JP2008258359A - 表面実装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】より多くの種類のノズルを使いながら実装処理を効率的に進めることを目的としている。
【解決手段】表面実装機は、基板Sが保持される基台等からなる装置本体と、この装置本体に対して移動可能なヘッドユニット5とを有する。ヘッドユニット5には実装用ヘッド20が搭載され、このヘッド20には、外周面上に複数のノズルが放射状に並んだノズルユニット30が装備されており、何れかのノズルにより部品を吸着して基板に実装する構成となっている。ノズルユニット30は、実装用ヘッド20に対して着脱可能とされている。そして、実装用ヘッド20と基台に設けられたユニット交換装置との間でノズルユニット30の交換が可能とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、回路基板に対して電子部品等を実装する表面実装機に関するものである。
従来から、部品供給部と所定の作業位置に位置決めされたプリント基板等(以下、「基板」という)とにわたって移動可能な実装用ヘッドを備え、当該ヘッドに装備されたノズルにより部品を吸着して基板上に実装する表面実装機が知られている。また、この種の表面実装機として、複数種のノズルを放射状に並べて配置した回転体(以下、「ノズルユニット」という)を実装用ヘッドに装備し、このノズルユニットを回転させることにより、ノズルを切替え可能とした表面実装機も知られている(例えば、特許文献1)。
特開2000−114789号公報
特許文献1に開示されるような表面実装機は、ノズルユニットを回転させるだけでノズルの切替えを短時間で行えるため、複数種類のノズルの使用が必要な場合に、効率的に実装作業を進めることができる。ところが、近年の部品の多様化に伴い、実装処理中に必要となるノズルの種類は益々増加しており、これに対応する必要がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、より多くの種類のノズルを使いながら実装処理を効率的に進めることを目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、被実装基板が保持される装置本体と、この装置本体に対して移動可能に設けられる実装用ヘッドとを有し、前記実装用ヘッドに、複数のノズルを周方向に並設したノズル回転ユニットが装備され、当該ノズル回転ユニットの前記ノズルにより、部品供給部から部品を吸着して前記基板に実装する表面実装機において、前記実装用ヘッドに対して前記ノズル回転ユニットが着脱可能に装着され、さらに前記装置本体に、交換用のノズル回転ユニットを保持し、かつ前記実装用ヘッドとの間でノズル回転ユニットの交換が可能なユニット交換装置が配備されているものである(請求項1)。
この表面実装機では、ノズル回転ユニットの回転により当該ユニットに装備される複数のノズルが選択的に使用される。しかも、必要に応じて実装用ヘッドとユニット交換装置との間でノズル回転ユニット自体が交換されることにより、さらに別のノズルの使用が可能となる。従って、実装動作中に使用できるノズルの数が大幅に増える。
この場合、前記実装用ヘッドとユニット交換装置との間でノズル回転ユニットの交換を可能にするには、例えば次のような構成が考えられる。すなわち、前記実装用ヘッドは、前記ノズル回転ユニットを支持する支持状態と、同ヘッドに対するノズル回転ユニットの着脱が可能となる支持解除状態とに切換え可能な支持機構を備え、前記ユニット交換装置は、ノズル回転ユニットを保持するための複数の保持部を備えるとともに、当該保持部に対してノズル回転ユニットを固定する固定状態と、当該保持部からのノズル回転ユニットの取り出しを可能とする非固定状態とに切換え可能な固定機構を備えるものであり、前記ノズル回転ユニットの取り外し動作として、前記ノズル回転ユニットが前記複数の保持部のうち空きスペースに載置されるように実装用ヘッドを配置する動作と、前記保持部にノズル回転ユニットを載置した状態で前記支持機構を支持状態から支持解除状態に、前記固定機構を非固定状態から固定状態にそれぞれ切換える動作と、前記保持部に対して実装用ヘッドを相対的に移動させて当該実装用ヘッドをノズル回転ユニットから引き離す動作とが順次行われることにより前記実装用ヘッドからノズル回転ユニットが取り外される一方、この取り外し動作と逆の動作手順に従うことにより、前記保持部に保持された交換用のノズル回転ユニットが前記実装用ヘッドに取り付けられるように構成される(請求項2)。
この構成によると、ユニット交換装置の位置に実装用ヘッドが配置された状態で、支持機構および固定機構の状態が切換えられることにより、前記実装用ヘッドとユニット交換装置との間でノズル回転ユニットの交換が円滑に行われる。
より具体的な構成として、前記支持機構は、前記ノズル回転ユニットを回転可能に支持する支持軸をその軸方向に進退移動させるものであって、前記支持状態では、前記ノズル回転ユニットを支持可能な支持位置に前記支持軸を配置する一方、前記支持解除状態では、前記ノズル回転ユニットの外側の退避位置に前記支持軸を配置する(請求項3)。
この構成によれば、通常は、ノズル回転ユニットが支持軸により支持され、当該支持軸回りにノズル回転ユニットが回転駆動されることによりノズルの交換が行われる。そして、ノズル回転ユニットの交換時には、前記支持軸がノズル回転ユニットの外側に退避し、これにより実装用ヘッドに対するノズル交換ユニットの交換が可能となる。
なお、前記実装用ヘッドが、前記ノズル回転ユニットを回転可能に保持するホルダを有するものでは、前記ノズル回転ユニットは、前記ホルダと一体に前記実装用ヘッドに対して着脱されるものであってもよい(請求項4)。
