JP2008259177A - 色変換装置、色変換方法、色変換プログラム - Google Patents

色変換装置、色変換方法、色変換プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】2次元以上のLUTを用いる色変換処で、メモリアクセス効率の向上と補間計算処理量の削減を実現する。
【解決手段】色変換対象の第1の色空間に属する点の色値を取得する色値取得部と、その色値に基づいて第1の色空間の前記複数の領域の内、色変換の対象の点が属する領域を判別する基準領域判別部と、前記色変換の対象の点が、基準領域判別部で判別された領域を構成する2個の分割点の内の2個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割し、その内の何れに属するか判別する小領域判別部と、判別された領域を構成する分割点に対応付けられた色変換値を、所定の記憶領域から取得する色変換値取得部と、それに基づいて第1の色空間の点の色値に対応する第2の色空間の点の色値を補間する補間演算部とを備え、n次元LUTの小領域を構成する複数の分割点に対応付けられる複数の色変換値の格納アドレスが互いに隣接する様に記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像データの色変換処理に関し、特に、その処理効率を向上させる技術に関するものである。
ディスプレイ、プリンタ、PC等で扱われるデータは、それぞれが固有の色空間により色情報を管理されており、異なるデバイス間でのデータの受け渡し時には、そのデバイスが扱う色空間への色変換や、デバイスの特徴を反映できる色変換処理が必要になる場合がある。色変換処理としては、多項式や行列式等の数値計算を主とする変換方式と、n成分入力に対して出力色を決定するn次元ルックアップテーブルを用いる方式のような、テーブル参照を主とする変換方式とが知られる。
これら変換方式は、要求される色再現精度や速度などに応じて選択されるが、PCの画面表示等で扱うsRGB色空間から、ディスプレイが扱う固有のRGB色空間への色変換などでは、行列式を用いる方式が主に採用されており、PC上のアプリケーション印刷時に扱うsRGBやCMYKなどの色空間から、プリンタ固有のCMYK色空間への色変換では、非線形な処理が多く、特定色相の色に対する補正が可能なことから、テーブルを参照する方式が主に採用されている。
上記のテーブル参照方式における、多次元テーブルを使った色変換処理では、全ての入力値の組み合わせに対する、出力値の組み合わせを格納していたのではテーブルサイズが大きくなり過ぎるため、図20に示すように、入力色空間を、色成分毎に格子点(分割点)により等間隔に分割し、格子点により分割された格子上の頂点の出力値だけをテーブルに格納し、格子点間に位置する入力値については、該入力値が属する格子を構成する格子点の値を用いて補間演算によって算出する方法が主である(図21および図22参照)。多次元LUTのデータフォーマットに関しては、ICC(International Color Consortium)が規定するICCプロファイルが標準フォーマットでもサポートされており、また、プリンタデータの記述に用いられるページ記述言語の一種であるPostScriptにおいても、CRD(Color Rendering Dictionary)の一部としてサポートされているのが一般的である。これらのフォーマットでは、入力色空間の各色成分の座標軸を等分割する格子点(RGBなど)に対応する出力値データ(CMYや、CMYKなど)を、入力色空間上の各成分座標の座標値が増加する順に並べてメモリ領域上で管理している(図12を参照)。
上述した多次元色変換LUT(Look Up Table)を用いる色変換処理では、色変換処理の出力値を、入力色空間の色値と多次元LUTに格納されている出力値とに基づいて、補間演算により算出する。
この計算における補間演算法として、「4点補間法」や「8点補間法」が多く用いられる。8点補間法では、入力値と、入力色空間において入力値が属する格子の全ての頂点に位置する8つの格子点に対応付けられている出力値(図4を参照)を用いて補間計算を行なう。4点補間法では、入力値と、入力色空間において入力値が属する格子の8頂点の内から選択される4つの格子点に対応付けられている出力値を用いて補間計算を行なう。
上述のような多次元LUTを用いた補間演算による色変換処理は、LUTのデータサイズをある程度小さく抑え、色味の補正の度合い等を細かく調整することができるが、ソフトウェアで色変換処理を実現した場合、行列式に比べて扱うデータ量や計算処理量が多く、演算を中心とした色変換処理に比べ処理が遅い。このため、データサイズが大きな画像データを処理した場合に、処理時間がかかってしまう。
この処理時間の問題を、CPU、メモリおよびキャッシュメモリを備えたハードウェアを用いて4点補間法により解決する構成について説明する(図23、図24)。ここで、CPU901は、演算に用いるデータを格納するためのレジスタ902を持つものとする。キャッシュメモリ904は、メインメモリ908よりも容量が少ないが、CPU901からのアクセス速度がメインメモリ908よりも高速であり、プログラムの処理で一度に扱うデータはメモリ領域上で一箇所に偏るという、データの局所性を生かしてプログラムの実行速度を上げるためのハードウェアである。ここでは、4点補間法で使用する4つの格子点が図6のように選択されているものとする。
