JP2003332800A - 電子部品装着装置 - Google Patents

電子部品装着装置

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JP2003332800A
JP2003332800A JP2002134142A JP2002134142A JP2003332800A JP 2003332800 A JP2003332800 A JP 2003332800A JP 2002134142 A JP2002134142 A JP 2002134142A JP 2002134142 A JP2002134142 A JP 2002134142A JP 2003332800 A JP2003332800 A JP 2003332800A
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vacuum
nozzle
suction
electronic component
component
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Katsuyuki Seto
勝幸 瀬戸
Hidekazu Yamanaka
英和 山中
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Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
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Hitachi High Tech Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 吸着ノズル毎の真空度に関する複数のデータ
を記憶装置に記憶させ、使用する吸着ノズルに応じた真
空度に関するデータから電子部品吸着の有無を判断する
ようにし、生産タクトを速くして、生産効率の向上を図
ること。 【解決手段】 装着ヘッド7に設けられた複数の吸着ノ
ズル21のうち使用する吸着ノズル21の電子部品を吸
着していない状態での真空度を検出する真空センサ43
と、前記吸着ノズル21毎の電子部品を吸着していない
状態での前記真空度に関する複数のデータを記憶するR
AMを設け、前記真空センサ43により検出された真空
度と切り替え使用される吸着ノズル21に応じた前記R
AMに記憶されたデータとに基づいて電子部品24吸着
の有無を判断するCPUを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、部品供給部から装
着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルのうち任意の吸
着ノズルを使用して真空吸引により電子部品を取出し、
プリント基板に装着する電子部品装着装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、1装着ヘッドに1個の吸着ノズ
ルしかない電子部品装着装置にあっては、前記吸着ノズ
ルの真空度を検出する真空センサにより電子部品の吸着
の有無を検出する場合に、吸着の有無の判定に参照され
る真空度に関する1つのリファレンス値を記憶装置に格
納している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、複数種の電子
部品を部品供給部から吸着して取出すために、真空通路
の径が異なる吸着ノズルの交換を行う必要があるが、1
つのリファレンス値しか格納されていないため、吸着ノ
ズルの交換後、電子部品の吸着取出前に、電子部品を吸
着せずに吸引してそのリファレンス値を更新して前記記
憶装置に格納させる必要があり、生産タクトが遅くな
り、生産効率向上の妨げとなっていた。まして、装着ヘ
ッドに複数の吸着ノズルを設けたものにあっては、尚更
である。 【0004】そこで本発明は、装着ヘッドに設けられた
複数の吸着ノズルのうち任意の吸着ノズルを使用して真
空吸引により電子部品を取出す電子部品装着装置におい
て、前記吸着ノズル毎の真空度に関する複数のデータを
記憶装置に記憶することにより、使用する吸着ノズルに
応じた吸着の有無の判定に参照される真空度に関するデ
ータから電子部品吸着の有無を判断するようにし、生産
タクトを速くして、生産効率の向上を図ることを目的と
する。 【0005】 【課題を解決するための手段】このため本発明は、部品
供給部から装着ヘッドに設けられた複数の吸着ノズルの
うち任意の吸着ノズルを使用して真空吸引により電子部
品を取出し、プリント基板に装着する電子部品装着装置
において、前記吸着ノズルの電子部品を吸着していない
状態での真空度を検出する真空センサと、前記吸着ノズ
ル毎の電子部品を吸着していない状態での前記真空度に
