JP2008255419A - 直流プラズマを用いた成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アノードの堆積物除去のためのメンテナンスが不要な程度まで、アノードの周囲の空間と成膜室との圧力差を大きくすることができる成膜装置を提供する。
【解決手段】成膜空間7とプラズマ発生源1とアノード26とを有し、アノード26はアノード空間25に配置され、成膜空間7とアノード空間25とはフランジ21,22により隔絶されている。フランジには、開口18,19と、プラズマを収束させる磁場発生手段23,24が備えられている。開口28、29は、成膜空間からアノード空間に向かって段階的または連続的に狭められている。これにより、成膜室に対するアノード空間の圧力の比を3桁以上大きくすることが可能になり、アノードへのプラズマ生成物の堆積を防ぐことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマを用いる処理装置に関し、特に、直流プラズマを用いる成膜装置に関する。
高密度プラズマを用いて成膜等を行うプラズマ処理装置としては、プラズマ源から引き出したプラズマに成膜原料ガスを供給し、反応生成物等を基板上に付着させる化学的気相成長(プラズマCVD)装置や、プラズマによってイオン化した材料を蒸着するイオンプレーティング装置等が知られている。プラズマ生成法としては、プラズマ源内のカソードと、成膜室内に配置されたアノードとの間に直流電圧を印加し、アーク放電を生じさせることにより、高密度の直流放電型プラズマを生成できることが知られている。
直流放電型のプラズマを用いるプラズマCVD装置では、成膜室の内部にアノードが配置されるため、原料ガスの反応生成物が基板のみならず、アノードの表面にも堆積する。特に、アノードとプラズマとの電気的接点となるアノードの中心領域には反応生成物が堆積しやすい。堆積した反応生成物がアノードから剥離すると、異常放電を誘発することがある。また、反応生成物が絶縁物の場合には、アノードが絶縁物で被覆されるために、安定した放電を維持することができなくなる。
このような問題を解決するために、特許文献1に記載の技術では、アノードの周囲の空間を成膜室から隔てる隔壁を設け、隔壁の一部にスリットを設け、スリットを通ってプラズマがアノードに到達するようにしている。アノード周囲の空間には不活性ガスを供給して、成膜空間よりも陽圧とする。これにより、スリットから成膜室へ向かって不活性ガスが噴出するため、成膜室のプラズマによって生じた反応生成物やイオンは、スリットを通過して侵入してアノードまで到達しにくくなる。よって、アノードに反応生成物が堆積するのを防ぐことができる。
特開平5−345980号公報
上述の特許文献1の構成では、成膜室のプラズマの形状は、扁平であり、このプラズマを隔壁のスリットの上下に設けた一対の永久磁石の磁界により薄くし、プラズマがスリットを通過するようにしている。このため、スリットの開口面積は、一対の永久磁石の磁界によって低減されるプラズマの断面積に依存し、スリットの開口面積をある程度までしか低減できない。アノード周囲の空間と成膜室との圧力差は、スリットの開口面積によって決まるため、特許文献1の構成では、アノード周囲の空間の圧力を成膜室の圧力の数倍程度までしか高めることができない。この程度の圧力差では成膜室からアノードへの反応生成物の侵入を防ぎきれず、プラズマと共に反応生成物がアノードに到達して堆積する。
本発明の目的は、アノードの堆積物除去のためのメンテナンスが不要な程度まで、アノードの周囲の空間と成膜室との圧力差を大きくすることができる成膜装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、以下のような成膜装置が提供される。すなわち、成膜空間と、直流プラズマを発生するプラズマ発生源と、プラズマが到達するアノードとを有し、アノードは、アノード空間に配置され、成膜空間とアノード空間とはフランジにより隔絶されている。フランジには、プラズマを通過させる開口と、開口を通過するプラズマを収束させる磁場発生手段が備えられている。開口は、成膜空間からアノード空間に向かって段階的または連続的に狭められている。このようにフランジを配置し、その開口径を段階的に狭めることにより、アノードの周囲の空間と成膜室との圧力差を大きくすることができ、かつ、プラズマを安定させ、アノードへのプラズマ生成物の堆積を防ぐことができる。
上述のフランジは、少なくとも開口の内壁部分が、高融点材料によって構成することが好ましい。これにより、プラズマの断面径よりもフランジの開口径を小さくすることが可能になり、アノードの周囲の空間と成膜室との圧力差をさらに大きくすることができる。また、積極的にプラズマに曝されるフランジの開口内壁がプラズマによって劣化するのを防止することができる。
