JP2008256310A - 潜熱蓄熱装置及びエンジン - Google Patents

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賢一 山田
Hideo Kobayashi
日出夫 小林
Katsuhiko Arisawa
克彦 蟻沢
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Kunihiko Hayashi
邦彦 林
Akira Michikawauchi
亮 道川内
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Abstract

【課題】極低温時において装置の効率的な作動を実現することのできる潜熱蓄熱装置を提供することを課題とする。
【解決手段】潜熱蓄熱装置(1)は、内部に蓄熱材(4)が封入され、エンジン(2)のシリンダブロック(3)に形成されたウォータジャケット(5)内に収容される容器(6)、蓄熱材(4)を発核させる発核装置(11)、この発核装置(11)を作動させるアクチュエータ(9)、エンジン(2)がおかれた環境の温度を取得する水温センサ(7)を備える。さらに、水温センサ(7)の測温データに基づいてアクチュエータ(9)の動作を制御するECU(8)を備える。ECU(8)は、測温データが所定値Ta(−20℃)よりも低いときにアクチュエータ(9)への通電を停止する制御を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンに組み込まれる潜熱蓄熱装置に関する。
冷間始動時のエンジンは、フリクションの低下、燃費向上、出力向上、排気組成の改善を図るため、早期の暖機完了が求められる。特に、シリンダボアやピストン、クランクシャフト等の摺動部を有する構成要素は効率のよい運転を実現するために早期暖機完了が望まれる。通常のエンジンは筒内爆発が開始されるとシリンダブロックやシリンダヘッド等のエンジン構成要素、さらに、これらのエンジン構成要素に形成された油路中を循環するエンジンオイルが温められ、徐々に暖機が進行する。
従来、このようなエンジンの早期暖機完了を達成すべく、シリンダを囲むように形成した蓄熱材収納室に、潜熱型蓄熱材(蓄熱材)を収納した内燃機関の急速暖機装置が提案されている(特許文献1)。このような急速暖機装置は、エンジンの冷間始動時に、過冷却状態となっている蓄熱材に対して電圧印加し、これにより相変化を開始させて潜熱を発生させるように構成されている。
なお、蓄熱材はいわゆる過冷却状態から何らかの刺激を受けることによって液相状態から固相状態への相変化を開始し、この際、潜熱の放熱を行うことが知られている。特許文献1に開示された急速暖機装置は、蓄熱材に対して電圧を印加することによって蓄熱材の相変化を誘発しているが、蓄熱材へ刺激を付与する発核装置をアクチュエータによって作動させて蓄熱材の相変化を開始させる構成も考えられる。
特開平11−182393号公報
以上説明したように特許文献1記載の内燃機関の急速暖機装置は、冷間始動直後に直接シリンダ周辺を局部的に昇温することができ、効率よく機関の昇温を図ることができるものである。
しかしながら、エンジンの使用される環境は極低温であることがあり、このような極低温の環境下では蓄熱材に電圧を印加するための装置やアクチュエータが正常に機能することができなくなるおそれがある。このように装置が正常に機能することができないおそれがある環境下で装置に通電することは、装置やバッテリーを消耗させることになりかねない。
そこで、本発明は、極低温時において装置の効率的な作動を実現することのできる潜熱蓄熱装置を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するための、本発明の潜熱蓄熱装置は、エンジン暖機の際に昇温対象となる部位の周囲に配置された蓄熱材と、前記蓄熱材を発核させる発核手段と、当該発核手段を作動させるアクチュエータと、前記蓄熱材の温度を取得する測温手段と、当該測温手段の測温データに基づいて前記アクチュエータの動作を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。このような潜熱蓄熱装置では、前記制御手段は、前記測温データが所定値Taよりも低いときに前記アクチュエータへの通電を停止する制御を行う構成とすることができる(請求項2)。例えば、外気温が−20℃位の極低温状態となると、アクチュエータを構成するコイルの抵抗が非常に小さくなる。アクチュエータの出力Wと電流I、電圧V、抵抗Rとの間には、
V=IR
W=IV
