JP2008258812A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008258812A
JP2008258812A JP2007097317A JP2007097317A JP2008258812A JP 2008258812 A JP2008258812 A JP 2008258812A JP 2007097317 A JP2007097317 A JP 2007097317A JP 2007097317 A JP2007097317 A JP 2007097317A JP 2008258812 A JP2008258812 A JP 2008258812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
embedded
additional information
area
embeddable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007097317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4935466B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Ishiguro
和宏 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007097317A priority Critical patent/JP4935466B2/ja
Publication of JP2008258812A publication Critical patent/JP2008258812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4935466B2 publication Critical patent/JP4935466B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】 地紋パターンとして原稿に埋め込まれる付加情報を、その重要度に従って、とくに、重要度の高い付加情報を示す地紋パターンの読み出し精度を向上させることができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、地紋パターンを埋め込んで付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置であって、地紋パターンを埋め込み可能な領域を検出する情報埋込可能領域検出部と、埋め込み可能な付加情報の量である埋込可能付加情報量を導出する埋め込み可能情報量算出部と、付加情報に含まれる情報相互間の相対的重要度を判定する情報重要度判定部と、を有し、埋込可能付加情報量および相対的重要度に基づいて、付加情報に含まれる各情報が地紋パターンとして埋め込まれる優先順位を決定し、優先順位の高い情報が優先的に地紋パターンとして埋め込まれた付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、所定の情報を表すパターン(地紋パターン)を、原稿画像に対して重畳的に合成し、当該原稿画像を出力する画像処理装置に関する。
従来、情報を所定の規約に従ってパターンに変換し、当該パターンを原稿画像に対して重畳的に合成し、当該情報が埋め込まれた原稿画像を出力する画像処理装置が利用されている。パターンには、地紋パターン、バーコード・パターン、等が利用される。
特許文献1は、原稿に、原稿識別情報といった付加情報を付加した原稿画像を出力する画像処理装置を開示する。当該文献の画像処理装置は、一般の利用者が外見上識別することができない程度のサイズで付加情報を表すパターンを原稿に付加し、当該付加情報の改竄を防止することによりセキュリティの向上を図っている。
特許文献2もまた、付加情報が埋め込まれた画像データを出力する画像形成装置を開示する。当該画像形成装置は、付加情報を埋め込む際の条件を適切に調節することにより、付加情報を表すパターンが埋め込まれた原稿を印刷した結果物からは当該付加情報を適切に復号可能であり、当該結果物の複写物からは当該付加情報を復号することが困難な状態で、付加情報を原稿に埋め込む。そうすることによって、印刷物が、真正に印刷された結果物であるか、あるいは、当該結果物の複写物であるかを精度よく判別することが可能である。この判別結果は、印刷物に含まれる情報の信頼度を確認する一助となる。
特開平06−022119号公報 特開2006−166201号公報
しかしながら、地紋パターンが埋め込まれた原稿をスキャンして地紋パターンを検出し、地紋パターンの示す付加情報を読み出す処理は、常に精度よく行われるものではない。そのため、原稿に埋め込まれた付加情報読み出しの信頼性の向上が望まれている。