関する複数のデータを記憶する記憶装置を設け、前記真
空センサにより検出された真空度と切り替え使用される
吸着ノズルに応じた前記記憶装置に記憶されたデータと
に基づいて電子部品吸着の有無を判断する制御装置を設
けたことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】図に基づき、本発明の実施の形態
を以下説明する。図1は電子部品装着装置1の平面図
で、該装置1の基台2上には種々の電子部品を夫々部品
取出し部(後述の部品吸着位置10)に1個ずつ供給す
る部品供給ユニット3が複数並設されている。対向する
ユニット3群の間には、供給コンベア4、位置決め部5
及び排出コンベア6が設けられている。供給コンベア4
は上流より受けたプリント基板Pを前記位置決め部5に
搬送し、位置決め部5で図示しない位置決め機構により
位置決めされた基板P上に電子部品が装着された後、排
出コンベア6に搬送される。 【0007】図1では後述する装着ヘッド7等が省略し
て記載されているが、前記基板P及び部品供給ユニット
3の上方には図2(図1のB矢視側面図)に示すように
装着ヘッド7及びその駆動機構が設けられており、以下
装着ヘッド7等につき説明する。 【0008】8はX方向に長いビームであり、一対のガ
イド9に沿ってプリント基板Pや部品供給ユニット3の
部品吸着位置10上方をY軸リニアモータ25によりY
方向に移動する。吸着位置10はX軸に平行な直線上に
並ぶ。 【0009】ビーム8には図3(図1のA矢視側面図)
に示すようにその長手方向、即ちX方向にX軸リニアモ
ータ11によりガイド12に沿って個別に移動するX移
動ユニット13が2個設けられている(図面では1個の
み図示)。夫々のX移動ユニット13には装着ヘッド7
を上下動させるための上下軸モータ14が搭載され、該
モータ14の回転によりヘッドブロック15が上下動す
る。該ブロック15には装着ヘッド7が角度補正軸モー
タ16により鉛直軸周りにベアリング17を介して回転
可能に取り付けられている。角度補正軸モータ16が回
転させる軸18に固定されたホルダ19(図3では図示
せず)に、装着ヘッド7は図4(概略側面図)に示すよ
うにその水平軸20と共に回転可能に取り付けられてい
る。 【0010】したがって、2個の装着ヘッド7は個別に
X方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、か
つ上下動可能となっており、また一緒にY方向に移動可
能である。 【0011】次に、前記装着ヘッド7等について、図
5、図6及び図7に基づき詳述する。該装着ヘッド7
は、水平軸20と、各吸着ノズル21が取り付けられる
ノズル取付部26と、該取付部26が取り付けられたノ
ズルホルダ27とから構成される。各装着ヘッド7の外
周には夫々60度間隔で吸着ノズル21が放射状に6本
ずつ設けられている。図9に示す6本のノズル21は基
本的には吸引径(内径)の異なる種類のものであり、大
きさ等が異なる部品種に応じて切り替え選択されて使用
されるが、ノズル21の本数は各6本に限定されるもの
ではなく、これより少なく又は多く設けてもよい。即
ち、ホルダ19に設けられたノズル選択用モータ22の
駆動により装着ヘッド7は回転し、選択されたノズル2
1が下向きとなり電子部品24を吸着可能となる。 【0012】更に詳述すれば、各ノズル21の中間部に
は円板状の反射板25が固定され、また該ノズル21は
水平軸20の案内部内を摺動可能な中空状のノズル取付
部26に係止部材23により係止されるも着脱可能に設
けられている。そして、水平軸20とノズルホルダ27
との間には両者が離反するように付勢するバネ28が設
けられている。31、32はナットとレールで、両者で
リニアガイドを構成し、前記水平軸20が回転したとき
に各ノズルホルダ27に設けられたレール32が前記水
平軸20のナット取付部30に取付けられたナット31
に案内されるようにして、カム33のカム面33Aに沿
ってカムフォロア34が案内されながら、カム33の中
心に対してノズルホルダ27及びノズル21が近づいた
り遠ざかったりすることとなる。 【0013】即ち、後述のロック機構が作動してロック
している状態では、前記ノズル選択用モータ22が通電
されると、ベアリング29を介して回転する前記水平軸
20周囲に設けられたカム33のカム面33Aに沿って
バネ28によりノズルホルダ27の側面端部に設けられ
たカムフォロア34が圧接しながら、ノズルホルダ27
等の装着ヘッド7が回転することとなる。 【0014】この場合、図5に示すように、ノズル選択
用モータ22の駆動により切り替え選択された吸着ノズ
ル21が下向きとなって部品吸着位置10に来たときに
は、カム面33Aの面位置が最下位となり、選択された
吸着ノズル21はノズル取付部26の端部に開設された
