JP2008253356A - 放射性薬剤自動投与装置およびこの装置を用いて放射性薬剤を投与する方法 - Google Patents

放射性薬剤自動投与装置およびこの装置を用いて放射性薬剤を投与する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射性薬剤の多人数分の原液入り原液バイアル、原則1人分の原液入りデリバリバイアルのいずれでも投与が可能な放射性薬剤自動投与装置を提供する。
【解決手段】放射性薬剤の多人数分原液入り原液バイアル72から第1流路26、三方活弁V4、第2流路23、抽出針7を経て中間バイアル3へ分注する。デリバリバイアルは、中間バイアル3と同様原則1人分の原液入りで、放射線遮蔽容器13に収納され、デリバリ放射性薬剤容器として医薬品メーカーが製造し、医療機関へ搬送する。中間バイアル3の放射線量を放射能量検出センサー19で検出し、抽出針7は自動穿刺装置で中間バイアル3あるいはデリバリバイアルへ自動穿刺され、第2流路23、三方活弁V4、第3流路27を経て放射性薬剤が投与される。第3流路27に、生理食塩水シリンジ25、薬剤シリンジ24、生理食塩水バッグ39が設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、液状の放射性薬剤を投与する装置の構造、及び、この装置を用いて投与を行う方法に関し、特に、放射性薬剤を分注して投与するために中間バイアルを備える技術に係る。
(1)液状の放射性薬剤を手作業により人体内に注入投与するには、この放射性薬剤又は放射性薬剤が収納されたバイアルが格納された放射線遮蔽容器の蓋を外し、別のタングステン等により遮蔽されたシリンジを用いて、バイアルの開口部に通気針とともに穿刺し、放射性薬剤を吸引後に、体内に注入投与している。この場合、投与前にシリンジ内の放射能量を測定し、投与後も、シリンジ内に残留した放射能量を測定し、その差を算出して人体に投与された放射能量を測定していた。
(2)これに対して、下記特許文献1では、液体の放射性薬剤を人体に自動投与するための放射性薬剤の自動分注投与装置が提案される。すなわち、投与直前に、バイアル070(この符号は特許文献1の図1中の符号70の先頭に0を加えて示す、以下この段落の符号において同じ)の放射性薬剤072の全量を薬液用シリンジ082により一時的に、シリンジ028とは別に設けられて放射線遮蔽されたコイル状の流路からなる液体保持部036Aに収容する。このとき、生食用バック010の生理食塩水を生食用シリンジ028で、液体保持部036A方向へ送り、放射性薬剤を液体保持部036Aへ押し込む。該液体保持部036Aに収容された放射性薬剤の放射能量を放射能量計測器040で測定する。その後に、再び、シリンジ028、082を駆動し、放射能薬液を投与する。
特開平2002−306609
[1]デリバリ放射性薬剤を投与に伴う放射能の暴露による周辺の機器の劣化
最近では、医療機関において放射性薬剤を製造する場合と、医薬品メーカーが製造して医療機関へ搬送するデリバリ放射性薬剤があるが、医療機関によっては早朝に薬剤が製造できるまでの時間帯にデリバリ放射性薬剤を使用する場合がある。このような場合には、医療機関において製造した放射性薬剤を分注し、投与することと、デリバリ放射性薬剤を遮蔽容器毎、セットし、投与することができる機能を装備する必要がある。
特許文献1の技術は、原液バイアル部(特許文献1の図1中の070)からデリバリ放射性薬剤を投与することも不可能ではない。しかし、そのデメリットは手動挿入では毎回操作者が被曝することである。このため自動穿刺装置を付け自動穿刺挿入にして、操作者が被曝することを避ける必要がある。しかしながら、自動穿刺装置を取り付けた場合、デリバリ放射性薬剤でなく、原液を使用するときに問題が起きる。すなわち原液バイアルに抽出針を自動穿刺挿入にした場合、操作者はかかわる必要がないものの、放射能漏れは防げない。そして、原液バイアルは放射能量が大きいため周辺の機器は常に放射能により暴露される状態になるので、劣化が激しくなってしまう。
[2]泡の混入リスク
特許文献1の技術は、放射能量計測器を構成する流路のコイルに泡がはいった場合、放射能量の測定に誤差を生じる可能性がある。
[3]生理食塩水の使用量が多いこと
特許文献1の技術は、放射能量計測器を構成する流路のコイル及びそれ以降の流路の長さ、よって体積が大きいため、投与時に生理食塩水で押し出す生理食塩水の量が多く必要になる。このため、生食用バック010や生食用シリンジ028が大型化し、ひいては装置のコンパクト化を妨げてしまう。
[4]投与可能な薬液が少なくなってしまうこと
特許文献1の技術は、薬液用シリンジを引き、吐き出すことにより流路のコイルに薬液を入れるが、薬液用シリンジの直下流側(図3中の薬液用シリンジ83と三方活弁34の間の流路)に薬液が残るため抜き取り率は低くなる。よって、投与可能な薬液が少なくなり、無駄が大きくなる。
以上の課題を解決するために、第一発明は、放射性薬剤の多人数分の原液が入った原液バイアル72を収納する原液バイアル格納遮蔽容器71と、前記収納された原液バイアル72に原液バイアル用針81を介して接続する第1流路と、この第1流路の途中に三方活弁V5を介して設けられる原液バイアル用シリンジ75と、前記第1流路に三方活弁V4を介して連続する第2流路と、この第2流路の端部に抽出針7を介して接続する中間バイアル3あるいは同様に接続する放射性薬剤の原則1人分の原液が入ったデリバリバイアルと、前記中間バイアル3あるいは前記デリバリバイアルを収納する放射線遮蔽容器13と、前記中間バイアル3あるいは前記デリバリバイアルの放射線量を検出する放射能量検出センサー19と、抽出針7を前記バイアル3あるいは前記デリバリバイアルへ自動的に穿刺する自動穿刺装置と、前記第2流路から三方活弁V4を介して分岐し端部で放射性薬剤が投与される第3流路と、この第3流路の途中に三方活弁V3を介して設けられる生理食塩水シリンジ25と、前記第3流路の途中で前記生理食塩水シリンジ25の前記投与端部の側に三方活弁V2を介して設けられる薬剤シリンジ24と、前記第3流路の途中で前記薬剤シリンジ24の前記投与端部の側に三方活弁V1を介して設けられる生理食塩水バッグ39と、を有することを特徴とする放射性薬剤自動投与装置である。
