JP2008253945A - 塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の吐出口から吐出された流動性材料の乾燥速度の均一性を向上する。
【解決手段】塗布装置1では、塗布ヘッド14が主走査方向に移動することにより、3本のノズル17から吐出された有機EL液が、基板9上にストライプ状に塗布される。塗布装置1では、気流形成部19により形成された副走査方向における基板9の相対移動方向前側(以下、単に「前側」という。)から相対移動方向後側(以下、単に「後側」という。)に向かう基板9の上面90に平行なエアの流れにより、前側および中央のノズル17により塗布された有機EL液のラインの周囲の雰囲気が後側へと広げられ、3本のノズル17により塗布された3本の有機EL液のラインの周囲において、雰囲気中の溶媒成分の濃度の均一性が向上される。これにより、3本のノズル17の吐出口から吐出された有機EL液の乾燥速度の均一性を向上することができ、塗布ムラの発生を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に流動性材料を塗布する塗布装置に関する。
従来より、半導体基板(以下、単に「基板」という。)上にレジスト液等の流動性材料を塗布する装置として、特許文献1および2に開示されているように、流動性材料を連続的に吐出するノズルを基板上で走査することにより、基板の主面全域に対して互いに接触する複数の平行線状に流動性材料を塗布する塗布装置が知られている。
このような塗布装置では、流動性材料の膜厚の均一性を向上するための様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1では、レジスト塗布装置により塗布液が塗布された基板を、レジスト塗布装置とは別に設けられた溶剤雰囲気装置において塗布液の溶剤雰囲気に曝すことにより、溶剤を塗布液表面に付着させて塗布液表面の粘性を低下させ、その後、基板が収容されている容器内に気流を形成して当該気流により塗布液の表面を平坦化する技術が開示されている。特許文献1では、また、塗布液が塗布された基板が収容されている容器内を加圧することにより塗布液の揮発を抑制する技術も開示されている。
特許文献2の塗布成膜装置では、基板の上方2mm以内の位置に基板のほぼ全体を覆う乾燥防止板を設け、当該乾燥防止板に形成された直線状の隙間において、絶縁膜用の塗布液を吐出するノズルを基板に対して走査することにより、基板上に一様に塗布液が塗布される。これにより、基板と乾燥防止板との間に高濃度の溶剤雰囲気が形成され、基板に塗布された塗布液の乾燥が抑制される。また、特許文献2の塗布成膜装置では、溶剤をしみ込ませたスポンジ部材を乾燥防止板上に設け、スポンジ部材から蒸発する溶剤蒸気を乾燥防止板に形成された供給孔から基板と乾燥防止板との間に供給することにより、基板と乾燥防止板との間の溶剤濃度がより高くされる。
特開2003−17402号公報 特開2005−13787号公報
ところで、流動性材料を吐出するノズルを走査することにより基板に流動性材料を塗布する塗布装置は、平面表示装置用の基板に対して画素形成材料を含む流動性材料を塗布する際にも利用されている。このような装置では、例えば、所定のピッチにて配列された複数のノズルの走査、および、走査方向に垂直な方向への基板のステップ移動が繰り返されることにより、基板上に形成された隔壁間の複数の溝に流動性材料がストライプ状に塗布される。
基板上では、流動性材料の各ラインから溶媒成分が蒸発することにより、画素形成材料が基板上に定着して画素形成材料の膜が形成され、溶媒が蒸発するまでの間に、画素形成材料が流動性材料の各ライン内において十分に分散することにより、画素形成材料の膜厚が均一となる。
しかしながら、複数のノズルにより流動性材料を塗布する場合、基板のステップ移動方向の後側には流動性材料が塗布されていないため、複数のノズルのうち、ステップ移動方向に関して最も後側に位置するノズルにより塗布された流動性材料のラインの周囲では、他のノズルにより塗布された流動性材料のラインの周囲に比べて雰囲気中の溶媒成分の濃度が低くなってしまう。
