JP2008259008A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置に連続的に表示される画像を安定性を確保した状態で正確に撮影できる撮影装置を提供する。
【解決手段】撮影装置は、表示装置に連続的に表示される複数の画像を撮影する撮影部14と、撮影部において複数の画像を撮影する際の焦点の自動調整を行う自動焦点調整手段28と、撮影部において複数の画像を撮影する際の露出の自動調整を行う自動露出調整手段28と、撮影部により撮影された複数の画像のホワイトバランスの自動調整を行うホワイトバランス自動調整手段28と、撮影部により撮影された複数の画像に含まれる符号化画像を識別する画像識別手段28と、画像識別手段により複数の画像に前記符号化画像が含まれていることが識別された場合に、自動調整手段により調整された焦点、露出及びホワイトバランスの内、少なくとも何れか一つを固定する撮影条件固定手段28とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、連続的に表示される複数の画像を撮影する撮影装置に関するものである。
従来、二次元バーコード等の符号化画像を含む画像を撮影し、符号化画像を復号化して意味のある情報(データ)に変換し情報を取得する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。二次元バーコードのような符号化画像の用途としては、例えば、名刺に名前やアドレス情報を二次元バーコード化して印刷しておき、カメラ付携帯電話機で名刺に印刷された二次元バーコードを撮影することによって、名前やアドレス情報を容易に入手可能とする等があげられる。また、広告に企業等のURL情報を二次元バーコード化して印刷しておき、カメラ付携帯電話機で撮像してインターネットに接続し、取得したURLへリンクするというような使い方も可能である。更に、電子チケットとして二次元バーコードを携帯電話機に入力し、コンサート会場等で携帯電話機上にその二次元バーコードを表示することによって、紙製チケットの代わりとすることも可能である。
一方、一つの二次元バーコードで表現可能な情報量は、例えば、実用化されているもので数百文字程度であり、更に大量の情報を短時間に、かつ、正確に伝送することが望まれている。そのため、二次元バーコードを含む複数の画像を所定の表示装置に連続的に表示し、表示される複数の画像を連続的に撮影することによって、有線や無線の通信装置を用いずに大容量の情報を伝送する情報伝送装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−54581号公報 特開2006−139349号公報
ところで、表示装置に符号化画像を連続的に表示し、表示された複数の画像を撮影することによって情報通信を行う場合、通信される情報の取得安定性を確保することが困難である。即ち、撮影装置、例えば、電子カメラで画像の撮影を行なうと、通常、自動焦点機能(AF)、自動露出機能(AE)、自動ホワイトバランス機能(AWB)が動作する。AF、AE、AEBが動作している場合、外光の変化や符号化画像のパターン状態により安定的に情報取得することが困難になる場合がある。
例えば、表示装置に外光が一瞬写り込んだような場合、AEがその明るさに引っ張られて、露出が変化してしまう。また、符号化画像のパターン中における白色部分/黒色部分の割合が変化した場合でもAEが駆動して露出が変化してしまう場合がある。また、表示装置、例えば、液晶ディスプレイ装置に対してコントラスト検出方式のAFを駆動させると、AFは被写体のコントラスト(明暗の差)を検出するため、液晶ディスプレイ装置の表示部が画素(ピクセル)の集合で構成されていることから、画素間の区切りと画素との間でのコントラストを検出してしまう。その結果、液晶ディスプレイ装置に表示されている白黒画像を撮影しても、縞模様が発生してしまい、符号化画像を正確に撮影することが困難になる。
本発明の課題は、表示装置に連続的に表示される複数の画像をその画像から取得される情報の取得安定性を確保した状態で正確に撮影することができる撮影装置を提供することである。
本発明の撮影装置は、表示装置に連続的に表示される複数の画像を撮影する撮影部と、前記撮影部において前記複数の画像を撮影する際の焦点の自動調整を行う自動焦点調整手段と、前記撮影部において前記複数の画像を撮影する際の露出の自動調整を行う自動露出調整手段と、前記撮影部により撮影された前記複数の画像のホワイトバランスの自動調整を行うホワイトバランス自動調整手段と、前記撮影部により撮影された前記複数の画像に含まれる符号化画像を識別する画像識別手段と、前記画像識別手段により前記複数の画像に前記符号化画像が含まれていることが識別された場合に、前記自動焦点調整手段により調整された焦点、前記自動露出調整手段により調整された露出及び前記ホワイトバランス自動調整手段により調整されたホワイトバランスの内、少なくとも何れか一つを固定する撮影条件固定手段とを備えることを特徴とする。