第二発明は、第一発明の放射性薬剤自動投与装置を用いて放射性薬剤を投与する方法であって、前記原液バイアル72から必要な1人分の放射性薬剤の量を前記中間バイアル3に抜き取る分注を行い投与する原液バイアル投与行程と、前記デリバリバイアルから投与するデリバリ投与行程と、を選択的に実施し、
前者の原液バイアル投与行程は、前記原液バイアル用シリンジ75で1人分の原液を前記バイアル72から吸引して抜き取り、前記中間バイアル3に吐出させ分注する分注行程と、前記放射能量検出センサー19で前記中間バイアル3の放射能量を測定する測定行程と、前記薬剤シリンジ24で前記中間バイアル3から放射性薬剤の全量を移送する移送行程と、前記中間バイアル3の残量の放射能量が正常であることを前記放射能量検出センサー19で測定して確認する確認行程と、前記薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出し、その後に、前記生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出すことにより投与を実行する投与行程と、からなり、
後者のデリバリ投与行程は、さらに、分注を行うデリバリ分注投与行程と、分注を行わないデリバリ全量投与行程と、を選択的に実施し、
このうちデリバリ分注投与行程は、前記原液バイアル用シリンジ75で前記デリバリバイアル3から吸引し、一度、放射性薬剤溶液全量を原液バイアル用シリンジ75に取り出す取出行程と、この原液バイアル用シリンジ75から必要な放射性薬剤の量を中間デリバリバイアル3へ吐出し戻す戻し行程と、前記放射能量検出センサー19で前記デリバリバイアル3の放射能量を測定する測定行程と、前記薬剤シリンジ24でデリバリバイアル3から吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する移送行程と、デリバリバイアルの放射能残量が正常であることを放射能量測定により確認する確認行程と、前記薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出し、その後に、前記生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出すことにより投与を実行する投与行程と、からなり、
デリバリ全量投与行程は、薬剤シリンジ24でデリバリバイアル3から吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する移送行程と、前記薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出し、その後に、前記生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出すことにより投与を実行する投与行程と、からなることを特徴とする放射性薬剤を投与する方法である。
第一、又は第二発明によれば、以下の作用、効果を得る。
[作用]
(I)原液バイアル72からの投与
原液バイアル72から必要な1人分の放射性薬剤の量を中間バイアル3に抜き取る分注を行い、放射能量を測定後、投与する。
すなわち、原液バイアル用シリンジ75で1人分の原液をバイアル72から吸引して抜き取り、中間バイアル3に吐出させ分注する。そして、生理食塩水シリンジ25で中間バイアルの全液量が所定量になるように生理食塩水を入れる。また、薬剤シリンジ24で、流路の液を中間バイアル3に押し込む。そして、放射能量検出センサー19で中間バイアル3の放射能量を測定する。
次に、薬剤シリンジ24で中間バイアル3から放射性薬剤を吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する。中間バイアル3の残量の放射能量が正常であることを放射能量検出センサー19で測定して確認する。薬剤シリンジ24から放射性薬剤を、その後に、生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を、吐き出すことにより投与を実行する。
(II)デリバリバイアルからの投与
原則1人分の原液が入ったデリバリ放射性薬剤容器は、中間バイアル3とほぼ同様のデリバリバイアル3が収納された放射線遮蔽容器13からなる。放射線遮蔽容器13ごと交換し、デリバリバイアル3を中間バイアル3と同じ位置に設置する。デリバリバイアルの放射性薬剤は、大人用の量が入っており、たとえば小人用に分注することができる。このとき、空の原液バイアル72を用意し、デリバリバイアルからの分注で廃棄された放射性薬剤を保管廃棄する。
(1.分注する場合)
原液バイアル用シリンジ75でデリバリバイアル3から吸引し、一度、放射性薬剤溶液全量を原液バイアル用シリンジ75に取り出す。原液バイアル用シリンジ75はたとえば小人用に必要な放射性薬剤の量をデリバリバイアル3へ吐出し戻す。生理食塩水シリンジ25でデリバリバイアル3の全液量が所定量になるように生理食塩水を入れる。薬剤シリンジ24でデリバリバイアル3から吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する。デリバリバイアル3の残量が正常であることを放射能量測定により確認する。薬剤シリンジ24から放射性薬剤を、その後に、生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を、吐き出すことにより投与を実行する。原液バイアル用シリンジ75に残った不要な放射性薬剤は、原液バイアル72を廃液バイアルとして廃棄される。
(2.分注しない場合)
