JP2006209547A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えばプリンタに構成が追加された場合でも、追加構成の情報を把握することなく、追加構成に対応するソフトウェアを自動的にダウンロードすることを可能とする。
【解決手段】 プリンタ54は、プリンタ54に係る構成を逐次解析し、その解析結果を示す構成情報を保持し、構成情報に基づいてプリンタ54の構成の更新を検出し、検出されたプリンタ54に追加された構成に対応するソフトウェアを、サーバ51から受信する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えばWebサービスを利用してソフトウェアを入手することが可能な情報処理装置及び情報処理方法に関するものである。
従来、印刷出力装置(例えば、プリンタ)を活用するためのソフトウェアとして、印刷を行うためのプリンタドライバ、プリンタの設定、管理を行うためのユーティリティ、プリンタの利用環境を設定するユーティリティなどが多種存在する。これらのソフトウェアは制御方法や機能毎に存在する。例えばホストコンピュータからデータを送り紙に出力するためのプリンタドライバは、PDL−Aにより制御するためのプリンタドライバA、PDL−Bにより制御するためのプリンタドライバBなど制御コマンド毎にプリンタドライバが存在する。また、印刷機能に加えFAX機能、スキャナ機能が搭載されている複合機の場合、ホストコンピュータからFAX機能を使用するためのFAXドライバ、画像をスキャナで取り込むためのスキャナドライバなど機能毎にドライバが存在する。
そして、前述のプリンタ構成(制御方法や機能)はユーザの利用目的、状況に合わせて追加、削除を自由に行える場合が多い。例えばPDL−A、PDL−Bの2種類の制御方法を搭載し利用を開始運営するが、PDL−Bは使用頻度が低く印刷速度が遅く格納されているハードディスクの有効活用を考えPDL−Bのコントローラコンポーネントを削除し他のプリンタへ移設するケースなどがある。また、プリンタの設定情報などをプリンタから取得して、当該情報に基づき、デバイスドライバのインストールを行う技術がある。
特開2003−303077号公報
しかしながら、プリンタの構成が変更され機能が追加された場合、ユーザはその機能を利用するためのソフトウェアをホストにインストールする必要がある。これらのソフトウェアは定期的に機種対応、機能追加、障害改善等、すなわちバージョンアップが行われる。このため、プリンタに同梱されているCD−ROMを使用せずに各プリンタメーカ等のホームページにアクセスし最新バージョンをダウンロードし入手する形態が多用されている。
プリンタメーカ等のホームページには多種のソフトウェアが存在し、利用環境に追加された機能に対応するソフトウェア、バージョンを認識するためには、ユーザは使用しているプリンタの機種(モデル名、型番)、オプションを含めたハードウェア構成、ソフトウェア構成など管理、把握に多くの時間を費やす必要があるためとても効率が悪いという問題点がある。
さらに、オフィスなどの環境ではプリンタの台数、機種、ソフトウェアをインストールしているホストコンピュータが多数存在する。オフィス環境において各ホストコンピュータを利用(管理)している各ユーザが必要とするソフトウェアをダウンロードし、各自のホストコンピュータへ必要となるソフトウェアをインストールする場合、作業に多くの時間を費やし効率が悪いという問題点がある。
また、プリンタの構成が変更され機能が削除された場合でも、ユーザのホスト環境に利用不可能なソフトウェアが存在したままとなる。これによりユーザによる誤操作を招く問題や、ホストコンピュータにおけるディクス、メモリ等の資源を不要に消費する問題がある。
これらのソフトウェアはユーザが意識的に削除(アンインストール)する必要がある。しかし、プリンタから削除された機能とホストコンピュータにおけるソフトウェアの関係の管理、把握に多くの時間を費やす必要があるためとても効率が悪いという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、例えばプリンタに構成が追加された場合でも、追加構成の情報を把握することなく、追加構成に対応するソフトウェアを自動的に受信(ダウンロード)することを可能とすることにある。
本発明の他の特徴によれば、例えばプリンタから構成が削除された場合でも、その装置を制御する外部装置から、削除された構成に対応する利用不可能となったソフトウェアを自動的に削除させることにある。
