JP2008256645A - 垂直型プローブ及びこれを用いた垂直型プローブユニット - Google Patents

垂直型プローブ及びこれを用いた垂直型プローブユニット Download PDF

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Abstract

【目的】 本発明の目的は、ガイド板の厚みを厚くしても、先端部のガイド孔内の往路移動と復路移動との荷重ヒステリシスを低減することができる垂直型プローブ及び垂直型プローブカードを提供する。
【構成】 垂直型プローブカードCは、先端部111が第1のガイド板200の第1のガイド孔210に、当該第1のガイド板200の厚み方向に移動自在に通される。垂直型プローブカードCの先端部111の外面には、当該先端部111が第1のガイド孔210に通された状態で、当該第1のガイド孔210の壁面の一部分に当接する第1のフランジ部111cが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体デバイスの電気的諸特性を測定するのに使用される垂直型プローブ及びこれを用いた垂直型プローブユニットに関する。
この種の垂直型プローブユニットは、複数のコイルスプリングプローブと、このコイルスプリングプローブの先端部が通される下側ガイド孔を有する下側ガイド板と、このコイルスプリングプローブの先端部以外の部分が通される上側ガイド孔を有する上側ガイド板とを備えているものがある(特許文献1及び2参照)。
前記コイルスプリングプローブは、測定時に、その先端部が半導体デバイスの導電パッドに接触し、当該導電パッドを通じて押圧されると、コイルスプリングが圧縮され、前記先端部が前記ガイド孔の周壁面上をその厚み方向に摺動するようになっている。
特開2006−208329号公報 特開2006−300581号公報
ところで、近年の半導体デバイスは、複数の導電パッドが更に高密度に配設され、当該導電パッド間の間隔が更に狭くなっている。
この半導体デバイスに対応するために、前記コイルスプリングプローブを0.1〜0.2mmの狭ピッチ間隔で配列すると、測定時に、前記コイルスプリングプローブの先端部が前記下側ガイド孔の周壁面上を摺動することにより、前記下側ガイド板に掛かる荷重が非常に大きくなる。
例えば、0.1mmのピッチ間隔でコイルスプリングプローブを配置すると、1cmの面積に当たり、一万本のコイルスプリングプローブが存在することになる。このコイルスプリングプローブの一本当たりの荷重が約4gであるとすると、下側ガイド板1cmの面積に当たりに、約40kgの荷重が掛かることとなる。
このように前記下側ガイド板に大きな荷重が掛かると、前記下側ガイド板は、その厚みが約0.5mmと薄いため、当該荷重に耐えることができない。
そこで、前記下側ガイド板を厚くし、当該下側ガイド板が前記荷重に耐え得るようにすることが考えられるが、前記コイルスプリングプローブの先端部が前記下側ガイド孔の周壁面上を摺動する面積が大きくなる。このため、前記先端部が前記下側ガイド孔内を移動する際に、引っ掛かる等して摺動不良が発生する可能性がある。また、このように摺動不良が発生すると、前記先端部のガイド孔内の往路移動と復路移動との荷重ヒステリシスが大きくなる。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、ガイド板の厚みを厚くしても、先端部のガイド孔内の往路移動と復路移動との荷重ヒステリシスを低減することができる垂直型プローブ及びこれを用いた垂直型プローブユニットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の垂直型プローブは、厚みが1.2〜3.0mmのガイド板の厚み方向に貫通するガイド孔に、先端部が前記厚み方向に移動自在に通される垂直型プローブであって、前記先端部の外面には、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の壁面の一部分に当接する第1のフランジ部が設けられていることを特徴としている。
このような垂直型プローブは、前記先端部が半導体デバイスの導電パッドに接触し、押圧されると、当該先端部がガイド孔を前記厚み方向に移動する。すると、前記第1のフランジ部が前記ガイド孔の壁面上を前記厚み方向に摺動する。
前記先端部の外面の第1のフランジ部配設部と異なる高さ位置には、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の壁面の別の部分に当接する第2のフランジ部が設けられていることが好ましい。
この場合、前記先端部の外面の異なる高さ位置に第1、第2のフランジ部が配設されているので、前記先端部が前記ガイド孔内を厚み方向に移動すると、前記第1、第2のフランジ部が前記ガイド孔の壁面上を摺動する。このため、前記先端部の移動を安定させることができる。
前記ガイド板のガイド孔が円柱状の孔である場合、前記プローブの先端部は円柱体とすることができ、前記第1のフランジ部は、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の周壁面の一部分の円周領域に当接する環状体とすることができる。又は、前記第1のフランジ部だけでなく、前記第2のフランジ部も、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の周壁面の別の部分の円周領域に当接する環状体とすることができる。この場合、前記先端部が前記ガイド孔内を厚み方向に移動すると、前記フランジ部がガイド孔の周壁面上を摺動する。このため、前記先端部の前記移動を安定させることができる。
本発明の垂直型プローブユニットは、上記垂直型プローブと、厚みが1.2〜3.0mmであるガイド板とを備えており、このガイド板には、その厚み方向に貫通しており且つ前記垂直型プローブの先端部が前記厚み方向に移動自在に通されるガイド孔が設けられている。
この場合、垂直型プローブの先端部が、半導体デバイスの導電パッドに接触し、押圧されると、当該先端部がガイド孔を前記厚み方向に移動する。すると、前記第1のフランジ部が前記ガイド孔の壁面上を前記厚み方向に摺動する。このため、垂直型プローブの先端部と、前記ガイド孔の壁面との摺動面積を低減することができる。また、前記プローブ本体の先端部の外面の第1のフランジ部配設部以外の部分と、ガイド孔の壁面との間の空間が形成される。この空間が、前記先端部が前記ガイド板のガイド孔の壁面上を摺動し、当該先端部又はガイド孔の壁面が削れることにより発生するゴミを収容する。
