JP2008257731A - 印刷ドライバベースのマーケティングシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

【課題】印刷ドライバベースのマーケティングシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】本発明の方法は、ネットワーク印刷装置と通信しているコンピュータ装置のプリンタドライバによって、オンラインマーケットにアクセスするステップと、前記ネットワーク印刷装置に適合するプリンタ機能を前記オンラインマーケットに提供するステップと、前記コンピュータ装置から、前記ネットワーク印刷装置用の前記プリンタ機能を購入する要望を受信するステップと、前記プリンタ機能を前記コンピュータ装置と関連付けるステップと、を含む。
【選択図】図１

Description

本発明は、印刷ドライバベースのマーケティングシステムおよび方法に関するものである。

プリンタはコンピュータに接続される共通の周辺装置である。コンピュータユーザは、プリンタによって、コンピュータ上の様々なアプリケーションおよびプログラムで作成された文書のハードコピーを取ることができる。正しく機能させるために、プリンタとコンピュータの間に通信チャネルを確立して、プリンタがホストコンピュータから命令と情報を受け取れるようにする。これを実現する一般的な方法は、プリンタとホストコンピュータのポートとの間に直接接続ケーブルを使用するか、もしくはネットワーク接続することによるものである。

ワークステーションとプリンタの間に接続がいったん確立されると、印刷される文書はプリンタが認識する形式に変換される。これを実現するために、印刷される文書を表すコードをプリンタが理解できる形式に変換するソフトウェアが、ホストコンピュータにロードされる。このソフトウェアはプリンタドライバと呼ばれる。

現在、プリンタは、種々のオプションや特徴とともに販売される場合があり、トナーやプリンタ用紙などの付属製品とともに販売される場合もある。また、さまざまな特許も、コンピュータを使用してプリンタ用のオプション、特徴、製品の購入および提供に関するネットワークへ接続することを開示している。
特許文献１には、オペレーティングシステム部、通信インターフェース部及びＮｕｌｌドライバを備える印刷制御装置及びその制御方法が開示されている。
特許文献２には、装置用の消耗品を注文する方法及びシステムが開示されている。
特許文献３には、コンピュータシステムを利用してハードウェア装置用の構成要素を購入するための方法が開示されている。
米国特許出願公開第２００６／０１５２７６０号明細書 米国特許第７，１２４，０９７号明細書 米国特許出願公開第２００６／０２４２０３０号明細書

本明細書に記載される発明は、前述の１つまたは複数の問題を解決する方法を提供する。

一つの実施形態では、１つの方法によって、ネットワーク印刷装置と通信しているコンピュータ装置におけるプリンタドライバを介してオンラインマーケットにアクセスすることができる。ネットワーク印刷装置に適合するプリンタ機能は、オンラインマーケットにおいて提供されうる。ネットワーク印刷装置用のプリンタ機能を購入する要望を、コンピュータ装置から受け取ることができる。プリンタ機能はコンピュータ装置への関連付けがなされうる。

プリンタ機能として、ネットワーク印刷装置に関する供給品、特徴、およびサービスのうちの一つ以上を挙げることができる。一つの実施形態では、プリンタ機能として、ブラックトナーまたはインク、カラートナーまたはインク、バッテリ、プリンタ用紙、清掃用品、予備の消耗品、フューザー、または予備のプリンタ機構部品のうちの一つ以上を挙げることができる。他の実施形態では、プリンタ機能として、強化された写真特徴、印刷速度、品質調整、デュプレックス機能、および印刷機能ネットワーク化オプションのうちの一つ以上を挙げることができる。他の実施形態では、プリンタ機能として、プリンタモード、色補正、マニュアル、サービス契約、現地修理、および保証のうちの一つ以上を挙げることができる。一つの実施形態では、プリンタ機能を、印刷装置のランダムアクセスメモリなどの不揮発性メモリ内に一つ以上のビットとして保存することも可能である。

