JP2008257006A - 照明光学系及び画像投射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントラストの低下を抑えつつ光量調節が可能な照明光学系を提供する。
【解決手段】照明光学系2は、光源1からの光を複数の光束に分割するレンズアレイ11,12と、レンズアレイからの複数の光束をそれぞれ特定の偏光方向を有する光束に変換する複数の偏光変換素子が偏光変換素子アレイ13と、該偏光変換素子アレイからの複数の光束を画像形成素子4上で重ね合わせる光学素子14と、遮光部及び開口部を有する遮光部材15とを有する。遮光部材は、開口部を通して光束を光学素子の方向に通過させる第1の状態と、該第1の状態に比べて画像形成素子に入射する光束の角度分布の幅が狭くなるように光束の一部を遮光部により遮る第2の状態とに移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ等の画像投射装置に好適な照明光学系に関する。
プロジェクタでは、光源からの白色光をレンズアレイによって複数の光束に分割し、該複数の光束を偏光変換素子アレイで特定方向の偏光方向を有する光束に変換する。そして、該偏光光束をダイクロイックミラーや偏光ビームスプリッタ等により構成される色分解光学系でRGBの3つの光束に分離し、該3つの色光束をそれぞれ液晶パネル等の画像形成素子に導く。この際、レンズアレイによって分割された複数の光束は、コンデンサレンズ等の光学素子によって画像形成素子(被照明面)上で互いに重なり合わせられる。これにより、各画像形成素子を均一な照度分布で照明し、3つの画像形成素子からの光を色合成光学系で合成して投射レンズによってスクリーン等の被投射面に投射したときに、むらのない画像が投射される。
このように構成されるプロジェクタでは、画像を投射する室内の明るさや投射画像のサイズ等の投射条件に応じて投射画像の明るさ(光量)を調節できる機能が求められる。このため、特許文献1には、レンズアレイと偏光変換素子アレイとの間に、遮光部と開口部が交互に形成されたすだれ状の遮光部材を配置し、該遮光部材を移動させることで光量を調整するプロジェクタが開示されている。
特開2002−23106号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されたプロジェクタでは、画像の明るさ調節は可能であるが、明るさを低くするとコントラストの向上に有効な光も遮光してしまう。このため、画像のコントラストまで下がってしまうという問題がある。
本発明は、コントラストの低下を抑えつつ光量調節が可能な照明光学系、これを用いた光学ユニット及び画像投射装置を提供する。
本発明の一側面としての照明光学系は、光源からの光束で画像形成素子を照明する。該照明光学系は、光源からの光を複数の光束に分割するレンズアレイと、レンズアレイからの複数の光束をそれぞれ特定の偏光方向を有する光束に変換する複数の偏光変換素子が偏光変換素子アレイと、該偏光変換素子アレイからの複数の光束を画像形成素子上で重ね合わせる光学素子と、遮光部及び開口部を有する遮光部材とを有する。遮光部材は、開口部を通して光束を光学素子の方向に通過させる第1の状態と、該第1の状態に比べて画像形成素子に入射する光束の角度分布の幅が狭くなるように光束の一部を遮光部により遮る第2の状態とに移動することを特徴とする。
なお、上記照明光学系と、照明光学系からの光により照明される画像形成素子と、該画像形成素子からの光を被投射面に投射する投射光学系とを有する光学ユニットも本発明の他の側面を構成する。また、該光学ユニットと、遮光部材を移動させる駆動機構とを有する画像投射装置も本発明の他の側面を構成する。さらに、該画像投射装置と該画像投射装置に画像情報を供給する画像供給装置とを有する画像表示システムも本発明の他の側面を構成する。
本発明によれば、移動可能な遮光部材によって光量を調節する(低下させる)場合に、画像形成素子に対して大きな入射角度を持つ光束の入射のみを制限して全体の光量を低下させる。このため、コントラストを向上又は維持しつつ投射画像の明るさを変化させることが可能な照明光学系、光学ユニット及びこれを備えた画像投射装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である照明光学系を備えたプロジェクタ(画像投射装置)の全体構成を示している。
図1において、1は光源であり、白色光を発するランプとリフレクタにより構成されている。ランプとしては、超高圧水銀ランプ等が用いられる。
2は照明光学系であり、光源1側から、第1のレンズアレイ11と、第2のレンズアレイ12と、偏光変換素子アレイ13と、コンデンサレンズ14とを有する。また、第2のレンズアレイ12と偏光変換素子アレイ13との間には、遮光部材(第2の遮光部材)15が配置されている。
なお、図1及び以下の図において、光源1から射出してコンデンサレンズ14の中心及び後述する液晶パネル4の中心を通る中心主光線の光路を照明光学系の光軸とし、z軸で示す。また、偏光変換素子アレイ13を構成する後述の複数の偏光分離膜(偏光分離素子)の配列方向をy軸方向とし、光軸(z軸)とy軸に垂直な方向をx軸とする。