前記垂直型プローブは、前記先端部を有する円柱状のプローブ本体と、このプローブ本体の後端部をその長さ方向に移動自在に保持する保持部材と、前記プローブ本体に設けられる第1の支持部と、前記保持部材に設けられる第2の支持部と、第1、第2の支持部の間に配置されるコイルスプリングとを備える構成とすることができる。
この場合、プローブ本体の先端部が半導体デバイスの導電パッドに接触し押圧されると、コイルスプリングが第1、第2の支持部の間で圧縮される。これにより、プローブ本体の先端部と半導体デバイスの導電パッドとの電気的接続に必要な所定の接触圧を確保し易くなる。また、前記空間でゴミを保持することができるので、当該ゴミがコイルスプリングに付着して、その弾性変形を阻害するのを防止することができる。
前記垂直型プローブユニットが、前記垂直型プローブの保持部材が電気的に接続される接続基板を更に備えている場合、前記保持部材は、プローブ本体の後端部が摺動可能に挿入され且つ前記接続基板に電気的に接続される導電性のガイド管であって、その長さ方向の一端面が前記第2の支持部となっている。前記コイルスプリングの少なくとも一部が絶縁体で被覆されている。この場合、前記プローブ本体の先端部が半導体デバイスの導電パッドに接触することにより、当該プローブ本体、前記第1の支持部を通じて前記コイルスプリングに電気信号が流れるのを防止することができる。このため、前記コイルスプリングの高いインダクタンスにより、前記電気信号が減衰するのを防止することができる。
本発明の垂直型プローブによる場合、その先端部の外面に設けた第1のフランジ部が、当該先端部がガイド板のガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の壁面に当接するようになっている。このため、前記先端部が半導体デバイスの導電パッドに接触し、押圧されると、当該先端部がガイド孔内を前記ガイド板の厚み方向に移動する。このとき、前記第1のフランジ部が前記ガイド板のガイド孔の壁面上を前記厚み方向に摺動するので、その摺動面積を従来例と比べて大きく低減することができる。従って、前記垂直型プローブは、ガイド板の厚みを1.2〜3.0mmと厚くしたとしても、先端部のガイド孔内の往路移動と復路移動との荷重ヒステリシスを低減することができる。
本発明の垂直型プローブユニットによる場合、本発明の垂直型プローブと同様の効果を奏する。また、垂直型プローブの先端部のフランジ部以外の部分とガイド板のガイド孔の壁面との間の空間で、前記先端部が前記ガイド孔の壁面を摺動し、当該先端部又はガイド孔の壁面が削られることにより生じるゴミを保持することができる。このため、前記ゴミが、前記ガイド孔から前記ガイド板上に舞い上がるのを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る垂直型プローブユニットについて図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る垂直型プローブユニットの概略的断面図、図2は同プローブユニットの使用状態を示す概略的断面図、図3は同プローブユニットの垂直型プローブの組立手順を示す図である。
図1及び図2に示す垂直型プローブユニットCは、半導体デバイス10の電気的所得性を測定するのに使用されるものであって、半導体デバイス10の導電パッド11に各々接触可能な複数の垂直型プローブ100と、この垂直型プローブ100の先端部111が各々移動自在に通される複数の第1のガイド孔210を有する第1のガイド板200と、垂直型プローブ100の後端部が各々挿入される複数の第2のガイド孔310を有する第2のガイド板300と、第1、第2のガイド板200、300の間に介在するスペーサ400と、第2のガイド板300の面上に取り付けられる接続基板500とを備えている。以下、詳しく説明する。
垂直型プローブ100は、略円柱状の針状体であるプローブ本体110と、このプローブ本体110の後端部113を、その長さ方向に移動自在に保持する保持部材120と、プローブ本体110の中間部112の回りに同心円状に配置される第1のコイルスプリング130と、プローブ本体110の後端部113と保持部材120との間に配置される第2のコイルスプリング140とを有している。
プローブ本体110は、断面視下向き凸字状の先端部111と、この先端部111に連なる中間部112と、この中間部112に連なる後端部113とを有する。
先端部111は、外径がΦ0.08mmであり且つ長さ寸法が0.5〜1.0mmである接触部111aと、この接触部111aに連なる外径がΦ0.1mmであり且つ長さ寸法が1.0〜2.0mmであるガイド部111bと、ガイド部111bの後端部の外周面に設けられた外径Φ0.11mmの環状体である第1のフランジ部111cとを有する。
第1のフランジ部111cは、第1のガイド板200の第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面の一部分の円周領域に当接し、プローブ本体110の移動に応じて、当該大径孔部212の周壁面上を摺動するようになっている。
また、ガイド部111bの先端面は、第1のガイド孔210の大径孔部212の底部に当接可能になっている。これにより、プローブ本体110が第1のガイド孔210から抜け落ちるのを防止している。ガイド部111bの後端面は、第1のコイルスプリング130の長さ方向の一端部を支持する第1の支持部111b1となっている。
接触部111aの先端面は、半導体デバイス10の導電パッド11に接触する部分であって、クラウン加工が施されている。
この接触部111aは、中間部の外周面がその他の部分に比べて窪んでおり、その外径がΦ0.07mmとなっている。即ち、接触部111aの先端部、後端部が第2、第3のフランジ部111a1、111a2となっている。第2、第3のフランジ部111a1、111a2は、第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面の一部の円周領域に各々当接し、プローブ本体110の移動に応じて、当該小径孔部211の周壁面上を摺動するようになっている。
中間部112は、外径がΦ0.06mmであって、第1のコイルスプリング130が弾性変形する際に当該第1のコイルスプリング130をガイドする。これにより、第1のコイルスプリング130が、幅方向に歪むのを防止している。
後端部113は、外径Φ0.065mmの第1、第2の大径部113a、113bと、第1、第2の大径部113a、113bの間に位置する外径Φ0.05mmの小径部113cとを有する。