上記4点補間演算では、LUT上の4色分データをCPU901で計算するためにレジスタ902にロードする処理がある。この処理では、4色(4つの格子点の色)の内の始めの1色であるV(rn,gn,bn)をレジスタ902にロードする際、V(rn,gn,bn)が格納されたメモリアドレスのデータをロードする命令が発行される(図23(1))。ここでは、メモリのコントローラが、CPU901がアクセスしようとするアドレスのデータがキャッシュメモリ904内にあるか検索する。このとき、V(rn,gn,bn)は、初めてアクセスされるため、キャッシュメモリ904上には存在せず、メモリコントローラは、メインメモリ908からV(rn,gn,bn)のアドレスを含む連続データを、キャッシュメモリ904内にまとめてロードし(図23(2)、(3))、レジスタ902に当該データがロードされる(図23(4))。次に、プログラムは、次の色V(rn,gn,bn+1)をロードする(図24)。このデータは、メインメモリ908上でV(rn,gn,bn)に隣接して配置されている。このデータのロード命令により(図24(1))、メモリコントローラは当該データがキャッシュメモリ904上にあるか検索する。ここで、色値データV(rn,gn,bn+1)は、先ほどの色値データV(rn,gn,bn)のロード時に、一緒にキャッシュメモリ904にまとめてコピーされているものとする。V(rn,gn,bn+1)は、検索の結果、キャッシュメモリ904上にあることが判明し、キャッシュメモリ904上からコピーされる。この結果、プログラムの実行は、メインメモリ908からキャッシュメモリ904へのデータロード時間分だけ短縮される。この短縮時間はハードウェアにより異なるが、数倍〜数十倍の時間差がある。
更に、3色目V(rn+1,gn,bn)をレジスタ902にロードするが、図12のように、このデータは、メインメモリ908上において、V(rn,gn,bn)、および、V(rn,gn,bn+1)とは隣接しないアドレスに配置されており、先の2色のデータロードで、一緒にキャッシュメモリ904にコピーされる確率が極端に低い。ここでは、色値V(rn+1,gn,bn)は、先の2色のデータロードでキャッシュメモリ904にコピーされていないとする。この処理の中で、色値V(rn+1,gn,bn)のロードは、メインメモリ908から行なわれる。最後に、色値V(rn,gn+1,bn+1)がレジスタ902にロードされるが、3色目と同じ理由で、キャッシュメモリ904上にコピーされている可能性は低く、メインメモリ908からロードされる。
このように、キャッシュメモリのデータ管理構造が1次元的に行なわれるのに対し、多次元LUTをロードする場合、キャッシュが部分的にしか効かず、プログラムの処理速度を十分に向上させることができない。この問題は、より詳細な色調整をしようとして、多次元LUTのデータ数を増やす場合に(格子点による分割間隔を狭める場合)、より顕著となる。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、2次元以上のルックアップテーブルを用いる色変換処理に関し、メモリアクセスの効率の向上、および補間計算の処理量の削減を実現することのできる技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る色変換装置は、n種類(nは1以上の整数)の色成分で表現される第1の色空間における各色成分軸を複数の区間に分割することにより、該第1の色空間を複数の領域に分割する分割点それぞれに対応付けられる色変換値を格納するn次元ルックアップテーブルに基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値を、第2の色空間に属する点の色値に変換する色変換装置であって、色変換の対象となる前記第1の色空間に属する点の色値を取得する色値取得部と、前記色値取得部にて取得される色値に基づいて、前記第1の色空間における前記複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する基準領域判別部と、前記色変換の対象となる点が、前記基準領域判別部にて判別された領域を、該領域を構成する2n個の分割点の内の2n個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する小領域判別部と、前記小領域判別部にて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、所定の記憶領域から取得する色変換値取得部と、前記色変換値取得部にて取得される色変換値に基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値に対応する第2の色空間に属する点の色値を補間する補間演算部とを備え、前記3次元ルックアップテーブルにおける前記小領域を構成する複数の分割点それぞれに対応付けられている複数の色変換値は、それぞれの格納アドレスが互いに隣接するように前記所定の記憶領域に記憶されていることを特徴とするものである。
また、本発明の一態様に係る色変換方法は、n種類(nは1以上の整数)の色成分で表現される第1の色空間における各色成分軸を複数の区間に分割することにより、該第1の色空間を複数の領域に分割する分割点それぞれに対応付けられる色変換値を格納するn次元ルックアップテーブルに基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値を、第2の色空間に属する点の色値に変換する色変換方法であって、色変換の対象となる前記第1の色空間に属する点の色値を取得する色値取得ステップと、前記色値取得ステップにて取得される色値に基づいて、前記第1の色空間における前記複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する基準領域判別ステップと、前記色変換の対象となる点が、前記基準領域判別ステップにて判別された領域を、該領域を構成する2n個の分割点の内の2n個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する小領域判別ステップと、前記小領域判別ステップにて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、所定の記憶領域から取得する色変換値取得ステップと、前記色変換値取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値に対応する第2の色空間に属する点の色値を補間する補間演算ステップとを有し、前記n次元ルックアップテーブルにおける前記小領域を構成する複数の分割点それぞれに対応付けられている複数の色変換値は、それぞれの格納アドレスが互いに隣接するように前記所定の記憶領域に記憶されていることを特徴とするものである。
