14を全開位置にスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
同様に、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する接近方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近距離が予め定められた基準値未満となった場合には、収納ボックス14を自動的に全閉位置にスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を全閉位置にスライドさせるには、予め定められた基準値未満となるように乗員の手100の収納ボックス14に対する接近距離を減少させるだけで良く、収納ボックス14を全閉位置にスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する離間方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間距離が予め定められた基準値未満の間、収納ボックス14を開放方向へスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせるには、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間距離が予め定められた基準値未満の状態を維持するように乗員の手100を収納ボックス14に対する離間方向へ移動させるだけで良く、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
同様に、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する接近方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近距離が予め定められた基準値以上の間、収納ボックス14を閉止方向へスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせるには、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近距離が予め定められた基準値以上の状態を維持するように乗員の手100を収納ボックス14に対する接近方向へ移動させるだけで良く、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100に追従するように収納ボックス14がスライドされているときに乗員の手100が一定時間停止されると、収納ボックス14が停止される。従って、収納ボックス14を所望の位置に停止させるには、乗員の手100に追従するように収納ボックス14がスライドされているときに乗員の手100を一定時間停止させるだけで良く、収納ボックス14を所望の位置に停止させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、距離センサ50に静電容量センサを用いているので、乗員の手100の収納ボックス14に対する距離をより確実に検出することができる。
(動作例2)
次に、制御回路56の動作例2について説明する。動作例2では、制御回路56は、例えば、車両のイグニッションスイッチがスイッチオンとされると、図15のフローチャートで示されるプログラムの処理を開始する。
次に、制御回路56の動作例2について説明する。動作例2では、制御回路56は、例えば、車両のイグニッションスイッチがスイッチオンとされると、図15のフローチャートで示されるプログラムの処理を開始する。
なお、この動作例2において、制御回路56は、上述の動作例1のステップS6A、ステップS7A、ステップS14A、ステップS15Aの代わりに、ステップS6B、ステップS7B、ステップS14B、ステップS15Bの処理を行う。従って、この動作例2において、上述の動作例1と同一の処理については同一の符号を用いることとしてその説明を省略する。
この動作例2において、制御回路56は、ステップS4の処理において物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向であると判断した場合(ステップS4:YES)には、モータ24へ開放信号を出力し(ステップS5)、続いて、上述のステップS1の処理において入力した信号に基づいて物体の離間方向への移動速度を算出する(ステップS6B)。このとき、制御回路56は、例えば、上述のステップS1において一定時間入力した信号から物体の離間方向への移動速度を算出する。
つまり、図12に示されるように、上述のステップS1において一定時間入力した信号の電圧が一定値低下するのに要する時間は、物体の離間方向への移動速度が速いほど短くなり、物体の離間方向への移動速度が遅いほど長くなる(t3>t4)。制御回路56は、この電圧が一定値低下するのに要する時間に基づいて物体の離間方向への移動速度を算出する。すなわち、例えば、図9の二点鎖線L2における電圧から二点鎖線L1における電圧に低下するのに要する時間を物体の離間方向への移動速度として算出する。
そして、制御回路56は、物体の離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上であるか否かを判断する(ステップS7B)。
ここで、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内で乗員が手100を収納ボックス14から素早く遠ざけた場合、制御回路56は、物体の離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上であると判断する(ステップS7B:YES)。
そして、制御回路56は、上述のように物体の離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上であると判断した場合には、全開検出スイッチ66から出力された信号を入力し(ステップS8)、ステップS9の処理において収納ボックス14が全開位置に到達したと判断(ステップS9:YES)するまで、上述のステップS8〜ステップS9の処理を繰り返し行う。
そして、収納ボックス14が全開位置に到達すると、全開検出スイッチ66から制御回路56に全開検出信号が出力される。従って、この場合、制御回路56は、ステップS9の処理において収納ボックス14が全開位置に到達したと判断する(ステップS9:YES)。そして、制御回路56は、モータ24へ停止信号を出力すると共に、ブレーキ30に作動信号を出力する(ステップS10)。これにより、一対のブレーキ駒32が図1に示されるレール20Rに押圧され、収納ボックス14が全開位置で停止されて保持される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員が手100を収納ボックス14に対する離間方向へ移動させているときに、この手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合には、収納ボックス14が自動的に全開位置にスライドされる。