光源1から発せられた無偏光の白色光は、複数のレンズ部を有する第1のレンズアレイ11と該第1のレンズアレイ11の個々のレンズ部に対応するレンズ部を複数有する第2のレンズアレイ12とによって複数の光束に分割される。第2のレンズアレイ12から射出された複数の光束は、遮光部材(第2の遮光部材)15の開口部を通過して偏光変換素子アレイ13に入射する。
図3には、偏光変換素子アレイ13の構造を示す。偏光変換素子アレイ13は、第2のレンズアレイ12の複数のレンズ部列(y方向でのレンズ部の列)に対応した複数の入射開口部205と、複数の偏光分離膜202と、複数の反射膜203と、射出面に配置された複数のλ/2板201とを有する。偏光分離膜202、反射膜203及びλ/2板201は、偏光変換素子として機能する。このため、偏光変換素子アレイ13は、複数の偏光変換素子がy方向(第1の方向)に複数配列された構造を有すると言える。
また、入射開口部205の間には、固定遮光部材(第1の遮光部材)204が設けられている。偏光分離膜202と反射膜203とは交互に配置されている。偏光分離膜202は、入射開口部205からの光束の進行方向に対して45°の傾きを有する。また、反射膜203は、偏光分離膜202と平行に設けられている。
光源1からの無偏光のうち固定遮光部材204で遮られなかった白色光は、入射開口部205から偏光変換素子アレイ13に入射する。入射した無偏光光のうちS偏光成分は、偏光分離膜202によって反射され、P偏光成分はこれを透過する。偏光分離膜202によって反射されたS偏光成分は、反射膜203によって反射されてλ/2板201に入射し、ここで偏光方向を90°回転させられてP偏光光に変換される。そして、偏光変換素子アレイ13から射出する。偏光分離膜202を透過したP偏光成分は、そのまま偏光変換素子アレイ13から射出する。こうして、偏光変換素子アレイ13からは、P偏光光(特定の偏光方向を有する光)のみが射出される。
なお、図2に示した偏光変換素子アレイ13では、λ/2板201に、偏光分離膜202によって反射されたS偏光成分をP偏光成分に変換する機能を持たせているが、偏光分離膜202を透過したP偏光成分をS偏光成分に変換する機能を持たせてもよい。この場合、偏光変換素子アレイ13からはS偏光光のみが射出される。
偏光変換素子アレイ13から射出した複数の光束(P偏光光)は、コンデンサレンズ14及び偏光ビームスプリッタ3を介して、照明光学系の被照明面に配置された反射型液晶パネル(画像形成素子)4に至る。このとき、複数の光束は、図2に示すように、コンデンサレンズ14の集光作用を受けて液晶パネル4の画像形成面上(画像形成素子上)で重ね合わせられる。これにより、液晶パネル4上にほぼ均一な照度分布を有する照明エリアが形成される。言い換えれば、液晶パネル4は、その中心部から周辺部までほぼ均一な光量分布の光で照明される。
偏光ビームスプリッタ3は、P偏光光を透過し、S偏光光を反射する偏光分離膜3aを有する。このため、コンデンサレンズ14からの光束(P偏光光)は偏光ビームスプリッタ3を透過して液晶パネル4に至る。
液晶パネル4には、これを駆動する駆動回路Dが接続されている。駆動回路Dには、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、テレビチューナ等の画像供給装置Pからの画像情報が入力される。駆動回路Dは、その画像情報に応じて液晶パネル4を駆動し、原画を形成させる。プロジェクタと画像供給装置Pにより画像表示システムが構成される。
液晶パネル4で原画に応じた画像変調を受けてS偏光光となり、かつ反射した光(画像光)は、偏光ビームスプリッタ3で反射して投射レンズ(投射光学系)5に向かう。投射レンズ5は、入射した画像光を不図示のスクリーンや壁面等の被投射面に投射される。
なお、照明光学系2や投射レンズ5、及びその両者の間に配置された光学系により、プロジェクタ用の光学ユニットが構成される。
図1には、1つの偏光ビームスプリッタ3と液晶パネル4しか示していないが、実施例には、複数の偏光ビームスプリッタやダイクロイック素子等を用いて色分解合成光学系と、RGBの3色に対応した3つの液晶パネルが設けられる。色分解合成光学系は、コンデンサレンズ14からの白色光をRGBの3色の光に分離してこれらをRGBの液晶パネルに導く。各色の複数の光束は、前述したように各液晶パネル上で重ね合わせられる。そして、3つの液晶パネルでの画像変調により生成された3色の画像光は、色分解合成光学系で合成され、投射レンズ(投射光学系)5により被投射面に投射される。これにより、フルカラーの被投射面上に投射画像が得られる。
ここで、遮光部材15は、第2のレンズアレイ12と偏光変換素子アレイ13との間でy軸方向に移動可能である。16は遮光部材15を移動させる駆動機構である。駆動機構16は、明るさ調節スイッチ等の操作部材17からの信号を受けて動作し、遮光部材15をy軸方向に移動させる。遮光部材15の移動により、第2のレンズアレイ12から偏光変換素子アレイ13に入射する光束がほとんど遮られない状態(第1の状態、第1のモード)と、該光束の一部が遮られる状態(第2の状態、第2のモード)とに切り換わる。これにより、液晶パネル4を照明する光量、つまりは投射画像の明るさが変化する。
