JP2008256083A - 車両のディファレンシャルギア装置 - Google Patents

車両のディファレンシャルギア装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高差動回転時にあっても、一対のピニオンギアとこれらを支持する支持部との焼き付きを抑制することができるディファレンシャルギア装置を提供する。
【解決手段】このディファレンシャルギア装置は、一対のサイドギア30,31と、同サイドギア30,31に歯合されるピニオンギア40と、これらサイドギア30,31及びピニオンギア40を収容するケース10とからなる。また、ピニオンギア40はケース10に形成された一対の突出部14a,14bにより回転可能に支持されている。ここでは、突出部14aに、ピニオンギア40が摺接する摺接面にケース10内の潤滑油を導く切り込み50を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ケースに回転可能に支持された一対のピニオンギアと、同ピニオンギアに歯合される一対のサイドギアとを備えたディファレンシャルギア装置に関する。
自動車などの車両には、エンジンの出力を駆動車輪に伝達する動力伝達系の一部としてディファレンシャルギア装置が搭載されている。このディファレンシャルギア装置は、変速機からそれぞれの駆動車輪に動力を伝達するとともに、これら駆動車輪の回転速度に偏差が生じた場合には、ピニオンギアが回転することによって一対のサイドギアを相対回転させてそれぞれの駆動車輪の差動回転を許容する。
ところで、このようなディファレンシャルギア装置では、一般に、各ピニオンギアの軸心に形成された支持孔にピニオンシャフトを挿入してこれらを支持することによりピニオンギアの倒れ込みを抑制するようにしている。しかしながら、このようにピニオンシャフトによりピニオンギアを支持する構成にあっては、支持孔を形成する分だけピニオンギアが大型化し、ひいてはディファレンシャルギア装置の大型化を招くといった問題があった。
そこで、例えば特許文献1に記載のディファレンシャルギア装置によるように、各ピニオンギアを支持する支持部をケースにそれぞれ形成し、この支持部によりピニオンギアの倒れ込みを抑制することによりピニオンシャフトを省略するようにしたものがある。図15にこのディファレンシャルギア装置の断面構造を、図16に図15のI−I線に沿った断面構造を、図17に同装置のケースの斜視構造をそれぞれ示す。これら図15〜図17に示されるように、このディファレンシャルギア装置では、ケース100の両側部にサイドギア101を挿入するための挿入孔100bがそれぞれ形成されており、同挿入孔100bから挿入された一対のサイドギア101がケース100の収容空間100a内にそれぞれ配設されている。また、ケース100の上部及び下部にはピニオンギア102を挿入してこれを支持するための支持孔100cがそれぞれ形成されている。そしてこの支持孔100cの内周部及びカバー103によってピニオンギア102が回転可能に支持されている。すなわち、支持孔100cの内周部及びカバー103によってピニオンギア102を支持する支持部が構成されている。そして、このような支持部を設けることでピニオンシャフトを省略することが可能となり、したがってピニオンギア102に同ピニオンシャフトを挿入するための支持孔を設ける必要がない。このため、ピニオンギア102自体の小型化が図られるようになるため、ディファレンシャルギア装置自体の小型化も自ずと図られるようになる。
特開2006−46642号公報
ところで、特許文献1に記載のものも含め、ディファレンシャルギア装置では通常、車両に搭載された際に、貯留した潤滑油に同装置の下部が浸漬するように配設される。図16に特許文献1に記載のディファレンシャルギア装置を車両に搭載した際の潤滑油の油面を併せ示す。このようにディファレンシャルギア装置の下部に潤滑油を浸漬させることで、内燃機関から伝達される動力により同装置が図15に矢印d1,d2で示す方向に回転しサイドギア101やピニオンギア102をはじめとする装置各部が潤滑されるようになる。
しかしながら、ピニオンギア102を支持部により支持する構造を有するディファレンシャルギア装置にあって、このような潤滑構造を採用するようにした場合には以下のような問題が無視できないものとなる。
すなわち、このような潤滑構造を採用した場合には、車両の通常走行時においては適度な潤滑が図られるようになるものの、例えば雪路や砂漠等の走行時に駆動車輪に高差動回転が生じると、一対のピニオンギアと支持部との間に供給される潤滑油が不足して、これらピニオンギアと支持部との焼き付きが生じるおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高差動回転時にあっても、一対のピニオンギアとこれらを支持する支持部との焼き付きを抑制することができるディファレンシャルギア装置を提供することにある。
