JP2006017660A - 放射能量検出センサー、このセンサーを用いた放射能量測定方法、及び放射性薬剤自動投与装置 - Google Patents

放射能量検出センサー、このセンサーを用いた放射能量測定方法、及び放射性薬剤自動投与装置 Download PDF

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Abstract

【課題】医療者の被爆をなくす放射性薬剤の自動投与において、放射能量測定のために投与までに長時間を要してしまうことがない放射能量検出センサー、このセンサーを用いた放射能量測定方法、及び放射性薬剤自動投与装置を提供する。
【解決手段】放射能量検出センサー19は、液状の放射性薬剤が収納されたバイアル瓶3が放射線遮蔽容器13に格納され、この放射線遮蔽容器13の蓋が外された状態で、バイアル瓶3の肩部11の環状領域を覆う環状のシンチレータ49を有する。このシンチレータ49の外周に接続されるライトガイドの端部に光電子増倍管52が接続し、シンチレータ49とライトガイドの外表面を反射材59が覆う。そして、バイアル瓶3の開口部5に穿刺された抽出針7を通して放射性薬剤がシリンジ25に吸引される前のバイアル瓶3の放射能量を検出し、吸引された後の放射能量を検出し、前者と後者との差を算出することで、投与される放射性薬剤の実際の放射能量を測定する。
【選択図】図2

Description

この発明は、本発明は、液状の放射性薬剤を、その放射能量を測定後に人体内に注入投与するための放射能量検出センサー、このセンサーを用いた放射能量測定方法、及び放射性薬剤自動投与装置に関する。
(1)液状の放射性薬剤を人体内に注入投与するには、この放射性薬剤が収納されたバイアル瓶が格納された放射線遮蔽容器の蓋を外し、別のタングステン等により遮蔽されたシリンジを用いて、バイアル瓶の開口部に穿刺し放射性薬剤を吸引後に、体内に注入投与している。この場合、投与前にシリンジ内の放射能量を測定し、投与後も、シリンジ内に残留した放射能量を測定し、その差を算出して人体に投与された放射能量を測定していた。
(2)又、下記特許文献1では、液体の放射性薬剤を人体に自動投与するための放射性薬剤の自動投与装置において、注入直前に、放射性薬剤の全量を一時的に、シリンジとは別に設けられて放射線遮蔽された液体保持部に収容し、該液体保持部に収容された放射性薬剤の放射能量を測定後に、注入投与する技術が開示される。
特開平2000−350783
しかしながら、18F-FDG(18F-フルオロデオキシグルコース)のような線量率の大きい放射性薬剤では、前記(1)のように、投与前後にシリンジ内の放射能量を測定する際の医療者の被爆、及び投与する被験者の体内からの医療者の被爆を避けることは困難である。
又、上記(2)の特許文献1では、放射性薬剤を液体保持部へシリンジを用いて移動する時間が必要になり、収容被験者の血管確保後から放射性薬剤の投与までに長時間を要するため、被験者の不安や苦痛が大きくなるのを避けることができない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、医療者の被爆をなくす放射性薬剤の自動投与において、放射性薬剤の投与までに長時間を要することがない放射能量検出センサー、このセンサーを用いた放射能量測定方法、及び放射性薬剤自動投与装置を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一発明は、液状の放射性薬剤が収納されたバイアル瓶が放射線遮蔽容器に格納され、この放射線遮蔽容器の蓋が外された状態で、前記バイアル瓶の開口部の外側で前記放射線遮蔽容器の内側の環状領域を覆う環状のシンチレータと、このシンチレータの外周に接続されるライトガイドと、このライトガイドの端部に接続する光電子増倍管と、前記シンチレータと前記ライトガイドの外表面を覆う反射材と、を有して構成されることを特徴とする放射能量検出センサーである。
