JP2013170391A - 車両用開閉体制御装置 - Google Patents

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督広 志賀
Masao Seki
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Abstract

【課題】 誤操作を抑制した高い利便性を確保しつつ、開閉体を確実に所望位置まで開閉作動させることができる車両用開閉体制御装置を提供する。
【解決手段】
車両に設けられた窓ガラス5の開閉方向に沿って延びるよう窓ガラス5に隣設され、操作者の最終接触位置Ptを検知可能な操作入力部10と、操作入力部10からの信号に基づいて、操作入力部10により検知した最終接触位置Ptまで窓ガラス5を開閉作動させるべく窓ガラス5を開閉作動させるアクチュエータ3を制御する開閉制御部2と、を備える構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられた開閉体を開閉制御する車両用開閉体制御装置に関するものである。
従来、車両に設けられた窓ガラスやサンルーフなどの開閉体を開閉制御するために、例えば特許文献1や特許文献2に開示される車両用開閉体制御装置が提案されている。
特許文献1には、車両に搭載された種々の車両機器(ドアミラー、スライドドア、バックドア、サンルーフなど)の作動を操作するための操作スイッチを運転席ドアなどに集約して配設し、それら操作スイッチの操作に基づいて対応する車両機器を作動制御する車両用開閉体制御装置が開示されている。
また、特許文献2には、開閉体(窓ガラス)の位置を予め設定可能なカスタマイズスイッチを設定し、そのカスタマイズスイッチが操作された際に設定位置まで開閉体を開閉制御する車両用開閉体制御装置が開示されている。
特開2010−70180号公報 特開2009−144482号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用開閉体制御装置では、各種車両機器に対応した各操作スイッチを集約して配置しているため、操作者にとって作動させたい車両機器と操作スイッチとの位置関係が把握しにくい。このため、操作者誤って別の操作スイッチを操作してしまうことに起因して操作者の意思に反した車両機器が作動してしまうおそれがある。
また、特許文献2に記載の車両用開閉体制御装置では、車両の操作者が事前に位置を設定しておく必要があり、また位置を変更する際にも再設定操作が必要となる。すなわち、この車両用開閉体制御装置では、カスタマイズスイッチにより位置の設定は可能であるものの、操作者のその時々の使用状態に応じて直接的に停止位置を指定することはできず、十分な利便性を確保することが困難となる恐れがある。
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、誤操作を抑制した高い利便性を確保しつつ、開閉体を確実に所望位置まで開閉作動させることができる車両用開閉体制御装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、車両に設けられた開閉体の開閉方向に沿って延びるよう該開閉体に隣設され、操作者の接触及び接触位置を検知可能な操作入力部と、前記操作入力部からの信号に基づいて、前記操作入力部により検知した接触位置まで前記開閉体を開閉作動させるべく前記開閉体を開閉作動させるアクチュエータを駆動制御する開閉制御手段と、を備えることをその要旨とする。
上記構成によると、操作入力部に対する操作者の接触位置まで開閉体が開閉作動されるため、操作者は開閉位置を直感的な操作で設定可能となる。すなわち、操作者はその時々の使用状態に応じて直接的に開閉体の停止位置を指定可能となる。よって、誤操作を抑制した高い利便性を確保しつつ、開閉体を確実に所望位置まで開閉作動させることができる。
請求項2に記載の発明では、前記開閉制御部は、前記操作入力部が予め設定された所定態様での操作を検知した際に操作入力があったと判断し、前記操作入力部が最後に検知した接触位置まで前記開閉体を開閉作動させるよう前記アクチュエータを駆動制御することをその要旨とする。