本発明の撮影装置によれば、撮影部により撮影された複数の画像に符号化画像が含まれていることが識別された場合には、自動的に調整された焦点、露出及びホワイトバランスの内、少なくとも何れか一つを固定していて撮影することができる。従って、一時的に外光が写り込んだ場合等であっても撮影条件を変化させることなく、安定した状態で符号化画像を含む画像の撮影を行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る撮影装置について説明する。なお、以下においては、撮影装置として電子カメラを用いる場合を例として説明するが、撮影機能を有する装置であればどのような装置を用いてもよく、例えば、カメラ付携帯電話等を用いてもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る概念図である。表示装置1上に表示された符号化画像(例えばQRコード等)を、電子カメラ2で撮像することにより、電子カメラ2で情報の取得が行われる。なお、符号化画像によって符号化されている情報としては種々のものが考えられる。背景技術で説明したような情報以外にも、例えば、撮影済の画像データや、その画像データを撮影したときの撮影条件の情報(絞り値、シャッタ秒時、撮影感度、ストロボの発光状態等の情報)、あるいは、種々の撮影シーンに最適化された撮影条件の情報(絞り値、シャッタ秒時、撮影感度、ストロボの発光状態等の情報)等を、符号化画像に含ませる情報とすることができる。
電子カメラ2側では、この取得した情報に基づいて、例えば取得した情報が撮影済画像データであれば、電子カメラ2の背面に設けられた液晶モニタ40上にその取得した画像を表示したり、あるいは取得した画像が撮影シーン毎の撮影条件であれば、その撮影シーン用撮影条件をカメラ内のメモリに取り込んで、その撮影条件にカメラを設定して撮影処理ができるようにすることができる。
図2は、本発明の実施の形態に係る電子カメラ2のブロック構成図である。電子カメラ2は、図2に示すように、撮影レンズ10、シャッタ12、撮像素子14、アナログ信号処理部16、画像用A/D変換部18、条件設定用A/D変換部20、焦点検出部22、タイミングジェネレータ24、シャッタ駆動部26、MPU28、操作部30、システムバス32、画像処理部34、メモリ36、モニタ制御部38、液晶モニタ40及び交換可能なメモリカード(外部記録媒体)42を備えている。
撮影レンズ10は、ピントを合わせるために移動可能な合焦用レンズ50、画角調節用に移動可能なズーム用レンズ52、移動したレンズの位置を検出するエンコーダ54、透過光量を調節する絞り部材56、レンズや絞り部材56を駆動する駆動モータ58を備えている。
ここで、図2に示す電子カメラ2においては、操作部30に設けられている電源ボタン(図示省略)がオンされたのち、ユーザは操作部30に設けられている各種ボタン(図示省略)を操作することによって、撮影モード等の設定を行う。なお、撮影モードの中には、通信モード、即ち、所定の表示装置(図示省略)に連続的に表示される複数の画像を自動的に連続撮影し、情報の取得を行なうモードが含まれている。
撮像素子14は、受光面に結像された画像に基づき電荷の蓄積及び排出を繰り返し、画像信号を所定のフレームレートで連続的に出力する。この画像信号は、アナログ信号処理部16によりクランプ処理や感度補正処理が施された後、画像用A/D変換部18及び条件設定用A/D変換部20に入力される。
条件設定用A/D変換部20は、連続的に入力される画像信号をA/D変換して条件設定用の画像データを生成し、焦点検出部22及びMPU28に入力する。ここでの条件設定とは、撮影レンズ10のピント位置の設定、ホワイトバランス調整の条件設定及び露出条件の設定等である。
MPU28は、入力された画像データに基づいてホワイトバランスの調整の条件を設定する。ここでのホワイトバランス調整の条件とは、例えば、赤、緑、青の画素値にそれぞれ乗じるホワイトバランスゲインWr、Wg、Wbの値を調整することを意味する。
焦点検出部22は、入力された画像データにおける選択されたフォーカスエリアに対応する領域のコントラスト値を求め、MPU28に伝達する。MPU28はコントラスト値が最大となるように、駆動モータ58を介して合焦用レンズ50の位置を制御する。これにより、選択されたフォーカスエリアの被写体に随時ピントを合わせる。
