JP2008254883A - プリント基板の搬送装置、及び、検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板上の回路パターンの配置の自由度が高く、且つ、シート状のフレキシブル基板などのような薄くて撓みやすい基板も搬送可能な搬送装置、および検査装置を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる搬送装置は、プリント基板を搬送する搬送装置において、搬送対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明にかかる搬送装置は、プリント基板を搬送する搬送装置において、搬送対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子回路のパターンが形成された基板(シート状のフレキシブル基板など。以後、単に「プリント基板」と言う。)の電気的特性を検査する装置、および、前記基板の搬送技術に関するものである。
従来のプリント基板の自動検査装置では、検査対象の基板を検査部に搬送するに当たって、ベルト搬送方式といわれる基板の両端約3mmを搬送用ベルトで受けて搬送する方式が知られている。このベルト搬送方式は、検査部のガイドピンを基板のガイド孔に挿通して位置決めした後に、前記搬送用ベルトは、邪魔にならないように側方に退避するように構成されている。
前記ベルト搬送方式では、検査部のガイドピンを基板のガイド孔に挿通するまでは、基板の両端は前記搬送用ベルトで支えられた状態であるので、前記ガイド孔、およびガイドピンは前記搬送用ベルトと干渉しない位置、即ち、基板の端部を除いた位置に配設される必要がある。従って、ガイド孔の配置に制約が発生し、これによって、基板上の回路パターンの配置にも影響がでるという問題がある。
さらに、前記ベルト搬送方式では、図7に示したように、シート状のフレキシブル基板などのような薄くて撓みやすい基板100を、破線で示したように搬送用ベルト110に乗せると、実線で示したように中央部分が撓んで垂れ下がってしまい搬送用ベルトから脱落してしまうので、搬送できないという問題がある。
さらに、前記ベルト搬送方式では、図7に示したように、シート状のフレキシブル基板などのような薄くて撓みやすい基板100を、破線で示したように搬送用ベルト110に乗せると、実線で示したように中央部分が撓んで垂れ下がってしまい搬送用ベルトから脱落してしまうので、搬送できないという問題がある。
そこで、本発明は、基板上の回路パターンの配置の自由度が高く、且つ、シート状のフレキシブル基板などのような薄くて撓みやすい基板も搬送可能な搬送装置、および検査装置を提供することを目的としてなされたものである。
本発明にかかる請求項1の搬送装置は、
プリント基板を搬送する搬送装置において、
搬送対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、
プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構を備えたことを特徴としている。
請求項2では、
さらに、前記搬送機構を、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態と、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態とに切り替える切替手段を備えたことを特徴としている。
請求項3の検査装置は、
検査対象のプリント基板を供給部から検査部へ搬送し、検査部にて検査終了したプリント基板を排出部へ排出するように構成された検査装置において、
検査対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、
プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構と、
前記搬送機構を、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態と、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態とに切り替える切替手段を備えた搬送装置を備えたことを特徴としている。
請求項4の検査装置においては、
前記搬送装置は、前記供給部もしくは前記排出部の少なくとも何れか一方に備えられ、前記検査部には備えられていない。
請求項5の検査装置においては、
前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造の間隔は拡縮可能に構成されている。
請求項6の検査装置においては、
前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造は、前記搬送方向に進退可能に構成されている。
請求項7の検査装置においては、
