JP2008257912A - 電子線装置 - Google Patents

電子線装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008257912A
JP2008257912A JP2007096401A JP2007096401A JP2008257912A JP 2008257912 A JP2008257912 A JP 2008257912A JP 2007096401 A JP2007096401 A JP 2007096401A JP 2007096401 A JP2007096401 A JP 2007096401A JP 2008257912 A JP2008257912 A JP 2008257912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
element electrode
dimensional structure
electric field
electron beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007096401A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008257912A5 (ja
Inventor
Jun Iba
潤 伊庭
Hisafumi Azuma
尚史 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007096401A priority Critical patent/JP2008257912A/ja
Priority to US12/051,890 priority patent/US7710010B2/en
Priority to CN200810090063A priority patent/CN100583348C/zh
Publication of JP2008257912A publication Critical patent/JP2008257912A/ja
Publication of JP2008257912A5 publication Critical patent/JP2008257912A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/30Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode
    • H01J1/316Cold cathodes, e.g. field-emissive cathode having an electric field parallel to the surface, e.g. thin film cathodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/04Cathodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/123Flat display tubes
    • H01J31/125Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection
    • H01J31/127Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection using large area or array sources, i.e. essentially a source for each pixel group
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2201/00Electrodes common to discharge tubes
    • H01J2201/30Cold cathodes
    • H01J2201/316Cold cathodes having an electric field parallel to the surface thereof, e.g. thin film cathodes
    • H01J2201/3165Surface conduction emission type cathodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels
    • H01J2329/02Electrodes other than control electrodes
    • H01J2329/04Cathode electrodes
    • H01J2329/0486Cold cathodes having an electric field parallel to the surface thereof, e.g. thin film cathodes
    • H01J2329/0489Surface conduction emission type cathodes

Landscapes

  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

【課題】より低い電流値且つ短時間で放電を抑制することのできる電子線装置を提供する
【解決手段】素子電極1の配線側との接続側に片持ちばりの突出部を備えた第1の立体構造物2を形成し、該立体構造物2の表面電位を設定することにより、上記突出部とリアプレートで挟まれた第1の空間7の電界強度をパネル内の平均電界強度よりも弱くし、放電により素子電極1上で発生した陰極点が走査線側に移動した際に、第1の空間7内において該陰極点を消滅させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、平面型の画像表示装置に適用される電子放出素子を用いた電子線装置に関し、特にリアプレートの電極構成に特徴を有する電子線装置に関する。