また、画像用A/D変換部18は、アナログ信号処理部16から入力された画像信号をA/D変換して画像データを生成する。この画像データには、MPU28が設定した条件でのホワイトバランス調整やカラープロセス処理等が画像処理部34により実施され、その後、液晶モニタ40に画像が表示されるため、焦点、露出、ホワイトバランス等をユーザが確認することができる。
次に、図3のフローチャートを参照して、表示装置1に連続的に表示される複数の画像を、本発明の実施の形態に係る電子カメラ2により撮影する処理について説明する。なお、連続的に画像を表示する表示装置1としては、液晶ディスプレイ等、いわゆるディスプレイ装置を実装している機器であれば、どのような機器であってもよい。
電子カメラ2においては、通信モードに設定された状態で操作部30に設けられたシャッタボタン(図示省略)が押されることにより、以下に説明する処理を開始し、自動的に連続撮影を実行する。従って、シャッタボタンが押されると、まず、電子カメラ2の撮影モードが通信モードに設定されているか否かを判断する(ステップS10)。即ち、表示装置に連続的に表示される複数の画像を撮影することにより、情報通信(情報取得)を行う通信モードに設定されているか否かを判断する。なお、通信モードに設定されていないと判断された場合には(ステップS10)、そのまま処理を終了する。
通信モードに設定されていると判断された場合には(ステップS10)、MPU28において情報取得状態を示すステータスを設定する(ステップS11)。表示装置に表示される画像に含まれる符号化画像を未検出の場合、即ち、撮影した画像から符号化画像が検出されていない状態である場合には、情報取得状態として「検出中」を示すステータスが設定される。なお、情報取得状態を示すステータスとしては、「検索中」の他、「取得中」、「取得エラー」及び「完了」を示すステータスが設けられている。「取得中」は、符号化画像を検出している状態であることを示し、「取得エラー」は、符号化画像を検出できなくなった状態であることを示す。また、「完了」は、必要な符号化画像を全て取得した状態であることを示す。
次に、情報取得状態がどのような状態かを判断する(ステップS12)。即ち、MPU28に設定されているステータスが、「検索中」、「取得中」、「取得エラー」及び「完了」の何れであるかを確認することにより情報取得状態を判断する。なお、情報取得状態を示すステータスとして「完了」が設定されている場合には、処理を終了する。
次に、情報取得状態として「検索中」を示すステータスが設定されている場合には(ステップS12)、自動焦点機能、自動露出機能及び自動ホワイトバランス機能を有効にする(ステップS13)。即ち、表示装置に表示されている画像を撮影する際における焦点、露出、ホワイトバランスの自動調整機能を有効とし、焦点、露出、ホワイトバランスの自動調整が行われる。
なお、焦点については、一旦自動調整した後、自動調整された位置から所定量デフォーカスした位置に再調整される。即ち、表示装置に表示されている画像に対してコントラスト検出方式の自動焦点機能を駆動させた場合、ピント調整が正確に行われることから、逆に符号化画像を正確に撮影することができなくなる場合がある。具体的には、表示装置のディスプレイは画素の集合で構成されているため、画素間の区切りと画素との間でのコントラストを検出してしまい、表示装置に表示されている白黒画像を撮影した場合に縞模様が発生してしまう可能性がある。従って、この縞模様の発生を防止し、符号化画像を正確に撮影すべく、自動調整された位置から所定量デフォーカスした位置に合わせて焦点が調整される。
次に、表示装置に表示された画像を撮影し(ステップS14)、撮影された画像に符号化画像が含まれているか否かを判断する(ステップS15)。即ち、撮像素子14により画像が撮像されると、撮像された画像を示す画像信号がアナログ信号処理部16に入力される。次に、アナログ信号処理部16から画像用A/D変換部18に画像信号が入力され、A/D変換により画像データが生成され、一旦メモリ36に記憶され、メモリ36から取り出された画像データが画像処理部34に入力される。画像処理部34においては、ホワイトバランス調整等が行われると共に、入力された画像データ中に符号化画像を示すデータが含まれているか否かの確認が行われる。ここで、符号化画像を示すデータ、例えば、二次元バーコードを示すデータが含まれているか否かは、例えば、予め電子カメラ2に登録されている所定の識別画像(例えば図1の符号化画像内の3隅に示された識別画像)が含まれているか否か等により判断することができる。