また、原稿の単位面積あたりの地紋パターンが表現可能な情報量は、一定である、と仮定すれば、埋め込み可能な付加情報の情報量は、原稿の面積に比例する。しかし実際のところは、埋め込んだ付加情報を精度よく読み出すことができる原稿内の領域は、原稿画像のうち、色の薄い領域、ならびに、色もしくは濃淡の変化が比較的乏しい領域に限られる。そのため、埋め込み可能な付加情報の情報量(精度よく読み出すことができる情報量)は、原稿毎に異なる。よって、利用者が埋め込みを望んだ付加情報の全てを、全ての原稿に対し、確実に埋め込むことはできない。そのため、確実に読み出されることが望まれる、とくに重要な付加情報であっても、読み出しに失敗する例が多かった。
本願発明は、上記問題点を鑑み、地紋パターンとして原稿に埋め込まれる付加情報を、その重要度に従って区別し、とくに、重要度の高い付加情報を示す地紋パターンの読み出し精度を向上させることができる画像処理装置を提供することを、解決すべき課題とするものである。
本発明は、その一態様において、入力された当初原稿画像に、付加情報を示す地紋パターンを合成し、付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置であって、当初原稿画像に含まれ、地紋パターンを埋め込み可能な領域を検出する情報埋込可能領域検出部と、検出された情報埋込可能領域の面積に基づいて埋め込み可能な付加情報の量である埋込可能付加情報量を導出する埋込可能情報量算出部と、付加情報に含まれる情報相互間の相対的重要度を判定する情報重要度判定部と、を有し、埋め込み可能な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域であり、埋込可能付加情報量および相対的重要度に基づいて、付加情報に含まれる各情報が地紋パターンとして埋め込まれる優先順位を決定し、優先順位の高い情報が優先的に地紋パターンとして埋め込まれた付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置である。
本発明の一態様においては、埋込可能付加情報量が、付加情報の情報量を下回る場合、相対的重要度の高い情報を、優先的に地紋パターンとして当初原稿画像に埋め込むことが好ましい。
本発明の一態様においては、埋込可能付加情報量および相対的重要度ならびに付加情報の情報量に基づいて、付加情報に含まれる各情報を示す各地紋パターンの埋込反復回数を決定し、各情報の埋込反復回数の多寡が、各情報の相対的重要度に基づいて決定されることが好ましい。
本発明の一態様においては、さらに、当初原稿画像に含まれ、地紋パターンを埋め込み容易な領域を検出する情報埋込容易領域検出部と、検出された情報埋込容易領域の面積に基づいて埋め込み容易な付加情報の量である埋込容易付加情報量を導出する埋め込み容易情報量算出部と、を有し、埋め込み容易な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が第1確率よりも高い所定の第2確率以上の領域であり、優先順位の高い情報が優先的に埋め込み容易な領域に地紋パターンとして埋め込まれた付加情報埋込原稿画像を生成することが好ましい。
本願発明にかかる画像処理装置は、地紋パターンとして原稿画像に埋め込む付加情報の重要度を区別し、当該重要度の高い付加情報を示す地紋パターンの読み出し精度を向上する。本願発明にかかる画像処理装置は、様々な原稿画像を有する原稿に対し、とくに高い読み出し精度が要求される付加情報を示す地紋パターンを、高い読み出し精度を保った状態で埋め込むことが可能である。
本願発明にかかる画像処理装置は、原稿に対し、付加情報を地紋パターンとして埋め込み可能な画像処理装置である。本願発明にかかる画像処理装置においては、埋め込まれる付加情報の重要度を区別し、重要度に基づいて、地紋パターンの埋め込み処理を実行する。
先述のごとく、一般に高精度に読み取ることができる情報量は原稿毎に異なるものであり、また、その情報量が極めて少ないこともある。しかし、本願発明にかかる画像処理装置によれば、重要度の高い付加情報を示す地紋パターンの埋め込みを、他の付加情報よりも優先的に行い、また、埋め込みの反復回数を、他の付加情報にかかる地紋パターンの埋込反復回数よりも多くする。そうすることによって、重要度の高い付加情報の読み出し精度が向上される。
本願発明にかかる画像処理装置は、例えば、コピー機能を備えた複合機である。
本願発明にかかる付加情報は、例えば、画像処理装置が自動的に生成するセキュリティ情報である。この場合、セキュリティ情報は地紋パターンとして原稿に埋め込まれる。また、付加情報は、利用者が任意に追加する任意情報でもよい。
本願発明にかかる原稿は、画像処理装置が光学的に読み取った紙原稿、または、電子的に入力された画像データでよい。