第二発明は、第一発明の放射能量検出センサーを用いて、前記バイアル瓶の前記開口部に穿刺された抽出針を通して前記放射性薬剤がシリンジに吸引される前の放射能量を検出する工程と、吸引された後の放射能量を検出する工程と、前者の放射能量と後者の放射能量との差を算出することで、前記シリンジにより投与される前記放射性薬剤の実際の放射能量を測定する工程と、からなることを特徴とする放射能量測定方法である。
第三発明は、前記放射性薬剤が収納された前記バイアル瓶を格納した前記放射線遮蔽容器が前記蓋を外された状態で搭載される架台と、この搭載された放射線遮蔽容器の前記環状領域を覆う第一発明の放射能量検出センサーと、前記バイアル瓶の前記開口部に穿刺される抽出針と、この抽出針を前記架台に向かって相対的に昇降させ前記開口部への穿刺を行わせるための昇降手段と、この穿刺された抽出針に接続する第1流路と、この第1流路を通して前記放射性薬剤を吸引するシリンジと、このシリンジから押し出された前記放射性薬剤を通す第2流路と、この第2流路を通して前記放射性薬剤を人体に投与する人体用注射針と、前記シリンジの前記吸引及び前記押し出しを行うシリンジ駆動手段と、前記第1流路と前記第2流路の分岐点に設けられて前記シリンジの前記吸引の方向及び前記押し出しの方向を定める切換弁と、この切換弁の切換を行う切換駆動手段と、放射能量検出センサーが検出した前記バイアル瓶の前記シリンジに吸引される前の放射能量と、吸引された後の放射能量との差を算出して投与される前記放射性薬剤の実際の放射能量を測定する測定手段と、前記昇降手段、前記シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段を制御する制御手段と、以上の装置構成要素のうち前記放射性薬剤が存在し又は通過する要素を覆う放射線遮蔽材と、を有して構成されることを特徴とする放射性薬剤自動投与装置である。
なお、この明細書中でバイアル瓶とは、上端の中央に形成される開口部が抽出針で穿刺可能な栓で閉塞され、ガラスなどの放射線を遮蔽しない材質からなる収納容器をいうものとする。
第一、第二、又は第三発明によれば、バイアル瓶の開口部の外側で放射線遮蔽容器の内側の環状領域から漏れでる放射線を、環状のシンチレータが受けてシンチレーション光を放ち、このシンチレーション光をライトガイドを介して光電子増倍管に伝達して放射能量を検出する。そして、これらシンチレータとライトガイドの外表面を反射材で覆うことで、シンチレーション光のロスを小さいまま伝達でき、効率よく実用的な放射能量検出が可能となった。
よって、液状の放射性薬剤が収納されたバイアル瓶が、蓋が外された放射線遮蔽容器に格納された状態で、放射性薬剤の放射能量を検出できるので、従来のような放射性薬剤を液体保持部へ移動し測定する時間が不要である。このため、放射性薬剤の自動投与において、放射性薬剤の投与までに要する時間を短縮でき、被験者の不安や苦痛を小さくできる。
この発明の実施形態を、図1〜図3に示す。
(装置概要)
この実施形態に係る装置1全体の概要を図1に示す。放射性薬剤は直接容器としてのバイアル瓶3に収納される。バイアル瓶3は、上端の中央に形成される開口部5が、ゴム栓等の抽出針7で穿刺可能な栓9で閉塞され、開口部5よりも広い肩部11を有し、ガラス製である。このバイアル瓶3を格納した間接容器としての放射線遮蔽容器13が、蓋を外された状態で架台15に搭載される。
バイアル瓶3の肩部11は、放射線遮蔽容器13を形成する遮蔽材から露出しているので、放射線が漏洩する。このことを利用するために、この肩部11の領域、すなわち上方から見て、開口部5の外側で前記放射線遮蔽容器13の内側の環状領域17は、放射能量検出センサー19で覆われる。
図示しない昇降手段により、バイアル瓶3の開口部5に穿刺される抽出針7とエアー針21は、架台15に向かって昇降され、穿刺が行われる。
この抽出針7に接続する第1流路23は、放射性薬剤を吸引するシリンジ25に連通する。このシリンジ25から押し出された放射性薬剤を通す第2流路27は、放射性薬剤を人体に投与する人体用注射針29に連通する。シリンジ25の吸引及び押し出しは、図示しないシリンジ駆動手段によって自動的に行われる。