これに対し、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内で乗員が手100を収納ボックス14からゆっくりと遠ざけている場合、制御回路56は、物体の離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上でないと判断する(ステップS7B:NO)。
そして、制御回路56は、上述のように物体の離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上でないと判断した場合には、上述のステップS1の処理において一定時間入力した信号に基づいて物体の停止時間を算出し(ステップS11)、このステップS11の処理において算出した物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であるか否かを判断する(ステップS12)。
そして、制御回路56は、ステップS12の処理において物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であると判断(ステップS12:YES)するまで、又は、上述のステップS7Bの処理において物体の離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上であると判断(ステップS7B:YES)するまで、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:YES)、ステップS5〜ステップS7B(ステップS7B:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行い、収納ボックス14の開放方向へのスライドを継続させる。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100が収納ボックス14に対する離間方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、収納ボックス14が乗員の手100に追従して開放方向にスライドされる。
一方、この動作例2において、制御回路56は、ステップS4の処理において物体の移動方向が収納ボックス14に対する離間方向でないと判断した場合(ステップS4:NO)には、モータ24へ閉止信号を出力し(ステップS13)、続いて、上述のステップS1の処理において入力した信号に基づいて物体の接近方向への移動速度を算出する(ステップS14B)。このとき、制御回路56は、例えば、上述のステップS1において一定時間入力した信号から物体の接近方向への移動速度を算出する。
つまり、図12に示されるように、上述のステップS1において一定時間入力した信号の電圧が一定値上昇するのに要する時間は、物体の接近方向への移動速度が速いほど短くなり、物体の接近方向への移動速度が遅いほど長くなる(t1>t2)。制御回路56は、この電圧が一定値上昇するのに要する時間に基づいて物体の接近方向への移動速度を算出する。すなわち、例えば、図9の二点鎖線L1における電圧から二点鎖線L2における電圧に上昇するのに要する時間を物体の接近方向への移動速度として算出する。
そして、制御回路56は、物体の接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上であるか否かを判断する(ステップS15B)。
ここで、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内で乗員が手100を収納ボックス14から素早く近づけた場合、制御回路56は、物体の接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上であると判断する(ステップS15B:YES)。
そして、制御回路56は、上述のように物体の接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上であると判断した場合には、全閉検出スイッチ68から出力された信号を入力し(ステップS16)、ステップS17の処理において収納ボックス14が全閉位置に到達したと判断(ステップS17:YES)するまで、上述のステップS16〜ステップS17の処理を繰り返し行う。
そして、収納ボックス14が全閉位置に到達すると、全閉検出スイッチ68から制御回路56に全閉検出信号が出力される。従って、この場合、制御回路56は、ステップS17の処理において収納ボックス14が全閉位置に到達したと判断する(ステップS17:YES)。そして、制御回路56は、モータ24へ停止信号を出力すると共に、ブレーキ30に作動信号を出力する(ステップS10)。これにより、一対のブレーキ駒32が図1に示されるレール20Rに押圧され、収納ボックス14が全閉位置で停止されて保持される。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員が手100を収納ボックス14に対する接近方向へ移動させているときに、この手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合には、収納ボックス14が自動的に全閉位置にスライドされる。
これに対し、例えば、図13に示されるように、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内で乗員が手100を収納ボックス14からゆっくりと近づけている場合、制御回路56は、物体の接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上でないと判断する(ステップS15B:NO)。
そして、制御回路56は、上述のように物体の接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上でないと判断した場合には、上述のステップS1の処理において一定時間入力した信号に基づいて物体の停止時間を算出し(ステップS11)、このステップS11の処理において算出した物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であるか否かを判断する(ステップS12)。
そして、制御回路56は、ステップS12の処理において物体の停止時間が予め定められた基準値(例えば、1秒間)以上であると判断(ステップS12:YES)するまで、又は、上述のステップS15Bの処理において物体の接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上であると判断(ステップS15B:YES)するまで、ステップS1〜ステップS4(ステップS4:NO)、ステップS13〜ステップS15B(ステップS15B:NO)、ステップS11、ステップS12(ステップS12:NO)の処理を繰り返し行い、収納ボックス14の閉止方向へのスライドを継続させる。