また、本発明の一態様に係る色変換プログラムは、n種類(nは1以上の整数)の色成分で表現される第1の色空間における各色成分軸を複数の区間に分割することにより、該第1の色空間を複数の領域に分割する分割点それぞれに対応付けられる色変換値を格納するn次元ルックアップテーブルに基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値を、第2の色空間に属する点の色値に変換する処理をコンピュータに実行させる色変換プログラムであって、色変換の対象となる前記第1の色空間に属する点の色値を取得する色値取得ステップと、前記色値取得ステップにて取得される色値に基づいて、前記第1の色空間における前記複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する基準領域判別ステップと、前記色変換の対象となる点が、前記基準領域判別ステップにて判別された領域を、該領域を構成する2n個の分割点の内の2n個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する小領域判別ステップと、前記小領域判別ステップにて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、所定の記憶領域から取得する色変換値取得ステップと、前記色変換値取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値に対応する第2の色空間に属する点の色値を補間する補間演算ステップとをコンピュータに実行させ、前記n次元ルックアップテーブルにおける前記小領域を構成する複数の分割点それぞれに対応付けられている複数の色変換値は、それぞれの格納アドレスが互いに隣接するように前記所定の記憶領域に記憶されていることを特徴とするものである。
以上に詳述したように本発明によれば、2次元以上のルックアップテーブルを用いる色変換処理に関し、メモリアクセスの効率の向上、および補間計算の処理量の削減を実現することのできる技術を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態による色変換装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
本実施の形態による色変換装置1は、CPU901、レジスタ902、キャッシュメモリ904、I/F905、メモリ906、プリンタI/F907、HDD908aおよびフラッシュメモリ908bを備えてなる構成となっている。
CPU901は、レジスタ(CPU901から、キャッシュメモリ904やメモリ906よりも高速にアクセス可能なメモリ)902およびキャッシュメモリ904を備えており、色変換処理に関わる演算処理を行なう。
キャッシュメモリ904およびメモリ906には、色変換処理の演算時において、該演算処理に関わる、「入力色値」、「色変換LUT」および「LUTに格納されている色変換値」が格納される。
HDD908aおよびフラッシュメモリ908bは、不揮発性の記憶媒体であり、ルックアップテーブルのデータが格納されている。また、ルックアップテーブルのテーブルデータは、I/F905を通じてネットワーク909から取得することも可能となっている。
また、本実施の形態による色変換装置1は、プリンタ等の画像形成装置と通信可能に接続されており、色変換装置1にて色変換処理を行った第2の色空間で表現される画像データをプリンタI/F907を介してプリンタエンジン903へ向けて出力し、当該出力される画像データに基づく画像形成処理を行なわせることができる。色変換装置1に備えられている各ハードウェアは、バスを通じて相互に通信可能に接続されている。
CPU901は、色変換装置における各種処理を行なう役割を有しており、またメモリ906に格納されているプログラムを実行することにより種々の機能を実現する役割も有している。メモリ906は、例えばROMやRAM等から構成されており、色変換装置において利用される種々の情報やプログラムを格納する役割を有している。
図2は、本実施の形態による色変換装置について説明するための機能ブロック図である。
本実施の形態による色変換装置1は、n次元のルックアップテーブルに基づいて、第1の色空間に属する点の色値を、第2の色空間に属する点の色値に変換する機能を有している。ここでのn次元ルックアップテーブルとは、n種類(nは1以上の整数)の色成分で表現される「第1の色空間」における各色成分軸を複数の区間に分割することにより、該第1の色空間を複数の領域に分割する「分割点」それぞれに対応付けられる「色変換値(色変換処理の演算時に用いられる数値)」をテーブルデータとして格納したものである。
なお、ここでの第1および第2の色空間としては、例えば、RGB色空間、CMY色空間、CMYK色空間、Lab色空間、Luv色空間、Adobe(登録商標)RGB色空間およびsRGB色空間などが挙げられる。以下、本実施の形態では、第1の色空間が「RGB色空間」であり、第2の色空間が「CMYK色空間」である場合を例に挙げて説明する。この場合、第1の色空間の色成分は3次元となるため、色変換処理に利用するルックアップテーブルも3次元となる(n=3)。
具体的に、本実施の形態による色変換装置1は、テーブルデータ取得部101、係数算出部102、色値取得部103、基準領域判別部104、小領域判別部105、色変換値取得部106(変換多項式パラメータアドレス導出部106a、変換多項式パラメータロード部106b)および補間演算部107、変換色データ出力部108、係数格納部109、CPU901およびメモリ906を備えてなる構成となっている。
テーブルデータ取得部101は、3次元ルックアップテーブル(R成分軸、G成分軸およびB成分軸の3つの成分軸からなるデータテーブル)に格納されている色変換値をメインメモリ908から取得する。
係数算出部102は、テーブルデータ取得部101にて取得される色変換値に基づいて、「係数(詳細は後述)」を算出する機能を有している。
係数算出部102にて算出された係数は、係数格納部109によってメモリ906に格納される。
色値取得部103は、色変換の対象となるRGB色空間に属する点の色値(入力色値)を取得する。