フランジは、プラズマ軸方向に沿って配置された2以上のフランジ部材に分かれ、2以上のフランジ部材には、それぞれ開口が備えられた構成とし、アノード空間側のフランジ部材の開口径を、成膜空間側のフランジ部材の開口径よりも小さくすることができる。これにより、少なくとも2段階に開口径を狭めた構成にすることができる。
フランジの開口は、成膜室の圧力に対するアノード室の圧力を100倍以上の陽圧に保つことができる大きさに設定することができる。このような圧力差を達成することにより、アノード上の堆積物の除去メンテナンスが不要な成膜装置を提供できる。
本発明によれば、アノードの堆積物除去のためのメンテナンスが不要な程度まで、アノードの周囲の空間と成膜室との圧力差を大きくすることが可能であるため、連続成膜時間が長く、スループットの高い成膜装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態のプラズマを用いた成膜装置について図面を用いて説明する。
本実施の形態の直流プラズマを用いた処理装置は、プラズマCVD法により成膜を行う装置である。この成膜装置の構成について図1を用いて説明する。図1に示したように、この成膜装置は、成膜室7と、プラズマガン1と、アノード構造体20とを有している。プラズマガン1とアノード構造体20は、成膜室7の対向する側面にそれぞれ接続されている。
プラズマガン1は、プラズマ室35と、プラズマ室35に配置されたカソード2と、第1および第2の中間電極33、34と、プラズマ室35にキャリアガス4を導入するためのキャリアガス導入口4aとを備えている。カソード2は、グロー放電(プラズマ)からアーク放電(直流高密度プラズマ11)に移行させるのに適した公知の複合陰極構造である。第1および第2の中間電極33、34は、プラズマ11を通過させるための開口をその中心に有する。また、第1および第2の中間電極33、34には、開口を取り囲むように永久磁石13と電磁石14がそれぞれ配置され、プラズマ11を収束させるための磁界を発生する。
アノード構造体20は、アノード室25と、アノード室25に配置されたアノード26と、2つのフランジ21、22とを備えている。アノード25は、プラズマ11の軸上に配置されている。2つのフランジ21、22は、アノード室25と成膜室7の連結部に配置されている。アノード構造体20には、アノード室25に不活性ガスを供給するための不活性ガス導入口27が備えられている。
フランジ21、22は、プラズマ軸上に予め定めた形状および大きさの開口(貫通孔)28,29をそれぞれ備えている。開口28,29は、プラズマ11を通過させる経路となるとともに、オリフィスとしても作用し、アノード室25の圧力を成膜室7の圧力に対して所定の圧力比以上の陽圧に保つように構成されている。具体的には、図2に記載したように、フランジ21の成膜室側の開口径よりもフランジ22のアノード室25側の開口径の方が小さくなるように、段階的、もしくは連続的に開口径が狭められている。
ここでは、図2に示すように、フランジ21の開口28の径に段差を設けて、成膜室7側よりもアノード室25側の開口径が小さくなるように構成している。フランジ22の開口29の開口径は、フランジ21のアノード室25側の開口径よりも、さらに小さく設定されている。よって、図2の例では、フランジ21、22によって、開口径は3段階に絞られている。
フランジ21の開口28、29の径は、アノード室25と成膜室7の所定の圧力比が達成される大きさを予め実験等を行って定める。所定の圧力比は、成膜室7の反応生成物がアノード室25に侵入できない圧力比であり、例えば、圧力比を100以上にすることが望ましく、これにより、100時間程度の成膜を行ってもアノード26への堆積物の厚さを0.6μm以下に抑えることができる。特に、圧力比を1000以上に設定した場合には、100時間程度の成膜を行ってもアノード26への堆積物の厚さを0.06μm以下に抑えることができるため、さらに望ましい。これにより、アノード26の堆積物を除去するメンテナンスを定期的に行うことなく、連続して成膜を行うことが可能になる。
一例として、フランジ21の開口28の径を、図2のように16mm、12mmの2段階とし、フランジ22の開口28の径を8mmに設定した場合には、成膜室の圧力が10−4torr台で、アノード室25と成膜室7の圧力比を10以上にできることが、実験により確認されている。
フランジ21の内部には、開口を取り囲むように電磁石23が配置されている。フランジ22の内部には、開口を取り囲むように永久磁石24が配置されている。これらは、フランジ21、22の開口を通過するプラズマを収束させる方向の磁界を発生する。磁界発生手段として、同じ構造の物を用いず、電磁石23と永久磁石24とを組み合わせて用いている理由は、永久磁石24が逆磁場を生じることを利用し、逆磁場と電磁石23の磁場との合成磁場でアノード26付近にゼロ磁場を形成することが可能であるためである。これによりアノード26全体を加熱し、被膜を防止する(熱アノード効果)ことができる。
