JP2008252686A - スピーカシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】スピーカの位置の変更ができると共に、スピーカの位置に応じて再生モードが切替可能なスピーカシステムに関する技術を提供する。
【解決手段】所定の空間内において取り外し自在に設置される複数のスピーカと、前記複数のスピーカを構成する各スピーカの、前記所定の空間内における位置を取得する位置取得部と、前記各スピーカから出力される音声状態としての再生モードを制御する再生モード制御部と、前記位置取得部によって取得された前記各スピーカの位置に応じて、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを切り替える再生モード切替部と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】所定の空間内において取り外し自在に設置される複数のスピーカと、前記複数のスピーカを構成する各スピーカの、前記所定の空間内における位置を取得する位置取得部と、前記各スピーカから出力される音声状態としての再生モードを制御する再生モード制御部と、前記位置取得部によって取得された前記各スピーカの位置に応じて、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを切り替える再生モード切替部と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、スピーカシステムに関する。
近年、例えば家庭用のオーディオシステムとして複数のスピーカを備えることで臨場感あふれる音を再生可能なマルチ音響システムが知られている。また、このようなマルチチャンネル再生を可能とするスピーカシステムは、車両用のものも数多く普及しており、このようマルチチャンネル再生可能な車両用スピーカシステムによれば、例えば運転席と助手席との間、若しくは前部座席と後部座席との間で異なる音声を再生することができる。
また、車両用のスピーカとして着脱自在なスピーカが知られている(例えば、特許文献1参照。)このスピーカによれば例えば車両のリヤトレイ等取り付け作業のスペースがない狭い場所にもねじ類や工具等を使用することなく容易にスピーカを取り付けることができる。
特開平07−162981号公報
特開2006−94254号公報
特開2001−105990号公報
特開2000−261879号公報
近年普及しつつあるマルチチャンネル再生が可能な車両用スピーカシステムによれば、例えば運転手と搭乗者との間で異なる音声を提供することができる。そして、スピーカから出力される音声の出力状態の調整は、再生モードを切り替えることで行うことができる。また、スピーカの数を増やすことで、より多くの再生モードに対応した音声の出力状態の調整が可能となり、各聴取者に適した音声を提供することができる。例えば、シートのヘッドレスト毎にスピーカを設置することで、聴取者毎に異なる音声を提供することができる。しかし、この場合、車両空間内の全ての聴取者に共通した音声を提供する場合に使用される天井などに固定されたスピーカは不要となる。すなわち、再生モードによっては、未使用なスピーカが存在する。
一方、着脱自在なスピーカに関する技術が知られている。このような着脱自在なスピーカによれば、スピーカの位置を変更することができる。従って、再生モードに応じてスピーカの位置を変更することで、未使用なスピーカの数を削減することができる。しかし、スピーカの位置の変更に伴ってその都度再生モードを切り替えるのは、煩わしい。
本発明では、上記した問題に鑑み、スピーカの位置の変更ができると共に、スピーカの設置位置の変更に応じて再生モードが切り替わるスピーカシステムに関する技術を提供することを課題とする。
本発明では、上述した課題を解決するために、設置位置が変更できる各スピーカの位置を取得し、取得された各スピーカの位置に応じて再生モードを切り替えることとした。本発明によれば、各スピーカの位置を自由に変更することができ、また、設置位置の変更に応じて再生モードを自動的に変更することができる。その結果、限られたスピーカの数であっても、再生モードに応じた音声を再生することができる。換言すると、再生モードによっては使用されない未使用のスピーカの数を削減することができる。
詳細には、本発明は、所定の空間内において取り外し自在に設置される複数のスピーカと、前記複数のスピーカを構成する各スピーカの、前記所定の空間内における位置を取得する位置取得部と、前記所定空間内における音声の再生モードを制御する再生モード制御部と、前記位置取得部によって取得された前記各スピーカの位置に応じて、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを切り替える再生モード切替部と、を備える。
本発明のスピーカシステムは複数のスピーカによって構成されるので、本発明のスピーカシステムによれば、いわゆるマルチチャンネル再生が可能となる。なお、このような複数のスピーカを構成する各スピーカは、空間内において取り外し自在に設置することができる。すなわち、聴取者が嗜好する位置に各スピーカを設置することができる。なお、本発明における所定の空間には、車両空間や室内空間が例示されるが、このような閉ざされた空間に限定されるものではない。音の広がりで表される音響空間が形成される場所であれば、屋外などの開放された空間であってもよい。
位置取得部は、所定の空間内における各スピーカの位置を取得する。位置の取得方法は、特に限定されない。例えば、スピーカが設置される所定の空間内にセンサ等の検知部を設ければよい。検知部からの情報を受け付けることで、位置取得部は、各スピーカの位置を取得することができる。
