JP2008254585A - ワイパーブレード及びジョイントカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】切断による長さ調整が容易で汎用性を備えているうえに、端面を露出させないことでつなぎ部分の外観が良くなって一体感を創出できるワイパーブレードを提供する。
【解決手段】車両Cの払拭面Sを払拭するブレードラバー11と、その頭部11bに適合する長尺形状を呈したバーティブラ12と、ワイパーアーム20との連結が可能な取付手段と、バーティブラを収容する溝部141a,142aが下面側に形成されたスポイラー14とを備えたワイパーブレード10である。
そして、スポイラー14は、開口部141bが設けられた中央部141と、その両側の側辺部142と、中央部の端面141cと側辺部の端面142cとをそれぞれ嵌入させる挿入口151A,Bを両側に設けたジョイントカバー15とを有し、そのジョイントカバー内部には仕切り壁152が延設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のワイパーアームの先端に装着されてフロントガラス等の払拭面を払拭するために用いられるワイパーブレード、及びそのワイパーブレードのブレードカバーに装着するジョイントカバーに関するものである。
従来、車両のフロントガラス等の払拭面を払拭するために、払拭面を摺動するワイパーブレードを有するワイパーを用いることが広く知られている。
このようなワイパーとして、払拭面を払拭する長尺形状のブレードラバーに弓なりに湾曲した長尺形状のばね板部材を宛がって、このブレードラバーを湾曲させてブレード本体に装着し、ブレード本体の中間位置に設けられた取付手段を介して車両に設けられたワイパーアームに連結されるものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
このように構成されたワイパーブレードは、ワイパーアームからの押圧力によりブレードラバーがその全長に渡って均一な押圧力で払拭面に当接されるので、ワイパーアームの回動に伴ってブレードラバーが払拭面上を摺動することにより払拭面を良好に払拭することができる。
他方、車両が高速走行する際には、車両のフロントガラスに向かって吹く走行風によって擦過流が生成され、その擦過流を受けたワイパーブレードが浮き上がるおそれがあり、特許文献2ではワイパーブレードの上面に断面視円弧状のスポイラーを設けて浮き上がりを防止している。
このようなスポイラーは、ブレードラバーと同程度の長さの連続した長尺部材として成形される場合もあるが、複数に分割して成形されて保持部材を介して接続していく場合もある。
特表2004−513826号公報 特表2002−531325号公報
しかしながら、上述した特許文献2のブレードラバーの長尺方向に貫通する筒状の保持部材(特許文献2の図8の保持体140)を使用すると、長尺方向にスライドして位置ずれを起すおそれがある。
また、特許文献2には、ワイパーアームを接続するための取付手段を備えた中央保持部材(特許文献2の図8の保持体136)の両側からスポイラーの端部を挿入する構成が開示されているが、この構成では取付手段を設ける中央保持部材を特殊な形状に成形しなければならず、汎用性に欠けるうえに取付手段が露出することになる。特に、ワイパーアームとワイパーブレードとの取付手段には、着脱を容易にするために回動機構を備えたクリップを使用することがあり、この場合はスポイラーの端部を挿入する穴を設けることが難しい。
そこで、本発明は、切断による長さ調整が容易で汎用性を備えているうえに、端面を露出させないことでつなぎ部分の外観が良くなって一体感を創出できるワイパーブレード、及びそのワイパーブレードのブレードカバーに装着する位置ずれが起き難いジョイントカバーを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のワイパーブレードは、車両の払拭面を払拭する長尺形状を呈し長尺方向に直交する断面で見て該払拭面を摺動すべく下部に設けられた払拭部および上部に設けられた頭部を有するブレードラバーと、該ブレードラバーの前記頭部に適合する長尺形状を呈し前記ブレードラバー側から見て凹状に前記長尺方向に湾曲され前記頭部に沿って設けられたばね板部材と、略中央部で該ばね板部材を保持し前記車両に設けられたワイパーアームとの連結が可能な取付手段と、該取付手段と前記ワイパーアームとの連結を可能にするための開口部が設けられるとともに前記ばね板部材を収容する溝部が下面側に形成されたブレードカバーとを備え、前記ブレードラバーの長尺方向と交差する方向で前記払拭面上を往復移動されるワイパーブレードであって、前記ブレードカバーは、前記開口部が設けられた中央部と、その両側の側辺部と、前記中央部の端面と前記側辺部の端面とをそれぞれ嵌入させる挿入口を両側に設けた接続部とを有し、該接続部の内部には仕切り壁が前記長尺方向に略直交する方向に延設されることを特徴とする。
