JP2008251680A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精度良く濃度調整された希釈薬液を用いて基板を処理することができる基板処理装置を提供すること。
【解決手段】第1混合部14は、ふっ酸タンク30から供給されるふっ酸原液(濃度がたとえば49wt%)と、DIW供給源から供給されるDIWとを混合して、希ふっ酸(濃度がたとえば2.3wt%)を生成する。第2混合部15は、第1混合部14で生成された希ふっ酸と、DIW供給源から供給されるDIWとを混合して希ふっ酸(たとえば0.11wt%)を生成する。第3混合部16は、第2混合部15で生成された希ふっ酸と、DIW供給源から供給されるDIWとを混合して希ふっ酸(たとえば0.005wt%)を生成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、希釈薬液を用いて基板を処理するために用いられる基板処理装置に関する。処理の対象となる基板には、たとえば、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等が含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程では、半導体ウエハや液晶表示パネル用ガラス基板などの基板の主面に希釈薬液を供給して、その基板の表面を希釈薬液で洗浄する処理などが行われる。
たとえば、基板を1枚ずつ処理する枚葉型の洗浄処理を実施する装置は、基板の主面に希釈薬液を吹き付けるためのノズルと、ノズルに対して希釈薬液を供給するための希釈薬液供給管とを備えている。希釈薬液供給管には、希釈薬液を生成するためのミキシングバルブが接続されている。ミキシングバルブには、薬液供給管とDIW供給管とが接続され、薬液供給源からの薬液(原液)、および、DIW供給源からのDIW(脱イオン化された純水)が供給されるようになっている。
薬液供給管の途中部には、ミキシングバルブに供給される薬液の流量を調節するための流量調節バルブと、ミキシングバルブに供給される薬液の流量を計測するための流量計とが介装されている。この流量計の計測値に基づいて流量調節バルブの開度が調節されることによって、ミキシングバルブに供給される薬液とDIWとの流量比が変更され、これにより、ノズルから吐出される希釈薬液の濃度が所定の濃度に調整される。
ノズルから吐出される希釈薬液に極めて低い濃度(約0.2%以下)が要求される場合がある。かかる場合、ミキシングバルブに供給されるDIWの流量を大幅に増やすことが考えられるが、ミキシングバルブに供給される薬液の流量がミキシングバルブに供給されるDIWの流量に比べて著しく少なくなると(約0.025倍以下)、薬液とDIWとの間に生じる圧力差のために、ミキシングバルブに薬液がほとんど流入しなくなるおそれがある。このため、薬液バルブの流量を調節して、ミキシングバルブに供給される薬液の量を微少とすることで、ノズルから極めて低い濃度の希釈薬液を吐出させる。
特開2004−281464号公報
しかしながら、ミキシングバルブに供給される薬液の流量を、流量計によって計測可能な計測基準値を下回るほど微少とする必要があるときには、ミキシングバルブに正確な流量の薬液を供給することができず、ノズルから吐出される希釈薬液の濃度の精度が良くないという問題がある。
一方で、極めて低い濃度に濃度調整された希釈薬液をタンクに貯留させておき、このタンクに貯留された希釈薬液をノズルに供給することも考えられる。しかしながら、ノズルから吐出される薬液は、薬液とDIWとが混合されてから所定時間が経過しているために、その薬効成分が劣化しているおそれがある。ノズルから吐出される薬液が、その薬効成分が劣化したものであると、基板に対する処理が良好に行えない。
そこで、この発明の目的は、精度良く濃度調整された希釈薬液を用いて基板を処理することができる基板処理装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、ノズル(3)から吐出される希釈薬液を用いて基板を処理する基板処理装置(1)であって、薬液供給源(30)から薬液が供給される薬液供給管(28)と、前記薬液を希釈するための希釈液が供給される第1の希釈液供給管(29)と、前記薬液供給管および前記第1の希釈液供給管に接続されて、前記薬液供給管からの薬液と、前記第1の希釈液供給管からの希釈液とを混合して、希釈薬液を生成する第1の混合部(14)と、前記第1の混合部で生成された希釈薬液が供給される希釈薬液供給管(38)と、前記薬液を希釈するための希釈液が供給される第2の希釈液供給管(39)と、前記希釈薬液供給管および前記第2の希釈液供給管に接続されて、前記希釈薬液供給管からの希釈薬液と、前記第2希釈液供給管からの希釈液とを混合して、前記希釈薬液供給管に供給される希釈薬液よりも濃度の低い希釈薬液を生成する第2の混合部(15)と、前記第2の混合部で生成された希釈薬液が供給されて、この希釈薬液を前記ノズルへ向けて供給する希釈薬液供給手段(17)とを含む、基板処理装置である。