再生モード制御部は、再生モードを制御する。再生モードとは、各スピーカから出力される音声の状態を表すものである。すなわち、再生モードによって各スピーカから出力される音声の状態(例えば、音声の出力状態)が調整されることから、再生モード制御部は、各スピーカから出力される音声の状態を制御しているともいえる。なお、再生モードは、空間の形態や空間内で再生される音声を聴取する聴取者の位置等を考慮して予め設定することができる。なお、音声の状態には、例えばコンテンツ情報に応じて再生される音声の種類、音声の強弱、音の周波数特性等が含まれる。
再生モード切替部は、再生モード制御部で制御される再生モードを各スピーカの位置に応じて切り替える。すなわち、本発明によれば、各スピーカの位置に応じて、再生モードを自動的に切り替えることができる。従って、スピーカの設置位置に伴って、聴取者側でその都度再生モードを切り替える煩わしさを解消することができる。再生モード切替部によって再生モードが切り替えられると、再生モード制御部は、切り替え後の再生モードに応じて各スピーカから出力される音声の出力状態を制御する。
ここで、本発明において、前記各スピーカの位置は、前記所定の空間内における聴取者の位置に応じて変更可能であり、前記位置取得部は、前記所定の空間内における聴取者の位置に応じた変更があった場合に、前記所定の空間内における聴取者の位置に応じて変更された前記各スピーカの位置を取得するようにしてもよい。
これにより、所定の空間内における聴取者の位置に応じて変更されたスピーカの位置に応じた再生モードの切り替えが可能となる。また、本発明では、位置取得部による各スピーカの位置の取得が、スピーカの位置の変更があった場合に行われるので、効率よく各スピーカの位置を取得することができる。なお、各スピーカの位置の変更は、聴取者が行う。本発明の各スピーカは、取り外し自在であるので、聴取者が自らの嗜好に応じて容易に位置を変更することができる。また、空間内に複数の聴取者が存在する場合には、各スピーカの位置を、空間内における聴取者同士の相対的な位置関係に応じて変更してもよい。これにより、他の聴取者を考慮したスピーカ設置とすることができる。そして本発明によれば、このような他の聴取者を考慮して設置されたスピーカの位置に対応する再生モード
の切り替えを自動的に行うことができる。
の切り替えを自動的に行うことができる。
また、本発明は、前記各スピーカの位置の変更が行われたことを検知する変更発生検知部を更に備え、前記位置取得部は、前記変更発生検知部で前記各スピーカの位置の変更が行われたことが検知された場合に、前記各スピーカの位置を取得するようにしてもよい。
変更発生検知部を備えることで、前記各スピーカの位置の変更が行われたことを検知することが可能となる。位置取得部は、変更発生検知部によって変更が検知された場合において各スピーカの位置を取得すればよいので、効率よく各スピーカの位置を取得することができる。
また、本発明において、前記位置取得部は、前記各スピーカが設置される位置のそれぞれに設けられると共に該位置にスピーカが取り付けられているか否かを検知する検知部からの検知情報に基づいて各スピーカの位置を取得することができる。
上記のような検知部を各スピーカの設置位置のそれぞれに設けることで、それぞれの設置位置にスピーカが取り付けられているか否かを検知することができる。位置取得部は、検知部によって取得された検知情報によって各スピーカの位置を取得することができる。なお、各スピーカとスピーカが設置される設置位置とは、例えばスピーカの接続部を、設置位置としての壁などの平面上にスピーカの接続部を嵌合するための嵌合穴を形成し、この嵌合穴に嵌合させればよい。また、嵌合穴の内側面に螺旋状の凹部を設け、スピーカの接続部の外側面に螺旋状の凸部を設けてもよく、これにより接続部と嵌合穴との固着力を高めることができる。このような場合には、予め位置が特定されているので、それぞれの嵌合穴に検知部を設ければよい。スピーカの取付構造は、上記に限定されない。容易に着脱可能な構成であればよく、ねじ込み式、磁石やメンファスナを用いた接着式等、様々な構成を適用することができる。
また、本発明のスピーカシステムは、車両空間用として好適に用いることができる。そこで、本発明は、前記所定の空間が車両空間である場合において、前記複数のスピーカのうちの少なくとも一のスピーカが所定の座席近傍に設置されていることが前記位置取得部によって取得された場合、前記再生モード切替部は、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを、前記所定の座席近傍に設置されるスピーカから出力される音声状態を他のスピーカから出力される音声状態と独立させる所定座席独立モードに切り替えるようにしてもよい。
車両空間は、例えば運転手と搭乗者との間で、提供される音声に対する要求が異なるといった特性を有している。すなわち、運転手については、安全性を確保するため、運転に集中できる環境を提供することが優先される。また、例えば、運転手に対しては、ナビゲーションシステムからのナビ情報や、ラジオからの渋滞情報を確実に伝達できることが好ましい。一方、搭乗者については、車両空間において好きな楽曲を楽しむことができるといった娯楽性が優先される。また、近年では、車両空間においてDVDの再生も可能であり、走行中の運転手以外はDVD等を視聴することもできる。従って、車両空間においては、運転手に提供される音声とその他の搭乗者に提供される音声とを独立して提供できることが好ましい。そこで、本発明では、スピーカのうちの少なくとも一のスピーカが例えば運転席といった所定の座席の近傍に設置されている場合には、この所定の座席近傍に設置されるスピーカから出力される音声の出力状態と他のスピーカから出力される音声の出力状態とを独立させることとした。これにより、車両空間の安全性と娯楽性を高めることができる。なお、所定の座席には、運転席、助手席、後部座席が含まれ、所定の座席近傍に設置されるスピーカとしては、例えばヘッドレストに設置されるスピーカが例示される。なお、座席近傍以外に設定されるスピーカとしては、天井やドアなどに設置されるスピ