第1流路23と第2流路27の分岐点には、切換弁31としての第1の三方活栓33が設けられ、シリンジ25の吸引の方向及び押し出しの方向を定める。この切換弁31の切換は図示しない切換弁駆動手段により自動的に行われる。なお、第1流路23の途中には第2の三方活栓35が設けられ、第3流路37を介して、流路から空気を除くため生理食塩水バッグ39に連通される。第2流路27の途中には、液中の空気を除くエアーベントフィルター41、及び人体からの逆流を抑止するピンチバルブ43が設けられる。
図示しない放射能量測定手段によって、放射能量検出センサー19が検出したバイアル瓶3のシリンジ25に吸引される前の放射能量と、吸引された後の放射能量との差を算出して、投与される放射性薬剤の実際の放射能量を測定する。
制御手段によって、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段は、統合して制御され、放射性薬剤の自動的な投与が行われる。
以上の装置構成要素のうち、放射性薬剤が存在し又は通過する要素は、放射線遮蔽材によって覆われ、特に放射性薬剤が長時間存在する要素は、放射線遮蔽材によって二重に覆われる。すなわち、生理食塩水バッグ39、人体用注射針29、第2流路及び第3流路37の一部を除いて、ほとんどの部分が、外側放射線遮蔽材製箱45に格納され、特に、バイアル瓶3、放射線遮蔽容器13、架台15、放射能量検出センサー19、抽出針7、及びエアー針21は、さらに内側放射線遮蔽材製箱47に格納される。また、シリンジ25は専用の放射線遮蔽材製筒体48によってさらに覆われる。
(放射性薬剤)
ここで用いられる液状の放射性薬剤とは、PET(陽電子断層診断法:Positron Emission Tomography)検査用の短寿命核種を含むFDG(フッ素18で標識された製剤:[18F]-2-deoxy-2-fluoro-D-glucose)、FDPA(フッ素18で標識された製剤:6-[18F]-fluoro-3,4-dihydroxy-phenyl-L-alanine)、FDA(6-[18F]-fluoro-dopamine)等があるが、主に、[18F]-2-deoxy-2-fluoro-D-glucoseが使用される。他に、99mTc、123I、131I、201Tl、67Ga、51Cr等の放射性同位元素核種からなる治療用および検査用注射液にも適用できる。
(架台15、抽出針7、エアー針21、昇降手段)
放射性薬剤のバイアル瓶3を格納した放射線遮蔽容器13が、蓋を外された状態で、架台15に搭載される。図示しない昇降手段は、抽出針及びエアー針21(通気針)を図示しない支持体に支持後、支持体を電気、ガス圧、または油圧で昇降移動することにより、バイアル瓶3のゴム栓の所定位置に、抽出針及びエアー針21(通気針)を穿刺する動作ができる機構となっている。
すなわち、機構としては2条ネジを採用し、パンタグラフ式に上下移動を可能となる精密ラボジャッキであって、ネジに連結するハンドルを回転させることによって、滑らかな昇降移動ができる。そして、ハンドルに駆動モータを取り付ける方式により、スイッチのON/OFFだけで昇降移動できる。また、ハンドルの回転を精密油圧方式で行うことも可能である。
これらの方式を採用することにより、人手により、バイアル瓶3に抽出針及びエアー針21(通気針)を挿入する必要はなくなるので、針の挿入ミスおよび放射線による指先被爆を避けることができる。
なお、抽出針及びエアー針21を支持する支持体は静止させておいて、放射線遮蔽容器13を搭載する架台15を昇降移動することも可能である。
また、架台15を傾斜することにより、抽出針7がバイアル瓶3の底端部の角部に挿入でき、薬剤のほとんどを抽出できる。このときの傾斜角度としては、5〜20°、好ましくは10°である。
なお、抽出針7およびエアー針21の挿入の確認は、図示しないが、CCDカメラを用い、又は、鉛遮蔽体の一部に鉛ガラスを用いて目視によって、確認できる。
(放射能量検出センサー19)
図2、図3に示すように、放射能量検出センサー19は、バイアル瓶3の肩部11の領域、すなわち開口部5の外側で前記放射線遮蔽容器13の内側の環状領域17を覆う環状のシンチレータ49の外周に、ライトガイド51が接続し、ライトガイド51の端部に光電子増倍管(フォトマル)52が接続し、この光電子増倍管52にブリーダー回路53が接続する。ブリーダー回路53には高圧電源55が供給され、信号線57により信号が取り出される。シンチレータ49とライトガイドの外表面は反射材59で覆われる。さらに反射材59の外表面は遮光ケース61で覆われる。