このような構成は、ノズル回転ユニットを回転駆動するためのアクチュエータが前記ホルダに組付けられているものに有用である(請求項5)。これによれば、ノズル回転ユニットの交換に際してノズル回転ユニットとアクチュエータとを切り離す必要がなくなるため、構成を簡素化する上で有利となる。
また、上記のような表面実装機において、前記固定機構は、前記固定状態において前記ノズル回転ユニットを前記保持部の所定位置に位置決めした状態で当該ユニットを固定するものであるのが好適である(請求項6)。
この構成によれば、交換用のノズル回転ユニットと実装用ヘッドとの位置決め精度を高めることができ、ノズル回転ユニットの交換をより円滑に行うことが可能となる。
本発明の表面実装機によると、実装動作中にノズル回転ユニットを交換することができ、これにより実装動作中に使用可能なノズルの数を大幅に増すことができる。従って、より多くの種類のノズルを使いながら実装処理を効率的に進めることが可能となる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る表面実装機の第1の実施形態の全体構成を概略的に示している。この図において、表面実装機の装置本体である基台1上には、搬送ラインを構成するコンベア2が配置され、基板Sが上記コンベア2上を搬送されて所定の作業位置で停止されるようになっている。なお、以下の説明において、必要な場合には、コンベア2の方向をX軸方向、水平面上でこれと直交する方向をY軸方向、X軸およびY軸に直交する方向をZ軸方向として説明を行うことにする。
上記コンベア2の側方には、部品供給部4が配置されている。この部品供給部4には、例えば、多数列のテープフィーダ4aが設けられている。各テープフィーダ4aは、各々IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片状の電子部品を所定間隔おきに収納、保持したテープがリールから導出されるように構成され、後述のヘッドユニット5により電子部品が間欠的に取り出されるようになっている。
また、上記基台1の上方には、電子部品搭載用のヘッドユニット5が装備されている。このヘッドユニット5は、部品供給部4と上記作業位置とにわたって移動可能とされ、本実施形態では、X軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平面上でX軸と直交する方向)に移動することができるようになっている。
すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9により回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固定レール7上にヘッドユニット5の支持部材11が配置されて、この支持部材11に設けられたナット部分12が上記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられたナット部分(図示省略)が上記ボールねじ軸14に螺合している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動によりボールねじ軸14が回転してヘッドユニット5が支持部材11に対してX軸方向に移動するようになっている。
上記基台1上には、ヘッドユニット5により吸着された電子部品の吸着状態を認識するための部品認識カメラ17が設けられ、ヘッドユニット5が部品吸着後にこの部品認識カメラ17の上方に移動することにより吸着部品が撮像されるようになっている。図示の例では、部品供給部4にそれぞれ部品認識カメラ17が配備されている。
基台1上には、さらにヘッドユニット5に搭載される後記実装用ヘッド20との間でノズルユニット30の交換を行うためのユニット交換装置18が設けられている。このノズルユニット交換装置18については後に詳述する。
図2〜図4は、上記ヘッドユニット5の具体的な構造を示している。同図に示すように、上記ヘッドユニット5には、電子部品吸着用の複数のノズル32を具備した実装用ヘッド20が搭載されている。図示の例では、2つの実装用ヘッド20がX軸方向に並んだ状態で搭載されている。
各実装用ヘッド20(以下「ヘッド20」と略す)は、Z軸方向に伸びるノズルシャフト21を有している。このノズルシャフト21は、ヘッドユニット5のフレーム5aに対して昇降および中心軸回り(R軸方向)の回転が可能に支持されており、さらにその下端部に、複数のノズル32を具備したノズルユニット30(本発明にかかるノズル回転ユニットに相当する)を装備している。
ノズルシャフト21は、中空のメインシャフト21aの内部に同じく中空のサブシャフト21bを備えた二重管構造とされている。サブシャフト21bの内側は部品供給用の負圧を後記ノズル32に供給するための通路22とされており、バルブ等を介して図外の負圧供給源に連通接続されている。
ノズルユニット30は、略ドラム型の形状のユニット本体31の外周に複数本のノズル32が放射状に組付けられたものである。ノズル32の種類は特に限定されるものではないが、例えばチップ部品等の主に小型部品を対象とする小口径のノズル32や、QFP等の主に大型の部品で、かつ装着精度が要求される部品を対象とする大口径のノズル32等、複数種類のノズル32がノズルユニット30に組付けられている。
ノズルユニット30は、上記ノズルシャフト21と一体的に昇降およびシャフト中心軸回り(R軸方向)の回転が可能とされるとともに、後述するように、ノズルシャフト21に対して相対的に横軸(水平軸)回りの回転が可能に設けられている。そして、この横軸回りの回転によりユニット本体31に組付けられた前記ノズル32のうち一のノズル32を選択的に作業用位置、つまり真下の位置にセットするように構成されている。