W=I
の関係があることから、極低温時にアクチュエータのコイルの抵抗が非常に小さくなると大電流が流れることとなり、バッテリー保護の観点からもアクチュエータに通電することは望ましくない。そこで、本発明の潜熱蓄熱装置では、前記測温データが所定値Taよりも低いときに前記アクチュエータへの通電を停止する制御を行う構成としている。なお、所定値Taは設計事項であり、適宜設定することができる。また、前記測温手段は、水温センサとすることができる(請求項4)。要は、エンジンがおかれている環境の温度(環境温度)を知ることができる手段であればどのようなものであってもよい。例えば、エンジンが水温センサや油温センサ等を備えていれば、これらの水温センサや油温センサを本発明における測温手段として活用し、環境温度を測温する構成とすることができる。このような潜熱蓄熱装置に用いられる潜熱蓄熱材としては、従来周知の蓄熱材、例えば、酢酸ナトリウム3水和物等を採用することができる。また、潜熱蓄熱装置はアクチュエータによって作動し、蓄熱材に対して出没する針体等、従来、周知の発核手段を備えた構成とすることができる。
本発明の潜熱蓄熱装置は、前記のように従来周知の蓄熱材を用いることができるが、蓄熱材は、極低温時には固相状態となっていると考えられる。本発明の潜熱蓄熱装置では、前記制御手段は、前記測定データに基づいて前記蓄熱材が固相状態であると判断されるときに前記アクチュエータへの通電を停止する制御を行う構成とすることもできる(請求項3)。蓄熱材が固相となる温度は用いる蓄熱材によって異なるので、採用した蓄熱材に応じた制御とすることができる。なお、エンジン暖機の際に昇温対象となる部位の周囲は、例えば、シリンダボア壁等、早期暖機完了が望まれる部位を適宜含めることができる。蓄熱材は、例えば、エンジンのシリンダブロックに形成されたウォータジャケット内に収容される容器内に封入した構成とすることができる。
このような潜熱蓄熱装置を従来あるエンジンに組み込めば、本発明のエンジンとすることができる(請求項5)。
本発明によれば、環境温度に応じて発核手段を作動させるアクチュエータの動作を制御するようにしたので、低温によりアクチュエータに大電流が流れるような環境下でのアクチュエータの動作を回避し、装置の損傷を抑制することができる。また、低温により蓄熱材が固相状態となるような極寒環境下で、アクチュエータの動作を回避し、電力の浪費を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、本発明の潜熱蓄熱装置1を装着したエンジン2の概略構成を示す図であり、(a)はシリンダヘッドを取り外した状態のシリンダブロック3をシリンダヘッド装着側から見た図であり、(b)は(a)におけるX−X線断面図である。潜熱蓄熱装置1は、内部に蓄熱材4が封入され、エンジン2のシリンダブロック3に形成されたウォータジャケット5内に収容される容器6と、水温センサ7を備える。この水温センサ7は、本発明における測温手段に相当する。この水温センサ7によりエンジン2がおかれている環境の温度(環境温度)を知ることができる。環境温度を知ることにより、蓄熱材4の状態、すなわち、液相状態であるか固相状態であるかを判別することができる。この水温センサ7は、本発明における制御手段に相当するECU(Electronic control unit)8に電気的に接続されている。水温センサ7はシリンダブロック3の上端部に設置されているが、図示しないシリンダヘッドへ装着する構成とすることもできる。
蓄熱材4が封入された容器6は、ウォータジャケット5内のシリンダブロック3のボア側壁3a側へ配置し、シリンダブロック外壁3bと容器6との間に冷却水を流通させる構成となっている。また、容器6に封入された蓄熱材4は、酢酸ナトリウム3水和物である。酢酸ナトリウム3水和物は、融点がおよそ58℃であり、−20℃程度まで過冷却状態を維持することができる。この潜熱をエンジン2の加温、暖機に利用することができる。このような蓄熱材4は、通常、エンジン始動前(冷間時)は液相の過冷却状態となっている。容器6には、本発明における発核手段に相当する発核装置11が取り付けられており、アクチュエータ9によって押圧されることによって過冷却状態の蓄熱材4の相変化を誘発する。アクチュエータ9は、所定条件下、イグニッション12のON信号に基づくECU8による発核指令に基づいて動作を開始し、発核装置11を作動させて蓄熱材4を発核させ、発熱させるようになっている。
