JP2008250730A - 情報処理プログラム、情報処理システム、ワークフローシステム及びワークフロー提示装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理システム、ワークフローシステム及びワークフロー提示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークフローにおける進捗状況を提示するような場合に、事前にワークフローの定義に費やす作業を低減し、実施中の作業のワークフロー全体における位置付けを利用者が把握しやすいように提示することができるようにした情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理プログラムは、コンピュータを、ワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶部に記憶するように制御する記憶制御手段と、前記記憶部に記憶された論理的作業定義に基づいて、論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段として機能させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理プログラム、情報処理システム、ワークフローシステム及びワークフロー提示装置に関する。
実行中のワークフローの進捗状況を参照する場合、(1)どの作業を実施中であるかを提示する、(2)別途、仮想ワークフローを定義し、実際の進捗を仮想ワークフロー上で表して提示する、という従来技術がある。
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、ワークフロー管理において最小限度の公開範囲で本当に知りたい進捗を知ることができるようにし、状況により実際のワークフロー定義が変更になっても外からは変わらず見えるようにすることを課題とし、仮想ワークフローを定義し実装ワークフロー定義のノードとのリンクを設定し、案件の属性情報に応じて実装ワークフロー定義を選択し投入処理を行い、案件の進捗を仮想ワークフロー進捗に変換して返答することが開示されている。つまり、この技術によると、実際の処理を記述するワークフロー定義の他に、論理的な処理の流れを記述した仮想ワークフロー定義を作成し、それぞれの作業の対応関係を定義しておくことにより、実際の案件の進捗状況を、対応する仮想ワークフロー定義上の作業として認識することができる。
特開2000−293447号公報
ところで、ワークフローを定義する作業は煩雑な場合がある。
本発明は、論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローの提示を、複数のワークフローを定義することなく実現する情報処理プログラム、情報処理システム、ワークフローシステム及びワークフロー提示装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、コンピュータを、ワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶部に記憶するように制御する記憶制御手段、前記記憶部に記憶された論理的作業定義に基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段として機能させることを特徴とする情報処理プログラムである。
請求項2の発明は、前記記憶部に記憶された論理的作業定義は階層的に定義されており、前記ワークフロー提示手段は、前記階層的な論理的作業定義に基づいてワークフローを提示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラムである。
請求項3の発明は、前記ワークフロー提示手段は、論理的作業と論理的作業又は作業間とを結ぶ論理的遷移経路を提示することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理プログラムである。
請求項4の発明は、前記論理的作業定義には、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を参照できる権限を設定でき、前記ワークフロー提示手段は、該権限が設定されている場合は、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を提示することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理プログラムである。
請求項5の発明は、前記論理的作業定義には、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を参照できる権限を設定でき、前記ワークフロー提示手段は、該権限が設定されていない場合は、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を提示しないことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理プログラムである。
請求項6の発明は、ワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶された論理的作業定義に基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段を具備することを特徴とする情報処理システムである。
請求項7の発明は、ワークフローを定義した作業定義を記憶する作業定義記憶手段と、ワークフローの進捗状況と、前記作業定義記憶手段によって記憶された該ワークフローの作業定義を送信する送信手段を具備するワークフロー装置と、前記ワークフロー装置内のワークフロー情報送信手段によって送信されたワークフローの進捗状況と該ワークフローの作業定義を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶する論理的作業定義記憶手段と、前記論理的作業定義記憶手段によって記憶された論理的作業定義と前記受信手段によって受信されたワークフローの進捗状況とに基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段を具備するワークフロー提示装置を具備することを特徴とするワークフローシステムである。
請求項8の発明は、ワークフローの進捗状況と該ワークフローの作業定義を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信されたワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶する論理的作業定義記憶手段と、前記論理的作業定義記憶手段によって記憶された論理的作業定義と前記受信手段によって受信されたワークフローの進捗状況とに基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段を具備するワークフロー提示装置である。
請求項1記載の情報処理プログラムによれば、論理的作業を用いて、進捗状況を示すワークフローを提示することを、複数のワークフローを定義することなく実現することができる。
請求項2記載の情報処理プログラムによれば、階層的に定義された論理的作業を用いて、進捗状況を示すワークフローを提示することができる。
請求項3記載の情報処理プログラムによれば、論理的作業と論理的作業又は作業との経路が示された状態で、進捗状況を確認することができる。
請求項4記載の情報処理プログラムによれば、論理的作業の下位の階層を参照する権限がある場合には、それを参照できるようにすることができる。
請求項5記載の情報処理プログラムによれば、論理的作業の下位の階層を参照する権限がない場合には、それを参照できないようにすることができる。