上記ヘッドユニット5には、さらに、上記ノズルシャフト21を昇降させるZ軸駆動機構と、ノズルシャフト21を回転させるR軸駆動機構と、ノズルユニット30を回転駆動するためユニット駆動機構と、ノズルユニット30を脱着可能に支持するための支持機構等がヘッド20毎に設けられている。
Z軸駆動機構は、フレーム5aの両側上部にそれぞれ固定される駆動源としてのZ軸サーボモータ23と、Z軸方向に延びて上記フレーム5aに対して昇降可能に支持されるラック24とを有している。ラック24はブラケット25を介してノズルシャフト21の上端部に連結されている。また、Z軸サーボモータ23の出力軸にはピニオン26が装着されており、このピニオン26がラック24に噛合している。すなわち、Z軸サーボモータ23によりピニオン26を回転駆動することにより、上記ラック24、ブラケット25およびノズルシャフト21を一体にフレーム5aに対して昇降させるようにZ軸駆動機構が構成されている。
R軸駆動機構は、フレーム5aにそれぞれ固定される、駆動源としてのR軸サーボモータ27と、その出力軸に装着される駆動ギア(図示せず)と、上記ノズルシャフト21に装着されて上記駆動ギアに噛合するギア28とを有し、上記R軸サーボモータ27によりノズルシャフト21を回転駆動するように構成されている。なお、ノズルシャフト21とギア28とは、ギア28に対するノズルシャフト21の相対的なZ軸方向の変位が可能で、かつノズルシャフト21とギア28が一体回転するように相互にスプライン結合されている。
図3に示すように、ノズルシャフト21の下端部には、ノズルユニット30を横軸回りに回転可能に保持するための正面視逆U字型(図2参照)のホルダ35が連結されている。このホルダ35とノズルシャフト21とは、ノズルシャフト21に対するホルダ35のZ軸方向の相対移動が可能で、かつノズルシャフト21とホルダ35とが一体に回転するようにスプラインナット36を介して結合されている。なお、ホルダ35とノズルシャフト21とのZ軸方向の相対移動は、部品吸着時の衝撃を緩和し得る程度の僅かな範囲で可能となっている。
上記ホルダ35には、下方に垂下する一対の脚部35a,35aが設けられており、これら脚部35a,35aの間に前記ノズルユニット30が回転可能に支持されている。具体的には、各脚部35a,35aにそれぞれ、上記横軸としての支持軸部材71をそれぞれ備えた一対のエアシリンダ72,72が向かい合わせに組込まれている。そして、両脚部35aの間に上記ノズルユニット30が介装され、この状態で、ユニット本体31に形成される貫通孔30aに対して当該ユニット30両側から上記支持軸部材71が挿入されている。これによりノズルユニット30が両脚部35a,35aの間で支持軸部材71回りに回転可能に支持されている。
ノズルユニット30のユニット本体31には、側面視正六角形に形成されたノズル組付部分が設けられており(図4参照)、各ノズル32は、当該ノズル組付部分外周の各平坦面に形成されるノズル組付用凹部33にそれぞれ嵌入、固定されている。これにより、上記の通りノズルユニット30にノズル32が放射状に設けられ、このノズルユニット30がユニット駆動機構により上記支持軸部材71,71回りに駆動されることによって、一のノズル32が選択的に上記作業用位置にセットされる。
上記各エアシリンダ72は、脚部35a,35aの下端近傍にそれぞれ配置されている。これらのエアシリンダ72の内部には、先端に上記支持軸部材71を一体に備えたピストン73が設けられるとともに、このピストン73の先端側に圧力室74が形成され、この圧力室74がホルダ35およびブリッジ部材44の内部に形成される通路78等を介して、当該ブリッジ部材44に接続される図外のエア(正圧)供給管に連通している。このエア供給管は、電磁バルブ等を介して図外のエア供給源に連通接続されている。一方、各エアシリンダ72内のピストン73の後側の圧力室77は大気に開放され、かつこの圧力室77にはスプリング76が配設されている。そして、先端側の圧力室74にエア圧が供給されていないときはスプリング76によりピストン73が突出位置、すなわち支持軸部材71が両脚部35a,35aから突出した状態に付勢され、これによって上記ノズルユニット30を支持軸部材71により回転可能に支持する一方(図3に示す状態;「支持状態」という)、上記圧力室74にエアが供給されると、ピストン73(支持軸部材71)がスプリング76の弾発力に抗して脚部35a内に押し戻され(退避し)、これによってノズルユニット30の支持状態が解除され(「支持解除状態」という)、ホルダ35からのノズルユニット30の取外しが可能となるように構成されている。つまり、これらエアシリンダ72,72等により、ノズルユニット30を脱着可能に支持するための上記支持機構が構成されている。
ノズルユニット30を駆動するユニット駆動機構は、ユニット駆動用シャフト40と、このシャフト40を回転駆動するサーボモータ41と、上記シャフト40の回転を上記ノズルユニット30に伝動するための伝動機構とから構成されている。