本発明の情報処理装置は、当該情報処理装置に係る構成を逐次解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果を示す構成情報を保持する保持手段と、前記構成情報に基づいて、当該情報処理装置の構成の更新を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された当該情報処理装置に追加された構成に対応するソフトウェアを、通信回線を介して外部装置から受信する受信手段とを有することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、情報処理装置による情報処理方法であって、当該情報処理装置に係る構成を逐次解析する解析ステップと、前記解析ステップによる解析結果を示す構成情報を保持する保持ステップと、前記構成情報に基づいて、当該情報処理装置の構成の更新を検出する検出ステップと、前記検出ステップにより検出された当該情報処理装置に追加された構成に対応するソフトウェアを、通信回線を介して外部装置から受信する受信ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、例えばプリンタに構成が追加された場合でも、追加構成の情報を把握することなく、追加構成に対応するソフトウェアを自動的に受信(ダウンロード)することが可能となる。
本発明の他の特徴によれば、例えばプリンタから構成が削除された場合でも、その装置を制御する外部装置から、削除された構成に対応する利用不可能となったソフトウェアを自動的に削除させることが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るネットワークシステムの構成を概略的に示す図である。図5に示すように、本実施形態に係るネットワークシステムは、例えばLAN等のネットワーク55を介して、ユーザが使用するホストコンピュータ52a〜52c、管理者が使用するホストコンピュータ53及びプリンタ54が接続され、このシステムに対し、サーバ51がインターネット56を介して接続される。なお、図5に示すネットワーク構成は飽くまでも一例であり、目的や用途に応じて適宜変更可能であることは、勿論である。
本実施形態は、上記のネットワークシステム構成において、サーバ51にWebサービスが実装され、クライアントからの要求に対応すること、各種ソフトウェアを保持、管理、提供することが可能である。そして、プリンタ54にWebサービスが実装され、クライアントからの要求に対応すること、他のWebサービスのクライアントとして動作すること、各種ソフトウェアを保持、管理、提供すること、電子メールを送信することが可能である。
図1は、図5の各ホストコンピュータ52a〜52c、53(図1の10)とプリンタ54(図1の20)との内部構成を示す図である。図1において、制御部1030、2030は、CPUがRAMに必要なソフトウェアを読み込み、実行することで構成される機能構成である。接続部1020、2020は、シリアルインタフェースボード、パラレルインタフェースボード、ネットワークインタフェースボード等で構成可能である。記憶部1030、2030は、メモリ、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置等で構成可能である。印刷部2040は、レザービーム方式、バブルジェット(登録商標)方式、LED方式、熱転写方式等で構成可能である。表示部1040は、CRT、液晶表示器等で構成可能である。入力部1070は、キーボード、マウス、トラックボール等で構成可能である。媒体読取部1050は、FD装置、MO装置、CD−ROM装置、ICメモリカード装置等で構成可能である。記録媒体1060は、HDD、MO、CD−ROM、ICメモリカード等である。
プリンタ20の記憶部2030のディスク装置にはプログラムモジュールが搭載されており、プリンタ20が起動された時点で上記プログラムモジュールが記憶部2030のRAMに読み込まれ、実行される。尚、上記のプログラムモジュールは、図15、図16に示されるフローチャートに基づいてプログラムコード化されたものである。そして、図15、図16のプログラムモジュールはプリンタ20に搭載されているとする。