基準領域判別部104は、色値取得部103にて取得される色値に基づいて、RGB色空間における複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する。ここでは、ルックアップテーブルが3次元であるため、基準領域判別部により判別される領域は、立方体領域(立方格子)となる。
小領域判別部105は、色変換の対象となる点が、基準領域判別部104にて判別された領域を、該領域を構成する2n個(ここでは、n=3であるため8個)の分割点の内の2n個よりも少ない分割点(例えば、6個または4個の分割点)を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する。ここでは、4個の分割点(格子点)を頂点とする三角錐領域(小領域)を判別するものとする(4点補間法の詳細については後述)。
色変換値取得部106は、小領域判別部105にて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、例えばメインメモリ908(所定の記憶領域)から取得する。なお、ここでの3次元ルックアップテーブルにおける三角錐領域を構成する複数の分割点それぞれに対応付けられている複数の色変換値は、それぞれの格納アドレスが互いに隣接するようにメインメモリ908に記憶されている。
具体的に、変換多項式パラメータロード部106bは、この4点補間を行なうための補間演算に用いる係数を読み出すためのアドレスを係数格納部109から取得するとともに、変換多項式パラメータアドレス導出部106aにて導出されたアドレスに基づいて、係数をロードする。
本実施の形態では、出力値の色空間(第2の色空間)がCMYK色空間であるため、CMYK色空間の色成分であるC値用の変換用LUT、M値用の変換用LUT、Y値用の変換用LUTおよびK値用の変換用LUTの4つがメインメモリ908に格納されている。ここで、出力値の色空間がCMY色空間のように色成分数が3種類であるような場合には、変換用LUTも3種類用意し、出力値の色空間がCMYRGBK色空間のように色成分数が7種類であるような場合には変換用LUTを7種類用意することになる。
補間演算部107は、色変換値取得部106にて取得される色変換値に基づいて、RGB色空間に属する点の色値(入力色値)に対応するCMYK色空間に属する点の色値を補間する。なお、本実施の形態における補間演算部107は、色変換の対象であるRGB色空間に属する点の色値と、複数の三角錐領域それぞれの頂点を構成する複数の分割点に対応付けられた色変換値とに基づいて、複数の小領域それぞれについて係数以外が共通な演算式を用いてCMYK色空間に属する点の色値の補間演算を行なうものであり、ここでの「色変換値」は、上記演算式における「係数」となっている。
変換色データ出力部108は、補間演算部107にて算出されるCMYK色空間で表現される画像データを出力する。
ここで、従来の色変換装置で採用されている4点補間法について簡単に説明する。
4点補間法によるn次元ルックアップテーブルを用いた色変換処理の一例としては、図3に示すような処理により実現する方法がある。
まず、図4のような入力色空間において、入力色値の点を取り囲む立方格子の頂点である分割点(8点)それぞれに対応する3次元LUTの色値を計算処理によって判定する(S301)。
次に、上記8個の分割点の内、いずれの4頂点を4点補間演算で用いるかを判定する(S302)。
ここでは、図5に示すように、基準となる8頂点からなる立方格子を、当該8頂点の内のいずれか4点から構成される複数の三角錐領域に分割し、入力色値がこれら複数の三角錐領域の内のいずれに属しているかを、入力色値と頂点の色値との比較演算により判定する。三角錐領域のそれぞれには、予め、図6〜図11に示すように、ルックアップテーブル上の4つの分割点(頂点)が割り当てられている。なお、図6〜図11では、各三角錐領域が、多次元LUTの分割点を4点含んだ構成となっているが、これに限られるものではなく、三角錐領域に含まれない分割点を割り当てることも可能である。
このようにして、入力色値が属する三角錐領域の判定により、補間演算に用いられるLUT上の4色(4頂点)が決定される。
続いて、決定された4色に対応する色変換値を、メインメモリ上に図12のようなデータ配列で格納されている3次元LUTデータから取得し、レジスタにロードさせる(S303)(図13)。
以上の処理により、4点補間演算を行なうために必要なデータが全て取得され、取得されたデータを図14に示す補間計算式に入力値として与えることにより、出力色値を算出する(S304)。図14に示す式(1)〜式(6)は、先に説明した立方格子を分割して得られる複数の三角錐領域それぞれに対応しており、4頂点の選択結果に対応して選択されるものである。
このように「4点補間法」による多次元LUTを用いた色変換処理を採用することにより、「8点補間法」を採用する場合に比べて、補間演算に用いる色数が少なくなり、演算処理の負荷を軽減させることができる。
続いて、本実施の形態による色変換装置における補間演算処理の詳細について説明する。
係数算出部102は、補間演算部107における補間演算で使用される補間多項式の演算パラメータ(係数)をLUTに基づいて算出し、データテーブルとしてメインメモリ908に格納する。
図14に示した補間演算式(1)〜(6)には、入力色値(R値、G値、B値)に関連するパラメータである立方体内の座標値「δr」、「δg」および「δb」と、それぞれ座標値間での差分「Δδrδg(=|δr−δg|)」、「Δδgδb」および「Δδbδr」とが含まれている。
すなわち、補間演算式に出力色空間の色値そのものを入力する方式の場合、補間演算を行なう際、入力色に応じた三角錐領域に対応して、係数と演算式の両方を切り替えなければならず、ハードウェア化したときにはハードウェアが複雑化するおそれがある。また、上記係数および演算式の切り替えを、ソフトウェアで実現する場合でも、演算式の切り替えのためにプログラムの中に分岐処理を入れなければならず、CPU内部のパイプラインストールが発生し性能が低下するおそれがある。