以下、課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、一対のサイドギアと、同サイドギアに噛合される一対のピニオンギアと、前記サイドギア及び前記ピニオンギアを収容するケースとを備え、前記ピニオンギアは前記ケースに形成された支持部により回転可能に支持される車両のディファレンシャルギア装置において、前記支持部には前記ピニオンギアが摺接する摺接面に前記ケース内の潤滑油を導く潤滑油路が形成されてなることを要旨としている。
同構成によれば、ピニオンシャフトを省略し、各ピニオンギアを支持部により回転可能にそれぞれ支持するようにしたディファレンシャルギア装置にあって、支持部に形成された潤滑油路を通じて潤滑油をその支持部とピニオンギアとの摺接部分に積極的に供給することができ、高差動回転時にあってもピニオンギアと支持部との焼き付きを抑制することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、前記支持部は、前記ピニオンギアの各々を前記ケースの回転方向両側から狭持する態様にて前記ケースの内壁から突出するそれぞれ一対の突出部を含み、それら一対の突出部のうち少なくとも車両前進時における前記ケースの回転方向進角側に位置する突出部に前記潤滑油路が形成されてなることを要旨としている。
各ピニオンギアをケースの回転方向両側から一対の突出部によりそれぞれ狭持し、これによって同ピニオンギアを回転可能にそれぞれ支持するようにした構成を採用した場合には、以下の不都合が懸念される。すなわち、ディファレンシャルギア装置にあっては、そのケースが、車両の前進時の回転方向を主回転方向として回転する一方、車両の後進時には同主回転方向と逆方向に回転するが、通常、同ケースは、主回転方向に回転する期間のほうが逆方向に回転する期間よりも長い。そして、ケースが主回転方向に回転する場合、一対の突出部のうちケースの主回転方向進角側に位置する突出部がケース内の潤滑油に衝突してこれを離散させてしまうため、同突出部とピニオンギアとの間には潤滑油が供給され難くなる。この点、上記構成によれば、車両前進時におけるケースの回転方向進角側に位置する突出部に潤滑油路を形成するようにしているため、同潤滑油路を通じて同突出部とピニオンギアとの間に好適に潤滑油を供給することができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、前記潤滑油路は、前記一対の突出部のうち前記進角側に位置する突出部にのみ形成されることを要旨としている。
ところで、ケースの主回転方向を考慮した場合には、ピニオンギア及びこれを支持する一対の突出部に供給された潤滑油には、相対的に主回転方向と反対方向の流れが生じる。したがって、主回転方向遅角側に位置する突出部にも潤滑油路を形成するようした場合には、一対の突出部とピニオンギアとの間に供給された潤滑油が、その遅角側に位置する突出部の潤滑油路を介して流出する懸念がある。この点、上記構成によれば、このようにケースが主回転方向に回転する場合に、ピニオンギアと一対の突出部との間の潤滑油がそこから流出することを抑制することができ、それらの摺接面において好適に潤滑油を保持することができるようになる。
そしてこの場合、請求項4に記載の発明によるように、請求項2又は3に記載の車両のディファレンシャルギア装置は、潤滑油路をピニオンギアに摺接する突出部の側面からその反対側の側面まで貫通させ、更にピニオンギアの回転軸の方向に沿って延びる形状を有したものとする、といった構成によりこれを具体化することができる。
さらに、このように潤滑油路を形成するようにした場合には、請求項5に記載の発明によるように、ケースの内壁から離間するほど、すなわちピニオンギアの先端に近接するほど油路幅を大きくすることで、ピニオンギアが回転したときに、同ギアの歯による潤滑油の巻き込みを利用して切り込みからより多くの潤滑油が導入されるようになる。このため、ピニオンギアと一対の突出部との間にさらに多くの潤滑油を供給することができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項2又は3に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、前記潤滑油路は、前記ピニオンギアの回転方向における前記突出部の側部から同回転方向に沿って延びるとともに屈曲して前記ピニオンギアの摺接面に至る切り込みであることを要旨としている。