上記構成によると、操作入力部が予め設定された所定態様で操作されないと操作入力があったと判断されないため、例えば操作入力部に不意に触れてしまった場合などの意図しない操作入力部への接触による開閉体の作動が抑制される。また、所定態様で操作入力が行われた際、操作入力部に対して最後に入力された接触位置まで開閉体が開閉作動されるため、開閉体は所望位置まで確実に開閉作動される。
請求項3に記載の発明では、前記開閉制御手段は、前記操作入力部が予め設定された第1態様での操作を検知した際に開閉調整操作入力があったと判断し、前記操作入力部が最後に検知した接触位置まで前記開閉体を開閉作動させるよう前記アクチュエータを駆動制御する一方、前記操作入力部が予め設定された第2態様での操作を検知した際に全開閉操作入力があったと判断し、前記開閉体を全開作動または全閉作動させるよう前記アクチュエータを駆動制御することをその要旨とする。
上記構成によると、操作入力部への操作入力態様に応じて開閉体の開閉調整作動と全開・全閉作動とを個別に操作可能となるため、利便性がより向上する。
請求項4に記載の発明では、前記開閉体は、車両の窓ガラス及びサンルーフのうちの少なくとも一つを含み、前記操作入力部は車両室内に配設されることをその要旨とする。
上記構成によると、車両室内における窓ガラスやサンルーフの開閉操作性を向上させることができる。
以上詳述したように、誤操作を抑制した高い利便性を確保しつつ、開閉体を確実に所望位置まで開閉作動させることができる。
本発明を車両ドアウインドウ装置として適用した一実施形態の概略構成を示す図である。 窓ガラスの駆動制御を示すフロー図である。 サンルーフに対する操作入力部の配置形態を示す図である。
(第1の実施形態)
以下に本発明の第1の実施形態を図面1〜3に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車両用開閉体制御装置を車両ドアウインドウ装置として具体化した一実施形態の概略構成を模式的に示した図である。車両用開閉体制御装置は、車両のドア1に配設され、窓ガラス5(開閉体)を開閉制御する機能を有している。ドア1は、ドア1の下部を構成するドアパネル7と、ドアパネル7の上端部7Aに一体的に設けられてドア1の窓枠を構成するドアフレーム6とを備える。ドアフレーム6は、ドアパネル7の車両後端側(図中右側)から上方へ窓ガラス5の後側端5Aに沿って延びる後部ドアフレーム9と、後部ドアフレーム9の上側端9Cから車両前方(図中左方)へ窓ガラス5の上側端5Bに沿って延びる上部ドアフレーム8とを有する。同図に示すように、窓ガラス5の開閉領域P1は、窓ガラス5の上側端5Bの移動可能範囲を示し、本実施形態においてはドアパネル7の上側端7Aから上部ドアフレーム8の下側端8Aまでの範囲内に設定されている。
車両用開閉体制御装置は、操作者により操作される操作入力部10と、操作入力部10と電気的に接続された開閉制御部2と、開閉制御部2と電気的に接続されたアクチュエータ3とを有する。
操作入力部10は、例えば静電容量センサや圧電センサなどの接触式の操作部により構成され、人や物の接触及び接触位置を検知可能となっている。そして、操作入力部10からの検知信号が開閉制御部2に入力される。この操作入力部10は後部ドアフレーム9の車両室内側面に配設され、窓ガラス5に隣設されている。すなわち、操作入力部10は、窓ガラス5に隣接し且つ窓ガラス5の開閉方向である上下方向に沿って後部ドアフレーム9の下側端9Bから上側端9Cまで延びるように配設されている。より詳しくは、操作入力部10は、上側端10Cが窓ガラス5の開閉領域P1の上端と一致し、下側端10Dが同開閉領域P1の下端と一致するように後部ドアフレーム9に配設されている。すなわち、操作入力部10は、上下方向長さ(全長)が窓ガラス5の開閉領域P1と一致するように構成及び配設されている。なお、ここで「一致」とは、完全一致はもちろん若干のズレを含むものであり、操作入力部10の上側端10C(下側端10D)が開閉領域P1の上端(下端)よりも若干上方または下方に位置すること、操作入力部10の全長が開閉領域P1よりも若干長短することを許容するものである。
また、前後方向において、操作入力部10の前側端10Aは、窓ガラス5の後側端5Aとの間に距離d1の間隔を空けて配置され、操作入力部10の後側端10Bは、後部ドアフレーム9の後側端9Aとの間に距離d2の間隔を空けて配置される。なお、距離d1、d2は、どちらか一方、もしくは両方ともが零であってもよい。
