JP2006120817A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乾燥むらを発生させることなく基板の表面を効果的に洗浄することができる基板処理装置および基板処理方法を提供する。
【解決手段】 スピンチャック501の上方には遮断用流体ノズル60が設けられている。遮断用流体ノズル60は、筒型の遮断用ノズル本体部60bを有しており、遮断用ノズル本体部60b内において二流体ノズル50が設けられている。遮断用ノズル本体部60bと二流体ノズル50との間に遮断用流体通過部60aが形成されている。二流体ノズル50により生成された混合流体が基板W上に供給される際に、この混合流体を取り囲むように窒素ガスを遮断用流体ノズル60によって基板W上に供給する。それにより、窒素ガスが供給される領域を外気の酸素から遮断する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板に所定の処理を行う基板処理装置および基板処理方法に関する。
半導体デバイス、液晶ディスプレイ等の製造工程では、半導体ウエハ、ガラス基板等の基板に対して洗浄、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、イオン注入、レジスト剥離、層間絶縁膜の形成、熱処理等の各種処理が行われる。
上記処理のうち、基板に対する洗浄処理においては、薬液(エッチング液等)およびリンス液(純水等)が用いられる。薬液およびリンス液は、二流体スプレーノズルにより基板上に供給される。
上記の二流体スプレーノズルは、基板上にエッチング液およびリンス液をそれぞれ供給するエッチング液供給配管およびリンス液供給配管と、基板上に窒素ガスを供給する窒素ガス供給配管とにより構成されている(例えば、特許文献1参照)。この場合、エッチング液またはリンス液と窒素ガスとが二流体スプレーノズル内または二流体スプレーノズル外で混合され、エッチング液またはリンス液の液滴が基板上に供給される。
特開平2003−197597号公報
シリコン(Si)が露出したウエハ等のように疎水性を有する基板を処理する場合において特に、上記従来の二流体スプレーノズルによる液滴供給の処理中に、二流体スプレーノズルの周囲の外気を巻き込んでしまうため、基板上にウォーターマークが生成されてしまう。ウォーターマークとは、基板上に生じる乾燥むらであって、乾燥後に基板上にしみとして残る。一般的に、ウォーターマークは、シリコンからなる基板上に水分および酸素が存在すると生成される。
本発明の目的は、上述したような乾燥むらを発生させることなく基板の表面を効果的に洗浄することができる基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
第1の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、基板を保持しつつ回転させる基板回転手段と、処理液および気体を混合させて混合流体を生成し、混合流体を基板回転手段により保持された基板の表面に供給する混合流体供給手段と、混合流体供給手段により生成された混合流体を取り囲むように遮断用流体を基板の表面に供給する遮断用流体供給手段とを備えたものである。
本発明に係る基板処理装置においては、混合流体供給手段により生成された混合流体を取り囲むように遮断用流体が遮断用流体供給手段によって基板上に供給される。それにより、混合流体が供給される領域が外気の酸素から遮断される。これにより、基板上に酸素の存在による乾燥むらが生成されることを防止または抑制することができるとともに、混合流体により基板の表面を効果的に洗浄することができる。特に、疎水性を有する基板に対してはウォーターマークの発生を効果的に防止することができる。
遮断用流体供給手段は、遮断用流体が流通する流体流路を有し、流体流路は、混合流体供給手段を囲むように設けられてもよい。この場合、混合流体が供給される領域が外気の酸素から確実に遮断される。それにより、基板上に乾燥むらが生成されることを防止することができる。
混合流体供給手段による基板上への混合流体の供給時および遮断用流体供給手段による基板上への遮断用流体の供給時に、基板上へ液体を供給する液体供給手段をさらに備えてもよい。
液体供給手段が所定の位置に設けられている場合、混合流体供給手段による混合流体の供給後および遮断用流体供給手段による遮断用流体の供給後に、基板の乾燥を防ぐことができる。これにより、基板上に乾燥むらが生成されることを抑制することができる。
また、液体供給手段が混合流体供給手段および遮断用流体供給手段とともに移動可能に構成されている場合、液体供給手段により供給された液体によって除去された基板上の不要物が洗い流されるので、基板上に不要物が再付着することを防止することができる。