以下、本明細書において、付加情報を示す地紋パターンが埋め込まれる前の原稿を、「当初原稿」と称する。そして当初原稿に含まれる画像を「当初原稿画像」と称する。また、地紋パターンが埋め込まれた後の原稿を、「埋込原稿」と称し、そして埋込原稿の画像を「埋込原稿画像」と称する。
当初原稿画像における「付加情報埋込可能領域」とは、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域を指す。また、当初原稿画像における「付加情報埋込容易領域」とは、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が、第1確率よりも高い所定の第2確率以上の領域を指す。よって、付加情報埋込可能領域は、当初原稿の全領域以下の所定の領域であって、当初原稿画像の状態で決定される領域である。付加情報埋込容易領域は、付加情報埋込可能領域と完全に一致する場合を含み、付加情報埋込可能領域に包含される領域であって、当初原稿画像の状態で決定される領域である。
図1は、本願発明にかかる画像処理装置(複合機)1の構成の概略を示すブロック図である。複合機1は、複合機1を制御する中央処理装置2を備え、中央処理装置2は、図示しない記憶装置に記憶されたプログラムを実行し、複合機1の動作を制御する。
中央処理装置2は、第1スキャナ画像処理回路3、第2スキャナ画像処理回路4、セキュリティ地紋検出回路5、コントローラ回路6、プリンタ画像処理回路7、および、入出力部8と接続され、各部および各回路を制御可能である。
第1スキャナ画像処理回路3は、RGB画像データを入力し、RGB画像データに対し、シェーディング補正、ライン間補正、色収差補正といった補正処理を行い、補正後のRGB画像データを第2スキャナ画像処理回路4、および、セキュリティ地紋検出回路5に対し出力する。このRGB画像データは、光学的に複合機1が読み取った原稿画像データであってよい。また、電子的に入力された原稿画像データでもよい。
第2スキャナ画像処理回路4は、RGB画像データを入力し、当該画像データの解像度の変換、画像データに含まれる下地色の除去、YMCK画像データへの変換、原稿に含まれる文字のエッジ部の補正、原稿に含まれる階調表現等の誤差拡散処理等を行い、YMCK画像データをコントローラ回路6に対し出力する。
セキュリティ地紋検出回路5は、RGB画像データを入力し、当該画像データに含まれる地紋パターンの検出を行う。セキュリティ地紋検出回路5は、画像データの解像度を変換し、所定の前処理を行い、特定のパターンの検出(地紋パターンの検出)をし、地紋パターンを復号し付加情報を取得する。
コントローラ回路6は、YMCK画像データを入力し、当該画像データに対し圧縮・伸張処理を行い、プリンタ画像処理回路7に対しYMCK画像データを出力する。
プリンタ画像処理回路7は、YMCK画像データを入力し、当該画像データに対し必要に応じて所定の画像補正等を行い、図示しない複合機1のプリンタ部へ画像データを出力し、画像データの印刷を実行する。プリンタ画像処理回路7は、画像合成部71を備えており、この画像合成部71が、YMCK画像データに対して地紋パターンの合成を行う。つまり、画像合成部71は、YMCK画像データ(当初原稿画像のデータ)を入力し、地紋パターンが埋め込まれたYMCK画像データ(埋込原稿画像のデータ)を出力する。
入出力部8は、所謂、ユーザ・インターフェースである。入出力部8は、操作者に対して情報を提示する出力部(表示部)81、および、操作者が複合機1に対して情報を入力する入力部83を備える。入出力部8の具体的形態は、周知の構成でよい。
図2は、画像合成部71の詳細を示すブロック図である。
画像合成部71は、当初原稿画像データを入力し、埋込原稿画像データを出力する。
画像合成部71に入力された当初原稿画像データは、情報埋込可能領域検出部721a、情報埋込容易領域検出部723a、地紋合成部725へ送られる。
情報埋込可能領域検出部721aは、当初原稿画像データを受け、当初原稿画像データを解析する。情報埋込可能領域検出部721aは、当初原稿画像に含まれる領域であって、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域を検出する。検出された領域の情報は、埋込可能情報量算出部721bへ送られる。埋込可能情報量算出部721bは、受けた情報に基づき、地紋パターンとして埋込可能な情報量(埋込可能情報量)を導出する。埋込可能情報量は、中央処理装置2へ送られる。ここでは、埋込可能情報量は、検出された情報埋込可能領域の面積に比例するものとしている。ただし、比例関係以外の所定の関係性を想定してもよい。埋込可能情報量は、情報埋込可能領域の面積から導出可能であればよい。