ここで、前記ブレードカバーは、前記長尺方向に直交する断面で見て、前記車両の走行による走行風の下流側の側縁にリブ部が延設されているものであってもよい。
また、本発明のジョイントカバーは、上記のワイパーブレードの前記接続部を構成するものである。
このように構成された本発明のワイパーブレードは、中央部とその両側の側辺部の3体に分割されたブレードカバーを使用し、中央部の端面とそれに対向する側辺部の端面は、接続部の挿入口にそれぞれ嵌入される。
すなわち、ブレードラバーの長さに合わせて切断された側辺部の端面は、接続部に覆われて外部からは見えなくなる。
このため、どのような長さのワイパーブレードに対しても適用することが容易で、汎用性に優れている。また、中央部の端面と側辺部の端面は接続部に覆われて露出されないので、つなぎ部分の外観が良くなって一体感を創出できる。さらに、接続部に中央部と側片部の端面が覆われることによって、単なる突き合せ接合に比べてつなぎ部分の強度が高くなる。
また、車両の走行によって発生する走行風の下流側にリブ部を設けることで、ワイパーブレードを払拭面側に押し付ける力が発生して、高速走行時の浮き上がりを防止することができる。特に、ブレードカバーという一番外側に配置される部材に長尺方向に連続してリブ部が形成されると、浮上り防止効果がより向上することになる。
また、接続部の内部に仕切り壁を形成することで、中央部の端面は側辺部側への移動が規制され、側辺部の端面は中央部側への移動が規制される。
このため、ブレードカバーの長尺方向の位置ずれが起き難く、所定の位置にジョイントカバーを留めておくことができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態によるワイパーブレード10の構成を示すための分解斜視図であり、図2は、車両Cのワイパーアーム20の先端部20aに取り付けられたワイパーブレード10によって、払拭面Sとしてのフロントガラスを払拭する状態を説明する斜視図である。
まず、本実施の形態のワイパーブレード10を備えたワイパーの全体構成について説明すると、ワイパーブレード10を取り付けるワイパーアーム20は、図示は略すがワイパーモータにワイパーリンクを介して接続され、そのワイパーモータの駆動により払拭面Sに沿って往復移動可能(図2の矢印G、B参照)とされている。
そして、ワイパーアーム20が揺動されると、長尺方向と交差する方向が進行方向となるようにワイパーアーム20に装着されたワイパーブレード10は、静止姿勢である払拭面Sの下方から払拭面Sに沿って車両Cの上後方へと摺動される往路Gと、その往路Gの端から払拭面Sに沿って車両Cの下前方へと摺動される復路Bとからなる往復移動を繰り返して払拭面Sを払拭する。
一方、払拭面S上には、図2に示すように、車両Cの走行に伴う相対的な空気の流れにより、車両C側から見ると車両Cに向う走行風Wが生じることとなる。本実施の形態では、払拭面Sが車両Cのフロントガラスにより構成されているので、走行風Wは、払拭面S上には車両Cの前方から後方へ向かうこととなる。このため、ワイパーブレード10は、往路Gにおいて走行風Wを背に受けつつ払拭面S上を移動することとなり、復路Bにおいて走行風Wに抗して払拭面S上を移動することとなる。このため、ワイパーブレード10は、往路Gにおいては走行風Wにより払拭面Sへの押圧力を受けつつ移動することとなり、復路Bにおいては走行風Wにより払拭面Sから剥離させる力を受けつつ移動することとなる。
またこのワイパーブレード10は、図1に示すように、払拭面Sを払拭するブレードラバー11と、均一な押圧力で払拭面Sにブレードラバー11を当接させるためのばね板部材としてのバーティブラ12と、ブレードラバー11の上部及びバーティブラ12を収容するブレードカバーとしてのスポイラー14と、これらをワイパーアーム20の先端部20aに取り付けるための取付手段とから主に構成される。
このブレードラバー11は、払拭面Sを傷つけることなく摺動可能な弾性のゴム材で長尺形状に形成されている。
また、このブレードラバー11は、図4の断面図に示すように、払拭面Sに先端が当接される断面視舌状の払拭部11aと、払拭部11aの上方に位置する幅広の頭部11bと、払拭部11aと頭部11bとを連結する頭部11bよりも幅の狭い首部11cと、この首部11cの両側から長尺直交方向に突出する腕部11d,11dとを有している。
この首部11cは、払拭部11aの上部及び頭部11bよりも幅が狭いので、払拭部11aと頭部11bとの間に凹部が形成される。また、腕部11d,11dは、この首部11cに付け根が接続され、そこから斜め上方へ向けて先端が突出される。
