JP2007115080A - 経営管理システム、経営管理方法および経営管理プログラム - Google Patents

経営管理システム、経営管理方法および経営管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】SDD表による管理に必要な証拠書類を簡易に表示することができ、その証拠書類のアクセス権の管理をすることができるようにした経営管理システムを提供する。
【解決手段】経営管理システムは、社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段と、前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類を表示することができる書類表示手段を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システム、経営管理方法および経営管理プログラムに関する。
現代の企業経営にとって重要なキーのひとつとして、CSRが注目されている。CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略であり、「企業の社会的責任」のことである。
企業に新たな強みを与えるものとして、このCSRを積極的に活用しようという動きが広がっている。
その中で、CSR診断ツールとしてSDD表を用いることが提案されている。この「SDD表(Societal Demands Deployment Table)」(登録商標)とは、社会からの要請や期待に対する自社の対応状況を定量的に把握、分析し、戦略に活かすためのCSRマネジメントツールである。
SDD表の機能としては、次の3つがある。
(1)社会からの要請項目と自社のアクティビティとを突き合わせて、対応度合いを把握することができるようになる。
(2)社会からの要請項目に対し、自社の対応の有無、対応している範囲、成熟度を定量化できるものである。
(3)5大カテゴリーに層別された78要請項目を、6大ガバナンス項目ごとに分解して検証することで、自社の強み、弱みを発見でき、戦略的な改善・革新につなげることが可能になる。
また、企業は複数の会社からなるグループを形成している場合がある。その企業グループの経営革新を行う場合、その企業グループ全体のCSRを管理する必要がある。
CSRに限られないが、経営革新を行う際に、全社レベルの視点において経営革新を行う場合と、会社の下位組織である部署レベルの視点から行う場合がある。全社レベルの視点において行う経営革新は、予め全社レベルでのテーマを経営責任者等が選定し、これを下位組織にトップダウンして推進するものであり、部署レベルの視点において行う経営革新は、各部署が主体的にテーマアップし、これを推進し、その進捗状況を経営責任者等に報告するものである。これらの状況で用いられるシステムとして、特許文献1には、全社の下位組織である部署レベルの視点から経営革新を行うにあたり、即座に成果を把握することができ、且つ他部門、他部署の成果をも即座に把握することができるようにした経営革新推進方法及び経営革新進捗状況管理システムを提供することを目的とし、単一企業又は企業グループを全社とし、その全社を構成する部門の下位組織である部署を推進単位として全社の経営革新を行うための経営革新推進方法又は経営革新進捗状況管理システムであって、各部署別の進捗状況と、その進捗状況を所属する部門別に集計して得られる各部門別の進捗状況と、それを総合した全社の進捗状況とをそれぞれサーバー端末に記憶し、前記各進捗状況を経営責任者及び各部署に配置したクライアント端末より相互に閲覧可能とするシステムがある。
特開2002−99710号公報
しかしながら、このような従来の技術では、CSRの管理、特にSDD表による管理に必要な証拠書類を簡易に表示することができなかったり、その証拠書類の取扱いについてその都度アクセス権の設定が必要であり煩雑になるという問題点があった。
また、SDD表には、企業の実際の対応または活動内容を記載し、これを最新のものにする必要があるが、それが最新のものであるか否かを判断するのは困難であり、活動が変更されていてもその変更を知ることができないという問題点があった。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、SDD表による管理に必要な証拠書類を簡易に表示することができ、その証拠書類のアクセス権の管理をすることができるようにした経営管理システム、経営管理方法および経営管理プログラムを提供することを目的としている。
また、本発明は、SDD表を最新の状態に保つことができるように操作者に促すことができるようにした経営管理システム、経営管理方法および経営管理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムであって、
社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段と、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類を表示することができる書類表示手段
を具備することを特徴とする経営管理システム。
[2] 前記テーブルは組織単位に作成されており、
複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができる組織判断手段と、
前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記組織判断手段によって判断された組織間の関係に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
を具備することを特徴とする[1]記載の経営管理システム。
[3] 前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
を具備することを特徴とする[1]記載の経営管理システム。
[4] 前記テーブルは組織単位に作成されており、
複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができる組織判断手段と、
前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記組織判断手段によって判断された組織間の関係および前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
を具備することを特徴とする[1]記載の経営管理システム。
[5] 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムであって、
社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段と、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶するログ記憶手段と、
前記証拠書類記憶手段内に記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時が前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知することができる通知手段
を具備することを特徴とする経営管理システム。
[6] 前記テーブルは組織単位に作成されており、
複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができる組織判断手段と、
前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記組織判断手段によって判断された組織間の関係および前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
を具備することを特徴とする[5]記載の経営管理システム。
[7] 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムで行われる経営管理方法であって、
前記経営管理システムは、社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段を少なくとも具備し、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類を表示する
ことを特徴とする経営管理方法。
[8] 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムで行われる経営管理方法であって、
前記経営管理システムは、社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶するログ記憶手段と、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段を少なくとも具備し、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
前記証拠書類記憶手段内に記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時が前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知する
ことを特徴とする経営管理方法。