このように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10では、乗員の手100が収納ボックス14に対する接近方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、収納ボックス14が乗員の手100に追従して閉止方向にスライドされる。
なお、この動作例2において、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が開放方向又は閉止方向へスライドされているときに、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を一定時間停止させると、収納ボックス14が停止される。
また、この動作例2において、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が開放方向へスライドされているときに、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態に切り替えると、この手100の動きに追従するように収納ボックス14のスライド方向が反転される。
同様に、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が閉止方向へスライドされているときに、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態に切り替えると、この手100の動きに追従するように収納ボックス14のスライド方向が反転される。
以上詳述したように、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する離間方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合には、収納ボックス14を自動的に全開位置にスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を全開位置にスライドさせるには、予め定められた基準値以上となるように乗員の手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度を増加させるだけで良く、収納ボックス14を全開位置にスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
同様に、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する接近方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合には、収納ボックス14を自動的に全閉位置にスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を全閉位置にスライドさせるには、予め定められた基準値以上となるように乗員の手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度を増加させるだけで良く、収納ボックス14を全閉位置にスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する離間方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、収納ボックス14を開放方向へスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせるには、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満の状態を維持するように乗員の手100を収納ボックス14に対する離間方向へ移動させるだけで良く、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
同様に、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100が収納ボックス14に対する接近方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、収納ボックス14を閉止方向へスライドさせることができる。従って、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせるには、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満の状態を維持するように乗員の手100を収納ボックス14に対する接近方向へ移動させるだけで良く、収納ボックス14を乗員の手100に追従するようにスライドさせる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、乗員の手100に追従するように収納ボックス14がスライドされているときに乗員の手100が一定時間停止されると、収納ボックス14が停止される。従って、収納ボックス14を所望の位置に停止させるには、乗員の手100に追従するように収納ボックス14がスライドされているときに乗員の手100を一定時間停止させるだけで良く、収納ボックス14を所望の位置に停止させる際の操作が容易である。これにより、使い勝手をより一層向上させることができる。
また、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10によれば、距離センサ50に静電容量センサを用いているので、乗員の手100の収納ボックス14に対する距離、ひいては、乗員の手100の収納ボックス14に対する移動速度をより確実に検出することができる。
(動作例3)
次に、制御回路56の動作例3について説明する。動作例3では、制御回路56は、例えば、車両のイグニッションスイッチがスイッチオンとされると、図16のフローチャートで示されるプログラムの処理を開始する。
次に、制御回路56の動作例3について説明する。動作例3では、制御回路56は、例えば、車両のイグニッションスイッチがスイッチオンとされると、図16のフローチャートで示されるプログラムの処理を開始する。
なお、この動作例3において、制御回路56は、上述の動作例1のステップS7AとステップS11の処理の間で上述の動作例2のステップS6B、ステップS7Bを行い、上述の動作例1のステップS15AとステップS11の処理の間で上述の動作例2のステップS14B、ステップS15Bを行うようにしている。
つまり、この動作例3では、乗員が手100を収納ボックス14に対する離間方向へ移動させているときに、この手100の収納ボックス14に対する離間距離が予め定められた基準値以上となった場合、又は、この手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合に、収納ボックス14が自動的に全開位置にスライドされる。