このため、最も後側のノズルにより塗布された流動性材料のラインが、他のノズルにより塗布された流動性材料のラインよりも早く乾燥してしまい、基板上に形成される画素形成材料の膜厚が不均一となってしまう。その結果、基板全体としてみた場合に塗布ムラが発生してしまい、製品となった後の平面表示装置における表示の質が低下してしまう恐れがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、複数の吐出口から吐出された流動性材料の乾燥速度の均一性を向上することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板に流動性材料を塗布する塗布装置であって、基板を保持する基板保持部と、前記基板の主面に平行な副走査方向に関して等間隔にて配列された複数の吐出口から前記基板の前記主面上の塗布領域に向けて流動性材料を吐出する吐出機構と、前記吐出機構を前記副走査方向に垂直かつ前記主面に平行な主走査方向に前記基板に対して相対的に移動するとともに、前記主走査方向への移動が行われる毎に前記基板を前記吐出機構に対して前記副走査方向に相対的に移動する移動機構と、前記副走査方向における前記基板の相対移動方向前側から相対移動方向後側に向かう前記基板の前記主面に略平行な気体の流れを前記吐出機構と前記基板との間に形成する気流形成部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の塗布装置であって、前記気流形成部により、前記気体の流れが前記塗布領域の前記主走査方向の全長に亘って形成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の塗布装置であって、前記気流形成部の前記吐出機構に対する前記副走査方向の相対位置が固定されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の塗布装置であって、前記気体がエアである。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の塗布装置であって、前記気流形成部が前記気体を送出する送出口を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の塗布装置であって、前記送出口が、前記吐出機構の前記複数の吐出口に対して前記基板の前記相対移動方向前側に配置され、前記送出口から前記気体が前記基板の前記主面に略平行に送出される。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の塗布装置であって、前記吐出機構へと向かう前記気体を加熱する気体加熱部をさらに備える。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の塗布装置であって、前記基板保持部が、前記基板を加熱する基板加熱部を備える。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の塗布装置であって、前記流動性材料が平面表示装置用の画素形成材料を含む。
本発明では、複数の吐出口から吐出された流動性材料の乾燥速度の均一性を向上することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る塗布装置1を示す平面図であり、図2は塗布装置1の正面図である。塗布装置1は、平面表示装置用のガラス基板9(以下、単に「基板9」という。)に、平面表示装置用の画素形成材料を含む流動性材料を塗布する装置である。本実施の形態では、塗布装置1において、アクティブマトリックス駆動方式の有機EL(Electro Luminescence)表示装置用の基板9に、揮発性の溶媒(本実施の形態では、芳香族の有機溶媒の1つである4−メチルアニソール)および基板9上に付与される有機EL材料を含む流動性材料(以下、「有機EL液」という。)が塗布される。
塗布装置1は、図2に示すように、基板9を保持する基板保持部11を備え、図1および図2に示すように、基板保持部11を基板9の主面に平行な所定の方向(すなわち、図1中のY方向であり、以下、「副走査方向」という。)に水平移動するとともに垂直方向(すなわち、Z方向)に向く軸を中心として回転する基板移動機構12を備える。基板保持部11は、図2に示すように、基板9を下側から加熱する基板加熱部であるヒータ111を内部に備える。
塗布装置1は、また、基板9上に形成されたアライメントマーク(図示省略)を撮像して検出するアライメントマーク検出部13、基板保持部11(図2参照)に保持された基板9の(+Z)側の主面90(以下、「上面90」という。)上の塗布領域91(図1中において破線で囲んで示す。)に向けて流動性材料を吐出する吐出機構である塗布ヘッド14、塗布ヘッド14を基板9の上面90に平行かつ副走査方向に垂直な方向(すなわち、図1中のX方向であり、以下、「主走査方向」という。)に水平移動するヘッド移動機構15、塗布ヘッド14の移動方向(すなわち、X方向)に関して基板保持部11の両側に設けられるとともに塗布ヘッド14からの有機EL液を受ける2つの受液部16、および、塗布ヘッド14に流動性材料を供給する流動性材料供給部18を備え、図1に示すように、これらの構成を制御する制御部2を備える。