すなわち、環状シンチレータ(プラスチックシンチレータ)49のシンチレーション光をフォトマル52に導くために、シンチレーション光の減衰が極めて少ない材質の例えば、石英,UVガラス,アクリル等でライトガイドを製作した。また、環状シンチレータとライトガイド及びフォトマル52を、シンチレーション光の減衰が非常に小さい接着材例えば、エポキシ、シリコン等で光学的に接続した。その外表面にシンチレーション光を乱反射させ、且つシンチレーション光がシンチレータ及びライトガイドから外に漏洩しないような反射材59、例えば、酸化チタン等を塗布しシンチレーション光をシンチレータ及びライトガイド内に閉じこめるようにした。
(放射能量検出センサー19の作用効果)
シンチレータ49を環状にすることで、環状の中心部分50で、抽出針7などの穿刺がおこなえ、よって放射性薬剤を吸引し取り出すことができる。
また、シンチレータ49を環状形とした場合に、放射線により発光したシンチレーション光をいかにして効率良くフォトマル(光電子増倍管)52に導くかが問題となる。一般に、光を導くには光の反射作用を利用するのであるが、光の反射を利用する場合、光が反射する面(壁)の反射効率が良い場合、例えば、光の伝達経路が平行で全反射角を維持できるような形状の光ファイバー等の場合では非常に効率良く光りを導けるのであるが、本発明のような環状形をしている場合ではそうははいかないのである。
そこで、上記構成とすることにより、閉じ込められたシンチレーション光が反射材59の乱反射面により様々な角度の光となり、やがてフォトマル52に到達するため、シンチレーション光の大半はフォトマル52へ導かれ、その結果効率良く放射線を検出できるのである。
(環状シンチレータ(プラスチックシンチレータ))
環状シンチレータ49を形成するシンチレータとしては、有機化合物、すなわち、アントラセン、スチルベンなどの芳香族分子結晶体、またはこれらをプラスチックあるいは有機液体中に溶解した混合物、ターフェニルの結晶とポリスチレンの混合物等から得られるプラスチックシンチレータが、きわめて加工しやすいため、容易に各種形状寸法にできるため、好ましく使用できる。
その他、NaI(Tl)、CeI、BGO(Bi4Ge3O12)、イットリウム・アルミニウム複合酸化物の多結晶粉末から成形したYAP(Ce)シンチレータ49等も使用できる。
(環状)
シンチレータ49の環状は、この実施形態では円環状である。使用するバイアル瓶の水平断面が円形であり、肩部の平面形状が円形であるためである。
シンチレータ49の環状の断面(環状の長手方向に直交する面による断面)としては円形、正方形、長方形、楕円等があるが、バイアル瓶の形状から、円形が好ましい。
放射線遮蔽容器13のフタを外した状態で、バイアル瓶3の肩部11が、放射線遮蔽容器13を形成する遮蔽材から露出する露出率としては、5〜40%、好ましくは10〜25%である。
(放射能量測定手段)
図示しない放射能量測定手段は、放射能量検出センサー19を用いて、投与される放射性薬剤の実際の放射能量の測定をおこなう。すなわち、バイアル瓶3の開口部に穿刺された抽出針7を通して放射性薬剤がシリンジ25に吸引される前の放射能量を検出する工程と、吸引された後の放射能量を検出する工程と、前者の放射能量と後者の放射能量との差を算出することで、投与される前記放射性薬剤の実際の放射能量を測定する工程と、からなる測定方法を実施する。
さらに、放射能量測定手段は表示装置を有し、算出した差に基づく測定値を表示する。
(測定の際の補正)
バイアル瓶3の肩部11の領域から漏洩する放射線により、実際にバイアル瓶3に収納されている放射性薬剤全体の放射線量を正確に測定しようとする場合には、一定の補正が必要になる。放射能量検出センサー19、放射線遮蔽容器13、及びバイアル瓶3の位置関係、さらには放射性薬剤の液量が変わらなければ、この補正値は同じものが使用できる。