前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造の間隔は拡縮可能に構成されているとともに、
前記一対のレール構造は、前記搬送方向に進退可能に構成されている。
プリント基板を搬送する搬送装置において、
搬送対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、
プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構を備えたことを特徴としている。
請求項2では、
さらに、前記搬送機構を、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態と、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態とに切り替える切替手段を備えたことを特徴としている。
請求項3の検査装置は、
検査対象のプリント基板を供給部から検査部へ搬送し、検査部にて検査終了したプリント基板を排出部へ排出するように構成された検査装置において、
検査対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、
プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構と、
前記搬送機構を、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態と、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態とに切り替える切替手段を備えた搬送装置を備えたことを特徴としている。
請求項4の検査装置においては、
前記搬送装置は、前記供給部もしくは前記排出部の少なくとも何れか一方に備えられ、前記検査部には備えられていない。
請求項5の検査装置においては、
前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造の間隔は拡縮可能に構成されている。
請求項6の検査装置においては、
前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造は、前記搬送方向に進退可能に構成されている。
請求項7の検査装置においては、
前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造の間隔は拡縮可能に構成されているとともに、
前記一対のレール構造は、前記搬送方向に進退可能に構成されている。
本発明にかかる請求項1、2の搬送装置によれば、
搬送対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えているので、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態では、薄いプリント基板であっても、中央部分がたれさがることの無い状態で搬送することができる。
また、切替手段で非搬送状態に切り替えると、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態になるので、プリント基板をセットしたり取り除いたりすることができる。
したがって、前記搬送装置は、請求項3〜7に記載されているように、プリント基板の検査装置に採用することができるのである。
請求項5〜7の検査装置では、種々の大きさのプリント基板を検査することができる。
搬送対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えているので、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態では、薄いプリント基板であっても、中央部分がたれさがることの無い状態で搬送することができる。
また、切替手段で非搬送状態に切り替えると、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態になるので、プリント基板をセットしたり取り除いたりすることができる。
したがって、前記搬送装置は、請求項3〜7に記載されているように、プリント基板の検査装置に採用することができるのである。
請求項5〜7の検査装置では、種々の大きさのプリント基板を検査することができる。
以下に、本発明にかかる搬送装置と、その検査装置を備えた検査装置を、実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
図1は前記検査装置の全体の平面図、図2はその正面図、図3はその要部の左側面図である。
図1、2、3において、
1はシート状のフレキシブルプリント基板(以下、単に「FPC」と言う。)用の検査装置であり、供給部2と、検査部3と、排出部4とから構成されている。