また、乗員の手100が収納ボックス14に対する離間方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間距離が予め定められた基準値未満であり、且つ、乗員の手100の収納ボックス14に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、収納ボックス14が乗員の手100に追従して開放方向にスライドされる。
また、乗員が手100を収納ボックス14に対する接近方向へ移動させているときに、この手100の収納ボックス14に対する接近距離が予め定められた基準値未満となった場合、又は、この手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上となった場合に、収納ボックス14が自動的に全閉位置にスライドされる。
また、乗員の手100が収納ボックス14に対する接近方向へ移動しているときに、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近距離が予め定められた基準値以上であり、且つ、乗員の手100の収納ボックス14に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満の間、収納ボックス14が乗員の手100に追従して閉止方向にスライドされる。
さらに、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が開放方向又は閉止方向へスライドされているときに、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を一定時間停止させると、収納ボックス14が停止される。
また、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が開放方向へスライドされているときに、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態に切り替えると、この手100の動きに追従するように収納ボックス14のスライド方向が反転される。
同様に、乗員の手100に追従するように収納ボックス14が接近方向へスライドされているときに、収納ボックス14から0mm〜100mmの範囲内において乗員が手100を収納ボックス14に対する接近方向に移動させている状態から収納ボックス14に対する離間方向に移動させている状態に切り替えると、この手100の動きに追従するように収納ボックス14のスライド方向が反転される。
このようにしても、収納ボックス14をスライド又は停止させる際の操作が容易であり、使い勝手をより一層向上させることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る収納ボックス装置10の変形例について説明する。
上記実施形態では、距離センサ50から出力された信号を制御回路56に入力し、制御回路56がこの入力した信号に基づいて物体の収納ボックス14に対する移動方向を検出するように構成されていたが、次のようにしても良い。
すなわち、例えば、距離センサ50の代わりに赤外線センサを用い、制御回路56がこの赤外線センサから出力された信号に基づいて物体の収納ボックス14に対する移動方向を検出するように構成されていても良い。
また、例えば、距離センサ50の代わりにCCDカメラを用い、制御回路56がこのCCDカメラから出力された信号に基づいて物体の収納ボックス14に対する移動方向を検出するように構成されていても良い。
また、上記実施形態では、距離センサ50から出力された信号を制御回路56に入力し、制御回路56がこの入力した信号に基づいて物体と収納ボックス14との距離を算出するように構成されていたが、次のようにしても良い。
すなわち、例えば、距離センサ50の代わりに赤外線センサを用い、制御回路56がこの赤外線センサから出力された信号に基づいて物体と収納ボックス14との距離を算出するように構成されていても良い。
また、例えば、距離センサ50の代わりにCCDカメラを用い、制御回路56がこのCCDカメラから出力された信号に基づいて物体と収納ボックス14との距離を算出するように構成されていても良い。
また、上記実施形態では、距離センサ50から出力された信号を制御回路56に入力し、制御回路56がこの入力した信号に基づいて物体の収納ボックス14に対する移動速度を算出するように構成されていたが、次のようにしても良い。
すなわち、例えば、距離センサ50の代わりに赤外線センサを用い、制御回路56がこの赤外線センサから出力された信号に基づいて物体の収納ボックス14に対する移動速度を算出するように構成されていても良い。
また、例えば、距離センサ50の代わりにCCDカメラを用い、制御回路56がこのCCDカメラから出力された信号に基づいて物体の収納ボックス14に対する移動速度を算出するように構成されていても良い。
また、上記実施形態では、収納ボックス装置10が、引き出し式の収納ボックス14(収納体)を備えて構成されていたが、収納空間部とこの収納空間部の開口部22を開閉するための電動回動式のドア(蓋体)を有して構成されていても良い。そして、この電動回動式のドアが上述の如く手100の動きに追従するように電動で回動されるように構成されていても良い。
また、上記実施形態では、収納ボックス装置10が、引き出し式の物入れとして使用されるように構成されていたが、引き出し式の灰皿として使用されるように構成されていても良い。
また、上記実施形態では、本発明に係る可動体装置が、車両用の収納ボックス装置10として構成されていたが、例えば、家電等の収納ボックス装置10やドア装置等として構成されていても良い。
10 収納ボックス装置(可動体装置)
12 インストルメントパネル
14 収納ボックス(可動体)
24 モータ(駆動手段)
50 距離センサ(可動体の所定部位、移動方向検出手段の一部、距離検出手段、離間速度検出手段の一部、接近速度検出手段の一部、停止時間検出手段の一部)
56 制御回路(移動方向検出手段の一部、制御手段、離間速度検出手段の一部、接近速度検出手段の一部、停止時間検出手段の一部)
12 インストルメントパネル
14 収納ボックス(可動体)
24 モータ(駆動手段)
50 距離センサ(可動体の所定部位、移動方向検出手段の一部、距離検出手段、離間速度検出手段の一部、接近速度検出手段の一部、停止時間検出手段の一部)
56 制御回路(移動方向検出手段の一部、制御手段、離間速度検出手段の一部、接近速度検出手段の一部、停止時間検出手段の一部)
Claims (12)
- 可動体と、
前記可動体を移動させるための駆動手段と、
前記可動体の前記駆動手段による移動方向における物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向及び接近方向への移動を検出するための移動方向検出手段と、