このため、本実施の形態における補間演算部107による補間演算では、図14における式(1)〜(6)に含まれる入力依存の変数である「δr」、「δg」、「δb」、「Δδrδg」、「Δδgδb」および「Δδbδr」と、定数式を含む多項式を補間演算式とすることにより、立方領域を分割して得られる6種類の三角錐領域すべてに対して適用する演算式を共通にすることで、プログラム分岐を避け、変換多項式の係数一元管理を実現している(図15を参照)。
本実施の形態における係数算出部102による変換多項式の係数算出では、RGBを入力とする3次元LUTにおける立方格子に関して、B成分、G成分、R成分を、B成分の分割点を1つずつ進めながら、B成分が端の分割点まできたら、B成分を0に戻し、G成分の分割点を1つ進め、G成分が端の分割点まできたら、R成分の分割点を1つ進めるという手順で、算出される係数を1次元のLUTに格納していく。分割点毎に格納されるデータは、図5に示した複数の三角領域のパターン番号順に、各パターンの三角錐領域の4頂点により補間演算する際の多項式の係数が、C用、M用、Y用、K用の順に生成され、係数格納部109によりメモリ906に格納される。図16は、出力色成分毎にメモリ906に格納される係数データ等のデータ配列の一例を示す図である。
基準領域判別部104は、テーブルデータ取得部101から、LUTに関するRGB各成分軸の分割数情報を受信し、この分割数から入力色値が属する立方領域を判別する。具体的には、入力されたRGBデータの各色成分を、分割数で割り、対応する立方領域の位置を算出する。
小領域判別部105では、入力色値が、図4に示す立方領域を分割して得られる6種類の三角錐領域の内、いずれの三角錐領域に属するかを判別し、判別された三角錐領域の4つの頂点である分割点を選択する。位置関係は、整数A,Bに対する、比較演算A>=Bを、AがB以上の値のときに「1」、そうでないとき「0」と定義したとき、下記の式により、図4中のパターン番号と一致する番号を得られる。小領域判別部105では、下記の演算式に基づいて、頂点選択のパターン番号を算出する。

パターン番号 = 4×δrg + 2×δgb + δbr ・・・(7)
変換多項式パラメータアドレス導出部106aでは、基準領域判別部104および小領域判別部105における処理結果を利用して、補間演算時の多項式係数をレジスタ902にロードするため、係数が格納されているメモリ906におけるアドレスを算出する。この処理におけるアドレス算出は、3次元LUTの分割数をそれぞれ「divr」、「divg」および「divb」とし、補間演算係数が格納されるときのデータサイズを「sizeof(param)」とし、入力データのRGB成分の色値をそれぞれ「R」,「G」および「B」とすると、

変換多項式パラメータ格納アドレス
=8(項)×sizeof(param)×4(色)×(divg×divb×R+divb×G+B+パターン番号) ・・・(8)

となる。
補間演算部107は、変換多項式パラメータロード部106bによりレジスタ902にロードされた係数と入力色値を用いて、図15に示す多項式による補間演算により出力色値を算出する。上記演算において、入力値依存の変数「δr」、「δg」および「δb」と、「Δδrδg」、「Δδgδb」および「Δδbδr」とを算出する。「δr」、「δg」および「δb」は、ぞれぞれ、入力色成分R,G,Bを、LUT各軸を分割する「divr」,「divg」,「divb」で割ったときの剰余であり、「Δδrδg」、「Δδgδb」および「Δδbδr」は、それぞれ「δrδg」、「Δδgδb」、「Δδbδr」の差の絶対値である。
図17は、本実施の形態による色変換装置における処理(色変換方法)の流れについて説明するためのフローチャートである。
テーブルデータ取得部101は、n次元ルックアップテーブルに格納されている色変換値を取得する(テーブルデータ取得ステップ)(S101)。
係数算出部102は、テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、図15に示した補間演算式における係数を算出する(係数算出ステップ)(S102)。
色値取得部103は、色変換の対象となる第1の色空間に属する点の色値を取得する(色値取得ステップ)(S103)。
基準領域判別部104は、色値取得ステップにて取得される色値に基づいて、第1の色空間における複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する(基準領域判別ステップ)(S104)。
小領域判別部105は、色変換の対象となる点が、基準領域判別ステップにて判別された領域を、該領域を構成する2n個の分割点の内の2n個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する(小領域判別ステップ)(S105)。
色変換値取得部106は、小領域判別ステップにて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、所定の記憶領域から取得する(色変換値取得ステップ)(S106)。
補間演算部107は、色変換値取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、第1の色空間に属する点の色値に対応する第2の色空間に属する点の色値を補間する(補間演算ステップ)(S107)。補間演算ステップは、色変換の対象である第1の色空間に属する点の色値と、複数の小領域それぞれの頂点を構成する複数の分割点に対応付けられた色変換値とに基づいて、複数の小領域それぞれについて係数以外が共通な演算式を用いて第2の色空間に属する点の色値の補間演算を行なう。
本実施の形態のようなデータ配列でルックアップテーブルを記憶させておくことにより、キャッシュメモリにデータを読み込む際に、キャッシュメモリ内に利用するデータが存在する確率を高めることができる。これにより、一度のメモリアクセスで必要なデータを効率的に取得することができ、メモリへのアクセス回数を大幅に低減させることで、全体としての処理速度を向上させることができる。
また、係数を一元管理した補間演算式を用いることにより、ハードウェアの複雑化やCPU内部でのパイプラインストールの発生を回避することができる。また、処理に用いる演算式を、予め求めておいた係数とすることにより、処理負荷の低減に寄与することができる。