図1は前記検査装置の全体の平面図、図2はその正面図、図3はその要部の左側面図である。
図1、2、3において、
1はシート状のフレキシブルプリント基板(以下、単に「FPC」と言う。)用の検査装置であり、供給部2と、検査部3と、排出部4とから構成されている。
前記供給部2は、
正面から見て後方の投入部21、前方の搬送部22、前記投入部21からプリント基板を1枚ずつ吸引して持ち上げて、前記搬送部22の開閉部221に降ろしてセットする供給機構23とを備えている。
前記搬送部22は、それぞれローラを内蔵した上下一対のレール構造5を、搬送方向に沿って前後一対平行に配設して構成されている。
FPCの両縁は、前記レール構造5によって上下方向から挟まれて、前記ローラが回転駆動されることによって、前記検査部3まで搬送されるように構成されている。
正面から見て後方の投入部21、前方の搬送部22、前記投入部21からプリント基板を1枚ずつ吸引して持ち上げて、前記搬送部22の開閉部221に降ろしてセットする供給機構23とを備えている。
前記搬送部22は、それぞれローラを内蔵した上下一対のレール構造5を、搬送方向に沿って前後一対平行に配設して構成されている。
FPCの両縁は、前記レール構造5によって上下方向から挟まれて、前記ローラが回転駆動されることによって、前記検査部3まで搬送されるように構成されている。
図4は前記搬送部22の要部の正面図であり、この図および図1〜3を参照して搬送部22の要部を詳細に説明する。
前記搬送部22は、上面に少なくとも一部が露出した下側ローラ51Aが組み込まれた下側レール5Aと、下面に少なくとも一部が露出した上側ローラ51Bが組み込まれた上側レール5Bとからなる上下一対のレール構造5を、搬送方向に沿って前後(図3上では左右)に一対配設して構成されている。
そして、検査対象のFPCの両縁は、前記下側ローラ51Aと上側ローラ51Bとで上下方向から挟まれて、前記上下レール5A、5Bに沿って前記検査部3まで搬送されるように構成されている。
なお、前記一対のレール構造5の間隔は、検査対象のFPCの幅(搬送方向に直交する方向の外寸)に応じて手動もしくは自動で拡縮調整することができる。
前記搬送部22は、上面に少なくとも一部が露出した下側ローラ51Aが組み込まれた下側レール5Aと、下面に少なくとも一部が露出した上側ローラ51Bが組み込まれた上側レール5Bとからなる上下一対のレール構造5を、搬送方向に沿って前後(図3上では左右)に一対配設して構成されている。
そして、検査対象のFPCの両縁は、前記下側ローラ51Aと上側ローラ51Bとで上下方向から挟まれて、前記上下レール5A、5Bに沿って前記検査部3まで搬送されるように構成されている。
なお、前記一対のレール構造5の間隔は、検査対象のFPCの幅(搬送方向に直交する方向の外寸)に応じて手動もしくは自動で拡縮調整することができる。
なお、前記下側ローラ51Aもしくは上側ローラ51Bの少なくとも何れか一方のローラを回転駆動するモータを備えている。
前記前記下側ローラ51Aもしくは上側ローラ51Bの少なくとも何れか一方のローラは、FPCの方へ向かってバネなどの付勢手段511によって付勢され、搬送するときには、FPCの表面に確実に当接して駆動力を与えるように構成されている。
前記前記下側ローラ51Aもしくは上側ローラ51Bの少なくとも何れか一方のローラは、FPCの方へ向かってバネなどの付勢手段511によって付勢され、搬送するときには、FPCの表面に確実に当接して駆動力を与えるように構成されている。
前記搬送部22の上側ローラ51Bの一部は開閉可能に構成されて、前記開閉部221が形成されている。
即ち、左側側面図を示した図5に示されているように、
前後一対のレール構造5の2つの上側ローラ51Bの一部は前記開閉部221を構成し、切替手段としての開閉機構52によって、図5の(A)に示した閉じた状態と、図5の(B)に示した開いた状態の二つの状態に開閉駆動される。
即ち、左側側面図を示した図5に示されているように、
前後一対のレール構造5の2つの上側ローラ51Bの一部は前記開閉部221を構成し、切替手段としての開閉機構52によって、図5の(A)に示した閉じた状態と、図5の(B)に示した開いた状態の二つの状態に開閉駆動される。
前記開閉機構52は、所定の回転角範囲で正転/逆転駆動される駆動モータ521、前記モータ521の駆動モータ軸522に固定された腕523、前記腕523の先端に回動自在に軸支された鉤形のリンク524、及び、開閉レール支点525にて回動自在に軸支された開閉レール526を備え、前記開閉レール526の駆動軸527は、前記リンク524の先端に回動自在に軸支されている。
前記開閉レール支点525は、開閉レールを閉じたときには、開閉レールの上側ローラが、FPCの上面を押圧し、開閉レールを開いたときには、FPCが供給機構23によってセットされるときに邪魔にならない位置まで退避するように、所定の位置に設定されている。具体的には、例えば、前記開閉レール支点525の位置は、前記開閉レール526の外側に設定されている。