請求項6記載の情報処理システムによれば、論理的作業を用いて、進捗状況を示すワークフローを提示することを、複数のワークフローを定義することなく実現することができる。
請求項7記載のワークフローシステムによれば、論理的作業を用いて、進捗状況を示すワークフローを提示することを、複数のワークフローを定義することなく実現することができる。
請求項8記載のワークフロー提示装置によれば、外部装置から受信したワークフローの進捗状況と該ワークフローの作業定義を対象として、論理的作業を用いて、進捗状況を示すワークフローを提示することを、複数のワークフローを定義することなく実現することができる。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態を説明する。
図1〜図10は第1の実施の形態を示している。図1は、第1の実施の形態の概念的なモジュール構成図の例を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、プログラム、システム及び方法の説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示等)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。
なお、ワークフロー(workflow)を、業務に関連する作業の流れの体系の総称として用いる。また、ここで説明する実施の形態の対象であるワークフローとして、主にオフィスでの作業の流れを例示して説明するが、それに限られず、工場等での作業の流れ、プロジェクト管理等であってもよい。さらに、定型的な電子文書、作業に限られず、非定型的なものであってもよく、電子文書に限らず電子的情報であればよく、電子的情報に付随して物理的物体(紙の書類等)を管理するようなものであってもよい。
「利用者」には、ユーザー、操作者、管理者、参照者、関与者、部門審査者、経理審査者、監視者等を含む。
「提示する」とは、表す、示すの意で用い、何らかの方法を使って直接・間接的に、データを利用者にわからせるようにすることをいう。
また、「ワークフローを提示する」とは、作業(論理的作業又は実作業)をいわゆるグラフ理論におけるノードとして表示し、そのノード間を結ぶ遷移経路(リンク)を用いてグラフィカルに表したものである。
「アクセス」とは、コンピュータで、記憶装置(メモリー、ハードディスク等を含み、必ずしも該コンピュータ内にあるものとは限らない)に対して、データの読み出し又は書き込みを行うことをいう。
本実施の形態は、図1に示すように、ワークフロー定義作成モジュール11、ワークフロー定義管理モジュール12、ワークフロー制御モジュール13、進捗状況参照モジュール14、論理経路生成モジュール15、進捗状況判定モジュール16、案件実行状況データ記憶モジュール17、ワークフロー定義データ記憶モジュール18を有している。主に、ワークフロー定義作成モジュール11、ワークフロー定義管理モジュール12はワークフロー定義に係わり、ワークフロー制御モジュール13はワークフローの実行に係わり、進捗状況参照モジュール14〜進捗状況判定モジュール16はワークフローの提示に係わるモジュールである。
ワークフロー定義作成モジュール11は、図1に示すように、ワークフロー定義管理モジュール12と接続されており、ワークフロー定義を作成し、その作成したワークフロー定義情報をワークフロー定義管理モジュール12へ渡す。ワークフロー定義として、ここでは、特に、ワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業、つまり任意の作業をまとめた論理的作業を定義することができる。
また、ワークフロー定義の作成の順番として、先に実作業を配置し、関連する実作業を指示して論理的作業を作成してもよい。あるいは、先に論理的作業の構成を作成し、後から各論理的作業内部の詳細な実作業を定義してもよい。
なお、以下、特に断らない限り、作業には、実作業と論理的作業を含み、論理的作業にはさらに論理的作業を含んでもよい。
ワークフロー定義の作成は、利用者の操作に応じて行われる。
ワークフロー定義管理モジュール12は、図1に示すように、ワークフロー定義作成モジュール11、ワークフロー定義データ記憶モジュール18と接続されており、ワークフロー定義作成モジュール11で作成されたワークフロー定義情報を受け取り、ワークフロー定義データ記憶モジュール18に記憶させるように制御する。
ワークフロー制御モジュール13は、図1に示すように、案件実行状況データ記憶モジュール17、ワークフロー定義データ記憶モジュール18と接続されており、ワークフロー定義データ記憶モジュール18に記憶されているワークフロー定義情報にアクセスし、そのワークフローの案件を実行又は管理する。そして、案件の実行状況を案件実行状況データ記憶モジュール17に記憶させるように制御する。
進捗状況参照モジュール14は、図1に示すように、論理経路生成モジュール15、進捗状況判定モジュール16と接続されている。進捗状況判定モジュール16に対して、現在のワークフローの案件の進捗状況を問い合わせ、実作業及び論理的作業の進捗状況情報を取得する。また、論理経路生成モジュール15に対して、論理的遷移経路情報を問い合わせ、対象としているワークフローの案件の遷移経路情報又は論理的遷移経路情報を取得し、これを基にワークフローのグラフを生成する。このワークフローのグラフ上に、先に得た進捗状況情報を反映させ、案件の進捗状況をグラフィカルに提示する。
ワークフロー提示の際の粒度(論理的作業の階層(レベル)、最下位が実作業である)の指定は、利用者の操作に応じて行われる。
指定できる粒度の例として、「最上位(最も粗い)」、「権限のある最下位まで(つまり、最も詳細)」又は「任意の論理的作業の組み合わせ」などがある。
論理経路生成モジュール15は、図1に示すように、進捗状況参照モジュール14、ワークフロー定義データ記憶モジュール18と接続されており、進捗状況参照モジュール14から、利用者と対象案件と参照したい粒度を示す情報を受け取り、ワークフロー定義データ記憶モジュール18に記憶されているワークフロー定義情報にアクセスし、指定された粒度の遷移経路情報又は論理的遷移経路情報を生成し、その生成結果を進捗状況参照モジュール14へ渡す。
論理的遷移経路とは、論理的作業と論理的作業とを結ぶリンク又は論理的作業と実作業とを結ぶリンクにあたる。
進捗状況判定モジュール16は、図1に示すように、進捗状況参照モジュール14、案件実行状況データ記憶モジュール17、ワークフロー定義データ記憶モジュール18と接続されており、進捗状況参照モジュール14から、利用者と対象案件と参照したい粒度を示す情報を受け取り、ワークフロー定義データ記憶モジュール18に記憶されているワークフロー定義情報及び案件実行状況データ記憶モジュール17に記憶されている案件実行状況情報にアクセスし、実作業及び論理的作業の進捗状況情報を生成し、その生成結果を進捗状況参照モジュール14へ渡す。
案件実行状況データ記憶モジュール17は、図1に示すように、ワークフロー制御モジュール13、進捗状況判定モジュール16と接続されており、ワークフロー制御モジュール13によって制御されているワークフローの案件実行状況情報を記憶し、進捗状況判定モジュール16に対して、その案件実行状況情報を渡す。
ワークフロー定義データ記憶モジュール18は、図1に示すように、ワークフロー定義管理モジュール12、ワークフロー制御モジュール13、論理経路生成モジュール15、進捗状況判定モジュール16と接続されており、ワークフロー定義管理モジュール12から渡されたワークフロー定義情報を記憶し、ワークフロー制御モジュール13、論理経路生成モジュール15、進捗状況判定モジュール16に対して、そのワークフロー定義情報を渡す。