具体的に説明すると、上記ユニット駆動用シャフト40は、図2および図3に示すように、ノズルシャフト21と平行に延び、ヘッドユニット5のフレーム5aに対してZ軸方向の移動およびZ軸回りの回転が可能となっている。そして、このユニット駆動用シャフト40にプーリ42が装着される一方、上記サーボモータ41の出力軸にプーリ43が装着され、これらプーリ42,43にわたって図外の伝動ベルトが装着されている。これにより、上記ユニット駆動用シャフト40がサーボモータ41により回転駆動されるように構成されている。なお、左右のヘッド20のユニット駆動用シャフト40とこれを駆動するサーボモータ41とはY軸方向に並んでおり、図2の例では、左側のサーボモータ41を二点鎖線で示している関係上、同モータ41に装着される左側のプーリ43は図示を省略している。一方、右側のサーボモータ41については、これを実線で示している関係上、右側のユニット駆動用シャフト40に装着されるプーリ42は図示を省略している。
ユニット駆動用シャフト40とプーリ42とは、プーリ42に対する当該シャフト40のZ軸方向の移動が可能で、かつ同シャフト40とプーリ42とがZ軸回りに一体回転するようにスプライン結合されている。ユニット駆動用シャフト40の上端部分は、ノズルシャフト21とラック24とを連結する上記ブラケット25に対して相対回転可能に保持されている。一方、ユニット駆動用シャフト40の下端部は、上記ホルダ35を回転可能に保持するブリッジ部材44に対してベアリングを介して回転可能に保持されている。そして、ノズルシャフト21が、上下の軸受5b,5bによりフレーム5aに対してZ軸方向の移動およびR軸回りの回転が可能に支持される一方、ユニット駆動用シャフト40が、上下の軸受5c,5cによりフレーム5aに対してZ軸方向の移動およびR軸回りの回転が可能に支持されている。これによって、ブラケット25、ヘッド20およびユニット駆動用シャフト40がフレーム5aに対して一体的にZ軸方向に移動可能になるとともに、ユニット駆動用シャフト40およびノズルシャフト21がフレーム5aに対してそれぞれ独立して回転可能となっている。なお、ユニット駆動用シャフト40の内部にはエア(正圧)を導くための通路45が形成されており、図外のホースおよび電磁バルブ等を介して図外のエア供給源に連通接続されている。
ユニット駆動用シャフト40の回転をノズルユニット30に伝動するための上記伝動機構は、同シャフト40の下端部に設けられる駆動側ギア46と、上記ホルダ35の上端部に相対回転可能に装着され、かつ上記駆動側ギア46に噛合する従動側ギア47と、この従動側ギア47とノズルユニット30との間に配設される伝動シャフト50等とを有している。この伝動シャフト50の上端にはギア51が設けられ、このギア51は、上記従動側ギア47と一体回転可能に設けられるギア48に噛合している。また、伝動シャフト50の下端部にはベベルギア52が一体に設けられ、このギア52が上記ノズルユニット30の一端部に固定されるベベルギア53に噛合している。つまり、上記サーボモータ41によりユニット駆動用シャフト40がZ軸回りに回転駆動され、この回転がギア46,47,48、伝動シャフト50(ギア51,52)及びベベルギア53を介して水平軸回りの回転に変換されて上記ノズルユニット30に伝動され、その結果、ノズルユニット30が上記支持軸部材71,71回りに回転するように構成されている。
上記ノズルユニット30には、各ノズル32に対してそれぞれ負圧を供給するための互いに独立した通路56が形成されている。これらの通路56の一方側の端部は、それぞれ対応するノズル組付用凹部33内に通じており、他方側の端部は、それぞれ貫通孔30aの同心円上に並んだ状態でユニット本体31の端面(図3では左側端面)に開口している。他方、ホルダ35には、その内部に、上記サブシャフト21b内の通路22に連通する通路57が形成され、当該通路57が前記脚部35aの内側面(ノズルユニット30に対向する面)に開口している。そして、この通路57の開口位置と上記作業用位置に配置されるノズル32に対応する通路56の開口位置とが合致し、かつ他のノズル32に対応する通路56の開口が脚部35aの内側面で塞がれるように両通路56,57等が設けられることにより、作業用位置に配置されるノズル32のみが上記通路56,57等を通じて負圧供給源に連通接続されるようになっている。
上記ノズルユニット30には、さらにノズル32を上記作業位置に位置決めするための係合穴60が前記ノズル組付用凹部33の側方に並べて形成されており、この係合穴60に係合可能な先窄まりの位置決め部材61を備えたエアシリンダ62が前記ホルダ35に設けられている。
エアシリンダ62は、上記ノズルユニット30の上方に配置されている。エアシリンダ62の内部には、位置決め部材61と一体のピストン63が設けられるとともに、このピストン63の下側に圧力室64が形成され、この圧力室64がホルダ35およびブリッジ部材44の内部に形成された通路65,66を介してユニット駆動用のシャフト40内の通路45に連通している。一方、エアシリンダ62内のピストン63の上側の圧力室67は大気に開放され、かつこの室67にスプリング68が配設されている。そして、圧力室64にエア圧が供給されていないときはスプリング68によりピストン63が下降位置に付勢され、これによって位置決め部材61が係合穴60に係合する一方、圧力室64にエアが供給されるとピストン63がスプリング68の弾発力に抗して押し上げられ、これにより位置決め部材61が係合穴60から離脱するように構成されている。
なお、図3および図4中、符号59は、ユニット交換装置18との間でノズルユニット30を交換する際に使用される固定孔であって、同ユニット30の上記ノズル組付部分の側面であって前記貫通孔30aの同心円上に、それぞれ各ノズル32に対応して設けられている。
図5〜図7は、上記ユニット交換装置18の概略構成を示しており、図5は平面図で、図6,図7は断面図でそれぞれユニット交換装置18の構成を示している。