フランジ21、22は、フランジ21、22の全体、もしくは、少なくとも開口28,29の内壁およびその周囲が、高融点金属(例えばMo、W等)やカーボンによって構成されている。これにより、開口28、29がプラズマ11に曝された場合であっても、フランジ21,22は長時間耐久できる。よって、フランジ21の開口28、29の径は、電磁石23および永久磁石24により収束されるプラズマ径よりも小さくてもよい。これにより、フランジ21の開口28、29の径を、上述のように所定の圧力比の観点から設定することができ、アノード室25と成膜室7の所定の圧力比を100倍以上に高めることができる。なお、プラズマ11の一部が、開口28、29を通過することができれば、アノード26と導通をとることができる。
成膜室7には、プラズマ11に原料ガス8を導入するための原料ガス導入管8aと、基板6を保持する基板ホルダ16が備えられている。成膜室7に設けられた排気口9は、不図示の真空排気装置に接続されている。
カソード2、第1および第2の中間電極33、34、およびアノード26には、電源10が電気的に接続されている。第1および第2の中間電極33、34には、カソード2の電位とアノード26の電位の間の中間電位が印加され、プラズマ11に電位勾配を与えてプラズマをカソード2からアノード26へスムーズに導く作用をする。プラズマガン1の外側、ならびに、アノード構造体20の外側にはそれぞれ、中心軸がプラズマ軸に一致するように電磁石12が配置されている。電磁石12は、プラズマ軸方向の磁場を形成することにより、カソード2から生じたプラズマ11をビーム状に収束させ、アノード26方向に引き出す作用をする。
以下、本実施の形態の直流高密度プラズマを用いた成膜装置を用いて、基板6にCVD法により成膜する場合の各部の動作について説明する。まず、成膜室7、プラズマガン1のプラズマ室35およびアノード構造体20のアノード室25を排気口9から所定の真空度まで排気する。
排気後、アノード構造体20の不活性ガス導入口27から不活性ガス(Ar、He、Ne、Xe等)を導入すると、アノード室25が不活性ガスで満たされる。アノード空間25内の不活性ガスは、成膜室7内に排気されるがフランジ21、222のオリフィス径に依存して排気のコンダクタンスが決まり、アノード室25は成膜室7よりも陽圧となり、圧力勾配が生じる。具体的には、成膜室7の圧力に対して、アノード室25の圧力を2桁以上大きくすることが可能である。このため、アノード室25から成膜室7へは、大きな圧力勾配で加速された不活性ガスが噴出する。
一方、プラズマガン1には、アルゴン、ヘリウム等のキャリアガス4を導入し、電源10からカソード2とアノード26間に直流電圧を印加し、グロー放電によるプラズマを生じさせる。放電開始直後3〜5分程度はグロー放電であるが、グロー放電を続けると、カソード2が加熱され熱電子を放出するようになり、これによりグロー放電の電離度が上昇して高密度放電すなわちアーク放電に移行し、直流高密度プラズマ11が生じる。第1および第2の中間電極33、34には電源10から中間電位が印加されており、プラズマ11を成膜室7にスムーズに引き出す。また、第1および第2の中間電極33、34は、オリフィス作用によりプラズマガン1の圧力を成膜室7の圧力よりも高く維持し、その圧力勾配により、成膜室の反応ガスや逆流イオンがプラズマ生成室に逆流するのを防ぐ。
電磁石12の磁界は、プラズマ11をビーム状に収束させ、アノード26にプラズマ11を導く。プラズマ11は、フランジ21、22の電磁石23、永久磁石24の磁界により収束され、段階的に径が小さくなる開口28、29を通過する。このとき、プラズマ11の径は、開口28,29の径よりも若干大きくても構わない。プラズマ11の一部が開口28、29を通過できれば、アノード26と十分な導通がとれるためである。また、フランジ21,22は、高融点金属で形成されているため、開口がプラズマ11に長時間曝されても耐えられる。
成膜室7に原料ガス導入管8aから原料ガス8を供給すると、プラズマ11に原料ガス8が曝され、分解物や反応生成物等が生じ、基板6に堆積する。
成膜室7において原料ガスの分解や反応により生じた生成物やマイナスイオンは、プラズマ11とともにフランジ21、22の開口28、29を通過してアノード26に到達しようとするが、アノード室25の圧力が成膜室7の圧力よりも2桁以上高いため、分解・反応生成物がフランジ21、22を通過することはできない。よって、分解・反応生成物はアノードに到達できず、アノードへ生成物が堆積するのを防止できる。
なお、分解・反応生成物の一部は、フランジ21、22の開口28、29には堆積するが、フランジ21、22は電源10と電気的に接続されておらず、電圧を印加されていないため、堆積物が絶縁物であっても放電には影響せず、また、堆積物が剥離しても電界集中等は生じないため放電には影響を与えない。
また、フランジ21、22は、少なくとも開口28、29が高融点金属やカーボンで形成されているため、プラズマ11により高温になっても劣化しにくい。