同構成によれば、ピニオンギアの回転を利用して切り込み内に潤滑油を導入するとともに同切り込みからピニオンギアと一対の突出部との間にさらに多くの潤滑油を供給することができるようになる。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか一項に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、前記支持部は前記一対の突出部の間に位置して前記ピニオンギアの底部を支持する部位を更に含み、同部位には、前記潤滑油路に接続されて同潤滑油路の潤滑油が流入可能な油溝が形成されてなることを要旨としている。
同構成によれば、ピニオンギアの底部を支持部により支持するようにしたため、同ピニオンギアを安定して支持することができるようになる。更に、ピニオンギアの底部を支持する部位に油溝を形成し、同油溝に潤滑油路を介して潤滑油を流入させるようにしているため、ピニオンギアの底部とこれを支持する部位との間における摺動抵抗の増大や焼き付き等についても好適に抑制することができるようになる。
請求項8に記載の発明は、一対のサイドギアと、同サイドギアに噛合される一対のピニオンギアと、前記サイドギア及び前記ピニオンギアを収容するケースとを備え、前記ピニオンギアは前記ケースに形成された支持部により回転可能に支持される車両のディファレンシャルギア装置において、前記支持部は、前記ピニオンギアの各々を前記ケースの回転方向両側から狭持する態様にて前記ケースの内壁から突出するそれぞれ一対の突出部を含み、それら一対の突出部のうち車両前進時における前記ケースの回転方向進角側に位置する突出部の突出量のほうが、同回転方向遅角側に位置する突出部の突出量よりも小さく設定されてなることを要旨としている。
前述のように、ケースの主回転方向を考慮した場合には、特に、一対の突出部のうち主回転方向進角側に位置する突出部とピニオンギアとの間に潤滑油が供給され難くなる。この点、上記構成によれば、主回転方向進角側に位置する突出部の突出量を遅角側に位置する突出部よりも小さく設定するようにしているため、同突出部に潤滑油が衝突して離散することが抑制されるようになり、同突出部とピニオンギアとの間に好適に潤滑油を供給することができるようになる。また、ケースの主回転方向を考慮すると、ピニオンギアから一対の突出部に作用する力は、これら一対の突出部のうち主回転方向遅角側に位置する突出部の方が大きくなる。このため、同突出部の突出量を小さく設定しすぎた場合には、ピニオンギアに対する突出部の支持力が低下し、ひいてはピニオンギアに傾きが生じるおそれがある。この点、上記構成によれば、一対の突出部のうち主回転方向進角側に位置する突出部についてのみその突出量が小さく設定されているため、このようなピニオンギアの傾きも好適に抑制することができるようになる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる車両のディファレンシャルギア装置の第1の実施形態について図1〜図7を参照して説明する。なお、このディファレンシャルギア装置では、ケースの内壁から突出した突出部によりピニオンギアを支持することによって、ピニオンシャフトを省略した構成を採用している。
図1にこのディファレンシャルギア装置の断面構造を、図2に図1のA−A線に沿った断面構造を、図3に図1のB−B線に沿った断面構造を、図4に同ディファレンシャルギア装置の斜視構造をそれぞれ示す。
図1に示されるように、このディファレンシャルギア装置のケース10には、その外周面に、図示しないリングギアを締結するためのフランジ11が形成されている。そして、変速機から出力された動力が同リングギアからフランジ11を介してケース10に伝達されると、ケース10が回転軸mを中心として図2に矢印c1,c2で示す方向に回転する。また、ケース10の内部には収容空間13が形成されるとともに、同収容空間13には、回転軸mを中心に回転する一対のサイドギア30,31と、回転軸nを中心に回転する一対のピニオンギア40,41とが収容されている。また、ケース10の両側部には、この収容空間13とケース10の外部とを連通する開口部16が形成されている。そして、この開口部16を通じて収容空間13に挿入された一対のサイドギア30,31及び一対のピニオンギア40,41が、この収容空間13の内部で互いに歯合した状態で配設されている。このようにサイドギア30,31及びピニオンギア40,41が互いに歯合することにより、これらサイドギア30,31の回転速度に偏差が生じた場合にはピニオンギア40,41が回転してこれらサイドギア30,31の差動回転が許容される。すなわち、サイドギア30,31に連結されるドライブシャフト20,21の差動回転が許容されるようになる。