ユニット交換装置18は、図5に示すように基台80を有している。この基台80には、交換用のノズルユニット30を保持するための複数の保持部が設けられており、図示の例では3つの保持部82A〜82CがY軸方向に並設されている。なお、図示の例では、2つの保持部82A,82Bに交換用のノズルユニット30が保持されている。
各保持部82A〜82Cにはそれぞれ、ノズルユニット30を挿入するためのY軸方向に細長の凹部83が形成されている。この凹部83は、図7に示すように、一対の隔壁84によってY軸方向に並ぶ3つの部分83a〜83cに仕切られており、真ん中の部分83b(便宜上「真ん中の凹部83b」という)のみがその両側の部分83a,83c(便宜上「両側の凹部83a,83b」という)よりも深く形成されている。そして、同図に示すように、何れかのノズル32を真ん中の部分83bに挿入するとともに当該ノズル32に隣接するノズル32を両側の凹部83a,83cにそれぞれ逃がし(挿入し)、この状態でユニット本体31を上記隔壁84に形成されたユニット支持面48aでそれぞれ支持することにより、ノズルユニット30を上記凹部83に一部挿入した状態で保持するように各保持部82A〜82Cが構成されている。なお、各隔壁84のユニット支持面48aは、下方に向かって互いにY軸方向に接近する傾斜面からなり、同図示すように、ユニット本体31の上記ノズル組付部分(側面視正六角形の部分)の外周面のうち、両側の凹部83a,83bに挿入されるノズル32が組付けられている面をそれぞれ各ユニット支持面48aで支持することにより、Y軸およびZ軸方向にノズルユニット30を概略的に位置決めした状態で安定的に支持するようになっている。
各保持部82A〜82Cには、ノズルユニット30の固定機構が構成されている。すなわち、各保持部82A〜82Cの上記凹部83の側方には、エアシリンダ87がそれぞれ設けられ、これらエアシリンダ87が基台80に固定されている。そして、各エアシリンダ87のピストンに、ノズルユニット30を位置決め固定するためのプッシュピン88が一体に設けられており、エアシリンダ87に対するエア(正圧)の給排切り替えに応じて、このプッシュピン88が上記凹部83内に突出する状態(図6の二点鎖線に示す状態;「固定状態」という)と、凹部83から側方に退避する状態(図6の実線に示す状態;「非固定状態」という)とに進退駆動されるようになっている。
プッシュピン88はノズルユニット30の前記固定孔59よりも径が大きく、かつ先端にテーパ面が形成されており、エアシリンダ87のロッド突出駆動状態では、プッシュピン88の先端がノズルユニット30の上記固定孔59に挿入されるとともに当該ユニット30がプッシュピン88によりX軸方向に押圧され、このようにノズルユニット30が押圧されることにより、前記ホルダ35とのクリアランスが吸収されつつノズルユニット30が凹部83の側壁85に押し当てられて当該ユニット30がX軸方向に位置決めされる。また、上記側壁85とノズルユニット30との当接面は互いに平坦な面とされており、上記のように側壁85にノズルユニット30が押圧されることで、ノズルユニット30のR軸方向の位置決めも行われる。つまり、このようにプッシュピン88でノズルユニット30を押圧することにより当該ユニット30を位置決めした状態で保持部82A〜82Cに固定、保持するように構成されている。
次に、上述した表面実装機による実装動作について説明する。
上記表面実装機において実装動作が開始されると、先ずヘッドユニット5が部品供給部4に移動し、ここでヘッド20が下降し、作業用位置にセットされたノズル32により部品が吸着されてからヘッド20が上昇する。なお、ヘッドユニット5の部品供給部4への移動の際には、ノズルユニット30が回転駆動されることにより、部品に対応したノズル32が上記作業用位置に予めセットされる。具体的には、前記エアシリンダ62にエアが供給されることにより係合穴60から位置決め部材61が退避する。次いで、サーボモータ41によりユニット駆動用シャフト40が回転駆動され、この回転に伴いノズルユニット30が回転することにより、所望のノズル32が作業用位置に配置される。その後、エアシリンダ62へのエア供給が停止されることにより、位置決め部材61が係合穴60に嵌合し、ノズルユニット30が固定される。
部品の吸着が行われると、次いで部品認識カメラ17による撮像とそれに基づく部品認識等の動作を経て、ヘッドユニット5が基板S上に移動し、ヘッド20が下降することによりノズル32に吸着されていた部品が基板S上に装着される。
なお、ノズルユニット30に所望のノズル32がない場合には、当該ノズルユニット30が、前記所望のノズル32が組込まれている別のノズルユニット30に交換される。ここで、ノズルユニット30の具体的な交換動作について図8を参照しつつ説明する。
まず、ヘッド20に装着されているノズルユニット30が上記保持部82A〜82Cのうち空きスペース(図5の例では保持部82C)に対応するように、ヘッドユニット5が上記ユニット交換装置18の上方に移動した後、ヘッド20が下降し、ノズルユニット30が保持部82Cの上記凹部83内に挿入される。これによってノズルユニット30がY軸方向およびZ軸方向に位置決めされた状態で保持部82C(隔壁84のユニット支持面48a)に載置される。なお、前記ノズルユニット30は、凹部83への挿入前に、予め回転軸(上記支持軸部材71)がX軸方向と平行になるようにR軸サーボモータ27の作動によりR軸方向に位置決めされる(図6参照)。また、保持部82Cの前記固定機構は、プッシュピン88が後退位置に保持されることにより非固定状態に制御されている。