遮断用流体は、不活性ガスを含んでもよい。この場合、基板に影響を与えることなく混合流体が供給される領域を外気の酸素から遮断することができる。
遮断用流体は、水を含んでもよい。この場合、基板に影響を与えることなく混合流体が供給される領域を外気の酸素から遮断することができる。
水は純水を含んでもよい。また、水は機能水を含んでもよい。この場合、低コスト化を図りつつ基板に影響を与えることなく混合流体が供給される領域を外気の酸素から遮断することができる。
機能水は、炭酸水、水素水および電解イオン水よりなる群から選択される少なくとも1つを含んでもよい。この場合、低コスト化を図りつつ基板に影響を与えることなく混合流体が供給される領域を外気の酸素から遮断することができる。
混合流体供給手段は、処理液が流通する処理液流路と、気体が流通する気体流路と、処理液流路に連通して開口する処理液吐出口と、処理液吐出口の近傍に設けられるとともに気体流路に連通して開口する気体吐出口とを有する外部混合型二流体ノズルを含んでもよい。
この場合、処理液が処理液流路を流通して処理液吐出口から吐出されるとともに、気体が気体流路を流通して気体吐出口から吐出され、ノズルの外部において処理液と気体とが混合される。それにより、処理液の微細な液滴を含む混合流体が生成される。微細な液滴を含む混合流体が基板上に供給されることにより、基板上の不要物が効果的に除去される。
混合流体供給手段は、処理液が流通する処理液流路と、気体が流通する気体流路と、処理液流路および気体流路に連通して混合流体を生成する混合室と、混合室に連通して開口し混合流体が吐出される混合流体吐出口とを有する内部混合部二流体ノズルを含んでもよい。
この場合、処理液が処理液流路を流通するとともに、気体が気体流路を流通し、ノズル内部の混合室で混合される。この混合流体が、混合室に連通する混合流体吐出口から吐出されることにより処理液の微細な液滴を含む混合流体が生成される。微細な液滴を含む混合流体が基板上に供給されることにより、基板上の不要物が効果的に除去される。
第2の発明に係る基板処理方法は、基板を保持しつつ回転させるステップと、処理液および気体を混合させて混合流体を生成し、混合流体を回転する基板の表面に供給するステップと、生成された混合流体を取り囲むように遮断用流体を回転する基板の表面に供給するステップとを備えたものである。
本発明に係る基板処理方法においては、混合流体を取り囲むように遮断用流体が基板上に供給される。それにより、混合流体が供給される領域が外気の酸素から遮断される。これにより、基板上に酸素の存在による乾燥むらが生成されることを防止または抑制することができるとともに、混合流体により基板の表面を効果的に洗浄することができる。
本発明によれば、基板上に酸素の存在による乾燥むらが生成されることを防止または抑制することができるとともに、混合流体により基板の表面を効果的に洗浄することができる。
以下の説明において、基板とは、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP(プラズマディスプレイパネル)用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等をいう。
図1は、本実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。図1に示すように、基板処理装置100は、処理領域A,Bを有し、処理領域A,B間に搬送領域Cを有する。
処理領域Aには、制御部4、流体ボックス部2a、洗浄処理部MPC1,MPC2および流体ボックス部2bが配置されている。
流体ボックス部2a,2bは、それぞれ洗浄処理部MPC1,MPC2へのリンス液の供給および洗浄処理部MPC1,MPC2からの廃液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、リンス液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。なお、リンス液は純水または機能水等を含み、この機能水は、炭酸を純水に溶解させた炭酸水、オゾンを純水に溶解させたオゾン水、水素を純水に溶解させた水素水または電解イオン水等を含む。
洗浄処理部MPC1,MPC2では、後述の二流体ノズルおよび遮断用流体ノズルによる処理が行われる。詳細については後述する。
処理領域Bには、流体ボックス部2c、洗浄処理部MPC3,MPC4および流体ボックス部2dが配置されている。
流体ボックス部2c,2dは、それぞれ洗浄処理部MPC3,MPC4へのリンス液の供給および洗浄処理部MPC3,MPC4からの廃液等に関する配管、継ぎ手、バルブ、流量計、レギュレータ、ポンプ、温度調節器、リンス液貯留タンク等の流体関連機器を収納する。