一つの実施形態では、システムは、プリンタ機能の使用状況をコンピュータ装置によって追跡することができる。プリンタ機能の提供には、プリンタドライバを介したネットワーク印刷装置情報の受信、ネットワーク印刷装置に関するステータス情報を含むデータベースへのアクセス、およびステータス情報に基づくプリンタ機能の選定を含めることができる。一つの実施形態では、オンラインマーケットへのアクセスには、通信ネットワーク上で電子商取引するオンライン小売店舗を含めることができる。プリンタ機能とコンピュータ装置の関連付けには、ネットワーク印刷装置のプリンタ機能を有効にする最新プリンタドライバのダウンロード、およびコンピュータ装置への最新プリンタドライバのインストールを含めることができる。一つの実施形態では、ステータス情報に、ネットワーク印刷装置に利用可能な有効にされていないプリンタ機能のリストを含めることができる。一つの実施形態では、ネットワーク印刷装置に接続されたすべてのコンピュータ装置はプリンタ機能にアクセスしうる。

オンラインマーケットへのアクセスは、プリンタドライバのプロパティ画面上で少なくとも１つの入力装置によって行うことができる。各入力装置はオンラインマーケットの特定の場所にアクセスしうる。入力装置は、プリンタ用紙入力、出力オプション入力、トラブルシューティング入力、色補正入力、および購入インク入力のうちの一つ以上を備えていてもよい。

一つの実施形態では、１つの方法によって、ネットワーク印刷装置と通信しているコンピュータ装置におけるプリンタドライバを介してオンラインマーケットにアクセスすることができる。プリンタ機能はネットワーク印刷装置に適合しており、オンラインマーケットに提供されうる。ネットワーク印刷装置用のプリンタ機能を購入するとの要望をコンピュータ装置から受ける場合もある。ネットワーク印刷装置用のプリンタ機能を有効にする最新プリンタドライバをダウンロードすることができる。一つの実施形態では、ネットワーク上のすべてのコンピュータ装置がプリンタ機能にアクセスする。

一つの実施形態では、プリンタドライバは、コンピュータによって実行可能なコンピュータ可読プログラムコードを含むことができる。このプリンタドライバは、マーケット入力をオンラインマーケットに接続するためのコンピュータ可読コードを含むことができる。コンピュータ可読コードは、ネットワーク印刷装置と通信して印刷装置情報を検索することができる。コンピュータ可読コードは、プリンタ装置情報をサーバに送信することができる。コンピュータ可読コードは、オンラインマーケットから購入されたプリンタ機能を含む最新プリンタドライバをダウンロードしてインストールすることができる。コンピュータ可読コードは、プリンタ機能を表示することができ、プリンタ機能の使用状況を追跡することができる。一つの実施形態では、プリンタ機能に、ネットワーク印刷装置用の供給品、特徴、ファームウェア更新、またはサービスのうちの一つ以上が含めることができる。一つの実施形態では、プリンタ機能の使用状況の追跡に、印刷装置によるプリンタ機能の消耗計算を含めることができる。

本明細書で使用される「含む」という語は、「含むが、これに限定されない」の意味を表すものである。

一つの実施形態において、図１を参照すると、コンピュータ装置３１は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、広域ネットワーク（ＷＡＮ）、インターネット、またはその他の通信ネットワークなどのようなコンピュータ装置のネットワーク１０の一部となしうる。コンピュータ装置はコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、ゲーム機、および／またはネットワーク環境で通信可能なこの他の装置を含んでいてもよいが、これらに限定されない。ネットワークコンピュータ装置は１台または複数台の印刷装置４０と関連付けられていてもよい。印刷装置は、プリンタ、複写機、おとび／またはスキャナを含んでいてもよいが、これらに限定されない。また、印刷装置は複数機能の組合せを有することもありうる。ネットワークコンピュータ装置は、すべてが１つの区域にあってもよいが、複数の場所に分散されていてもよい。一つの実施形態では、複数のコンピュータ装置がすべて１つの部屋にある。他の実施形態では、コンピュータ装置が同じ建物内の複数の部屋にあるか、または更に複数の建物に分散されている。

一つの実施形態では、プリンタドライバは、ネットワーク内のコンピュータ装置にインストールされることができ、関連印刷装置に関する情報を含むことができる。プリンタドライバをいったんコンピュータ装置にインストールすると、顧客はプリンタドライバを使用して、通信ネットワークにやはり接続された印刷装置にアクセスすることができる。図１に示すように、何台ものコンピュータ装置３１、４１、５１、６１が各々１台または複数台の印刷装置にアクセスするプリンタドライバを備えることができる。顧客１、顧客２、顧客３、および顧客４のコンピュータ装置が、１つのネットワークに接続され、かつ同じ印刷装置４０に接続された状態で示されている。しかし、一部の実施形態では、コンピュータ装置は複数の通信ネットワークおよび／または複数の印刷装置を介して相互に接続されうる。一つの実施形態では、各コンピュータ装置は通信ネットワークを介してマーケット６０にアクセスすることができる。マーケット６０は、通信ネットワーク上で電子商取引が行われるオンライン小売店舗である。