ノズルユニット30が凹部83内に挿入されると、前記ヘッド20の前記支持機構が支持状態から支持解除状態に、保持部82Cの前記固定機構が非固定状態から固定状態にそれぞれ切換えられる。詳しくは、図8(a)に示すように、エアシリンダ87がロッド突出駆動状態に切換えられ、これによりプッシュピン88が前進する。このようにプッシュピン88が前進すると、ノズルユニット30の前記固定孔59にプッシュピン88の先端が挿入されるとともに当該プッシュピン88によりノズルユニット30が押圧され、これによりノズルユニット30とホルダ35とのクリアランスが吸収されて当該ノズルユニット30がX軸方向に位置決めされる。次いで、前記ホルダ35内の通路78を通じて各エアシリンダ72,72(圧力室74)にエアが供給され、図8(b)に示すように、ノズルユニット30を支持している各支持軸部材71(ピストン73)が脚部35a内に退避し、これによりホルダ35によるノズルユニット30の支持状態が解除される。
ノズルユニット30の支持状態が解除されると、図8(c)に示すように、ヘッド20が上昇し、保持部82Cにノズルユニット30を残したままで当該ヘッド20がノズルユニット30から引き離される。これによりヘッド20からノズルユニット30が取り外される。なお、取り外されたノズルユニット30は、上記の通りX軸、Y軸、Z軸およびR軸方向に位置決めされた状態で前記保持部82Cに保持されることとなる。
ノズルユニット30の取外しが完了すると、上記のような取り外し動作と逆の動作手順に従ってヘッド20等が駆動制御され、これによって新たなノズルユニット30がヘッド20に装着される。すなわち、交換用のノズルユニット30が保持されている保持部82A(又は82B)の上方にヘッド20が配置された後(図8(c)参照)、ヘッド20が下降し、ホルダ35の両脚部35aの間にノズルユニット30を介装する(図8(b)参照)。このとき、エアシリンダ62の前記位置決め部材61がノズルユニット30の係合穴60に嵌合することにより、当該ノズルユニット30が回転不能にロックされる。
次いで、エアシリンダ72,72へのエア供給が停止され、これにより当該ノズルユニット30の貫通孔30aに支持軸部材71(ピストン73)が挿入され、当該ノズルユニット30がホルダ35により支持される(図8(a)参照)。また、エアシリンダ87がロッド引き込み駆動状態に切換えられ、これによりプッシュピン88が退避してノズルユニット30の固定状態が解除される。
そしてその後、ヘッド20が上昇することにより当該ヘッド20と共にノズルユニット30が保持部82Aから取り出され、ヘッド20へのノズルユニット30の装着が完了することとなる。
上記の表面実装機では、このようにして、ヘッドユニット5が部品供給部4と基板Sとの間を移動しながら順次部品供給部4から部品を取出して基板S上に実装する。その際、各ヘッド20のノズルユニット30の回転に伴い作業用位置のノズル32が部品に対応した所望のノズル32に切替えられ、また、必要に応じてノズルユニット30そのものが交換されながら実装作業が進められる。
以上のようにこの表面実装機では、ヘッド20にノズルユニット30が装備され、このノズルユニット30の回転により複数のノズル32から所望のノズル32を選択的に使用でき、しかも、必要に応じてノズルユニット30自体を交換することにより、さらに別のノズル32が使用可能となる。そのため、より多種類のノズル32を使用しながら効率的に実装処理を進めることができるようになる。
特に、実施形態の表面実装機では、ノズルユニット30自体を交換する構成となっているので、次のような利点もある。すなわち、ノズルユニット30自体を交換する代わりに、ノズルユニット30に組付けられているノズル32を個別に交換することも考えられる。しかしこの場合には、ノズルユニット30を回転させながら各ノズル32を個別に脱着する必要があるためノズル交換に時間がかかる。また、ノズルユニット30に対する組付け誤差がノズル毎に、しかもノズル交換時毎に不規則に生じることが考えられ、この場合には当該組付け誤差を補正することが困難になる。これに対してノズルユニット30自体を交換する上記実施形態の表面実装機によると、複数のノズル32を一括して交換できるため交換作業が短時間で済む。しかも、交換に伴う組付け誤差は、ホルダ35に対するノズルユニット30の組付け誤差だけを考慮すればよいため、ノズル32を個別に交換する場合に比べると、組付け誤差の補正も容易となる。従って、実施形態の上面実装機によると、実装作業を効率的に進める上でも、また、実装精度を高める上でも有利なものとなる。
また、実施形態のようにノズルユニット30自体を交換する構成によれば、基台1上において交換用のノズル32の保持スペースを縮小する上で有利になるという利点もある。すなわち、例えばノズルユニット30のノズル32を個別に交換する場合には、交換用のノズルを基台1上に平面的に配置する必要があるため、平面的な広い保管スペースが必要となることが考えられるが、上記のようにノズルユニット30自体を交換する構成によれば、結果的に、複数のノズル32を立体的に保管することとなるので(図7等参照)、その分、平面的な保管スペースを抑えることが可能となる。そのため、交換用のノズル32の保持スペースを縮小する上で有利になるという利点もある。
次に、本発明に係る表面実装機の第2の実施形態について説明する。
図9(a)は、第2の実施形態かかる表面実装機の実装用ヘッド20の下端部分を概略的に示している。なお、第2の実施形態にかかる表面実装機の基本的な構成は第1の実施形態と共通するため、以下の説明では、第1の実施形態と共通するものについては同一符号を付して説明を省略し、相違点についてのみ詳細に説明することにする。