再び、図2において、コンデンサレンズ14から偏光ビームスプリッタ3を介して液晶パネル4上で重ね合わせられる複数の光束は、液晶パネル4に対しては複数の角度範囲から入射する光束である。これは、偏光ビームスプリッタ3及び液晶パネル4に入射する光束に入射角度分布があることを意味する。偏光ビームスプリッタ3(偏光分離膜3a)及び液晶パネル4はともに入射角度依存特性を有する。すなわち、偏光分離膜3aの法線方向に対する入射角度が45°に近い光束及び液晶パネル4の受光面に対する入射角度(法線に対する角度)が小さい光束の光量が多いほど、投射画像のコントラストが向上する。以下、上述の液晶パネル4の受光面に対する入射角度が小さい光束のことを小入射角度光束と称する。
したがって、遮光部材15によって光量調節を行う場合(特に光量を下げる場合)でも、上記小入射角度光束の光量をできるだけ下げずに全体としての光量を変化させることが好ましい。言い換えれば、暗くする場合は、明るい場合に比べて、液晶パネル4(被照明面)に入射する光束の角度分布の幅が狭くなるように全体光量を下げることが好ましい。
そこで、本実施例では、以下のような遮光部材(以下、可動遮光部材という)15を用いる。
まず、本実施例では、偏光変換素子アレイ13の入射面のうち偏光分離膜202に対応した入射開口部205以外の部分を遮光する固定遮光部材(第1の遮光部材)204を配置している。これにより、上述した特定の偏光方向を持つ光に変換できない光を遮断している。
ここで、図4に固定遮光部材204のxy平面図を示す。固定遮光部材204は、x方向に延びる帯状に形成された複数の遮光部204aと、同様にx方向に延びる帯状に形成された複数の開口部204bとを有する。遮光部204aと開口部204bは、y方向(第1の方向)において交互に形成されている。固定遮光部材204は、開口部204bが偏光変換素子アレイ13の入射開口部205及び偏光分離膜202の前面に位置するように偏光変換素子アレイ13に対して固定される。
一方、図5には、可動遮光部材15のxy平面図を示す。可動遮光部材15は、その基本とする形状は固定遮光部材204と同じであり、x方向に延びる帯状に形成された複数の遮光部15aと、同様にx方向に延びる帯状に形成された複数の開口部15bとを有する。遮光部15aと開口部15bは、y方向において交互に形成されている。遮光部15a及び開口部15bのy方向の幅も、固定遮光部材204の遮光部204aと開口部204bの同方向の幅と同じである。
ただし、可動遮光部材15は、上述した基本形状に、光軸から離れた領域を通過しようとする光を光軸に近い領域を通過しようとする光よりもより多く遮るように、ひし形(図4に点線で示す)の開口部を追加した形状を有する。言い換えれば、照明光学系の中心側の光束よりも周辺側の光束を多く遮るように遮光部5a及び開口部5bの形状を、固定遮光部材204の遮光部204aと開口部204bの形状と異ならせている。
この結果、可動遮光部材15は、y方向において間に開口部5bが形成された複数の遮光部5aを有し、かつy方向に対して直交するx方向(第2の方向)において各遮光部5aの間に開口部5bが形成された形状を有する。なお、可動遮光部材の遮光部及び開口部の形状が、固定遮光部材204の遮光部204aと開口部204bの形状と異なる点は、後述する他の実施例でも同じである。
このような形状に形成された可動遮光部材15を、上述した駆動機構16によって、偏光変換素子アレイ13に設けられた固定遮光部材15に対してy方向に移動させることで、光量調節を行う。
図6は、図1のプロジェクタにより、同じ投射距離及び同じ画像サイズで最も明るい画像を投射する状態(第1の状態)での可動遮光部材15と固定遮光部材204との相対位置関係(相対的な位置関係)を示すxy平面図である。このとき、可動遮光部材15の遮光部15aは固定遮光部材204の遮光部204aと重なる(つまりは、遮光部同士が重なる)。また、可動遮光部材15の開口部15bは固定遮光部材204の開口部204bと重なる(つまりは、開口部同士が重なる)。このため、可動遮光部材15を設けていない場合と同じ光量の光(第2のレンズアレイ12からの複数の光束の一部)が固定遮光部材204の開口部204bを通って偏光変換素子アレイ13の偏光分離膜202に入射する。すなわち、上記光を光学素子としてのコンデンサレンズの方向に通過させる。
図7は、図1のプロジェクタにより、図6の状態に比べて暗い画像(最も暗い画像)を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材15と固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。このとき、可動遮光部材15の遮光部15aは固定遮光部材204の開口部204aのうち光軸から離れた領域と重なる(該領域を覆う)。具体的には、図ではy方向に3段形成されている固定遮光部材204の開口部204aのうち、中段の開口部204aはそのx方向両端部のみが遮光部15aと重なる。一方、上下の段の開口部204aはそのx方向中央領域以外の領域(周辺側の領域)が遮光部15aと重なる。つまり、図5に点線で示した可動遮光部材15のひし形の開口部が固定遮光部材204の帯状の遮光部204aによって3分割されたような形状の開口部が形成される。