図1および図2に示すように、塗布ヘッド14は、同一種類の有機EL液を連続的に吐出する複数(本実施の形態では、3本)のノズル17を備える。3本のノズル17は、X方向(すなわち、主走査方向)に略直線状に配列されるとともにY方向(すなわち、副走査方向)に僅かにずれて配置される。3本のノズル17の吐出口は副走査方向に関して等間隔にて配列されており、隣接する2本のノズル17の間の副走査方向に関する距離は、基板9の塗布領域91上に予め形成されている主走査方向に伸びる隔壁間のピッチ(以下、「隔壁ピッチ」という。)の3倍に等しくされる。
基板9の塗布領域91に有機EL液が塗布される際には、3本のノズル17から隔壁間に形成される3つの溝部に有機EL液が吐出されて塗布される。塗布装置1により有機EL液が塗布される2つの溝部の間には、他の塗布装置等により他の種類の有機EL液が塗布される2つの溝部が挟まれている。
塗布装置1では、ヘッド移動機構15および基板移動機構12が、塗布ヘッド14を基板9に対して主走査方向に相対的に移動するとともに基板9を塗布ヘッド14に対して副走査方向に相対的に移動する移動機構となる。後述するように、塗布装置1では、基板9に対する有機EL液の塗布時に、基板9が基板保持部11と共に副走査方向において図1中の(−Y)側から(+Y)側に向けて移動する。すなわち、図1中の(+Y)側が副走査方向における基板9の相対移動方向前側となり、(−Y)側が副走査方向における基板9の相対移動方向後側となる。換言すれば、図1中の(+Y)側は、基板9の副走査方向における移動の下流側であり、(−Y)側が基板9の移動の上流側である。
図1および図2に示すように、塗布装置1は、塗布ヘッド14の複数のノズル17の吐出口の(+Y)側(すなわち、副走査方向における基板9の相対移動方向前側)において基板保持部11および基板移動機構12を跨いで配置されるとともに(−Y)側に向けて気体を送出することにより(+Y)側から(−Y)側に向かう気体の流れ(すなわち、副走査方向における基板9の相対移動方向前側から相対移動方向後側に向かう気流)を形成する気流形成部19をさらに備える。
気流形成部19は、基板移動機構12およびヘッド移動機構15と共に図示省略の基台に固定されているため、気流形成部19の塗布ヘッド14に対する副走査方向の相対位置は固定されている。気流形成部19は、副走査方向において塗布ヘッド14の複数のノズル17に近接して配置されており、気流形成部19と複数のノズル17との間の副走査方向の距離は数cmとされる。また、気流形成部19は基板9の上側にて基板9の上面90に近接して配置される。
図3は、気流形成部19近傍を示す縦断面図である。図2および図3に示すように、気流形成部19は、塗布ヘッド14の複数のノズル17と対向する(−Y)側に気体を送出する送出口191を備え、送出口191は、主走査方向の全長が基板9の塗布領域91(図1参照)の主走査方向の全長よりも長いスリット状である。
塗布装置1では、気流形成部19が図示省略のコンプレッサに接続されており、コンプレッサから気流形成部19にエア(通常のエアよりも低湿度のドライエア)が供給されることにより、塗布ヘッド14の複数のノズル17に対して(+Y)側(すなわち、基板9の相対移動方向前側)に配置された送出口191から基板9の上面90に平行に(−Y)側に向かってエアが送出される。これにより、複数のノズル17の先端(すなわち、吐出口)と基板9との間に基板9の上面90に平行なエアの流れが形成される。気流形成部19では、送出口191が基板9の塗布領域91の主走査方向の全長に亘って設けられているため、上記エアの流れは、塗布領域91の主走査方向の全長に亘って形成される。
気流形成部19により形成されるエアの流れの速度(すなわち、流速)は、ノズル17と基板9との間において、好ましくは、秒速0.15m以上0.35m以下(より好ましくは、秒速0.2m以上0.3m以下)とされ、本実施の形態では、秒速0.21mとされる。なお、気流形成部19により形成されるエアの流れは、基板9の上面90に略平行であれば上面90に対して僅かに傾いていてもよい。