前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断した場合に前記可動体が前記物体に対する接近方向へ移動されるように前記駆動手段を制御し、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断した場合に前記可動体が前記物体に対する離間方向へ移動されるように前記駆動手段を制御するための制御手段と、
を備えることを特徴とする可動体装置。 - 前記物体の前記可動体の所定部位に対する距離を検出するための距離検出手段を備え、
前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値以上と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する接近方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の可動体装置。 - 前記物体の前記可動体の所定部位に対する距離を検出するための距離検出手段を備え、
前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間距離が予め定められた基準値未満と判断している間、前記可動体が前記物体に対する接近方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可動体装置。 - 前記物体の前記可動体の所定部位に対する距離を検出するための距離検出手段を備え、
前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値未満と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する離間方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の可動体装置。 - 前記物体の前記可動体の所定部位に対する距離を検出するための距離検出手段を備え、
前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記距離検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近距離が予め定められた基準値以上と判断している間、前記可動体が前記物体に対する離間方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の可動体装置。 - 前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度を検出するための離間速度検出手段を備え、
前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記離間速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値以上と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する接近方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の可動体装置。 - 前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する離間方向へ移動していると判断し、且つ、前記離間速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する離間方向への移動速度が予め定められた基準値未満と判断している間、前記可動体が前記物体に対する接近方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の可動体装置。
- 前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度を検出するための接近速度検出手段を備え、
前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記接近速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値以上と判断した場合、前記可動体が前記物体に対する離間方向の移動限へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の可動体装置。 - 前記制御手段は、前記移動方向検出手段の検出結果に基づいて前記物体が前記可動体の所定部位に対する接近方向へ移動していると判断し、且つ、前記接近速度検出手段の検出結果に基づいて前記物体の前記可動体の所定部位に対する接近方向への移動速度が予め定められた基準値未満と判断している間、前記可動体が前記物体に対する離間方向へ移動されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の可動体装置。
- 前記物体の停止時間を検出するための停止時間検出手段を備え、
前記制御手段は、前記駆動手段を制御することによって前記可動体を移動させている場合でも、前記停止時間検出手段の検出結果に基づいて前記物体の停止時間が予め定められた基準値以上と判断した場合には、前記可動体が停止されるように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項3、請求項5、請求項7、請求項9に記載の可動体装置。 - 前記距離検出手段は、静電容量センサ又は赤外線センサとされていることを特徴とする請求項2〜請求項5の何れか一項に記載の可動体装置。
- 前記可動体は、車両の車室内に設けられた回動式の蓋体又は引き出し式の収納体とされていることを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか一項に記載の可動体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007105707A JP2008260455A (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | 可動体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007105707A JP2008260455A (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | 可動体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008260455A true JP2008260455A (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=39983265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007105707A Pending JP2008260455A (ja) | 2007-04-13 | 2007-04-13 | 可動体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008260455A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014162289A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Piolax Inc | 操作装置 |