これにより、光軸に近い中央側では図6の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図6の状態より多くの光量の光がカットされる。
偏光変換素子アレイ13及びその直前に配置された可動遮光部材15は、投射レンズ5の入射瞳とほぼ共役に位置に配置されているので、光軸から離れた周辺側の領域の光を遮ることは液晶パネル4への入射角度を制限することになる。このことは、液晶パネル4(及び偏光ビームスプリッタ3)の入射角度特性上不利となる方向からの光の入射のみを制限することになる。したがって、投射画像の明るさを低下させながらコントラストの向上(又は維持)を図ることができる。
図21には、図6の状態と図7の状態での液晶パネル4に入射する光束の角度分布の模式図を示す。図中のAで示す曲線が図6の状態での角度分布を示し、Bで示す曲線が図7の状態での角度分布を示す。
Bの角度分布は、Aの角度分布に対して狭い。言い換えれば、液晶パネル4の法線方向(0)付近の角度で入射する光(小入射角度光束)の光量はほとんど変わらないが、法線方向に対して大きい角度で入射する光の光量は大幅(ほぼ0)に低下している。つまり、コントラストの向上に寄与する小入射角度光束の入射光量を落とさずに全体の入射光量を落としている。
特許文献1にて開示された遮光部材を用いた場合は、小入射角度光束の光量落ちが大きく、光量が低下するとともにコントラストも低下する。
また、本実施例においては、前述したように、偏光変換素子アレイ13の近傍は、投射レンズの入射瞳とほぼ共役な関係にあるため、光量調節を行った結果、照明むらを引き起こすおそれはない。
なお、本実施例では、可動遮光部材15の基本形状に追加する開口部の形状をひし形とした場合について説明したが、これ以外の形状の開口部を追加してもよい。例えば、図8に示す可動遮光部材315のように、楕円形状の開口部を追加してもよい。要するに、コントラストの向上に寄与する中央側の光量を落とさずに、入射角度特性上不利な周辺側の光量をカットする形状であればよい。
図9には、本発明の実施例2である照明光学系に用いられる、実施例1の可動遮光部材15と同様の機能を持つ可動遮光部材415のxy平面図を示している。なお、本実施例の照明光学系も、実施例1で図1を用いて説明したプロジェクタに用いられる。このため、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。
実施例1の可動遮光部材15は複数の遮光部15a及び開口部15bが一体となってy方向へ移動する。これに対し、本実施例の可動遮光部材415は、それぞれ遮光部415aを有する2つの部品としての可動遮光部材415A,415Bが、互いに独立にy方向に移動する。可動遮光部材415(415A,415B)は、その基本形状は実施例1の可動遮光部材15と同じであるが、y方向の中央で2つの部品に分離されている。
図10は、図1のプロジェクタにより、同じ投射距離及び同じ画像サイズで最も明るい画像を投射する状態(第1の状態)での可動遮光部材415A,415Bと固定遮光部材204との相対位置関係(相対的な位置関係)を示すxy平面図である。このとき、可動遮光部材415A,415bの遮光部415aは固定遮光部材204の遮光部204aと重なり、可動遮光部材415A,415Bの開口部415bは固定遮光部材204の開口部204bと重なる。このため、可動遮光部材415を設けていない場合と同じ光量の光(第2のレンズアレイ12からの複数の光束の一部)が固定遮光部材204の開口部204bを通って偏光変換素子アレイ13の偏光分離膜202に入射する。
図11は、図1のプロジェクタにより、図10の状態に比べて若干暗い画像を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材415A,415Bと固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。可動遮光部材415A,415Bは、図10の状態に比べて、y方向にて互いに近づく方向に移動している。
このとき、可動遮光部材415A,415Bの遮光部415aは固定遮光部材204の開口部204aのうち光軸から離れた領域の一部と重なる。具体的には、図ではy方向に3段形成されている固定遮光部材204の開口部204aのうち、中段の開口部204aは遮光部415aと重ならない。一方、上下の段の開口部204aはそのx方向中央領域以外の領域(周辺側の領域)の一部が遮光部415aと重なる。
これにより、光軸に近い中央側では図10の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図10の状態より若干多くの光量の光がカットされる。
図12は、図1のプロジェクタにより、図11の状態に比べてより暗い画像(最も暗い画像)を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材415A,415Bと固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。可動遮光部材415A,415Bは、図11の状態に比べて、y方向にて互いにさらに近づく方向に移動している。この状態は、実施例1で図7に示した状態と同じである。つまり、可動遮光部材415A,415Bの遮光部415aは固定遮光部材204の開口部204aのうち光軸から離れた領域と重なる。具体的には、図ではy方向に3段形成されている固定遮光部材204の開口部204aのうち、中段の開口部204aはそのx方向両端部が遮光部415aと重なる。一方、上下の段の開口部204aはそのx方向中央領域以外の領域(周辺側の領域)が遮光部415aと重なる。