従来、電子放出素子の利用形態としては、画像形成装置が挙げられる。例えば、冷陰極電子放出素子を多数形成した電子源基板(リアプレート)と、電子放出素子から放出された電子を加速するアノード電極及び発光部材を具備した対向基板(フェースプレート)とを平行に対向させ、真空に排気した平面型の電子線表示パネルである。平面型の電子線表示パネルは、現在広く用いられている陰極線管(CRT)表示装置に比べ、軽量化、大画面化を図ることができる。また、液晶を利用した平面型表示パネルやプラズマ・ディスプレイ、エレクトロルミネッセント・ディスプレイ等の他の平面型表示パネルに比べて、より高輝度、高品質な画像を提供することができる。
このように、冷陰極電子放出素子から放出された電子を加速するために、アノード電極と素子との間に電圧を印加するタイプの画像形成装置においては、発光輝度を最大限得るために高電圧を印加するのが有利である。素子の種類によって放出される電子線は対向電極に到達するまでに発散するので、高解像度のディスプレーを実現しようとすると、リアプレートとフェースプレートとの基板間距離が短いのが好ましい。
しかしながら、基板間距離が短くなると必然的に該基板間が高電界となるため、放電により電子放出素子が破壊される現象が生じ易くなる。
特許文献1には、素子電極の配線との接続側に付加電極を設け、該付加電極に放電電流を流すことによって素子電極の溶融、断線を防止し、沿面放電を防止した電子線装置が開示されている。
特開2006−209991号公報
しかしながら、放電による影響をより抑制するためには、放電電流が最大値を迎える前に放電自体を消滅させる方法が望まれていた。
本発明は、上記課題を鑑みて、より低い電流値且つ短時間で放電を抑制することのできる電子線装置を提供することを目的としている。
本発明の第一は、素子電極を備えた複数の電子放出素子と、該素子電極に接続された複数の配線とを備えたリアプレートと、
アノード電極を備え、上記リアプレートに対向配置して上記電子放出素子から放出された電子が照射されるフェースプレートとを備えた電子線装置であって、
上記素子電極の配線との接続側において、
該素子電極上に、該素子電極を部分的に覆う片持ちばり状の突出部を備えた立体構造物を有し、
上記リアプレートと上記突出部とに挟まれた空間が、該素子電極の配線との接続側を覆い、且つ、該空間の電界強度が下記で示される平均電界強度より弱くなるように上記立体構造物の表面電位が規定されており、
平均電界強度=Va/d
〔Va:アノード電極の印加電圧、d=リアプレートとフェースプレートの間隔〕
上記素子電極が、電流が流れた際に局所的に温度が上昇する高温部を有し、該高温部が上記空間内か、或いは、該空間から20μm以下の距離に位置することを特徴とする電子線装置である。
本発明の第二は、素子電極を備えた複数の電子放出素子と、該素子電極に接続された複数の配線とを備えたリアプレートと、
アノード電極を備え、上記リアプレートに対向配置して上記電子放出素子から放出された電子が照射されるフェースプレートとを備えた電子線装置であって、
上記素子電極の配線との接続側において、
上記リアプレート面内で該素子電極の配線との接続側を挟む立体構造物を有し、
該立体構造物によって挟まれた空間が、該素子電極の配線との接続側を覆い、且つ、該空間の電界強度が下記で示される平均電界強度より弱くなるように上記立体構造物の表面電位が規定されており、
平均電界強度=Va/d
〔Va:アノード電極の印加電圧、d=リアプレートとフェースプレートの間隔〕
上記素子電極が、電流が流れた際に局所的に温度が上昇する高温部を有し、該高温部が上記空間内か、或いは、該空間から20μm以下の距離に位置することを特徴とする電子線装置である。
本発明においては、素子電極の配線との接続側に、平均電界強度よりも弱い電界強度の空間が接していることから、放電により該素子電極上で発生した陰極点が配線方向に移動する際に該空間内において徐々に弱められ、短時間で消滅する。よって、本発明の電子線装置においては、従来よりもより効率良く且つ小さいダメージで放電を抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明する。尚、以下の説明においては、便宜上、第1の発明における立体構造物を第1の立体構造物と呼び、該立体構造物とリアプレートとに挟まれた空間を第1の空間と呼ぶ。同様に、第2の発明における立体構造物を第2の立体構造物と呼び、該立体構造物で挟まれた空間を第2の空間と呼ぶ。
本発明に用いられる電子放出素子としては、電界放出型素子、MIM型素子、表面伝導型電子放出素子のいずれでも用いることができる。特に放電が発生し易いという点から、数kV以上の電圧が印加される、一般に高電圧型と呼ばれる電子線装置が好ましく適用される。
本発明の好ましい実施の形態について、電子源として表面導電型放出素子を例にとり、以下に具体的に説明する。尚、表面伝導型電子放出素子の代表的な構成、製造方法及び特性については、例えば特開平2−56822号公報に開示されている。
本発明の電子線装置の基本的構成を図6に示す。リアプレート61と、該リアプレート61に対向配置するフェースプレート62と、これらプレート61,62の周縁部に固定されて、これらプレート61,62と共に外囲器を構成する枠部64とを備えている。また、通常は、リアプレート61及びフェースプレート62との間に配置され、これらのプレート61,62間の距離を保持すると同時に耐大気圧構造体として働くスペーサ63(板状、柱状、リブなどの構成部材)を備えている。リアプレート61には、電子源及びそれを駆動するための電極や配線が設けられている。
図1は、本発明の第1の電子線装置の好ましい実施形態のリアプレート61における第1の立体構造物と素子電極に形成された高温部の構成を模式的に示す斜視図である。図中、1は素子電極、2は第1の立体構造物、2aは第1の立体構造部の一部である片持ちばり状の突出部、3は高温部、7は第1の空間である。
次に図2(a)に、図1の平面模式図を、図2(b)に(a)中のA−B断面模式図を示す。