情報埋込容易領域検出部723aは、当初原稿画像データを受け、当初原稿画像データを解析する。情報埋込容易領域検出部723aは、当初原稿画像に含まれる領域であって、その領域に地紋パターンを埋め込んだ場合における付加情報読み出し成功確率が、第1確率よりも高い所定の第2確率以上の領域を検出する。検出された領域の情報は、埋込容易情報量算出部723bへ送られる。埋込容易情報量算出部723bは、受けた情報に基づき、地紋パターンとして埋込容易な情報量(埋込容易情報量)を導出する。埋込容易情報量もまた、中央処理装置2へ送られる。ここでは、埋込容易情報量は、検出された情報埋込容易領域の面積に比例するものとしている。ただし、比例関係以外の所定の関係性を想定してもよい。埋込容易情報量は、情報埋込容易領域の面積から導出可能であればよい。
情報埋込可能領域および情報埋込容易領域は、その領域における当初原稿画像の特性に依存して定まる読み出し成功確率に基づいて決定される。例えば、その領域が、白色の下地色であれば、そこに埋め込まれた地紋パターンの読み出しは極めて高精度に行われる。よって、その領域に対する読み出し成功確率値は極めて高い値とされる。このような領域は、埋込が容易な領域といえる。逆に、その領域が、濃い色のベタ画像であれば、そこに埋め込まれた地紋パターンの読み出しは極めて困難である。よって、その領域に対する読み出し成功確率値は極めて低い値とされる。このような領域は、埋込が不可能な領域といえる。網点が配された領域や、文字が稠密に記載された領域は、埋込は可能であるが、さほど読み出し成功確率が高い領域とはいえない。一般に、薄い色の部分が多く含まれ、急峻な色(または濃淡)の変化が含まれない領域は、読み出し成功確率値が高くなり、逆に、濃い色の部分が多く含まれ、急峻な色(または濃淡)の変化が含まれる領域は、読み出し成功確率値が低くなる。
中央処理装置2は、埋込可能情報量、および、埋込容易情報量、ならびに、後述する情報重要度判定部21の判定結果に基づき、地紋パターン生成部727に対し、地紋パターンの生成を指示し、生成された地紋パターンは、中央処理装置2の指示の下、地紋合成部725によって、当初原稿画像データに埋め込まれ、埋込原稿画像データが生成され、出力される。
図3は、地紋パターン生成部727が生成する地紋パターン91の例を示す。このように、地紋パターン91は、微小なドットの濃淡およびその配列関係に従って所定の情報を示す文様である。地紋パターン91は、面積当たりの情報量は所定のビット数で一定である。この地紋パターン91は、以下のような付加情報を含めることが可能である。
先ず、第1には、複合機1が自動的に生成するセキュリティ情報である。このセキュリティ情報は、セキュリティ地紋検出回路5が読み出した当初原稿画像に含まれる地紋パターンの示す付加情報や、操作者のユーザ情報、といった、原稿の複写にかかるセキュリティ管理の情報を含めることが可能である。
第2には、操作者が複合機1に入力した任意の情報を示す任意情報である。この任意情報は、操作者がセキュリティ情報を補完するために入力する情報や、操作者の利用上の利便性向上を図るために操作者が入力する情報を含めることが可能である。
図4は、任意情報の入力にかかる入出力部8の構成を示す概略図である。入出力部8は、出力部(表示部)81および入力部83を備える。出力部81は、例えば液晶ディスプレイである。入力部83は、ハードキーおよび表示部81の有するソフトキーで構成される。出力部81には、操作者に対して任意情報の入力を促す表示がなされ、操作者は、ハードキーおよびソフトキーを用いて任意情報を複合機1に対して入力することができる。
セキュリティ情報と任意情報は、共に地紋パターンとして当初原稿画像データに埋め込まれる。このとき、中央処理装置2は、セキュリティ情報のビット数および任意情報のビット数、埋込可能情報量および埋込容易情報量、ならびに、情報重要度、に基づき、地紋パターンの構成を決定する。
中央処理装置2の情報重要度判定部21は、所定のルールに従って、セキュリティ情報および任意情報の相対的重要度の高低を決定する。例えば、情報重要度判定部21は、セキュリティ情報は、任意情報との比較において、相対的重要度が高いと判定する。埋込容易情報量および/または埋込可能情報量が、セキュリティ情報および任意情報のビット数に較べて不足している場合、中央処理装置2は、地紋パターン生成部727および地紋合成部725に対し、セキュリティ情報が優先的に埋込容易領域に埋め込まれるように指示を送る。また、セキュリティ情報を示す地紋パターンの埋込反復回数も、任意情報のそれに比較して多くなるように指示を送る。また、中央処理装置2は、任意情報が、セキュリティ情報を示す地紋パターンが埋め込まれる領域を除く領域に埋め込まれるように指示を送る。