洗浄処理部MPC3,MPC4においては、それぞれ洗浄処理部MPC1,MPC2と同様の処理が行われる。
以下、洗浄処理部MPC1,MPC2,MPC3,MPC4を処理ユニットと総称する。
搬送領域Cには、基板搬送ロボットCRが設けられている。処理領域A,Bの一端部側には、基板の搬入および搬出を行うインデクサIDが配置されている。インデクサIDには、基板Wを収納するキャリア1が載置される。本実施の形態においては、キャリア1として、基板Wを密閉した状態で収納するFOUP(Front Opening Unified Pod)を用いているが、これに限定されるものではなく、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッド、OC(Open Cassette)等を用いてもよい。
インデクサIDのインデクサロボットIRは、矢印Uの方向に移動し、キャリア1から基板Wを取り出して基板搬送ロボットCRに渡し、逆に、一連の処理が施された基板Wを基板搬送ロボットCRから受け取ってキャリア1に戻す。
基板搬送ロボットCRは、インデクサロボットIRから渡された基板Wを指定された処理ユニットに搬送し、または、処理ユニットから受け取った基板Wを他の処理ユニットまたはインデクサロボットIRに搬送する。
制御部4は、CPU(中央演算処理装置)を含むコンピュータ等からなり、処理領域A,Bの各処理ユニットの動作、搬送領域Cの基板搬送ロボットCRの動作およびインデクサIDのインデクサロボットIRの動作を制御する。
図2は、図1の洗浄処理部MPC1,MPC2,MPC3,MPC4の側面図である。なお、図2の一部は断面図を示している。
図2に示すように、洗浄処理部MPC1,MPC2,MPC3,MPC4は、基板Wを水平に保持するとともに基板Wの中心を通る鉛直な回転軸の周りで基板Wを回転させるためのスピンチャック501を備える。スピンチャック501は、チャック回転駆動機構508によって回転される回転軸503の上端に固定されている。基板Wは、後述の二流体ノズルおよび遮断用流体ノズルによる処理およびこの処理後の基板Wの乾燥処理を行う場合に、スピンチャック501により水平に保持された状態で回転する。
スピンチャック501の上方には遮断用流体ノズル60が設けられている。この遮断用流体ノズル60は、筒型の遮断用ノズル本体部60bを有しており、遮断用ノズル本体部60b内において二流体ノズル50が設けられている。二流体ノズル50の構成については後述する。遮断用ノズル本体部60bと二流体ノズル50との間に遮断用流体通過部60aが形成されている。
遮断用流体通過部60aは、配管71を介してガス供給源73に接続されている。また、配管71には第1の吐出弁72が介挿されている。
筒型の遮断用ノズル本体部60bの下端には、その遮断用ノズル本体部60bよりも大きい内径を有する筒型の先端部61が形成されている。この先端部61の内部には徐変部62が設けられている。徐変部62は下方に向かうにつれて漸次増加する内径を有する。このような構成により、ガス供給源73からの窒素ガスは、遮断用ノズル本体部60bの先端におけるガス吐出口60cにおいて外方へ分散される。それにより、基板W上の全体に効率よく窒素ガスが供給される。なお、窒素ガスの代わりにアルゴンガス等の他の不活性ガスを用いてもよい。
また、遮断用流体ノズル60の遮断用ノズル本体部60bにはアーム63が接続されている。アーム63には昇降駆動機構64および揺動駆動機構65が接続されている。
昇降駆動機構64は、遮断用流体ノズル60をスピンチャック501に保持された基板Wの上面に近接した位置とスピンチャック501から上方に離れた位置との間で上下動させる。揺動駆動機構65は、遮断用流体ノズル60を基板W上において走査させる。
遮断用流体ノズル60は、二流体ノズル50により生成された混合流体が基板W上に供給される際に、ガス供給源73からの窒素ガスを基板W上に供給する。
また、スピンチャック501の上方に純水供給ノズル80が設けられている。二流体ノズル50および遮断用流体ノズル60が基板W上の端部まで走査された場合に、基板Wの中心付近には混合流体が出射されにくい。その結果、基板Wの中心付近が乾燥する。
本実施の形態では、純水供給ノズル80は、基板Wの上方における所定の位置(例えば、基板Wの中心から外れた位置)に設けられており、流体ノズル50により生成された混合流体が基板W上に供給されるとともに遮断用流体ノズル60からの窒素ガスが基板W上に供給される際に、純水を基板W上に供給する。それにより、基板Wの表面の乾燥を防ぐことができる。これにより、基板W上にウォーターマークが生成されることを抑制することができる。