符号化画像が含まれていないと判断された場合には(ステップS15)、情報取得状態を示すステータスを「検索中」としたまま(ステップS20)、ステップS12に戻り、ステップS13以降の処理を再び実行する。
一方、符号化画像が含まれていると判断された場合には(ステップS15)、符号化画像を復号化して情報を取得し(ステップS16)、情報取得状態を示すステータスを「取得中」に変更する(ステップS17)。即ち、MPU28において、符号化画像を復号化する処理が実行され、情報が取得される。なお、取得された情報は、メモリ36に送信され、記録される。
次に、全ての情報を取得したか否かの判断を行なう(ステップS18)。即ち、表示装置には連続的に複数の符号化画像が表示されるため、表示される全ての符号化画像を撮影し、全ての情報を取得したか否かの判断を行なう。ここで、全ての情報を取得したか否かは、例えば、取得される各々の符号化画像の中に識別番号の情報を含ませておき、該識別番号により判断するようにしてもよい。具体的には、例えば合計150枚の符号化画像が取得される場合には、1/150、2/150、3/150、・・・、149/150、150/150等というように、取得される符号化画像に一連の識別番号を付与し、カメラ側MPU28が全ての情報を取得したか否かを判断するようにしてもよい。
全ての情報を取得したと判断した場合には(ステップS18)、情報取得状態を示すステータスを「完了」に変更し(ステップS19)、ステップS12に戻る。この場合、ステップS12において、情報取得状態を示すステータスが「完了」であることを確認し、処理を終了する。一方、未取得の情報が存在する場合には(ステップS18)、情報取得状態を示すステータスを変更することなく、ステップS12に戻り、以下の処理を実行する。
ステップS12において、情報取得状態として「取得中」又は「取得エラー」を示すステータスが設定されていると判断された場合には、焦点、露出、ホワイトバランスの各撮影条件のうちの少なくとも1つの撮影条件をロックする(ステップS30)。即ち、本発明の実施の形態に係る電子カメラ2においては、上述のステップS13において、焦点、露出、ホワイトバランスの調整が既に行われている。しかしながら、通常の撮影状態では、符号化画像を連続的に表示している表示装置の画面に外光が一瞬写りこむことによって、自動露出機能(AE)が作動し露出が変化すると共に、一時的な要因により自動焦点機能(AF)や自動ホワイトバランス機能(AWB)が作動する場合がある。従って、自動焦点機能、自動露出機能及び自動ホワイトバランス機能のうちの少なくとも1つの機能の作動を前述のステップS14で撮影を行った際の状態のまま(即ちステップS13で行った調整状態のまま)で停止し(固定し/ロックし)、焦点、露出、ホワイトバランスの少なくとも1つを既に調整が行われた状態に固定する。なお、上記AE、AF、AWBのうち本実施形態では全ての機能をロックするものとする。
次に、焦点、露出、ホワイトバランスが固定された状態で、表示装置に表示されている画像を撮影し(ステップS31)、撮影された画像に符号化画像が含まれているか否かを判断する(ステップS32)。なお、ステップS31及びステップS32における処理は、上述のステップS14及びステップS15における処理と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
符号化画像が含まれている場合には(ステップS32)、符号化画像を復号化して情報を取得し(ステップS33)、情報取得状態を示すステータスを「取得中」に変更する(ステップS34)。なお、ステップS33における処理は、上述のステップS16における処理と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
次に、全ての情報を取得したか否かの判断を行なう(ステップS35)。そして、全ての情報を取得したと判断した場合には(ステップS35)、情報取得状態を示すステータスを「完了」に変更し(ステップS36)、ステップS12に戻る。この場合、ステップS12において、情報取得状態を示すステータスが「完了」であることが確認され、処理を終了する。なお、ステップS35における処理は、上述のステップS18における処理と同様の処理であるため、詳細な説明は省略する。
一方、未取得の情報が存在する場合には(ステップS35)、ステータスを変更することなくステップS12に戻る。この場合、情報取得状態を示すステータスが変更されておらず、依然として「取得中」となっているため、ステップS12を経てステップS30に進み、ステップS31以降の処理が繰り返される。