本実施形態においてアクチュエータ3は、一般的に知られるパワーウィンドウレギュレータに具備される電動モータにより構成され、開閉制御部2からの制御信号に基づいて駆動し、窓ガラス5を開閉動作(図1に示す上下動)させる。
また、車両用開閉体制御装置は、窓ガラス5の開閉位置を検出する位置検出部4を備えている。本実施形態において位置検出部4はアクチュエータ3の回転数を検出するホールICにより構成され、その位置検出部4による位置検出信号が開閉制御部2に入力される。そして、開閉制御部2は、位置検出部4からの位置検出信号であるアクチュエータ3の回転数のパラメータに基づいて、窓ガラス5の位置に対応する位置カウントを計数し、窓ガラス5の現在位置を算出する。位置カウントは、窓ガラス5が全閉となっている状態を基準状態(すなわち0)とし、窓ガラス5が上方(閉側)、すなわち閉方向に移動するほど位置カウントが増加する。そして、開閉制御部2は、位置カウントの大きさを窓ガラスの移動量に対応させて窓ガラスの現在位置を算出する。なお、位置検出部4は、こうしたアクチュエータ3の回転数を検出するものに限らず、窓ガラス5の位置を検出するものであれば適用可能であり、またホールICにより構成されたものに限定されるものでもない。
開閉制御部2は、CPU、ROM、RAM等を具備した電子制御ユニット(ECU)であり、ROM等に予め記録された制御プログラムに従って演算処理を行う。詳しくは、開閉制御部2は、位置検出部4から入力される位置検出信号、及び操作入力部10から入力される検知信号をパラメータとして演算処理を行い、その結果に基づいてアクチュエータ3の駆動制御を行う。具体的には、開閉制御部2は、窓ガラス5の開閉領域P1内で窓ガラス5の上側端5Bが移動するようアクチュエータ3を駆動制御する。本実施形態において開閉制御部2は、操作入力部10に対する接触態様及び接触位置に応じてアクチュエータ3の駆動制御を行う。具体的には、図1に示すように、本実施形態において開閉制御部2は、操作入力部10の検知領域を3つの領域、すなわち操作入力部10の上側端10C近傍の全閉領域S2、下側端10D近傍の全開領域S3、及びそれら領域S2,S3間の開閉調整領域S1に区分認識する。そして、開閉制御部2は、予め設定された第1態様での接触を検知した際に開閉調整操作入力があったと判断する一方、予め設定された第2態様での接触を検知した際に全開閉操作入力があったと判断し、その判断結果に基づいてアクチュエータ3を駆動制御する。なお、本実施形態において第1態様は、操作者が指等で操作入力部10に対して所定時間内に複数回接触する操作(複数回接触操作)が行われると共に、複数回接触操作における最後に検知された接触位置が開閉調整領域S1となる態様に設定されている。一方、第2態様は、複数回接触操作が行われると共に、そのとき最後に検知された接触位置が全閉領域S2または全開領域S3となる態様に設定されている。
次に、本実施形態において開閉制御部2によって行われる窓ガラス5の開閉制御の制御要領について図2を用いて説明する。
開閉制御部2は、最初にステップST1において、操作入力部10からの入力信号に基づき、操作入力部10が複数回接触操作されたか否かの判定を行う。そして、開閉制御部2は、判定結果がYesの場合にはステップST2の処理に進み、Noの場合にはここでの処理を一旦終了する。
ステップST2において開閉制御部2は、操作者の複数回接触操作における最後に検知された位置である最終接触位置Ptが操作入力部10の開閉調整領域S1にあるかどうか判定し、その判定結果がYesの場合にはステップST3の処理に進み、Noの場合にはステップST8の処理に進む。すなわち、開閉制御部2は、これらステップST1,ST2において、操作入力部10が第1態様で操作されたか否かを判定する。
ステップST3において開閉制御部2は、操作入力部10からの入力信号に基づき、操作者の最終接触位置Ptが窓ガラス5の現在位置Pwよりも大きいか否かの判定を行う。すなわち、開閉制御部2は、操作者の最終接触位置Ptが窓ガラス5の現在位置である上側端5Bよりも閉側であるか否かの判定を行う。そして、判定結果がYesの場合、開閉制御部2はステップST4の処理に進み、窓ガラス5が上方(閉側)に移動するようにアクチュエータ3を駆動し、ステップST6の処理に進む。一方、判定結果がNoの場合、開閉制御部2はステップST5の処理に進み、窓ガラス5が下方(開側)に移動するようにアクチュエータ3を駆動し、ステップST6の処理に進む。