また本実施の形態では、多次元LUTのレジスタへのデータロードを、補間演算とは別の処理として実行させているが、補間演算時に色値を必要としたときにロードする構成とすることもできる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、第1の実施の形態にてすでに説明した部分と同様な機能を有する部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
本実施の形態における色変換値取得部106では、小領域判別部105における判別結果に基づいてメインメモリ908から取得する色変換値が、第2の色空間(CMYK色空間)に属する点の色値そのものとなっている。
よって、本実施の形態における補間演算部107は、色値取得部103にて取得される入力色値と、色変換値取得部106にて取得されるCMYK色空間での色値とを入力値として、図14に示した式(1)〜(6)を用いて補間演算を行なう。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、第1の実施の形態にてすでに説明した部分と同様な機能を有する部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
図18は、本発明の第3の実施の形態による色変換装置の構成を示す機能ブロック図である。本実施の形態による色変換装置1’は、上述の第1および第2の実施の形態の構成における補間演算部107に代えて補間演算部107’を備えている。補間演算部107’は、多項式パラメータLUT色変換部107’aおよびLUT色変換部107’bを備えている。また、色変換装置1’は、テーブルデータ判別部110および出力値選択部108’を備えている。
テーブルデータ判別部110は、テーブルデータ取得部101にて取得される色変換値(入力されるルックアップテーブルに格納されているデータ)が、係数および第2の色空間に属する点の色値の内いずれであるかを判別する。
補間演算部107’は、テーブルデータ判別部110にて、テーブルデータ取得部101にて取得される色変換値が補間演算式における「係数」であると判別された場合には図15に示す演算式を用いて補間演算を行った結果を出力値選択部108’により出力させ、第2の色空間に属する点の色値であると判別された場合には該色値を用いて補間演算を行った結果を出力値選択部108’により出力させる。
これにより、ルックアップテーブルとして、出力色空間の色値が格納されたルックアップテーブルおよび補間演算式の係数が格納されたルックアップテーブルの内のいずれが取得される場合であっても、当該取得されるデータに応じた色変換処理を行なうことができる。
このように、提供されるLUTに基づいてパラメータを算出する機能を備えることにより、ICCプロファイル形式やCRD形式等のさまざまなデータ形式でLUTが提供される場合にも柔軟に対応することができる。
図19は、本発明の第3の実施の形態における処理(色変換方法)の流れを示すフローチャートである。なお、テーブルデータ取得ステップ(S101)、色値取得ステップ(S103)、基準領域判別ステップ(S104)、小領域判別ステップ(S105)および色変換値取得ステップ(S106)については、図17にてすでに示した処理と同様であるため説明は割愛する。
テーブルデータ判別部110は、テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値が、係数および第2の色空間に属する点の色値の内いずれであるかを判別する(テーブルデータ判別ステップ)(S701)。
補間演算ステップは、テーブルデータ判別ステップにて、テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値が係数であると判別された場合には演算式を用いて補間演算を行い(S702)、第2の色空間に属する点の色値であると判別された場合には該色値を用いて補間演算を行なう(S703)。
また、上述の各実施の形態では、説明の便宜上、色変換処理の対象となる入力値(入力色空間)が3次元であり、出力値(出力色空間)の次元は問わない構成を例に挙げているが、これに限られるものではなく、例えば1次元、2次元および4次元以上の色空間で表現される色を色変換処理の対象(入力色)とすることも可能である。
本実施の形態では装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。
本発明を特定の態様により詳細に説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
本発明の第1の実施の形態による色変換装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態による色変換装置について説明するための機能ブロック図である。 4点補間法によるn次元ルックアップテーブルを用いた色変換処理の一例を示すフローチャートである。 入力色空間において、入力色値の点を取り囲む立方格子の頂点である分割点を示す図である。 8頂点からなる立方格子を複数の三角錐領域に分割した状態を示す図である。 複数の三角錐領域について説明するための図である。 複数の三角錐領域について説明するための図である。 複数の三角錐領域について説明するための図である。 複数の三角錐領域について説明するための図である。 複数の三角錐領域について説明するための図である。 複数の三角錐領域について説明するための図である。 3次元LUTデータのデータ配列を示す図である。 LUTデータのレジスタへのロードについて説明するための図である。 色値に基づく一般的な補間計算式を示す図である。 係数を一元管理した補間演算式を示す図である。 出力色成分毎にメモリ906に格納される係数データ等のデータ配列の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による色変換装置における処理の流れについて説明するためのフローチャート図である。 