以上のように構成される潜熱蓄熱装置1の動作について図2に示したフロー図を参照しつつ説明する。イグニッション12がON状態となると(ステップS1)、ECU8は、ステップS2において水温センサ7による測温データTを取得する。測温データTを取得したECU8はステップS3において測温データTは−20℃よりも小さい否かの判断を行う。ここで、−20℃との値は、本発明における所定値Taに相当する値である。所定値Taは、極低温であるためにアクチュエータ9内のコイルの抵抗が非常に小さくなり、通電により大電流が流れる現象を回避するための基準として予め設定された温度である。また、所定値Taは、これ以下の温度では蓄熱材4は低温により固相状態となっていると考えられる温度として設定されている。この所定値Ta=−20℃は、ECU8内に予め記憶されている。
ステップS3においてYesと判断されるとき、すなわち、環境温度である測温データTが−20℃よりも低いと判断されるときはステップS4へ進み、ECU8はアクチュエータ9への通電を禁止する。測温データTが−20℃よりも低いときは、アクチュエータ9のコイルの抵抗が低下していると考えられることから通電を禁止し、バッテリーを保護する。また、測温データTが−20℃よりも低いときには蓄熱材4が固相状態となっており、潜熱を取り出すことができない状態となっていると考えられることから電力の無駄な消費を抑えることができる。これにより、エンジン2のスタータを駆動するための電力を浪費することがない。
一方、ステップS3においてNoと判断されるとき、環境温度である測温データTが−20℃以上であると判断されるときはステップS5へ進み、ECU8はアクチュエータ9への通電を許可する。測温データTが−20℃以上であるときは、蓄熱材4は液相の過冷却状態を維持することができていると考えられることからアクチュエータ9に通電し、発核装置11を作動させて蓄熱材4の相変化を誘発する。これにより蓄熱材4は潜熱を放出して発熱し、シリンダブロック3を温めることができる。これによりエンジン2の暖機を促進することができる。
以上、説明したように、本発明の潜熱蓄熱装置1によれば、アクチュエータ9に大電流が流れることがなく、また、蓄熱材4による暖機促進が行える環境下においてのみアクチュエータを作動させるようにしたので、バッテリーの電力不足を回避することができる。これにより、バッテリーの大型化等の措置を講ずる必要からも開放される。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
実施例の潜熱蓄熱装置を装着したエンジンの概略構成を示す図であり、(a)はシリンダヘッドを取り外した状態のシリンダブロックをシリンダヘッド装着側から見た図であり、(b)は(a)におけるX−X線断面図である。 実施例の潜熱蓄熱装置の制御の一例を示すフロー図である。
符号の説明
1 潜熱蓄熱装置
2 エンジン
3 シリンダブロック
3a ボア側壁
3b シリンダブロック外壁
4 蓄熱材
5 ウォータジャケット
6 容器
7 水温センサ
8 ECU
9 アクチュエータ
11 発核装置
12 イグニッション

Claims (5)

  1. エンジン暖機の際に昇温対象となる部位の周囲に配置された蓄熱材と、
    前記蓄熱材を発核させる発核手段と、
    当該発核手段を作動させるアクチュエータと、
    環境温度を取得する測温手段と、
    当該測温手段の測温データに基づいて前記アクチュエータの動作を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする潜熱蓄熱装置。
  2. 請求項1記載の潜熱蓄熱装置において、
    前記制御手段は、前記測温データが所定値Taよりも低いときに前記アクチュエータへの通電を停止する制御を行うことを特徴とした潜熱蓄熱装置。
  3. 請求項1記載の潜熱蓄熱装置において、
    前記制御手段は、前記測定データに基づいて前記蓄熱材が固相状態であると判断されるときに前記アクチュエータへの通電を停止する制御を行うことを特徴とした潜熱蓄熱装置。
  4. 請求項1記載の潜熱蓄熱装置において、
    前記測温手段は、水温センサであることを特徴とした潜熱蓄熱装置。
  5. 請求項1乃至5のいずれか一項記載の潜熱蓄熱装置を組み込んだことを特徴とするエンジン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014136974A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Mitsubishi Electric Corp 蓄熱装置

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