連通用開口37が水平軸20の真空路36と連通可能と
なるよう下降することとなる。しかもカム33の切欠部
42にカムフォロア34が嵌る状態となり確実に位置が
固定される。 【0015】従って、開口37、真空路36、通路38
等を介して、該ノズル21の部品吸着用の真空回路は図
示しない真空源に接続され、その真空回路途中に吸着ノ
ズル21の真空度を検出する真空センサ43が設けられ
ている。この真空センサ43は前記吸着ノズル21に電
子部品24を吸着保持すると真空度が高まるので、電子
部品吸着の有無を検出することができる。 【0016】39はゴムから成るシール材で、40はロ
ック機構を構成するエアシリンダで、該シリンダが作動
するとロッド41がカム33の開口に突き刺さりノズル
選択用モータ22が駆動してベアリング29、35を介
して水平軸20が回転してもカム33は回転せず、ロッ
ド41が突き刺さってなければ前述の如くバネ28によ
りカムフォロア34がカム33のカム面33Aに圧接し
ているので水平軸20と共にカム33も回転することと
なる。このため、開口37、真空路36、通路38等を
介して、該ノズル21の部品吸着用の真空回路は開いて
いる電磁弁44を介して真空源に接続されたまま、部品
吸着ノズル21は部品吸着位置10から部品認識位置ま
での90度の範囲内は真空吸引の状態であるから、部品
が吸着ノズル21から落下することは無い。 【0017】尚、前述の如く、ロック機構をエアシリン
ダ40で構成したが、これに限らず、電磁ソレノイドや
その他の手段で構成してもよい。 【0018】また、図3に示すようにX移動ユニット1
3には部品位置認識カメラ45が取付フレーム46を介
して吊下げられており、その光軸は水平方向を向いてい
る。即ち、部品位置認識カメラ45はX軸移動ユニット
13毎に設けられ、この移動ユニット13が移動するこ
とにより装着ヘッド7と共に移動する。前記カメラ45
は電子部品24がノズル21に対してどれだけ位置ずれ
して吸着保持されているかXY方向及び回転角度につ
き、位置認識する。 【0019】尚、図8及び図9に示すように、各種センサ
を設ける実施例につき説明する。先ず、前記部品位置認
識カメラ45の取付フレーム46の両端にアーム47を
固定し、一対の部品有無検出センサ48(図9では正面
側のものについては図示を省略しているが、奥側のもの
は図示している。)を該アーム47に取り付ける。該部
品有無検出センサ48は一方の投光素子から投ずる光ビ
ームを他方の受光素子が受光するかしないかで電子部品
の有無(ノズル21に吸着されているか否か)を検出す
るものである。このような光センサを投受光センサと呼
ぶことにする。この光ビームは図9の電子部品24上の
黒丸の位置を通るもので、部品24に遮光されて受光素
子が受光しない場合に部品無しを検出する。 【0020】この検出動作は電子部品24を部品供給ユ
ニット3から吸着ノズル21が取出して、装着ヘッド7
の90度回転により当該ノズル21が部品位置認識カメ
ラ45に向かい合って停止したときに、部品位置認識カ
メラ45による撮像と並行して行われる。部品24が無
ければ、その後の装着動作は行われない。尚、カメラ4
5の撮像により、部品の有無を検出することも考えられ
るが、画像から部品の有無を判断することは、簡単では
ないため、かかるセンサ48を用いる。 【0021】更に、吸着ノズル21の長さを検出するセ
ンサを、図9の黒丸49の位置に設ける。このセンサ
も、前述の投受光センサであり、黒丸49がその光ビー
ムの通る位置となる。このセンサは、間違って長い吸着
ノズル21が装着ヘッド7に取り付けられた場合に検出
するものであり、長いノズルが取り付けられて光ビーム
が該ノズルに遮られた時に異常(誤取付)であることを
検出して、図示しない報知装置により使用者に報知等が
行われる。この検出動作は部品24を取出す動作を行う
前に行うものであり、電源投入時やノズルを交換した後
などに行われることになる。 【0022】このセンサは図示しないが、図8の部品有
無検出センサ48と同様にカメラ45を取り付ける取付
フレーム46からアームを伸ばして取り付けることにな
る。 【0023】また、吸着ノズル21の有無を検出するセ
ンサを、図9の黒丸50の位置に設ける。この位置にあ
るのは、下方を向き電子部品24を取り出すことができ
る位置にあるノズル21の有無を検出するためである。
このセンサも投受光センサであり、黒丸50が光ビーム
の通る位置である。このセンサも図示しないが、図7の
部品有無検出センサ48と同様にカメラ45を取り付け
る取付フレーム46からアームを伸ばして取り付けるこ
とになる。このセンサが検出動作を行うのは、通常の部
品取出し装着動作時ではなく、装着ヘッド7内のノズル
21を該ヘッド7に無いノズル21と交換動作を行った
後などである。即ち、交換用ノズル21は基台2上のノ