前記開閉レール支点525は、開閉レールを閉じたときには、開閉レールの上側ローラが、FPCの上面を押圧し、開閉レールを開いたときには、FPCが供給機構23によってセットされるときに邪魔にならない位置まで退避するように、所定の位置に設定されている。具体的には、例えば、前記開閉レール支点525の位置は、前記開閉レール526の外側に設定されている。
また、開閉レール526を開くときには、図5の(A)の状態から図5の(B)の状態になったときに前記駆動モータ521の回転を停止し、開閉レール526を閉じるときには、図5の(B)の状態から図5の(A)の状態になったときに前記駆動モータ521の回転を停止するように制御する。例えば、前記駆動モータ521をステッピングモータとしてそのステップ数を制御したり、前記駆動モータ521の回転軸にロータリーエンコーダを付設してその回転角度を計測して制御したり、リミットスイッチを設けて制御したりすることができる。
図5において、
図5の(A)の状態では、前記開閉部221が閉じた状態であり、上側の開閉レール526は下がった状態であって、下側ローラ51Bと、上側ローラ51Aとによって、FPCの上下両面を挟んだ状態となっている。この状態では、前記付勢手段511によって何れか一方のローラがFPC側に付勢されているので、他方のローラが付勢手段を備えていなくてもFPCを確実に挟んで搬送することができる。
図5の(A)の状態では、前記開閉部221が閉じた状態であり、上側の開閉レール526は下がった状態であって、下側ローラ51Bと、上側ローラ51Aとによって、FPCの上下両面を挟んだ状態となっている。この状態では、前記付勢手段511によって何れか一方のローラがFPC側に付勢されているので、他方のローラが付勢手段を備えていなくてもFPCを確実に挟んで搬送することができる。
前記開閉部221で受け取ったFPCを検査部4の方へ搬送した後、次のFPCを受け入れるときには、前駆駆動モータ521を図上時計回り方向に回転させ、前記腕523を図5の(A)の角度から図5の(B)の角度まで約120°回転させる。
すると、前記腕523の先端に軸支されたリンク524は、図5の(A)の状態から図5の(B)の状態まで引き下ろされる。
それによって、前記リンク524の先端に軸支された前記開閉レール526は、図5の(A)の角度から図5の(B)の角度まで、開閉レール支点525を中心にして、反時計回り方向に約161°回転する。
したがって、FPCを押さえていた開閉レール526は、FPCから離れ、さらに、FPCをセットするための受け入れ経路となる上部空間から退避して、邪魔にならない位置まで交代する。
すると、前記腕523の先端に軸支されたリンク524は、図5の(A)の状態から図5の(B)の状態まで引き下ろされる。
それによって、前記リンク524の先端に軸支された前記開閉レール526は、図5の(A)の角度から図5の(B)の角度まで、開閉レール支点525を中心にして、反時計回り方向に約161°回転する。
したがって、FPCを押さえていた開閉レール526は、FPCから離れ、さらに、FPCをセットするための受け入れ経路となる上部空間から退避して、邪魔にならない位置まで交代する。
FPCの両縁が前後一対のレール構造5によって挟まれ、上下のレールとフレームとでガイドされつつ、検査部3へ搬送される。なお、幅の広いFPCや腰の弱いFPCの場合には、1対のレール構造5の中間部分がたるむ場合もあるので、1対のレール構造5の中間部分に支え材を配設してもよい。
また、搬送している途中で、薄いFPCが歪んだ場合には、前記開閉レールを一時的に少し持ち上げてFPCを開放することにより、FPCの弾性復元力によって歪みを解消することができる。
なお、前記搬送部22の全部が開閉レールを備えていなくてもよい。検査部3に近い部分は、例えば上側レールが若干昇降可能に構成され、上下から挟んでいたFPCを開放可能な構造であればよい。
また、搬送している途中で、薄いFPCが歪んだ場合には、前記開閉レールを一時的に少し持ち上げてFPCを開放することにより、FPCの弾性復元力によって歪みを解消することができる。
なお、前記搬送部22の全部が開閉レールを備えていなくてもよい。検査部3に近い部分は、例えば上側レールが若干昇降可能に構成され、上下から挟んでいたFPCを開放可能な構造であればよい。
前記検査部3は、図2に示されているように、所定の検査治具32が例えばエア駆動式のプレス機構31によって昇降駆動され、検査時には、搬送されてきたFPCを上下両面から挟み、電気的に検査するように構成されている。
前記プレス機構31は、検査対象のFPCの水平位置を位置決めするためのガイドピンを備えており、搬送されてきた検査対象のFPCを受け取って位置決めするように構成されている。