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、薬液供給源からの薬液は、第1の混合部および第2の混合部で、希釈液と順に混ぜ合わされ、その段階的に希釈された希釈薬液がノズルに供給される。
このため、ノズルから吐出される希釈薬液に極めて低い濃度が要求される場合でも、第1の混合部および第2の混合部に供給される薬液または希釈薬液の流量を微少とする必要がない。したがって、第1の混合部に供給される薬液の流量が、第1の混合部に供給される希釈液の流量に比べて著しく少なくならず、そのため、第1の混合部において薬液と希釈液とが良好に混ざり合うようになる。また、第2の混合部に供給される希釈薬液の流量が、第2の混合部に供給される希釈液の流量に比べて著しく少なくならず、そのため、第2の混合部において希釈薬液と希釈液とが良好に混ざり合うようになる。これにより、精度良く調整された薬液をノズルから吐出させることができる。ゆえに、精度良く濃度調整された希釈薬液を用いて基板を処理することができる。
また、第1混合部で薬液と希釈液とが混合されてから間もない希釈薬液が、ノズルから吐出される。そのため、ノズルから吐出される希釈薬液には、薬効成分の劣化がほとんどない。これにより、希釈薬液の処理力を十分に発揮させつつ、基板を処理することができる。
請求項2記載の発明は、前記薬液供給管の途中部に介装され、前記第1の混合部に供給される薬液の流量を調節する第1の流量調節手段(33)と、前記希釈薬液供給管の途中部に介装され、前記第2の混合部に供給される希釈薬液の流量を調節する第2の流量調節手段(43)とを、さらに含む、請求項1記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第1の混合部に供給される薬液の流量、および、第2の混合部に供給される希釈薬液の流量が調節される。このため、第1の混合部および第2の混合部に、正確な流量の薬液または希釈薬液を供給することができる。これにより、より精度良く濃度調整された希釈薬液をノズルから吐出させることができる。
また、極めて低い濃度の希釈薬液を調製するときでも、第1の混合部および第2の混合部に供給される薬液または希釈薬液の流量を、流量計によって計測可能な計測基準値を下回るほど微少にする必要がない。このため、第1の混合部に供給される薬液の流量を計測するための流量計、または第2の混合部に供給される希釈薬液の流量を計測するための流量計を設ける場合には、第1の混合部または第2の混合部に、正確な量の薬液または希釈薬液の流量を供給することができる。これにより、より一層精度良く濃度調整された希釈薬液をノズルから吐出させることができる。
請求項3記載の発明は、前記第1の混合部からの希釈薬液を貯留しておくための貯留タンクを、さらに含み、前記希釈薬液供給管には、前記貯留タンクに貯留された希釈薬液が供給される、請求項1または2記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第1の混合部によって生成された希釈薬液が貯留タンクで貯留され、この希釈薬液が第2の混合部に供給される。このため、第2の混合部への希釈薬液の供給流量を、第1の混合部からの希釈薬液の流出流量とは独立に調整できる。これにより、希釈薬液の濃度の自由度を高めることができ、希釈薬液の濃度を所望濃度に、容易に保つことができる。
請求項4記載の発明は、前記薬液供給源から前記薬液供給管に供給される薬液はふっ酸である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、ふっ酸が第1の混合部および第2の混合部において希釈されて、ノズルから希ふっ酸が供給される。
希ふっ酸はその処理力が非常に高い。そのため、希ふっ酸を用いて基板の主面に形成された酸化膜や、基板の主面に付着したポリマを除去する場合には、基板にダメージを与えないように、その希ふっ酸は、極めて低濃度で、かつ、精度良く濃度調整されている必要がある。
第1混合部および第2混合部を備えた構成では、精度良く低濃度に濃度調整された希釈薬液を用いて基板を処理することができる。このため、基板にダメージを与えることなく、基板の主面に形成された酸化膜を除去したり、基板の主面に付着したポリマを除去したりすることができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置1の構成を模式的に示す図である。
この基板処理装置1は、基板の一例である半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という。)Wにおけるデバイス形成領域側の表面に対して、薬液による洗浄処理を施すための枚葉型の装置である。