次に、塗布装置1による有機EL液の塗布について説明する。図4は、有機EL液の塗布の流れを示す図である。塗布装置1により有機EL液の塗布が行われる際には、まず、基板9が基板保持部11に載置されて保持され、アライメントマーク検出部13からの出力に基づいて基板移動機構12が駆動されて基板9が移動および回転し、図1中に実線にて示す塗布開始位置に位置する(ステップS11)。換言すれば、塗布ヘッド14が、基板9に対する副走査方向における相対移動の開始端に位置する。また、塗布ヘッド14は、主走査方向において、図1および図2中に実線にて示す待機位置(すなわち、図1中の(−X)側の受液部16の上方)に予め位置している。
続いて、制御部2により気流形成部19が制御されて送出口191からのエアの送出が開始され、基板9上に上面90に平行なエアの流れが形成される(ステップS12)。次に、制御部2により塗布ヘッド14が制御されて3本のノズル17から有機EL液の吐出が開始され(ステップS13)、さらに、ヘッド移動機構15が制御されて塗布ヘッド14の主走査方向の移動(すなわち、図1中の(−X)側から(+X)側への移動)が開始される。
塗布装置1では、塗布ヘッド14の主走査方向への相対移動時に、ノズル17から有機EL液を基板9に向けて連続的に吐出することにより、基板9の塗布領域91の3本の溝に有機EL液がストライプ状に塗布される(ステップS14)。なお、図1中における塗布領域91の(+X)側および(−X)側の非塗布領域は図示省略のマスクにより覆われているため有機EL液は塗布されない。
塗布ヘッド14が図1および図2中に二点鎖線にて示す待機位置(すなわち、(+X)側の受液部16の上方)まで移動すると、基板移動機構12が駆動され、基板9が基板保持部11と共に(+Y)方向(すなわち、副走査方向)に隔壁ピッチの9倍に等しい距離だけ移動する(ステップS15)。このとき、塗布ヘッド14では、3本のノズル17から受液部16に向けて有機EL液が連続的に吐出されている。
塗布装置1では、有機EL液の溶媒として速乾性のものが利用されており、また、基板保持部11のヒータ111により基板9が加熱されているため、ノズル17により塗布領域91に塗布された有機EL液は、塗布された直後からステップS15における基板9の副走査方向への移動の間に迅速に乾燥し(すなわち、有機EL液から溶媒が蒸発し)、有機EL材料が半乾燥状態で基板9上に残置されて有機EL材料の膜が形成される。
副走査方向における基板9の移動が終了すると、基板9および基板保持部11が図1中に二点鎖線にて示す塗布終了位置まで移動したか否かが制御部2により確認される(ステップS16)。そして、塗布終了位置まで移動していない場合には、ステップS14に戻って塗布ヘッド14が3本のノズル17から有機EL液を吐出しつつ基板9の(+X)側から(−X)方向(すなわち、主走査方向)に移動することにより、基板9の塗布領域91の溝に有機EL液が塗布される(ステップS14)。その後、基板9が副走査方向に移動し、塗布終了位置まで移動したか否かの確認が行われる(ステップS15,S16)。
塗布装置1では、基板保持部11および基板9が塗布終了位置に位置するまで、塗布ヘッド14の主走査方向における移動、および、基板9の(+Y)側へのステップ移動が繰り返され(すなわち、塗布ヘッド14の基板9に対する主走査方向における相対移動が行われる毎に、基板9が塗布ヘッド14に対して副走査方向に相対的に移動され)、これにより、基板9の塗布領域91において、有機EL液が隔壁ピッチの3倍に等しいピッチにて配列されたストライプ状に塗布される(ステップS14〜S16)。塗布装置1では、副走査方向に関し、基板9上において有機EL液の塗布が進行する方向(すなわち、塗布ヘッド14の基板9に対する相対移動方向)は、基板移動機構12による基板9の移動方向とは反対向きとなっている。
そして、基板9が塗布終了位置まで移動すると、3本のノズル17からの有機EL液の吐出が停止され(ステップS17)、さらに、気流形成部19からのエアの送出が停止され(ステップS18)、塗布装置1による基板9に対する有機EL液の塗布が終了する。塗布装置1による塗布が終了した基板9は、他の塗布装置等へと搬送され、塗布装置1により塗布された有機EL液以外の他の2色の有機EL液が塗布される。なお、塗布装置1では、実際には複数の基板9に対して連続的に有機EL液の塗布が行われる。この場合、ステップS18において気流形成部19からのエアの送出が停止されることなく、複数の基板9に対する有機EL液の塗布が終了するまで、気流形成部19から連続的にエアが送出されてもよい。