さらに、このケース10の内部には、ケース10の内壁から突出するそれぞれ一対の突出部14a,14b,15a,15bが形成されており、これら突出部14a,14b,15a,15bによってピニオンギア40,41の各々がケース10の矢印c1,c2で示す方向の両側から狭持されている。また、これら一対の突出部14a,14b及び一対の突出部15a,15bの間に位置するケース10の内壁10a,10bは、ピニオンギア40,41の底部の形状に対応して曲面状にそれぞれ形成されており、同ケース10の内壁10a,10bにピニオンギア40,41の底部が摺接している。すなわち、これら突出部14a,14b,15a,15b及びケース10の内壁10a,10bによってピニオンギア40,41を回転可能に支持する支持部がそれぞれ構成されている。また、このようにピニオンギア40,41の底部をケース10の内壁10a,10bによって支持することでこれらピニオンギア40,41を安定して支持することができるようになる。さらに、これら突出部14a,14b,15a,15bによりピニオンギア40,41を支持することによって、ケース10が矢印c1,c2で示す方向に回転する際に、同ケース10とピニオンギア40,41とが一体となって回転するようになる。したがって、変速機から出力された動力によってケース10が矢印c1,c2で示す方向に回転すると、同ケース10と一体となってピニオンギア40,41がそれぞれ回転し、これに伴ってサイドギア30,31及びドライブシャフト20,21が回転して車両の駆動車輪が駆動するようになる。
ところで、図2に示されるように、このようなディファレンシャルギア装置では、ケース10が、車両の前進時の回転方向を主回転方向c1として回転する一方、車両の後進時には同主回転方向c1と逆方向c2に回転するが、通常の車両運転時にあっては、ケース10は、主回転方向c1に回転する期間のほうが逆方向c2に回転する期間よりも長い。そしてケース10が主回転方向c1に回転する場合、一対の突出部14a、14bのうちケース10の主回転方向c1の進角側に位置する突出部14aがケース10内の潤滑油に衝突してこれを離散させてしまうため、同突出部14aとピニオンギア40との間に潤滑油が供給され難くなるおそれがある。なお、これはもう一方のピニオンギア41と、これを支持する突出部15aとの間についても同様である。
そこで、このディファレンシャルギア装置では、同図2、及び図3,図4に示されるように、突出部14aとピニオンギア40との間に潤滑油を供給しやすくするために、ケース10内の潤滑油を導く潤滑油路として機能する切り込み50を突出部14aに形成するようにしている。図5に、この切り込み50が形成された突出部14aの正面構造を示す。これら図2〜図5に示されるように、この切り込み50は、ピニオンギア40が摺接する突出部14aの側面からその反対側の側面まで貫通するとともに、ピニオンギア40の回転軸nの方向に沿って延びる形状を有している。ちなみに、この切り込み50は、突出部14aの頂部から同回転軸nの方向に沿って油路幅Aが一定の幅となるように形成されている。このような切り込み50を形成することによって、同切り込み50を通じて突出部14aとピニオンギア40との間に潤滑油を好適に供給することができるようになる。また、突出部15aにもこの切り込み50と同様の形状にて切り込み51が形成されている。このため、同切り込み51を通じて突出部15aとピニオンギア41との間にも潤滑油を好適に供給することができるようになる。
またここで、ケース10の主回転方向c1を考慮すると、ピニオンギア40及び一対の突出部14a,14bに供給された潤滑油には、相対的に逆方向c2に沿った流れが生じる。したがって、主回転方向c1の遅角側に位置する突出部、すなわち突出部14bにも切り込みを形成するようにした場合には、一対の突出部14a,14bとピニオンギア40との間に供給された潤滑油が、突出部14bの切り込みを介して流出する懸念がある。なお、これはもう一方のピニオンギア41と、これを支持する一対の突出部15a,15bとの間についても同様である。
そこで、このディファレンシャル装置では、一対の突出部14a,14bのうち主回転方向c1の進角側に位置する突出部14aにのみ切り込み50を形成するようにしている。このため、ケース10が主回転方向c1に回転する場合に、ピニオンギア40と一対の突出部14a,14bとの間の潤滑油がそこから流出することを抑制することができ、これら摺接面において好適に潤滑油を保持することができるようになる。同様にして、一対の突出部15a,15bのうち主回転方向c1の進角側に位置する突出部15aにのみ切り込み51が形成されているため、ピニオンギア41と一対の突出部15a,15bとの間の潤滑油がそこから流出することも抑制することができるようになる。