薬剤シリンジ24でデリバリバイアル3から吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する。デリバリバイアル3の残量が正常であることを放射能量測定により確認する。薬剤シリンジ24から放射性薬剤を、その後に、生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を、吐き出すことにより投与を実行する。
[効果]
[1]デリバリ放射性薬剤を投与に伴う放射能の暴露による周辺の機器の劣化を少なくできる。
前述したように特許文献1の技術は、仮に、原液バイアル部(図3中の70)からデリバリ放射性薬剤を投与する際に操作者の被曝をなくすため、自動穿刺装置を付け自動穿刺挿入にしても、デリバリ放射性薬剤でなく、放射能量が大きい原液を使用するときには、放射能漏れにより、周辺の機器の劣化が激しくなるものであった。
これに対し、本発明では、原則1人分の原液が入った放射能量の小さいデリバリ放射性薬剤の場合、デリバリ放射性薬剤容器は、中間バイアル3とほぼ同様のデリバリバイアル3が収納された放射線遮蔽容器13からなり、このデリバリバイアル3へ自動穿刺挿入するので、デリバリバイアル3の周辺の機器の劣化は少なくできる。また、原液バイアル72の場合、別に扱われ、遮蔽体はタンブステン、蓋もタングステンであり、針81,82が導入できる細い溝から操作者が手で穿刺挿入している。挿入時の被曝は避けられないが、原液バイアル72の扱いは、デリバリ放射性薬剤に比べ圧倒的に回数が少なくて済み、許容の範囲に抑えられる。挿入後は、放射能が漏れないように常に蓋はしたままにしているので、放射能漏れはない。
[2]泡の混入リスクが少ない
特許文献1の技術は、放射能量計測器を構成する流路のコイルに泡がはいった場合、放射能量の測定に誤差を生じるのに対し、本発明は、中間バイアル3あるいはデリバリバイアル3の放射線量を直接に測定できるので、測定に誤差を生じにくい。
[3]生理食塩水の使用量が少ない
特許文献1の技術は、放射能量計測器を構成する流路のコイル及びそれ以降の流路の長さ、よって体積が大きいため、投与時に生理食塩水で押し出す生理食塩水の量が多く必要になる。すなわち、薬液の同じ液量を押し出すのであっても、同じ量の生理食塩水で足りるのではなく、関係する流路の長さが長いと生理食塩水も多く必要となる。
これに対し、本発明は、放射能量検出センサー19は流路にコイル状の部分を有さないので、必要とする生理食塩水は少なくてすむ。
[4]投与可能な薬液が少なくならない。
特許文献1の技術は、薬液用シリンジを引き、吐き出すことにより流路のコイルに薬液を入れるが、薬液用シリンジの直下流側(図3中の薬液用シリンジ83と三方活弁34の間の流路)に薬液が残るため抜き取り率は低くなる。よって、投与可能な薬液が少なくなる。残る薬液を少なくするには、薬液用シリンジの直下流側(図3中の薬液用シリンジ83と三方活弁34の間の流路)の距離を小さくすれば、残る薬液の量は小さくなるが、それでも構造上、三方活栓2個分の流路は必要になり、やはり薬液が残ることになる。
これに対して、本発明では、生理食塩水シリンジ25に対し第3流路27の投与端部の側、いわば下流側に薬剤シリンジ24が直接に設けられることになり、薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出した後に、生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出すことで、流路内に薬剤は残ることはない。このことから本発明は、投与可能な薬液が少なくならない。
この発明の実施形態を、図1〜図2に示す。
(装置概要)
この実施形態に係る装置1の全体の概要を図1に示す。
放射性薬剤の多人数分の原液が入った原液バイアル72は原液バイアル格納遮蔽容器71に収納される。この収納された原液バイアル72に原液バイアル用針81を介して第1流路26が接続し、この第1流路26の途中に三方活弁V5を介して原液バイアル用シリンジ75が設けられる。第1流路26に三方活弁V4を介して連続する第2流路23の端部には、抽出針7を介して接続する中間バイアル3が設けられ、原液バイアル72からの分注に用いられる。あるいは同様に抽出針7を介して接続するデリバリバイアルは、中間バイアル3とほぼ同様のものであり、放射性薬剤の原則1人分の原液が入っている。中間バイアル3あるいはデリバリバイアルは放射線遮蔽容器13に収納される。このデリバリバイアルは放射線遮蔽容器13に収納された状態で、デリバリ放射性薬剤容器となり、医薬品メーカーが製造し医療機関へ搬送する。
中間バイアル3あるいはデリバリバイアルの放射線量は、放射能量検出センサー19により検出される。抽出針7は自動穿刺装置によって、中間バイアル3あるいはデリバリバイアルへ自動的に穿刺される。自動穿刺装置は、たとえば出願人が既に出願している(特開2006-325826)。第1流路26及び第2流路23から三方活弁V4を介して第3流路27が分岐し、第3流路27の端部で放射性薬剤が投与される。この第3流路27の途中に三方活弁V3を介して生理食塩水シリンジ25が設けられる。また、第3流路27の途中で、生理食塩水シリンジ25の投与端部の側に、すなわちいわば下流側に、三方活弁V2を介して薬剤シリンジ24が設けられる。第3流路27の途中で、薬剤シリンジ24の投与端部の側に、すなわちいわば下流側に、三方活弁V1を介して生理食塩水バッグ39が設けられる。
このようにして、放射性薬剤は原液バイアル格納遮蔽容器71内の原液バイアル72に収納される。さらに、放射性薬剤は図示しない分注用のシリンジ駆動ユニットを用いて、中間バイアル3に収納される。中間バイアル3は、上端の中央に形成される開口部が、ゴム栓等の抽出針7で穿刺可能なゴム栓で閉塞され、開口部よりも広い肩部を有し、ガラス製である。この中間バイアル3を格納した間接容器としての放射線遮蔽容器13が、蓋を外された状態で架台に搭載される。
架台のこの搭載部分には、放射能量検出センサー19が設けられる。すなわち、中間バイアル3の放射線遮蔽容器13の外側領域から漏れでる放射線を、検出するために複数の光導電素子が配置される。