スピンチャック501の回転軸503は中空軸からなる。回転軸503の内部には、薬液供給管504が挿通されている。薬液供給管504には、基板Wの下面を洗浄するための薬液が供給される。薬液供給管504は、スピンチャック501に保持された基板Wの下面に近接する位置まで延びている。薬液供給管504の先端には、基板Wの下面中央に向けて薬液を吐出する下面ノズル505が設けられている。
スピンチャック501は、処理カップ502内に収容されている。処理カップ502の内側には、筒状の仕切壁509が設けられている。また、処理カップ502と仕切壁509の間に基板Wの処理に用いられた廃液を排出するための排液空間506が形成されている。排液空間506には排液管507が接続されている。
ここで、二流体ノズル50の構成について説明する。図3(a)は、外部混合型と呼ばれる二流体ノズル50Aの一例の縦断面図であり、図3(b)は、内部混合型と呼ばれる二流体ノズル50Bの他の一例の縦断面図である。これら2つのノズル形態の最も大きな相違点は、二流体の混合すなわち混合流体の生成が、ノズル本体の内部でされるか外部でされるかという点である。
図3(a)に示す外部混合型二流体ノズル50Aは、内部本体部51および外部本体部52により構成される。内部本体部51は、例えば石英からなり、外部本体部52は、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂からなる。
内部本体部51の中心軸に沿ってリンス液導入部51bが形成されている。内部本体部51の下端には、リンス液導入部51bに連通するリンス液吐出口51aが形成されている。内部本体部51は、外部本体部52内に挿入されている。なお、内部本体部51および外部本体部52の上端部は互いに接合されており、下端は接合されていない。
内部本体部51と外部本体部52との間には円筒状の気体通過部52bが形成されている。外部本体部52の下端には、気体通過部52bに連通する気体吐出口52aが形成されている。外部本体部52の周壁には、気体通過部52bに連通する気体導入口52cが設けられている。本実施の形態では、気体導入口52cから窒素ガスが導入される。
気体通過部52bは、気体吐出口52a近傍において、下方に向かうにつれて径小となっている。その結果、窒素ガスの流速が加速され、気体吐出口52aより吐出される。
図3(a)の外部混合型二流体ノズル50Aでは、リンス液吐出口51aから吐出されたリンス液と気体吐出口52aから吐出された窒素ガスとが二流体ノズル50Aの下端近傍の外部で混合され、リンス液の微細な液滴を含む霧状の混合流体が生成される。
この場合、霧状の混合流体は、リンス液吐出口51aおよび気体吐出口52aから吐出された後に生成されるため、リンス液および窒素ガスの流量および流速は、それぞれリンス液吐出口51a内および気体吐出口52a内で互いに独立した状態を維持する。これにより、リンス液および窒素ガスの流量および流速を所望の値に制御することにより、所望の混合流体を得ることができる。例えば、窒素ガスの流量を調整することにより、混合流体による基板Wへの衝撃を緩和することができる。
図3(b)に示す内部混合型二流体ノズル50Bは、気体導入管53および本体部54により構成される。本体部54は、例えば石英からなり、気体導入管53は、例えばPTFEからなる。
気体導入管53には、上端から下端まで連通する気体導入部53aが形成されている。本体部54は、径大な上部筒54a、テーパ部54bおよび径小な下部筒54cからなる。
上部筒54aのテーパ部54b内に混合室54dが形成され、下部筒54c内に直流部54eが形成されている。下部筒54cの下端には、直流部54eに連通する混合流体吐出口54fが形成されている。
本体部54の上部筒54aには、混合室54dに連通するリンス液導入部54gが設けられている。気体導入管53の下端部は、本体部54の上部筒54aの混合室54d内に挿入されている。
図3(b)の内部混合型二流体ノズル50Bでは、気体導入部53aから加圧された窒素ガスが供給され、リンス液導入部54gからリンス液が供給されると、混合室54dで窒素ガスとリンス液とが混合され、リンス液の微細な液滴を含む霧状の混合流体が生成される。
混合室54dで生成された混合流体は、テーパ部54bに沿って直流部54eを通過することにより加速される。加速された混合流体は、混合流体吐出口54fから吐出され、基板Wの表面に供給される。
図3(b)の内部混合型二流体ノズル50Bでは、例えば、窒素ガスの流量を調整することにより、混合流体による基板Wへの衝撃を緩和することができる。
なお、図3(a)の外部混合型二流体ノズル50Aおよび図3(b)の内部混合型二流体ノズル50Bは、用途等に応じて選択的に使用することができる。