さらに、このディファレンシャルギア装置では、ピニオンギア40と摺接するケース10の内壁10aに、切り込み50を流れる潤滑油が流入可能な油溝10cを形成するようにしている。図6に、ケース10の突出部14a及び内壁10aについてそれらの平面構造を示すとともに、図7に斜視構造を示す。同図6及び図7に示されるように、この油溝10cは、断面半円形状をなし、切り込み50に接続されるように形成されている。このような構成によれば、切り込み50を介して油溝10cに潤滑油が流入し、さらにこの潤滑油がピニオンギア40の底部とケース10の内壁10aとの間に流入するようになるため、それらの摺接部分における摺動抵抗の増大や焼き付き等についても好適に抑制することができるようになる。また、同様にして、ケース10の内壁10bにも、油溝10cと同様の形状にて油溝10dが形成されている。このため、ピニオンギア41の底部と同内壁10bとの間における摺動抵抗の増大や焼き付き等についても好適に抑制することができるようなる。
以上説明したように、本実施形態かかるディファレンシャルギア装置によれば、以下のような効果が得られるようになる。
(1)突出部14aにはピニオンギア40が摺接する摺接面にケース10内の潤滑油を導く切り込み50を、またケース10の内壁10aには油溝10cをそれぞれ形成するようにした。このため、ピニオンギア40を一対の突出部14a,14b及びケース10の内壁10aにより回転可能に支持するようにしたディファレンシャルギア装置にあって、切り込み50及び油溝10cを通じて潤滑油を突出部14aとピニオンギア40との摺接部分、及び内壁10aとピニオンギア40との摺接部分に積極的に供給することができるようになる。その結果、高差動回転時にあってもピニオンギア40と一対の突出部14a,14bとの焼き付き、さらにはピニオンギア40と内壁10aとの焼き付きが抑制されるようになる。同様にして、突出部15aには切り込み51を、またケース10の内壁10bには油溝10dをそれぞれ形成するようにした。このため、高差動回転時であってもピニオンギア41と一対の突出部15a,15bとの焼き付き、さらにはピニオンギア41と内壁10bとの焼き付きが抑制されるようになる。
(2)一対の突出部14a,14bのうち少なくとも車両前進時のケース10の主回転方向c1の進角側に位置する突出部14aに切り込み50を形成するようにした。このため、同切り込み50を通じて突出部14aとピニオンギア40との間に好適に潤滑油を供給することができるようになる。同様にして、一対の突出部15a,15bのうち少なくとも主回転方向c1の進角側に位置する突出部15aに切り込み51を形成するようにした。このため、同切り込み51を通じて突出部15aとピニオンギア41との間に好適に潤滑油を供給することができるようになる。
(3)一対の突出部14a,14bのうち進角側に位置する突出部14aにのみ切り込み50を形成するようにした。このため、ピニオンギア40と一対の突出部14a,14bとの間の潤滑油がそこから流出することを抑制することができ、それらの摺接面において好適に潤滑油を保持することができるようになる。同様にして、一対の突出部15a,15bのうち進角側に位置する突出部15aにのみ切り込み51を形成するようにした。このため、ピニオンギア41と一対の突出部15a,15bとの摺接面において好適に潤滑油を保持することができるようになる。
(4)ピニオンギア40,41の底部をケース10の内壁10a,10bによってそれぞれ支持するようにした。このため、これらピニオンギア40,41を安定して支持することができるようになる。また、上記切り込み50に接続するかたちでケース10の内壁10aに油溝10cを、さらに上記切り込み51に接続するかたちでケース10の内壁10bに油溝10dを形成し、これら油溝10c,10dに切り込み50,51を介して潤滑油をそれぞれ流入させるようにした。このため、ピニオンギア40,41の底部とケース10の内壁10a,10bとのそれぞれの間における摺動抵抗の増加や焼き付き等についても好適に抑制することができるようになる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、図5に示されるように、突出部14aに、ピニオンギア40の回転軸nの方向に沿うかたちで切り込み50を形成したが、例えば図8に示すように、同回転軸nの方向と所定の傾斜角度を有するように切り込み60を形成してもよい。