ズルストッカ51(図1参照)に収納されているが、交
換された新しいノズル21がヘッド7に装着されている
にも拘わらず、本装着装置1が無いと判断して、ノズル
ストッカ51に装着ヘッド7を下降させる等の動作を再
びすることを防止するために前記センサは使用される。 【0024】尚、図13の制御ブロック図に基づき、以
下説明する。本装着装置1の電子部品装着に係る動作を
統括制御する制御部としてのCPU61、記憶装置とし
てのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)62及びR
OM(リ−ド・オンリー・メモリ)63などから構成さ
れている。前記RAM62には、電子部品の装着順序毎
にプリント基板P内でのX方向、Y方向及び角度位置情
報や、FDR番号(各部品供給ユニット3の配置番号)
情報等から成る装着データやプリント基板Pに付された
位置決めマークの位置などが格納されている。 【0025】また、このRAM62には、交換用ノズル
も含め各吸着ノズル21のリファレンス値が格納されて
いる。このリファレンス値は、前記吸着ノズル21が電
子部品24を吸着していない状態で電磁弁44を開いて
真空源に連通させたときの真空センサ43に検出された
真空度であり、吸引径の大きさにより異なる。図14に
示すように、ヘッドに装着されている吸着ノズルについ
ては、装着されている位置毎に更に記憶され、例えば図
9における最右方に位置する吸着ノズル21のリファ
レンス値は−68.4kPa(キロパスカル)で、その
右下隣りの吸着ノズル21のリファレンス値は−7
8.0kPaであり、以下順次は−57.9kPa、
は−57.8kPa、は−57.8kPa、は−
62.7kPaである。 【0026】そして、電子部品を吸着した状態での真空
センサ43の真空度は、概ね−96kPaとなるため、
電子部品を吸着したか否かの判定では前記リファレンス
値より第1の設定値でありRAM62に記憶されている
例えば−6kPaまで真空度が上がったか否かで、CP
U61が判定すればよい。また、図9における〜に
位置する吸着ノズルの何れかにてノズル切り替えが発生
したときには、切り替わった位置のリファレンス値が切
り替え後の吸着ノズルのリファレンス値に切り替ってR
AM62に記憶され、以後、切り替わったリファレンス
値に基づいて電子部品が吸着されたか否かが判断され
る。このため、従来のように吸着ノズルが切り替わった
ときに、電子部品を吸着せずに吸引してリファレンス値
を求め、更新する動作は不要になり、生産タクトを速く
することができる。 【0027】そして、CPU61は前記RAM62に記
憶されたデータに基づき、前記ROM63に格納された
プログラムに従い、電子部品装着装置1の部品装着動作
に係る動作を統括制御する。即ち、CPU61は、駆動
回路60を介して前記X軸リニアモータ11、Y軸リニ
アモータ25、上下軸モータ14、更に角度補正軸モー
タ16の駆動を制御する。 【0028】64はインターフェース65を介して前記
CPU61に接続される部品認識処理部で、前記部品位
置認識カメラ45により撮像して取込まれた画像の認識
処理が該認識処理部64にて行われ、CPU61に処理
結果が送出される。即ち、CPU61は、部品位置認識
カメラ45に撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の
算出など)するように指示を部品認識処理部64に出力
すると共に、認識処理結果を認識処理部64から受取る
ものである。 【0029】即ち、前記部品認識処理部64の認識処理
により位置ずれ量が把握されると、その結果がCPU6
1に送られ、CPU61はビーム8がY軸リニアモータ
25の駆動によりY方向に、装着ヘッド7がX軸リニア
モータ11の駆動によりX方向に移動させることによ
り、また角度補正軸モータ16によりθ回転させ、X,
Y方向及び鉛直軸線回りへの回転角度位置の補正がなさ
れるものである。 【0030】以上の構成により、以下動作について説明
する。先ず、プリント基板Pが図示しないコンベアによ
り上流装置より供給コンベア4を介して位置決め部5に
搬送され、位置決め機構により位置決め固定される。次
に、プリント基板Pの装着すべきXY座標位置、鉛直軸
線回りへの回転角度位置及び部品種が指定された装着デ
ータに従い、吸着ノズル21が装着すべき電子部品24
を所定の部品供給ユニット3から吸着して取出す。 【0031】即ち、各装着ヘッド7が装着すべき電子部
品24を収納する各部品供給ユニット3上方に夫々位置
するよう移動するが、Y方向はY軸リニアモータ25に
よりビーム8が移動し、X方向はX軸リニアモータ11
の駆動によりガイド12に沿って2個のX移動ユニット
13が夫々移動する。 【0032】そして、既に所定の各供給ユニット3は駆
動されて部品吸着位置10にて部品が取出し可能状態に