なお、セキュリティ情報に複数の情報が含まれる場合、当該情報間で相対的重要度に差を設けてもよく、その場合、特に相対的重要度の高い情報が優先的に、より多くの埋込反復回数で、埋込容易領域および埋込可能領域に埋め込まれる。また、操作者の入力する任意情報に対しても、相対的重要度を操作者が決定可能としてもよく、その場合も、セキュリティ情報と同様に、相対的重要度の高い任意情報が優先的に、より多くの埋込反復回で、埋込容易領域および埋込可能領域に埋め込まれる。
図5は、複合機1の地紋パターン埋め込みにかかる処理のフローチャートである。
ステップS101において、情報埋込可能領域検出部721aは、当初原稿画像データにおける情報埋込可能領域を検出する。
ステップS103において、埋込可能情報量算出部721bは、情報埋込可能領域に地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(埋込可能情報量)を導出する。
ステップS105において、情報埋込容易領域検出部723aは、当初原稿画像データにおける情報埋込容易領域を検出する。
ステップS107において、埋込容易情報量算出部723bは、情報埋込容易領域に地紋パターンとして埋め込み可能な情報量(埋込容易情報量)を導出する。
ステップS109において、中央処理装置2は、操作者が入力部83を用いて任意情報を入力したか否か、について判定する。入力された任意情報が存在する場合(ステップS109におけるYES)、ステップS111に進み、入力された任意情報が存在しない場合(ステップS109におけるNO)、ステップS115に進む。
ステップS111において、中央処理装置2は、当初原稿に対して地紋パターンとして埋め込むべき情報(埋込情報)(セキュリティ情報、および、任意情報)を決定(抽出)する。
ステップS113において、中央処理装置2の情報重要度判定部21は、埋込情報に含まれる情報群(セキュリティ情報、および、任意情報からなる情報群)の各情報間での相対的重要度を決定(判定)する。
ステップS115において、中央処理装置2は、埋込情報と、埋込可能情報量とを比較し、埋込情報に含まれる情報群全てを、当初原稿に地紋パターンとして埋め込むことが可能であるか、否か、を判定する。可能であると判定した場合(ステップS115におけるYES)、ステップS117に進み、不可能であると判定した場合(ステップS115におけるNO)、ステップS121に進む。
ステップS117において、中央処理装置2は、埋込情報に含まれる情報群のそれぞれについて、それぞれの相対的重要度に応じて埋込反復回数を決定する。
ステップS119において、中央処理装置2は、埋込情報に含まれる情報群のそれぞれについて、それぞれの相対的重要度に応じて、原稿内における埋込位置を決定する。このとき、相対的重要度の高い情報から、埋込容易領域に埋め込まれるように決定されればよい。
他方、ステップS121において、中央処理装置2は、出力部81を介して操作者に対し、全ての情報が埋め込めない可能性があることを、警告する。
ステップS123において、中央処理装置2は、埋込情報に含まれる情報群のそれぞれの相対的重要度に基づき、埋込順序(優先的埋込の順位)を決定する。
ステップS125において、中央処理装置2は、地紋パターン生成部727に対し、地紋パターンの生成を指示する。指示を受けた地紋パターン生成部727は、中央処理装置2の指示に基づいて地紋パターンを生成する。
ステップS127において、中央処理装置2は、地紋合成部725に対し、当初原稿画像に対する地紋パターンの埋め込み(合成)を指示する。指示を受けた地紋合成部725は、地紋パターン生成部727の生成した地紋パターンを、中央処理装置2の指示に基づいて所定の領域に地紋パターンを埋め込み、埋込原稿画像のデータを出力する。
本願発明にかかる画像処理装置においては、当初原稿における地紋パターンを埋め込むことが可能な領域、および、容易な領域を検出し、埋め込まれるべき情報の情報量との比較を行い、かつ、埋め込まれるべき情報の重要度判定を行うことによって、相対的重要度の高い情報を示す地紋パターンを、優先的に、読み出し精度の高い領域へ、より多くの反復回数で埋め込む。そうすることによって、本願発明は、重要度の高い情報を示す地紋パターンの検出精度を高めるという効果を奏する。
なお、再記するが、埋め込み可能な領域とは、埋め込まれた地紋パターンを検出する(読み出す)ことが可能な、原稿内の領域であって、検出成功確率が所定の第1確率値以上の領域を指す。埋め込み容易な領域とは、埋め込まれた地紋パターンの検出成功確率が所定の第1確率値よりも高い所定の第2確率値以上の領域を指す。
本願発明にかかる画像処理装置は、セキュリティ情報を地紋パターンとして当初原稿の画像に埋め込むことができる画像処理装置であって、複合機等、画像処理装置分野において有用である。
本発明にかかる実施形態による複合機のブロック図 本発明にかかる実施形態による画像合成部のブロック図 地紋パターンの例 任意情報入力にかかる入出力部8の構成例 本発明にかかる実施形態による複合機の処理のフローチャート