基板処理装置1は、ウエハWをほぼ水平に保持して回転させるためのスピンチャック2と、スピンチャック2に保持されたウエハWの表面の中央部にSC−1(アンモニア過酸化水素水)、SC−2(塩酸過酸化水素水)および希ふっ酸を選択的に供給するための薬液ノズル3と、スピンチャック2に保持されたウエハWの表面の中央部にDIW(脱イオン化された純水)を供給するためのDIWノズル4と、スピンチャック2の周囲を取り囲み、ウエハWから流下または飛散する薬液やDIWを受け取るためのカップ5とを備えている。
スピンチャック2は、モータ6と、このモータ6の回転駆動力によって鉛直軸線まわりに回転される円盤状のスピンベース7と、スピンベース7の周縁部の複数箇所にほぼ等間隔で設けられ、ウエハWをほぼ水平な姿勢で挟持するための複数個の挟持部材8とを備えている。これにより、スピンチャック2は、複数個の挟持部材8によってウエハWを挟持した状態で、モータ6の回転駆動力によってスピンベース7を回転させることにより、そのウエハWを、ほぼ水平な姿勢を保った状態で、スピンベース7とともに鉛直軸線まわりに回転させることができる。
なお、スピンチャック2としては、このような構成のものに限らず、たとえば、ウエハWの裏面(非デバイス面)を真空吸着することにより、ウエハWを水平な姿勢で保持し、さらにその状態で鉛直な軸線まわりに回転することにより、その保持したウエハWを回転させることができる真空吸着式のバキュームチャックが採用されてもよい。
薬液ノズル3は、スピンチャック2の上方で、吐出口をウエハWの回転中心付近に向けて配置されている。この薬液ノズル3には、後述する薬液供給機構10から、SC−1、SC−2および希ふっ酸が選択的に供給されるようになっている。
DIWノズル4は、スピンチャック2の上方で、吐出口をウエハWの回転中心付近に向けて配置されている。このDIWノズル4には、リンス用DIW供給管12が接続されており、DIW供給源からのDIWがリンス用DIW供給管12を通して供給されるようになっている。リンス用DIW供給管12の途中部には、リンス用DIWバルブ13が介装されている。
なお、薬液ノズル3は、スピンチャック2に対して固定的に配置されている必要はなく、たとえば、スピンチャック2(カップ5)の上方において水平面内で揺動可能なアームに取り付けられて、このアームの揺動によりウエハWの表面における薬液の入射位置がスキャンされる、いわゆるスキャンノズルの形態が採用されてもよい。また、DIWノズル4についても、スピンチャック2に対して固定的に配置されている必要はなく、いわゆるスキャンノズルの形態が採用されてもよい。
薬液供給機構10は、ふっ酸原液(濃度がたとえば49wt%)とDIWとを混合して希ふっ酸(濃度がたとえば2.3wt%)を生成するための第1混合部14と、第1混合部14で生成された希ふっ酸とDIWとを混合して希ふっ酸(たとえば0.11wt%)を生成するための第2混合部15と、SC−1、SC−2および希ふっ酸(たとえば0.005wt%)を生成するための第3混合部16と、第3混合部16および薬液ノズル3の間に接続された供給管17とを備えている。第3混合部16によって生成されたSC−1、SC−2および希ふっ酸が、供給管17を介して、薬液ノズル3に供給されるようになっている。
第1混合部14には、薬液供給管としての第1ふっ酸供給管28と、第1の希釈液供給管としての第1DIW供給管29とが接続されている。第1ふっ酸供給管28は、その一端が薬液供給源としてのふっ酸タンク30に接続されており、そのふっ酸タンク30に貯留されているふっ酸原液が供給される。第1ふっ酸供給管28の途中部には、第1ふっ酸バルブ31、第1流量計32および第1流量調節バルブ33が、第1混合部14側からこの順に介装されている。第1DIW供給管29には、DIW供給源からDIWが供給される。第1DIW供給管29の各途中部には、第1DIWバルブ34が介装されている。これら第1混合部14、第1ふっ酸バルブ31および第1DIWバルブ34によって、ミキシングバルブが構成されている。
第1混合部14には、第1接続配管35が接続されている。第1接続配管35の先端は、第1混合部14で生成された希ふっ酸を貯留しておくための第1貯留タンク36へ延びている。第1貯留タンク36に関連して、第1貯留タンク36に予め定める量の希ふっ酸が貯留されたときの液面高さを検出するための第1液面センサ51が設けられている。なお、第1流量計32は、その計測可能な計測基準値(下限流量値)がたとえば0.05(L/min)に設定されている。
第1混合部14によって生成された希ふっ酸が第1貯留タンク36で貯留され、この希ふっ酸が第2ふっ酸供給管38に供給される。このため、第2ふっ酸供給管38に供給される希ふっ酸の流量を、第1混合部14で生成される希ふっ酸の量とは独立に調整することができる。