なお、案件実行状況データ記憶モジュール17、ワークフロー定義データ記憶モジュール18は、情報を記憶する記憶装置であり、又は記憶装置及びその記憶装置へのアクセスを制御する制御手段である。また、記憶装置として例えばハードディスクを用いることができる。
図2を用いて、第1の実施の形態が取り扱うワークフロー定義情報のテーブル構成例を説明する。
ワークフロー定義情報は、ワークフロー定義作成モジュール11によって生成され、ワークフロー定義データ記憶モジュール18に記憶されている。
このワークフロー定義情報は、経路テーブル211、ワークフローテーブル212、作業テーブル213、アクセス権テーブル214により構成されている。経路テーブル211、作業テーブル213、アクセス権テーブル214は、それぞれワークフローテーブル212によって参照されている(参照関係221、224、225)。また、経路テーブル211、アクセス権テーブル214は、それぞれ作業テーブル213によって参照されている(参照関係222、226)。さらに、作業テーブル213は自分自身の作業テーブル213によって参照されている(参照関係223)。
ワークフローテーブル212は、ワークフロー定義のマスター情報を格納する。具体的には、案件であるワークフローを一意に識別できるワークフロー(WF)識別子を格納する。
経路テーブル211は、各作業間の実行順序を表す経路情報を格納する。具体的には、参照されるワークフローテーブル212を示すワークフロー識別子、元作業識別子、先作業識別子を格納する。
作業テーブル213は、ワークフローを構成する作業の定義情報を格納する。具体的には、参照されるワークフローテーブル212を示すワークフロー識別子、作業識別子、親作業識別子を格納する。作業テーブル213に格納される作業識別子は、実作業と共に論理的作業の識別子をも含む。また、論理的作業と実作業の階層関係又は論理的作業間の階層関係を表すために、各作業の定義情報には、その親(上位階層)の作業を示す「親作業識別子」を含む。また、親作業識別子として、作業識別子が格納されており、作業テーブル213は自分自身である作業テーブル213を参照することになる。
アクセス権テーブル214は、各々の作業に対する権限情報を格納する。具体的には、参照されるワークフローテーブル212を示すワークフロー識別子、作業識別子、権限者情報、権限を格納する。つまり、アクセス権テーブル214には、ワークフロー、対象となる作業と、関与者と、その関与者に与えられる権限のレベルの対応を格納する。権限の種類としては、少なくとも、その論理的作業内の作業(下位階層)の進捗状況を参照できるかどうか、その論理的作業内の作業(下位階層)の詳細な経路情報を参照できるかどうか、のいずれかを含む。その他には、その論理的作業に設定されている帳票を参照できるかどうか、等の権限があってもよい。
作業テーブル213、経路テーブル211、アクセス権テーブル214のより具体的なデータ構造の例について、それぞれ図3、図4、図5を用いて説明する。
図3に示す作業テーブル30の例は、作業テーブル213に該当し、ワークフローの作業を表している。
作業テーブル30は、WF識別子欄31、作業識別子欄32、親作業識別子欄33を有している。
WF識別子欄31が記憶しているワークフロー識別子は、その行の作業が、どのワークフローの作業であるかを示している。
作業識別子欄32が記憶している作業識別子は、その作業を一意に識別できる識別子を示しており、図3に示すように名称であってもよいし、番号等の符号であってもよい。なお、図3に示した例では、ワークフロー定義自体(最上位の論理的作業)をROOTと表現している。
親作業識別子欄33が記憶している親作業識別子は、作業識別子欄32内の作業に対しての親(上位階層)の論理的作業を示す。これによって階層を表現する。なお、ROOTには親の作業はないので親作業識別子はNULLとなる。
図4に示す経路テーブル40の例は、経路テーブル211に該当し、実作業間の遷移経路を表している。
経路テーブル40は、WF識別子欄41、元作業識別子欄42、先作業識別子欄43を有している。
WF識別子欄41が記憶しているワークフロー識別子は、その行の遷移経路が、どのワークフローの遷移経路であるかを示している。
元作業識別子欄42が記憶している元作業識別子は、遷移経路の元となる作業識別子を示している。
先作業識別子欄43が記憶している先作業識別子は、遷移経路の先となる作業識別子を示している。
つまり、各行は、遷移元となる実作業から遷移先となる実作業への遷移経路を示している。
経路テーブル40は、実作業間の遷移経路を表しているが、論理的作業の論理的遷移経路を表す経路テーブル40のようにしてもよい。つまり、元作業識別子欄42、先作業識別子欄43に論理的作業の作業識別子を記憶させてもよい。
図5に示すアクセス権テーブル50の例は、アクセス権テーブル214に該当し、参照権限を表している。
アクセス権テーブル50は、WF識別子欄51、作業識別子欄52、権限者欄53、権限欄54を有している。
WF識別子欄51が記憶しているワークフロー識別子は、その行の作業の権限が、どのワークフローのものであるかを示している。
作業識別子欄52が記憶している作業識別子は、権限が設定されている論理的作業の作業識別子を示している。
権限者欄53が記憶している権限者情報は、作業識別子欄52の論理的作業に対して、誰が権限を与えられているかを示している。
権限欄54が記憶している権限は、「参照可」又は「参照不可」である。「参照可」の場合、その論理的作業の下層の経路や進捗状況を参照できることを表す。「参照不可」の場合、その論理的作業より下層の経路や進捗状況を参照できないことを表す。
つまり、各行は、各作業に対して、誰に、どのような権限が与えられているかを示している。
次に、進捗状況参照モジュール14、論理経路生成モジュール15、進捗状況判定モジュール16の各モジュールの作用・働き(動作)を説明する。
<進捗状況参照モジュール14の作用等>
進捗状況参照モジュール14は、利用者である部門審査者からの指示を受けて、例えば、次のように動作する。
(ステップA−1)
論理経路生成モジュール15に問い合わせ、部門審査者が参照できるワークフローの経路情報を受け取る。
(ステップA−2)
進捗状況判定モジュール16に問い合わせ、部門審査者が参照できる粒度である作業の進捗状況を受け取る。
(ステップA−3)
(ステップA−1)で得られた経路情報からワークフローのグラフを生成する。
(ステップA−4)
(ステップA−3)で生成されたワークフローのグラフ上に、(ステップA−2)で得られた進捗状況を反映させ、部門審査者に提示する。
<論理経路生成モジュール15の作用等>
論理経路生成モジュール15は、進捗状況参照モジュール14からの問い合わせを受けて、例えば、次のように動作する。
(ステップB−1)
ワークフロー定義データ記憶モジュール18内のアクセス権テーブル50を参照し、部門審査者が参照できる論理的作業を抽出する。
(ステップB−2)
(ステップB−1)で得られた論理的作業の直下に位置する、実作業又は論理的作業を、作業テーブル30から抽出し、ワークフローを構成する要素である作業とする。
(ステップB−3)
ワークフロー定義データ記憶モジュール18内の経路テーブル40より、このワークフローを構成する遷移経路を抽出する。
(ステップB−4)
(ステップB−3)で得られた各遷移経路に対して、次の処理を行い、論理的遷移経路を抽出する。
(ステップB−4−1)
遷移元作業からROOT作業までの階層を作業テーブル30内の親作業識別子欄33の親作業識別子を辿り、(ステップB−2)で抽出した作業に含まれ、かつ、最初に見つかった、すなわち最も下層(遷移元の実作業に最も近い)の論理的作業を、遷移元の論理的作業とする。