ステップST6において開閉制御部2は、最終接触位置Ptが窓ガラス5の現在位置Pwと等しいか否かの判定を行う。そして、開閉制御部2は、判定結果がYesの場合にはステップST7の処理に進みアクチュエータ3の駆動を停止する。すなわち、開閉制御部2は、窓ガラス5の現在位置Pwが最終接触位置Ptと等しくなるまで窓ガラス5を開閉作動させ、等しくなった時点で停止させてここでの処理を一旦終了する。これに対し、ステップST6での判定結果がNoの場合、開閉制御部2はステップST3の処理へ戻り、窓ガラス5の現在位置Pwが最終接触位置Ptと等しくなるまで繰り返す。
一方、開閉制御部2は、ステップST2において操作者の最終接触位置Ptが操作入力部10の開閉調整領域S1にないと判定した際には、ステップST8において、最終接触位置Ptが操作入力部10の全閉領域S2にあるかどうか判定する。そして、開閉制御部2は、判定結果がYesの場合にはステップST9の処理に進んで窓ガラス5を全閉作動させるようアクチュエータ3を駆動し、窓ガラス5の全閉完了と共に停止させる。すなわち、開閉制御部2は、これらステップST1,ST2,ST8において、操作入力部10が第2態様で操作されたか否かを判定する。
また、判定結果がNoの場合、開閉制御部2はステップST10の処理に進み、最終接触位置Ptが全開領域S3にあるかどうか判定する。そして、開閉制御部2は、判定結果がYesの場合にはステップST11の処理に進んで窓ガラス5を全開作動させるようアクチュエータ3を駆動し、窓ガラス5の全開完了と共に停止させ、判定結果がNoの場合にはここでの処理を一旦終了する。すなわち、開閉制御部2は、これらステップST1,ST2,ST8,ST10において、操作入力部10が第2態様で操作されたか否かを判定する。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)操作入力部10は、窓ガラス5の開閉方向に沿って延びるよう窓ガラス5に隣設されており、操作者により操作入力部10が操作されると、操作入力部10に対する操作者の接触位置と対応する位置まで窓ガラス5が開閉動作される。すなわち、操作者が触れた位置が窓ガラス5の開閉動作の完了位置となる。よって、操作者は、窓ガラス5の開閉位置を直感的な操作で設定することができる。すなわち、操作者は事前に位置設定や再設定操作をすることなくその時々の使用状態に応じて直接的に窓ガラス5の停止位置を指定することができる。さらに、操作入力部10が窓ガラス5に隣設されるため、操作入力部10の位置と開閉作動させたい窓ガラス5の位置とが関連しやすい構成となっている。よって、誤操作を抑制した高い利便性を確保しつつ、窓ガラス5を確実に所望位置まで開閉作動させることができる。特に本実施形態では操作者が最終的に触れた位置(最終接触位置Pt)まで窓ガラス5が開閉動作されるものであり、より直感的な操作で窓ガラス5の停止位置を設定することができる。さらに、操作入力部10の上下方向長さが窓ガラス5の開閉領域P1と一致するように構成及び配設されているためその傾向が顕著であり、操作者の意思に反した位置での窓ガラス5の停止を好適に抑制することができる。
(2)操作入力部10に対して複数回接触操作が行われたことが窓ガラス5を開閉作動させるアクチュエータ3の駆動条件に設定されている。すなわち、操作者は、操作入力部10を単に接触しただけでは窓ガラス5を開閉動作させることはできず、所定時間内に複数回接触操作を行って初めて窓ガラス5を開閉動作させることができる。このため、例えば操作入力部10に不意に触れてしまった場合などの意図しない操作入力部10への接触による窓ガラス5の開閉動作が抑制される。また、複数回接触操作で操作入力が行われた際、開閉制御部2は操作入力部10に対する最終接触位置Ptまで窓ガラス5の現在位置である上側端5Bが移動するようにアクチュエータ3を駆動させる。これにより、窓ガラス5を操作者の所望位置である最終接触位置Ptまで確実に開閉作動させることができる。