これにより、光軸に近い中央側では図10及び図11の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図11の状態よりも多くの光量の光がカットされる。
図11及び図12の状態では、実施例1の図7の状態と同様に、液晶パネル4への入射する光束の角度分布は、図10の状態のそれよりも狭くなる。つまり、液晶パネル4(及び偏光ビームスプリッタ3)の入射角度特性上不利となる方向からの光の入射のみが制限され、小入射角度光束の光量はほとんど変わらない。このため、投射画像の明るさを低下させながらコントラストの向上(又は維持)を図ることができる。
図13には、本発明の実施例3である照明光学系に用いられる、実施例1の可動遮光部材15と同様の機能を持つ可動遮光部材515のxy平面図を示している。なお、本実施例の照明光学系も、実施例1で図1を用いて説明したプロジェクタに用いられる。このため、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。
本実施例の可動遮光部材515も、実施例2と同様に、それぞれ遮光部515aを有する6つの部品としての可動遮光部材515A,515B,515C,515D,515E,515Fが、互いに独立にy方向に移動する。可動遮光部材515(515A〜515F)は、その基本形状は実施例1の可動遮光部材15と同じであるが、y方向で3つに、x方向で2つに分離されている。
図14は、図1のプロジェクタにより、同じ投射距離及び同じ画像サイズで最も明るい画像を投射する状態(第1の状態)での可動遮光部材515A〜515Fと固定遮光部材204との相対位置関係(相対的な位置関係)を示すxy平面図である。このとき、可動遮光部材515A〜515Fの遮光部515aは固定遮光部材204の遮光部204aと重なり、可動遮光部材515A〜515Fの開口部(ただし、y方向における開口部)415bは固定遮光部材204の開口部204bと重なる。このため、可動遮光部材515を設けていない場合と同じ光量の光(第2のレンズアレイ12からの複数の光束の一部)が固定遮光部材204の開口部204bを通って偏光変換素子アレイ13の偏光分離膜202に入射する。
図15は、図1のプロジェクタにより、図14の状態に比べて若干暗い画像を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材515A〜515Fと固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。6つの可動遮光部材515A〜515Fのうち可動遮光部材515Bの遮光部515aは、固定遮光部材204の3段の開口部204aのうち上段の開口部204aにおける光軸から離れた右上の領域と重なっている。一方、可動遮光部材515D,515Fの遮光部515aは、固定遮光部材204の中段及び下段の遮光部515aと重なって、中段及び下段の開口部204bには重ならない。
また、可動遮光部材515Eの遮光部515aは、固定遮光部材204の3段の開口部204aのうち下段の開口部204aにおける光軸から離れた左下の領域と重なっている。一方、可動遮光部材515A,515Cの遮光部515aは、固定遮光部材204の上段及び中段の遮光部515aと重なって、上段及び中段の開口部204bには重ならない。
これにより、光軸に近い中央側では図14の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図14の状態より多くの光量の光がカットされる。
図16は、図1のプロジェクタにより、図15の状態に比べてより暗い画像(最も暗い画像)を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材515A〜515Fと固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。この状態は、実施例1で図7に示した状態と同じである。
つまり、固定遮光部材204の中段の開口部204aはそのx方向両端部が可動遮光部材515C,Dの遮光部515aと重なる。また、上下の段の開口部204aはそのx方向中央領域以外の領域(周辺側の領域)が可動遮光部材515A,515B,515E,515Fの遮光部515aと重なる。
これにより、光軸に近い中央側では図14及び図15の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図15の状態よりも多くの光量の光がカットされる。
図15及び図16の状態では、液晶パネル4への入射する光束の角度分布は、図14の状態のそれよりも狭くなる。つまり、液晶パネル4(及び偏光ビームスプリッタ3)の入射角度特性上不利となる方向からの光の入射のみが制限され、小入射角度光束の光量はほとんど変わらない。このため、投射画像の明るさを低下させながらコントラストの向上(又は維持)を図ることができる。