(ステップB−4−2)
遷移先作業からROOT作業までの階層を作業テーブル30内の親作業識別子欄33の親作業識別子を辿り、(ステップB−2)で抽出した作業に含まれ、かつ、最初に見つかった、すなわち最も下層(遷移先の実作業に最も近い)の論理的作業を、遷移先の論理的作業とする。
(ステップB−4−3)
遷移元の論理的作業と遷移先の論理的作業が同じ場合にはこの経路を破棄し、異なる場合には、ワークフローを構成する論理的遷移経路とする。
(ステップB−5)
(ステップB−2)で得られた作業と、(ステップB−4)で得られた経路の情報を結果として進捗状況参照モジュール14へ返す。
<進捗状況判定モジュール16の作用等>
進捗状況判定モジュール16は、進捗状況参照モジュール14からの問い合わせを受けて、例えば、次のように動作する。
(ステップC−1)
ワークフロー定義データ記憶モジュール18内のアクセス権テーブル50を参照し、部門審査者が参照できる論理的作業を抽出する。
(ステップC−2)
(ステップC−1)で得られた論理的作業の直下に位置する、実作業及び論理的作業を、ワークフロー定義データ記憶モジュール18内の作業テーブル30から抽出し、進捗状況を構成する作業の候補とする。
(ステップC−3)
案件実行状況データ記憶モジュール17内の案件実行状況情報より、目的の案件において、現在実行中である作業を抽出する(複数の作業であってもよい)。
(ステップC−4)
(ステップC−3)で抽出した各実行中の作業に対して、次の処理を行い、論理的作業の進捗情報を抽出する。
(ステップC−4−1)
実行中の実作業からROOT作業までの階層を作業テーブル30内の親作業識別子欄33の親作業識別子を辿り、(ステップC−2)で抽出した候補に含まれ、かつ、最初に見つかった、すなわち最も下層(実行中の実作業に最も近い)の論理的作業を、論理的作業の進捗情報の要素とする。
(ステップC−5)
(ステップC−4)で抽出した論理的作業の進捗情報を結果として進捗状況参照モジュール14へ返す。
図6〜図10を用いて、進捗状況参照モジュール14が提示するワークフロー例を説明する。いずれも同じ案件のワークフロー例を示したものである。
図6に示すワークフロー例は、実作業として、申請611、部門審査1/612、部門審査2/613、経理審査1/614、経理審査2/615、決済616がある。論理的作業として、審査631、ワークフロー審査632がある。審査631は、部門審査1/612から経理審査2/615の作業を含んでおり、ワークフロー審査632は、申請611から決済616の全ての実作業及び審査631の論理的作業を含んでいる。つまり、作業は3階層になっている(最下位層は実作業)。
そして、利用者が進捗状況を把握できるように、現在、実行されている作業を点線で示している。図6の例では、実作業の経理審査1/614、その経理審査1/614を含んでいる論理的作業である審査631、ワークフロー審査632が点線で示されている。
矢印で表現されている遷移経路によって、申請611の次に部門審査1/612が行われること(遷移経路621)、部門審査1/612の次に部門審査2/613又は申請611が行われること(遷移経路623、622)、部門審査2/613の次に経理審査1/614が行われること(遷移経路624)、経理審査1/614の次に経理審査2/615又は部門審査2/613が行われること(遷移経路626、625)、経理審査2/615の次に決済616又は申請611が行われること(遷移経路628、627)が表されている。
図7は、図6で示した審査631の下位にさらに部門審査633と経理審査634の論理的作業を定義した場合の例である。部門審査633は部門審査1/612と部門審査2/613を含み、経理審査634は経理審査1/614と経理審査2/615を含んでおり、4階層の作業の例である。
図8は、ワークフロー審査632内で最も上位の論理的作業(審査631)とそれに関連する作業のみを表示した例である。
つまり、実作業の申請611、論理的作業の審査631、実作業の決済616があり、申請611の次に審査631が行われること(論理的遷移経路681)、審査631の次に決済616又は申請611が行われること(論理的遷移経路684、682、683)が示されている。なお、審査631から申請611へ戻る論理的遷移経路が2本あるが、これは、申請611へ戻る実作業が2つあることを示している。また、この2本の論理的遷移経路を1本にまとめてもよい。
また、例えば、最初に案件のワークフローの状態参照画面を開いた場合は、このように表示する。このレベルの参照権限でも十分な利用者の場合もある。
図9は、論理的作業の審査631に対して、さらに詳細な情報(部門審査633と経理審査634)を表示した例である。
つまり、実作業の申請611、論理的作業の審査631、部門審査633、経理審査634、実作業の決済616があり、申請611の次に部門審査633が行われること(論理的遷移経路693)、部門審査633の次に経理審査634又は申請611が行われること(論理的遷移経路695、694)、経理審査634の次に決済616、部門審査633又は申請611が行われること(論理的遷移経路698、696、697)が示されている。
図10は、論理的作業の部門審査633に対して、さらに詳細な情報(部門審査1/612と部門審査2/613)を表示し、経理審査634についてはその下位層を見せないようにした例である。部門審査に深く係わる利用者には、このレベルの権限が必要である。
つまり、実作業の申請611、部門審査1/612、部門審査2/613、論理的作業の審査631、部門審査633、経理審査634、実作業の決済616があり、申請611の次に部門審査1/612が行われること(遷移経路621)、部門審査1/612の次に部門審査2/613又は申請611が行われること(遷移経路623、622)、部門審査2/613の次に経理審査634が行われること(遷移経路624)、経理審査634の次に決済616、部門審査2/613又は申請611が行われること(論理的遷移経路698、625、697)が示されている。
図11〜図21は第2の実施の形態を示している。図11は、第2の実施の形態の概念的なモジュール構成図の例を示している。
第2の実施の形態は、連続していない作業を含む論理的作業を含む場合について説明したものである。
第2の実施の形態は、図11に示すように、ワークフロー定義作成モジュール111、ワークフロー定義管理モジュール112、ワークフロー実行制御モジュール113、進捗状況参照モジュール114、論理経路生成モジュール115、論理進捗状況判定モジュール116、作業抽出モジュール117、案件実行状況データ記憶モジュール118、ワークフロー定義データ記憶モジュール119を有している。主に、ワークフロー定義作成モジュール111、ワークフロー定義管理モジュール112はワークフロー定義に係わり、ワークフロー実行制御モジュール113はワークフローの実行に係わり、進捗状況参照モジュール114〜作業抽出モジュール117はワークフローの提示に係わるモジュールである。
ワークフロー定義作成モジュール111は、図11に示すように、ワークフロー定義管理モジュール112と接続されており、ワークフロー定義を作成し、その作成したワークフロー定義情報をワークフロー定義管理モジュール112へ渡す。ワークフロー定義として、ワークフローにおける1つ又は複数の作業を含み、かつ連続していない作業を含む論理的作業、つまり任意の作業をまとめた論理的作業を定義することもできる。
また、ワークフロー定義の作成の順番として、先に実作業を配置し、関連する実作業を指示して論理的作業を作成してもよい。あるいは、先に論理的作業の構成を作成し、後から各論理的作業内部の詳細な作業を定義してもよい。
ワークフロー定義の作成は、利用者の操作に応じて行われる。