一方、このブレードラバー11は、往復運動の反転時に首部11c付近での屈曲が可能ないわゆるネック反転構造と呼ばれるものである。すなわち、このブレードラバー11は、付勢力を受けて払拭面Sに押圧された状態で反転される際、換言すると摺動方向が反対側へと切り替わる際に、首部11cが湾曲して払拭部11aが払拭面Sに対して適切な倒れ角度となって、払拭面Sに対する払拭個所11eの当接関係が適切なものとなるように形成されている。
さらにこの際、図7に示すように、一方の腕部11dがスポイラー14の下面部14aに押し当てられて支持されることによって、首部11cの過度の湾曲が抑えられて払拭部11aの倒れ角度が適切な状態に維持される。
また、バーティブラ12は、図1に示すように、弾性を有する合成樹脂材料又は金属材料から長尺な板形状に形成されており、長尺方向に対して弓なりに湾曲した形状となっている。すなわちこのバーティブラ12は、弓なりに湾曲させたバーティブラ12の中央部12aを押し下げて平らにした場合に、この力を分散させてバーティブラ12の長尺方向で見て均等化させる機能を有している。
さらに、このバーティブラ12には、ブレードラバー11をバーティブラ12に取り付けるための6つのホルダー13,・・・が取り付けられている。このホルダー13は、図1,4に示すように矩形板材の両側部が折り返されかつ2段階にL字状に折り込まれるように加工されており、その断面で見て逆凸字状に形成されるとともに、下面には切り欠き13bが形成されている。
そして、このホルダー13のバーティブラ12下方の空間に、図4の紙面直交方向からブレードラバー11の頭部11bを挿入し、切り欠き13bには首部11cを通すことで、切り欠き13bから下方に突出するブレードラバー11をホルダー13によって支持させることができる。
一方、バーティブラ12の中央部12aには、ワイパーアーム20への取付手段が取り付けられる。
この取付手段は、図1に示すように、スペーサ16と、そのスペーサ16を両側から挟持するためのクリップベース17と、クリップ18とから主に構成される。
このスペーサ16は、下面が開放されてバーティブラ12の挿入空間が形成されており、その中央部12aを保持した状態のスペーサ16にクリップベース17が取り付けられている。すなわちこのクリップベース17は、図1,5に示すようにスペーサ16の両側縁部でスペーサ16を介在させて対向する一対の対向壁部17a,17aを有し、この一対の対向壁部17a,17aの間隔をリベット17bで固定することでスペーサ16を挟持させる。
また、このリベット17bには、クリップ18がこのリベット17bを軸として回動自在になるように取り付けられている。さらにこのクリップ18は、合成樹脂材料で形成されており、車両Cに設けられたワイパーアーム20の先端部20aが固定される。
このようにクリップベース17でスペーサ16の両側縁部を挟持することにより、クリップベース17とスペーサ16との相対的なずれが防止される。また、バーティブラ12との関係では、中央部12aに装着されているスペーサ16の両端面が近接する2つのホルダー13,13に当接することにより、長尺方向に沿うスペーサ16とバーティブラ12との相対的な位置ずれが防止される。
このようにして取付手段とブレードラバー11が取り付けられたバーティブラ12を収容するスポイラー14は、ゴムや合成樹脂材料等の弾性体材料によって、図1,3に示すように、全長がバーティブラ12よりも少し長い長尺形状に成形されている。
さらに、このスポイラー14は、クリップ18を露出させるための開口部141bが設けられた中央部141と、その両側の側辺部142,142と、中央部141の端面141cと側辺部142の端面142cとを嵌入させる挿入口151A,151Bを両側にそれぞれ設けた接続部としてのジョイントカバー15,15とを有している。
そして、この中央部141及び側辺部142の下面側には、長尺方向に沿って溝部141a,142aが形成されている。この溝部141a,142aについて図4の溝部142aを例に説明すると、ブレードラバー11の頭部11bを収容するホルダー13下部の幅より僅かに幅が広い下側開放部142dと、その上部に下側開放部142dに連通して形成されるそれより幅広の嵌合溝部142bとから構成される。
この嵌合溝部142bは、断面形状がバーティブラ12のホルダー13位置の両側縁部を挟持可能な幅の略矩形で、スポイラー14の長尺方向に沿って延在されている。また、この下面側開放部142dの両側には、同じく長尺方向に沿って下面部14a,14aが延在されている。
さらに、スポイラー14の長尺方向に直交する断面図である図4を例に説明すると、スポイラー14の上面側には、一側縁が最も高くなるようにリブ部14cが形成され、その根元から他側縁に向けて一定勾配で下がる傾斜面14bが形成されている。
他方、クリップベース17を覆う隆起状に形成される中央部141は、その溝部141aに装着されたバーティブラ12が長尺方向に突出されるように両端面141c,141cが開放されている。また、側辺部142は、中央部141側の端面142cが開放されるとともに、他方の端部は閉塞されてバーティブラ12が長尺方向に抜け出さないように形成されている。