第2混合部15には、希釈薬液供給管としての第2ふっ酸供給管38と、第2の希釈液供給管としての第2DIW供給管39とが接続されている。第2ふっ酸供給管38は、その一端が第1貯留タンク36に接続されており、その第1貯留タンク36に貯留されている希ふっ酸が供給される。第2ふっ酸供給管38の途中部には、第2ふっ酸バルブ41、第2流量計42および第2流量調節バルブ43が、第2混合部15側からこの順に介装されている。第2DIW供給管39には、DIW供給源からDIWが供給される。第2DIW供給管39の途中部には、第2DIWバルブ44が介装されている。これら第2混合部15、第2ふっ酸バルブ41および第2DIWバルブ44によって、ミキシングバルブが構成されている。
第2混合部15には、第2接続配管45が接続されている。第2接続配管45の先端は、第2混合部15で生成された希ふっ酸を貯留しておくための第2貯留タンク46へ延びている。この第2貯留タンク46に関連して、第2貯留タンク46に予め定める量の希ふっ酸が貯留されたときの液面高さを検出するための第2液面センサ52が設けられている。第2貯留タンク46には、後述する第3ふっ酸供給管22が接続されており、第2貯留タンク46に貯留されている希ふっ酸が第3ふっ酸供給管22に供給される。なお、第2流量計42は、その計測可能な計測基準値(下限流量値)がたとえば0.05(L/min)に設定されている。
第2混合部15によって生成された希ふっ酸が第2貯留タンク46で貯留され、この希ふっ酸が第3ふっ酸供給管22に供給される。このため、第3ふっ酸供給管22に供給される希ふっ酸の流量を、第2混合部15で生成される希ふっ酸の量とは独立に調整することができる。
第1ふっ酸バルブ31および第1DIWバルブ34が開かれると、たとえば49(wt%)の濃度のふっ酸原液とDIWとが第1混合部14に供給される。第1ふっ酸供給管28から第1混合部14に供給されるふっ酸は、第1流量計32および第1流量調節バルブ33によって、その流量がたとえば0.1(L/min)に調節されている。この流量は、第1流量計32の計測基準値である0.05(L/min)よりも多い。
一方、第1DIW供給管29から第1混合部14に供給されるDIWの流量はたとえば2.0(L/min)に設定されている。したがって、第1混合部14に供給されるふっ酸とDIWとの流量比は1:20であり、このため、第1混合部14では、2.3(wt%)の濃度の希ふっ酸が生成される。第1混合部14で生成された希ふっ酸は、第1接続配管35を介して第1貯留タンク36へ供給され、この第1貯留タンク36に貯留される。
第1混合部14に供給されるふっ酸原液の流量(0.1L/min)が、第1混合部14に供給されるDIWの流量(2.0L/min)の約0.05倍である。このため、ふっ酸原液とDIWとの間に生じる圧力差は、第1混合部14へのふっ酸原液の流入に、ほとんど影響を及ぼさない。そのため、第1混合部14において、ふっ酸原液とDIWとが良好に混ざり合う。また、第1ふっ酸供給管28から第1混合部14に供給されるふっ酸の流量が第1流量計32の計測基準値を上回っているので、第1混合部14に供給されるふっ酸原液の流量は正確である。
さらに、第2ふっ酸バルブ41および第2DIWバルブ44が開かれると、2.3(wt%)の濃度の希ふっ酸とDIWとが第2混合部15に供給される。第2ふっ酸供給管38から第2混合部15に供給される希ふっ酸は、第2流量計42および第2流量調節バルブ43によって、その流量がたとえば0.1(L/min)に調節されている。この流量は、第2流量計42の計測基準値である0.05(L/min)よりも多い。一方、第2DIW供給管39から第2混合部15に供給されるDIWの流量はたとえば2.0(L/min)に設定されている。したがって、第2混合部15に供給されるふっ酸とDIWとの流量比は1:20であり、このため、第2混合部15では、たとえば0.11(wt%)の濃度の希ふっ酸が生成される。第2混合部15で生成された希ふっ酸は、第2接続配管45を介して第2貯留タンク46へ供給され、この第2貯留タンク46に貯留される。
第2混合部15に供給される希ふっ酸の流量(0.1L/min)が、第2混合部15に供給されるDIWの流量(2.0L/min)の約0.05倍である。このため、希ふっ酸とDIWとの間に生じる圧力差は、第2混合部15への希ふっ酸の流入に、ほとんど影響を及ぼさない。そのため、第2混合部15において、希ふっ酸とDIWとが良好に混ざり合う。また、第2ふっ酸供給管38から第2混合部15に供給されるふっ酸の流量が第2流量計42の計測基準値を上回っているので、第2混合部15に供給されるふっ酸原液の流量は正確である。