JP2018184158A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-11-22 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 電子荷物箱制御システムを含む輸送体 |
JP2018188130A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-11-29 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | タッチフリー操作可能な荷物箱アセンブリ |
CN110857059A (zh) * | 2018-08-23 | 2020-03-03 | 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 | 座椅收纳装置及汽车 |
KR20230067007A (ko) * | 2021-11-08 | 2023-05-16 | 재단법인대구경북과학기술원 | 퍼스널 모빌리티 수납 구조를 갖는 자동차 및 이의 제어 방법 |
-
2007
- 2007-04-13 JP JP2007105707A patent/JP2008260455A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014162289A (ja) * | 2013-02-22 | 2014-09-08 | Piolax Inc | 操作装置 |
JP2018184158A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-11-22 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 電子荷物箱制御システムを含む輸送体 |
JP2018188130A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-11-29 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | タッチフリー操作可能な荷物箱アセンブリ |
JP7057687B2 (ja) | 2017-03-10 | 2022-04-20 | ザ・ボーイング・カンパニー | 電子荷物箱制御システムを含む輸送体 |
JP7169749B2 (ja) | 2017-03-10 | 2022-11-11 | ザ・ボーイング・カンパニー | タッチフリー操作可能な荷物箱アセンブリ |
CN110857059A (zh) * | 2018-08-23 | 2020-03-03 | 上海博泰悦臻网络技术服务有限公司 | 座椅收纳装置及汽车 |
KR20230067007A (ko) * | 2021-11-08 | 2023-05-16 | 재단법인대구경북과학기술원 | 퍼스널 모빌리티 수납 구조를 갖는 자동차 및 이의 제어 방법 |
KR102608398B1 (ko) * | 2021-11-08 | 2023-11-30 | 재단법인 대구경북과학기술원 | 퍼스널 모빌리티 수납 구조를 갖는 자동차 및 이의 제어 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8955994B2 (en) | Method and apparatus for controlling an outside rearview mirror of a vehicle from an unfolded position to a folded position | |
WO2016152844A1 (ja) | ジェスチャー作動車両照明システムを含む車両パネルアッセンブリ | |
JP5788937B2 (ja) | 車両用開閉体制御装置及び車両用開閉システム | |
JP2008260455A (ja) | 可動体装置 | |
EP2617592B1 (en) | Control apparatus for opening and closing members | |
CN105178760A (zh) | 用于定位车辆门的方法和系统 | |
JP2013119752A (ja) | 車両扉開閉装置 | |
EP2902227A1 (en) | Vehicle with sliding door | |
JP2007315069A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP2019023026A (ja) | 車両用操作検出装置及びスライドドア装置 | |
JP2008063907A (ja) | 車両用スライドドアのスライド速度設定システム | |
JP2007023587A (ja) | 車両用自動開閉装置 | |
JP7444120B2 (ja) | スロープシステム | |
JP2013087511A (ja) | 開閉体の開閉制御装置 | |
JP6464390B2 (ja) | 自動車 | |
JP2008280790A (ja) | 車両のスライドドア開閉システム | |
US7004538B2 (en) | Control apparatus of drive motor for sunroof device, sunroof device, and method for controlling drive motor for sunroof device | |
JP2008080964A (ja) | 物体接触検知装置 | |
KR20180076486A (ko) | 차량용 도어 사이드 스텝 구동 장치 및 그 제어 방법 | |
JP6815929B2 (ja) | 開閉体制御システム及び開閉体装置制御方法 | |
JP2022061790A (ja) | 車両用操作検出装置 | |
JP6760755B2 (ja) | 制御装置 | |
JP2013170391A (ja) | 車両用開閉体制御装置 | |
KR20180050000A (ko) | 버스용 승객보호 제어장치 및 제어방법 | |
KR100756831B1 (ko) | 자동차의 와이퍼 구동 회로 및 방법 |