ワークフロー定義管理モジュール112は、図11に示すように、ワークフロー定義作成モジュール111、ワークフロー定義データ記憶モジュール119と接続されており、ワークフロー定義作成モジュール111で作成されたワークフロー定義情報を受け取り、ワークフロー定義データ記憶モジュール119に記憶させるように制御する。
ワークフロー実行制御モジュール113は、図11に示すように、案件実行状況データ記憶モジュール118、ワークフロー定義データ記憶モジュール119と接続されており、ワークフロー定義データ記憶モジュール119に記憶されているワークフロー定義情報にアクセスし、そのワークフローの案件を実行又は管理する。そして、案件の実行状況を案件実行状況データ記憶モジュール118に記憶させるように制御する。
進捗状況参照モジュール114は、図11に示すように、論理経路生成モジュール115、論理進捗状況判定モジュール116と接続されており、論理進捗状況判定モジュール116に対して、現在のワークフローの案件の進捗状況を問い合わせ、実作業及び論理的作業の進捗状況情報を取得する。また、論理経路生成モジュール115に対して、論理的遷移経路情報を問い合わせ、対象としているワークフローの案件の遷移経路情報又は論理的遷移経路情報を取得し、これを基にワークフローのグラフを生成する。このワークフローのグラフ上に、先に得た進捗状況情報を反映させ、案件の進捗状況をグラフィカルに提示する。
ワークフロー提示の際の粒度(論理的作業の階層(レベル)、最下位が実作業である)の指定は、利用者の操作に応じて行われる。
指定できる粒度の例として、「最上位(最も粗い)」、「権限のある最下位まで(つまり、最も詳細)」又は「任意の論理的作業の組み合わせ」などがある。
論理経路生成モジュール115は、図11に示すように、進捗状況参照モジュール114、作業抽出モジュール117、ワークフロー定義データ記憶モジュール119と接続されており、進捗状況参照モジュール114から、利用者と対象案件と参照したい粒度を示す情報を受け取り、ワークフロー定義データ記憶モジュール119に記憶されているワークフロー定義情報にアクセスし、指定された粒度の遷移経路情報又は論理的遷移経路情報を生成し、その生成結果を進捗状況参照モジュール114へ渡す。
論理進捗状況判定モジュール116は、図11に示すように、進捗状況参照モジュール114、作業抽出モジュール117、案件実行状況データ記憶モジュール118と接続されており、進捗状況参照モジュール114から、利用者と対象案件と参照したい粒度を示す情報を受け取り、作業抽出モジュール117で抽出された作業情報を受け取り、案件実行状況データ記憶モジュール118に記憶されている案件実行状況情報にアクセスし、実作業及び論理的作業の進捗状況情報を生成し、その生成結果を進捗状況参照モジュール14へ渡す。
作業抽出モジュール117は、図11に示すように、論理経路生成モジュール115、論理進捗状況判定モジュール116、ワークフロー定義データ記憶モジュール119と接続されており、ワークフロー定義データ記憶モジュール119にアクセスし、参照可能な実作業及び論理的作業を抽出する。
案件実行状況データ記憶モジュール118は、図11に示すように、ワークフロー実行制御モジュール113、論理進捗状況判定モジュール116と接続されており、ワークフロー実行制御モジュール113によって制御されているワークフローの案件実行状況情報を記憶し、論理進捗状況判定モジュール116に対して、その案件実行状況情報を渡す。
ワークフロー定義データ記憶モジュール119は、図11に示すように、ワークフロー定義管理モジュール112、ワークフロー実行制御モジュール113、論理経路生成モジュール115、作業抽出モジュール117と接続されており、ワークフロー定義管理モジュール112から渡されたワークフロー定義情報を記憶し、ワークフロー実行制御モジュール113、論理経路生成モジュール115、作業抽出モジュール117に対して、そのワークフロー定義情報を渡す。
なお、案件実行状況データ記憶モジュール118、ワークフロー定義データ記憶モジュール119は、情報を記憶する記憶装置であり、又は記憶装置及びその記憶装置へのアクセスを制御する制御手段である。また、記憶装置として例えばハードディスクを用いることができる。
図12を用いて、第2の実施の形態が取り扱うワークフロー定義情報のテーブル構成例を説明する。
ワークフロー定義情報は、ワークフロー定義作成モジュール111によって生成され、ワークフロー定義データ記憶モジュール119に記憶されている。
このワークフロー定義情報は、ワークフローテーブル1211、経路テーブル1212、作業階層テーブル1213、アクセス権テーブル1214、作業テーブル1215により構成されている。経路テーブル1212、作業階層テーブル1213、アクセス権テーブル1214は、それぞれ作業テーブル1215によって参照されている(参照関係1221、1223、1222)。また、作業テーブル1215は、ワークフローテーブル1211によって参照されている(参照関係1224)。
ワークフローテーブル1211は、ワークフロー定義のマスター情報を格納する。具体的には、案件であるワークフローを一意に識別できるワークフロー(WF)識別子等を格納する。
経路テーブル1212は、各作業間の実行順序を表す経路情報を格納する。具体的には、参照される作業テーブル1215を示す元作業識別子、先作業識別子を格納する。
作業階層テーブル1213は、ワークフローを構成する作業階層情報(つまり、作業の親子関係情報)を格納する。具体的には、参照される作業テーブル1215を示す親作業識別子、子作業識別子を格納する。親作業識別子、子作業識別子は、実作業と共に論理的作業の識別子をも含む。親作業識別子、子作業識別子は、論理的作業と実作業の階層関係又は論理的作業間の階層関係を表すものであり、親作業識別子は親(上位階層)の作業を示し、子作業識別子は子(下位階層)の作業を示す。
アクセス権テーブル1214は、各々の作業に対する権限情報を格納する。具体的には、参照される作業テーブル1215を示す作業識別子、権限者情報、権限を格納する。つまり、アクセス権テーブル1214には、対象となる作業と、関与者と、その関与者に与えられる権限のレベルの対応を格納する。権限の種類としては、少なくとも、その論理的作業内の作業(下位階層)の進捗状況を参照できるかどうか、その論理的作業内の作業(下位階層)の詳細な経路情報を参照できるかどうか、のいずれかを含む。その他には、その論理的作業に設定されている帳票を参照できるかどうか、等の権限があってもよい。
作業テーブル1215は、ワークフローを構成する作業の定義情報のマスター情報を格納する。具体的には、参照されるワークフローテーブル1211を示すワークフロー識別子、作業識別子等を格納する。作業識別子は、実作業と共に論理的作業の識別子をも含む。また、作業識別子は、経路テーブル1212、作業階層テーブル1213、アクセス権テーブル1214が参照する。
作業階層テーブル1213、経路テーブル1212、アクセス権テーブル1214のより具体的なデータ構造の例について、それぞれ図13、図14、図15を用いて説明する。
図13に示す作業階層テーブル130の例は、作業階層テーブル1213に該当し、ワークフローの作業階層情報を表している。
作業階層テーブル130は、親作業識別子欄131、子作業識別子欄132を有している。
親作業識別子欄131が記憶している親作業識別子は、親(上位階層)の論理的作業を示す。なお、ワークフロー定義自体(最上位の論理的作業)をROOTと表現している。ROOTには親の作業はないので親作業識別子はNULLとなる。
子作業識別子欄132が記憶している子作業識別子は、子(下位階層)の論理的作業を示す。
つまり、各行は、作業間の一組の親子関係を示している。
図14に示す経路テーブル140の例は、経路テーブル1212に該当し、ワークフローの経路情報を表している。
経路テーブル140は、元作業識別子欄141、先作業識別子欄142を有している。
元作業識別子欄141が記憶している元作業識別子は、遷移経路の元となる作業識別子を示している。
先作業識別子欄142が記憶している先作業識別子は、遷移経路の先となる作業識別子を示している。
つまり、各行は、遷移元となる実作業から遷移先となる実作業への遷移経路を示している。
経路テーブル140は、実作業間の遷移経路を表しているが、論理的作業の論理的遷移経路を表す経路テーブル140ようにしてもよい。つまり、元作業識別子欄141、先作業識別子欄142に論理的作業の作業識別子を記憶させてもよい。
図15に示すアクセス権テーブル150の例は、アクセス権テーブル1214に該当し、参照権限を表している。
アクセス権テーブル150は、作業識別子欄151、権限者欄152、権限欄153を有している。
作業識別子欄151が記憶している作業識別子は、権限が設定されている論理的作業の作業識別子を示している。
権限者欄152が記憶している権限者情報は、作業識別子欄151の論理的作業に対して、誰が権限を与えられているかを示している。
権限欄153が記憶している権限は、「参照可」又は「参照不可」である。「参照可」の場合、その論理的作業の下層の経路や進捗状況を参照できることを表す。「参照不可」の場合、その論理的作業より下層の経路や進捗状況を参照できないことを表す。
つまり、各行は、各作業に対して、誰に、どのような権限が与えられているかを示している。
次に、進捗状況参照モジュール114、論理経路生成モジュール115、論理進捗状況判定モジュール116、作業抽出モジュール117の各モジュールの作用・働き(動作)を説明する。
<進捗状況参照モジュール114の作用等>
進捗状況参照モジュール114は、利用者である経理審査者からの指示を受けて、例えば、次のように動作する。
(ステップA−1)
論理経路生成モジュール115に問い合わせ、経理審査者が参照できる論理ワークフローの経路情報を受け取る。
(ステップA−2)
論理進捗状況判定モジュール116に問い合わせ、経理審査者が参照できる粒度である作業の進捗状況を受け取る。
(ステップA−3)
(ステップA−1)で得られた経路情報から論理ワークフローのグラフを生成する。
(ステップA−4)
(ステップA−3)で生成された論理ワークフローのグラフ上に、(ステップA−2)で得られた進捗状況を反映させ、経理審査者に提示する。
<論理経路生成モジュール115の作用等>
論理経路生成モジュール115は、進捗状況参照モジュール114からの問い合わせを受けて、例えば、次のように動作する。
(ステップB−1)
作業抽出モジュール117に問い合わせて、経理審査者が参照できる作業の集合を取得し、ワークフローを構成する要素である作業とする。
(ステップB−2)
ワークフロー定義データ記憶モジュール119内の経路テーブル140より、このワークフローを構成する遷移経路を抽出する。
(ステップB−3)
(ステップB−2)で得られた各遷移経路に対して次の処理を行い、論理的遷移経路を抽出する。
(ステップB−3−1)
遷移元作業からROOT作業までの階層を作業階層テーブル130内の親子関係を辿り、(ステップB−1)で得られた作業集合に含まれ、かつ、最初に見つかった作業(遷移元の実作業に最も近い階層の作業)を、遷移元の論理的作業とする。
(ステップB−3−2)
遷移先作業からROOT作業までの階層を作業階層テーブル130内の親子関係を辿り、(ステップB−1)で得られた作業集合に含まれ、かつ、最初に見つかった作業(遷移先の実作業に最も近い階層の作業)を、遷移先の論理的作業とする。
(ステップB−3−3)
(ステップB−3−1)で得られた遷移元の論理的作業と(ステップB−3−2)で得られた遷移先の論理的作業が同じである場合は、この論理的遷移経路を排除し、異なる場合にはワークフローを構成する論理的遷移経路の要素として残す。
(ステップB−4)
(ステップB−1)で得られた要素の作業と、(ステップB−3)で得られた経路の情報を結果として進捗状況参照モジュール114へ返す。
<論理進捗状況判定モジュール116の作用等>
論理進捗状況判定モジュール116は、進捗状況参照モジュール114からの問い合わせを受けて、例えば、次のように動作する。
(ステップC−1)
作業抽出モジュール117に問い合わせて、経理審査者が参照できる作業の集合を得る。
(ステップC−2)
案件実行状況データ記憶モジュール118内の案件実行情報より、目的の案件において、現在実行中である作業を抽出する(複数の作業であってもよい)。
(ステップC−3)
(ステップC−2)で得られた各実行中の作業に対して、次の処理を行い、論理的作業の進捗情報を抽出する。
(ステップC−3−1)
実行中の実作業からROOT作業までの階層を作業階層テーブル130内の親子関係を辿り、(ステップC−1)で得られた作業集合に含まれ、かつ、最初に見つかった作業(実行中の実作業に最も近い階層の作業)を、論理的作業の進捗情報の要素とする。
(ステップC−4)
(ステップC−3)で得られた論理的作業の進捗情報を結果として進捗状況参照モジュール114へ返す。
<作業抽出モジュール117の作用等>
作業抽出モジュール117は、論理経路生成モジュール115又は論理進捗状況判定モジュール116からの問い合わせを受けて、例えば、次のように動作する。
(ステップD−1)
ワークフロー定義データ記憶モジュール119内のアクセス権テーブル150を参照し、経理審査者が参照できる論理的作業を抽出する。
(ステップD−2)
(ステップD−1)で得られた論理的作業の直下に位置する、実作業又は論理的作業を、ワークフロー定義データ記憶モジュール119内の作業階層テーブル130から抽出する。
(ステップD−3)
(ステップD−1)及び(ステップD−2)で得られた実作業及び論理的作業の集合を論理経路生成モジュール115又は論理進捗状況判定モジュール116へ返す。
図16〜図21を用いて、進捗状況参照モジュール114が提示するワークフロー例を説明する。いずれも同じ案件のワークフロー例を示したものである。
図16に示すワークフロー例は、実作業として、新規申請1611、部門新規審査1612、再申請1/1613、部門再審査1614、経理新規審査1615、再申請2/1616、経理再審査1617、決済1618がある。
そして、利用者が進捗状況を把握できるように、現在、実行されている作業を点線で示している。図16の例では、実作業の経理新規審査1615が点線で示されている。
矢印で表現されている遷移経路によって、新規申請1611の次に部門新規審査1612が行われること(遷移経路1621)、部門新規審査1612の次に再申請1/1613又は経理新規審査1615が行われること(遷移経路1622、1624)、再申請1/1613の次に部門再審査1614が行われること(遷移経路1623)、部門再審査1614の次に経理新規審査1615が行われること(遷移経路1625)、経理新規審査1615の次に再申請2/1616又は決済1618が行われること(遷移経路1626、1627)、再申請2/1616の次に経理再審査1617が行われること(遷移経路1628)、経理再審査1617の次に決済1618が行われること(遷移経路1629)が表されている。
図17は、図16で示したワークフローに部門審査1711、再申請1712、経理審査1713という論理的作業を設定した状態のワークフローの例である。
部門審査1711は部門新規審査1612と部門再審査1614を含み、再申請1712は再申請1/1613と再申請2/1616を含み、経理審査1713は経理新規審査1615と経理再審査1617を含んでいる論理的作業である。これらの論理的作業は、連続していない実作業を複数含んでいてもよい。つまり、現実の部門が実行する作業だけを集めて論理的作業を構成することが可能であり、例えば、経理が行う経理審査は、経理新規審査1615と経理再審査1617であるが、連続している作業ではないが、これらをまとめて論理的作業としている。
また、現在、実行されている実作業を含む論理的作業も点線で示している。図17の例では、経理審査1713が点線で示されている。
図18は、図17で示したワークフローに審査1811という階層的な論理的作業(3階層)を設定した状態のワークフローの例である。
審査1811は部門審査1711と経理審査1713を含んでいる論理的作業である。そして、審査1811、経理審査1713、経理新規審査1615というように階層的に利用者に認識されるように、実行されている実作業を含む論理的作業を点線で示す。
図19は、図18で示したワークフローの最上位の論理的作業である審査1811と再申請1712を用いた状態のワークフローの例である。利用者が参照する権限がない場合、又は利用者が特定の階層の作業のみを概観したい場合などに対応するために、論理的作業内の作業は表示していない。
つまり、新規申請1611の次に審査1811が行われること(論理的遷移経路1921)、審査1811の次に再申請1712又は決済1618が行われること(論理的遷移経路1922、1924、1926、1927)、再申請1712の次に審査1811が行われること(論理的遷移経路1923、1925)が表されている。
なお、審査1811から決済1618等へ移る論理的遷移経路が2本あるが、これは、決済1618へ移る実作業が2つあることを示している。また、この2本の論理的遷移経路を1本にまとめてもよい。
図20は、図19で示したワークフローの審査1811内の1つ下の階層である部門審査1711と経理審査1713までを用いた状態のワークフローの例である。
つまり、新規申請1611の次に部門審査1711が行われること(論理的遷移経路2021)、部門審査1711の次に再申請1712又は経理審査1713が行われること(論理的遷移経路2022、2026、2027)、再申請1712の次に部門審査1711又は経理審査1713が行われること(論理的遷移経路2023、2025)、経理審査1713の次に再申請1712又は決済1618が行われること(論理的遷移経路2024、2028、2029)が表されている。
図21は、図19で示したワークフローの経理審査1713内の下の階層である経理新規審査1615と経理再審査1617までを用いた状態のワークフローの例である。再申請1712についてはそのままである。
つまり、新規申請1611の次に部門審査1711が行われること(論理的遷移経路2021)、部門審査1711の次に再申請1712又は経理新規審査1615が行われること(論理的遷移経路2022、2121、2122)、再申請1712の次に部門審査1711又は経理再審査1617が行われること(論理的遷移経路2023、2124)、経理新規審査1615の次に再申請1712又は決済1618が行われること(論理的遷移経路2123、遷移経路1627)、経理再審査1617の次に決済1618が行われること(遷移経路1629)が表されている。
なお、前述した実施の形態としてのプログラムが実行されるコンピュータのハードウェア構成は、図22に示すように、一般的なコンピュータであり、具体的にはパーソナルコンピュータ、サーバーとなり得るコンピュータ等である。ワークフロー定義作成モジュール11、ワークフロー定義管理モジュール12、ワークフロー制御モジュール13、進捗状況参照モジュール14、論理経路生成モジュール15、進捗状況判定モジュール16、論理進捗状況判定モジュール116、作業抽出モジュール117等のプログラムを実行するCPU2201と、そのプログラムやデータを記憶するRAM2202と、本コンピュータを起動するためのプログラム等が格納されているROM2203と、補助記憶装置であるHD2204(例えばハードディスクを用いることができる)と、キーボードやマウス等のデータを入力する入力装置2206と、CRTや液晶ディスプレイ等の出力装置2205と、通信ネットワークと接続するための通信回線インタフェース2207(例えばネットワークインタフェースカードを用いることができる)、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス2208により構成されている。これらのコンピュータが複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
なお、図22に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図22に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えばASIC等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図22に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、情報家電、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(多機能複写機とも呼ばれ、スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等の機能を有している)などに組み込まれていてもよい。
また、前述した実施の形態を実現するにあたって、例えばクライアント・サーバー型のように通信回線2304を介して、ワークフローを専門に処理することができるワークフローサーバーを構成するようにしてもよい。つまり、図23に示すように、PC2301、ワークフローサーバー2302、プリンタ2303等が通信回線2304を介して接続されており、利用者がPC2301を操作して、プリンタ2303に対象とするワークフローを処理させ、PC2301の表示装置にワークフローを表示させ、その結果をプリンタ2303でプリントアウトするようにしてもよい。PC2301、ワークフローサーバー2302は、互いにワークフローに関する指示、処理結果等を送受信するモジュールを有しており、PC2301はワークフローを提示するモジュールを有している。
その場合に、ワークフローサーバー2302は、実作業だけで構成されているワークフローを扱うものであり、PC2301は、利用者に論理的作業をも含むワークフローを提示するものとして構成してもよい。つまり、受信側であるPC2301は、実作業を論理的作業に置換、又は論理的作業を付加して提示するように構成する。具体的には、ワークフローサーバー2302は、実作業に関するワークフロー定義データ、案件実行状況データを記憶しており、PC2301は、ワークフローサーバー2302よりこれらのデータを受信し、論理的作業に置換、又は論理的作業を付加して、論理的作業に関するワークフローを提示する。