第3混合部16には、第3ふっ酸供給管22、アンモニア供給管18、過酸化水素水供給管19、塩酸供給管20および第3DIW供給管21が接続されている。第3ふっ酸供給管22には、第2貯留タンク46に貯留されている希ふっ酸が供給される。第3ふっ酸供給管22の途中部には、第3ふっ酸バルブ47、第3流量計48および第3流量調節バルブ49が、第3混合部16側からこの順に介装されている。第3流量計48は、その計測可能な計測基準値(下限流量値)がたとえば0.05(L/min)に設定されている。
アンモニア供給管18には、アンモニア供給源からアンモニア(NH4OH)が供給される。アンモニア供給管18の途中部には、アンモニアバルブ23が介装されている。過酸化水素水供給管19には、過酸化水素水供給源から過酸化水素水(H22)が供給される。過酸化水素水供給管19の各途中部には、過酸化水素水バルブ24が介装されている。塩酸供給管20には、塩酸供給源から塩酸(HCL)が供給される。塩酸供給管20の途中部には、塩酸バルブ25が介装されている。第3DIW供給管21には、DIW供給源からDIWが供給される。第3DIW供給管21の途中部には、第3DIWバルブ26が介装されている。これら第3混合部16、アンモニアバルブ23、過酸化水素水バルブ24、塩酸バルブ25、第3ふっ酸バルブ47および第3DIWバルブ26によって、ミキシングバルブが構成されている。
なおここで、タンク30,36,46のそれぞれには、送液手段としての加圧用窒素ガスを供給する加圧用窒素ガス供給配管301,361,461および加圧用窒素ガス供給バルブ302,362,462が接続されており、この加圧用窒素ガスの供給圧力によって、タンク30,36,46内の液体がそれぞれ供給管28,38,22に向かう方向に送液される。
供給管17の途中部には、攪拌流通管50が介装されている。この攪拌流通管50は、管部材内に、それぞれ液体流通方向を軸にほぼ180度のねじれを加えた長方形板状体からなる複数の撹拌フィンを、液体流通方向に沿う管中心軸まわりの回転角度を90度ずつ交互に異ならせて管軸方向に沿って配置した構成のものであり、たとえば、株式会社ノリタケカンパニーリミテド・アドバンス電気工業株式会社製の商品名「MXシリーズ:インラインミキサー」を用いることができる。なお、この攪拌流通管50は、必ずしも介装されていなくてもよい。
アンモニアバルブ23、過酸化水素水バルブ24および第3DIWバルブ26が開かれると、アンモニア、過酸化水素水およびDIWが第3混合部16に供給される。第3混合部16にアンモニア、過酸化水素水およびDIWが供給されると、それらが混ざり合って所定の濃度のSC−1が生成される。第3混合部16で生成されたSC−1は、薬液ノズル3に向けて供給管17を流通する。アンモニア、過酸化水素水およびDIWは、供給管17を流通する途中、攪拌流通管50を通過することにより十分に攪拌される。そして、薬液ノズル3からウエハWの表面に向けて吐出される。
また、塩酸バルブ25、過酸化水素水バルブ24および第3DIWバルブ26が開かれると、塩酸供給管20からの塩酸と、過酸化水素水供給管19からの過酸化水素水と、第3DIW供給管21からのDIWとが第3混合部16に供給される。第3混合部16に塩酸、過酸化水素水およびDIWが供給されると、それらが混ざり合って所定の濃度に希釈されたSC−2が生成される。第3混合部16で生成されたSC−2は、薬液ノズル3に向けて供給管17を流通する。塩酸、過酸化水素水およびDIWは、供給管17を流通する途中、攪拌流通管50を通過することにより十分に攪拌される。そのSC−2が薬液ノズル3に供給され、薬液ノズル3からウエハWの表面に向けて吐出される。
さらに、第3ふっ酸バルブ47および第3DIWバルブ26が開かれると、0.11(wt%)の濃度の希ふっ酸と、第3DIW供給管21からのDIWとが第3混合部16に供給される。第3ふっ酸供給管22から第3混合部16に供給される希ふっ酸は、第3流量計48および第3流量調節バルブ49によって、その流量がたとえば0.1(L/min)に調節されている。この流量は、第3流量計48の計測基準値である0.05(L/min)よりも多い。一方、第3DIW供給管21から第3混合部16に供給されるDIWの流量はたとえば2.0(L/min)に設定されている。したがって、第3混合部16に供給されるふっ酸とDIWとの流量比は1:20であり、このため、第3混合部16では、たとえば0.005(wt%)の濃度の希ふっ酸が生成される。そして、その0.005(wt%)に濃度調整された希ふっ酸が薬液ノズル3に供給され、薬液ノズル3からウエハWの表面に向けて吐出される。この希ふっ酸は、第1混合部14でふっ酸原液とDIWとが混合された後それほど時間が経過しておらず、そのため、薬液ノズル3から吐出される希ふっ酸には薬効成分(希ふっ酸)の劣化がほとんどない。
第3混合部16に供給される希ふっ酸の流量(0.1L/min)が、第3混合部16に供給されるDIWの流量(2.0L/min)の約0.05倍である。このため、希ふっ酸とDIWとの間に生じる圧力差は、第3混合部16への希ふっ酸の流入に、ほとんど影響を及ぼさない。そのため、第3混合部16において、希ふっ酸とDIWとが良好に混ざり合う。また、第3ふっ酸供給管22から第3混合部16に供給されるふっ酸の流量が第3流量計48の計測基準値を上回っているので、第3混合部16に供給されるふっ酸原液の流量は正確である。