ーカが例示される。
ーカが例示される。
なお、本発明は、車両空間内に設置される前記各スピーカから出力される音声状態を統一する全席統一モードを設け、複数のスピーカが、座席近傍以外に設置されていることが位置取得部によって取得された場合には、全席統一モードに切り替えるようにしてもよい。座席近傍以外に設置とは、車両空間内に分散されて設置されていること、例えばスピーカ同士の間隔が平均的に離れて設置されていることを意味する。なお、複数のスピーカが車両空間内に分散され、かつ例えば所定の座席としての運転席近傍にスピーカが設置されている場合には、安全性を優先して、運転席独立モードに切り替えるようにすればよい。なお、再生モードは、上記に限定されるものではなく、車両空間の形態や、座席位置等に応じて適宜設定すればよい。また、再生モード切替部による再生モードの切り替え条件も、設定する再生モードに応じて設定すればよい。
本発明によれば、スピーカの位置の変更ができると共に、スピーカの設置位置の変更に応じて再生モードが切り替わるスピーカシステムに関する技術を提供するができる。
次に、本発明のスピーカシステムの実施形態について図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、本発明のスピーカシステムを車両空間に設置する場合について説明する。
<構成>
図1は、本実施形態のスピーカシステム50の概略構成を示す図である。同図においては、ヘッドユニット1も合わせて示されている。スピーカシステム50は、本実施形態のように車両100などの移動体に設置して、移動式のシステムとすることができるが、これに限定されるわけではない。
図1は、本実施形態のスピーカシステム50の概略構成を示す図である。同図においては、ヘッドユニット1も合わせて示されている。スピーカシステム50は、本実施形態のように車両100などの移動体に設置して、移動式のシステムとすることができるが、これに限定されるわけではない。
まず、スピーカシステム50に音声データを出力するヘッドユニット1について説明する。ヘッドユニット1は、コンテンツデータとしての音楽データ(以下、単にコンテンツデータという。)を再生処理、加工処理をして移動体内のユーザ(本発明の聴取者に相当する。)に楽曲を提供する。
ヘッドユニット1は、中央処理装置(以下、CPUとする。)3を有している。このCPU3は、その内部に、システム制御部4を有し、システム制御部4がハードディスクドライブ(以下、HDDとする。)12に記憶された様々なコンテンツデータにアクセスして、それらのデータの再生等の処理を行う。システム制御部4は、主として、ユーザに対して音楽を提供するために、ヘッドユニット1を、コンテンツデータを処理する装置として機能させるための制御を行う。例えば、ヘッドユニット1は、コンテンツデータを移動体内で再生する機能を有する。コンテンツデータの再生処理について説明すると、ヘッドユニット1は、CD/DVDデッキ(以下、単にCDデッキとする。)13と、HDD12と、ナビ部20と、移動体内のユーザ(移動体の操縦者や同乗車等のヘッドユニット1の操作が可能である者であり、以下においても同様とする。)からのコンテンツデータの処理に関する指令を受け付ける入力部8と、再生状況等をユーザに対して表示部7と、を有しており、それぞれがシステム制御部4と電気的に接続されている。また、システム制御部4には、DSP(Digital Signal Processor)再生制御部19が電気的に接続され、DSP再生制御部19ではシステム制御部4から送られるコンテンツデータに対して演算処理を施し、スピーカシステム50に設けられたパワーアンプ51に音楽演奏のための電気信号を送る。更にシステム制御部4には、ヘッドユニットの電源のON/OFFを切り替えるスイッチ14やパワーアンプ51から出力される音楽の音量を調整するボリューム
コントロール15が接続されている。
コントロール15が接続されている。
また、CPU3内において、システム制御部4は、エンコード/デコード部5と暗号化/複合化部6と電気的に接続されている。エンコード/デコード部5では、HDD12内のコンテンツデータを記憶する際の該コンテンツデータの圧縮や、その圧縮されたコンテンツデータのDSP再生制御部19での演算処理のための解凍が行われる。また、暗号化/複合化部6では、HDD12内に記憶されるコンテンツデータの著作権を保護するための暗号化、およびその複合化を行う。
また、CPU3は、揮発性のメモリとしてのRAM(Random Access Memory)10と不揮発性のメモリとしてのROM(Read Only Memory)11とも電気的に接続されており、必要に応じてこれらのメモリに記憶されている情報にアクセスすることが可能である。
次に、ヘッドユニット1と電気的に接続されるスピーカシステム50について説明する。スピーカシステム50は、パワーアンプ51、複数のスピーカ53、複数のセンサ54、CPU55、メモリ56、を有している。
パワーアンプ51は、ヘッドユニット1のDSP再生制御部19からの電気信号を受け取り、受け取った電気信号を増幅し、スピーカ53へ送信する。なお、パワーアンプ51は、ヘッドユニット1に設けてもよい。
スピーカ53は、パワーアンプ51から受け取った電気信号を音声として車両空間へ出力する。スピーカ53は、車両空間の所定の位置に設置することができる。ここで、スピーカ53の設置位置について説明する。図2は、スピーカ53を設置可能なスピーカ設置位置52(52a1、52a2等)を示す。同図に示すように、本実施形態では、スピーカ設置位置52が、車両100の前方右側52a1、後方右側52a2、前方左側52a3、後方左側52a4、運転席のヘッドレスト(右・左)52b1・52b2、助手席のヘッドレスト(右・左)52c1・52c2、後部右座席のヘッドレスト(右・左)52d1・52d2、後部中央座席のヘッドレスト(右・左)52e1・52e2、後部左座席のヘッドレスト(右・左)52f1・52f2、天井52g1・52g2・52g3・52g4、車両の前方部52h1・52h2・52h3・52h4に設定されている。運転手や搭乗者は、これらの設置位置52の中から希望する場所を選択して、スピーカ53を設置する。なお、本実施形態では、予め設置位置を特定しているが、スピーカの接続構造をマグネット等を用いた接着式にする場合には、設置位置を予め特に設定する必要はない。