また、プリンタ20の記憶部2030のディスク装置には、予め図6に示すようなサーバ情報及び図7に示すようなソフトウェア情報がプリンタ出荷時に登録保存されているとする。ソフトウェア情報とはサーバ51が管理している最新のソフトウェア情報であり、その情報に記載されている各種ソフトウェアをサーバ51が保持し、Webサービスを利用してそのソフトウェアを入手することが可能であることを意味する。そして、記憶部2030のディスク装置には、予め管理者が図14のステップS1409により図8に示すような対応情報を設定しているとする。対応情報とはプリンタ54がソフトウェア情報の更新を認識した際のプリンタ54の動作(対応内容)を定義しているものである。また、記憶部2030のディスク装置には、予め管理者が図14のステップS1409により図9に示すような管理者情報を設定しているとする。さらに、記憶部2030のディスク装置には、予め管理者又はユーザが図14のステップS1409により図10に示すようなユーザ情報を設定しているとする。ユーザ情報とは、プリンタ54が機能構成の更新を認識した際に対応情報に各ユーザに対する動作設定が記載してある場合のプリンタの動作(各ソフトウェアを自動インストール/自動アンインストールするか否か)、各ユーザの情報(ユーザ名、メールアドレス、ホスト情報等)を設定しているものである。
そして、プリンタ54には、プリンタ54の印刷を制御するコントローラコンポーネントとして、PDL−A及びPDL−Bの二種類が搭載され、ユーザの各ホストコンピュータにはPDL−A及びPDL−Bを利用するための各種ソフトウェアがインストールされている状態とする。そして、プリンタ54にはFAX機能を実現するFAXボードを装備後、一度も起動していない状態であり、ユーザの各ホストコンピュータ52a〜52cにはFAX機能を利用するための各種ソフトウェアがインストールされていない状態とする。そして、図5におけるサーバ51は既に起動しているとする。
尚、ホストコンピュータ10(図1)の媒体読取部1050からプログラムモジュール及び関連データをプリンタ20にダウンロードし、実行することも可能である。図2に示すように、プログラムモジュール及び関連データが記録媒体1060に記録されており、その記録内容が図4に示すような構成であるとする。この場合、記録媒体1060に記録されているプログラムモジュール及び関連データは、媒体読取部1050から読み取られ、ホストコンピュータ10からプリンタ20にダウンロードすることができる。ダウンロードされたプログラムモジュール及び関連データは、プリンタ20の記憶部2030のRAMに記録されて動作可能となる。図3は、プリンタ20の記憶部2030のRAMにロードされて動作可能となった状態のメモリマップを示す。
尚、図2における記録媒体1060に記録されているプログラムモジュール及び関連データを一旦プリンタ20の記憶部2030のディスク装置等に格納(インストール)しておき、プログラムモジュール及び関連データを動作させる段にプリンタ20の記憶部2030のRAMにロードしても良い。
次に、本実施形態に係るネットワークシステムの動作について説明する。まず、プリンタ20の処理の流れを図15のフローチャートを参照しながら説明する。
ユーザがプリンタ20を起動させる(ステップS1501)。ここでは、FAX機能を実現させるためのFAXボードが新規にプリンタ20へ装備されており始めて起動する状態である。プリンタ20の制御部2010は記憶部2030のディスク装置に保存されている図11(a)に示すようなプリンタ構成情報(初期状態)を退避保存し、新規に現在装備されているハードウェア構成、インストールされているソフトウェア構成を解析し、記憶部2030のディスク装置に図11(b)に示すようなプリンタ構成情報(FAXボード追加後)を作成し保存する(ステップS1502)。
次に、ホストコンピュータ10の動作について図14のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
ユーザがホストコンピュータ10を起動させる(ステップS1401)。ホストコンピュータ10の制御部1010は、ユーザが画面操作により印刷を実行することを選択したか否かを判断する(ステップS1402)。制御部1010が印刷を実行することを選択していないと判断した場合、ステップS1404へ移行する。一方、制御部1010が印刷を実行することを選択したと判断した場合、印刷データをプリンタ20へ送信し(ステップS1403)、ステップS1404へ移行する。
上記のホストコンピュータ10の動作に対し、プリンタ20は次のような動作を行う。プリンタ20の制御部2010は、ホストコンピュータ10から印刷データを受信したか否かを判断する(図15のステップS1503)。制御部2010が印刷データを受信していないと判断した場合、ステップS1505へ移行する。一方、制御部2010が印刷データを受信したと判断した場合、印刷処理を行い(ステップS1504)、ステップS1505へ移行する。