ふっ酸タンク30からのふっ酸原液は、第1混合部14、第2混合部15および第3混合部16で、DIWと順に混ぜ合わされ、その段階的に希釈された希ふっ酸が薬液ノズル3に供給される。このため、第1混合部14、第2混合部15および第3混合部16のそれぞれにおいて、ふっ酸原液(希ふっ酸)とDIWとを良好に混ざり合わせることができる。このため、薬液ノズル3から吐出される希ふっ酸の濃度の精度が良い。これにより、薬液ノズル3から、0.005(wt%)という極めて低い濃度に精度良く調節された希ふっ酸がウエハWの表面に供給される。
また、薬液ノズル3からは、ふっ酸原液とDIWとが混ざり合ってから間もない希ふっ酸が吐出される。そのため、ふっ酸成分(薬効成分)の劣化がほとんどない希ふっ酸を、ウエハWの表面に供給することができる。
図2は、基板処理装置1の電気的構成を示すブロック図である。
基板処理装置1は、たとえば、マイクロコンピュータで構成される制御装置60を備えている。
制御装置60には、第1流量計32、第2流量計42、第3流量計48、第1液面センサ51および第2液面センサ52が接続されており、これらの第1流量計32、第2流量計42および第3流量計48から出力された計測値、ならびに、第1液面センサ51および第2液面センサ52から出力された検出信号が入力されるようになっている。
また、制御装置60には、モータ6、第1ふっ酸バルブ31、第2ふっ酸バルブ41、第3ふっ酸バルブ47、第1流量調節バルブ33、第2流量調節バルブ43、第3流量調節バルブ49、アンモニアバルブ23、過酸化水素水バルブ24、塩酸バルブ25、リンス用DIWバルブ13、第3DIWバルブ26、第1DIWバルブ34および第2DIWバルブ44が制御対象として接続されている。
制御装置60は、モータ6の駆動を制御する。また、第1ふっ酸バルブ31、第2ふっ酸バルブ41、第3ふっ酸バルブ47、アンモニアバルブ23、過酸化水素水バルブ24、塩酸バルブ25、リンス用DIWバルブ13、第3DIWバルブ26、第1DIWバルブ34および第2DIWバルブ44の開閉を制御する。さらに、制御装置60は、第1流量計32、第2流量計42および第3流量計48からの検出信号に基づいて、第1流量調節バルブ33、第2流量調節バルブ43および第3流量調節バルブ49の開度をそれぞれ制御する。
図3は、基板処理装置1において行われる処理例を説明するための工程図である。図3に示す処理例では、RCA洗浄法を用いた洗浄処理がウエハWに施されている。
ウエハWの処理に際し、搬送ロボット(図示せず)によって、未処理のウエハWが基板処理装置1に搬入され、その表面を上方に向けた状態で、スピンチャック2に保持される。ウエハWがスピンチャック2に保持された後、制御装置60は、モータ6を駆動して、スピンチャック2を所定の液処理回転速度で回転させる。
その後、制御装置60は、アンモニアバルブ23、過酸化水素水バルブ24および第3DIWバルブ26を開いて、薬液ノズル3からSC−1を吐出させる。薬液ノズル3から吐出されたSC−1は、ウエハWの表面に供給される(ステップS1)。ウエハWの表面に供給されたSC−1は、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面を周縁に向けて流れ、ウエハWの表面全域に行き渡る。このSC−1によって、ウエハWの表面に付着しているパーティクルが除去される。
ウエハWへのSC−1の供給が所定時間にわたって行われると、制御装置60は、アンモニアバルブ23、過酸化水素水バルブ24および第3DIWバルブ26を閉じて、ウエハWの表面へのSC−1の供給を停止する。その後、制御装置60は、リンス用DIWバルブ13を開いて、DIWノズル4からDIWを吐出させる。DIWノズル4から吐出されたDIWは、ウエハWの表面に供給される(ステップS2)。ウエハWの表面に供給されたDIWは、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面を中央部から周縁に向けて流れ、ウエハWの表面に付着しているSC−1がDIWによって洗い流される。
ウエハWへのDIWの供給が所定時間にわたって行われると、その後、制御装置60は、リンス用DIWバルブ13を閉じて、ウエハWの表面へのDIWの供給を停止する。その後、制御装置60は、第3ふっ酸バルブ47および第3DIWバルブ26を開くとともに、第3流量調節バルブ49の開度を調節して、薬液ノズル3から0.005(wt%)に濃度調整された希ふっ酸を吐出させる。薬液ノズル3から吐出された希ふっ酸は、ウエハWの表面に供給される(ステップS3)。ウエハWの表面に供給された希ふっ酸は、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面を周縁に向けて流れ、ウエハWの表面全域に行き渡る。この希ふっ酸によって、ウエハWの表面に形成されている酸化膜が除去される。