図示しない昇降手段により、中間バイアル3の開口部5に穿刺される抽出針7とエア針21は、架台に向かって昇降され、穿刺が行われる。
この抽出針7に接続する第2流路23は、放射性薬剤を吸引するシリンジ25に連通する。このシリンジ25から押し出された放射性薬剤を通す第3流路27は、放射性薬剤を人体に投与する図示しない人体用注射針に連通する。シリンジ25の吸引及び押し出しは、図示しないシリンジ駆動手段によって自動的に行われる。中間バイアル3への抽出針7及びエア針21の穿刺状況は図示しないCCDカメラを通して、図示しない操作パネル上で監視できる。
第2流路23と第3流路27の分岐点には、切換弁としての三方活栓V4が設けられ、シリンジ25の吸引の方向及び押し出しの方向を定める。この切換弁の切換は図示しない切換弁駆動手段により自動的に行われる。なお、第3流路27の途中には三方活栓V1が設けられ、第4流路37を介して、流路から空気を除くため生理食塩水バッグ39に連通される。第3流路27の端部には、液中の空気を除くエアベントフィルター41、及び人体からの逆流を抑止する図示しないピンチバルブ43が設けられる。
図示しない放射能量測定手段によって、放射能量検出センサー19が検出した中間バイアル3のシリンジ25に吸引される前の放射能量と、吸引された後の放射能量との差を算出して、投与される放射性薬剤の実際の放射能量を測定する。
制御手段によって、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段は、統合して制御され、放射性薬剤の自動的な投与が行われる。
以上の装置構成要素のうち、放射性薬剤が存在し又は通過する要素は、放射線遮蔽材によって覆われ、特に放射性薬剤が長時間存在する要素は、放射線遮蔽材によって二重に覆われる。すなわち、生理食塩水バッグ39、人体用注射針、第3流路27及び第4流路37の一部を除いて、ほとんどの部分が、図示しない外部放射線遮蔽扉内に格納され、特に、原液バイアル72を格納する遮蔽容器71は内部放射線遮蔽扉内に、中間バイアル3、放射線遮蔽容器13、架台、放射能量検出センサー19、抽出針7、及びエア針21は、さらに内部放射線遮蔽扉内に格納される。また、シリンジ25は専用の内部放射線遮蔽扉によってさらに覆われる。
(放射性薬剤又は放射性薬剤)
ここで用いられる液状の放射性薬剤とは、PET(陽電子断層診断法:Positron Emission Tomography)検査用の短寿命核種を含む放射性薬剤、例えばFDG(フッ素18で標識された製剤:[18F]-2-deoxy-2-fluoro-D-glucose)、FDOPA(フッ素18で標識された製剤:
L-3,4-dihydroxy-6-[18F]-fluorophenylalanine)、FDA(6-[18F]-fluorodopamine)、[18F]フッ化ナトリウム等があるが、主に、FDGが使用される。他に、[11C]メチオニン、[11C]酢酸、[11C]コリン、[13N]アンモニア、99mTc、123I、131I、201Tl、67Ga、51Cr等の放射性同位元素核種からなる治療用および検査用注射液にも適用できる。
(原液バイアル72、原液バイアル格納遮蔽容器71)
タングステン製の原液バイアル格納遮蔽容器71に合成装置で製造された放射性薬剤を原液バイアル72にセットした状態で搬送され、図示しない原液バイアル格納遮蔽容器用スライドトレイを手前に引き出す。そこに原液バイアル格納遮蔽容器71を搭載し、原液バイアル用針81を原液バイアル72の底部に挿入し、さらに、原液バイアル用エア針82を挿入し、第1流路26を構成するチューブを取付けた後、遮蔽容器71を奥にスライドさせることにより準備できる。原液バイアル72からの分注は、図示しない原液バイアル用シリンジユニットにより行われ、第2流路23を構成するチューブを通って中間バイアル3に移送される。原液バイアル用シリンジ75は筒先が上向きなため、原液バイアル72内の製剤を正確に抜き取ることができる。第1流路26及び第2流路23を用い、中間バイアル3中の薬液を空の原液バイアル72又は廃液ボトルへ移送することもできる。
(抽出針7、エア針21、昇降手段)
放射性薬剤の中間バイアル3を格納した放射線遮蔽容器13が、蓋を外された状態で、架台に搭載される。図示しない昇降手段は、抽出針7及びエア針(通気針)21を図示しない支持体に支持後、支持体を電気、ガス圧、または油圧で昇降移動することにより、中間バイアル3のゴム栓の所定位置に、抽出針7及びエア針21(通気針)を穿刺する動作ができる機構となっている。
すなわち、前記昇降機構は、中間バイアル3用遮蔽容器13の外部に設けられた駆動モータと、バイアル用遮蔽容器13の内部に設けられ前記駆動モータに連動して回動する駆動アームと、この駆動アームにより押されて昇降する薬剤針スライダ又はエア針スライダと、前記薬剤針スライダをガイドする薬剤針スライドレールと、前記エア針スライダをガイドするエア針スライドレールと、薬剤針スライダ及びエア針スライダのうち一方に固定され他方を略水平方向にガイドし昇降動作を同期させる接続レールと、を有して構成される。
これらの方式を採用することにより、人手により、中間バイアル3に抽出針7及びエア針21(通気針)を挿入する必要はなくなるので、針の挿入ミスおよび放射線による指先被曝を避けることができる。
なお、抽出針7及びエア針21を支持する支持体は静止させておいて、放射線遮蔽容器13を搭載する架台15を昇降移動することも可能である。
また、架台15を傾斜することにより、抽出針7が中間バイアル3の底端部の角部に挿入でき、薬剤のほとんどを抽出できる。このときの傾斜角度としては、5〜20°である。
なお、抽出針7およびエア針21の挿入の確認は、図示しないが、CCDカメラを用い液晶画面にて、又は、鉛遮蔽体の一部に鉛ガラスを用いて目視によって確認できる。
(放射能量検出センサー19)