そして、本装置において、放射線遮蔽容器13、バイアル瓶3はそれぞれこの放射性薬剤専用なものであり、おのおのの製造規格に合格したものを使用していること、また、放射能量検出センサー19、放射線遮蔽容器13、及びバイアル瓶3の位置関係は十分に一定していること、さらに放射能薬剤は製造過程で正確に液量を測定してあること、から非常に精度良く推定して測定できる。
特に、バイアル瓶3は放射線遮蔽容器13内で動かないように保持され、放射線遮蔽容器13は架台15に搭載されることで、架台15により保持される。よって、位置関係の誤差は、測定精度以下の状態に保つことができる。
また、仮に、型式の異なる放射線遮蔽容器13やバイアル瓶3、または液量が専用なものと異なるバイアル瓶3を使用する場合は、これら使用するものの組み合わごとに、正確な補正値を用意することで、それぞれ精度良く測定することが可能である。
(流路)
第1〜第3流路は、この実施形態ではエクステンションチューブが用いられる。このチューブとして、ポリ塩化ビニル製(PVC)、ポリブタジエン製、ポリエチレン製、ポリウレタン製、シリコーンゴム製、熱可塑性エラストマー製、等が用いられうる。
また第2流路27は、外側放射線遮蔽材製箱45の外側の部分が放射線遮蔽材で遮蔽されるのが望ましい。すなわち、シリンジ25から押し出された放射性薬剤は、第2流路27を通り外側放射線遮蔽材製箱45を出た部分で、医療者への被爆を生じる可能性がある。そこで、第2流路27のうち外側放射線遮蔽材製箱45からでて人体用注射針29に連通する部分を、図示しない筒状の鉛やタングステンなどの放射線遮蔽材によって覆うことが望ましい。
この筒状の放射線遮蔽材は、例えば内径が1.5mmから4.0mm、外径が20mmから55mmとし、筒の形状としては円形の他、正方形でもよい。
また、第2流路27への着脱が容易なように、筒状は、筒状の中心軸を通る面で、二つに分割した半割形状とすることが望ましい。また、外側放射線遮蔽材製箱45からでて患者が横たわるベットの近くまで、筒状の放射線遮蔽材は固定される。
(切換弁31、切換弁駆動手段、シリンジ駆動手段)
切換弁31としては、三方活栓が用いられる。三方活栓は、コックの位置により、三方の流路の全てを連通する一つのポジション、三方の流路のうち任意の2つを連通する3つのポジションの合計4つのポジションを取ることができる。
切換弁駆動手段及びシリンジ25の駆動手段としては、バッテリー電源で駆動されるDCモータを用いるものが望ましい。回転数とトルクの関係が線形であり、制御が容易なためである。また、直流の入力パルスをモータ固定子に設けた複数の励磁極巻線に順次加えてゆくことにより永久磁石を配列した回転子が一定角度づつ回転する回転機で、入力パルスに同期して作動するステッピングモータ(パルスモータ)等も用いることもできる。
(エアーベントフィルタ)
エアーベントフィルタ41は薬剤及び生理食塩水を体内に注入する時、液中の空気を除くために用いるためで、例えば、ミリポア社製Millex−AAタイプを用いることができる。
(抽出針7、エアー針21、人体用注射針29)
抽出針7としては、バイアル瓶3のゴム栓への挿入時、針先にゴムがつまる(コアリング)と、シリンジに吸入できなくなるので、針先はノンコア針(針の先端の形状に特徴のある従来の注射針)を使用することが好ましい。
エアー針21(通気針)としては、通常のフィルター付きを用いることが好ましい。
人体用注射針29としては、翼状針等が用いられる。
(制御手段)
図示しない制御手段は、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段を、すべてプログラムにより、統合して制御し、放射性薬剤の自動的な投与を行う。設定値としては、放射性薬剤の吸引、押し出し量及び速度、生理食塩水の吸引、押し出し量及び速度がある。
(放射線遮蔽材)
遮蔽材の材質としてはタングステン、タングステン合金、鉛、鉛ガラス、鉛プラスチック、タンタル、ビスマス、劣化ウラン等が用いられうる。特に、鉛は加工が容易なため、用いられやすいが、生理食塩水の接触により、腐食及び汚染が見られるため、使用に際し、ステンレス、プラスチック、ゴム、塗料、めっき等により被覆することが望ましい。又、薬剤シリンジ、薬剤が通過する流路には局部的に遮蔽材を設けることもできる。