符号の説明
1 ・・・ 複合機
2 ・・・ 中央処理装置
3 ・・・ 第1スキャナ画像処理回路
4 ・・・ 第2スキャナ画像処理回路
5 ・・・ セキュリティ地紋検出回路
6 ・・・ コントローラ回路
7 ・・・ プリンタ画像処理回路
8 ・・・ 入出力部
21 ・・・ 情報重要度判定部
71 ・・・ 画像合成部
81 ・・・ 出力部(表示部)
83 ・・・ 入力部
721a・・・ 情報埋込可能領域検出部
721b・・・ 埋込可能情報量算出部
723a・・・ 情報埋込容易領域検出部
723b・・・ 埋込容易情報量算出部
725 ・・・ 地紋合成部
727 ・・・ 地紋パターン生成部

Claims (4)

  1. 入力された当初原稿画像に、付加情報を示す地紋パターンを合成し、付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置であって、
    前記当初原稿画像に含まれ、前記地紋パターンを埋め込み可能な領域を検出する情報埋込可能領域検出部と、
    検出された前記情報埋込可能領域の面積に基づいて埋め込み可能な付加情報の量である埋込可能付加情報量を導出する埋め込み可能情報量算出部と、
    前記付加情報に含まれる情報相互間の相対的重要度を判定する情報重要度判定部と、を有し、
    前記埋め込み可能な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が所定の第1確率以上の領域であり、
    前記埋込可能付加情報量および前記相対的重要度に基づいて、前記付加情報に含まれる各情報が地紋パターンとして埋め込まれる優先順位を決定し、前記優先順位の高い前記情報が優先的に地紋パターンとして埋め込まれた前記付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置。
  2. 前記埋込可能付加情報量が、前記付加情報の情報量を下回る場合、
    前記相対的重要度の高い前記情報を、優先的に地紋パターンとして前記当初原稿画像に埋め込む請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記埋込可能付加情報量および前記相対的重要度ならびに前記付加情報の情報量に基づいて、前記付加情報に含まれる前記各情報を示す各地紋パターンの埋込反復回数を決定し、前記各情報の埋込反復回数の多寡が、前記各情報の前記相対的重要度に基づいて決定される請求項1に記載の画像処理装置。
  4. さらに、前記当初原稿画像に含まれ、前記地紋パターンを埋め込み容易な領域を検出する情報埋込容易領域検出部と、
    検出された前記情報埋込容易領域の面積に基づいて埋め込み容易な付加情報の量である埋込容易付加情報量を導出する埋込容易情報量算出部と、を有し、
    前記埋め込み容易な領域は、当該領域に埋め込まれた地紋パターンにかかる付加情報の読み出し成功確率が前記第1確率よりも高い所定の第2確率以上の領域であり、
    前記優先順位の高い前記情報が優先的に前記埋め込み容易な領域に地紋パターンとして埋め込まれた前記付加情報埋込原稿画像を生成する画像処理装置。
JP2007097317A 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4935466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097317A JP4935466B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097317A JP4935466B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008258812A true JP2008258812A (ja) 2008-10-23
JP4935466B2 JP4935466B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=39981969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007097317A Expired - Fee Related JP4935466B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4935466B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1141447A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Canon Inc 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JP2000287063A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2006191365A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Oki Electric Ind Co Ltd 印刷装置および印刷媒体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1141447A (ja) * 1997-07-15 1999-02-12 Canon Inc 画像処理装置及び方法及び記憶媒体