第1、第2の大径部113a、113bは、保持部材120のガイド管121の内周面の一部の円周領域に各々当接しており、プローブ本体110の移動に応じて、当該ガイド管121の内周面上を摺動するようになっている。第2の大径部113bの後端部は略円錐状になっており、第2のコイルスプリング140の長さ方向の一端部を支持する。また、第2の大径部113bの先端面は、保持部材120のカシメ部121bに当接可能になっており、プローブ本体110が保持部材120から脱落するのを防止している。
小径部113cは、その外径を小さくし、保持部材120のカシメ部121bとの干渉を避けている。
保持部材120は、外径がΦ0.11mm、内径がΦ0.075mmの導電性を有するニッケル合金製の円筒状のガイド管121と、このガイド管121の長さ方向の他端側の開口を塞ぐ導電性を有する円柱体である接続部122(これが、ガイド管121の底部をなす。)とを有する。
ガイド管121は、長さ方向の一端側の開口から、プローブ本体110の後端部113がその長さ方向に摺動自在に挿入されるようになっている。このガイド管121の一端面は、第1のコイルスプリング130の長さ方向の他端部を支持する第2の支持部121aとなっている。
また、ガイド管121の中間部の周壁面にはカシメ部121bが設けられている。このカシメ部121bに、プローブ本体110の第2の大径部113bの先端面が当接することにより、第1のコイルスプリング130がプローブ本体110の第1の支持部111b1と保持部材120の第2の支持部121aとの間で約0.3mm圧縮されるようになっている。
接続部122の長さ方向の他端部は円錐状になっている。この接続部122の他端部が接続基板500の電極510に接触することにより、垂直型プローブ100が接続基板500に電気的に接続される。また、接続部122の長さ方向の一端部も円錐状になっており、第2のコイルスプリング140の長さ方向の他端部を支持する。
第1のコイルスプリング130は、バネ性ステンレス、スプリング用ピアノ線、アモルファス合金等の線材を巻き回して構成される。第1のコイルスプリング130は、長さ寸法が1.5〜3.0mm、外径がΦ0.1〜0.15mmとなっている。第1のコイルスプリング130は、プローブ本体110の中間部112の回りに同心円状に配置され且つ先端部111の第1の支持部111b1と保持部材120の第2の支持部121aとの間に圧縮状態で配置される。また、第1のコイルスプリング130の長さ方向の一端部及び他端部は、テフロン(登録商標)等の絶縁体131でコーティングされている。
第2のコイルスプリング140は、バネ性ステンレス、スプリング用ピアノ線、アモルファス合金等の線材を巻き回して構成される。この第2のコイルスプリング140は、長さ寸法が0.5〜1.5mm、外径がΦ0.06〜0.07mmとなっている。第2のコイルスプリング140は、筒状体120内に入れられ、筒状体120の接続部122とプローブ本体110の後端部113との間に非圧縮状態で配置される。
第1のガイド板200は、厚さ1.2〜3.0mmの絶縁性を有するセラミックス等の板体である。この第1のガイド板200には、当該第1のガイド板200を厚み方向に貫通する複数の第1のガイド孔210が半導体デバイス10の導電パッド11の配列に対応するように0.1〜0.2mmのピッチ間隔で(例えば、マトリックス状に)配設されている。
第1のガイド孔210は、Φ0.09mmであり且つ深さ0.2〜0.5mmである小径孔部211と、この小径孔部211に連続するΦ0.12mmであり且つ深さ1.0〜2.5mmである大径孔部212とを有する。
小径孔部211の周壁面とプローブ本体110の接触部111aの中間部の外周面との間には、接触部111aの第2、第3のフランジ部111a1、111a2が小径孔部211の周壁面上を摺動し、第2、第3のフランジ部111a1、111a2又は小径孔部211の周壁面が削れることにより生じるゴミを収容する第1のゴミ収集空間α1が形成される。
大径孔部212の周壁面とプローブ本体110のガイド部111bの第1のフランジ部配設部以外の部分の外周面との間には、ガイド部111bの第1のフランジ部111cが大径孔部212の周壁面上を摺動し、第1のフランジ部111c又は大径孔部212の周壁面が削れることにより生じるゴミを収容する第2のゴミ収集空間α2が形成される。
第2のガイド板300は、厚さ0.5〜2.0mmの絶縁性を有するセラミックス等の板体である。この第2のガイド板300には、当該第2のガイド板300を厚み方向に貫通する複数の第2のガイド孔310が第1のガイド孔210の配列に対応するように配設されている。
第2のガイド孔310は、Φ0.12mmの孔であって、垂直型プローブ100の保持部材120の後端部(即ち、垂直型プローブ100の後端部)が挿入される。
スペーサ400は、厚さ1〜3mmの絶縁性を有するセラミックス等の環状の枠体である。
接続基板500は周知のプリント配線基板である。この接続基板500には、複数の電極510が第2のガイド孔310の配列に対応するように配設されている。この電極510は、接続基板500が第2のガイド板300の上面に取り付けられた状態で、垂直型プローブ100の接続部122に接触し、電気的に接続される。なお、接続基板500を通じて垂直型プローブユニットCが後述する測定装置と電気的に接続される。
以下、垂直型プローブ100の組立手順及び垂直型プローブユニットCの組立手順について説明する。
まず、図3に示すように、プローブ本体110の後端部113を、第1のコイルスプリング130に挿入する。すると、第1のコイルスプリング130の長さ方向の一端部がプローブ本体110のガイド部111bの第1の支持部111b1に当接する。
その後、プローブ本体110の後端部113を、保持部材120のガイド管121に挿入する。すると、後端部113の第1、第2の大径部113a、113bが、保持部材120の内周面の一部の円周領域に各々当接する。そして、第1のコイルスプリング130の長さ方向の他端部がガイド部111bの第2の支持部121aに当接する。このようにして第1のコイルスプリング130が第1、第2の支持部111b1、121aの間に配置される。
その後、ガイド管121をプローブ本体110の先端部111側に向けて約0.3mm移動させ、第1のコイルスプリング130を第1、第2の支持部111b1、121aの間で圧縮させる。この状態で、ガイド管121の中間部のプローブ本体110の小径部113cに対向する箇所を図示しない治具で押圧し、内側に塑性変形させる。この塑性変形部がカシメ部121bとなる。これにより、プローブ本体110の後端部113の第2の大径部113bがカシメ部121bに当接し、第1のコイルスプリング130が第1、第2の支持部111b1、121aの間に圧縮状態で配置される。これにより、第1のコイルスプリング130がプローブ本体110をその先端側に付勢する荷重が約3.5gとなる。