遮蔽材の厚さは使用する放射線のエネルギーにもよるが、鉛として10〜20mm厚が用いることができる。
放射性薬剤をシリンジ25に吸引しバイアル瓶3中の放射性薬剤残量を測定するに際し、シリンジ25中の薬液から放射線の影響を避けるため、専用の放射線遮蔽材製筒体によってシリンジ25を覆う。
なお、本発明の装置1は全体が放射線遮蔽体によって覆われ、重量があるため、医療機関に搬送、院内において移動しやすいように、図示しないキャスタが取り付けられている。
((動作))
1)人手による取り付け準備
生理食塩水バッグ39を図示しないスタンドに取り付ける。
放射性薬剤が収納されたバイアル瓶3を格納した放射線遮蔽容器13を、蓋を外し、内側放射線遮蔽材製箱47内の架台15に、取り付ける。放射能量検出センサー19を設置する。
シリンジ25を図示しないシリンジ駆動手段であるモータ駆動式ユニットにセットする。
あらかじめ第1及び第2の三方活栓33,35、エアーベントフィルタ、ピンチバルブ43が付いた第1流路23、第2流路27、第3流路37を、シリンジ25に取り付ける。
そして、第3流路37の先端に、人体用注射針29としての翼付静注針等を取り付ける。
2)次に、この装置1の制御手段に設けられたスイッチを入れる。これにより、以下、自動で行われる。
すなわち切換弁駆動手段により第1及び第2の三方活栓33,35によりシリンジ25と第3流路37のみが連通され、シリンジ駆動手段により、生理食塩水を薬用シリンジに吸引する。そして、第1及び第2の三方活栓33,35によりシリンジ25と第2流路27のみが連通され、設定量・設定速度でシリンジ25が押し込こまれることにより、シリンジ25から人体用注射針29までの流路が生理食塩水により充填される。
3)昇降手段により、抽出針7、エアー針21が下降されることにより、バイアル瓶3のゴム栓を穿刺し、抽出針7の針先がバイアル瓶3内の底端部に挿入される。
4)このとき、バイアル瓶3の上部に設置された放射能量検出センサー19により、放射性薬剤の放射能量が検知される。
5)さらに、第1及び第2の三方活栓33,35によりシリンジ25と第1流路23のみが連通され、シリンジ駆動手段により、放射性薬剤がシリンジ25に吸引される。
6)このとき、バイアル瓶3中の残った放射性薬剤の放射能量が検知される。そして、放射能量測定手段により4)との検知量の差が算出され、投与される放射性薬剤の実際の放射能量が測定される。
7)その後、第1及び第2の三方活栓33,35によりシリンジ25と第2流路27のみが連通され、設定量・設定速度でシリンジ25が押し込まれることにより、シリンジ25から放射性薬剤及び生理食塩水が被投与者の体内に注入投与される。
8)後処理として、人手により第1流路23の抽出針7を廃液ボトル62の口へ移動し、切換弁駆動手段により第1及び第2の三方活栓33,35によりシリンジ25と第3流路37のみを連通させ、生理食塩水をシリンジ25に吸引し、第1及び第2の三方活栓33,35によりシリンジ25と第1流路23のみを連通させ、シリンジ25より所定量押し込むことで、流路内に残留した微量の放射性薬剤を含む生理食塩水を廃液ボトル62へ排出する。
「実施形態の効果」
以上説明したように、この実施形態によれば、シンチレータ49を環状にすることで、放射能量を検知することができるとともに、環状の中心部分50で、抽出針7などの穿刺がおこなえ、よって放射性薬剤を吸引し取り出すことができる。
また、シンチレータ49を特殊な環状にするにもかかわらず、シンチレータ及びライトガイド内に閉じ込められたシンチレーション光が反射材59の乱反射面により様々な角度の光となり、やがてフォトマル52に到達するため、シンチレーション光の大半はロスが小さいままフォトマル52へ導かれ、その結果効率良く放射線を検出できるようになった。