図２に示すように、各コンピュータ装置は、ユーザが印刷装置をその印刷装置の様々なオプションとともに選択できるプリンタドライバ表示画面２００を装置ユーザに提供するプリンタドライバを備えている。顧客は、コンピュータ装置上でプリンタドライバ画面２００を介してオンラインマーケットにアクセスすることができる。図２に示すように、オンラインマーケットには、プリンタドライバ画面２００上のボタン、ドロップダウンメニュー、またはその他のデバイスなどの入力２０５を介してアクセスすることができる。プリンタドライバ画面２００上のマーケット入力２０５を選択することによって、顧客はマーケットに接続されることになり、マーケット表示画面がコンピュータ装置に表示されることになる。

また、マーケットには、プリンタドライバの最上位画面２００からアクセス可能な二次画面２１０を介してアクセスすることもできる。図３は、最上位画面２００上のプロパティ入力２２５を介してアクセス可能な、プリンタドライバプロパティ画面２１０上のタブ２２０によってマーケットにアクセスできる一つの実施形態を示す。図４は、マーケットタブ２２０が表示される他の下位画面の一つの実施形態を示す。マーケット画面２５０には、マーケット内の複数の領域にアクセスする様々なボタンまたはその他の入力機構を含めることができる。一つの実施形態では、オンラインマーケットは、インターネットプロトコル（ＩＰ）アドレスを介して利用可能であり、各々が異なるウェブアドレスを有し少なくともいくつかの異なるプリンタ機能を提供する複数のページを含んでいる。プリンタ機能には、供給品、特徴、プリンタファームウェア更新、および／または印刷装置に関係するサービスのうちの一つ以上を含めることができるが、これらに限定されない。

プリンタ機能には、ユーザまたは指定場所に送られる供給品を含めることができる。その他のプリンタ機能では、ユーザは特定ユーザ向けプリンタの特定の特徴または機能を有効にすることができる。システムには様々な入力を含めることができ、それら入力の各々は、入力に対応したＩＰアドレスで利用できる特徴を持つブラウザ或いはタブを開く。たとえば、マーケットタブ２２０には、ユーザに様々なプリンタ用紙の品質オプションを提供するマーケットの領域に接続するプリンタ用紙入力２５１がありうる。他の例では、出力オプション入力２５２が、より高い品質の印刷または他の出力機能を購入するためのマーケットの領域に顧客を接続しうる。また、トラブルシューティング入力２５３は、ユーザがトラブルシューティング装置および／またはサービスを購入できるマーケット領域に接続しうる。色補正入力２５４では、ユーザがカラー印刷および/または別の色補正（ただし、これらに限定されない）などの新たなオプションを購入して印刷装置におけるカラーオプションを変更しうる。購入インク入力２５５は、顧客に印刷装置のインクオプションを提供しうる。また、顧客は、一般マーケット入力２５６によって、マーケットのホームページ、デフォルトページ、または一般のページに接続することができる。またさらに、これら入力のいずれも、カレンダー、小冊子、パンフレット、および標識のレイアウトだけでなく誕生日、祝賀、弔慰、又は見舞いの各カード（ただし、これらに限定されない）などを印刷するための無料品目または購入可能品目を含むマーケットの領域に接続しうる。