以上に説明したように、塗布装置1では、塗布ヘッド14が主走査方向に移動することにより、3本のノズル17から吐出された有機EL液が、基板9の塗布領域91にストライプ状に塗布される。このとき、3本のノズル17のうち、中央のノズル17により塗布された有機EL液のラインは、(+Y)側および(−Y)側のノズル17により並行して塗布された有機EL液のラインにより挟まれており、(+Y)側のノズル17により塗布された有機EL液のラインは、中央のノズル17により並行して塗布された有機EL液のライン、および、既に基板9上に塗布されている有機EL液のライン群により挟まれている。このため、中央および(+Y)側のノズル17により塗布された有機EL液のラインの周囲では、雰囲気中の有機EL液の溶媒成分の濃度が高くなっている。
また、塗布装置1では、気流形成部19により形成された基板9の上面90に平行な(+Y)側から(−Y)方向に向かうエアの流れにより、(+Y)側および中央のノズル17により塗布された有機EL液のラインの周囲の雰囲気が、(−Y)方向へと広げられる。これにより、(−Y)側のノズル17により塗布された有機EL液のラインの周囲においても、雰囲気中の有機EL液の溶媒成分の濃度が高くなり、3本のノズル17により塗布された3本の有機EL液のラインの周囲において、雰囲気中の溶媒成分の濃度の均一性が向上される。
ここで、気流形成部が設けられない塗布装置を比較例とすると、比較例の塗布装置において(+Y)側(すなわち、副走査方向における基板の相対移動方向前側)のノズル、および、中央のノズルにより塗布された有機EL液のラインの周囲では、上記と同様に、雰囲気中の有機EL液の溶媒成分の濃度が高くなっている。しかしながら、(−Y)側(すなわち、副走査方向における基板の相対移動方向後側)のノズルにより塗布された有機EL液のラインの(−Y)側には、他の有機EL液のラインは塗布されておらず、(+Y)側にのみ、中央のノズルにより並行して塗布された有機EL液のラインが配置されることとなる。
このため、(−Y)側のノズルにより塗布された有機EL液のラインの周囲では、(+Y)側および中央のノズルにより塗布された有機EL液のラインの周囲と比べて有機EL液の溶媒成分の濃度が低くなってしまい、(−Y)側の有機EL液のラインの乾燥速度が、(+Y)側の2本の有機EL液のラインよりも大きくなってしまう。また、(−Y)側の有機EL液のラインの周囲では、当該ラインの(−Y)側における雰囲気中の有機EL液の溶媒成分の濃度が、ラインの(+Y)側における濃度よりも低くなってしまい、ラインの(−Y)側の部位が(+Y)側の部位よりも早く乾燥してしまう。
図5.Aは、比較例の塗布装置の3本のノズルにより塗布された有機EL液から溶媒が蒸発することにより、基板9a上の塗布領域91aに形成された有機EL材料の3本の膜93aを示す断面図である。図5.Aでは、図示の都合上、基板9aの塗布領域91aに形成されている隔壁の図示を省略しており、また、膜93aの高さを実際よりも大きく描いている(図5.Bにおいても同様)。
比較例の塗布装置では、上述のように、(−Y)側の有機EL液のラインの(−Y)側の部位が(+Y)側の部位よりも早く乾燥してしまうため、図5.Aに示すように、(−Y)側の膜93aにおいて、(−Y)側の部位の膜厚が(+Y)側の部位の膜厚よりも大きくなってしまう。そして、このように厚さに偏りがある有機EL材料の膜93aが、塗布領域91aに周期的に(すなわち、3本毎に)形成されて塗布ムラが発生することにより、製品となった後の平面表示装置における表示の質が低下してしまう恐れがある。
これに対し、本実施の形態に係る塗布装置1では、上述のように、3本のノズル17により塗布された3本の有機EL液のラインの周囲において、雰囲気中の溶媒成分の濃度の均一性が向上される。また、3本のノズル17のうち(−Y)側のノズル17により塗布された有機EL液のラインの(+Y)側および(−Y)側における雰囲気中の有機EL液の溶媒成分の濃度の差が小さくされる。
これにより、3本のノズル17の吐出口から吐出された有機EL液の乾燥速度の均一性を向上することができるとともに、(−Y)側(すなわち、副走査方向における基板9の相対移動方向後側)のノズル17の吐出口から吐出された有機EL液の乾燥速度を、副走査方向においてほぼ均一とすることができる。その結果、図5.Bに示すように、隣接する有機EL材料の3本の膜93の断面をほぼ同形状とすることができ、基板9上の塗布領域91における塗布ムラの発生を防止することができる。
ところで、平面表示装置用の画素形成材料を含む流動性材料の基板に対する塗布では、塗布ムラが発生すると、製品となった後の平面表示装置の表示の質が低下する恐れがある。本実施の形態に係る塗布装置1では、上述のように、塗布ムラの発生を防止することができるため、塗布装置1は、平面表示装置用の画素形成材料を含む流動性材料の塗布に特に適しているといえる。