よって、液状の放射性薬剤が収納されたバイアル瓶3が、蓋が外された放射線遮蔽容器13に格納された状態で、放射性薬剤の放射能量を検出できることになったので、従来のような放射性薬剤を液体保持部へ移動する時間が不要である。このため、放射性薬剤の自動投与において、放射性薬剤の投与までに要する時間を短縮でき、被験者の不安や苦痛を小さくできる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、 制御手段は、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段を統合して制御し放射性薬剤の自動的な投与を行うものであったが、他の実施形態では、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段は医療者などが各スイッチを次々と押していくことで、半自動的な投与を行うものであってもよい。
また、他の実施形態では、昇降手段、シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段は、医療者などが外側放射線遮蔽材製箱45の外から手動により駆動できる構造で、半自動的な投与を行うものであってもよい。
また、以上の実施形態では、バイアル瓶3は肩部11を有するものであったが、他の実施形態では、肩部11を有さなくても、バイアル瓶3の開口部5の外側が、放射線遮蔽容器13を形成する遮蔽材から露出しているために放射線が漏洩する場合には、この発明が実施できる。この場合にも、バイアル瓶3の開口部5の外側で前記放射線遮蔽容器13の内側の環状領域が、放射能量検出センサー19で覆われることになる。
また、以上の実施形態では、昇降移動することにより、抽出針及びエアー針21(通気針)を穿刺する動作ができる機構として、精密ラボジャッキを例に説明したが、他の実施形態では、例えば、エアー針と抽出針を2軸の移動ステージにそれぞれ固定し、ステージのスクリューをマイクロコンピュータで制御されたDCサーボモータで駆動することによって滑らかな昇降移動ができる機構としてもよい。
(ダブルシリンジタイプ)
また、以上の実施形態では、放射性薬剤と生理食塩水の吸込みと押出を1本のシリンジ25で行うシングルシリンジタイプの装置1であったが、他の実施形態では、別のシリンジで行うダブルシリンジタイプにおいても本発明は実施可能である。
すなわち、図4に示すように(図1と同様の部分については同一の符号を付す)、第1流路23と第2流路27の分岐点には、図1と同様に切換弁31としての第1の三方活栓33が設けられるが、第2の三方活栓35は第2流路27の途中に設けられる。そして、第1流路23の途中に第3の三方活栓63が設けられ、生理食塩水用シリンジ65が連通する。図1のシリンジ25に相当するシリンジ25は、薬剤用シリンジとなる。生理食塩水用シリンジ65は他の図示しないシリンジ駆動手段によって駆動される。
また、ダブルシリンジタイプにおいて、装置1の動作は、以上の実施形態と異なる部分は以下のようになる。
1)人手による取り付け準備
あらかじめ第1、第2、及び第3の三方活栓33,35,63、エアーベントフィルタ41、ピンチバルブ43が付いた第1流路23、第2流路27、第3流路37を、薬剤用シリンジ25、及び生理食塩水用シリンジシリンジ65に取り付ける。
そして、第2流路27の先端に、人体用注射針29としての翼付静注針を取り付ける。
2)次に、この装置1の制御手段に設けられたスイッチを入れると、
切換弁駆動手段により第1、第2、及び第3の三方活栓33,35,63により生理食塩水用シリンジ65と第3流路37のみが連通され、シリンジ駆動手段により、生理食塩水を生理食塩水用シリンジ65に吸引する。そして、第1、第2、及び第3の三方活栓33,35,63により生理食塩水用シリンジ65と第2流路27のみが連通され、生理食塩水用シリンジ65が押し込こまれることにより、生理食塩水用シリンジ65から人体用注射針29までの流路が生理食塩水により充填される。
3)昇降手段により、抽出針7、エアー針21が下降される。
4)放射能量検出センサー19により、放射性薬剤の放射能量が検知される。
5)さらに、第1、第2、及び第3の三方活栓33,35,63に薬剤用用シリンジと第1流路23のみが連通され、シリンジ駆動手段により、放射性薬剤が薬剤用シリンジに吸引される。
6)バイアル瓶3中の残った放射性薬剤の放射能量が検知され、投与される放射性薬剤の実際の放射能量が測定される。