この中央部141とその両側の側辺部142,142との間は、図1,3に示すように、ジョイントカバー15,15によって接続される。ここで、図6(a)にはジョイントカバー15の斜視図を、図6(b)には(a)のIII−III矢視方向で見た断面図を、図6(c)には(a)のIV−IV矢視方向で見た断面図を示した。
このジョイントカバー15は、一対の外殻部154A,154Bと、その間に介在される仕切り壁152とによって主に構成される。また、外殻部154A,154Bと仕切り壁152の下面側には、バーティブラ12を収容させる溝部153が形成されている。
この一方の外殻部154Aは、中央部141の外周形状より僅かに大きい内周形状に形成されており、中央部141の端面141cを挿入口151Aから挿入すると、中央部141の端部が外殻部154Aによって覆われることになる。さらに、他方の外殻部154Bも、側辺部142の外周形状より僅かに大きい内周形状に形成されており、側辺部142の端面142cを挿入口151Bから挿入すると、側辺部142の端部が外殻部154Bによって覆われることになる。
さらにこの外殻部154A,154Bの形状について、図6(c)の外殻部154Aを例に説明すると、上述したスポイラー14の上面形状と同様に、一側縁が最も高くなるようにリブ部156が形成され、その根元から他側縁に向けて下がる一定勾配の傾斜面155が形成され、下面側には溝部153の両側に下壁部157,157が形成されている。この下壁部157は、図4に示すように、スポイラー14の下面部14aの外縁側に設けられた切り欠きに嵌め込まれる。
また、仕切り壁152は、ブレードラバー11の長尺方向に略直交する方向に延設されて外殻部154A,154B間の連通を遮断する壁である。この仕切り壁152を設けることによって、図6(b)に示すように中央部141の端面141cの側辺部142側への移動は規制され、側辺部142の端面142cの中央部141側への移動は規制される。すなわち、仕切り壁152にそれぞれの端面141c,142cが当接することで、それ以上の移動は制限されることになる。
また、このジョイントカバー15は、中央部141と側辺部142と略相似形状の上面形状を呈しており、これらによってバーティブラ12とブレードラバー11と取付手段とを被覆すると、図3に示すように、上面がスポイラー形状のスポイラー14に覆われたワイパーブレード10が組み立てられる。
そして、以上のように構成されたワイパーブレード10は、開口部141bの外方から回動自在なクリップ18に、ワイパーアーム20の先端部20aを取り付けることで車両Cに装着される(図2参照)。
次に、本実施の形態のワイパーブレード10の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のワイパーブレード10は、スポイラー14が、中央部141とその両側の側辺部142,142の3体に分割されており、中央部141の端面141cとそれに対向する側辺部142の端面142cは、ジョイントカバー15の挿入口151A,151Bにそれぞれ嵌入される。
例えば、製作するワイパーブレード10の長さが種々ある場合に、クリップベース17を覆う中央部141はいずれの長さにおいても共通する部品を使用し、側辺部142は最も長いブレードラバー11の長さに合わせて成形しておく。そして、装着するブレードラバー11の長さに合わせて側辺部142を切断し、端面142cを成形する。また、必要に応じて中央部141側の端部を切断して端面141cを成形してもよい。
このようにして長さに合わせて切断することによって現れた端面141c,142cは、ジョイントカバー15の外殻部154A,154Bに覆われて外部からは見えなくなる。
このため、どのような長さのワイパーブレード10に対しても適用することが容易で、汎用性に優れている。また、中央部141の端面141cと側辺部142の端面142cはジョイントカバー15に覆われて露出されないので、つなぎ部分の外観が良くなって一体感を創出できる。
さらに、中央部141の端部と側辺部142の端部はジョイントカバー15で覆われて保持されるので、単に端面141c,142c同士を突き合せて接合をおこなう場合に比べてつなぎ部分の強度を上げることができる。
また、本実施の形態では、図2と図7とを合わせてみるとわかるように、ワイパーブレード10が車両Cに設置される際には、走行風Wの下流側にリブ部14cが配置されるようにスポイラー14が取り付けられ、車両走行時にスポイラー14にあたる空気の流れを傾斜面14bに当ててリブ部14cへスムースに流し、流れてきた空気をリブ部14cが受けてワイパーブレード10全体に均一な圧力を加えることによって、払拭面Sへ向けてブレードラバー11に加えられる付勢力の補助を行う。