次に、ホストコンピュータ10からプリンタ20に対してWebサービスを使用して各種設定処理を行う流れについて説明する。先ず、ホストコンピュータ10側の処理の流れを図14のフローチャートを参照しながら説明する。ホストコンピュータ10の制御部1010は、ユーザが任意のブラウザの画面操作によりプリンタ20のWebサービスを開始することを選択したか否かを判断する(ステップS1404)。制御部1010がプリンタ20のWebサービスを開始することを選択していないと判断した場合、ステップS1406へ移行する。一方、制御部1010がプリンタ20のWebサービスを開始することを選択したと判断した場合、プリンタ20へWebサービス開始の要求及びホスト情報を送信し(ステップS1405)、ステップS1406へ移行する。
上記のホストコンピュータ10の動作に対するプリンタ20の動作について図15を参照しながら説明する。プリンタ20の制御部2010は、ホストコンピュータ10からWebサービス開始の要求を受信したか否かを判断する(ステップS1505)。制御部2010がWebサービス開始の要求を受信していないと判断した場合、ステップS1507へ移行する。一方、制御部2010がWebサービス開始の要求を受信したと判断した場合、受信したホスト情報から要求元のホストに関する設定を行って通信を開始し(ステップS1506)、ステップS1507へ移行する。
次に、図14におけるホストコンピュータ10側の処理の続きを説明する。ホストコンピュータ10の制御部1010は、ユーザが画面操作によりプリンタ20へ最新のソフトウェアをサーバ51(図5)からダウンロードする指示を選択したか否かを判断する(ステップS1406)。制御部1010がプリンタ20へ最新のソフトウェアをサーバ51からダウンロードする指示を選択していないと判断した場合、ステップS1408へ移行する。一方、制御部1010がプリンタ20へ最新のソフトウェアをサーバ51からダウンロードする指示を選択したと判定した場合、プリンタ20に対してダウンロードの指示を出し、ステップS1408へ移行する。
そして、制御部1010は、ユーザが画面操作によりプリンタ20への設定処理を行う指示を選択した否かを判断する(ステップS1408)。制御部1010がプリンタ20への設定処理を行う指示を選択していないと判断した場合、ステップS1411へ移行する。一方、制御部1010がプリンタ20への設定処理を行う指示を選択したと判断した場合、プリンタ20への設定処理を行う(ステップS1409)。具体的には、プリンタ20へ設定内容の情報と設定処理の対応要求を通知する。設定内容の情報として管理者による管理者情報の設定(変更)が指定される。
他の設定処理として、管理者による図6に示すようなサーバ情報の設定(変更)、管理者による図8に示すような対応情報の設定(変更)が同様な形態となる。また、管理者又は各ユーザによる図10に示すようなユーザ情報の設定(変更)も同様な形態となる。
次に、上記のホストコンピュータ10の動作に対するプリンタ10の動作を、図15を参照しながら説明する。先ず、プリンタ20の制御部2010は、ホストコンピュータ10から設定処理の対応要求を受信したか否かを判断する(ステップS1511)。制御部2010が設定処理の対応要求を受信していないと判断した場合、ステップS1513へ移行する。一方、制御部2010が設定処理の対応要求を受信したと判断した場合、ホストコンピュータ10に対して設定処理の対応を行い(ステップS1512)、ステップS1513へ移行する。具体的に設定処理の対応とは、プリンタの制御部2010がホストコンピュータ10で設定させるための項目及びその表示データをホストコンピュータ10へ送信することである。この場合、プリンタ20の記憶部2030のディスク装置に保存されている図9に示すような管理者情報を項目として送信する。
次に、上記のプリンタ20の動作に対するホストコンピュータ10の動作を、図14を参照しながら説明する。先ず、ホストコンピュータ10の制御部1010はプリンタ20より管理者情報の設定する項目及びその表示データを受信し、図17に示すようなダイアログを表示部1040に表示する。そして、管理者は画面操作により設定(変更)を行う。制御部1010は設定された内容を内部的に図9に示すような形態で記憶部1030のRAMに記憶する。
制御部1010はユーザが画面操作により設定処理を終了したか否かを判断する(ステップS1410)。制御部1010が設定処理を終了していないと判断した場合、ステップS1409へ戻る。一方、制御部1010が設定処理を終了したと判断した場合、記憶部1030のRAMに記憶している図9に示すような管理者情報をプリンタ20へ送信し、設定処理の対応として送信情報の反映を依頼し、ステップS1411へ移行する。