放射能量検出センサー19は、放射線遮蔽容器13の外部から内部の中間バイアル3の放射能量を検出する。すなわち、中間バイアル3の放射線遮蔽容器13の外側領域から漏れでる放射線を、検出するために図示しないが、複数の検出部が配置される。検出部は、中間バイアル3の放射線遮蔽容器13の外周部3箇所に周方向に等価配置され、さらに各箇所には上、中、下段に配置される。
(検出器の配置)
中間バイアル3の放射線遮蔽容器の外周部3箇所に等価配置した各部は120°離れた位置に配置されるが、180°、90°、72°、60°の位置に等価配置することもできる。その場合は、検出器は2,4,5,6箇所となる。さらに、円環状に配することも可能である。
(放射能量測定手段)
図示しない放射能量測定手段は、放射能量検出センサー19を用いて、投与される放射性薬剤の実際の放射能量の測定をおこなう。すなわち、中間バイアルの開口部に穿刺された抽出針7を通して放射性薬剤がシリンジ25に吸引される前の放射能量を検出する工程と、吸引された後の放射能量を検出する工程と、前者の放射能量と後者の放射能量との差を算出することで、投与される前記放射性薬剤の実際の放射能量を測定する工程と、からなる測定方法を実施する。
さらに、放射能量測定手段は表示装置を有し、算出した差に基づく測定値を表示する。
(測定の際の補正)
中間バイアル3の放射線遮蔽容器13外周部領域から漏洩する放射線により、実際に中間バイアル3に収納されている放射性薬剤全体の放射線量を正確に測定しようとする場合には、一定の補正が必要になる。放射能量検出センサー19、放射線遮蔽容器13、及び中間バイアル3の位置関係、さらには放射性薬剤の液量が変わらなければ、この補正値は同じものが使用できる。
そして、本装置において、放射線遮蔽容器13、中間バイアル3はそれぞれこの放射性薬剤専用なものであり、おのおのの製造規格に合格したものを使用していること、また、放射能量検出センサー19、放射線遮蔽容器13、及び中間バイアル3の位置関係は十分に一定していること、さらに放射能薬剤は製造過程で正確に液量を測定してあること、から非常に精度良く推定して測定できる。
特に、中間バイアル3は放射線遮蔽容器13内で動かないように保持され、放射線遮蔽容器13は架台に搭載されることで、架台により保持される。よって、位置関係の誤差は、測定精度以下の状態に保つことができる。
また、仮に、型式の異なる放射線遮蔽容器13や中間バイアル3、または液量が専用なものと異なる中間バイアル3を使用する場合は、これら使用するものの組み合わせごとに、正確な補正値を用意することで、それぞれ精度良く測定することが可能である。
(流路)
第1〜第4流路は、この実施形態ではエクステンションチューブが用いられる。このチューブとして、ポリ塩化ビニル製(PVC)、ポリブタジエン製、ポリエチレン製、ポリウレタン製、シリコーンゴム製、熱可塑性エラストマー製、等が用いられうる。特に、ポリ塩化ビニル製チューブは、強度があるため、好ましく、それに用いられる可塑剤はTOTM:トリメリット酸トリス(2−エチルヘキシルエステル)がある。
また、第3流路27は、外側放射線遮蔽扉の外側の部分が放射線遮蔽材で遮蔽されるのが望ましい。すなわち、生理食塩水シリンジ25から押し出された放射性薬剤は、第3流路27を通り図示しない外側放射線遮蔽材製箱を出た部分で、医療従事者への被曝を生じる可能性がある。そこで、第3流路27のうち外側放射線遮蔽扉からでて人体用注射針に連通する部分を、図示しない筒状の鉛やタングステンなどの放射線遮蔽材によって覆うことが望ましい。
この筒状の放射線遮蔽材は、例えば内径が1.5mmから4.0mm、外径が20mmから55mmとし、筒の形状としては円形の他、正方形でもよい。
また、第3流路27への着脱が容易なように、筒状は、筒状の中心軸を通る面で、二つに分割した半割形状とすることが望ましい。また、外側放射線遮蔽扉からでて患者が椅子に座るか、ベッドに横たわるところの近くまで、筒状の放射線遮蔽材は固定される。
(三方活栓の切換弁駆動手段、シリンジ駆動手段)
流路の切換弁としては、三方活栓が用いられる。三方活栓V1〜V5は、コックの位置により、三方の流路の全てを連通する一つのポジション、三方の流路のうち任意の2つを連通する3つのポジションの合計4つのポジションを取ることができる。三方活栓V1は生理食塩水パックのためのもの、三方活栓V2は薬剤シリンジ24のためのもの、三方活栓V3は生理食塩水シリンジ25のためのもの、三方活栓V4は第2流路と第1流路の分岐点のためのもの、三方活栓V5は原液用シリンジのためのものである。三方活栓V1〜V5を操作することで、この装置の流路の任意の位置から他の任意の位置へ液を移動させるための通路の形成ができる。
(制御手段)
図示しない制御手段は、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段を、すべてプログラムにより、統合して制御し、放射性薬剤の分注、放射性薬剤又は放射性薬剤の自動的な投与を行う。設定値としては、放射性薬剤の吸引、押し出し量及び速度、生理食塩水の吸引、押し出し量及び速度がある。
(放射線遮蔽材)
遮蔽材の材質としてはタングステン、タングステン合金、鉛、鉛ガラス、鉛プラスチック、タンタル、ビスマス、劣化ウラン等が用いられうる。特に、鉛は加工が容易なため、用いられやすいが、生理食塩水の接触により、腐食及び汚染が見られるため、使用に際し、ステンレス、プラスチック、ゴム、塗料、めっき等により被覆することが望ましい。又、薬剤シリンジ及び薬剤が通過する流路には局部的に遮蔽材を設けることもできる。
遮蔽材の厚さは使用する放射線のエネルギーにもよるが、鉛として10〜70mm厚が用いることができる。
放射性薬剤をシリンジ24に吸引し中間バイアル3中の放射性薬剤残量を測定するに際し、シリンジ24中の薬液から放射線の影響を避けるため、専用の放射線遮蔽材製筒体によってシリンジ24を覆うこともできる。
なお、本発明の装置1は全体が放射線遮蔽体によって覆われ、重量があるため、医療機関に搬送、院内において移動しやすいように、図示しないキャスタが取り付けられている。
(動作)