第1の立体構造物2は、素子電極1上に形成され、その一部である片持ちばり状の突出部2aが素子電極1の配線との接続側を覆う構造となっている。尚、本発明において立体構造物2の有する「片持ちばり状の突出部」とは、いわゆる片持ちばり状に一端が固定支持され、他端が自由端である部位であり、それ自体は撓んだり、反ったり、ねじれたりといった変形を容易に起こさない部位である。素子電極1内の高温部3は、後述する通電処理などの電流が流れた時に局所的に温度が上昇する位置を示す。この位置は、放電電流が流れた場合に局所的に温度が上昇する位置と等価である。図1及び図2の例では、素子電極1の幅を不連続に変化させることで高温部3が形成されている。
第1の空間7は、第1の立体構造物2の突出部2aとリアプレート61とで挟まれた空間であり、素子電極1を部分的に覆っており、後述するように該空間7の電界強度がパネル(外囲器)内の平均電界強度よりも弱くなるように表面電位が設定されている。本発明では、係る第1の空間7によって放電を抑制する。
一般に、パネル内での放電には、主に素子放電、異物放電、突起放電が考えられる。素子放電とは、電子放出素子が過電圧等で破壊され、それがトリガーとなって発生する放電である。異物放電とは、パネル内に異物が混入し、それが移動中に発生する放電である。突起放電とは、パネル内の不要な突起から電子放出が過剰に行われて生じる放電である。異物放電、突起放電、素子放電共に放電発生後は素子電極に放電が移動するため、実質的に同様の過程を辿る。本発明はいずれの放電に対しても抑制効果が得られるものである。
図3に、図1の構成で素子電極に放電が発生した場合の放電進行過程を示す。ここでは、第1の立体構造物2は配線に電気的に接続しているものとする。
先ず、素子電極1に放電8が発生する〔図3(a)〕。これがトリガーとなって、フェースプレート62に設けられたアノード電極(不図示)から放電電流が流れ込み、放電が進行する。その際、素子電極1の高温部3は電流集中によって温度が上昇し、素子電極1を構成する部材が溶融、蒸発することで陰極点9が生じる〔図3(b)〕。そして、高温部3を起点として陰極点9が移動し始める〔図3(c)〕。陰極点9が移動した跡には素子電極1の構成部材が消失したダメージ10が残る。陰極点9は電位が低い方に移動するため、接地電位に近い側、つまり配線側に向かう。本発明に係る第1の空間7は、素子電極1の配線との接続側を覆っているため、陰極点9は第1の空間7内へ移動する。第1の空間7は電界強度が弱められているため、第1の空間7内に侵入した陰極点9のエネルギーも徐々に弱まり、最終的には第1の空間7内で陰極点9は進行を停止、消滅する〔図3(d)〕。
図4に、図3の放電進行過程を経た場合の放電電流のグラフを示す。図4において、19は本発明における放電電流を、20は第1の空間7を配置しない場合に陰極点9が消滅せずに流れる放電電流を示している。第1の空間7を配置しない場合の放電電流20はフェースプレート62の特性によって決まる。本発明によると、第1の空間7によって陰極点9を消滅させて放電電流を抑制することができる。
本発明において、素子電極1の高温部3は、第1の空間7内に位置するか、或いは、第1の空間7までの距離(図2におけるL1)が20μm以下である。
通常、放電電流の立ち上がり時間(図4の時間T1)は50乃至100ns程度である。一方、陰極点9の移動速度は50乃至200m/sec程度である。
50×50×10-9=2.5×10-6
100×200×10-9=20×10-6
よって、放電立ち上がり時間T1までに、陰極点9を第1の空間7に移動させて放電を抑制させるためには、第1の空間7と高温部3の距離L1が20μm以下、好ましくは2.5μm以下である。例えば、10〜50nm厚のPt電極を用いた場合は、放電電流の立ち上がり時間は100ns、陰極点の移動速度は100m/sec程度であるので、20μm≦L1が好ましい。言うまでもなく、より好ましくは高温部3が第1の空間7の内部に位置する構成である。
図5に、図1の素子電極と配線との関係を模式的に示す。図中、11は走査信号素子電極であり、図1の素子電極1である。12は情報信号素子電極、2は第1の立体構造物、3は高温部、14は情報信号配線(第1配線)、15は絶縁層、16は走査信号配線(第2配線)、17は素子膜、18は素子膜17に形成された電子放出部である。走査信号素子電極11と情報信号素子電極12とで、一対の素子電極を形成している。走査信号素子電極11と走査信号配線16は直接接続していても良いし、第1の立体構造物2が金属等の導電性材料である場合は走査信号素子電極11と走査信号配線16が第1の立体構造物2を介して接続されていても良い。また、本例では、走査信号素子電極11に第1の立体構造物2が接続された例を示したが、本発明ではこれに限定されない。例えば、信号素子電極12にも放電電流が流れる場合には、第1の立体構造物2を信号素子電極12側に設ける構成、或いは走査信号素子電極11と信号素子電極12の両側に設ける構成でも良い。更に、情報信号配線14と走査信号配線16の積層関係が上下逆であっても同様の作用、効果が得られる。
第1の立体構造物2は、情報信号配線14や走査信号配線16或いは絶縁層15の一部として、それらと同一プロセスで作製すれば、新たなマスクが不要となり、よりローコスト化が可能となる。
図7は、本発明の第2の電子線装置の好ましい実施形態のリアプレート61における第2の立体構造物と素子電極に形成された高温部の構成を模式的に示す斜視図である。図中、1は素子電極、22は第2の立体構造物、3は高温部である。
次に図8(a)に図7の平面模式図を、図8(b)に(a)中のA−B断面模式図を示す。
本発明において第2の立体構造物22は、素子電極1を幅方向で挟む構造を有し、該素子電極1で挟まれた第2の空間27が素子電極1の配線との接続側を覆っている。図7の例では、第2の立体構造物22は平面形状においてU字型を呈しているが、本発明において第2の立体構造物22は、素子電極1を幅方向で挟む構造であればこれに限定されない。