図4は、図2の洗浄処理部MPC1〜MPC4の二流体ノズル50にリンス液および窒素ガスを供給する構成を示す模式図である。
図3に示すように、二流体ノズル50には、リンス液を供給するためのリンス液供給系520および窒素ガスを供給するための窒素ガス供給系530が接続されている。
リンス液供給系520は、リンス液源521、ポンプ522、温度調節器(以下、温調器と呼ぶ)523、フィルタ524および第2の吐出弁525を含む。なお、本実施の形態においては、リンス液源521は、純水貯留タンクあるいは半導体製品生産工場の純水ユーティリティ等に相当する。
ポンプ522によってリンス液源521から吸引されたリンス液は、温調器523により所定温度に加熱または冷却される。それにより、リンス液の温度が所定の温度(例えば室温22〜25℃程度)に調節される。その後、温度調節されたリンス液がフィルタ524を通過することにより、リンス液から汚染物質が除去される。その後、リンス液は、第2の吐出弁525を通して二流体ノズル50に供給される。
また、窒素ガス供給系530は、第3の吐出弁526および窒素ガス源527を含む。窒素ガス源527からの加圧された窒素ガスは、第3の吐出弁526を通して二流体ノズル50に供給される。なお、本実施の形態においては、窒素ガス源527は、窒素ガスボンベあるいは半導体製品生産工場の窒素ガスユーティリティ等に相当する。
図5は、図1の基板処理装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、制御部4は、インデクサロボットIRおよび基板搬送ロボットCRの基板搬送動作ならびに洗浄処理部MPC1〜MPC4の昇降駆動機構64、揺動駆動機構65およびチャック回転駆動機構508の駆動動作を制御する。
また、制御部4は、ポンプ522の吸引動作および温調器523の温度調節動作を制御する。さらに、制御部4は、第1の吐出弁72、第2の吐出弁525および第3の吐出弁526の開閉動作を制御する。
図6は、洗浄処理部MPC1〜MPC4における第1〜第3の吐出弁の開閉状態を示す図である。
図6に示すように、制御部4により第1の吐出弁72は、第2の吐出弁525および第3の吐出弁526よりも前に開状態にされるとともに、第2の吐出弁525および第3の吐出弁526よりも後で閉状態にされる。それにより、基板W上の全体に十分に窒素ガスの雰囲気を生成させることができるとともに、二流体ノズル50による混合流体の出射が終了した後も基板W上の全体に十分に窒素ガスの雰囲気を維持させることができる。
このように、本実施の形態においては、二流体ノズル50により生成された混合流体を取り囲むように窒素ガスが遮断用流体ノズル60によって基板W上に供給される。それにより、窒素ガスが供給される領域が外気の酸素から遮断される。これにより、基板W上に酸素の存在に起因するウォーターマークが生成されることを防止または抑制することができるとともに、混合流体により基板Wの表面を効果的に洗浄することができる。
(その他の例)
本例の洗浄処理部MPC1〜MPC4の構成が、上記実施の形態の洗浄処理部MPC1〜MPC4の構成と異なる点は、純水供給ノズル80が移動可能に設けられている点である。純水供給ノズル80が二流体ノズル50および遮断用流体ノズル60とともに基板W上を往復移動する。それにより、二流体ノズル50から出射された混合流体により除去された基板W上の不要物が基板Wに再付着することを防止することができる。
なお、所定の位置に設けられた純水供給ノズル80と基板W上を往復移動する純水供給ノズル80とを組み合わせて用いてもよい。
また、二流体ノズル50は、外部混合型二流体ノズル50Aであってもよいし、内部混合型二流体ノズル50Bであってもよい。基板Wに対する損傷をより抑制したい場合は、液滴の粒径がより小さく、圧力や流量の調整可能な範囲が広い外部混合型二流体ノズル50Aがより好ましい。
さらに、二流体ノズル50および遮断用流体ノズル60は、基板Wの一方側の外周部から基板Wの回転中心を通り基板Wの他方側の外周部までを往復移動してもよく、基板Wの回転中心から基板Wの一方側の外周部までを往復移動してもよい。
本実施の形態においては、スピンチャック501が基板回転手段に相当し、リンス液が処理液に相当し、窒素ガスが遮断用流体に相当し、二流体ノズル50が混合流体供給手段に相当し、遮断用流体ノズル60が遮断用流体供給手段に相当し、遮断用ノズル本体部60bが流体流路に相当し、純水供給ノズル80が液体供給手段に相当し、リンス液導入部51bおよびリンス液導入部54gが処理液流路に相当し、気体通過部52b、気体導入口52cおよび気体導入部53aが気体流路に相当する。