しかも、本実施例では、6つの可動遮光部材の移動を独立に制御することで、開口の形状の自由度が増す。このため、光量調節とコントラスト向上とのバランスを選択することができる。なお、図15及び図16に示した状態は例に過ぎず、6つの可動遮光部材のいずれの遮光部515aをどの開口部204aに重ねるかは任意に選択可能である。
尚、図14の状態から図15の状態に移行する際には、可動遮光部材515B及び515Eのみが動いて他の可動遮光部材は動かない(可動遮光部材515B及び515Eが他の可動遮光部材に対して相対的に移動する)。また、図14の状態から図16の状態に移行する際には、すべての可動遮光部材515A〜Fが同じ制御信号に基づいて同じ量の移動を行う。
図17には、本発明の実施例4である照明光学系に用いられる、実施例1の可動遮光部材15と同様の機能を持つ可動遮光部材615のxy平面図を示している。なお、本実施例の照明光学系も、実施例1で図1を用いて説明したプロジェクタに用いられる。このため、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。
遮光部材615は、図19及び図20から分かるように、同一形状を有する2つの可動遮光部材615A,615Bにより構成されており、それぞれを固定可動部材204に対して光軸回りで回転させることで遮光面積を変化させる。
図18は、図1のプロジェクタにより、同じ投射距離及び同じ画像サイズで最も明るい画像を投射する状態(第1の状態)での可動遮光部材615A,615Bと固定遮光部材204との相対位置関係(相対的な位置関係)を示すxy平面図である。このとき、可動遮光部材615A,615Bの遮光部615aは固定遮光部材204の遮光部204aと重なり、可動遮光部材615A,615Bの開口部615bは固定遮光部材204の開口部204bと重なる。このため、可動遮光部材615を設けていない場合と同じ光量の光(第2のレンズアレイ12からの複数の光束の一部)が固定遮光部材204の開口部204bを通って偏光変換素子アレイ13の偏光分離膜202に入射する。
図19は、図1のプロジェクタにより、図18の状態に比べて若干暗い画像を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材615A,615Bと固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。可動遮光部材615A,615Bはそれぞれ、固定遮光部材204に対して互いに反対方向(時計回り方向及び反時計回り方向)に若干の角度だけ回転している。可動遮光部材615A,615Bの遮光部615aと固定遮光部材204の遮光部204aとが回転方向にずれている。
これにより、光軸に近い中央側では図18の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図18の状態より多くの光量の光がカットされる。
図20は、図1のプロジェクタにより、図19の状態に比べてより暗い画像(最も暗い画像)を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材615A,615Bと固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。この状態では、可動遮光部材615A,615Bはそれぞれ、固定遮光部材204に対して互いに反対方向(時計回り方向及び反時計回り方向)に、図19の状態より大きく回転している。可動遮光部材615A,615Bの遮光部615aと固定遮光部材204の遮光部204aとが、図19の状態より大きく回転方向にずれている。
これにより、光軸に近い中央側では図18及び図19の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図19の状態よりも多くの光量の光がカットされる。
図19及び図20の状態では、液晶パネル4への入射する光束の角度分布は、図18の状態のそれよりも狭くなる。つまり、液晶パネル4(及び偏光ビームスプリッタ3)の入射角度特性上不利となる方向からの光の入射のみが制限され、小入射角度光束の光量はほとんど変わらない。このため、投射画像の明るさを低下させながらコントラストの向上(又は維持)を図ることができる。
なお、本実施例では、互いに同一形状の2つの可動遮光部材615A,615Bを用いているが、互いに異なる形状の2つの可動遮光部材を光軸回りで回転させるようにしてもよい。また、回転させる可動遮光部材の数を3つ以上としてもよい。
図22には、本発明の実施例5である照明光学系に用いられる、実施例1の可動遮光部材15と同様の機能を持つ可動遮光部材715のxy平面図を示している。なお、本実施例の照明光学系も、実施例1で図1を用いて説明したプロジェクタに用いられる。このため、実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付す。
本実施例の可動遮光部材715の基本形状は、固定遮光部材204と同じである。ただし、実施例1の可動遮光部材15の形状とは以下のように相違する。