上記のホストコンピュータ10の動作に対するプリンタ20の動作について説明する。プリンタ20の制御部2010は、ホストコンピュータ10から設定処理の対応要求を受信したか否かを判断する(ステップS1511)。制御部2010が設定処理の対応要求を受信していないと判断した場合、ステップS1513へ移行する。一方、制御部2010が設定処理の対応要求を受信したと判断した場合、設定処理の対応を行い(ステップS1512)、ステップS1513へ移行する。具体的に設定処理の対応とは、制御部2010が受信した情報(管理者情報)をプリンタ20の記憶部2030のディスク装置に管理者情報として上書き保存し情報を反映させることである。
次に、ホストコンピュータ10側の動作の続きを図14のフローチャートを参照しながら説明する。ホストコンピュータ10の制御部1010は、ユーザが画面操作によりプリンタ20のWebサービスを終了することを選択したか否かを判断する(ステップS1411)。制御部1010がプリンタ20のWebサービスを終了することを選択していないと判断した場合、ステップS1402へ移行する。一方、制御部1010がプリンタ20のWebサービスを終了することを選択したと判断した場合、プリンタ20へWebサービス終了の要求を送信し(ステップS1412)、ステップS1402に移行する。
上記のホストコンピュータ10の動作に対するプリンタ10の動作について、図15のフローチャートを参照しながら説明する。プリンタ20の制御部2010は、ホストコンピュータ10からWebサービス終了の要求を受信したか否かを判断する(ステップS1513)。制御部2010がWebサービス終了の要求を受信していないと判断した場合、ステップS1515へ移行する。一方、制御部2010がWebサービス終了の要求を受信したと判断した場合、通信を終了し要求元のホストコンピュータ10に関する設定を破棄し(ステップS1514)、ステップS1515へ移行する。
次に、プリンタ20からサーバ51(図5)に対してWebサービスを使用して情報を取得し、プリンタ20に追加されたFAX機能を利用するための最新のソフトウェアをダウンロードする流れ、及び、プリンタ20内に設定された情報を基にプリンタ20がホストコンピュータ10に対して情報通知、プリンタ20に追加されたFAX機能を利用するための最新のソフトウェアのインストール、アンインストールを行う流れを説明する。
先ず、プリンタ20側の動作について図15を参照しながら説明する。プリンタ20の制御部2010は、ステップS1502において記憶部2030のディスク装置に退避、保存した図11(a)に示すようなプリンタ構成情報(初期状態)と図11(b)に示すようなプリンタ構成情報(FAXボード追加後)を比較して、プリンタ20の構成が変更したか否かを判断する(ステップS1515)。制御部2010はプリンタ20の構成が変更していないと判断した場合、ステップS1502に戻る。一方、制御部2010はFAX機能が追加され、プリンタ20の構成が変更していると判断した場合、図16のステップS1601へ移行する。
次に、制御部2010は記憶部2030のディスク装置に保存してある図6に示す形態のサーバ情報を取得する(ステップS1601)。制御部2010は図11(b)に示すようなプリンタ構成情報(FAXボード追加後)を参照してプリンタの情報(モデル名等)を把握し、サーバ51のWebサービスを使用して図7に示すようなソフトウェア情報を取得し、記憶部2030のRAMに一時的に保存する(ステップS1602)。次に、制御部2010は記憶部2030のディスク装置に保存してある図8に示すような対応情報を取得する(ステップS1603)。
制御部2010は図8に示すような対応情報の内容を解析し、「自動ダウンロード」の項目がONになっているか否かを判断する(ステップS1604)。制御部2010は「自動ダウンロード」の項目がONになっていないと判断した場合、ステップS1606へ移行する。一方、制御部2010は「自動ダウンロード」の項目がONになっていると判断した場合、ステップS1515で把握したプリンタ構成情報の更新内容(FAX機能の追加)から、制御部2010はサーバ51のWebサービスを使用してFAX機能に関係する最新のソフトウェアのインストールセットをサーバ51からダウンロードし、プリンタ20の記憶装置2030のディスク装置に保存し(ステップS1605)、ステップS1606へ移行する。