次にスピーカについて説明する。本実施形態では、各設置位置52と関連付けてスピーカ53を識別することとする。すなわち、車両100の前方右側52a1に設置されるスピーカは、FRスピーカ53a1とする。同様に、後方右側52a2に設置されるスピーカはRRスピーカ53a2、前方左側52a3に設置されるスピーカはFLスピーカ53a3、後方左側52a4に設置されるスピーカはRLスピーカ53a4、運転席のヘッドレスト52b1・52b2に設置されるスピーカは運転席スピーカ53b1・53b2、助手席のヘッドレスト52c1・52c2に設置されるスピーカは助手席スピーカ53c1・53c2、後部右座席のヘッドレスト52d1・52d2に設置されるスピーカは後部右座席スピーカ53d1・53d2、後部中央座席のヘッドレスト52e1・52e2に設置されるスピーカは後部中央座席スピーカ53e1・53e2、後部左座席のヘッドレスト52f1・52f2に設置されるスピーカは後部左座席スピーカ53f1・53f2、天井52g1・52g2・52g3・52g4に設置されるスピーカはそれぞれ天井スピーカ53g1・53g2・53g3・53g4、車両の前方部52h1・52h2・52h3・52h4に設置されるスピーカは、それぞれフロントスピーカ53h1・53
h2・53h3・53h4として識別する。なお、スピーカ53の構成は、設置位置52間での取り付け、取り外しを容易にするため、統一することが好ましい。特に、車両空間と接続する接続部の構成は統一することが好ましい。なお、スピーカ53の接続部にアジャスタを接続し、車両空間に接続するようにしてもよい。
h2・53h3・53h4として識別する。なお、スピーカ53の構成は、設置位置52間での取り付け、取り外しを容易にするため、統一することが好ましい。特に、車両空間と接続する接続部の構成は統一することが好ましい。なお、スピーカ53の接続部にアジャスタを接続し、車両空間に接続するようにしてもよい。
複数のセンサ54(54a1、54a2等)は、設置位置52のそれぞれに設けられる。本実施形態では、スピーカ53と同じく、各設置位置52と関連付けてセンサ54を識別することとする。例えば、車両100の前方右側52a1に設けられるセンサは、FRセンサ54a1である。同様に、後方右側52a2に設けられるセンサはセンサ54a2、前方左側52a2に設けられるセンサはセンサ54a3、後方左側52a4に設けられるセンサはセンサ54a4、運転席のヘッドレスト52b1・52b2に設けられるセンサはセンサ54b1・54b2、助手席のヘッドレスト52c1・52c2に設けられるセンサはセンサ54c1・54c2、後部右座席のヘッドレスト52d1・52d2に設けられるセンサはセンサ54d1・54d2、後部中央座席のヘッドレスト52e1・52e2に設けられるセンサはセンサ54e1・54e2、後部左座席のヘッドレスト52f1・52f2に設けられるセンサはセンサ54f1・54f2、天井52g1・52g2・52g3・52g4に設けられるセンサはセンサ54g1・54g2・54g3・54g4、車両の前方部52h1・52h2・52h3・52h4に設けられるセンサそれぞれセンサ54h1・54h2・54h3・54h4として識別する。例えば、運転席スピーカ53b1・53b2が設置されると、センサ54b1・54b2は、スピーカが接続されたことを検知する。検知したされた検知情報は、設置位置取得部71へ送信される。
ここで、スピーカ53の取り付け構造と、設置位置52に設けられスピーカ53が取り付け可能なスピーカ取付部59の構造について説明する。図3Aは、取付部59に接続される前の状態を示す。図3Bは、スピーカ53が運転席のヘッドレスト52b1に接続された後の状態を示す。スピーカ53には、スピーカ本体の端部に円筒形の接続部65が設けられ、この接続部65の外周面には螺旋状の凸部が形成されている。また、取付部59には接続部65の外周よりも大きい径を有し、接続部65を接続状態において接続部65を収容する収容部60が設けられている。更に、収容部60には、非接続状態において収容部60の開口部を塞ぎ、また開閉自在な蓋部61が設けられている。また、図面では省略されているが、収容部60の内周面には接続部65の螺旋状の凸部と螺合する螺旋状の凹部が設けられている。また、蓋部61の近傍には、センサ54が設けられており、このセンサ54によって蓋部61の開閉が検知される。検知された情報は、検知情報として電気的に接続された位置取得部71に送信される。なお、センサの検知方法は、上記に限定されない。他の検知方法としては、スピーカ53の導通状態を監視して、スピーカ53が接続されているか否かを検知する方法が例示できる。
また、CPU55には、メモリ56、位置取得部71、再生モード制御部72、再生モード切替部73がバスを介して接続されている。位置取得部71は、車両100内におけるスピーカ53の設置位置を取得する。具体的には、各センサ(例えば、センサ54a1)は、各スピーカ(例えば、スピーカ53a1)が接続されているか検知し、接続の有無を検知情報として位置取得部71へ送信する。位置取得部71は、各センサ(例えば、54a1)からの検知情報を受け取り、各スピーカ(例えば、スピーカ53a1)が車両100内のどこに設置されているかを取得する。なお、上記スピーカ53の設置位置の取得は、例えばスピーカシステム50の起動時に行えばよい。また、スピーカ53の設置位置に変更が行われた場合に、これを検知して、スピーカ53の位置を取得してもよい。なお、スピーカ53の設置位置の変更が行われたか否かの検知は、変更の発生を検知する変更発生センサ(本発明の変更発生センサに相当する。)を、取付部59に設ければよい。検知方法は、特に限定されるものではない。例えば、変更発生センサは、各スピーカ(例え
ば、スピーカ53a1)の導通状態を監視して、導通状態に基づいて変更が行われたか否かを検知するものでもよい。なお、上述した各センサ(例えば、54a1)に変更発生センサの機能を持たせてもよい。すなわち、本実施形態では、蓋部61の開閉を検知することで、各スピーカ(例えば、スピーカ53a1)の位置について変更が行われたことを検知することができる。
ば、スピーカ53a1)の導通状態を監視して、導通状態に基づいて変更が行われたか否かを検知するものでもよい。なお、上述した各センサ(例えば、54a1)に変更発生センサの機能を持たせてもよい。すなわち、本実施形態では、蓋部61の開閉を検知することで、各スピーカ(例えば、スピーカ53a1)の位置について変更が行われたことを検知することができる。
再生モード制御部72は、再生モードを制御する。換言すると、再生モード制御部72は、再生モードに応じて各スピーカ(例えば、53a1)から出力される音声の出力状態を制御する。再生モードは、車両空間の形状や座席位置等を考慮して予め複数モード用意し、メモリ56などの記憶装置にデータベース化して記録させておけばよい。ここで図4、図5に再生モードデータテーブルを示す。図4は、総スピーカ数が4つの場合の再生モードデータテーブルである。図5は、総スピーカ数が2つの場合の再生モードデータテーブルである。図4に示すように、総スピーカ数を4つに設定した場合の再生モードとして、全席統一モード1、全席統一モード2、運転席・後部左座席独立モード、前部座席・後部中央座席独立モード、右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードが設定されている。全席統一モード1、2では、車両空間内の運転手・搭乗者に統一された音声が提供される。運転席・後部左座席独立モード、前部座席・後部中央座席独立モード、右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードでは、所定の座席ごと、すなわち運転手や搭乗者ごとに異なる音声が提供される。
全席統一モード1(本発明の全席統一モードに相当する。)は、車両空間内の聴取者(運転手、搭乗者)に統一された音声を提供する再生モードである。ここで、図6は、全席統一モード1におけるスピーカ配置構成を示す。同図に示すように、全席統一モード1では、スピーカの設置位置として52g1、52g2、52g3、52g4が用いられている。すなわち、天井スピーカ53g1、53g2、53g3、53g4を介して、車両空間内に統一された音声が出力される。なお、同図に示す領域P1は、各スピーカ(例えば、53g1)から出力される音声によって形成される音の広がりを示す。同図に示すように、全席統一モード1では、車両空間全体に亘って一つの領域P1が形成されている。従って、例えば、車両空間内の聴取者は、一つの楽曲をみんなで楽しむことができる。
全席統一モード2(本発明の全席統一モードに相当する。)も基本的には、上述した上記全席統一モード1と同じであるが、スピーカの設置位置が異なる。ここで、図7は、全席統一モード2におけるスピーカ配置構成を示す。同図に示すように、全席統一モード2では、スピーカの設置位置として52h1、52h2、52h3、52h4が用いられている。すなわち、フロントスピーカ53h1、53h2、53h3、53h4を介して、車両空間内に統一された音声が出力される。全席統一モード2においても、車両空間内に一つの領域P1が形成される。但し、全席統一モード1と異なり、どちらかというと前部(運転席、助手席)に偏っている。従って、全席統一モード2は、全席統一モード2よりも運転手および助手席の搭乗者に配慮した再生モードであるといえる。
運転席・後部左座席独立モード(本発明の所定座席独立モードに相当する。)は、運転席の運転手と、後部左座席の搭乗者に異なる音声を提供する再生モードである。ここで、図8は、運転席・後部左座席独立モードにおけるスピーカの配置構成を示す。同図に示すように、運転席・後部左座席独立モードでは、運転席スピーカ53b1・53b2、後部左座席スピーカ53f1・53f2が用いられている。そして、運転席スピーカ53b1・53b2から出力される音声によって領域P1が形成され、後部左座席スピーカ53f1・53f2から出力される音声によって領域P2が形成されている。すなわち、運転席・後部左座席独立モードでは、車両空間内に二つの領域が形成されている。これにより、例えば運転手には、ナビ部20からの音声だけを提供し、後部左座席の搭乗者には、コンテンツデータを再生することで得られる楽曲を提供するといったことが可能となる。また
、同一の楽曲を提供する場合であっても、運転手に提供する楽曲のボリュームは小さくするといったことも可能となる。
、同一の楽曲を提供する場合であっても、運転手に提供する楽曲のボリュームは小さくするといったことも可能となる。
前部座席・後部中央座席独立モードは、前部座席(運転席及び助手席)の運転手及び搭乗者と、後部中央座席の搭乗者に異なる音声を提供する再生モードである。ここで、図9は、前部座席・後部中央座席独立モードにおけるスピーカの配置構成を示す。同図に示すように、前部座席・後部中央座席独立モードでは、運転席スピーカ53b1、助手席スピーカ53c2、後部中央座席スピーカ53e1、後部中央座席スピーカ53e2が用いられている。そして、運転席スピーカ53b1と助手席スピーカ53c2から出力される音声によって領域P1が形成され、後部中央座席スピーカ53e1・53e2から出力される音声によって領域P2が形成されている。すなわち、前部座席・後部中央座席独立モードでは、車両空間内に二つの領域が形成されている。従って、例えば、運転手及び運転手をサポートする助手席の搭乗者には、ナビ部からのガイド音声やラジオからの交通情報を提供し、後部中央座席の搭乗者には、楽曲を提供するといったことが可能となる。