その後、第2のコイルスプリング140をガイド管121に挿入する。すると、第2のコイルスプリング140の長さ方向の一端部が、プローブ本体110の後端部113の第2の大径部113bに当接する。このとき、第2の大径部113bの円錐状の後端部の頂部が第2のコイルスプリング140の一端部内に入り込む。
その後、接続部122をガイド管121の長さ方向の他端側の開口に嵌め込み、当該開口を塞ぐ。このとき、接続部122の長さ方向の円錐状の一端部は、約0.15mmの隙間を有して第2のコイルスプリング140の長さ方向の他端部に対向する。即ち、第2のコイルスプリング140がプローブ本体110の後端部113と接続部122との間に非圧縮状態で配置される。このようにして、垂直型プローブ100が組み立てられる。
その一方で、第1のガイド板200の上面にスペーサ400を接着する。そして、複数の第1のガイド孔210と複数の第2のガイド孔310とを位置合わせをしつつ、スペーサ400の上面に第2のガイド板300を接着する。
その後、複数の垂直型プローブ100を、第2のガイド板300の複数の第2のガイド孔310から各々挿入する。すると、複数の垂直型プローブ100の先端部111が第1のガイド板200の複数の第1のガイド孔210に各々嵌まり込む。これにより、先端部111の第1のフランジ部111cが、第1のガイド板200の第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面の一部分の円周領域に当接し、第2、第3のフランジ部111a1、111a2が第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面の異なる高さ位置の一部の円周領域に各々当接する。
そして、複数の垂直型プローブ100の先端部111のガイド部111bの先端面が複数の第1のガイド孔210の大径孔部212の底部に各々当接する。これにより、垂直型プローブ100の第1のガイド孔210からの脱落が防止される。
このようにして、複数の垂直型プローブ100の先端部111が第1のガイド板200の複数の第1のガイド孔210に各々通されることにより、当該垂直型プローブ100が半導体デバイス10の複数の導電パッド11の配列に対応して、0.1〜0.2mmのピッチ間隔で(例えば、マトリックス状に)配列される。
その後、複数の垂直型プローブ100の接続部122と、複数の電極510とを各々位置合わせをし、当該接続部122を当該電極510に各々当接させる。そして、複数の垂直型プローブ100の第1、2のコイルスプリング130、140の付勢力に抗して接続基板500を第2のガイド板300の上面に面接触させ、この状態で両者を接着する。すると、複数の接続部122が複数の電極510に押圧され、複数の接続部122及びガイド管121が垂直型プローブ100の先端部111側に向けて約0.15mm各々移動する。なお、複数の接続部122が複数の電極510に各々押圧されることにより、両者の安定した電気接続が図られる。
これにより、複数の第1のコイルスプリング130が複数の第1、第2の支持部111b1、121a間で各々更に圧縮される。
これと共に、複数の第2のコイルスプリング140の長さ方向の他端部が複数の接続部122の長さ方向の円錐状の一端部に各々接触する。これにより、複数の第2のコイルスプリング140が複数のプローブ本体110の後端部113と複数の接続部122との間に非圧縮状態で配置される。
このようにして製造された垂直型プローブユニットCは、図示しない測定装置のプローバに取り付けられ、半導体デバイス10の電気的所得性を測定する測定テストに使用される。以下、その測定工程について説明すると共に、垂直型プローブ100の各部の動作について説明する。
まず、前記プローバを動作させる。すると、半導体デバイス10が測定位置に順次搬送される。半導体デバイス10が前記測定位置に位置すると、垂直型プローブユニットCを半導体デバイス10に相対的に近接させ、垂直型プローブユニットCの複数の垂直型プローブ100の先端部111を半導体デバイス10の複数の導電パッド11に各々接触させる。すると、複数の第1のコイルスプリング130の付勢力により、複数のプローブ本体110が、半導体デバイス10の複数の導電パッド11に、一ピン当たり約4.3gの接触荷重で、各々圧接される。
そして、垂直型プローブユニットCを半導体デバイス10に更に相対的に約0.15mm近接させ、複数の垂直型プローブ100を複数の導電パッド11に圧接させる(即ち、約0.15mmのオーバードライブを加える。)。
すると、複数の垂直型プローブ100のプローブ本体110の接触部111aの先端面が半導体デバイス10の複数の導電パッド11に各々押圧され、プローブ本体110が図示上方向に移動する(これが往路移動である。)。
すると、複数の垂直型プローブ100の接触部111aの第2、第3のフランジ部111a1、111a2が第1のガイド板200の第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面上を図示上方向(即ち、第1のガイド板200の厚み方向)に摺動し、第1のフランジ部111cが当該第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面上を図示上方向に摺動し、後端部113の第1、第2の大径部113a、113bがガイド管121の内周面上を図示上方向に摺動する。
このとき、複数の垂直型プローブ100の第1のコイルスプリング130が複数の第1、第2の支持部111b1、121a間で各々更に圧縮される。これにより、垂直型プローブ100の導電パッド11に対する一ピン当たりの接触荷重が5gとなる。
これと共に、複数の第2のコイルスプリング140が複数のプローブ本体110の後端部113と複数の接続部122との間で各々圧縮される。これにより、垂直型プローブ100の導電パッド11に対する一ピン当たりの接触荷重が8gとなる。即ち、第1のコイルスプリング130の付勢力(即ち、一ピン当たり、約5gの接触荷重)に、第2のコイルスプリング140の付勢力(即ち、一ピン当たり、約3gの接触荷重)が加わることにより、プローブ本体110が半導体デバイス10の導電パッド11に対して約8gの接触荷重で圧接する。
このように前記オーバードライブを行う際に、第1のコイルスプリング130の付勢力に第2のコイルスプリング140の付勢力を加え、プローブ本体110の導電パッド11に対する接触荷重を5g〜8gにかけて急上昇させるようになっている。これによりプローブ本体110が導電パッド11上の酸化膜を突き破り、当該導電パッド11に圧接する。このため、プローブ本体110と導電パッド11との接触抵抗が改善し、両者の安定した電気接続を図ることができる。