本発明の第3の実施の形態による色変換装置の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における処理(色変換方法)の流れを示すフローチャートである。 入力色空間を、色成分毎に格子点(分割点)により等間隔に分割した状態を示す図である。 補間演算について説明するための図である。 補間演算について説明するための図である。 補間演算におけるCPU、メモリおよびキャッシュメモリ等の動作を説明するための図である。 補間演算におけるCPU、メモリおよびキャッシュメモリ等の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 色変換装置、101 テーブルデータ取得部、102 係数算出部、103 色値取得部、104 基準領域判別部、105 小領域判別部、106 色変換値取得部、106a 変換多項式パラメータアドレス導出部、106b 変換多項式パラメータロード部、107 補間演算部、108 変換色データ出力部、109 係数格納部、901 CPU、906 メモリ。

Claims (18)

  1. n種類(nは1以上の整数)の色成分で表現される第1の色空間における各色成分軸を複数の区間に分割することにより、該第1の色空間を複数の領域に分割する分割点それぞれに対応付けられる色変換値を格納するn次元ルックアップテーブルに基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値を、第2の色空間に属する点の色値に変換する色変換装置であって、
    色変換の対象となる前記第1の色空間に属する点の色値を取得する色値取得部と、
    前記色値取得部にて取得される色値に基づいて、前記第1の色空間における前記複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する基準領域判別部と、
    前記色変換の対象となる点が、前記基準領域判別部にて判別された領域を、該領域を構成する2n個の分割点の内の2n個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する小領域判別部と、
    前記小領域判別部にて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、所定の記憶領域から取得する色変換値取得部と、
    前記色変換値取得部にて取得される色変換値に基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値に対応する第2の色空間に属する点の色値を補間する補間演算部とを備え、
    前記n次元ルックアップテーブルにおける前記小領域を構成する複数の分割点それぞれに対応付けられている複数の色変換値は、それぞれの格納アドレスが互いに隣接するように前記所定の記憶領域に記憶されている色変換装置。
  2. 請求項1に記載の色変換装置において、
    前記色変換値は、第2の色空間に属する点の色値である色変換装置。
  3. 請求項1に記載の色変換装置において、
    前記補間演算部は、色変換の対象である第1の色空間に属する点の色値と、前記複数の小領域それぞれの頂点を構成する複数の分割点に対応付けられた色変換値とに基づいて、前記複数の小領域それぞれについて係数以外が共通な演算式を用いて前記第2の色空間に属する点の色値の補間演算を行なうものであり、
    前記色変換値は、前記演算式における係数である色変換装置。
  4. 請求項3に記載の色変換装置において、
    前記n次元ルックアップテーブルに格納されている色変換値を取得するテーブルデータ取得部と、
    前記テーブルデータ取得部にて取得される色変換値に基づいて、前記係数を算出する係数算出部とを備える色変換装置。
  5. 請求項3に記載の色変換装置において、
    前記n次元ルックアップテーブルに格納されている色変換値を取得するテーブルデータ取得部と、
    前記テーブルデータ取得部にて取得される色変換値が、前記係数および前記第2の色空間に属する点の色値の内いずれであるかを判別するテーブルデータ判別部とを備え、
    前記補間演算部は、前記テーブルデータ判別部にて、前記テーブルデータ取得部にて取得される色変換値が前記係数であると判別された場合には前記演算式を用いて補間演算を行い、前記第2の色空間に属する点の色値であると判別された場合には該色値を用いて補間演算を行なう色変換装置。
  6. 請求項1に記載の色変換装置において、
    n=3であり、
    前記小領域は、4個の分割点を頂点とする三角錐領域である色変換装置。
  7. n種類(nは1以上の整数)の色成分で表現される第1の色空間における各色成分軸を複数の区間に分割することにより、該第1の色空間を複数の領域に分割する分割点それぞれに対応付けられる色変換値を格納するn次元ルックアップテーブルに基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値を、第2の色空間に属する点の色値に変換する色変換方法であって、
    色変換の対象となる前記第1の色空間に属する点の色値を取得する色値取得ステップと、
    前記色値取得ステップにて取得される色値に基づいて、前記第1の色空間における前記複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する基準領域判別ステップと、
    前記色変換の対象となる点が、前記基準領域判別ステップにて判別された領域を、該領域を構成する2n個の分割点の内の2n個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する小領域判別ステップと、
    前記小領域判別ステップにて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、所定の記憶領域から取得する色変換値取得ステップと、
    前記色変換値取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値に対応する第2の色空間に属する点の色値を補間する補間演算ステップとを有し、