ここで、上述のステップS32において、撮影された画像に符号化画像が含まれていないと判断された場合には、情報取得状態を示すステータスを「取得エラー」に変更し(ステップS37)、ステータスを「取得エラー」に変更してから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS38)。即ち、情報取得状態が「取得エラー」の状態となった要因として、例えば、表示装置と電子カメラとの間を物体が通り過ぎたり、外光が一時的に写りこんだ等の状態が生じていた可能性がある。このような場合は、「取得エラー」の状態が一時的な状態である可能性が高く、短時間で正常な状態に復帰する可能性が高い。従って、まず、所定期間(例えば、数秒)が経過したか否かの判断を行なう。
所定期間が経過していないと判断された場合には(ステップS38)、ステップS12に戻る。この場合、情報取得状態を示すステータスが「取得エラー」となっているため、ステップS12を経てステップS30に進み、再び表示装置に表示されている画像の撮影が行なわれる。
一方、情報取得状態を示すステータスが「取得エラー」に変更されてから所定期間が経過したと判断された場合には(ステップS38)、ステータスを「検索中」に変更し(ステップS39)、ステップS12に戻る。即ち、所定期間が経過した場合には、一時的な要因により取得エラーの状態が生じているのではない可能性が高いため、情報取得状態を示すステータスを「取得エラー」から「検索中」に変更する。この場合には、焦点、露出及びホワイトバランスの固定が解除され、ステップS12を経てステップS13に進み、自動焦点機能、自動露出機能及び自動ホワイトバランス機能の作動停止を解除し、再度、焦点、露出、ホワイトバランスの調整が行われステップS14以降の処理が行われる。
本実施の形態に係る撮影装置によれば、符号化画像を撮影する際に、自動調整された焦点、露出及びホワイトバランスを固定しているため、安定した撮影環境下での撮影及び符号化画像に基づく情報の取得を適切に行なうことによって、通信(情報取得)の安定性を確保することができる。即ち、自動焦点機能、自動露出機能及び自動ホワイトバランス機能を通常動作させた場合、外光の変化等の一時的な要因によって安定した撮影及び情報の取得が困難になる場合がある。従って、焦点、露出及びホワイトバランスを固定して撮影し情報の取得を行なうことによって、一時的要因による影響を受けることなく、安定した通信(情報取得)を実現することができる。
また、本実施の形態に係る撮影装置によれば、自動調整された焦点を、調整された位置から所定量デフォーカスした位置に合わせて固定しているため、モアレの発生を抑制し符号化画像の認識を適切に行なうことができる。
また、本実施の形態に係る撮影装置によれば、表示装置に連続的に表示される複数の画像を撮影することによって情報を取得しているため、所定の情報を取得するための装置等を備える必要が無い。即ち、有線のケーブルや無線通信を行なうためのアンテナ等を備えることなく、所定の情報を取得すべく通信を行なうことができる。
なお、上述の実施の形態に係る撮影装置においては、焦点、露出及びホワイトバランスを全て固定しているが、焦点、露出及びホワイトバランスの中の少なくとも何れか一つが固定されるようにしてもよい。例えば、外光を遮断した状態で撮影を行なう場合等では、焦点のみを固定して撮影するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態に係る撮影装置においては、表示装置に表示される画像の撮影を開始し、情報取得状態を示すステータスが「取得中」となった場合には、焦点、露出及びホワイトバランスを固定しているが、所定時間が経過した後にあるいは所定フレーム数分撮影した後に焦点等の撮影条件を固定するようにしてもよい。即ち、符号化画像の撮影を開始した当初においては、画像内に存在する別の模様を符号化画像を誤認している可能性も考えられるため、例えば、所定回数以上画像を撮影し、撮影された全ての画像において符号化画像を含むことが確認された場合に、上述した如く焦点等の撮影条件を固定するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態に係る撮影装置においては、撮影された画像全体のどこかに符号化画像が含まれているか否かを判断しているが、撮影された画像の所定範囲内に、符号化画像が含まれているか否かを判断するようにしてもよい。例えば、符号化画像認識範囲として予め設定された所定範囲内に、符号化画像が存在するか否かを判断するようにしてもよい。