JP2000287063A (ja) * 1999-03-30 2000-10-13 Canon Inc 画像処理装置およびその方法
JP2006191365A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Oki Electric Ind Co Ltd 印刷装置および印刷媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4935466B2 (ja) 2012-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4881902B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム
JP2006262481A (ja) 画像処理装置
JP2009182512A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP6273934B2 (ja) 制御装置、画像形成システム、プログラムおよびキャリブレーションシート
US8416464B2 (en) Document processing apparatus and document processing method
US8564842B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and recording medium for applying different image processing to different scanned image regions
JP2008097537A (ja) 画像形成装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2009021679A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および、画像処理プログラム
JP4935466B2 (ja) 画像処理装置
JP4935467B2 (ja) 画像処理装置
JP2008229912A (ja) 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2007251360A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2005184401A (ja) 階調調整システム、基準階調特性生成方法、階調調整システム制御プログラム、及び基準階調特性記録媒体
JP2010206399A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2005277544A (ja) 電子透かし評価システム,電子透かし評価方法,および電子透かし評価用シート
JP2008028781A (ja) 地紋パターン付原稿の作成装置、地紋パターン付原稿、画像処理装置及び画像処理方法
JP2007221524A (ja) 管理情報の付与方法及び画像形成装置
US20100104131A1 (en) Document processing apparatus and document processing method
JP2006014191A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2012244206A (ja) 画像形成装置
JP2007306229A (ja) 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム
JP4187258B2 (ja) 画像処理装置
JP5269820B2 (ja) 地紋検出装置、画像形成装置および地紋検出方法
JP2010136023A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP2010118964A (ja) 画像形成システム、画像読取装置及び階調補正方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees