JP2008252948A - スピーカ用ダンパーおよびこれを用いたスピーカユニット - Google Patents

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Takafumi Yuasa
孝文 湯浅
Shinya Mizone
信也 溝根
Teruo Doi
輝夫 土井
Kazuki Honda
一樹 本田
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Abstract

【課題】本発明は各種音響機器に使用されるスピーカ用ダンパーおよびこれを用いたスピーカユニットに関するものであり、高耐入力用に適したものを提供しようとするものである。
【解決手段】本発明のスピーカ用ダンパー10は、内側リング部10aと外側リング部10cと、上記内側外側のリング部間を橋絡する連接部10fで構成すると共に、上記外側リング部10cとこの連接部10fの第2の直線部10dとの交点近傍に射出成形時のゲート口13を設けたものであり、上記連接部10fの第1、第2の直線部10b,10dや接続部10eでの成形時のウェルドラインの発生を抑制し、強度の劣化を抑制して高耐入力用として優れたスピーカ用ダンパーの提供を可能とするものである。
【選択図】図4

Description

本発明は各種音響機器に使用されるスピーカ用ダンパーおよびこれを用いたスピーカユニットに関するものである。
従来の技術を図6のスピーカユニットの分解斜視図により説明する。
同図によると、1は下面に小孔を有し、上面に開口を設けた樹脂成形されたフレームであり、2はこのフレーム1の底面に装着されるヨーク2aとマグネット2bと上部プレート2cからなりヨーク2aと上部プレート2c間に磁気ギャップを設けた磁気回路部である。3は上記磁気ギャップにはめ込まれるボイスコイルであり、外周が上記フレーム1の外周側に装着結合され、内周が上記ボイスコイルの上方に接着結合されて振動板5が装着されている。
6は上記ボイスコイル3に内周が接着結合され、外周が上記フレーム1に接着結合され、上記ボイスコイル3を上下動可能に支持するダンパーであり、7はフレーム1に接着により装着され、上記ボイスコイル3の線輪3aの端末が接続される端子板であり、8はダストカバーである。
なお、ダンパー6は木綿、絹、或いは化学繊維等の織布を基材とし、それにフェノール等の熱硬化性樹脂を含浸させたものを加熱成形して形成したものが一般的であるが、樹脂製の成形により形成されたダンパーも小形のスピーカにおいては使用されている。
また、ヨーク2aはフレーム1に装着されるものとして説明したが、フレーム1にインサート成形により一体化されることもある。
上述のごとく構成されたスピーカユニットは外部からの音声信号を端子板7を経て線輪3aに入力することにより、入力信号に応じてボイスコイル3が上下動し、振動板5を振動させ放音するものである。
以上のようなスピーカユニットのスピーカ用ダンパー6は上述のように一般的に木綿、絹、或いは化学繊維等の織布を基材とし、それにフェノール等の熱硬化性樹脂を含浸させたものを加熱成形して形成しているが、スピーカユニットへの大入力の長時間印加によって熱硬化性樹脂により固着されていた繊維どうしの固着部分が破壊され、目ずれが発生し、スピーカユニットの最低共振周波数が下がり異常音の発生原因となっていた。
また、樹脂の硬化時の温度バラツキにより樹脂に未硬化部分が残り、繊維間の密着の均一性が損なわれ振幅時の直線性が良好でないという課題を有するものであった。
また、上述の樹脂成形製のダンパーも、ダンパーとしての弾性を確保しようとすると形状が大型化し、小型で高耐入力用のスピーカユニットには適当と言えるものではなかった。
本発明は、小形高耐入力用のスピーカに適したスピーカ用ダンパーを提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1記載の本発明のスピーカ用ダンパーは、内側リング部と、その外側に同心状に設けられた外側リング部と、内側リング部から外側に向かって延出された第1の直線部と、外側リング部から内側に向かって延出された第2の直線部と上記第1の直線部と上記第2の直線部の端部を接続する直線または円弧状の接続部とからなる複数組の連接部とで構成したものであり、第1および第2の直線部でボイスコイルの回転方向の動きを防止し、上記接続部を上記内側リング部と上記外側リング部間に円弧または直線状に設けたので接続部の長さを確保して、上記ボイスコイルの大入力による振幅を充分上下動可能に支持して小形のスピーカユニットの大出力化に寄与できるものとするとともに、なお、更に、上記外側リング部と上記第2の直線部の交点近傍に射出成形時のゲート口を設けたものとすることで、上記接続部やこの近傍の第1、第2の直線部でのウエルドラインの発生を抑制し、強度の劣化を抑制し、高耐入力用としてより優れたスピーカ用ダンパーの提供を可能とするものである。
以上のように本発明のスピーカ用ダンパーは、従来の繊維を用いたスピーカ用ダンパーに比較して、目ずれが発生することがないので最低共振周波数の低下もなく、弾性の劣化も抑制されて他の部品との衝突や支持されているボイスコイルと他の部品との衝突による異音も防止されるとともに、高耐入力用に優れたスピーカ用ダンパーとすることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
以下本発明の一実施の形態について図1〜図5により説明する。なお、従来技術と同一部分は同一番号を付与して説明を省略して説明する。
図1は本発明のスピーカユニットの一実施の形態の側断面図であり、図2は同分解斜視図であり、図3は同要部であるスピーカ用ダンパーの側断面図であり、図4(a)は同上面図であり、図4(b)は同下面図であり、図4(c)は同斜視図であり、図5は同力・変位特性図である。
同図により従来技術との相違点のみ説明する。従来技術との相違点はスピーカ用ダンパーであり、10は樹脂成形により形成されたスピーカ用ダンパーであり、10aはボイスコイル3に接着結合される内側リング部、10bはボイスコイル3(内側リング部10a)の略中心を通る直線上に内側リング部10aから外方に向かって延出して形成された第1の直線部、10cはフレーム1に接着結合される外側リング部であり、10dはボイスコイル3(外側リング部10c)の略中心を通る直線上に外側リング部10cから内方に向かって延出して形成された第2の直線部であり、この第1の直線部10cと第2の直線部10dは接続部10eで橋絡されている。
なお、上述の第1の直線部10bと第2の直線部10dと接続部10eで形成される連接部10fは本実施の形態では4組設けられている。
次に、このスピーカ用ダンパー10の構造についてより詳細に説明すると、外側リング部10cは多少の厚みをもって形成されるとともに、その上面と同一面で第2の直線部10dが延出し、これに連続して接続部10eを上方に傾斜して設けて内側リング部10aから同一平面として延出された第1の直線部10bに一体にしているので、外側リング部
10cにより内側リング部10aを上方に位置させて、ボイスコイル3の支持位置を上方に設定可能としている。
また、第1の直線部10bと第2の直線部10dは延出方向の外側リング部10cまたは内側リング部10aの近傍まで延出され、接続部10eはその第1および第2の直線部10b,10dは傾斜をもって両者を大きな円弧または直線状の形態で一体に橋絡しているので、第1および第2の直線部10b,10dを長くしてボイスコイル3のローリングを防止し、且つ接続部10eを長くして弾性体としての機能の向上を図り、ボイスコイル3の駆動時の上下動の振幅の許容度を向上させ、スピーカユニットとして大入力化を可能なものとしている。
なお、12は外側リング部10cの裏側に形成された成形金型の突き出しピン跡であるが、本実施の形態の成形金型の突き出しピンはガス抜きを兼ねるものであるが、成形されたスピーカ用ダンパー10内へのガスの残留による不良の防止を行っている。
また、13は成形時の射出ゲート口を示すものであり、外側リング部10cと第2の直線部10dの交点近傍にゲート口を設けたものであり、成形時のウエルドラインの接続部10eや第1、第2の直線部10b,10dでの発生を抑制し、弾性体およびその近傍の強度劣化を抑制し、スピーカユニットの高耐入力化に寄与するものとしている。
図5は本実施の形態のスピーカ用ダンパー(A)と従来のスピーカ用ダンパー(B)との力・変位特性を示すものであり、直線性の面からも実施の形態のスピーカ用ダンパーの方が優れていることが確認された。
なお、スピーカ用ダンパー10の樹脂成形材料としてポリエステル系熱可塑性エラストマーやポリスチレン系熱可塑性エラストマーを用いることによってスピーカとしての柔軟度を大きくしてスピーカユニットとしての音質の向上を図ることも可能である。
本発明のスピーカ用ダンパーを組み込んだスピーカユニットは、低共振周波数の安定化が図れ、直線性に優れるとともに信頼性に優れた小形高耐入力用スピーカユニットの提供を可能としたものであり、小形高耐入力用スピーカとして幅広い用途に使用可能となるものである。
本発明のスピーカユニットの一実施の形態の側断面図 同分解斜視図 同要部であるスピーカ用ダンパーの側断面図 (a)同上面図、(b)同下面図、(c)同斜視図 同力・変位特性図 従来のスピーカユニットの分解斜視図
符号の説明
1 フレーム
2 磁気回路部
3 ボイスコイル
5 振動板
10 ダンパー
10a 内側リング部
10b 第1の直線部
10c 外側リング部
10d 第2の直線部
10e 接続部
10f 連接部
13 射出ゲート口

Claims (2)

  1. 内周が振動板を振動させるボイスコイルに接続され、外周がフレームに接続されて上記ボイスコイルを上下動可能に支持する樹脂成形により形成されたダンパーであって、内側リング部と、その外側に同心状に設けられた外側リング部と、上記ボイスコイルの略中心を通る直線上に設けられ内側リング部から外側に向かって延出された第1の直線部と上記ボイスコイルの略中心を通る上記直線とは異なる直線上に設けられ外側リング部から内側に向かって延出された第2の直線部と上記第1の直線部と上記第2の直線部の端部を接続する直線または円弧状の接続部とからなる複数組の連接部とで構成されるスピーカ用ダンパーであって、上記外側リング部と上記第2の直線部の交点近傍に射出成形時のゲート口を設けたスピーカ用ダンパー。
  2. 少なくとも磁気回路部を装着してなるフレームと、この磁気回路部の磁気ギャップにはめ込まれたボイスコイルと、このボイスコイルを支持するダンパーと、外周が上記フレームの外周に接着結合され内周が上記ボイスコイルに接着結合されて構成されるスピーカユニットであって、上記ダンパーとして内側リング部が上記ボイスコイルに接着結合され、外側リング部が上記フレームの略外周に接着結合される請求項1に記載のスピーカ用ダンパーを用いたスピーカユニット。
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Citations (3)

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