(3)操作入力部10における窓ガラス5の閉側端近傍には全閉領域S2が設定され、開側端近傍には全開領域S3が設定され、それら間に開閉調整領域S1が設定されている。そして、開閉調整領域S1を最終接触位置Ptとする態様(第1態様)で操作入力部10の複数回接触操作が行われた場合には、その最終接触位置Ptまで窓ガラス5が開閉される。一方、全閉領域S2(または全開領域S3)を最終接触位置Ptとする態様(第2態様)で操作入力部10の複数回接触操作が行われた場合には、その最終接触位置Ptがたとえ厳密には全閉(または全開)位置と対応していなくても、窓ガラス5は全閉(または全開)されるまで動作される。このため、操作者は窓ガラス5の開閉調整作動と全開・全閉作動とを個別に操作可能となり、利便性がよりいっそう向上する。
(4)操作入力部10は車両室内側面に配設されるため、車両室内からの窓ガラス5の開閉操作性を向上させることができる。さらに、操作入力部10は後部ドアフレーム9に配設されるため、操作者は座った状態で操作入力部10に接触でき、窓ガラス5の開閉操作性をさらに向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態を図3に従って説明する。なお、第2の実施形態は、
車両用開閉体制御装置を車両サンルーフ装置として具体化したことが第1の実施形態と異なる点であるため、共通する構成についてはその詳細な説明は省略する。
図3は、本発明に係る車両用開閉体制御装置を車両サンルーフ装置として具体化した一実施形態の概略構成を模式的に示した図である。車両用開閉体制御装置は、車両のルーフ30に配設され、サンルーフ31のルーフパネル32(開閉体)を開閉制御する機能を有している。
操作入力部20A、20Bは、ルーフ30の車両室内側面に配設され、ルーフパネル32に隣設されている。すなわち、操作入力部20A、20Bは、ルーフパネル32に隣接し且つルーフパネル32の開閉方向である車両前後方向に沿ってルーフパネル32の前側端32Aから後側端32Bまで延びて配設されている。より詳しくは、操作入力部20Aは、前側端20Aaがルーフパネル32の開閉領域P2の前端と一致し、後側端20Abが同開閉領域P2の後端と一致するようにルーフ30に配設されている。操作入力部20Bは、前側端20Baがルーフパネル32の開閉領域P2の前端と一致し、後側端20Bbが同開閉領域P2の後端と一致するようにルーフ30に配設されている。すなわち、操作入力部20A、20Bは、前後方向長さ(全長)がルーフパネル32の開閉領域P2と一致するように構成及び配設されている。なお、ここで「一致」とは、完全一致はもちろん若干のズレを含むものであり、操作入力部20A、20Bの前側端20Aa、20Ba(後側端20Ab、20Bb)が開閉領域P2の前端(後端)よりも若干前方または後方に位置すること、操作入力部20A、20Bの全長が開閉領域P2よりも若干長短することを許容するものである。なお、操作入力部20A、20Bは、どちらか一方が設けられている構成であってもよい。
また、車両幅方向において、操作入力部20Aのサンルーフ側の端部20Acとサンルーフの幅方向端部32Cとの間に距離d3の間隔を空けて配置され、操作入力部20Bのサンルーフ側の端部20Bcとサンルーフの幅方向端部32Dとの間に距離d4の間隔を空けて配置されている。なお、距離d3、d4は、どちらか一方、もしくは両方ともが零であってもよい。
以上詳述したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態における(1)〜(3)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(4)操作入力部20A、20Bは車両室内側面に配設されるため、車両室内からのサンルーフ31のルーフパネル32の開閉操作性を向上させることができる。さらに、操作入力部20A、20Bはルーフパネル32の幅方向両端側に設けられるため、車両の座席に座った各々の操作者がルーフパネルの開閉作動を行うことができる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、開閉制御部2が第1態様もしくは第2態様で接触操作されたか否かを複数回接触操作に基づいて判断するようになっているが、これに限定されるものではない。例えば、開閉制御部2は、操作者が指等で操作入力部10に対して接触し、操作入力部10に接触した状態のまま指を上下方向にスライドさせる操作(以下、単に「スライド操作」という。)に基づいて操作有無を判断するようになっていてもよい。この場合にも、上記実施形態の各効果に準じた効果を奏することができる。また、操作者が指等で操作入力部10に対して接触し、接触した位置で所定時間接触し続ける長押し操作(以下単に「長押し操作」という。)に基づいて操作有無を判断するようになっていてもよい。この場合にも、上記実施形態の各効果に準じた効果を奏することができる。