この圧接状態で、複数の導電パッド11から各々発せられた電気信号が、複数の接触部111a、ガイド部111b、中間部112及び後端部113の第1、第2の大径部113a、113b、ガイド管121及び接続部122を通じて接続基板500の複数の電極510に流れる。このようにして前記測定装置で半導体デバイス10の電気的所得性が測定される。なお、第1のコイルスプリング130は、長さ方向の一端部及び他端部が絶縁体131でコーティングされているので、当該第1のコイルスプリング130に前記電気信号が流れず、当該電気信号の減衰が防止される。
その後、垂直型プローブユニットCを半導体デバイス10に相対的に離反させる。すると、複数の垂直型プローブ100の第1、第2のコイルスプリング130、140の付勢力により、プローブ本体110が図示下方向に移動する(これが復路移動である。)。
このとき、複数の垂直型プローブ100の接触部111aの第2、第3のフランジ部111a1、111a2が第1のガイド板200の第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面上を図示下方向(即ち、第1のガイド板200の厚み方向)に摺動し、第1のフランジ部111cが当該第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面上を図示下方向に摺動し、後端部113の第1、第2の大径部113a、113bがガイド管121の内周面上を図示下方向に摺動する。
なお、プローブ本体110が前記往路移動及び復路移動する際に、第2、第3のフランジ部111a1、111a2の摺動により発生するゴミは、接触部111aの中間部の外周面と小径孔部211の周壁面との間の第1のゴミ収集空間α1に収容され、第1のフランジ部111cの摺動により発生するゴミは、ガイド部111bの第1のフランジ部配設部以外の部分の外周面と大径孔部212の周壁面との間の第2のゴミ収集空間α2に収容される。
ここで、上記測定テストにおける図示しない実験用垂直型プローブユニットの実験用垂直型プローブの第1のガイド孔210内の前記往路移動と前記復路移動との荷重ヒステリシスの計測実験と、垂直型プローブユニットCの垂直型プローブ100の第1のガイド孔210内の前記往路移動と前記復路移動との荷重ヒステリシスの計測実験とを行った。なお、前記実験用垂直型プローブユニットは、実験用垂直型プローブが垂直型プローブ100のプローブ本体110の先端部111に、第1のフランジ部111cが設けられておらず、且つ接触部111aの中間部の外周面が窪んでいないものである。即ち、前記実験用垂直型プローブユニットは、実験用垂直型プローブが第1、第2、第3のフランジ部111c、111a1、111a2を有していない点で垂直型プローブユニットCと相違しており、その他は同じものである。
この実験の結果、前記実験用垂直型プローブユニットは、前記実験用垂直型プローブの先端部の略全周面が第1のガイド板200の第1のガイド孔210の周壁面上を摺動するため、下記表1(移動量(μm)-荷重(gf)の特性を示すグラフ)に示すように、往路移動と復路移動との差が大きくなり、荷重ヒステリシスが大きくなることが分かった。なお、表1の上側のグラフ線が往路移動を示し、下側のグラフ線が復路移動を示す。
これに対して、垂直型プローブユニットCは、垂直型プローブ100の先端部111が前記往路移動及び復路移動する際に、当該先端部111の第2、第3のフランジ部111a1、111a2が第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面上を図示上、下方向に摺動する共に、当該先端部111の第1のフランジ部111cが第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面上を図示上、下方向に摺動するようになっている。
即ち、垂直型プローブ100の先端部111と第1のガイド孔210の周壁面との摺動面積を大きく低減することができるので、厚さ1.2〜3.0mmの第1のガイド板200を用いたとしても、下記表2(移動量(μm)-荷重(gf)の特性を示すグラフ)に示すように、プローブ本体110の先端部111の第1のガイド孔210内の前記往路移動と前記復路移動との荷重ヒステリシスを低減することができることが分かった。なお、表2の上側のグラフ線が往路移動を示し、下側のグラフ線が復路移動を示す。
しかも、垂直型プローブユニットCは、第2、第3のフランジ部111a1、111a2の摺動により発生するゴミが第1のゴミ収集空間α1に収容され、第1のフランジ部111cの摺動により発生するゴミが第2のゴミ収集空間α2に収容される。このため、前記ゴミが、第1のガイド孔210から第1のガイド板200上に舞い上がり、垂直型プローブ100の剥き出しの第1のコイルスプリング130に付着してその弾性変形を阻害するのを防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る垂直型プローブユニットについて図面を参照しつつ説明する。図4は本発明の第2の実施の形態に係る垂直型プローブユニットの概略的断面図である。
図4に示す垂直型プローブユニットC’は、垂直型プローブ100’の先端部111’の形状及び保持部材120’の形状が実施例1の垂直型プローブユニットCと異なっている。以下、その相違点について詳しく説明し、重複する部分については説明を省略する。なお、垂直型プローブの符号については、上述の如く’を付す。
先端部111’は、外径がΦ0.08mmであり且つ長さ寸法が0.5〜1.0mmである接触部111a’と、この接触部111a’に連なる外径がΦ0.1mmであり且つ長さ寸法が1.0〜2.0mmであるガイド部111b’と、ガイド部111b’の後端部、先端部の外周面に各々設けられた外径Φ0.11mmの環状体である第1、第2のフランジ部111c’、111d’とを有する。
第1、第2のフランジ部111c’、111d’は、第1のガイド板200の第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面の高さ位置の異なる一部分の円周領域に各々当接し、プローブ本体110’の移動に応じて、当該大径孔部212の周壁面上を摺動するようになっている。
また、第2のフランジ部111d’は、第1のガイド孔210の大径孔部212の底部に当接する。これにより、プローブ本体110’が第1のガイド孔210から抜け落ちるのを防止している。