右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードは、運転席の運転手及び後部右座席の搭乗者と、助手席の搭乗者に異なる音声を提供する再生モードである。ここで、図10は、右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードにおけるスピーカの配置構成を示す。同図に示すように、右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードでは、天井スピーカ53g1・53g2、助手席スピーカ53c1・53c2が用いられている。そして、天井スピーカ53g1・53g2から出力される音声によって領域P1が形成され、助手席スピーカ53c1・53c2から出力される音声によって領域P2が形成されている。本再生モードは、助手席の搭乗者に対して運転手や他の搭乗者とは異なる音声を提供したい場合に効果的である。
なお、右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードの変形モードとして、フロントスピーカ53h1、フロントスピーカ53h2を用いてもよい。図11は、右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードの変形モードにおけるスピーカの配置構成を示す。同図に示すように、この再生モードでは、上述した右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードにおける天井スピーカ53g1・53g2に代えて、フロントスピーカ53h1・53h2が用いられている。天井スピーカ53g1・53g2を用いる場合に比べると運転席を重視した再生モードといえるが、このようなスピーカの配置構成によっても、右部座席(運転席・後部右座席)・助手席独立モードとほぼ同じような効果を得ることができる。
以上説明した再生モードの例では、総スピーカ数が4つであったが、次に説明する再生モードの例は、総スピーカ数が2つの場合である。全席統一モード3(本発明の全席統一モードに相当する。)は、総スピーカ数が2つの場合の、車両空間内の聴取者(運転手、搭乗者)に統一された音声を提供する再生モードである。ここで、図12は、全席統一モード3におけるスピーカの配置構成を示す。同図に示すように、全席統一モード3では、FRスピーカ53a1と、FLスピーカ53a3が用いられている。本再生モードによれば、車両空間に一つの領域P1を形成することができる。従って、車両空間内の全ての聴取者が、一つの楽曲を共通して楽しむことができる。
運転席独立モード(本発明の所定座席独立モードに相当する。)は、スピーカを二つ用いる場合において、運転席(運転手)と他の座席の搭乗者に異なる音声を提供する再生モードである。ここで、図13は、運転席独立モードにおけるスピーカの配置構成を示す。同図に示すように、運転席独立モードでは、運転席スピーカ53b2、天井スピーカ53g4が用いられている。そして、運転席スピーカ53b2から出力される音声によって領域P1が形成され、天井スピーカ53g4から出力される音声によって領域P2が形成さ
れている。このように本実施形態のスピーカシステム50によれば、スピーカが2つの場合であっても、例えば運転手には、ナビ部からのガイド音声だけを提供し、他の座席の搭乗者には、楽曲を提供するといったことが可能となる。
れている。このように本実施形態のスピーカシステム50によれば、スピーカが2つの場合であっても、例えば運転手には、ナビ部からのガイド音声だけを提供し、他の座席の搭乗者には、楽曲を提供するといったことが可能となる。
なお、以上説明した再生モードは、あくまで例示にすぎない。車両空間の形状や座席の位置関係等に応じて様々な再生モードを設定することができる。そして、本実施形態のスピーカシステム50では、車両空間内に設置されている各スピーカ53の設置位置が変更された場合に、自動的に再生モードが切り替わることを特徴とするものである。以下、再生モードの切り替え制御について説明する。
<処理フロー>
図14は、再生モードの切り替え制御を示すフロー図である。なお、最も分かり易い例として、上述した総スピーカ数が2つの場合であって、全席モード3から運転席独立モードに切り替える場合を例に説明する。なお、切り替え制御は、スピーカ53の位置に変更があった際に、スピーカ53の位置に応じて自動的に再生モードが切り替えられるものである。スピーカ53の位置は、車両空間内の運転手又は搭乗者によって行われる。従って、以下に説明する処理は、本実施形態の場合、図12に示す全席モード3に対応するスピーカの設置位置から、図13に示す運転手独立モードに対応するスピーカの設置位置へ、ユーザがスピーカの設置位置を変更した後に行われる。
図14は、再生モードの切り替え制御を示すフロー図である。なお、最も分かり易い例として、上述した総スピーカ数が2つの場合であって、全席モード3から運転席独立モードに切り替える場合を例に説明する。なお、切り替え制御は、スピーカ53の位置に変更があった際に、スピーカ53の位置に応じて自動的に再生モードが切り替えられるものである。スピーカ53の位置は、車両空間内の運転手又は搭乗者によって行われる。従って、以下に説明する処理は、本実施形態の場合、図12に示す全席モード3に対応するスピーカの設置位置から、図13に示す運転手独立モードに対応するスピーカの設置位置へ、ユーザがスピーカの設置位置を変更した後に行われる。