同図に示すように、第2の実施形態にかかる表面実装機では、ノズルユニット30を回転駆動するためのサーボモータ41として、扁平かつ小型のサーボモータ41がホルダ35に組み込まれており、このサーボモータ41によりノズルユニット30が直接駆動される構成となっている。そのため、詳しく図示していないが、第1の実施形態で説明した伝動シャフト50、ギア51、ベベルギア52等、ノズルユニット30を回転駆動するためユニット駆動機構や、ノズルユニット30の回転をロックするためのエアシリンダ62等はこの表面実装機では省略されている。
また、第2の実施形態では、上記ホルダ35がジョイント部材34に対して着脱可能に構成されている。すなわち、上記ノズルシャフト21の下端部にジョイント部材34が設けられており、このジョイント部材34とノズルシャフト21とが、ノズルシャフト21に対するジョイント部材34のZ軸方向の相対移動が可能で、かつノズルシャフト21とジョイント部材34とが一体に回転するように上記スプラインナット36を介して結合されている。そして、このジョイント部材34の下端部にホルダ35が着脱可能に支持(連結)されている。
図9(a)および図10に示すように、ホルダ35の上端部には、その中央部分に円柱状の係合凸部92が突設され、他方、ジョイント部材34の下端部には、当該係合凸部92が挿入される係合凹部95が設けられている。そして、前記係合凸部92を係合凹部95に挿入した状態でジョイント部材34に対してホルダ35が連結される構成となっている。ジョイント部材34には、前記係合凹部95の周囲に複数のノックピン94が設けられており、連結時には、これらノックピン94が、ホルダ35に形成される位置決め孔(図示省略)に挿入されることで、ジョイント部材34に対してホルダ35が位置決めされるようになっている。また、ジョイント部材34の内部には、ロックピン97を兼ねるピストンを備えた一対のエアシリンダ98が設けられている。これらエアシリンダ98は、前記係合凹部95の径方向に対向配置されている。そして、エア圧が供給されていないときはスプリングによってロックピン97が突出するように付勢され、これによって当該ロックピン97が、前記ホルダ35の係合凸部92周面に形成される係合孔93に挿入される一方、エアが供給されるとロックピン97がスプリングの弾発力に抗して押し戻され、これによりロックピン97が係合孔93から退避するように構成されている。つまり、ロックピン97が係合孔93に挿入されることで、ホルダ35がジョイント部材34に対して着脱不能に支持(連結)される一方、ロックピン97が係合孔93から退避することで、この支持(連結)状態が解除されて、図9(b)に示すようにジョイント部材34に対するホルダ35の着脱が可能になるように構成されている。
なお、図示を省略するが、ジョイント部材34の前記係合凹部95およびホルダ35の前記係合凸部92にはそれぞれ、電気・通信系統のコネクタ部と負圧供給系統のコネクタ部とが設けられており、上記のようにジョイント部材34にホルダ35が連結されると、部品吸着用の負圧およびサーボモータ41に対する電力、制御信号が上記コネクタ部を介してジョイント部材34側からホルダ35側へと供給されるように構成されている。
このような第2の実施形態の表面実装機では、ホルダ35に搭載されたサーボモータ90の作動によりノズルユニット30が回転駆動され、これにより所望のノズル32が作業用位置に配置される。
そして、ノズルユニット30の交換は、上記ジョイント部材34に対して上記ホルダ35が脱着されることにより行われる。
具体的に説明すると、上記ユニット交換装置18には、交換用のノズルユニット30としてノズルユニット30を含む上記ホルダ35(以下、便宜上「ノズル組立体」という)が保持されている。なお、ユニット交換装置18は、基本的には第1の実施形態のものと共通であるが、第2の実施形態のユニット交換装置18では、ホルダ35の姿勢が保持されるように、具体的にはホルダ35の係合凸部92が真上に指向する状態でノズル組立体が保持されるように、ユニット交換装置18の各保持部82A〜82Cが構成されている。
まず、ヘッドユニット5がユニット交換装置18の上方に移動し、交換対象となるノズル組立体が上記保持部82A〜82Cのうち空きスペース(ここでは、第1の実施形態に準じて保持部82Cとする)に対応するように配置される。次に、ヘッド20が下降して、ノズルユニット30を上記凹部83内に挿入し、この状態で、エアシリンダ87がロッド突出駆動状態に切換えられる。この切換えにより、ノズルユニット30がプッシュピン88により押圧され、ノズル組立体が保持部82Cに位置決めされた状態で固定される。次いで、前記エアシリンダ98にエアが供給されることよりロックピン97が係合孔93から退避し、これによりジョイント部材34とホルダ35との支持(連結)状態が解除され、その後、ヘッド20が上昇することにより、ヘッド20からノズル組立体が取外される。取外されたノズル組立体は保持部82Cに保持される。
そして、ノズル組立体の取外しが完了すると、上記と逆の動作手順に従ってヘッド20等が駆動制御されることにより、ユニット交換装置18に保持されている交換用のノズル組立体がヘッド20に装着される。
以上のような第2の実施形態に係る表面実装機についても、ノズルユニット30の回転により複数のノズル32から所望のノズル32を選択的に使用できる上、必要に応じてノズルユニット30(ノズル組立体)を交換することにより、さらに別のノズル32を使用することができる。従って、第1の実施形態と同様に、多くの種類のノズル32を使いながら実装処理を効率的に進めることができる。