次に、制御部2010は図8に示すような対応情報の内容を解析し、「ユーザへ通知」の項目がONになっているか否か判断する(ステップS1606)。制御部2010は「ユーザへ通知」の項目がONになっていないと判断した場合、ステップS1609へ移行する。一方、制御部2010は「ユーザへ通知」の項目がONになっていると判断した場合、記憶部2030のディスク装置に保存してある図10に示すようなユーザ情報の内容を取得する(ステップS1607)。制御部2010は通知方法がダイアログによる通知が設定されている場合、各ユーザの情報、ユーザが使用しているホスト情報を用いて図12に示すような画面をユーザのホストコンピュータ10の表示部1040にプリンタ機能変更に伴うソフトウェアの更新情報を表示(通知)し(ステップS1608)、ステップS1609へ移行する。尚、通知方法は各種設定可能であり、例えば電子メールによる通知が設定されている場合、制御部2010は各ユーザに電子メールを発信し通知することも可能である。
次に、制御部2010は図8に示すような対応情報の内容を解析し、「管理者へ通知」の項目がONになっているか否か判断する(ステップS1609)。制御部2010は「管理者へ通知」の項目がONになっていないと判断した場合、ステップS1612へ移行する。一方、制御部2010は「管理者へ通知」の項目がONになっていると判断した場合、記憶部2030のディスク装置に保存してある図9に示すような管理者情報の内容を取得する(ステップS1610)。制御部2010は通知方法がダイアログによる通知が設定されている場合、各管理者の情報、管理者が使用しているホスト情報を用いて図13に示すような画面を管理者のホストコンピュータ10の表示部1040にプリンタ20の機能変更に伴うソフトウェアの更新情報を表示(通知)し(ステップS1611)、ステップS1612へ移行する。尚、通知方法は各種設定可能であり、例えば電子メールによる通知が設定されている場合、制御部2010は管理者に電子メールを発信し通知することも可能である。
上記のプリンタ20の動作に対するホストコンピュータ10の動作について、図14を参照しながら説明する。ホストコンピュータ10は、ステップS1402からステップS1411を繰り返し処理している状況で、プリンタ20にてステップS1611が実行された時点で、図13に示すようなソフトウェアの更新情報を含む画面が表示部1040に表示される。そして、管理者が任意のチェックボックスをチェックし、ダウンロードボタンを押下する操作をした場合、制御部1010はステップS1406によりプリンタ20へ任意の最新ソフトウェアをダウンロードすることを指示すると判断する。制御部1010は管理者が選択し、ダウンロードすべきFAX機能関連のソフトウェアの情報とダウンロードの指示をプリンタ20へ送信し(ステップS1407)、ステップS1408へ移行する。
上記のホストコンピュータ10の動作に対するプリンタ10の動作について、図15を参照しながら説明する。プリンタ20の制御部2010は、ホストコンピュータ10からダウンロードの指示を受信したか否かを判断する(ステップS1507)。制御部2010がダウンロードの指示を受信していないと判断した場合、ステップS1511へ移行する。一方、制御部2010がダウンロードの指示を受信したと判断した場合、制御部2010)は記憶部2030のディスク装置に保存してある図6に示す形態のサーバ情報を取得する(ステップS1508)。制御部2010は図11(b)に示すようなプリンタ構成情報(FAXボード追加後)を参照してプリンタの情報(モデル名等)を把握し、サーバ51のWebサービスを使用して図7に示すようなソフトウェア情報を取得し、記憶部2030のRAMに一時的に保存する(ステップS1509)。
制御部2010はホストコンピュータ10から受信したプリンタ構成情報の更新内容(FAXボード追加後)から、サーバ51のWebサービスを使用してFAX機能に関係する最新のソフトウェアのインストールセットをサーバ51からダウンロードして記憶装置2030のディスク装置に保存し(ステップS1510)、ステップS1511へ移行する。
次に、プリンタ20のステップS1611以降の処理の流れについて説明する。制御部2010は図8に示すような対応情報の内容を解析し、「自動インストール/アンインストール」の項目がONになっているか否か判断する(ステップS1612)。制御部2010は「自動インストール/アンインストール」の項目がONになっていないと判断した場合、ステップS1502に戻る。一方、制御部2010は「自動インストール/アンインストール」の項目がONになっていると判断した場合、記憶部2030のディスク装置に保存してある図10に示すようなユーザ情報の内容を取得する(ステップS1613)。