本発明の第1の電子線装置と第2の電子線装置は、放電電流を抑制するための空間1,2を形成するための立体構造物の構造が異なる以外は同じ構成及び作用を有している。即ち、第2の電子線装置においても、素子電極1には高温部3が形成されており、該高温部3は第2の空間27内に位置するか、或いは、第2の空間27までの距離L2が20μm以下、好ましくは2.5μm以下である。
本発明において、立体構造物2,22の材料としては、アルミニウム、チタン、クロム、ニッケル、銅、モリブデン、ルテニウム、銀、タングステン、プラチナ、金等の金属材料や、BiやBa、Pb等のフリットガラス等の絶縁材料が用いられる。形成方法としては、溶媒に金属成分及びガラス成分を混合した厚膜ペーストを印刷、焼成する厚膜印刷法や、金属ペーストを用いたオフセット印刷法等がある。立体構造物2,22に絶縁材料を用いる場合は、帯電防止膜や金属薄膜を被覆して電位規定する方が好ましい。規定電位は、接地電位が好ましく、特に配線電位以下(好ましくは負電位)であれば、より放電抑制効果が高い。空間7,27を形成するという観点では、数μmの厚みを有する材料が好ましい。また、より確実に陰極点9を空間7,27へ移動させるためには、陰極点9が進入する側の空間7,27の境界において、立体構造物の幅W1,W3(図2,図8参照)を素子電極1の幅W2より広くして空間7,27が素子電極1を完全に内包する構成が好ましい。
素子電極1の材料としては、アルミニウム、チタン、クロム、ニッケル、銅、モリブデン、ルテニウム、銀、タングステン、プラチナ、金等が用いられる。電子放出素子特性、素子膜7との段差が小さいという観点から厚さ0.01〜0.3μm程度の薄膜が好ましい。
高温部3は、局所的に温度上昇する部分であり、素子電極1の幅を変更するだけでなく、厚みを変化させたり、角部の曲率半径が小さい領域を設ける等によって電流集中させる構成でも良い。また、局所的に高抵抗材料を用いる等によって消費電力の高い領域を設ける構成でも良い。また、高温部3は複数個所存在する場合でも良いが、好ましくは1箇所とした方が陰極点9の制御が容易である。
本発明において、第1の空間7及び第2の空間27の電界強度(空間内部の電界強度分布)は、パネル内の平均電界強度よりも弱く設定される。空間7,27の電界強度は、リアプレート61の各部材の形状及び物性値、フェースプレート62のアノード電極に印加される電圧、リアプレート61とフェースプレート62の間隔等のパラメータを用いた静電場計算を行うことで容易に導出可能である。また、電界強度の大きさは、フェースプレート62への立体角でも表すことができる。
図9を用いて、図1の第1の立体構造物2における各位置53、54、55の立体角を説明する。ここで、それぞれの位置のフェースプレート62への立体角を、全周にわたって、拡がり角φn(n=1〜3)であると仮定する。この時、各位置の立体角Ωnは、
Ωn=2π(1−cosφn)
となる。図よりφ1>φ2>φ3であり、上式より第1の立体構造物2の奥であるほど立体角Ωnが小さくなり、結果として電界強度が弱められることになる。
また、パネルの平均電界強度は、Va/d(フェースプレート62のアノード電極の印加電圧Va、リアプレート61とフェースプレート62の間隔d)で示される。本発明に係る第1の空間7及び第2の空間27は、該平均電界強度よりも弱く、好ましくは1%以下とすることが効果的であることが、実験的に確認されている。
第1の空間7及び第2の空間27の形状としては、電界強度を弱めながら、その領域をより広くとる構成が好ましい。つまり、第1の空間7については図2のW1、D1を大きく、H1を小さく、第2の空間27については図8のH2、D2を大きく、W3を小さくする。例えば、平均電界強度に対する電界強度比を1/100以下とするには、
第1の空間7:D1/H1>1
第2の空間27:H2/W3>1.5
という条件になる(立体構造物2、22が電位規定されていた場合)。
また、陰極点9を消滅させる領域(D1、D2に関連する)は、陰極点9の移動速度から考えると、数μm〜数10μm必要である。
さまざまな形状の立体構造物2、22を形成しても、高温部3を所定の位置に配置して、前述の要件を考慮すれば、本発明の効果が得られる。
図10に本発明に係る第1及び第2の立体構造物2,22の別の形態を模式図を示す。図中、(a)及び(b)は第1の立体構造物2の例、(c)及び(d)は第2の立体構造物22の例である。
図10(a)は第1の立体構造物2の突出部2aの先端に曲率を有する例である。(b)は第1の立体構造物2の突出部2aが逆テーパー形状を有する例である。(c)は第2の立体構造物22が、素子電極1を跨ぐ空洞を有し、該空洞の中に素子電極1が位置する例である。(d)はリアプレート面内で素子電極1を挟む位置に2つの部材22a,22bで第2の立体構造物22が形成された例である。
本発明において、第1及び第2の立体構造物2,22、或いは、第1及び第2の空間7,27は、表面が曲面であっても、凹凸を有していても、前記思想に基づいた作用、効果が得られる。
以下に具体的な実施例を挙げて本発明を詳しく説明するが、本発明がこれら実施例の形態に限定されるものではない。
(実施例1)
図1の第1の立体構造物2及び素子電極1が形成され、図5に示すように配線と接続されたリアプレート61を図11の工程に従って作製した。本例では、基板としてアルカリ成分の少ないPD−200(旭硝子社製)の2.8mm厚ガラスを用い、さらにこのガラス基板上にナトリウムブロック層として膜厚200nmのSiO2膜を塗布形成した。
[素子電極形成]
上記ガラス基板上にスパッタ法によって、膜厚20nmのPt膜を成膜した後、全面にフォトレジストを塗布した。次いで、露光、現像、エッチングの一連のフォトリソグラフィー技術によってパターニングして、走査信号素子電極11と情報信号素子電極12とを形成した〔図11(a)〕。走査信号素子電極11には高温部3を設けた。情報信号素子電極12は蛇行させて高抵抗にした。これら素子電極11,12の電気抵抗率は0.25×10-6[Ωm]であった。また、走査信号素子電極11は、素子膜17と接続する側の電極幅を20μm、第1の立体構造物2と接続する側(配線との接続側)の電極幅を8μmとした。