本発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の種々の基板に処理を行うため等に利用することができる。
本実施の形態に係る基板処理装置の平面図である。 図1の洗浄処理部の側面図である。 (a)は、外部混合型と呼ばれる二流体ノズルの一例の縦断面図であり、(b)は、内部混合型と呼ばれる二流体ノズルの他の一例の縦断面図である。 図2の洗浄処理部の二流体ノズルにリンス液および窒素ガスを供給する構成を示す模式図である。 図1の基板処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 洗浄処理部における第1〜第3の吐出弁の開閉状態を示す図である。
符号の説明
4 制御部
50 二流体ノズル
50A 外部混合型二流体ノズル
50B 内部混合型二流体ノズル
51a リンス液吐出口
51b,54g リンス液導入部
52a 気体吐出口
52b 気体通過部
52c 気体導入口
53a 気体導入部
54d 混合室
54f 混合流体吐出口
60 遮断用流体ノズル
60a 遮断用流体通過部
60b 遮断用ノズル本体部
72 第1の吐出弁
80 純水供給ノズル
100 基板処理装置
501 スピンチャック
508 チャック回転駆動機構
525 第2の吐出弁
526 第3の吐出弁
MPC1,MPC2,MPC3,MPC4 洗浄処理部
W 基板

Claims (11)

  1. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    前記基板を保持しつつ回転させる基板回転手段と、
    処理液および気体を混合させて混合流体を生成し、前記混合流体を前記基板回転手段により保持された前記基板の表面に供給する混合流体供給手段と、
    前記混合流体供給手段により生成された混合流体を取り囲むように遮断用流体を前記基板の表面に供給する遮断用流体供給手段とを備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記遮断用流体供給手段は、前記遮断用流体が流通する流体流路を有し、
    前記流体流路は、前記混合流体供給手段を囲むように設けられたことを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記混合流体供給手段による前記基板上への混合流体の供給時および前記遮断用流体供給手段による前記基板上への遮断用流体の供給時に、前記基板上へ液体を供給する液体供給手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置。
  4. 前記遮断用流体は、不活性ガスを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記遮断用流体は、水を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記水は、純水を含むことを特徴とする請求項5記載の基板処理装置。
  7. 前記水は、機能水を含むことを特徴とする請求項5記載の基板処理装置。
  8. 前記機能水は、炭酸水、水素水および電解イオン水よりなる群から選択される少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7記載の基板処理装置。
  9. 前記混合流体供給手段は、処理液が流通する処理液流路と、気体が流通する気体流路と、前記処理液流路に連通して開口する処理液吐出口と、前記処理液吐出口の近傍に設けられるとともに前記気体流路に連通して開口する気体吐出口とを有する外部混合型二流体ノズルを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の基板処理装置。
  10. 前記混合流体供給手段は、処理液が流通する処理液流路と、気体が流通する気体流路と、前記処理液流路および前記気体流路に連通して混合流体を生成する混合室と、前記混合室に連通して開口し前記混合流体が吐出される混合流体吐出口とを有する内部混合部二流体ノズルを含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の基板処理装置。
  11. 基板を保持しつつ回転させるステップと、
    処理液および気体を混合させて混合流体を生成し、前記混合流体を前記回転する基板の表面に供給するステップと、
    前記生成された混合流体を取り囲むように遮断用流体を前記回転する基板の表面に供給するステップとを備えたことを特徴とする基板処理方法。
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