・また、例えば図9に示すように、突出部14aに、同回転軸nの方向に沿ってケース10の内壁から離間するほど油路幅Aが大きくなるように切り込み61を形成してもよい。このように切り込み61を形成することで、ピニオンギア40が回転したときに、同ギア40の歯による潤滑油の巻き込みを利用して上記切り込み61を通じてより多くの潤滑油が導入されるようになる。したがって、ピニオンギア40と一対の突出部14a,14bとの間にさらに多くの潤滑油を供給することができるようになる。
・さらに、例えば図10に示すように、突出部14aに、ピニオンギア40の回転方向eにおける突出部14aの側部から同回転方向eに沿って延びるとともに屈曲してピニオンギア40に至る切り込み62を形成してもよい。このような構成によれば、ピニオンギア40が回転軸nを中心として図10の矢印e方向に回転する際、その回転を利用して切り込み62内に多くの潤滑油を導入することができ、同切り込み62からピニオンギア40と一対の突出部14a,14bとの間に更に多くの潤滑油を供給することができるようになる。
・上記実施形態では、切り込み50に接続するように一本の油溝10cを内壁10aに形成したが、例えば図11に示すように、複数本の油溝10e,10fを同内壁10aに形成するようにしてもよい。このように複数本の油溝10e,10fを形成することにより、ピニオンギア40の底部とケース10の内壁10aとの間における摺動摩擦の増大や焼き付き等についてもさらに好適に抑制することができるようになる。
・また、例えば図12に示すように、ピニオンギア40の回転方向に沿って螺旋状の油溝10gを内壁10aに形成してもよい。このように、螺旋状の油溝10gを形成することで、ピニオンギア40が回転軸nを中心として矢印f方向に回転した場合に、この回転により切り込み50から油溝10gへの潤滑油の導入を促進させることができるため、上記摺動摩擦や焼き付き等についてもより一層好適に抑制することができるようになる。
・上記実施形態では、切り込み50と油溝10cとを接続するようにしたが、これら切り込み50と油溝10cとは必ずしも接続されている必要はなく、潤滑油が切り込み50を介して油溝10cに流入可能な範囲で、切り込み50から離間した位置に油溝10cを形成してもよい。
・上記実施形態では、突出部14a,15aに切り込み50,51をそれぞれ形成した。これに対し、例えば図13に示すように、上記特許文献1に記載のデファレンシャルギア装置のようにケース100に形成された支持孔100cによりピニオンギア102を支持するような構成を採用している場合には、同支持孔100cの周囲に切り込み104を形成してもよい。このような切り込み104を形成することにより、同切り込み104を介してピニオンギア102と支持孔100cとの摺接部分に潤滑油を積極的に供給することができるようになる。
・上記実施形態では、一対の突出部14a,14bのうち主回転方向c1の進角側に位置する突出部14aにのみ切り込み50を形成したが、例えばこのような進角側に位置する突出部14aには油路幅の大きな切り込みを形成する一方、遅角側に位置する突出部14bには油路幅の小さな切り込みを形成してもよい。すなわち、一対の突出部14a,14bの両方に切り込みを形成してもよい。また、主回転方向c1の遅角側に位置する突出部14bにのみ切り込みを形成することも可能である。
・上記実施形態では、ピニオンギア40が摺接する摺接面にケース10内の潤滑油を導くために切り込み50を突出部14aに設けたが、この切り込み50に代えて、例えばピニオンギア40が摺接する突出部14aの側面からその反対側の側面まで貫通する1乃至複数の貫通孔を突出部14aに形成してもよい。
・上記実施形態では、ケース10の内壁10aに油溝10cを形成したが、ピニオンギア40の底部と内壁10aとの摺動抵抗がそれ程大きくならないような場合には、このような油溝10cを省略してもよい。
(第2の実施形態)
続いて、本発明にかかる車両のディファレンシャルギア装置の第2の実施形態について図14を参照して説明する。なお、この第2の実施形態もディファレンシャルギア装置としての基本構造は、先の図1〜図4に示した構造に準ずるものであり、ここでは、図2に対応する図として図14を示している。また、この図14において、先の図2に示した要素と同一の要素にはそれぞれ同一の符号を付すことにより重複する説明を割愛し、以下では、両者の相違点を中心に説明する。
前述のように、ケースの主回転方向を考慮した場合には、特に、一対の突出部のうち主回転方向の進角側に位置する突出部とピニオンギアとの間に潤滑油が供給され難くなる。この点、上記第1の実施形態にかかるディファレンシャルギア装置では、突出部14aに切り込み50を、突出部15aに切り込み51を形成することでこれらの間に好適に潤滑油を供給するようにした。これに対し、本実施形態にかかるディファレンシャルギア装置では、このような切り込み50,51を形成することなく、これらの間に好適に潤滑油を供給するようにした。