[情報信号配線及び第1の立体構造物形成]
銀Agフォトペーストインキを用い、スクリーン印刷した後、乾燥させてから所定のパターンに露光し、情報信号配線14及び第1の立体構造物2の第1層13を形成した〔図11(b)〕。次いで、銀Agフォトペーストインキを用い、スクリーン印刷した後、乾燥させてから所定のパターンに露光し、第1の立体構造物2の第2層19を形成した〔図11(c)〕。尚、第1の立体構造物2の終端部は後述する走査信号配線16と接続している。その後、現像を行い、約480℃で焼成して、第1の立体構造物2を形成した。第1の立体構造物2の第1層13の厚さは約8μm、幅は80μm、長さは120μmとし、第2層19の厚さは約8μm、幅は80μm、長さは150μmとすることにより、第2層の長さ方向の一端を素子電極上11上に突出させて突出部とした。情報信号配線14の厚さは約8μm、幅は20μmとした。尚、これらの値は形成後の実測値である。形成された情報信号配線14の電気抵抗率を測定したところ、0.03×10-6[Ωm]であった。
[絶縁層形成]
後工程で形成する走査信号配線16の下に、PbOを主成分とする感光性ペーストをスクリーン印刷した後、露光、現像し、最後に約460℃で焼成して厚さ30μm、幅200μmの絶縁層15を形成した〔図11(d)〕。該絶縁層15には、第1の立体構造物2の終端部に相当する領域に開口部を設けた。
[走査信号配線形成]
Agペーストインキをスクリーン印刷した後、乾燥し、その後450℃前後で焼成し、厚さ10μm、幅150μmの、情報信号配線14と交差する走査信号配線16を、上記絶縁層15上に形成した[図11(e)]。尚、当該工程で外部駆動回路への引き出し配線、引き出し端子も同様に形成した。
本例の配線群の抵抗を測定したところ、素子膜17が形成される走査信号素子電極11から走査信号配線16を通り、外部駆動回路までの抵抗は約150Ω、情報信号素子電極12から情報信号配線14を通り、外部駆動回路までの抵抗は約1500Ωであった。
[素子膜及び電子放出部形成]
上記基板を十分にクリーニングした後、撥水剤を含む溶液で表面を処理し、疎水性にした。水とイソプロピルアルコール(IPA)の85:15(v/v)混合水溶液に、パラジウム−プロリン錯体を該水溶液中の含有量が0.15質量%となるように溶解し、有機パラジウム含有溶液を調整した。ピエゾ素子を用いたインクジェット塗布装置により上記有機パラジウム含有溶液をドット径が50μmとなるように調整して上記素子電極11,12間に付与した。その後、空気中で350℃で10分間の加熱焼成処理を施し、厚みが最大で10nmの酸化パラジウム(PdO)膜を得た。
若干の水素ガスを含む真空雰囲気下で上記酸化パラジウム膜に通電加熱することにより、酸化パラジウムを還元してパラジウムからなる素子膜17を形成すると同時に、該素子膜17の一部に電子放出部18を形成した〔図11(f)〕。
次いで、トリニトリルを真空雰囲気に導入し、1.3×10-4Paの真空雰囲気で上記素子膜17に通電処理を施し、電子放出部18近傍に炭素或いは炭素化合物を堆積させた。
[表示パネル形成]
ガラス基板上に発光部材としての蛍光膜とアノード電極としてのメタルバックを積層してなるフェースプレート62を用意した。該フェースプレート62と、上記の工程で作製したリアプレート61とを図6に示すように周縁部に枠部63を配置し、プレート間の距離をスペーサ64により2mmに維持して封止した。これにより、画素数3072×768、画素ピッチ200×600μmのマトリクス表示パネルを得た。尚、フェースプレート62は、各画素のメタルバック間に数10kΩの抵抗部材を介して接続する構成とし、放電電流への電流制限効果を与えた。
尚、Agペーストの特性上、表面に微小な凹凸やパターン端部に丸みが生じるが、それらは本発明の評価にほとんど影響しない程度であったので、第1の空間7は図1に示すような直方体とみなした。光学顕微鏡及びSEM観察によって、第1の空間7の形状を測定したところ、W1=80μm、H1=8μm、D1=20μmとなった。高温部3と第1の空間7の距離L1は10μmであった。
(実施例2)
図7の第2の立体構造物22及び素子電極1が形成され、図12に示すように配線と接続されたリアプレート61を作製した。
製造工程は、実施例1とほぼ同様であるが、第2の立体構造物22を形成する際に、Agペーストを3層積層させ、各層のパターンは同一形状とした点が異なる。
作製された第2の立体構造物22の厚さは約30μm、幅は80μm、長さは150μmとした。情報信号配線14の厚さは約10μm、幅は20μmとした。
光学顕微鏡及びSEM観察によって、第2の空間26の形状を測定したところ、W3=20μm、H2=30μm、D2=30μmとなった。
高温部3と第2の空間26の距離L2は10μmであった。
(実施例3)
図13に示すリアプレートを作製した。本例では走査信号素子電極11の高温部3をより配線側に設け、第1の空間7内に位置するように素子電極11を形成した。走査信号素子電極11の端部から高温部3までの距離L3は5μmとした。
(比較例1)
比較例1として、第1の立体構造物2を設けない以外は実施例1と同様の、図14に示す構成のリアプレート61を作製した。製造工程は第1の立体構造物2の形成工程を除いて実施例1と同等である。よって、走査信号素子電極11と走査信号配線16とは直接電気的に接続されている。
実施例1及び実施例2において、電界計算で導出された電界強度分布の模式図を図15に示す。図中、41は等電位線である。図15(a)は、図1のA−B断面に相当し、実施例1の第1の空間7内の電界強度を示す。E1は電界強度が第1の立体構造物2外部の平均電界強度の1/100となる位置であり、第1の立体構造物2の端部からE1までの距離Laは8μmであった。
図15(b)は、図8のA−B断面に相当し、実施例2の空間27内の電界強度を示す。E2は電界強度が第2の立体構造物22外部の平均電界強度の1/100となる位置であり、第2の立体構造物2の端部からE2までの距離Lbは25μmであった。
[評価]