塗布装置1では、また、基板9の上面90に平行なエアの流れが塗布領域91の主走査方向の全長に亘って形成されることにより、塗布ヘッド14により塗布された有機EL液のラインの全長において、有機EL液の塗布から乾燥までの間、エアの流れが維持される。これにより、3本のノズル17により塗布された有機EL液の乾燥速度の均一性を、主走査方向に伸びる当該有機EL液のラインの全長に亘ってより向上することができ、基板9上の塗布領域91における塗布ムラの発生をより確実に防止することができる。
塗布装置1では、気流形成部19からのエアの流速が小さすぎると、雰囲気中の溶媒成分が(−Y)側に十分に広がらず、流速が大きすぎると溶媒成分が広い範囲に拡散して濃度が大きく低下するため、副走査方向における塗布ヘッド14のノズル17の位置(すなわち、塗布位置)におけるエアの流速が適切な範囲となるように、気流形成部19からのエアの送出量が決定されている。仮に、気流形成部が塗布ヘッドに対して副走査方向に相対移動する(例えば、気流形成部が基板保持部上に固定されている)とすると、気流形成部と塗布ヘッドとの間の副走査方向の距離に応じて気流形成部からのエアの送出量が変更される必要がある。これに対し、塗布装置1では、気流形成部19の塗布ヘッド14に対する副走査方向の相対位置が固定されているため、気流形成部19からのエアの送出量を変更する必要がない。その結果、塗布装置1の装置構成を簡素化することができる。
気流形成部19では、送出口191からエアを送出して基板9の上面90に平行なエアの流れを形成することにより、エアの吸引等により基板9上にエアの流れを形成する場合に比べて、所望の向きや流速を有するエアの流れを容易に形成することができる。その結果、塗布装置1の構造を簡素化することができる。また、塗布ヘッド14の複数のノズル17の(+Y)側に配置された送出口191から基板9の上面90に平行にエアを送出することにより、上記エアの流れをより容易に形成することができ、塗布装置1の構造をより簡素化することができる。
気流形成部19では、基板9上に気流を形成する気体としてエアが利用されることにより、基板保持部11や塗布装置1の周囲に気密構造を設ける必要がないため、塗布装置1の構造をさらに簡素化することができる。また、塗布装置1が設置される工場等の既存設備を利用して気流形成部19に容易に気体を供給することもできる。
塗布装置1では、基板9を加熱するヒータ111により基板9の塗布領域91に塗布された有機EL液の乾燥速度を増大させることにより、3本のノズル17の吐出口から吐出された有機EL液の乾燥速度の差をより小さくすることができる。その結果、3本のノズル17から吐出された有機EL液の乾燥速度の均一性をさらに向上することができ、基板9上の塗布領域91における塗布ムラの発生をより確実に防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る塗布装置について説明する。図6は、第2の実施の形態に係る塗布装置の気流形成部19近傍を示す縦断面図である。図6に示すように、第2の実施の形態に係る塗布装置では、気流形成部19の内部に、塗布ヘッド14へと向かうエアを加熱する気体加熱部192が設けられる。本実施の形態では、気体加熱部192として、x方向に伸びる棒状のヒータが用いられる。その他の構成は、図1ないし図3に示す塗布装置1と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
第2の実施の形態に係る塗布装置では、第1の実施の形態と同様に、気流形成部19により形成された基板9の上面90に平行な(+Y)側から(−Y)方向に向かうエアの流れにより、3本のノズル17により塗布された3本の有機EL液のラインの周囲において、雰囲気中の溶媒成分の濃度の均一性が向上される。その結果、塗布ヘッド14の3本のノズル17の吐出口から吐出された有機EL液の乾燥速度の均一性を向上することができ、基板9上の塗布領域91(図1参照)における塗布ムラの発生を防止することができる。
第2の実施の形態に係る塗布装置では、特に、気体加熱部192により加熱されたエアにより基板9の上面90に平行な気流が形成されることにより、基板9の塗布領域91に塗布された有機EL液の乾燥速度を増大させることができる。これにより、3本のノズル17の吐出口から吐出された有機EL液の乾燥速度の差をより小さくすることができ、その結果、3本のノズル17から吐出された有機EL液の乾燥速度の均一性をさらに向上することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