図５は、プリンタドライバ画面上で入力を選択してマーケットに接続するときに起りうる一実施形態を示す。顧客がマーケット入力の１つを選択する（３００）と、顧客の印刷装置を識別する情報（ただし、これに限定されない）を含むことのできる印刷装置情報がプリンタドライバからサーバに送信される（３０５）ことがありうる。一つの実施形態では、サーバはデータベースにアクセスする。データベースは、種々の印刷装置および顧客、または各プリンタドライバにアクセスするコンピュータ装置に関するステータス情報を含んでいてもよい。プリンタステータス情報には、具体的な印刷装置で有効にされるプリンタ機能および/または有効にされうる内容に関する情報（ただし、これらに限定されない）が含まれていてもよい。また、データベースには、以前に購入したプリンタ機能およびさらに購入する可能性のあるプリンタ機能に関する情報を含めることができる。このサーバは、この情報を利用して、オンラインマーケットを介して顧客に提供する供給品、特徴、またはその他のオプションを決定することができる（３１０）。顧客は、ステータス情報によって、顧客の印刷装置に対応するマーケットの１つまたは複数のプリンタ機能を見ることができる（３１５）。たとえば、サーバは、ステータス情報を使用して交換トナーカートリッジ、特定の1枚当りの費用オプション、またはその他の製品など、顧客の印刷装置に関連した具体的な製品を識別することができる。一部の実施形態では、表示された印刷機能が顧客の印刷装置に関連した機能に限られることもある。表示されたプリンタ機能は顧客による購入が可能である。

また、他の実施形態では、顧客は顧客の印刷装置に一致しないプリンタ機能（ただし、これらに限定されない）を含む、提供されたプリンタ機能と供給品の一部または全部を見ることができる。顧客は、代りに、マーケット内でそれら特定の印刷装置を探してその装置に対応したプリンタ機能を見つけることがありうる。

プリンタ機能には、供給品、特徴、およびサービス（ただし、これらに限定されない）のうちの一つ以上を含めることができる。供給品には、ブラックおよびカラーインクまたはトナー、印刷機用清掃用品、プリンタ用紙、オーバヘッドプロジェクタ用品、バッテリ、フューザーなどの交換部品、または印刷装置に使用しうる消耗品（ただし、これらに限定しない）を含めることができる。一つの実施形態では、顧客は、料金別納用品オプション（別名：1枚当りの費用プログラム）を購入することができる。たとえば、顧客は一定額を支払うことができ、プリンタは、支払い済みの１枚当りの費用プログラムの存続期間から1枚当りの費用特徴に関連した異なるインクおよび／または値引価格のインクまたはトナーを受け取ることになる。他の実施形態では、1枚当りの費用プログラムの購入によって新しいプリンタを顧客に出荷する必要が生じる可能性があり、この新しいプリンタは異なる種類のインクや値引価格のインクを充填して印刷することができる。

顧客が購入できる特徴に、高速印刷、写真モード、品質調整、およびデュプレックス又はネットワーク化の各オプション（ただし、これらに限定されない）を含めることができる。一つの実施形態では、顧客は、現在では顧客が利用できない印刷装置の特徴を有効にすることができる。たとえば、各ユーザに対して唯一のデフォルト速度設定しか使用しないように設定されたプリンタを購入している企業があるとする。しかし、そのプリンタは高速印刷機能がインストールされていて、かつその速度設定が高速設定を有効にするプリンタドライバを所有する顧客にしか利用できない場合がある。ネットワーク印刷装置の顧客は、顧客のコンピュータに対してその機能を有効にする最新プリンタドライバまたは最新プリンタファームウェアをダウンロードすることによってその印刷装置の高速プリンタ機能を購入することができる。

サービスには、サービス契約、低濃度トナーまたはインクプリンタモード及び高濃度トナーまたはインクプリンタモード、低プリンタ色飽和度モードおよび高プリンタ色飽和度モード、色補正、メディア、マニュアル、現地修理、保証、および２４時間修理支援を含めることができるが、これらに限定されない。一つの実施形態では、顧客は特定のプリンタモードを購入することができる。その際、顧客は、印刷品質が非飽和にされているものの印刷された用紙が１枚当り同じ解像度となるように、高速印刷モード或いは低印字率モードで印刷することができる。この実施形態は、一定供給量のインクまたはトナーを購入する顧客に関連して採用しうるが、こうした顧客とは切り離して採用しうる。

また、マーケットには、顧客に無料のプリンタ機能がいくつか掲載されている可能性がある。この無料素材として、グラフィックス、ダウンロード可能なゲーム、無料カラー印刷の実例、クリップアート、カード、カレンダー、事務用品、書物、祝日コンテンツ、オンラインヘルプファイルが挙げられるが、これらに限定されない。また、マーケットは、調査を提供し、調査を完成した顧客に無料アイテムを提供することができる。さらに、販売、値引き、および特価品を宣伝するマーケット領域があってもよい。また、所定のプリンタに使用可能なコンテンツ（有料または無料）の書籍やその他の出版物を印刷する機能があってもよく、したがって、所望のコンテンツを随時に検討し、追跡し、選択することが容易になる。