以上のようにして得られた実施例1〜3及び比較例1の表示パネルについて、通常通りの画像表示を行ったところ、いずれの表示パネルにおいても良好な表示が得られた。
次いで、本発明の効果を確認するため、電子放出素子に過電圧を印加して人工的に素子放電を誘発させる放電実験を行った。先ず、パネル中央でスペーサから離れた位置の適当なアドレス(X,Y)の画素とその周辺3画素分以外の電子放出素子を除去した。これは、放電実験において駆動する配線上に電子放出素子が接続されていると、電圧を印加した際に、素子特性に応じた電流が放電電流に加算されてしまうからである。電子放出素子の除去方法としては、リアプレートの裏面からYAGレーザーを素子膜17に照射することで実現した。素子膜17は非常に薄い膜であるため、低出力でも除去が可能である。
次に、フェースプレート61のアノード電極に1乃至10kVの電圧を印加し、走査信号、情報信号としてそれぞれ−10乃至20V、+10乃至20Vを印加した。同時に、電圧プローブ及び電流プローブを用いて、電圧印加ラインの電圧、電流波形をモニターした。
本例では、走査信号側が情報信号側より電圧印加経路の抵抗が低いため、放電電流は大半が走査信号配線16へと流れる。電気回路的には走査信号側:情報信号側=10:1の分流比となるが、陰極点9が走査信号素子電極11上を移動し、素子膜17が破壊されて高抵抗化するため、情報信号側に流れる電流はほぼゼロと見なして良い。実際に、情報信号配線14からの放電電流は20mA以下であった。
図16に、本実施例の走査信号配線16から出力された放電電流波形の模式図を示す。図16(a)において、Aa0=Aa1=Aa2=0.5A、Aa3=0.15A、Ta0=Ta1=Ta2=0.1μs、Ta3=0.06μsであった。Aa0、Ta0は比較例1の、Aa1〜3、Ta1〜3はそれぞれ実施例1〜3の最大放電電流及び最大放電電流に達する放電立ち上がり時間である。なお、Aa0’は、高温部3に放電が移動する電流値で値は0.2A、Ta0’は比較例1の放電持続時間で値は60μsであった。
図16(b)において、Ab0=2A、Ab1=Ab2=1.2A、Ab3=0.2A、Tb0=0.1μs、Tb1=Tb2=0.07μs、Tb3=0.05μsであった。Ab0、Tb0は比較例1の、Ab1〜3、Tb1〜3はそれぞれ実施例1〜3の最大放電電流及び放電立ち上がり時間である。高温部3に放電が移動する電流値Ab0’=0.3A、比較例1の放電持続時間Tb0’=15μsであった。
尚、図16におけるAa0及びAb0はフェースプレートに印加する電圧値で制御した。
比較例1に対して、実施例1〜3では、放電電流値及び放電持続時間が抑制できた。実施例1及び2より実施例3が放電抑制効果が大きいのは、高温部3が第1の空間7内に位置しているためである。また、実施例1と実施例2の放電持続時間が異なるのは、実施例1の第1の空間7と実施例2の第2の空間26の陰極点9を消滅させる電界強度値までの距離が異なっているため(La<Lb)である。
放電実験後にリアプレートの画素ダメージを観察したところ、実施例1〜3の全ての表示パネルにおいて、擬似的に放電を発生させた画素のみが放電によるダメージを受けていた。また、素子電極11上の陰極点9のダメージ10を観察したところ、陰極点9の先端は、立体構造物2、22の端部からLa及びLbの距離で停止していた。一方、比較例1では走査信号配線16に沿って隣接画素にも素子放電ダメージが及んでいた。
更に、第1及び第2の空間2,27と高温部3の距離を変更した実験を行ったところ、前記距離が20μmを超えた場合には比較例1と同様の放電電流値及び放電持続時間となった。
本発明の第1の電子線装置の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図1に示した実施形態の平面模式図と断面模式図である。 図1の構成における、素子電極上での放電の典型的な進行過程を示す図である。 本発明の電子線装置における放電電流波形を示す図である。 図1の素子電極と配線との関係を模式的に示す平面図である。 本発明の電子線装置の基本的構成を示す概略図である。 本発明の第1の電子線装置の一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図7に示した実施形態の平面模式図と断面模式図である。 本発明において、第1の空間の電界強度をフェースプレートへの立体核で表す方法を示した図である。 本発明における第1の立体構造物、第2の立体構造物の他の形態を示した斜視図である。 本発明の実施例におけるリアプレートの製造工程を示す平面模式図である。 本発明の実施例2のリアプレートの平面模式図である。 本発明の実施例3のリアプレートの平面模式図である。 本発明の比較例のリアプレートの平面模式図である。 本発明の実施例1,2における第1及び第2の空間の電界強度分布を示す模式図である。 本発明の実施例における放電電流波形を示す図である。
符号の説明
1 素子電極
2 第1の立体構造物
2a 突出部
3 高温部
7 第1の空間
8 放電発生部
9 陰極点
10 ダメージ
11 走査信号素子電極
12 情報信号素子電極
14 情報信号配線
15 絶縁層
16 走査信号配線
17 素子膜
18 電子放出部
22 第2の立体構造物
27 第2の空間
61 リアプレート
62 フェースプレート
63 スペーサ
64 枠部

Claims (7)

  1. 素子電極を備えた複数の電子放出素子と、該素子電極に接続された複数の配線とを備えたリアプレートと、
    アノード電極を備え、上記リアプレートに対向配置して上記電子放出素子から放出された電子が照射されるフェースプレートとを備えた電子線装置であって、
    上記素子電極の配線との接続側において、
    該素子電極上に、該素子電極を部分的に覆う片持ちばり状の突出部を備えた立体構造物を有し、
    上記リアプレートと上記突出部とに挟まれた空間が、該素子電極の配線との接続側を覆い、且つ、該空間の電界強度が下記で示される平均電界強度より弱くなるように上記立体構造物の表面電位が規定されており、
    平均電界強度=Va/d