薬液ノズル3からウエハWの表面に向けて吐出される希ふっ酸は0.005(wt%)に精度良く調節されている。このため、ウエハWにダメージを与えることなく、ウエハWの表面に形成された酸化膜だけを良好に除去することができる。
一方、制御装置60は、第1液面センサ51および第2液面センサ52の出力を参照することによって、第1貯留タンク36および第2貯留タンク46に貯留される希ふっ酸の液面高さがそれぞれ予め定める高さ位置に達しているかを監視している。第1貯留タンク36に貯留される希ふっ酸の液面高さが予め定める高さ位置に達していない場合、制御装置60が、第1ふっ酸バルブ31および第1DIWバルブ34を開くとともに、第1流量調節バルブ33の開度を調節して、第1貯留タンク36に2.3(wt%)の濃度の希ふっ酸が供給される。また、第2貯留タンク46に貯留される希ふっ酸の液面高さが予め定める高さ位置に達していない場合、制御装置60が、第2ふっ酸バルブ41および第2DIWバルブ44を開くとともに、第2流量調節バルブ43の開度を調節して、第2貯留タンク46に0.11(wt%)の濃度の希ふっ酸が供給される。なお、タンク36及び46にはそれぞれ、タンク内の希ふっ酸を排液するためのドレイン配管363,463及びドレインバルブ364,464がタンク底面に接続されている。これにより、ウエハWの処理完了後あるいは所定時間経過後(例えば30分後)にタンク36及び46内の希ふっ酸を排液しておき、処理直前での純水との混合を行うようにすることができる。
ウエハWへの希ふっ酸の供給が所定時間にわたって行われると、制御装置60は、第3ふっ酸バルブ47および第3DIWバルブ26を閉じて、ウエハWの表面への希ふっ酸の供給を停止する。その後、制御装置60は、リンス用DIWバルブ13を開いて、DIWノズル4からDIWを吐出させる。DIWノズル4から吐出されたDIWは、ウエハWの表面に供給される(ステップS4)。ウエハWの表面に供給されたDIWは、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面を中央部から周縁に向けて流れ、ウエハWの表面に付着している希ふっ酸がDIWによって洗い流される。
ウエハWへのDIWの供給が所定時間にわたって行われると、その後、制御装置60は、リンス用DIWバルブ13を閉じて、ウエハWの表面へのDIWの供給を停止する。その後、制御装置60は、塩酸バルブ25、過酸化水素水バルブ24および第3DIWバルブ26を開いて、薬液ノズル3からSC−2を吐出させる。薬液ノズル3から吐出されたSC−2は、ウエハWの表面に供給される(ステップS5)。ウエハWの表面に供給されたSC−2は、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面を周縁に向けて流れ、ウエハWの表面全域に行き渡る。このSC−2によって、ウエハWの表面に付着している金属イオンが除去される。
ウエハWへのSC−2の供給が所定時間にわたって行われると、制御装置60は、塩酸バルブ25、過酸化水素水バルブ24および第3DIWバルブ26を閉じて、ウエハWの表面へのSC−2の供給を停止する。その後、制御装置60は、リンス用DIWバルブ13を開き、DIWノズル4からDIWを吐出させる。DIWノズル4から吐出されたDIWは、ウエハWの表面に供給される(ステップS6)。ウエハWの表面に供給されたDIWは、ウエハWの回転による遠心力を受けて、ウエハWの表面を中央部から周縁に向けて流れ、ウエハWの表面に付着しているSC−2がDIWによって洗い流される。
ウエハWへのDIWの供給が所定時間にわたって行われると、制御装置60は、リンス用DIWバルブ13を閉じて、ウエハWの表面へのDIWの供給を停止する。その後、制御装置60は、さらにモータ6を制御して、スピンチャック2の回転速度を所定のスピンドライ速度に加速する(ステップS7)。これによって、ウエハWの表面の水分が遠心力によって振り切られる。
スピンドライが所定時間にわたって行われた後、制御装置60は、モータ6を制御して、スピンチャックの回転を停止させる。その後、処理済みのウエハWが基板搬送ロボットによって搬送される。
以上により、この実施形態によれば、ふっ酸タンク30からのふっ酸原液は、第1混合部14、第2混合部15および第3混合部16で、DIWと順に混ぜ合わされ、その段階的に希釈された希ふっ酸が薬液ノズル3に供給される。このため、第1混合部14、第2混合部15および第3混合部16のそれぞれにおいて、ふっ酸原液(希ふっ酸)とDIWとを良好に混ざり合わせることができる。このため、薬液ノズル3から吐出される希ふっ酸の濃度の精度が良い。これにより、0.005(wt%)という極めて低い濃度に精度良く調節された希ふっ酸をウエハWの表面に供給することができる。