なお、以上説明した第1,第2の実施形態の表面実装機は、本発明に係る表面実装機の好ましい実施の形態の例示であって、その具体的な構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記の実施形態では、ノズル回転ユニット(ノズルユニット30)が横軸(支持軸部材71,71)回りに回転可能に支持されるタイプの表面実装機について説明したが、勿論、本発明は、ノズル回転ユニットが縦軸(Z軸)回りに回転可能に支持されるタイプの表面実装機についても適用可能である。すなわち、縦軸回りに複数のノズルが配列され、当該縦軸回りの回転に伴いノズルを切換えるように構成されたノズル回転ユニットを装備する表面実装機についても本発明は適用可能である。
また、実施形態では、サーボモータ41を駆動源としてノズルユニット30を回転駆動する構成となっているが、勿論、ノズルユニット30を駆動するためのアクチュエータはサーボモータ41に限定されるものでなく、エアシリンダや電磁ソレノイド等を駆動源とするものであってもよい。
また、上述した第2の実施形態の構成、つまりノズルユニット30をホルダ35と一体的にヘッド20に対して交換可能とする構成は、必ずしも、ノズルユニット駆動用のサーボモータ41がホルダ35に搭載されるもの限らず、第1の実施形態のように、サーボモータ41がホルダ35とは別の位置に配置されるものについても適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る表面実装機の全体構成を概略的に示す平面図である。 図1の表面実装機におけるヘッドユニットの構成を示す正面図(一部断面図)である。 実装用ヘッドの構成を示す要部正面断面図である。 実相用ヘッドの構成を示す要部側面図である。 ユニット交換装置を示す概略平面図である。 ユニット交換装置を示す断面図(図5のVI−VI断面図)である。 ユニット交換装置を示す断面図(図5のVII−VII断面図)である。 ノズルユニットの交換動作手順を説明する段階図である。 本発明の第2の実施形態に係る表面実装機の要部(実装用ヘッド)を概略的に示す正面図である((a)はジョイント部材にホルダ等が連結された状態を、(b)はジョイント部材からホルダ等が切り離された状態をそれぞれ示す)。 実装用ヘッドの構成を示す断面図(図9(a)のX−X断面図)である。
符号の説明
5 ヘッドユニット
18 ユニット交換装置
20 実装用ヘッド
21 ノズルシャフト
30 ノズルユニット
31 ユニット本体
32 ノズル
35 ホルダ
35a 脚部
71 支持軸部材
72 エアシリンダ
73 ピストン

Claims (6)

  1. 被実装基板が保持される装置本体と、この装置本体に対して移動可能に設けられる実装用ヘッドとを有し、前記実装用ヘッドに、複数のノズルを周方向に並設したノズル回転ユニットが装備され、当該ノズル回転ユニットの前記ノズルにより、部品供給部から部品を吸着して前記基板に実装する表面実装機において、
    前記実装用ヘッドに対して前記ノズル回転ユニットが着脱可能に装着され、さらに前記装置本体に、交換用のノズル回転ユニットを保持し、かつ前記実装用ヘッドとの間でノズル回転ユニットの交換が可能なユニット交換装置が配備されていることを特徴とする表面実装機。
  2. 請求項1に記載の表面実装機において、
    前記実装用ヘッドは、前記ノズル回転ユニットを支持する支持状態と、同ヘッドに対するノズル回転ユニットの着脱が可能となる支持解除状態とに切換え可能な支持機構を備え、前記ユニット交換装置は、ノズル回転ユニットを保持するための複数の保持部を備えるとともに、当該保持部に対してノズル回転ユニットを固定する固定状態と、当該保持部からのノズル回転ユニットの取り出しを可能とする非固定状態とに切換え可能な固定機構を備えるものであり、前記ノズル回転ユニットの取り外し動作として、前記ノズル回転ユニットが前記複数の保持部のうち空きスペースに載置されるように実装用ヘッドを配置する動作と、前記保持部にノズル回転ユニットを載置した状態で前記支持機構を支持状態から支持解除状態に、前記固定機構を非固定状態から固定状態にそれぞれ切換える動作と、前記保持部に対して実装用ヘッドを相対的に移動させて当該実装用ヘッドをノズル回転ユニットから引き離す動作とが順次行われることにより前記実装用ヘッドからノズル回転ユニットが取り外される一方、この取り外し動作と逆の動作手順に従うことにより、前記保持部に保持された交換用のノズル回転ユニットが前記実装用ヘッドに取り付けられるように構成されていることを特徴とする表面実装機。
  3. 請求項2に記載の表面実装機において、
    前記支持機構は、前記ノズル回転ユニットを回転可能に支持する支持軸をその軸方向に進退移動させるものであって、前記支持状態では、前記ノズル回転ユニットを支持可能な支持位置に前記支持軸を配置する一方、前記支持解除状態では、前記ノズル回転ユニットの外側の退避位置に前記支持軸を配置することを特徴とする表面実装機。
  4. 請求項1又は2に記載の表面実装機において、
    前記実装用ヘッドは、前記ノズル回転ユニットを回転可能に保持するホルダを有するものであり、前記ノズル回転ユニットは、前記ホルダと一体に前記実装用ヘッドに対して着脱されるものであることを特徴とする表面実装機。
  5. 請求項4に記載の表面実装機において、
    前記ノズル回転ユニットを回転駆動するためのアクチュエータが前記ホルダに組付けられているものであることを特徴とする表面実装機。
  6. 請求項2乃至5の何れか一項に記載の表面実装機において、
    前記固定機構は、前記固定状態において前記ノズル回転ユニットを前記保持部の所定位置に位置決めすることを特徴とする表面実装機。
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