    〔Va:アノード電極の印加電圧、d=リアプレートとフェースプレートの間隔〕
    上記素子電極が、電流が流れた際に局所的に温度が上昇する高温部を有し、該高温部が上記空間内か、或いは、該空間から20μm以下の距離に位置することを特徴とする電子線装置。
  2. 素子電極を備えた複数の電子放出素子と、該素子電極に接続された複数の配線とを備えたリアプレートと、
    アノード電極を備え、上記リアプレートに対向配置して上記電子放出素子から放出された電子が照射されるフェースプレートとを備えた電子線装置であって、
    上記素子電極の配線との接続側において、
    上記リアプレート面内で該素子電極の配線との接続側を挟む立体構造物を有し、
    該立体構造物によって挟まれた空間が、該素子電極の配線との接続側を覆い、且つ、該空間の電界強度が下記で示される平均電界強度より弱くなるように上記立体構造物の表面電位が規定されており、
    平均電界強度=Va/d
    〔Va:アノード電極の印加電圧、d=リアプレートとフェースプレートの間隔〕
    上記素子電極が、電流が流れた際に局所的に温度が上昇する高温部を有し、該高温部が上記空間内か、或いは、該空間から20μm以下の距離に位置することを特徴とする電子線装置。
  3. 上記立体構造物の表面電位が、上記素子電極が接続された配線の電位以下に規定されている請求項1または2に記載の電子線装置。
  4. 上記空間が、上記平均電界強度の1%以下の領域を有している請求項1乃至3のいずれかに記載の電子線装置。
  5. 一対の素子電極を備え、該一対の素子電極のうちの一方に接続された複数の第一配線と、他方に接続され、第一配線とは絶縁層を介して交差する複数の第二配線と、を備えている請求項1乃至4のいずれかに記載の電子線装置。
  6. 上記立体構造物が上記絶縁層の一部である請求項5に記載の電子線装置。
  7. 上記立体構造物が、上記素子電極或いは該素子電極が接続された配線に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電子線装置。
JP2007096401A 2007-04-02 2007-04-02 電子線装置 Withdrawn JP2008257912A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007096401A JP2008257912A (ja) 2007-04-02 2007-04-02 電子線装置
US12/051,890 US7710010B2 (en) 2007-04-02 2008-03-20 Electron beam apparatus
CN200810090063A CN100583348C (zh) 2007-04-02 2008-04-02 电子束设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007096401A JP2008257912A (ja) 2007-04-02 2007-04-02 電子線装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008257912A true JP2008257912A (ja) 2008-10-23
JP2008257912A5 JP2008257912A5 (ja) 2010-05-13

Family

ID=39793078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007096401A Withdrawn JP2008257912A (ja) 2007-04-02 2007-04-02 電子線装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7710010B2 (ja)
JP (1) JP2008257912A (ja)
CN (1) CN100583348C (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009059547A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Canon Inc 電子放出素子とその製造方法
JP2010067398A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Canon Inc 電子線装置
JP2010244830A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Canon Inc 画像表示装置及びその製造方法
JP2010262892A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Canon Inc 電子線装置及びこれを用いた画像表示装置
JP2010267474A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Canon Inc 電子線装置及びこれを用いた画像表示装置
JP2011018491A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Canon Inc 電子放出素子とこれを用いた電子線装置、画像表示装置
JP2012028213A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Canon Inc 画像表示装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5023110A (en) * 1988-05-02 1991-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Process for producing electron emission device
JPH0687392B2 (ja) 1988-05-02 1994-11-02 キヤノン株式会社 電子放出素子の製造方法