ここで、本実施形態にかかるディファレンシャルギア装置の断面構造は、先の図1と同様である。そして、図14は、この図1のA−A線に沿った断面構造を示している。
同図14に示されるように、本実施形態のディファレンシャルギア装置では、ケース10の内壁から突出するそれぞれ一対の突出部74a,74b,75a,75bが形成されており、これら突出部74a,74b,75a,75bによってピニオンギア40,41がケース10の矢印c1,c2で示す方向の両側からそれぞれ狭持されている。そして、ケース10の内壁から各突出部の頂部までの長さを突出量とした場合に、一対の突出部74a,74bのうち主回転方向c1の進角側に位置する突出部74aの突出量が、遅角側に位置する突出部74bの突出量よりも小さく設定されている。同様にして、一対の突出部75a,75bのうち主回転方向c1の進角側に位置する突出部75aの突出量が、遅角側に位置する突出部75bの突出量よりも小さく設定されている。ちなみに、突出部74b及び突出部75bのそれぞれの突出量は、上記第1の実施形態にかかる突出部14b及び突出部15bのそれぞれの突出量と同じ値に設定されている。このように主回転方向c1の進角側に位置する突出部74a,75aの突出量をそれぞれ小さく設定することで、同突出部74a,75aに潤滑油が衝突して離散することが抑制されるようになり、ピニオンギア40,41と突出部74a,75aとの各々の間に好適に潤滑油を供給することができるようになる。
ところで、ケース10の主回転方向c1を考慮すると、ピニオンギア40,41から突出部74a,74b,75a,75bに作用する力は、これら突出部74a,74b,75a,75bのうち主回転方向c1の遅角側に位置する突出部74b,75bのほうが大きくなる。このため、同突出部74b,75bの各々の突出量を小さく設定しすぎると、ピニオンギア40,41に対する突出部74b,75bの支持力が低下し、ひいてはピニオンギア40,41にそれぞれ傾きが生じるおそれがある。
この点、このディファレンシャルギア装置では、これら突出部74a,74b,75a,75bのうち主回転方向c1の進角側に位置する突出部74a,75aについてのみ突出量を小さく設定するようにしている。このため、ピニオンギア40,41の各々の傾きが好適に抑制されるようになる。
以上詳述したように、本実施形態にかかるディファレンシャルギア装置によれば、以下の効果が得られるようになる。
(5)突出部74a,74b,75a,75bのうち主回転方向c1の進角側に位置する突出部74a,75aの突出量を、同主回転方向c1の遅角側に位置する突出部74b,75bの突出量よりも小さくなるようにそれぞれ設定した。このため、同突出部74a,75aに潤滑油が衝突して離散することが抑制されるようになり、ピニオンギア40と突出部74aとの間に好適に潤滑油を供給することができるようになる。また、主回転方向c1の進角側に位置する突出部74a,75aについてのみそれらの突出量を小さく設定するようにした。このため、ピニオンギア40,41のそれぞれの傾きが好適に抑制されるようになる。
本発明にかかるディファレンシャルギア装置の第1の実施形態についてその断面構造を示す断面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 図2のB−B線に沿った断面図。 同第1の実施形態のディファレンシャルギア装置についてその斜視構造を示す斜視図。 同第1の実施形態のディファレンシャルギア装置についてそのピニオンギアを支持する突出部の正面構造を示す正面図。 同第1の実施形態のディファレンシャルギア装置についてそのピニオンギアを支持する突出部及びケースの内壁の平面構造を示す平面図。 同第1の実施形態のディファレンシャルギア装置についてそのピニオンギアを支持する突出部及びケースの内壁の部分斜視構造を示す斜視図。 同第1の実施形態の変形例についてそのピニオンギアを支持する突出部の正面構造を示す正面図。 同第1の実施形態の他の変形例についてそのピニオンギアを支持する突出部の正面構造を示す正面図。 同第1の実施形態の他の変形例についてそのピニオンギアを支持する突出部の正面構造を示す正面図。 同第1の実施形態の他の変形例についてそのピニオンギアを支持する突出部及びケースの内壁の平面構造を示す平面図。 同第1の実施形態の他の変形例についてそのピニオンギアを支持する突出部及びケースの内壁の平面構造を示す平面図。 同第1の実施形態の他の変形例についてその断面構造を示す断面図。 本発明にかかるディファレンシャルギア装置の第2の実施形態について図1のA−A線に沿った断面図。 従来のディファレンシャルギア装置についてその断面構造を示す断面図。 同図15のI−I線に沿った断面図。 同ディファレンシャルギア装置についてそのケースの斜視構造を示す斜視図。