図５を参照すると、オンラインマーケットは、販売のために顧客の印刷装置に適合するプリンタ機能を掲示することができる。一つの実施形態では、顧客はプリンタ機能を購入する要望を送信することができる（３２０）。要望を受けたシステムは顧客がそのプリンタ機能を購入することを可能にする。顧客は電子決済センターでプリンタ機能を購入することができる（３３０）。一つの実施形態では、電子決済センターは、顧客がプリンタ機能を購入するためのデビットカードやクレジットカードなどの支払形式を利用することを可能にする。また、申し込みベースの購入も利用することができ、顧客の全購入品がある期間に一定額を超えない限り購入が自動である。何も購入しなくても、顧客がプリンタ機能の購入を決断するか或いは退去するまでマーケット内に残っていてもよい（３２５）。他の実施形態では、顧客は一定期間の経過後にマーケットを自動的に退去する。

顧客は、オンラインマーケットからプリンタ機能を購入した後、この購入されたプリンタ機能を顧客のコンピュータ装置に関連付けることができる（３３５）。一つの実施形態では、この関連付けに、印刷装置においてプリンタ機能を有効にするために最新プリンタドライバなどのソフトウェアを顧客のコンピュータにダウンドードしインストールすること（ただし、これらに限定されない）を含めることができる。一つの実施形態では、プリンタ機能は、顧客のコンピュータ装置のプリンタドライバ画面に表示されることになる。他の実施形態では、プリンタ機能は目に見えずに顧客用のプリンタドライバを介して自動的に有効にされうる。いずれの場合でも、プリンタ機能をプリンタドライバに関連付けた後、顧客はプリンタドライバを介して印刷装置にアクセスしてその機能を利用することができる（３４０）。

たとえば、顧客は、プリンタドライバ画面上のボタンを選択して、インターネット経由でマーケットの写真モード領域に接続することができる。プリンタドライバから受け取る顧客またはプリンタ識別情報に基づいて、マーケットサーバはマーケットにおける顧客に提供可能なプリンタ機能を判断することができる。マーケットは、サーバからのステータス情報に基づいて種々のプリンタ機能を表示する。マーケットは、顧客の印刷装置に含まれているが現在有効にされていない写真モードプリンタ機能を表示することができる。顧客はこの機能をマーケットの電子決済システム経由で購入することができる。写真モードプリンタ機能を購入した後、写真モードを起動するソフトウェアをダウンロードおよびインストールすることにより、顧客のコンピュータ内部のプリンタドライバを写真モードに関連付けることができる。写真モードオプションは、顧客が印刷装置を使用しているときに有効にされうる。写真モードは、マーケットでプリンタ機能を購入した顧客に対してのみ有効にされうる。

一つの実施形態では、プリンタ機能の利用をこの機能を購入した顧客に限定することができる。たとえば、図１に戻ると、顧客１、顧客２、顧客３、および顧客４はすべて、ネットワーク内で異なるコンピュータ装置３１、４１、５１、６１を使っている場合がある。さらに、各顧客は、各顧客のコンピュータ装置の中において共通の印刷装置４０に接続されたプリンタドライバを有することができる。顧客１がオンラインマーケット６０からカラー印刷１１およびカラーインク１２の使用など（カラーインクは一定または無制限の供給量で提供されるが、各印刷または「クリック」に対して料金が課せられるクリック当りの費用販売モデルのカラー「クリック」などによって）のプリンタ機能を購入すると、これらの機能を顧客１のコンピュータ装置３１にのみ関連付けることができる。したがって、カラー印刷オプションを利用できるのは顧客１のみで、顧客１はカラーインクを使って印刷装置４０用に購入した量に相当する印刷または「クリック」を行うことができる。顧客２が後でカラー印刷に関心を持つと、マーケット６０にアクセスしてカラー印刷オプション１１を購入し、カラー印刷特徴を使用するためにカラークリックを追加する必要がありうる。顧客２がカラー印刷オプションを購入すると、これを顧客２のコンピュータ装置４１に関連付けることができる。このプロセスは、プリンタ機能の使用に関心のある各顧客に必ず起きうる。プリンタ機能には、この機能を購入した顧客のみがアクセスしうる。ある機能を得ることに関心のある各顧客は、それを個人でマーケット６０から購入することができる。