第2の実施の形態に係る塗布装置では、気体加熱部192は、必ずしも気流形成部19の内部に設けられる必要はなく、気流形成部19の(−Y)側、かつ、塗布ヘッド14のノズル17の(+Y)側に気流形成部19とは独立して設けられてもよい。この場合、気流形成部19から送出されたエアが気体加熱部192近傍を通過することにより加熱され、加熱されたエアにより基板9の上面90に平行な気流が形成される。
上記実施の形態に係る塗布装置では、副走査方向における塗布ヘッド14のノズル17の位置におけるエアの流速は、必ずしも上述の範囲には限定されず、有機EL液の溶媒の種類や蒸発速度等に応じて適切な速度とされる。
気流形成部19の送出口191は、必ずしも塗布領域91の主走査方向の全長に亘って伸びるスリット状である必要はなく、例えば、塗布領域91の主走査方向の全長に亘って配列された複数の小さな送出口が気流形成部19に設けられてもよい。また、気流形成部19の送出口191は、必ずしも、塗布領域91の主走査方向の全長に亘って設けられる必要はなく、例えば、主走査方向の幅が塗布ヘッド14の幅とおよそ等しい1つの送出口のみを有する気流形成部が、複数のノズル17の(+Y)側にて主走査方向に移動可能に設けられ、有機EL液の塗布時にエアを送出しつつ塗布ヘッド14と同期して主走査方向に移動することにより、塗布ヘッド14と基板9との間に基板9の上面90に平行なエアの流れが形成されてもよい。
上記実施の形態に係る塗布装置では、必ずしも、気流形成部19の送出口191から基板9の上面90に平行なエアが送出される必要はなく、例えば、塗布ヘッド14の(+Y)側に配置された気流形成部19から下向き(すなわち、(−Z)方向)にエアが送出され、基板9の主面90や他の構造に衝突して向きが変更されたエアにより、基板9の主面90に平行な気流が形成されてもよい。
塗布装置では、気流形成部19から送出される気体はエアには限定されず、例えば、窒素(N)等の不活性ガスとされてもよい。また、有機EL液の溶媒成分を僅かに含むエアが送出されて基板9の上面90に平行な気体の流れが形成されてもよい。
また、塗布装置では、塗布ヘッド14の(+Y)側から気体を送出する気流形成部19に代えて、塗布ヘッド14の(−Y)側に配置されて周囲の雰囲気を吸引することにより基板9上に気体の流れを形成する気流形成部が設けられてもよい。また、塗布ヘッド14の(+Y)側から気体を送出しつつ(−Y)側から気体を吸引することにより基板9上に気体の流れを形成する気流形成部が設けられてもよい。
上記実施の形態に係る塗布装置では、基板移動機構12による基板9および基板保持部11の移動に代えて、塗布ヘッド14が副走査方向に移動することにより、副走査方向における基板9の塗布ヘッド14に対する相対移動が行われてもよい。また、ヘッド移動機構15による塗布ヘッド14の移動に代えて、基板9および基板保持部11が主走査方向に移動することにより、主走査方向における塗布ヘッド14の基板9に対する相対移動が行われてもよい。
塗布装置では、塗布ヘッド14の3本のノズル17から、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)と互いに色が異なる3種類の有機EL材料をそれぞれ含む3種類の有機EL液が同時に吐出されて基板9に塗布されてもよい。この場合、塗布ヘッド14では、隣接する2本のノズル17の間の副走査方向に関する距離が隔壁ピッチと等しくされる。また、塗布ヘッド14では、有機EL液を吐出するノズル17の本数は必ずしも3本には限定されず、2本、あるいは、4本以上のノズル17が塗布ヘッド14に設けられてもよい。さらには、これらのノズル17から吐出される有機EL液は、隔壁が設けられていない塗布領域91にストライプ状に塗布されてもよい。
ところで、基板9上に連続的に吐出された有機EL液のラインでは、有機EL液中の有機EL材料が主走査方向において比較的移動しやすいため、乾燥時間の差により有機EL材料の偏り大きくなって図5.Aに示すように膜厚の差が生じやすい。上記実施の形態に係る塗布装置は、上述のように、有機EL液の乾燥時間の均一性を向上することできるため、有機EL液を連続的に吐出して基板に塗布する装置に特に適しているが、インクジェット方式のように断続的に流動性材料を吐出して基板上に塗布する装置にも適用することができる。