・上記実施形態では、開閉制御部2に設定されている第1態様及び第2態様は、共に複数回接触操作に基づいて判断するようになっているが、例えば第1態様が複数回接触操作に基づいて操作有無を判断し、第2態様がスライド操作に基づいて操作有無を判断するようになっていてもよい。つまり、第1態様及び第2態様は、複数回接触操作、スライド操作及び長押し操作を組み合わせたものであってもよい。これにより、開閉操作において、操作者に好適な接触方法で窓ガラス5の開閉操作を行うことができるため、開閉操作性をさらに向上させることができる。
・上記実施形態では、開閉制御部2は、第2態様において全閉操作入力及び全開操作入力が行われたか否かの判断を共に複数回接触に基づいて操作有無を判断するようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば全閉操作入力は複数回接触操作の有無で判断し、全開操作入力はスライド操作の有無で判断するようになっていてもよい。
・上記実施形態では、第1態様及び第2態様は、複数回接触操作の全ての接触が開閉調整領域S1、全閉領域S2及び全開領域S3の何れか一つの領域内にある態様であるが、これに限定されるものではない。例えば、窓ガラス5の開閉調整を行う際に、開閉調整領域S1を複数回接触操作する途中で全閉領域S2もしくは全開領域S3に接触するようになっていてもよい。すなわち、スライド操作の途中で開閉調整領域S1から全閉領域S2や全開領域S3に接触位置が移動する態様で操作された場合にあっては、最終接触位置に基づいて開閉調整操作入力か全開閉操作入力かが判断されるようになっていればよい。また、これは上記スライド操作に適用されてもよい。
・上記実施形態において、開閉制御部2は、操作入力部10の検知領域を3つの領域(開閉調整領域S1、全閉領域S2、全開領域S3)に区分認識し、最終接触位置が全閉領域S2(全開領域S3)となる第2態様で操作された場合には、窓ガラス5を全閉(全開)動作させるようになっている。しかし、開閉制御部2は、こうした全閉領域S2及び全開領域S3の区分認識と、全閉・全開動作とを必ずしも行うようになっていなくてもよい。
2 開閉制御部
3 アクチュエータ
5 窓ガラス(開閉体)
10 操作入力部
31 サンルーフ
S1 開閉調整領域
S2 全閉領域
S3 全開領域
Pt 最終接触位置
Pw 窓ガラスの現在位置

Claims (4)

  1. 車両に設けられた開閉体の開閉方向に沿って延びるよう該開閉体に隣設され、操作者の接触及び接触位置を検知可能な操作入力部と、
    前記操作入力部からの信号に基づいて、前記操作入力部により検知した接触位置まで前記開閉体を開閉作動させるべく前記開閉体を開閉作動させるアクチュエータを駆動制御する開閉制御部と、を備える車両用開閉体制御装置。
  2. 前記開閉制御部は、前記操作入力部が予め設定された所定態様での操作を検知した際に操作入力があったと判断し、前記操作入力部が最後に検知した接触位置まで前記開閉体を開閉作動させるよう前記アクチュエータを駆動制御する、請求項1に記載の車両用開閉体制御装置。
  3. 前記開閉制御部は、
    前記操作入力部が予め設定された第1態様での操作を検知した際に開閉調整操作入力があったと判断し、前記操作入力部が最後に検知した接触位置まで前記開閉体を開閉作動させるよう前記アクチュエータを駆動制御する一方、
    前記操作入力部が予め設定された第2態様での操作を検知した際に全開閉操作入力があったと判断し、前記開閉体を全開作動または全閉作動させるよう前記アクチュエータを駆動制御する、請求項1に記載の車両用開閉体制御装置。
  4. 前記開閉体は、車両の窓ガラス及びサンルーフのうちの少なくとも一つを含み、前記操作入力部は車両室内に配設される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用開閉体制御装置。
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