前記プレス機構31は、検査対象のFPCの水平位置を位置決めするためのガイドピンを備えており、搬送されてきた検査対象のFPCを受け取って位置決めするように構成されている。
前記搬送部22のレール構造5は、検査部3の検査部基準板の端面まで配設されており、搬送されてきたFPCの先端が、前記端面から所定の長さの位置に達したとき、即ち、FPCが検査部の所定の位置まで搬送されたときに、搬送を一旦停止する。この位置は、搬送部22の所定の位置に配置されたFPC位置検出センサと、搬送距離制御手段とによって決定することができる。
そして、前記位置にはガイドピンが、搬送されるFPCの高さより低い位置に退避して待機しており、FPCが一旦停止すると、前記退避していたガイドピンが上昇駆動されて、ガイドピンの先端が前記FPCに形成されたガイド孔に挿通されて、FPCは位置決め可能な状態に保持される。
FPCがガイドピンに保持されると、前記搬送部の上側レールが開くか若干上昇して、FPCを開放する。
そして、前記位置にはガイドピンが、搬送されるFPCの高さより低い位置に退避して待機しており、FPCが一旦停止すると、前記退避していたガイドピンが上昇駆動されて、ガイドピンの先端が前記FPCに形成されたガイド孔に挿通されて、FPCは位置決め可能な状態に保持される。
FPCがガイドピンに保持されると、前記搬送部の上側レールが開くか若干上昇して、FPCを開放する。
このようにして、搬送部22からFPCを受け取り、プレス機構31を作動させて前記FPCの上下面を検査治具32で挟み、検査治具32とFPCとの相対的な位置ズレを、種々の手段によって補正して、コンピュータを用いた検査手段9によって、所定の手順で電気的な検査を行う。
FPCのパターンのレイアウトに応じた所定の検査手順が用いられる。
前記搬送部22のレール構造5は、検査部3の検査部基準板の端面までしか配設されておらず、検査部3には配設されていないので、検査部3においてレール機構は邪魔にならない。したがって、検査対象のFPCの周縁部分まで回路パターンを形成することができる。
FPCのパターンのレイアウトに応じた所定の検査手順が用いられる。
前記搬送部22のレール構造5は、検査部3の検査部基準板の端面までしか配設されておらず、検査部3には配設されていないので、検査部3においてレール機構は邪魔にならない。したがって、検査対象のFPCの周縁部分まで回路パターンを形成することができる。
なお、検査対象のFPCのパターンのレイアウトもしくはFPCの長さに応じた検査治具を用いるので、搬送方向に長い検査治具を用いるときには、図6の(A)に示したように、搬送部22のレール構造5は、検査基準板33に干渉しないように搬送方向に後退した位置に移動させ、搬送方向に短い検査治具を用いるときには、図6の(B)に示したように、搬送部22のレール構造5は小さい検査基準板33に合わせて搬送方向に前進した位置に手動もしくは自動で移動させることができるようにスライド機構を備えている。
このような搬送部22のレール構造5が進退駆動されるとき、前記排出部4の搬送部42のレール構造6も移動するように構成されている。このとき、供給部2のレール構造5と排出部4のレール構造6とは、前記検査部3の中心位置を基準として、図6上において左右対象に移動するように構成するとよい。
このように、検査対象のFPCの単品または複数個の検査治具のサイズに対応して、供給部2のレール構造5と排出部4のレール構造6とを進退可能であるとともに、前述したように1対のレール構造5、6の間隔が拡縮可能であるので、種々のFPCの検査に対応可能である。
このように、検査対象のFPCの単品または複数個の検査治具のサイズに対応して、供給部2のレール構造5と排出部4のレール構造6とを進退可能であるとともに、前述したように1対のレール構造5、6の間隔が拡縮可能であるので、種々のFPCの検査に対応可能である。
また、図6に示したように、前記供給部2のレール構造5の搬送面の高さより、前記検査部3の検査部基準板33の高さは低く設定され、前記検査部基準板33の高さより、前記排出部4のレール構造6の搬送面の高さはさらに低く設定され、搬送されるFPCの先端が次段に順次スムーズに受け渡されるように構成されている。
前記排出部4は、前記供給部2とほぼ同様の構成を備えており、検査部3における検査が終了したFPCの先端を、排出部4の搬送部42に配設された前記レール構造6で受け取り、排出部4の開閉部421の位置まで搬送する。FPCがこの位置に来ると、上側レールの開閉レールが、前記同様に開かれ、前記供給部2の前記供給機構23と同様の構成の排出機構によって、吸着して持ち上げられて、ストック部41に排出されてストックされる。なお、検査終了したFPCは、検査結果に応じて、「良品ストック位置」もしくは「不良品ストック位置」などの所定の位置に順次ストックされる。
なお、検査終了したFPCの先端が排出部4のレール構造6に受け渡された後は、前記供給部2のレール構造5では、次の未検査のFPCを受け取って搬送開始するための準備を実施することができる。