電源投入し、電源立ちあげのあと、メニュー画面で「バルク分注投与」「デリバリ投与」のいずれかを選択する。
(バルク分注投与)
放射性薬剤の多人数分の大量(バルク)の原液が入った原液バイアル72からの投与を行うことを意味する。
原液バイアル72液量については残量を目安として管理するためのもので、正確でなくても入力することが望ましい。
(選択)
(1)メニュー画面でモード「バルク分注投与」を選択する。
原点位置復帰動作完了後、ディスポ部品を取り付ける。指示に従い中間バイアル3を設置して中間バイアル3に抽出針7及びエア針21が差し込まれることを確認する(針はこれ以降、「終了」画面を開始するまでバイアル瓶から抜き取られることはない。)
(準備動作)
(2)「確認」キーをおすと次の準備動作が開始される。
10mLシリンジ24(薬剤シリンジ24のこと以下同じ、シリンジは20mLも可能)が2mL程度稼働し、生理食塩水パックからの流路のエアを吸い込む。
20mLシリンジ25(生理食塩水シリンジ25のこと以下同じ、シリンジは30mLも可能)に生理食塩水が充填される。
10mLシリンジ24に中間バイアル流路からエア10mLを吸い込む。
10mLシリンジ24用3方活栓を図1中の左方向に向けて10mLシリンジに含まれる三方活弁V2〜V3間の水を三方活弁V1の方向に吐出するために2mL程度シリンジを押し下げる。これにより10mLシリンジに液が残らない状態にする。よって10mLシリンジには空気のみ8mL程度、20mLシリンジには生理食塩水液がフルで入っている状態となる。三方活弁V2〜V3の設けられた流路には空気が入っている状態で準備完了となる。
準備完了すれば、[準備完了]画面で原液バイアル72情報入力待ちの状態で待機する。
(3)原液バイアル72を本体にセットし、バイアル針81をチューブと接合し、「確認」を押す。
(4)次画面で原液バイアル72の液量・放射能量(測定値と測定時刻)を入力する。放射能量が未知の場合は、放射能量に0を入力する。「確認」キーを入力すると、三方活弁V5で原液バイアルと5mLシリンジ75(原液バイアル用シリンジ75のこと以下同じ)を開通させ、5mLシリンジ75を2回吸引・吐出を稼働させ流路中のエアを取り除く。この工程が終了すると、放射能量未知の場合(0入力の場合)は濃度係数を決めるために検定画面に入る。濃度係数が既知の場合は検定画面をパスして分注画面に入る。
(5)検定画面
・検定画面、分注画面では画面下欄に原液バイアル72の放射能量(時間補正済み)、容量、濃度係数が常時表示される。入力のない項目はブランクで表示。
・「検定」「手入力」「戻る」を選択する。
(検定)
検定行為(下記)が実行され、濃度係数を求める。
・検定量の設定(0.2〜1.0mL):通常0.3mLとする。
・5mLシリンジ75で原液一定量(A0+検定量)を吸引し、三方活弁V4から中間バイアル3側に吐出させる。
・20mLシリンジ25で3.5mLから検定量を引いた液量を中間バイアル3側に吐出させる。
・10mLシリンジ24でエアを吐出し、流路の溶液を中間バイアル3に吐出させる。
・放射能量の測定がされ、中間バイアル3の放射能量と濃度係数が表示される。
・10mLシリンジ24で中間バイアル3から5mLを吸い込み、全量をシリンジ24に移送する。
・10mL と20mLシリンジ中の液を吐出させ、廃棄バイアルに廃棄する。
・廃棄後、10mLと20mLのシリンジに再度、空気と生理食塩水を充填させて(最初の状態)待機する。
終了後、濃度係数が表示されていることを確認して、「分注」画面あるいは「検定」画面(再)の選択ができる。
(手入力)
・10キーが表示されるので濃度係数を手入力[ENT]する。表示された濃度係数を確認して右欄の「確認」キーを押すと分注画面に移行できる。[戻る]を押すと(5)の入力前に戻る
(6)分注画面
・この画面からは [再設定]、[検定]、
[洗浄(終了)]画面に移行できる。
・原液バイアル72の時間補正された[放射能量]と[液量]、[濃度係数]が常時表示されており、希望分注量(MBq)、投与時間の設定ができる。投与時間はフォールトで現在時間+5分後を表示しているが書き換え可能である。
・希望分注量を入力し、[確認]キーを押すと原液からの分注量が計算され(設定分注量)、生理食塩水シリンジからの希釈液とともに表示される。
・希釈液は分注量と合わせて3.5mLになるように調整される。設定分注量が3.5mLを越えた場合は当然、生理食塩水による希釈は行わない。この時「濃度が低いために分注できない可能性があります」という表示がされる。また、設定分注量が5mLを越えた場合には「濃度が低いために分注できません」と表示される。また、原液バイアル残量が分注量に満たない場合は「原液バイアル72に残液がありません」と表示する。
・ここで[分注]キーを入力すると次の分注動作が開始される。あるいは[再設定]で分注量を変更する、「洗浄(終了)」で分注を中止することができる。
(分注)
・5mLシリンジ75で原液一定量(A0+設定分注量)を吸引し、三方活弁V4から中間バイアル3側に吐出させる。(ここで、A0は原点復帰動作によって一定値が代入されるが、一度使用されると0が代入される。従って、検定画面からくる、あるいは2回目以降の場合はA=0である)中間バイアル3に抽出針7は差し込んだ状態とする。
・20mL生理食塩水シリンジ25で3.5mLにメスアップする。
・10mLシリンジ24で流路中の溶液をバイアル3に押し込む。放射能量を計測する。
(投与)
・10mLシリンジ24で中間バイアル3から5mL程度を吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する。バイアル残量(回収率)が正常であることを確認する。
・投与を実行する。投与前に投与放射能量、回収率を確認すること。投与しない場合は[廃棄]へ。
(7)「投与」終了(あるいは廃棄)画面から「分注」「洗浄(終了)」画面に移行できる。
(投与流路の洗浄を行い、原液流路の洗浄は行わない)