US5831387A (en) * 1994-05-20 1998-11-03 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and a method for manufacturing the same
JP3768803B2 (ja) * 2000-11-09 2006-04-19 キヤノン株式会社 画像表示装置
US6903504B2 (en) * 2002-01-29 2005-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Electron source plate, image-forming apparatus using the same, and fabricating method thereof
CN100419939C (zh) * 2003-01-21 2008-09-17 佳能株式会社 通电处理方法和电子源衬底的制造方法
JP4579630B2 (ja) * 2004-09-22 2010-11-10 キヤノン株式会社 電子線装置の製造方法および電子線装置
JP4886184B2 (ja) * 2004-10-26 2012-02-29 キヤノン株式会社 画像表示装置
JP4817641B2 (ja) * 2004-10-26 2011-11-16 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7262548B2 (en) * 2004-12-15 2007-08-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of suppressing a fluctuation in an incident position of an electron beam
JP4522275B2 (ja) 2005-01-25 2010-08-11 キヤノン株式会社 電子線装置及びそれを用いた表示パネル
US7427826B2 (en) * 2005-01-25 2008-09-23 Canon Kabushiki Kaisha Electron beam apparatus
JP2006209990A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Canon Inc 画像表示装置
JP2007087934A (ja) * 2005-08-24 2007-04-05 Canon Inc 電子源及び画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20080238288A1 (en) 2008-10-02
CN100583348C (zh) 2010-01-20
CN101281840A (zh) 2008-10-08
US7710010B2 (en) 2010-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1758146B1 (en) Electron source and image display apparatus
JP2008257912A (ja) 電子線装置
WO2003100813A1 (fr) Afficheur a cathode froide a emission d'electrons dans un champ electrique
US7807334B2 (en) Substrate having fine line, electron source and image display apparatus
US7795795B2 (en) Electron beam apparatus having an electrode with high temperature portion
US7075223B2 (en) Electron beam apparatus with potential specifying plate structure
US7458872B2 (en) Method of manufacturing electron-emitting device, electron source, and image display device
WO2004114351A1 (ja) 画像表示装置
KR100698456B1 (ko) 전자원 및 화상표시장치의 제조방법
US20090284120A1 (en) Electron emitter and image display apparatus
JP3647439B2 (ja) 表示装置
JP4522275B2 (ja) 電子線装置及びそれを用いた表示パネル
JP3728281B2 (ja) 電子源基板及び画像形成装置
KR100378103B1 (ko) 전자원, 화상 형성 장치 및 전자원 제조 방법
JP2003068192A (ja) 画像形成装置及びその製造方法
JP2004119130A (ja) 電子源基板の製造方法
JP3793221B2 (ja) 電子源基板の製造方法
JP2003133689A (ja) 部材パターンの製造方法、及び、配線、回路基板、電子源、画像形成装置の製造方法
JP2000244079A (ja) マトリックス配線基板、電子源基板および画像形成装置
JP2005353463A (ja) 電子放出素子、電子源及び画像形成装置
JP2004200054A (ja) 画像表示装置
JP2004111363A (ja) 画像表示装置とその製造方法
JP2006073247A (ja) 画像表示装置
JP2004200053A (ja) 画像表示装置
JP2005222931A (ja) 電子放出素子、電子源及び画像表示装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100324

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20110613