以上のようにして、検査対象のFPCは、供給部2から検査部3へ一枚ずつ順次搬送され、検査終了したFPCは、検査部3から排出部4へ順次搬送されて、検査結果に応じて所定の位置にストックされるのである。
本発明の実施例では、搬送手段としてはローラを採用したが、ローラに代えてベルトを採用してもよい。
また、実施例では、前記搬送部22、42においては、上下一対のローラでFPCを上下から挟むように構成したが、上下一対に限定されるものではなく、上下何れか一方のローラに対して他方のローラを複数配設したり、上下とも複数のローラを配設してもよい。
また、実施例では、上下何れか一方のローラに駆動力を与えたが、両方のローラもしくはベルトに駆動力を与えてもよい。
また、実施例では、上下何れか一方のローラをバネなどの付勢手段511によって付勢したが、バネに限定されるものではなく、また、両方のローラもしくはベルトを付勢してもよい。
また、実施例では、前記搬送部22、42においては、上下一対のローラでFPCを上下から挟むように構成したが、上下一対に限定されるものではなく、上下何れか一方のローラに対して他方のローラを複数配設したり、上下とも複数のローラを配設してもよい。
また、実施例では、上下何れか一方のローラに駆動力を与えたが、両方のローラもしくはベルトに駆動力を与えてもよい。
また、実施例では、上下何れか一方のローラをバネなどの付勢手段511によって付勢したが、バネに限定されるものではなく、また、両方のローラもしくはベルトを付勢してもよい。
1 検査装置
2 供給部
3 検査部
4 排出部
5 レール構造
6 レール構造
2 供給部
3 検査部
4 排出部
5 レール構造
6 レール構造
Claims (7)
- プリント基板を搬送する搬送装置において、
搬送対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、
プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構を備えたことを特徴とする搬送装置。 - 請求項1に記載の搬送装置に、
前記搬送機構を、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態と、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態とに切り替える切替手段を付加したことを特徴とする搬送装置。 - 検査対象のプリント基板を供給部から検査部へ搬送し、検査部にて検査終了したプリント基板を排出部へ排出するように構成された検査装置において、
検査対象のプリント基板をローラまたはベルトで上下から挟み、
前記ローラまたはベルトの少なくとも何れか1つに、前記プリント基板を搬送する駆動力を付与するように構成された搬送機構を備えるとともに、
プリント基板の幅に応じて搬送幅を調整し得る搬送幅調整機構と、
前記搬送機構を、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟んで拘束した搬送状態と、前記ローラまたはベルトで前記プリント基板を上下から挟まずに開放した非搬送状態とに切り替える切替手段と
を具備してなる搬送装置を備えたことを特徴とする検査装置。 - 前記搬送装置は、前記供給部もしくは前記排出部の少なくとも何れか一方に備えられ、前記検査部には備えられていないことを特徴とする請求項3に記載の検査装置。
- 前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造の間隔は拡縮可能に構成されていることを特徴とする請求項3、4の何れか1項に記載の検査装置。 - 前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造は、前記搬送方向に進退可能に構成されていることを特徴とする請求項3、4の何れか1項に記載の検査装置。 - 前記搬送装置は、搬送方向に向かって平行に配設された一対のレール構造を備え、
前記一対のレール構造の間隔は拡縮可能に構成されているとともに、
前記一対のレール構造は、前記搬送方向に進退可能に構成されていることを特徴とする請求項3、4の何れか1項に記載の検査装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103084341A (zh) * | 2011-11-08 | 2013-05-08 | 日本电产理德株式会社 | 基板检查装置 |
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2007
- 2007-04-05 JP JP2007099318A patent/JP2008254883A/ja active Pending
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