あるため、各上下軸モータ14が駆動して各ヘッドブロ
ック15が下降しそのノズル21も下降して吸着し取出
す。この場合、取出すべき電子部品24に合ったノズル
21がその先端が下方に向くように、各装着ヘッド7は
各ノズル選択用モータ22が通電されて、エアシリンダ
40のロッド41がカム33の開口に突き刺さって不動
状態にあるカム33のカム面33Aに沿ってバネ28に
よりカムフォロア34が圧接しながら各装着ヘッド7は
回転し、上下軸モータ14の駆動による部品取出しのた
めに下降する前に、使用すべき各ノズル21は既に選択
されて下方に向いたまま、カムフォロア34が切欠部4
2に嵌合して位置が定まった状態にある。このため、図
5に示すように、中空状のノズル取付部26の上端側部
に開設された開口37が真空路36と連通可能となり、
通路38を介して各装着ヘッド7の当該ノズル21は真
空源に連通し、部品を真空吸着し各部品供給ユニット3
から夫々取出すこととなる。 【0033】このとき、使用する吸着ノズル21が電子
部品を吸着した状態での真空センサ43の真空度は、概
ね−96kPaとなるため、電子部品を吸着したか否か
の判定では該当する吸着ノズル21のリファレンス値よ
り−6kPaまで真空度が上がったか否かで、CPU6
1が判定し、吸着したものと判定され、更に真空度が第
2の設定値でありRAM62に記憶されている−80k
Paまで上がると次の動作に移る。 【0034】即ち、各上下軸モータ14が駆動してヘッ
ドブロック15及び吸着ノズル21が上昇し、Y方向は
一対のガイド9に沿ってビーム8が移動し、X方向はX
軸リニアモータ11の駆動によりガイド12に沿って各
X移動ユニット13が移動することにより、各装着ヘッ
ド7はプリント基板Pの上方位置まで移動する。この移
動途中で、図10に示すように、各ノズル選択用モータ
22により各装着ヘッド7は90度回転し、図示しない
光源からの光を反射板25により反射させ、その透過像
を部品位置認識カメラ45が撮像し、電子部品24が該
ノズル21に対してどれだけ位置ずれして吸着保持され
ているかXY方向及び回転角度につき、位置認識する。 【0035】尚、位置認識の際に各ノズル選択用モータ
22により各装着ヘッド7が90度回転する前に、ロッ
ク機構のエアシリンダ40のロッド41がカム33の開
口から抜けた状態にしているため、該モータ22が駆動
するとバネ28によりカムフォロア34がカム33に圧
接しているので水平軸20と共にカム33も回転するこ
ととなる。このため、真空源(図示せず)に接続するか
しないかの切替えバルブ(図示せず)は各ヘッド7に1
個設けられており、部品吸着をしたノズル21は開口3
7、真空路36、通路38、切替えバルブ等を介して、
真空源に連通して電子部品の吸着状態を維持したまま、
90度回転することとなる(図11参照)。 【0036】また、前記装着ヘッド7の90度回転によ
りノズル21が部品位置認識カメラ45に向かい合って
停止したときに、部品有無検出センサ48の電子部品の
有無検出(ノズル21に吸着されているか否か)がカメ
ラ45による撮像と並行して行われ、部品24が無けれ
ばその後の装着動作は行われない。このように、真空セ
ンサ43及び部品有無検出センサ48で二重に部品吸着
の有無検出を行っているが、真空センサ43による有無
検出だけでもよい。 【0037】そして、基板Pに部品を装着する前の前述
の装着ヘッド7の移動中に、前述の認識動作とは逆に各
ノズル選択用モータ22を駆動して90度分各装着ヘッ
ド7を戻し、前述の認識結果に基づき、その位置ずれ分
だけノズル21は画像処理手段(図示せず)よりビーム
8がY方向に、X軸リニアモータ11の駆動によりX方
向に移動することにより、また各角度補正軸モータ16
によりθ回転し、X,Y方向及び鉛直軸線回りへの回転
角度位置の補正がなされる。 【0038】そして、この補正後に、一方の上下軸モー
タ14が駆動してヘッドブロック15が下降しノズル2
1も下降してプリント基板P上の所定位置に一方の部品
24が装着され、次いで前記モータ14によりヘッドブ
ロック15が上昇しつつビーム8がY方向に補正量も含
めて移動し、同様に他方の上下軸モータ14が駆動し他
方の装着ヘッド7のノズル21が下降して他方の部品を
装着する。 【0039】このようにして、以下装着データに従い、
次々に電子部品が取出されプリント基板P上に装着され
る。 【0040】なお、装着ヘッド7に無いノズル21を使
用する場合には、装着ヘッド7をXY方向に移動して、
基台2上のノズルストッカ51のノズルの無い場所まで
移動し装着ヘッド7を下降させて、係止部材23を解除
してノズル取付部26より使用しないノズル21を外し
てストッカ51に置いた後、装着ヘッド7を上昇させる
とともに使用すべきノズル21上方に移動させ、次いで