所定の厚さの膜が基板6に形成されたならば、プラズマ11を停止させ、成膜室7、プラズマ室35およびアノード室25を大気圧まで戻し、基板6を取り出す。
このように、本実施の形態の成膜装置では、成膜室7に対するアノード室25の圧力比を100以上に設定することができるため、アノード26には、分解・反応生成物が殆ど付着しない。よって、アノード26を長寿命化することができ、従来のようにアノードに付着した絶縁物を除去するメンテナンスを行う必要がなく、メンテナンスフリーの成膜が可能となる。
なお、上記実施の形態では、図1のようにアノード構造体20をプラズマガン1と対向する位置に配置し、直線的なプラズマを引き出して利用する成膜装置について説明したが、本発明はこの構造に限られるものではなく、プラズマを湾曲させる成膜装置についても適用可能である。例えば、図3に示すように、プラズマガン1とアノード構造体20との向きが90°になるように配置し、プラズマ11を90°湾曲させて、アノード構造体20に到達させる成膜装置にすることもできる。この場合も、アノード構造体20として、図1の構造のものを用いることにより、上述の実施の形態と同様に、大きな圧力勾配を実現でき、アノード26に堆積物が付着しない。
本発明の成膜装置の実施例について説明する。
実施例の成膜装置は、図1および図2の構造である。フランジ21の開口28の径は、図2に示したように、成膜室7側の径を16mm、アノード室25側の径を12mmとした。フランジ22の開口29の径は、8mmとした。これにより、成膜室7からアノード室25に向かって3段階で開口径が狭まる構成とした。
この構成の成膜装置で、表1に示すように、アノード構造体20の不活性ガス導入口27からArガスを20sccmで供給し、プラズマガン1のキャリアガス導入管4aからArガス4aを20sccmで供給し、プラズマ11を生じさせた。このときの成膜室7およびアノード空間25の圧力をそれぞれ測定した。測定結果を表1に示す。表1から明らかなように、アノード空間25の圧力は、成膜室7の圧力より3桁以上大きかった。
Figure 2008255419
また、プラズマに原料ガス8として、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)を供給したところ、有機シリコン膜を基板6上に成膜することができた。また、成膜途中で放電は安定していた。アノード室25と成膜室7に大きな圧力差があったため、分解・反応生成物は、アノード26には到達せず、アノード26には堆積しなかった。
実施の形態の直流高密度プラズマを用いた成膜装置の構成を示すブロック図。 図1の成膜装置のフランジの開口形状を示す断面図。 別の実施の形態の直流高密度プラズマを用いた成膜装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
1…プラズマガン、2…カソード、4…キャリアガス、4a…キャリアガス導入管、6…基板、7…成膜室、8…原料ガス、8a…原料ガス導入口、9…排気口、10…電源、11…プラズマ、12…電磁石、13…永久磁石、14…電磁石、16…基板ホルダ、20…アノード構造体、21、22…フランジ、23…電磁石、24…永久磁石、25…アノード室、26…アノード、27…不活性ガス導入口、28、29…開口、33…第1の中間電極、34…第2の中間電極。

Claims (4)

  1. 成膜空間と、直流プラズマを発生するプラズマ発生源と、前記プラズマが到達するアノードとを有し、
    前記アノードは、アノード空間に配置され、前記成膜空間と前記アノード空間とはフランジにより隔絶され、
    該フランジには、前記プラズマを通過させる開口と、該開口を通過するプラズマを収束させる磁場発生手段が備えられ、
    前記開口は、前記成膜空間から前記アノード空間に向かって段階的または連続的に狭められていることを特徴とする直流プラズマを用いた成膜装置。
  2. 請求項1に記載の直流プラズマを用いた成膜装置において、前記フランジは、少なくとも前記開口の内壁部分が、高融点材料によって構成されていることを特徴とする直流プラズマを用いた成膜装置。
  3. 請求項1または2に記載の直流プラズマを用いた成膜装置において、前記フランジは、前記プラズマ軸方向に沿って配置された2以上のフランジ部材に分かれ、該2以上のフランジ部材には、それぞれ前記開口が備えられ、前記アノード空間側のフランジ部材の開口径を、前記成膜空間側のフランジ部材の開口径よりも小さくすることにより、少なくとも2段階に開口径を狭めていることを特徴とする直流プラズマを用いた成膜装置。
  4. 請求項1に記載の直流プラズマを用いた成膜装置において、前記開口は、前記成膜室の圧力に対する前記アノード室の圧力を100倍以上の陽圧に保つことができる大きさに設定されていることを特徴とする直流プラズマを用いた成膜装置。
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