ステップS01では、位置取得部71によって、車両100内におけるスピーカの設置位置が取得される。すなわち、車両100内に設けられた各センサ(例えば、54a1)が、それぞれスピーカが設置されているか否か検知する。そして、検知された情報が位置取得部71に送信されことで、位置取得部71は、車両100内に設置されているスピーカの設置位置を取得する。従って、本実施形態では、位置取得部71は、運転席のヘッドレストに運転席スピーカ53b2が設置され、天井に天井スピーカ53g4が設定されていることを取得する。ステップS02の処理が終了すると、次のステップへ進む。
ステップS02では、ステップS01で取得したスピーカの設置位置に変更があるか否か判断される。かかる判断は、位置取得部71が前回取得した位置に関する情報を例えばメモリ56に記憶させておき、記憶されている情報と比較することで判断することができる。なお、この比較は、変更比較部をスピーカシステム50内に設けることで実行すればよい。本実施形態では、スピーカの設置位置が、図12に示されるスピーカの配置構成から図13に示されるスピーカの配置構成へ変更されている。従って、スピーカの設置位置に変更があると判断される。ステップS02において変更があると判断された場合には、ステップS03へ進む。一方、ステップS02において変更があると判断されなかった場合には、処理を終了する。
ステップS03では、ステップS01で取得されたスピーカの設置位置に関する情報に基づいて再生モードが切り替えられる。すなわち、本実施形態では、再生モード切替部73が、総スピーカ数が2つの場合の再生モードデータテーブル(図5参照。)を参照して、運転席スピーカ53b2と天井スピーカ53g4が設置される再生モードとして、運転席独立モードを取得する。そして、全席統一モード3に設定されていた再生モードを運転席独立モードに切り替える。すなわち、再生モード制御部72は、切り替え前においては全席統一モード3に応じてスピーカ53a1・53a3を制御していたが、切り替え後においては運転席独立モードに応じて運転席スピーカ53b2と天井スピーカ53g4を制御する。再生モードの切り替えが終了すると、処理を終了する。
なお、上述した処理において、まず車両100内のスピーカの設置位置に変更が発生したことを検知し、検知した場合に、スピーカの設置位置を取得してもよい。本実施形態で
は、運転席に設けられているセンサ54b2と天井に設けられているセンサ54g4によって、それぞれの位置の収容部60に設けられた蓋部61が開けられたことを検知することができる(図3B参照。)。従って、蓋部61の開閉情報によって、スピーカの設置位置に変更が生じたことを検知することができる。検知された情報は、位置取得部71に送信されるので、これにより、変更があったスピーカの位置を特定することができる。なお、この場合には、既に変更があったことが認識されているのでステップS02の処理を省略し、ステップS03の処理を実行することで、再生モードの切り替えを実現することができる。
は、運転席に設けられているセンサ54b2と天井に設けられているセンサ54g4によって、それぞれの位置の収容部60に設けられた蓋部61が開けられたことを検知することができる(図3B参照。)。従って、蓋部61の開閉情報によって、スピーカの設置位置に変更が生じたことを検知することができる。検知された情報は、位置取得部71に送信されるので、これにより、変更があったスピーカの位置を特定することができる。なお、この場合には、既に変更があったことが認識されているのでステップS02の処理を省略し、ステップS03の処理を実行することで、再生モードの切り替えを実現することができる。
また、上述した切り替え制御では、図4や図5に示す再生モードデータテーブルからスピーカの設置位置に応じた再生モードを取得した。これにより、座席に応じたより細かい制御が可能となる。しかし、これに限定されるものではない。運転席スピーカ53a1・53a2を本発明の所定の座席近傍に設置されるスピーカとして予め特定し、この運転席スピーカ53a1・53a2が設置されていることを位置取得部71が検知した場合、運転席スピーカ53a1・53a2から出力される音声の出力状態を他のスピーカから独立させるようにしてもよい。
また、例えば、FRスピーカ53a1、RRスピーカ53a2、FLスピーカ53a3、RLスピーカ53a4を本発明の分散されているスピーカに設定しておき、これらのスピーカが設置されていることを位置取得部71が検知した場合、これらのスピーカから出力される音声の出力状態を統一するようにしてもよい。なお、総スピーカ数を増やした場合には、例えば、FRスピーカ53a1、RRスピーカ53a2、FLスピーカ53a3、RLスピーカ53a4が設置されていると共に、運転席スピーカ53a1・53a2も設置されていることも想定される。このような場合には、例えば、運転席スピーカ53a1・53a2が設置されていることを位置取得部71が検知した場合には、運転席スピーカ53a1・53a2から出力される音声の出力状態は、他のスピーカから独立させるにようにすればよい。なお、このような場合には、FRスピーカ53a1からの音声の出力を制限するようにしてもよい。これにより、運転席へ提供される音声を独立させることができるので、運転者は運転に集中し易くなる。
以上説明した本実施形態のスピーカシステム50によれば、スピーカ53の位置を自由に変更できると共に、変更された場合には、変更後のスピーカ53の位置に応じた再生モードの切り替えを自動的に行うことができる。従って、再生モードを手動で切り替えるといった煩わしさを解消することができる。また、スピーカの設置位置の変更ができない従来のスピーカシステムでは、再生モードによっては不使用なスピーカも存在するが、本実施形態のスピーカシステム50によれば、そのようなスピーカの無駄を解消することができる。すなわち、必要最低限のスピーカで、最適な音響空間を提供することができる。