下降して新しいノズル21を装着ヘッド7のノズル取付
部26に取付けて係止部材23で固定した後、上昇す
る。 【0041】このノズル交換後の部品24を取出し動作
を行う前には、図9の黒丸49の位置に設けられたセン
サにより、吸着ノズル21の長さが検出され、間違って
長い吸着ノズル21が装着ヘッド7に取り付けられた場
合に光ビームが該ノズルに遮られた時に異常(誤取付)
であることを検出して、図示しない報知装置により使用
者に報知等が行われる。 【0042】そして、交換後に交換されたノズル21が
下方を向いて電子部品24を取出すことができる位置に
移動すると、ノズル21の有無をセンサ(黒丸50の位
置)が検出する。有りと検出されるので、交換された新
しいノズル21がヘッド7に装着されているにも拘わら
ず、本装着装置1が無いと判断した場合のノズルストッ
カ51に装着ヘッド7を下降させる等の動作を再びする
ことが防止される。 【0043】また同じく、このノズル交換後の電子部品
24を取出し動作を行う前に下方を向いて電子部品24
を取出すことができる位置に移動した状態で、電磁弁4
4に通電して、当該交換後の吸着ノズル21を真空源に
連通させ、真空センサ43により電子部品を吸着しない
状態で真空度を検出し、当該吸着ノズル21のリファレ
ンス値をRAM62に更新格納する。 【0044】 【発明の効果】以上本発明によれば、装着ヘッドに設け
られた複数の吸着ノズルのうち任意の吸着ノズルを使用
して真空吸引により電子部品を取出す電子部品装着装置
において、前記吸着ノズル毎の電子部品を吸着していな
い状態での真空度に関する複数のデータを記憶装置に記
憶することにより、使用する吸着ノズルに応じた吸着の
有無の判定に参照される前記真空度に関するデータから
電子部品吸着の有無を判断するようにし、生産タクトを
速くして、生産効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】電子部品装着装置の平面図である。 【図2】図1のB矢視側面図である。 【図3】図1のA矢視側面図で、電子部品の吸着状態を
示す図である。 【図4】装着ヘッド等の概略側面図である。 【図5】ホルダ及び装着ヘッド等の断面図である。 【図6】ノズルの取付け状態を示す断面図である。 【図7】図5カムとカムフォロアを示す図である。 【図8】移動カメラ及び部品有無検出センサを示す図で
ある。 【図9】移動カメラ及び各センサの取付位置を示す図で
ある。 【図10】図1のA矢視側面図で、電子部品の移動認識
状態を示す図である。 【図11】吸着ノズルの各位置における高さノズルの真
空の状態を示す図である。 【図12】吸着ノズルの部品取出し時のY補正動作を示
す図である。 【図13】制御ブロック図である。 【図14】各吸着ノズルのリファレンス値を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 電子部品装着装置 3 部品供給ユニット 7 装着ヘッド 8 ビーム 11 X軸リニアモータ 13 X移動ユニット 14 上下軸モータ 15 ヘッドブロック 16 角度補正軸モータ 21 吸着ノズル 36 真空路 43 真空センサ 44 電磁弁 61 CPU 62 RAM

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 部品供給部から装着ヘッドに設けられた
    複数の吸着ノズルのうち任意の吸着ノズルを使用して真
    空吸引により電子部品を取出し、プリント基板に装着す
    る電子部品装着装置において、前記吸着ノズルの電子部
    品を吸着していない状態での真空度を検出する真空セン
    サと、前記吸着ノズル毎の電子部品を吸着していない状
    態での前記真空度に関する複数のデータを記憶する記憶
    装置を設け、前記真空センサにより検出された真空度と
    切り替え使用される吸着ノズルに応じた前記記憶装置に
    記憶されたデータとに基づいて電子部品吸着の有無を判
    断する制御装置を設けたことを特徴とする電子部品装着
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007294776A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd フラックス転写装置
JP2008258359A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Yamaha Motor Co Ltd 表面実装機
CN110099558A (zh) * 2019-05-07 2019-08-06 深圳市路远智能装备有限公司 一种贴片机拾取和贴装动作板级实现方法

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