符号の説明
10,100…ケース、10a,10b…内壁、10c,10d,10e,10f,10g…油溝、11…フランジ、13,100a…収容空間、14a,14b,15a,15b,74a,74b,75a,75b…突出部、16…開口部、20,21…ドライブシャフト、30,31,101…サイドギア、40,41,102…ピニオンギア、50,51,60,61,62,104…切り込み、100b…挿入孔、100c…支持孔、103…カバー。

Claims (8)

  1. 一対のサイドギアと、同サイドギアに噛合される一対のピニオンギアと、前記サイドギア及び前記ピニオンギアを収容するケースとを備え、前記ピニオンギアは前記ケースに形成された支持部により回転可能に支持される車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記支持部には前記ピニオンギアが摺接する摺接面に前記ケース内の潤滑油を導く潤滑油路が形成されてなる
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
  2. 請求項1に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記支持部は、前記ピニオンギアの各々を前記ケースの回転方向両側から狭持する態様にて前記ケースの内壁から突出するそれぞれ一対の突出部を含み、それら一対の突出部のうち少なくとも車両前進時における前記ケースの回転方向進角側に位置する突出部に前記潤滑油路が形成されてなる
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
  3. 請求項2に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記潤滑油路は、前記一対の突出部のうち前記進角側に位置する突出部にのみ形成される
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
  4. 請求項2又は3に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記潤滑油路は、前記突出部の頂部から前記ピニオンギアの回転軸の方向に沿って前記ピニオンギアの摺接面にまで延びる切り込みである
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
  5. 請求項4に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記潤滑油路は、前記ピニオンギアの回転軸の方向に沿って前記ケースの内壁から離間するほど油路幅が大きくなるように形成されてなる
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
  6. 請求項2又は3に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記潤滑油路は、前記ピニオンギアの回転方向における前記突出部の側部から同回転方向に沿って延びるとともに屈曲して前記ピニオンギアの摺接面に至る切り込みである
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記支持部は前記一対の突出部の間に位置して前記ピニオンギアの底部を支持する部位を更に含み、同部位には、前記潤滑油路に接続されて同潤滑油路の潤滑油が流入可能な油溝が形成されてなる
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
  8. 一対のサイドギアと、同サイドギアに噛合される一対のピニオンギアと、前記サイドギア及び前記ピニオンギアを収容するケースとを備え、前記ピニオンギアは前記ケースに形成された支持部により回転可能に支持される車両のディファレンシャルギア装置において、
    前記支持部は、前記ピニオンギアの各々を前記ケースの回転方向両側から狭持する態様にて前記ケースの内壁から突出するそれぞれ一対の突出部を含み、それら一対の突出部のうち車両前進時における前記ケースの回転方向進角側に位置する突出部の突出量のほうが、同回転方向遅角側に位置する突出部の突出量よりも小さく設定されてなる
    ことを特徴とする車両のディファレンシャルギア装置。
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