上記実施の形態に係る塗布装置では、正孔輸送材料を含む流動性材料が基板9に塗布されてもよい。ここで、「正孔輸送材料」とは、有機EL表示装置の正孔輸送層を形成する材料であり、「正孔輸送層」とは、有機EL材料により形成された有機EL層へと正孔を輸送する狭義の正孔輸送層のみを意味するのではなく、正孔の注入を行う正孔注入層も含む。
塗布装置は、1枚の基板から複数の有機EL表示装置を製造する(いわゆる、多面取りを行う)場合にも利用できる。また、上記塗布装置は、必ずしも有機EL表示装置用の有機EL材料または正孔輸送材料を含む流動性材料の塗布のみに利用されるわけではなく、例えば、液晶表示装置やプラズマ表示装置等の平面表示装置用の基板に対し、着色材料や蛍光材料等の他の種類の画素形成材料を含む流動性材料を塗布する場合に利用されてもよい。
上述のように、塗布装置は、基板9上の塗布領域91における塗布ムラの発生を防止することができるため、製品となった際の表示の質の低下として塗布ムラが感得されやすい平面表示装置用の画素形成材料(上記実施の形態では、有機EL表示装置用の有機EL材料)を含む流動性材料の塗布に特に適しているが、上記塗布装置は、平面表示装置用の基板や半導体基板等の様々な基板に対する様々な種類の流動性材料の塗布に利用されてもよい。
第1の実施の形態に係る塗布装置を示す平面図である。 塗布装置の正面図である。 気流形成部近傍を示す縦断面図である。 有機EL液の塗布の流れを示す図である。 比較例の塗布装置により基板上に形成された有機EL材料の膜を示す断面図である。 本実施の形態に係る塗布装置により基板上に形成された有機EL材料の膜を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る塗布装置の気流形成部近傍を示す縦断面図である。
符号の説明
1 塗布装置
9 基板
11 基板保持部
12 基板移動機構
14 塗布ヘッド
15 ヘッド移動機構
19 気流形成部
90 上面
91 塗布領域
111 ヒータ
191 送出口
192 気体加熱部
S11〜S18 ステップ

Claims (9)

  1. 基板に流動性材料を塗布する塗布装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板の主面に平行な副走査方向に関して等間隔にて配列された複数の吐出口から前記基板の前記主面上の塗布領域に向けて流動性材料を吐出する吐出機構と、
    前記吐出機構を前記副走査方向に垂直かつ前記主面に平行な主走査方向に前記基板に対して相対的に移動するとともに、前記主走査方向への移動が行われる毎に前記基板を前記吐出機構に対して前記副走査方向に相対的に移動する移動機構と、
    前記副走査方向における前記基板の相対移動方向前側から相対移動方向後側に向かう前記基板の前記主面に略平行な気体の流れを前記吐出機構と前記基板との間に形成する気流形成部と、
    を備えることを特徴とする塗布装置。
  2. 請求項1に記載の塗布装置であって、
    前記気流形成部により、前記気体の流れが前記塗布領域の前記主走査方向の全長に亘って形成されることを特徴とする塗布装置。
  3. 請求項1または2に記載の塗布装置であって、
    前記気流形成部の前記吐出機構に対する前記副走査方向の相対位置が固定されていることを特徴とする塗布装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記気体がエアであることを特徴とする塗布装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記気流形成部が前記気体を送出する送出口を備えることを特徴とする塗布装置。
  6. 請求項5に記載の塗布装置であって、
    前記送出口が、前記吐出機構の前記複数の吐出口に対して前記基板の前記相対移動方向前側に配置され、
    前記送出口から前記気体が前記基板の前記主面に略平行に送出されることを特徴とする塗布装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記吐出機構へと向かう前記気体を加熱する気体加熱部をさらに備えることを特徴とする塗布装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記基板保持部が、前記基板を加熱する基板加熱部を備えることを特徴とする塗布装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の塗布装置であって、
    前記流動性材料が平面表示装置用の画素形成材料を含むことを特徴とする塗布装置。
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