他の実施形態では、顧客１は別料金を支払って、あるプリンタ機能をネットワーク内のすべての顧客に使用させることができる。顧客１が支払う料金によって、顧客２、顧客３、および顧客４はそのプリンタ機能を限られた期間または無制限の期間に使用することができる。一つの実施形態では、限られた期間内にそのネットワークに後から加入した顧客も自分の印刷装置からそのプリンタ機能にアクセスすることができる。他の実施形態では、プリンタ機能は、そのプリンタ機能を購入した時点でのネットワーク内の顧客に対してのみ有効になる。複数の顧客にプリンタ機能にアクセスしてもらうために、顧客１のコンピュータ装置３１のプリンタドライバを印刷装置と通信させることができる。一つの実施形態では、プリンタ機能を印刷装置に保存することができる。たとえば、各プリンタ機能を、印刷装置の不揮発性ランダムアクセスメモリ（ＮＶＲＡＭ）などの不揮発性メモリに１ビットまたは一連のビットとして保存することができる。プリンタ機能を購入した後にこのビットを設定することができる。他の実施形態では、顧客１、顧客２、顧客３、および顧客４のコンピュータ装置３１、４１、５１、６１のプリンタドライバを、顧客１が購入したプリンタ機能を含めるように、更新することができる。

前に戻って図５を参照すると、プリンタドライバに、印刷装置の顧客の使用状況を追跡する能力を持たせることができる（３４５）。インク供給品やコピーなど、１つまたは複数の消耗機能を顧客が購入するときに、この追跡を使用することができる。本明細書で使用したように、インクおよびトナーという語は、基板に画像やテキストを形成する湿潤素材或いは乾燥素材示すためにそれらと同じ意味で使用される。他の実施形態では、顧客の購入や好みに応じて追跡機能をオンまたはオフすることができる。たとえば、図１を参照すると、顧客１と顧客２がカラークリックを購入、同じ印刷装置４０に接続した場合、各プリンタドライバは顧客１と顧客２によるコピーの使用状況を追跡して各顧客が新たな供給品の購入を必要とする時期を判断することができる。

顧客がプリンタ機能をオンラインマーケットで購入できるシステムの一つの実施形態を示す。 ユーザがプリンタドライバ画面からオンラインマーケットにアクセスできるシステムの一つの実施形態を示す。 プリンタドライバのプロパティ画面の一つの実施形態を示す。 マーケットタブの一つの実施形態を示す。 プリンタドライバ販路方法の一つの実施形態のフローチャートを示す。

Claims (4)

1. ネットワーク印刷装置と通信しているコンピュータ装置のプリンタドライバによって、オンラインマーケットにアクセスするステップと、
   前記ネットワーク印刷装置に適合するプリンタ機能を前記オンラインマーケットに提供するステップと、
   前記コンピュータ装置から、前記ネットワーク印刷装置用の前記プリンタ機能を購入する要望を受信するステップと、
   前記プリンタ機能を前記コンピュータ装置と関連付けるステップと、
   を含む方法。
2. 前記プリンタ機能を提供するステップは、更に
   前記プリンタドライバから前記ネットワーク印刷装置の情報を受信するステップと、
   前記ネットワーク印刷装置に関するステータス情報を含むデータベースにアクセスするステップと、
   前記ステータス情報に基づいて前記プリンタ機能を選定するステップと、を含む、
   ことを特徴とする、請求項１の方法。
3. 前記プリンタ機能を前記オンラインマーケットに提供するステップは、更に
   前記プリンタドライバから前記ステータス情報を受信するステップと、
   提供する複数のプリンタ機能を決定するステップと、
   決定されたプリンタ機能を前記オンラインマーケットに表示するステップと、を含み、
   前記決定されたプリンタ機能は前記ネットワーク印刷装置に関連付けられていること、
   ことを特徴とする、請求項１の方法。
4. 前記関連付けるステップは、更に、
   前記ネットワーク印刷装置用の前記プリンタ機能を有効にする最新プリンタドライバをダウンロードするステップと、
   前記最新プリンタドライバを前記コンピュータ装置にインストールするステップことを含む、ことを特徴とする、請求項１の方法。

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