また、ワークフローサーバー2302をスタンドアローンで用いることもできる。ワークフローサーバー2302を利用者が直接操作して、ワークフロー提示モジュールが対象とするワークフローをワークフローサーバー2302の表示装置に表示させてもよい。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納して提供してもよく、また、そのプログラムを通信手段によって提供してもよい。その場合、例えば、前記説明したプログラムについて、「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」の発明として捉えてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第1の実施の形態が取り扱うワークフロー定義情報のテーブル構成例を示す説明図である。 作業テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。 経路テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。 アクセス権テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示するワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示するワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示する目的に応じたレベルでワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示する目的に応じたレベルでワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示する目的に応じたレベルでワークフロー例を示す説明図である。 第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図である。 第2の実施の形態が取り扱うワークフロー定義情報のテーブル構成例を示す説明図である。 作業階層テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。 経路テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。 アクセス権テーブルのデータ構造の例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示するワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示するワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示するワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示する目的に応じたレベルでワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示する目的に応じたレベルでワークフロー例を示す説明図である。 進捗状況参照モジュールが提示する目的に応じたレベルでワークフロー例を示す説明図である。 実施の形態を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施の形態を実現する構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11…ワークフロー定義作成モジュール
12…ワークフロー定義管理モジュール
13…ワークフロー制御モジュール
14…進捗状況参照モジュール
15…論理経路生成モジュール
16…進捗状況判定モジュール
17…案件実行状況データ記憶モジュール
18…ワークフロー定義データ記憶モジュール
30…作業テーブル
40…経路テーブル
50…アクセス権テーブル
111…ワークフロー定義作成モジュール
112…ワークフロー定義管理モジュール
113…ワークフロー実行制御モジュール
114…進捗状況参照モジュール
115…論理経路生成モジュール
116…論理進捗状況判定モジュール
117…作業抽出モジュール
118…案件実行状況データ記憶モジュール
119…ワークフロー定義データ記憶モジュール
130…作業階層テーブル
140…経路テーブル
150…アクセス権テーブル
211…経路テーブル
212…ワークフローテーブル
213…作業テーブル
214…アクセス権テーブル
1211…ワークフローテーブル
1212…経路テーブル
1213…作業階層テーブル
1214…アクセス権テーブル
1215…作業テーブル

Claims (8)

  1. コンピュータを、
    ワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶部に記憶するように制御する記憶制御手段、
    前記記憶部に記憶された論理的作業定義に基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記記憶部に記憶された論理的作業定義は階層的に定義されており、
    前記ワークフロー提示手段は、前記階層的な論理的作業定義に基づいてワークフローを提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記ワークフロー提示手段は、論理的作業と論理的作業又は作業間とを結ぶ論理的遷移経路を提示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記論理的作業定義には、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を参照できる権限を設定でき、
    前記ワークフロー提示手段は、該権限が設定されている場合は、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を提示する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記論理的作業定義には、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を参照できる権限を設定でき、
    前記ワークフロー提示手段は、該権限が設定されていない場合は、該論理的作業定義に含まれる作業又は論理的作業を提示しない
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  6. ワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶された論理的作業定義に基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段
    を具備することを特徴とする情報処理システム。
  7. ワークフローを定義した作業定義を記憶する作業定義記憶手段と、
    ワークフローの進捗状況と、前記作業定義記憶手段によって記憶された該ワークフローの作業定義を送信する送信手段
    を具備するワークフロー装置と、
    前記ワークフロー装置内のワークフロー情報送信手段によって送信されたワークフローの進捗状況と該ワークフローの作業定義を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶する論理的作業定義記憶手段と、
    前記論理的作業定義記憶手段によって記憶された論理的作業定義と前記受信手段によって受信されたワークフローの進捗状況とに基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段
    を具備するワークフロー提示装置
    を具備することを特徴とするワークフローシステム。
  8. ワークフローの進捗状況と該ワークフローの作業定義を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたワークフローにおける1つ又は複数の作業を含む論理的作業を定義した論理的作業定義を記憶する論理的作業定義記憶手段と、
    前記論理的作業定義記憶手段によって記憶された論理的作業定義と前記受信手段によって受信されたワークフローの進捗状況とに基づいて、前記論理的作業を用いた進捗状況を示すワークフローを提示するワークフロー提示手段
    を具備するワークフロー提示装置。
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