(8)「洗浄」画面では流路洗浄「する」、「しない」の選択ができる。洗浄「する」では洗浄後、「しない」の場合は「分注」あるいは「終了」画面に移行する。
(9)生理食塩水パック39からの流路からエアを導入して流路中の溶液を除く。さらに5mLシリンジについて、中間バイアル3からエアと溶液を吸引し、三方活弁V5を切り換えて、溶液を30mLバイアル側に戻す動作を行う。
中間バイアル3の針が上がる。最後に電源を落とす。
(デリバリ投与)
デリバリ放射性薬剤容器13は中間バイアル3位置に設置する。また原液バイアル72を用意し、分注で廃棄された放射性薬剤を保管廃棄する。
(1)メニュー画面でモード2を選択する。
(2)原点復帰動作が終了すればディスポ部品を取り付ける。指示に従い、廃棄用バイアルを原液バイアル位置に設置し流路を接続し「確認」キーを押す。廃棄用バイアルに差し込むシリンジ針先端はバイアルの底部までさし込まず、上部に止めておくこと。(全量投与しか行わない場合は廃棄用バイアルの設置は不要で単に「確認」を押すだけでよい)
(3)次の準備動作が開始される。
生理食塩水流路から10mLシリンジ24で2mL程度エアを吸引する。
20mLシリンジ25に生理食塩水を充填し吐出しながら投与流路のエアパージを行う。
20mLシリンジ25に生理食塩水再充填を行う。
10mLシリンジ24に原液バイアル流路からエアを吸引し10mLにする。(三方活弁V4を使用しない場合は投与液流路から吸引される)
完了後、デリバリバイアル情報入力待ちの状態で待機する。
(4)デリバリ搬送容器記載の検定時間・検定量を入力する。右上の欄に計算された現在の放射能量が表示される。
(5)分注の有無の選択をする。
(分注する場合)
[分注]
・投与設定量(MBq)、投与時刻を入力する。投与時刻は、デフォールトで現在時間+5分後とするが変更可能である。
・入力すると分注廃棄量(mL)が表示される。(この時、当然ながら三方活弁V4から三方活弁V5までのA0mL容積以下の放射能量の分注廃棄設定はできない。これに該当する場合は警告発生し、「戻る」で分注の有無の選択画面に戻る)
・中間バイアル3部にデリバリ放射性薬剤をセットする。「開始」キーを押す。
・中間バイアル3に抽出針7を挿入する
・5mLシリンジ75で5mL吸引し、放射性薬剤溶液全量をシリンジに取り出す。シリンジは薬液量(2.3mL)から設定量と三方活弁V4から三方活弁V5までのスペース分(A)を減じた目盛りまで吐出する。三方活弁V4を切り換えて、20mLシリンジ25から薬液抜き取り量相当の生理食塩水を加える。
・10mLシリンジ24で全量を中間バイアル3に押し込んで放射能量を測定する。
[投与]
・10mLシリンジ24で中間バイアル3から5mL程度を吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する。バイアル残量(回収率)が正常であることを確認する。
・投与を実行する。投与前に投与放射能量、回収率を確認する。投与しない場合は[廃棄]へ。
・5mLシリンジを中間バイアル3方向からエアを吸引し、余剰の放射性薬剤溶液を30mLバイアルに廃棄する。
(分注しない場合)
・中間バイアル3部にデリバリ放射性薬剤をセットする。「開始」キーを押す。
・中間バイアル3に針が挿入される
投与終了後、完了確認。
「投与」「洗浄(終了)」選択画面で「投与」を選択した場合、中間バイアル針7は上昇して上記3)に戻る。原液バイアルは毎回交換する必要はない。
「洗浄(終了)」を選択した場合、「洗浄」するしないを選択し、洗浄後、洗浄しない場合と合わせて「分注」「終了」を選択する。
終了動作は生理食塩水パック流路からエアを取り込んで流路内の液をパージする。
「実施形態の効果」
以上説明したように、この実施形態によれば、以下の効果を得る。
[1]デリバリ放射性薬剤を投与に伴う放射能の暴露による周辺の機器の劣化を少なくできること
放射能量の小さいデリバリ放射性薬剤のみをデリバリバイアル3で抽出針及びエア針を自動挿入するので、デリバリバイアル3の周辺の機器の劣化は少なくできる。また、原液バイアル72の場合、別に扱われ、遮蔽体71はタンブステン、蓋もタングステンであり、針81,82が導入できる細い溝(図示しない)から操作者が手で挿入する。挿入時の被曝は避けられないが、原液バイアル72の扱いは、デリバリ放射性薬剤に比べ圧倒的に回数が少なくて済み、許容の範囲に抑えられる。挿入後は、放射能が漏れないように常に蓋はしたままにしているので、放射能漏れはない。よって、放射能の暴露による周辺の機器の劣化を少なくできる。
[2]泡の混入リスクが少ないこと
放射能量検出センサー19により中間バイアル3あるいは前記デリバリバイアル3の放射線量を直接に測定できるので、測定に誤差を生じにくい。
[3]生理食塩水の使用量が少ないこと
放射能量検出センサー19は、特許文献1のような流路にコイル状の部分を有さないので、必要とする生理食塩水は少なくてすむ。
[4]投与可能な薬液が少なくならないこと
第3流路において、生理食塩水シリンジ25に対し第3流路の投与端部の側、いわば下流側に薬剤シリンジ24が三方活弁V2を介するだけで、他の流路を設けることなく、直接に設けられることになる。よって、薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出した後に、生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出す際に、流路内に薬剤は残ることはない。このことから本発明は、投与可能な薬液が少なくならない。
[5]小人用への対応の容易であること