ガイド部111b’の後端面は、第1のコイルスプリング130の長さ方向の一端部を支持する第1の支持部111b1’となっている。
接触部111a’は、第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面に当接し、プローブ本体110の移動に応じて、当該小径孔部211の周壁面上を摺動するようになっている。
接触部111a’の先端面は、半導体デバイス10の導電パッド11に接触する部分であって、クラウン加工が施されている。
保持部材120’は、外径がΦ0.11mm、内径がΦ0.075mmの導電性を有するニッケル合金製の円筒状のガイド管121’と、このガイド管121’の長さ方向の他端側の開口を塞ぐ導電性を有する接続部122’とを有する。
ガイド管121’はガイド管121と同じである。
接続部122’は、内部が中空の半球状のドーム体である。この接続部122’は、その底面の開口の縁部に当該開口よりも内径が小さいリング体122a’が設けられている。このリング体122a’が第2のコイルスプリング140の長さ方向の他端部を支持する。また、接続部122’の頂部は、接続基板500の電極510に接触することにより、垂直型プローブ100が接続基板500に電気的に接続される。
以下、このような構成の垂直型プローブユニットC’の組立方法について説明する。
まず、垂直型プローブ100と同様に、プローブ本体110’に第1のコイルスプリング130’、ガイド管121’及び第2のコイルスプリング140’を取り付ける。そして、接続部122’をガイド管121’の長さ方向の他端側の開口に嵌め込み、当該開口を塞ぐ。このとき、接続部122’のリング体122a’は、約0.15mmの隙間を有して第2のコイルスプリング140’の長さ方向の他端部に対向する。即ち、第2のコイルスプリング140がプローブ本体110の後端部113と接続部122のリング体122a’との間に非圧縮状態で配置される。このようにして、垂直型プローブ100が組み立てられる。
その一方で、垂直型プローブユニットCと同様に、第1、第2のガイド板200、300及びスペーサ400を接着して組み合わせる。
その後、複数の垂直型プローブ100’を、第2のガイド板300の複数の第2のガイド孔310から各々挿入する。すると、複数の垂直型プローブ100’の先端部111’が第1のガイド板200の複数の第1のガイド孔210に各々嵌まり込む。これにより、先端部111’の第1、第2のフランジ部111c’、111d’が、第1のガイド板200の第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面の異なる高さ位置の一部分の円周領域に各々当接し、当該先端部111’の接触部111a’が第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面に当接する。
そして、複数の垂直型プローブ100’の先端部111’の第2のフランジ部111d’が複数の第1のガイド孔210の大径孔部212の底部に各々当接する。これにより、垂直型プローブ100’の第1のガイド孔210からの脱落が防止される。
このようにして、複数の垂直型プローブ100’の先端部111が第1のガイド板200の複数の第1のガイド孔210に各々通されることにより、当該垂直型プローブ100が半導体デバイス10の複数の導電パッド11の配列に対応して、0.1〜0.2mmのピッチ間隔で(例えば、マトリックス状に)配列される。
その後、複数の垂直型プローブ100’の接続部122’と、複数の電極510とを位置合わせをし、当該接続部122’を当該電極510に当接させる。そして、接続基板500を第2のガイド板300の上面に面接触させ、この状態で両者を接着する。すると、複数の接続部122’が複数の電極510に押圧され、複数の接続部122’及びガイド管121’が垂直型プローブ100’の先端部111’側に向けて約0.15mm各々移動する。なお、複数の接続部122’が複数の電極510に各々押圧されることにより、両者の安定した電気接続が図られる。
このとき、複数の第1のコイルスプリング130’が複数の第1、第2の支持部111b1’、121a’間で各々更に圧縮される。これと共に、複数の第2のコイルスプリング140’の長さ方向の他端部が複数の接続部122’のリング体122a’に各々接触する。これにより、複数の第2のコイルスプリング140’が複数のプローブ本体110’の後端部113’と複数の接続部122’のリング体122a’との間に非圧縮状態で配置される。
このようにして組み立てられた垂直型プローブユニットC’は、垂直型プローブユニットCと同様に、測定装置のプローバに取り付けられ、半導体デバイス10の電気的所得性を測定するのに使用される。以下、その測定工程について説明する。
まず、実施例1と同様に測定位置に搬送された半導体デバイス10に対して垂直型プローブユニットC’を相対的に近接させ、垂直型プローブユニットC’の複数の垂直型プローブ100’の先端部111’を半導体デバイス10の複数の導電パッド11に各々接触させる。すると、複数の第1のコイルスプリング130’の付勢力により、複数のプローブ本体110’の先端部111が、半導体デバイス10の複数の導電パッド11に、一ピン当たり約4.3gの接触荷重で、各々圧接される。
そして、垂直型プローブユニットC’を半導体デバイス10に更に相対的に約0.15mm近接させ、複数の垂直型プローブ100’を複数の導電パッド11に圧接させる(即ち、約0.15mmのオーバードライブを加える)。
すると、複数の垂直型プローブ100’のプローブ本体110’の接触部111a’の先端面が半導体デバイス10の複数の導電パッド11に各々押圧され、当該プローブ本体110’が図示上方向に移動する(これが往路移動である。)。
すると、複数の垂直型プローブ100’の接触部111a’が第1のガイド板200の第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面上を図示上方向(即ち、第1のガイド板200の厚み方向)に摺動し、第1、第2のフランジ部111c’、111d’が第1のガイド板200の第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面上を図示上方向に摺動し、後端部113’の第1、第2の大径部113a’、113b’がガイド管121’の内周面上を図示上方向に摺動する。
このとき、複数の垂直型プローブ100’の第1のコイルスプリング130’が第1、第2の支持部111b1’、121a’間で更に圧縮される。これにより、垂直型プローブ100’の導電パッド11に対する一ピン当たりの接触荷重が5gとなる。