また、第1混合部14によって生成された希ふっ酸が第1貯留タンク36で貯留され、この希ふっ酸が第2ふっ酸供給管38に供給される。このため、第2ふっ酸供給管38に供給される希ふっ酸の流量、すなわち、第2混合部15へ供給される希ふっ酸の流量を、第1混合部14で生成される希ふっ酸の量とは独立に調整することができる。これにより、第2混合部15で、所望濃度の希ふっ酸を生成することができる。
さらに、第2混合部15によって生成された希ふっ酸が第2貯留タンク46で貯留され、この希ふっ酸が第3ふっ酸供給管22に供給される。このため、第3ふっ酸供給管22に供給される希ふっ酸の流量、すなわち、第3混合部16へ供給される希ふっ酸の流量を、第2混合部15で生成される希ふっ酸の量とは独立に調整することができる。これにより、第3混合部16で、所望濃度の希ふっ酸を生成することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施することもできる。
前述の図3における洗浄処理において、ステップS3の希ふっ酸の供給工程と、ステップS1のSC−1の供給工程とを入れ替えてもよい。
また、ステップS3の希ふっ酸の供給工程によって、ウエハWの表面に形成された酸化膜を除去するだけでなく、ウエハWの表面に付着したポリマが除去されてもよい。
前述の説明では、ふっ酸を段階的に希釈させる構成について説明したが、同様の構成が、アンモニア、過酸化水素水および塩酸に適用されていてもよい。また、前述した以外の薬液を段階的に希釈させてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を模式的に示す図である。 図1の基板処理装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の基板処理装置において行われる処理例を説明するための工程図である。
符号の説明
1 基板処理装置
3 薬液ノズル(ノズル)
14 第1混合部
15 第2混合部
16 第3混合部
17 供給管(希釈薬液供給手段)
21 第3DIW供給管
22 第3ふっ酸供給管
28 第1ふっ酸供給管(薬液供給管)
29 第1DIW供給管(第1の希釈液供給管)
30 ふっ酸タンク(薬液供給源)
33 第1流量調節バルブ(第1の流量調節手段)
36 第1貯留タンク(貯留タンク)
38 第2ふっ酸供給管(希釈薬液供給管)
39 第2DIW供給管(第2の希釈液供給管)
43 第2流量調節バルブ(第2の流量調節手段)
46 第2貯留タンク
49 第3流量調節バルブ
60 制御装置
W ウエハ(基板)

Claims (4)

  1. ノズルから吐出される希釈薬液を用いて基板を処理する基板処理装置であって、
    薬液供給源から薬液が供給される薬液供給管と、
    前記薬液を希釈するための希釈液が供給される第1の希釈液供給管と、
    前記薬液供給管および前記第1の希釈液供給管に接続されて、前記薬液供給管からの薬液と、前記第1の希釈液供給管からの希釈液とを混合して、希釈薬液を生成する第1の混合部と、
    前記第1の混合部で生成された希釈薬液が供給される希釈薬液供給管と、
    前記薬液を希釈するための希釈液が供給される第2の希釈液供給管と、
    前記希釈薬液供給管および前記第2の希釈液供給管に接続されて、前記希釈薬液供給管からの希釈薬液と、前記第2希釈液供給管からの希釈液とを混合して、前記希釈薬液供給管に供給される希釈薬液よりも濃度の低い希釈薬液を生成する第2の混合部と、
    前記第2の混合部で生成された希釈薬液が供給されて、この希釈薬液を前記ノズルへ向けて供給する希釈薬液供給手段とを含む、基板処理装置。
  2. 前記薬液供給管の途中部に介装され、前記第1の混合部に供給される薬液の流量を調節する第1の流量調節手段と、
    前記希釈薬液供給管の途中部に介装され、前記第2の混合部に供給される希釈薬液の流量を調節する第2の流量調節手段とを、さらに含む、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記第1の混合部からの希釈薬液を貯留しておくための貯留タンクを、さらに含み、
    前記希釈薬液供給管には、前記貯留タンクに貯留された希釈薬液が供給される、請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記薬液供給源から前記薬液供給管に供給される薬液はふっ酸である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
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