続いて、制御部2010はプリンタ20に機能が追加されたか否か判断する(ステップS1614)。ここではステップS1515で把握したプリンタ構成情報の更新内容(FAXボード追加後)から、制御部2010はプリンタ20に機能が追加されたと判断し、図7に示すようなソフトウェア情報と図10に示すようなユーザ情報を解析し、FAX機能の追加の対象となるソフトウェアを把握する。そして、プリンタ20は、プリンタ20のWebサービスを利用して各ユーザの設定、環境に合わせた形でFAX機能の対象のソフトウェアを各ホストへダウンロードしてインストールを実行し(ステップS1615)、ステップS1502に戻る。
次に、管理者がプリンタ20からPDL−Bのコントローラコンポーネントを削除した場合、プリンタ20がホストコンピュータ10に対してPDL−B機能を利用するためのソフトウェアのアンインストールを行う流れを、図15を参照しながら説明する。
プリンタ20は、ステップS1502からステップS1515を繰り返し処理している状況で、プリンタの管理者が任意のユーティリティを使用してプリンタ20に搭載されているPDL−Bのコントローラコンポーネントを削除する。
プリンタ20の制御部2010は、記憶部2030のディスク装置に保存されている図11(b)に示すようなプリンタ構成情報(FAXボード追加後)を退避保存し、新規に現在装備されているハードウェア構成、インストールされているソフトウェア構成を解析し、記憶部2030のディスク装置に図11(c)に示すようなプリンタ構成情報(PDL−Bコントローラコンポーネント削除後)を作成し保存する(ステップS1502)。
以降、ステップS1503からステップS1513を処理し、制御部2010は、ステップS1502において記憶部2030のディスク装置に退避保存した図11(b)に示すようなプリンタ構成情報(FAXボード追加後)と図11(c)に示すようなプリンタ構成情報(PDL−Bコントローラコンポーネント削除後)を比較して、プリンタ20の構成が変更したか否かを判断する(ステップS1515)。
制御部2010はPDL−Bコントローラコンポーネントが削除されているため、プリンタ20の構成が変更していると判断し、ステップS1601へ移行する。以降、ステップS1601からステップS1609を処理し、制御部2010は図8に示すような対応情報の内容を解析し、「自動インストール/アンインストール」の項目がONになっているか否か判断する(ステップS1612)。制御部2010は「自動インストール/アンインストール」の項目がONになっていると判断し、記憶部2030のディスク装置に保存してある図10に示すようなユーザ情報の内容を取得する(ステップS1613)。
続いて制御部2010はプリンタ20に機能が追加されたか否か判断する(ステップS1614)。ここではステップS1515で把握したプリンタ構成情報の更新内容(PDL−Bコントローラコンポーネントの削除)から、制御部2010はプリンタ20に機能が削除されたと判断し、図7に示すようなソフトウェア情報と図10に示すようなユーザ情報を解析し、PDL−Bコントローラコンポーネントの削除の対象となるソフトウェアを把握する。そして、プリンタ20は、プリンタ20のWebサービスを利用して各ユーザの設定、環境に合わせた形でPDL−Bコントローラコンポーネントの削除対象のソフトウェアに関して各ホストでアンインストールを実行し(ステップS1616)、ステップS1502に戻る。
なお、本発明は上記で述べた実施形態以外の構成にも適用可能である。次のその一例を述べる。図1のプリンタ20の代替手段としてプロッタ、複写機及びFAX等等が適用可能である。また、ホストコンピュータ10の代替手段としてパーソナルコンピュータ、ワークステーション、ミニコンピュータ等が適用可能である。
以上に説明した本発明の実施形態によれば、プリンタの構成が変更され機能が追加された場合でも、ユーザは新たな機能を使用するためのソフトウェアに関して、使用しているプリンタの情報(機種、構成)を把握することなく必要とする情報収集、ソフトウェアのダウンロードを自動的に行うことができるため効率化される効果がある。
さらに、プリンタの台数、機種、ソフトウェアをインストールしているユーザ(が使用しているホスト)が多数存在するオフィスなどの環境において、各ユーザの環境にあわせて形でソフトウェアを自動的にインストールすることができるため効率化される効果がある。