7)その後、第1、第2、及び第3の三方活栓33,35,63により薬剤用シリンジと第2流路27のみが連通され、薬剤用シリンジが押し込まれることにより、薬剤用シリンジから放射性薬剤及び生理食塩水が被投与者の体内に注入投与される。
8)後処理として、第1、第2、及び第3の三方活栓33,35,63により生理食塩水用シリンジ65と第3流路37のみを連通させ、生理食塩水を生理食塩水用シリンジ65に吸引し、第1、第2、及び第3の三方活栓33,35,63により生理食塩水用シリンジ65と第2流路27のみを連通させ、生理食塩水用シリンジ65より所定量押し込むことで、流路内に残留した微量の放射性薬剤を含む生理食塩水を廃液ボトルへ排出する。
この発明の一実施形態を示す放射性薬剤自動投与装置の全体図である。 図1の装置に用いられる放射能量検出センサーの設置状態の断面を示す側面図である。 図2の装置に用いられる放射能量検出センサーを示すもので、(A)は水平断面図(B)は縦断面図である。 この発明の他の実施形態を示す放射性薬剤自動投与装置の全体図である。
符号の説明
1…装置、3…バイアル瓶、5…開口部、7…抽出針、9…栓、11…肩部、13…放射線遮蔽容器、15…架台、17…環状領域、19…放射能量検出センサー、21…エアー針、23…第1流路、25…シリンジ、27…第2流路、29…人体用注射針、31…切換弁、33…第1の三方活栓、35…第2の三方活栓、37…第3流路、39…生理食塩水バッグ、41…エアーベントフィルター、43…ピンチバルブ、45…外側放射線遮蔽材製箱、47…内側放射線遮蔽材製箱、49…シンチレータ、51…ライトガイド、52・・光電子増倍管、53…ブリーダー回路、55…高圧電源、57…信号線、59…反射材、61…遮光ケース、63…第3の三方活栓、65…生理食塩水用シリンジ。

Claims (3)

  1. 液状の放射性薬剤が収納されたバイアル瓶が放射線遮蔽容器に格納され、この放射線遮蔽容器の蓋が外された状態で、前記バイアル瓶の開口部の外側で前記放射線遮蔽容器の内側の環状領域を覆う環状のシンチレータと、このシンチレータの外周に接続されるライトガイドと、このライトガイドの端部に接続する光電子増倍管と、前記シンチレータと前記ライトガイドの外表面を覆う反射材と、を有して構成されることを特徴とする放射能量検出センサー。
  2. 請求項1に記載の放射能量検出センサーを用いて、前記バイアル瓶の前記開口部に穿刺された抽出針を通して前記放射性薬剤がシリンジに吸引される前の放射能量を検出する工程と、吸引された後の放射能量を検出する工程と、前者の放射能量と後者の放射能量との差を算出することで、前記シリンジにより投与される前記放射性薬剤の実際の放射能量を測定する工程と、からなることを特徴とする放射能量測定方法。
  3. 請求項1に記載の前記放射性薬剤が収納された前記バイアル瓶を格納した前記放射線遮蔽容器が前記蓋を外された状態で搭載される架台と、この搭載された放射線遮蔽容器の前記環状領域を覆う請求項1に記載の放射能量検出センサーと、前記バイアル瓶の前記開口部に穿刺される抽出針と、この抽出針を前記架台に向かって相対的に昇降させ前記開口部への穿刺を行わせるための昇降手段と、この穿刺された抽出針に接続する第1流路と、この第1流路を通して前記放射性薬剤を吸引するシリンジと、このシリンジから押し出された前記放射性薬剤を通す第2流路と、この第2流路を通して前記放射性薬剤を人体に投与する人体用注射針と、前記シリンジの前記吸引及び前記押し出しを行うシリンジ駆動手段と、前記第1流路と前記第2流路の分岐点に設けられて前記シリンジの前記吸引の方向及び前記押し出しの方向を定める切換弁と、この切換弁の切換を行う切換駆動手段と、放射能量検出センサーが検出した前記バイアル瓶の前記シリンジに吸引される前の放射能量と、吸引された後の放射能量との差を算出して投与される前記放射性薬剤の実際の放射能量を測定する測定手段と、前記昇降手段、前記シリンジ駆動手段、及び切換駆動手段を制御する制御手段と、以上の装置構成要素のうち前記放射性薬剤が存在し又は通過する要素を覆う放射線遮蔽材と、を有して構成されることを特徴とする放射性薬剤自動投与装置。
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