まず、実施例1の可動遮光部材15では、y方向の3段の遮光部15aが全てx方向にて分離されている(x方向の2つの遮光部15aの間に開口部が形成されている)。これに対し、本実施例の可動遮光部材715は、中段の遮光部715aは実施例1と同様にx方向にて分離されているが、上段及び下段の遮光部715aは、x方向には連続している(分離されていない)。ただし、上段及び下段の遮光部715aは、x方向において、y方向の幅が変化する形状を有する。具体的には、上段及び下段の遮光部715aは、そのx方向両端側の部分は固定遮光部材204の遮光部204aと同じ幅を有するが、x方向中央部では、光軸に近い側の部分が光軸から離れるように凹形状を有する。
図23は、図1のプロジェクタにより、同じ投射距離及び同じ画像サイズで最も明るい画像を投射する状態(第1の状態)での可動遮光部材715と固定遮光部材204との相対位置関係(相対的な位置関係)を示すxy平面図である。このとき、可動遮光部材715の遮光部715aは固定遮光部材204の遮光部204aと重なり、可動遮光部材715の開口部715bは固定遮光部材204の開口部204bと重なる。このため、可動遮光部材715を設けていない場合と同じ光量の光(第2のレンズアレイ12からの複数の光束の一部)が固定遮光部材204の開口部204bを通って偏光変換素子アレイ13の偏光分離膜202に入射する。
図24は、図1のプロジェクタにより、図23の状態に比べて暗い画像(最も暗い画像)を投射する状態(第2の状態)での可動遮光部材715と固定遮光部材204との相対位置を示すxy平面図である。このとき、可動遮光部材715の上段の遮光部715aは、固定遮光部材204の上段の開口部204aのうちx方向中央領域以外の領域(周辺側の領域)の全てと該中央領域の上部と重なる。また、可動遮光部材715の下段の遮光部715aは、固定遮光部材204の上段の開口部204aのうちx方向中央領域以外の領域(周辺側の領域)の全てと該中央領域の下部と重なる。
これにより、光軸に近い中央側では図23の状態とほぼ同じ光量の光が通過するが、光軸から離れた周辺側では図23の状態より多くの光量の光がカットされる。
図24の状態では、液晶パネル4への入射する光束の角度分布は、図23の状態のそれよりも狭くなる。つまり、液晶パネル4(及び偏光ビームスプリッタ3)の入射角度特性上不利となる方向からの光の入射のみが制限され、小入射角度光束の光量はほとんど変わらない。このため、投射画像の明るさを低下させながらコントラストの向上(又は維持)を図ることができる。
なお、実施例1〜5においては、偏光変換素子アレイ13の前部(光源側)に固定遮光部材204が設けられている場合について説明した。しかし、他の実施例として、固定遮光部材204に代えて、可動遮光部材15,315,415,515,615,715とは別の可動式の遮光部材を設けて、可動遮光部材15〜715と独立に移動させるよいにしてもよい。また、偏光変換素子アレイ13よりも後方(パネル側)に所定の偏光方向を有する光以外の光を検光する素子を設けておけば、固定遮光部材をなくすことも可能である。
また、実施例1〜5では、反射型液晶パネルを用いたプロジェクタについて説明したが、他の実施例として、透過型液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を用いたプロジェクタに実施例1〜5の可動遮光部材を用いてもよい。
本発明の実施例1である照明光学系を用いたプロジェクタの構成を示す平面図。 実施例1の照明光学系において画像形成素子を照明する光線の模式図。 実施例1の照明光学系に用いられている偏光変換素子アレイの構造を示す断面図。 実施例1における偏光変換素子アレイに設けられた固定遮光部材を示す正面図。 実施例1における可動遮光部材を示す正面図。 実施例1における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第1の状態)を示す正面図。 実施例1における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第2の状態)を示す正面図。 実施例1の変形例としての可動遮光部材を示す正面図。 本発明の実施例2における可動遮光部材を示す正面図。 実施例2における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第1の状態)を示す正面図。 実施例2における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第2の状態)を示す正面図。 実施例2における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(別の第2の状態)を示す正面図。 本発明の実施例3における可動遮光部材を示す正面図。 実施例3における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第1の状態)を示す正面図。 実施例3における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第2の状態)を示す正面図。 実施例3における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(別の第2の状態)を示す正面図。 