これと共に、第2のコイルスプリング140’がプローブ本体110’の後端部113’と接続部122’のリング体122a’との間で圧縮される。これにより、垂直型プローブ100’の導電パッド11に対する一ピン当たりの接触荷重が8gとなる。即ち、第1のコイルスプリング130’の付勢力(即ち、一ピン当たり、約5gの接触荷重)に、第2のコイルスプリング140’の付勢力(即ち、一ピン当たり、約3gの接触荷重)が加わることにより、プローブ本体110’が半導体デバイス10の導電パッド11に対して約8gの接触荷重で圧接する。
このように前記オーバードライブを行う際に、第1のコイルスプリング130’の付勢力に第2のコイルスプリング140’の付勢力を加え、プローブ本体110’の導電パッド11に対する接触荷重を5g〜8gにかけて急上昇させるようになっている。これによりプローブ本体110’が導電パッド11上の酸化膜を突き破り、当該導電パッド11に圧接する。このため、プローブ本体110’と導電パッド11との接触抵抗が改善し、両者の安定した電気接続を図ることができる。
この圧接状態で、複数の導電パッド11から各々発せられた電気信号が、接触部111a’、ガイド部111b’、中間部112’及び後端部113’の第1、第2の大径部113a’、113b’、ガイド管121’及び接続部122’を通じて接続基板500の複数の電極510に流れる。このようにして測定装置で半導体デバイス10の電気的所得性を測定する。なお、第1のコイルスプリング130’は、長さ方向の一端部及び他端部が絶縁体131’でコーティングされているので、当該第1のコイルスプリング130’に前記電気信号が流れず、当該電気信号の減衰が防止される。
その後、垂直型プローブユニットC’を半導体デバイス10に相対的に離反させる。すると、複数の垂直型プローブ100’の第1、第2のコイルスプリング130’、140’の付勢力により、プローブ本体110’が図示下方向に移動する(これが復路移動である。)。
このとき、複数の垂直型プローブ100’の接触部111a’が第1のガイド板200の第1のガイド孔210の小径孔部211の周壁面上を図示下方向(即ち、第1のガイド板200の厚み方向)に摺動し、第1、第2のフランジ部111c’、111d’が、第1のガイド板200の第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面上を図示下方向に摺動し、後端部113’の第1、第2の大径部113a’、113b’がガイド管121’の内周面上を図示下方向に摺動する。
なお、プローブ本体110’が前記往路移動及び復路移動する際に、第1、第2のフランジ部111c’、111d’の摺動により発生するゴミは、ガイド部111bの第1、第2のフランジ部配設部以外の部分の外周面と大径孔部212の周壁面との間の第3のゴミ収集空間α3に収容される。
このような垂直型プローブユニットC’による場合であっても、垂直型プローブ100’の先端部111’が前記往路移動及び復路移動する際に、当該先端部111の第1、第2のフランジ部111c’、111d’が第1のガイド孔210の大径孔部212の周壁面上を図示上、下方向に摺動するようになっている。このため、垂直型プローブ100’の先端部111’と第1のガイド孔210の周壁面との摺動面積を大きく低減することができるので、厚さ1.2〜3.0mmの第1のガイド板200を用いたとしても、垂直型プローブ100’の先端部111’と第1のガイド孔210内の前記往路移動と前記復路移動との荷重ヒステリシスを低減することができる。
しかも、第1、第2のフランジ部111c’、111d’の摺動により発生するゴミが、ガイド部111b’の第1、第2のフランジ部配設部以外の部分の外周面と大径孔部212の周壁面との間の第3のゴミ収集空間α3に収容されるようになっている。このため、前記ゴミが、第1のガイド孔210から第1のガイド板200上に舞い上がり、垂直型プローブ100’の剥き出しの第1のコイルスプリング130’に付着してその弾性変形を阻害するのを防止することができる。
なお、垂直型プローブ100、100’については、厚みが1.2〜3.0mmのガイド板の厚み方向に貫通するガイド孔に、先端部が前記厚み方向に移動自在に通される垂直型プローブであって、前記先端部の外面には、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の壁面の一部分に当接する第1のフランジ部が設けられている限り、任意に設計変更可能である。
なお、図5は垂直型プローブの設計変更例を示す概略的断面図、図6は垂直型プローブの別の設計変更例を示す模式的正面図である。
前記垂直型プローブは、コイルスプリングプローブであるとして説明したが、これに限定されるものではない。
プローブ本体110’は、円柱状であるとしたが、これに限定されるものではない。また、先端部111、111’の形状については、接触部111a、111a’と、ガイド部111b、111b’とを有するとしたが、前記ガイド孔に挿入可能であり且つその外面に少なくとも一つの前記フランジ部が設けられている限り任意に設計変更可能である。
接触部111a、111a’については、その長さが0.5mm以下の長さである場合には、その中間部に窪みを設けなくても良い。但し、これに限定されるものではない。また、前記接触部の先端面の形状については、任意に設定可能であり、例えば、円錐状等とすることができる。
中間部112、112’及び後端部113、113’の形状については、任意に設計変更可能である。例えば、前記垂直型プローブが、別のコイルスプリングプローブである場合には、図5に示すように、プローブ本体の中間部及び後端部を筒状体とすることができる。この場合、保持部材は前記筒状体に挿入される棒状体とし、前記筒状体の端面と保持部材の鍔部との間でコイルスプリングを保持する構成とすることができる。また、前記垂直型プローブがコイルスプリングプローブでない場合には、図6に示すように、中間部を略U字状に湾曲させるようにしても良い。
保持部材120、120’については、ガイド管121、121’と、接続部122、122’とを有するとしたが、これに限定されるものではない。例えば、前述の如く、棒状体とすることもできる。この場合、前記筒状体を移動自在にガイドすることにより、当該筒状体を保持する。
第1、第2のコイルスプリング130、130’、140、140’については、前記プローブ本体を前記ガイド孔から突出する方向に付勢し得るものであれば良く、弾性樹脂等で代替可能である。また、前記第1のコイルスプリングは、絶縁体131でコーティングするか否かは任意である。コーティングする場合には、少なくとも一部が絶縁体131でコーティングされていれば良い。第2のコイルスプリングも同様に絶縁体でコーティングすることができる。