なお、上述した実施形態では、スピーカシステム50内にヘッドユニット1とは独立したCPU55を設け、このCPU55によって再生モードの切り替え制御を実行させることした。但し、このような形態に限定されるものではなく、再生モードの切り替え制御は、ヘッドユニット1のCPU3に実行させることとしてもよい。また、上述した実施形態においては、車両100に搭載されるスピーカシステム50として説明したが、本発明のスピーカシステムは、車両空間に限らず室内空間、屋外空間等幅広く適用可能である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明のスピーカシステムはこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。
1・・・ヘッドユニット
3・・・CPU
4・・・システム制御部
5・・・エンコード/デコード部
6・・・暗号化/復号化部
8・・・入力部
10・・・RAM
11・・・ROM
12・・・HDD
13・・・CD/DVDデッキ
14・・・スイッチ
15・・・ボリューム
19・・・DSP再生制御部
51・・・パワーアンプ
53・・・・スピーカ
54・・・・センサ
55・・・CPU
56・・・メモリ
60・・・収容部
61・・・蓋部
65・・・接続部
71・・・位置取得部
72・・・再生モード制御部
73・・・再生モード切替部
3・・・CPU
4・・・システム制御部
5・・・エンコード/デコード部
6・・・暗号化/復号化部
8・・・入力部
10・・・RAM
11・・・ROM
12・・・HDD
13・・・CD/DVDデッキ
14・・・スイッチ
15・・・ボリューム
19・・・DSP再生制御部
51・・・パワーアンプ
53・・・・スピーカ
54・・・・センサ
55・・・CPU
56・・・メモリ
60・・・収容部
61・・・蓋部
65・・・接続部
71・・・位置取得部
72・・・再生モード制御部
73・・・再生モード切替部
Claims (5)
- 所定の空間内において取り外し自在に設置される複数のスピーカと、
前記複数のスピーカを構成する各スピーカの、前記所定の空間内における位置を取得する位置取得部と、
前記所定空間内における音声の再生モードを制御する再生モード制御部と、
前記位置取得部によって取得された前記各スピーカの位置に応じて、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを切り替える再生モード切替部と、
を備える、スピーカシステム。 - 前記位置取得部は、前記各スピーカが設置される位置のそれぞれに設けられると共に該位置に各スピーカが取り付けられているか否かを検知する検知部からの検知情報に基づいて各スピーカの位置を取得する、請求項1に記載のスピーカシステム。
- 前記所定の空間が車両空間である場合において、
前記複数のスピーカのうちの少なくとも一のスピーカが所定の座席近傍に設置されていることが前記位置取得部によって取得された場合、前記再生モード切替部は、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを、前記所定の座席近傍に設置されるスピーカから出力される音声状態を他のスピーカから出力される音声状態と独立させる所定座席独立モードに切り替える、
請求項1に記載のスピーカシステム。 - 前記所定の空間が車両空間である場合において、
前記複数のスピーカが座席近傍以外に設置されていることが前記位置取得部によって取得された場合、前記再生モード切替部は、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを、前記車両空間内に設置される前記各スピーカから出力される音声状態を統一する全席統一モードに切り替える、
請求項1に記載のスピーカシステム。 - 前記所定の空間が車両空間である場合において、
前記複数のスピーカが座席近傍以外に設置され、かつ前記複数のスピーカのうちの少なくとも一のスピーカが所定の座席近傍に設置されていることが前記位置取得部によって取得された場合、前記再生モード切替部は、前記再生モード制御部によって制御される前記再生モードを、前記所定の座席近傍に設置されるスピーカから出力される音声状態を他のスピーカから出力される音声状態と独立させる所定座席独立モードに切り替える、
請求項1に記載のスピーカシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007093425A JP2008252686A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | スピーカシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008252686A true JP2008252686A (ja) | 2008-10-16 |
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ID=39977081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007093425A Withdrawn JP2008252686A (ja) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | スピーカシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008252686A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007093425A patent/JP2008252686A/ja not_active Withdrawn
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