本発明の実施例4における可動遮光部材を示す正面図。 実施例4における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第1の状態)を示す正面図。 実施例4における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第2の状態)を示す正面図。 実施例4における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(別の第2の状態)を示す正面図。 実施例における第1及び第2の状態での液晶パネルへの入射角度分布を示す図。 本発明の実施例5における可動遮光部材を示す正面図。 実施例5における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第1の状態)を示す正面図。 実施例5における可動遮光部材と固定遮光部材の相対位置(第2の状態)を示す正面図。
符号の説明
1 光源
2 照明光学系
3 偏光ビームスプリッタ
4 反射型液晶パネル
5 投射レンズ(投射光学系)
11 第1のレンズアレイ
12 第2のレンズアレイ
13 偏光変換素子アレイ
14 コンデンサレンズ
15,315,415,515,615,715 可動遮光部材
201 λ/2板
202 偏光分離膜
203 反射膜
204 固定遮光部材

Claims (11)

  1. 光源からの光束で画像形成素子を照明する照明光学系であって、
    前記光源からの光を複数の光束に分割するレンズアレイと、
    前記レンズアレイからの複数の光束をそれぞれ特定の偏光方向を有する光束に変換する複数の偏光変換素子が配列された偏光変換素子アレイと、
    該偏光変換素子アレイからの複数の光束を前記画像形成素子上で重ね合わせる光学素子と、
    遮光部及び開口部を有する遮光部材とを有し、
    前記遮光部材は、前記開口部を通して前記光束を前記光学素子の方向に通過させる第1のモードと、該第1の状態に比べて前記画像形成素子に入射する光束の角度分布の幅が狭くなるように前記光束の一部を前記遮光部により遮る第2のモードとを有することを特徴とする照明光学系。
  2. 前記遮光部材は、前記第2の状態において、前記第1の状態に比べて前記光束のうち該照明光学系の中心側の光束よりも周辺側の光束を多く遮ることを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 前記偏光変換素子アレイにおいて前記複数の偏光変換素子が第1の方向に配列されており、
    前記第1の方向に複数の遮光部と複数の開口部とが交互に形成された第1の遮光部材と、
    前記遮光部材としての第2の遮光部材とを有しており、
    前記第2の遮光部材を前記第1の遮光部材に対して移動させることによって、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り換えることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明光学系。
  4. 前記第2の遮光部材の遮光部及び開口部はそれぞれ、前記第1の遮光部材の遮光部及び開口部とは異なる形状を有することを特徴とする請求項3に記載の照明光学系。
  5. 前記第2の遮光部材は、前記第1の方向において間に前記開口部が形成された複数の前記遮光部を有し、該第1の方向に対して直交する第2の方向において前記各遮光部の間に前記開口部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の照明光学系。
  6. 前記第2の遮光部材は、前記第1の方向において間に前記開口部が形成された複数の前記遮光部を有しており、
    前記第2の方向の互いに異なる2つの位置において、該複数の遮光部のうち少なくとも1つの遮光部の幅が互いに異なることを特徴とする請求項4に記載の照明光学系。
  7. 前記第2の遮光部材は、それぞれ前記遮光部を有する複数の部品により構成され、該複数の部品は互いに相対的に移動することを特徴とする請求項4に記載の照明光学系。
  8. 前記第1のモードにおいて、前記第1及び前記第2の遮光部材の前記遮光部同士及び前記開口部同士が重なり、前記第2のモードにおいて前記第2の遮光部材の遮光部の少なくとも一部が前記第1の遮光部材の開口部の少なくとも一部に重なることを特徴とする請求項3から7のいずれか1つに記載の照明光学系。
  9. 請求項1から8のいずれか1つに記載の照明光学系と、
    前記照明光学系からの光により照明される画像形成素子と、
    該画像形成素子からの光を被投射面に投射する投射光学系とを有する光学ユニット。
  10. 請求項9に記載の光学ユニットと、
    前記第1及び第2の遮光部材を独立に移動させる駆動機構とを有することを特徴とする画像投射装置。
  11. 請求項10に記載の画像投射装置と、
    該画像投射装置に画像情報を供給する画像供給装置とを有することを特徴する画像表示システム。
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