第1の支持部111b1、111b1’については、ガイド部111b、111b’の後端面であるとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記プローブ本体に別途設けた突起部等とすることができる。同様に、第2の支持部121a、121a’についても、ガイド管121の端面に限定されるものではなく、例えば、前記保持部材に別途設けた突起部等とすることができる。
垂直型プローブユニットC、C’については、垂直型プローブと、厚みが1.2〜3.0mmであるガイド板とを備えており、このガイド板には、その厚み方向に貫通するガイド孔が設けられており、前記垂直型プローブは、その先端部が前記厚み方向に移動自在に通されており、当該先端部の外面には、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の壁面の一部分に当接する第1のフランジ部が設けられている限り任意に設定可能である。
従って、第1のガイド板200については、その厚み方向に貫通する複数の第1のガイド孔210が設けられていれば良く、その配列は半導体デバイス10の導電パッド11の配列に対応して任意に設計変更可能である。
第1のガイド板200の厚みは1.2〜3.0であるとしたが、それ以上の厚みを有するものであっても良い。
第1のガイド孔210の形状については、前記第1のガイド板の厚み方向に貫通しており且つ前記垂直型プローブの先端部を通すことができるものである限り、任意に設計変更可能である。第1のガイド孔210のピッチ間隔は、0.1〜0.2mmであるとしたが、半導体デバイス10の導電パッド11のピッチ間隔に応じて、それ以外の間隔であっても良い。即ち、複数の垂直型プローブ100を0.1〜0.2mm以外の間隔で配置するようにしても良い。
なお、図1、図2及び図4において、垂直型プローブ100、100’、第1、第2のガイド孔210、310は、図示の便宜上、4つづつ図示したが、これに限定されるものではない。また、上述した各構成部材の寸法は一例を記したものであり、当該寸法に限定されるものではない。
本発明の第1の実施の形態に係る垂直型プローブユニットの概略的断面図である。 同プローブユニットの使用状態を示す概略的断面図である。 同プローブユニットの垂直型プローブの組立手順を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る垂直型プローブユニットの概略的断面図である。 垂直型プローブの設計変更例を示す概略的断面図である。 垂直型プローブの別の設計変更例を示す模式的正面図である。
符号の説明
C 垂直型プローブユニット
100 垂直型プローブ
110 プローブ本体
111 先端部
111c 第1のフランジ部
111a1 第2のフランジ部
111b1 第1の支持部
120 保持部材
121 ガイド管
122 接続部(ガイド管の底部)
121a 第2の支持部
122 接続部
130 第1のコイルスプリング
131 絶縁体
140 第2コイルスプリング
200 第1のガイド板
210 第1のガイド孔
300 第2のガイド板
310 第2のガイド孔
500 接続基板
10 半導体デバイス
11 導電パッド

Claims (7)

  1. 厚みが1.2〜3.0mmのガイド板の厚み方向に貫通するガイド孔に、先端部が前記厚み方向に移動自在に通される垂直型プローブであって、
    前記先端部の外面には、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の壁面の一部分に当接する第1のフランジ部が設けられていることを特徴とする垂直型プローブ。
  2. 請求項1記載の垂直型プローブにおいて、
    前記先端部の外面の第1のフランジ部配設部と異なる高さ位置には、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の壁面の別の部分に当接する第2のフランジ部が設けられていることを特徴とする垂直型プローブ。
  3. 前記ガイド孔が円柱状の孔である場合の請求項1記載の垂直型プローブにおいて、前記先端部は円柱体であり、
    前記第1のフランジ部は、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の周壁面の一部分の円周領域に当接する環状体であることを特徴とする垂直型プローブ。
  4. 前記ガイド孔が円柱状の孔である場合の請求項2記載の垂直型プローブにおいて、前記先端部は円柱体であり、
    前記第1のフランジ部は、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の周壁面の一部分の円周領域に当接する環状体であり、
    前記第2のフランジ部は、当該先端部が前記ガイド孔に通された状態で、当該ガイド孔の周壁面の別の部分の円周領域に当接する環状体であることを特徴とする垂直型プローブ。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の垂直型プローブと、
    厚みが1.2〜3.0mmであるガイド板と、を備えており、
    このガイド板には、その厚み方向に貫通しており且つ前記垂直型プローブの先端部が前記厚み方向に移動自在に通されるガイド孔が設けられていることを特徴とする垂直型プローブユニット。
  6. 請求項5記載の垂直型プローブユニットにおいて、
    前記先端部を有するプローブ本体と、
    このプローブ本体の後端部をその長さ方向に移動自在に保持する保持部材と、
    前記プローブ本体に設けられる第1の支持部と、
    前記保持部材に設けられる第2の支持部と、
    第1、第2の支持部の間に配置されるコイルスプリングと、を備えていることを特徴とする垂直型プローブユニット。
  7. 請求項6記載の垂直型プローブユニットにおいて、
    前記垂直型プローブの保持部材が電気的に接続される接続基板を更に備え、
    前記保持部材は、前記プローブ本体の後端部が摺動可能に挿入され且つ前記接続基板に電気的に接続される導電性のガイド管であって、その長さ方向の一端面が前記第2の支持部となっており、
    前記コイルスプリングの少なくとも一部が絶縁体で被覆されていることを特徴とする垂直型プローブユニット。
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