    前記n次元ルックアップテーブルにおける前記小領域を構成する複数の分割点それぞれに対応付けられている複数の色変換値は、それぞれの格納アドレスが互いに隣接するように前記所定の記憶領域に記憶されている色変換方法。
  8. 請求項7に記載の色変換方法において、
    前記色変換値は、第2の色空間に属する点の色値である色変換方法。
  9. 請求項7に記載の色変換方法において、
    前記補間演算ステップは、色変換の対象である第1の色空間に属する点の色値と、前記複数の小領域それぞれの頂点を構成する複数の分割点に対応付けられた色変換値とに基づいて、前記複数の小領域それぞれについて係数以外が共通な演算式を用いて前記第2の色空間に属する点の色値の補間演算を行なうものであり、
    前記色変換値は、前記演算式における係数である色変換方法。
  10. 請求項9に記載の色変換方法において、
    前記n次元ルックアップテーブルに格納されている色変換値を取得するテーブルデータ取得ステップと、
    前記テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、前記係数を算出する係数算出ステップとを有する色変換方法。
  11. 請求項9に記載の色変換方法において、
    前記n次元ルックアップテーブルに格納されている色変換値を取得するテーブルデータ取得ステップと、
    前記テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値が、前記係数および前記第2の色空間に属する点の色値の内いずれであるかを判別するテーブルデータ判別ステップとを有し、
    前記補間演算ステップは、前記テーブルデータ判別ステップにて、前記テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値が前記係数であると判別された場合には前記演算式を用いて補間演算を行い、前記第2の色空間に属する点の色値であると判別された場合には該色値を用いて補間演算を行なう色変換方法。
  12. 請求項7に記載の色変換方法において、
    n=3であり、
    前記小領域は、4個の分割点を頂点とする三角錐領域である色変換方法。
  13. n種類(nは1以上の整数)の色成分で表現される第1の色空間における各色成分軸を複数の区間に分割することにより、該第1の色空間を複数の領域に分割する分割点それぞれに対応付けられる色変換値を格納するn次元ルックアップテーブルに基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値を、第2の色空間に属する点の色値に変換する処理をコンピュータに実行させる色変換プログラムであって、
    色変換の対象となる前記第1の色空間に属する点の色値を取得する色値取得ステップと、
    前記色値取得ステップにて取得される色値に基づいて、前記第1の色空間における前記複数の領域の内、色変換の対象となる点が属する領域を判別する基準領域判別ステップと、
    前記色変換の対象となる点が、前記基準領域判別ステップにて判別された領域を、該領域を構成する2n個の分割点の内の2n個よりも少ない分割点を頂点とする複数の小領域に分割した場合における、該複数の小領域の内のいずれに属するかを判別する小領域判別ステップと、
    前記小領域判別ステップにて判別された領域を構成する分割点に対応付けられている色変換値を、所定の記憶領域から取得する色変換値取得ステップと、
    前記色変換値取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、前記第1の色空間に属する点の色値に対応する第2の色空間に属する点の色値を補間する補間演算ステップとをコンピュータに実行させ、
    前記n次元ルックアップテーブルにおける前記小領域を構成する複数の分割点それぞれに対応付けられている複数の色変換値は、それぞれの格納アドレスが互いに隣接するように前記所定の記憶領域に記憶されている色変換プログラム。
  14. 請求項13に記載の色変換プログラムにおいて、
    前記色変換値は、第2の色空間に属する点の色値である色変換プログラム。
  15. 請求項13に記載の色変換プログラムにおいて、
    前記補間演算ステップは、色変換の対象である第1の色空間に属する点の色値と、前記複数の小領域それぞれの頂点を構成する複数の分割点に対応付けられた色変換値とに基づいて、前記複数の小領域それぞれについて係数以外が共通な演算式を用いて前記第2の色空間に属する点の色値の補間演算を行なうものであり、
    前記色変換値は、前記演算式における係数である色変換プログラム。
  16. 請求項15に記載の色変換プログラムにおいて、
    前記n次元ルックアップテーブルに格納されている色変換値を取得するテーブルデータ取得ステップと、
    前記テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値に基づいて、前記係数を算出する係数算出ステップとを有する色変換プログラム。
  17. 請求項15に記載の色変換プログラムにおいて、
    前記n次元ルックアップテーブルに格納されている色変換値を取得するテーブルデータ取得ステップと、
    前記テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値が、前記係数および前記第2の色空間に属する点の色値の内いずれであるかを判別するテーブルデータ判別ステップとを有し、
    前記補間演算ステップは、前記テーブルデータ判別ステップにて、前記テーブルデータ取得ステップにて取得される色変換値が前記係数であると判別された場合には前記演算式を用いて補間演算を行い、前記第2の色空間に属する点の色値であると判別された場合には該色値を用いて補間演算を行なう色変換プログラム。
  18. 請求項13に記載の色変換プログラムにおいて、
    n=3であり、
    前記小領域は、4個の分割点を頂点とする三角錐領域である色変換プログラム。
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