このように車両の走行によって発生する走行風Wの上流側を低くして、スポイラー14の傾斜面14bやリブ部14cに風を当てるようにすると、ワイパーブレード10を払拭面S側に押し付ける力が発生して、高速走行時において、ワイパーブレード10の往復移動の復路Bにおいて発生し易い浮き上がりを防止することができる。
特に、ワイパーブレード10の一番外側に配置されるスポイラー14の長尺方向に連続して、走行風Wによる擦過流によって払拭面S方向の押圧力が付加される形状が形成されると、浮上り防止効果がより向上することになる。
また、ジョイントカバー15の内部に仕切り壁152を形成することで、中央部141の端面141cは側辺部142側への移動が規制され、側辺部142の端面142cは中央部141側への移動が規制される。
このため、ワイパーブレード10を往復移動させているときに、ジョイントカバー15がスポイラー14の長尺方向にずれるような力が作用しても、その移動しようとする方向にある端面141c,142cに仕切り壁152が当接し、移動が規制されるので、位置ずれが起き難く、所定の位置にジョイントカバー15を留めておくことができる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、クリップベース17にスペーサ16を装着してバーティブラ12に取り付けたが、これに限定されるものではなく、例えばクリップベース17が直接バーティブラ12を保持する取付手段の構成であってもよい。
また、バーティブラ12は、中央部12aを押し下げて平らにした場合にその力を分散させるべく長尺方向に湾曲されたものであればよく、例えば、ブレードラバーの頭部に長尺方向に沿って埋め込まれているものであってもよい。
さらに、前記実施の形態では、払拭面Sは車両Cのフロントガラスにより構成されていたが、これに限定されるものではなく、リアガラスであってもよい。
また、前記実施の形態では、走行風Wを利用するスポイラー14について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば長尺方向に直交する断面で見て左右対称形の略半円形断面のブレードカバーなどであってもよい。
本発明の最良の実施の形態のワイパーブレードの構成を説明する分解斜視図である。 本発明の最良の実施の形態のワイパーブレードが装着された車両を示す模式的な斜視図である。 本発明の最良の実施の形態のワイパーブレードを示す模式的な斜視図である。 図3に示すI−I矢視方向で見た断面図である。 図3に示すII−II矢視方向で見た断面図である。 ジョイントカバーの構成を説明する図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)に示すIII−III矢視方向で見た断面図、(c)は(a)に示すIV−IV矢視方向で見た断面図である。 復路における走行風を受けるワイパーブレードの動作を説明するための説明図である。
符号の説明
10 ワイパーブレード
11 ブレードラバー
11a 払拭部
11b 頭部
12 バーティブラ(ばね板部材)
12a 中央部
14 スポイラー(ブレードカバー)
14c リブ部
15 ジョイントカバー(接続部)
151A,B 挿入口
152 仕切り壁
153 溝部
16 スペーサ(取付手段)
17 クリップベース(取付手段)
18 クリップ(取付手段)
20 ワイパーアーム
S 払拭面
C 車両
W 走行風

Claims (3)

  1. 車両の払拭面を払拭する長尺形状を呈し長尺方向に直交する断面で見て該払拭面を摺動すべく下部に設けられた払拭部および上部に設けられた頭部を有するブレードラバーと、該ブレードラバーの前記頭部に適合する長尺形状を呈し前記ブレードラバー側から見て凹状に前記長尺方向に湾曲され前記頭部に沿って設けられたばね板部材と、略中央部で該ばね板部材を保持し前記車両に設けられたワイパーアームとの連結が可能な取付手段と、該取付手段と前記ワイパーアームとの連結を可能にするための開口部が設けられるとともに前記ばね板部材を収容する溝部が下面側に形成されたブレードカバーとを備え、前記ブレードラバーの長尺方向と交差する方向で前記払拭面上を往復移動されるワイパーブレードであって、
    前記ブレードカバーは、前記開口部が設けられた中央部と、その両側の側辺部と、前記中央部の端面と前記側辺部の端面とをそれぞれ嵌入させる挿入口を両側に設けた接続部とを有し、該接続部の内部には仕切り壁が前記長尺方向に略直交する方向に延設されることを特徴とするワイパーブレード。
  2. 前記ブレードカバーは、前記長尺方向に直交する断面で見て、前記車両の走行による走行風の下流側の側縁にリブ部が延設されていることを特徴とする請求項1に記載のワイパーブレード。
  3. 請求項1又は2に記載のワイパーブレードの前記接続部を構成するジョイントカバー。
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