デリバリ放射性薬剤は量的に大人用なので、必要な放射性薬剤の量を投与し、残った不要な放射性薬剤は、原液バイアル72を廃液バイアルとして廃棄することで、小人用への対応が容易になる。なお、特許文献1においては、デリバリFDGの少量の薬液を約2.3mL)を、泡を入れないでコイル状部分に送ることは困難であり、小人用への対応は難しい。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、 制御手段は、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段を統合して制御し放射性薬剤の自動的な投与を行うものであったが、他の実施形態では、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段は医療従事者などが各スイッチを次々と押していくことで、半自動的な投与を行うものであってもよい。
また、他の実施形態では、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段は、医療従事者などが外側放射線遮蔽扉45の外から手動により駆動できる構造で、半自動的な投与を行うものであってもよい。
また、以上の実施形態では、昇降移動することにより、抽出針7及びエア針(通気針)21を穿刺する動作ができる機構として、精密ラボジャッキを例に説明したが、他の実施形態では、例えば、エア針と抽出針を2軸の移動ステージにそれぞれ固定し、ステージのスクリューをマイクロコンピュータで制御されたDCサーボモータで駆動することによって滑らかな昇降移動ができる機構としてもよい。
この発明の一実施形態を示す放射性薬剤自動投与装置の流路の全体図である。
符号の説明
1…装置、3…中間バイアル(デリバリバイアル)、7…抽出針、13…放射線遮蔽容器、19…放射能量検出センサー、21…エア針、23…第2流路、24…薬剤シリンジ、25…生理食塩水シリンジ、26…第1流路、27…第3流路、37…第4流路、39…生理食塩水バッグ、41…エアベントフィルター、43…ピンチバルブ、71…原液バイアル格納遮蔽容器、72…原液バイアル、81…原液バイアル用針、82…原液バイアル用エア針、V1、V2、V3、V4、V5・・・三方活弁。

Claims (2)

  1. 放射性薬剤の多人数分の原液が入った原液バイアル72を収納する原液バイアル格納遮蔽容器71と、前記収納された原液バイアル72に原液バイアル用針81を介して接続する第1流路と、この第1流路の途中に三方活弁V5を介して設けられる原液バイアル用シリンジ75と、前記第1流路に三方活弁V4を介して連続する第2流路と、この第2流路の端部に抽出針7を介して接続する中間バイアル3あるいは同様に接続する放射性薬剤の原則1人分の薬剤が入ったデリバリバイアルと、前記中間バイアル3あるいは前記デリバリバイアルを収納する放射線遮蔽容器13と、前記中間バイアル3あるいは前記デリバリバイアルの放射線量を検出する放射能量検出センサー19と、抽出針7を前記中間バイアル3あるいは前記デリバリバイアルへ自動的に穿刺する自動穿刺装置と、前記第2流路から三方活弁V4を介して分岐し端部で放射性薬剤が投与される第3流路と、この第3流路の途中に三方活弁V3を介して設けられる生理食塩水シリンジ25と、前記第3流路の途中で前記生理食塩水シリンジ25の前記投与端部の側に三方活弁V2を介して設けられる薬剤シリンジ24と、前記第3流路の途中で前記薬剤シリンジ24の前記投与端部の側に三方活弁V1を介して設けられる生理食塩水バッグ39と、を有することを特徴とする放射性薬剤自動投与装置。
  2. 請求項1に記載の放射性薬剤自動投与装置を用いて放射性薬剤を投与する方法であって、前記原液バイアル72から必要な1人分の放射性薬剤の量を前記中間バイアル3に抜き取る分注を行い投与する原液バイアル投与行程と、前記デリバリバイアルから投与するデリバリ投与行程と、を選択的に実施し、
    前者の原液バイアル投与行程は、前記原液バイアル用シリンジ75で1人分の原液を前記バイアル72から吸引して抜き取り、前記中間バイアル3に吐出させ分注する分注行程と、前記放射能量検出センサー19で前記中間バイアル3の放射能量を測定する測定行程と、前記薬剤シリンジ24で前記中間バイアル3から放射性薬剤の全量を移送する移送行程と、前記中間バイアル3の残量の放射能量が正常であることを前記放射能量検出センサー19で測定して確認する確認行程と、前記薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出し、その後に、前記生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出すことにより投与を実行する投与行程と、からなり、
    後者のデリバリ投与行程は、さらに、分注を行うデリバリ分注投与行程と、分注を行わないデリバリ全量投与行程と、を選択的に実施し、
    このうちデリバリ分注投与行程は、前記原液バイアル用シリンジ75で前記デリバリバイアル3から吸引し、一度、放射性薬剤溶液全量を原液バイアル用シリンジ75に取り出す取出行程と、この原液バイアル用シリンジ75から必要な放射性薬剤の量を中間デリバリバイアル3へ吐出し戻す戻し行程と、前記放射能量検出センサー19で前記デリバリバイアル3の放射能量を測定する測定行程と、前記薬剤シリンジ24でデリバリバイアル3から吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する移送行程と、デリバリバイアルの放射能残量が正常であることを放射能量測定により確認する確認行程と、前記薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出し、その後に、前記生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出すことにより投与を実行する投与行程と、からなり、
    デリバリ全量投与行程は、薬剤シリンジ24でデリバリバイアル3から吸い込むことで全量をシリンジ24に移送する移送行程と、前記薬剤シリンジ24から放射性薬剤を吐き出し、その後に、前記生理食塩水シリンジ25から生理食塩水を吐き出すことにより投与を実行する投与行程と、からなることを特徴とする放射性薬剤を投与する方法。
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