また、プリンタの構成が変更され機能が削除された場合でも、ユーザは利用不可能となるソフトウェアに関して、各ユーザの環境にあわせて形でソフトウェアを自動的にアンインストールすることができるため効率化される効果がある。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るネットワークシステムにおけるホストコンピュータとプリンタとの内部構成を示すブロック図である。 プログラムモジュールが記録されている記録媒体からホストコンピュータに供給されることを説明するための図である。 プログラムモジュールが動作する時のメモリマップを示す図である。 プログラムモジュールが記録されている記録媒体の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るネットワークシステムの概略構成を示す図である。 サーバ情報の構成例を示す図である。 ソフトウェア情報の構成例を示す図である。 対応情報の構成例を示す図である。 管理者情報の構成例を示す図である。 ユーザ情報の構成例を示す図である。 ホストコンピュータの動作の流れを示すフローチャートである。 更新情報通知ダイアログ(ユーザ宛)の構成例を示す図である。 更新情報通知ダイアログ(管理者宛)の構成例を示す図である。 プリンタの動作の流れを示すフローチャートである。 ホストコンピュータの動作の流れを示すフローチャートである。 ホストコンピュータの動作の流れを示すフローチャートである。 管理者情報設定ダイアログの構成例を示す図である。
符号の説明
10、52a〜c、53 ホストコンピュータ
20、54 プリンタ
51 サーバ
1010、2010 制御部
1020、2020 接続部
1030、2030 記憶部
1040 表示部
1050 媒体読取部
1060 記録媒体
1070 入力部
2040 印刷部
2050 読み取り部
2060 操作部
2070 FAX部

Claims (8)

  1. 当該情報処理装置に係る構成を逐次解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果を示す構成情報を保持する保持手段と、
    前記構成情報に基づいて、当該情報処理装置の構成の更新を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された当該情報処理装置に追加された構成に対応するソフトウェアを、通信回線を介して外部装置から受信する受信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記検出手段により検出された当該情報処理装置に追加された構成に対応するソフトウェアを、通信回線を介して当該情報処理装置を制御する外部装置に対して送信する送信手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検出手段により検出された当該情報処理装置から削除された構成に対応するソフトウェアを、通信回線を介して当該情報処理装置を制御する外部装置から削除させることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記構成情報のうちの最新の情報と、前記構成情報のうちの前記最新の情報の一つ前の情報とを比較し、その比較の結果に基づいて当該情報処理装置の構成の更新を検出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記検出手段による検出結果を、通信回線を介して当該情報処理装置を制御する外部装置に通知する通知手段を更に有することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置による情報処理方法であって、
    当該情報処理装置に係る構成を逐次解析する解析ステップと、
    前記解析ステップによる解析結果を示す構成情報を保持する保持ステップと、
    前記構成情報に基づいて、当該情報処理装置の構成の更新を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにより検出された当該情報処理装置に追加された構成に対応するソフトウェアを、通信回線を介して外部装置から受信する受信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 請求項6に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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