また符号化画像としては、白黒の画像(例えば白黒のQRコード)に限られるものではなく、カラー化された画像(例えばカラーのQRコード)を用いても良い。カラー化画像を用いることで、1枚の符号化画像で通信できるデータ量を増やすことができるので、データ量が多くて何枚にも分けて符号化画像を作らなければならないような大規模データを通信する際には、作るべき(表示すべき)符号化画像の枚数を少なくすることができる。また符号化画像の枚数が少ない分だけ符号化画像の表示回数を少なくすることができるので、通信時間の短縮を図ることもできる。
なお、データ量の大きい情報を符号化画像に変換する際には、そのデータを何回(何枚)かに分けて符号化することになり、また情報通信時に表示装置1はその変換で得られた複数枚の符号化画像を連続的に繰り返し表示することになる。つまり表示装置1は、その複数枚(例えば10枚)の符号化画像(例えば、符号化画像1〜符号化画像10)を、画像番号順に繰り返し表示し続ける(1→2・・・→10→1・・・)ことになる。そして電子カメラ2で、表示装置1で連続表示されている画像を、連続撮影することで、通信(情報取得)が行われることになる。このため、もし電子カメラ2が途中で読み取り(撮像)に失敗したとしても、表示装置1側では繰り返し表示を続けているため、電子カメラ2側はまた最初から取り直しをすれば良い。あるいは撮影(情報取得)に失敗した符号化画像の番号をカメラ2側で覚えておき、その失敗した符号化画像から表示を開始させるように電子カメラ2が表示装置1側に要求を出すように構成(システム構成)を行っても良い。
本発明の実施の形態に係る概念図である。 本発明の実施の形態に係る撮影装置のブロック構成図である。 本発明の実施の形態に係る撮影装置における処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
2・・・電子カメラ、14・・・撮像素子、16・・・アナログ信号処理部、18・・・画像用A/D変換部、20・・・条件設定用A/D変換部、22・・・焦点検出部、28・・・MPU、30・・・操作部、34・・・画像処理部、36・・・メモリ、42・・・メモリーカード。

Claims (5)

  1. 表示装置に連続的に表示される複数の画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部において前記複数の画像を撮影する際の焦点の自動調整を行う自動焦点調整手段と、
    前記撮影部において前記複数の画像を撮影する際の露出の自動調整を行う自動露出調整手段と、
    前記撮影部により撮影された前記複数の画像のホワイトバランスの自動調整を行うホワイトバランス自動調整手段と、
    前記撮影部により撮影された前記複数の画像に含まれる符号化画像を識別する画像識別手段と、
    前記画像識別手段により前記複数の画像に前記符号化画像が含まれていることが識別された場合に、前記自動焦点調整手段により調整された焦点、前記自動露出調整手段により調整された露出及び前記ホワイトバランス自動調整手段により調整されたホワイトバランスの内、少なくとも何れか一つを固定する撮影条件固定手段と
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記画像識別手段により識別された前記符号化画像を復号化して情報を取得する情報取得手段を更に備えることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記撮影条件固定手段は、
    前記自動焦点調整手段により自動調整された位置から所定量デフォーカスした位置に前記焦点を固定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撮影装置。
  4. 前記撮影条件固定手段は、
    前記画像識別手段により前記複数の画像に前記符号化画像が含まれていることが識別された後、所定時間が経過した場合に、前記焦点、前記露出及び前記ホワイトバランスの内、少なくとも何れか一つを固定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の撮影装置。
  5. 前記撮影条件固定手段は、
    前記画像識別手段により前記画像に前記符号化画像が含まれていることが識別されなかった場合には、前記焦点、前記露出及び前記ホワイトバランスの固定を解除することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の撮影装置。
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