[9] コンピュータに、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理させる経営管理プログラムであって、
前記コンピュータに、
社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブル機能と、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶機能と、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶機能に記憶されている証拠書類を表示することができる書類表示機能
を実現させることを特徴とする経営管理プログラム。
[10] コンピュータに、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理させる経営管理プログラムであって、
前記コンピュータに、
社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブル機能と、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶機能と、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶するログ記憶機能と、
前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの前記ログ記憶機能により記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時が前記ログ記憶機能により記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知することができる通知機能
を実現させることを特徴とする経営管理プログラム。
前記本発明は次のように作用する。
本発明における経営管理システム、経営管理方法および経営管理プログラムは、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理することができるものである。
社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段とがある。そして、より具体的には、前記テーブルは、要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがある。そして、操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類を表示することができる。これによって、CSR管理に必要な証拠書類を簡易に表示することができるようになる。
また、前記テーブルは組織単位に作成し、複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができるようにし、記憶されている証拠書類に、判断された組織間の関係に応じてアクセスできるか否かを判断することができる。これによって、組織に応じた、その証拠書類のアクセス権の管理を容易にすることができるようになる。
また、記憶されている証拠書類に、前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができるようにすることもできる。これによって、成熟度に応じた、その証拠書類のアクセス権の管理を容易にすることができるようになる。
また、前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶し、記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時がセルの変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知することによって、CSR管理に必要なテーブルを最新の状態に保つことができるように操作者に促すことができる。
また、前記テーブルは組織単位に作成し、複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができるようにし、記憶されている証拠書類に、判断された組織間の関係および前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができる。これによって、さらにCSR管理に必要な証拠書類を簡易に表示することができるようになる。
本発明にかかる経営管理システム、経営管理方法および経営管理プログラムによれば、CSR管理に必要な証拠書類を簡易に表示することができるようになる。組織間の関係に応じた、その証拠書類のアクセス権の管理を容易にすることができるようになる。そして、成熟度に応じた、その証拠書類のアクセス権の管理を容易にすることができるようにもなる。
また、CSR管理に必要なテーブルを最新の状態に保つことができるように操作者に促すことができ、最新の状況を的確に管理することができる。
以下、図面に基づき本発明の好適な一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。図1は、本発明の一実施の形態の概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態における部分(モジュール)はプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。したがって、本実施の形態は、システム、プログラムおよび方法の説明をも兼ねている。また、部分は機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1部分を1プログラムで構成してもよいし、複数部分を1プログラムで構成してもよい、逆に1部分を複数プログラムで構成してもよい。また、複数部分は1コンピュータによって実行されてもよいし、分散または並列環境におけるコンピュータによって1部分が複数コンピュータで実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続を含む。
また、システムとは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータによって実現される場合も含まれる。
なお、ここで書類とは、オブジェクトであり、コンピュータが処理対象にできるものである。より具体的には、内容には、テキスト、画像、音声、動画等が含まれる。
なお、経営管理システムが実現されるコンピュータとは、図3に示すように、一般的なコンピュータであり、パーソナルコンピュータ等がある。プログラムを実行するCPU310と、そのプログラムやデータを記憶するメモリ320と、HDD等により構成されている補助記憶装置330と、キーボード、マウス等のデータを入力する入力装置340と、CRTや液晶ディスプレイ等の出力装置350、結果等を紙等に出力するための印刷装置360、他のコンピュータ等と通信を行うためのネットワークインタフェース380、そして、それらをつないでデータのやりとりをするためのバス370により構成されている。これらのコンピュータがネットワークインタフェース380を介して複数台互いにネットワークによって接続されていてもよい。
本実施の形態である経営管理システムは、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムであって、図1に示すように、SDD表110と証拠書類データベース210と書類表示部400と組織判断部500とアクセス権判断部600とアラーム部700とログ記憶部800とを備えている。
SDD表110は、社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルである。具体的には、図4に示すように、縦軸に「社会から企業への要請または期待」である要請項目が並んでおり、5大カテゴリー(CSR基本、市場、環境、人間、社会)に層別された78個の要請項目からなる。横軸には、「経営上管理すべき項目」である6つのガバナンス項目(要請に関する社の方針、実行体制、取り組み・実行状況、社内外による監査、改善活動、情報公開とコミュニケーション)からなり、小項目として34個ある。
SDD表110は、ステークホルダーからの視点で作成されたものである。ステークホルダーとしては、お客様、株主、取引先、競争相手、今日の世代、将来の世代、生態系・地球、従業員、経営者、地域社会、市民社会、国際社会、NGO、NPO等がある。そして、これらのステークホルダーの視点が反映されているものとして、社会全体からの評価項目・ガイドラインを示していると思われる国連グローバルコンパクト、Global Reporting Initiative、環境経営格付財団、経済同友会企業白書があり、これらのガイドラインから抽出、層別して、要請項目、ガバナンス項目が作成されている。
したがって、SDD表110は78×34個のセルからなる。各セル内には、要請項目に対して、対応するガバナンス項目の実際の活動内容等が記憶されている。これらについては、図5、図6を用いて後に詳説する。
また、SDD表110には、特に成熟度欄195と証拠書類欄120とがある。成熟度欄195と証拠書類欄120は、各セル内にある。そして、成熟度欄195は、活動内容の成熟度(デプス)を記載する欄であり、例えば、デプス1として「他社からベンチマークされる活動内容レベルにあるもの」、デプス2として「平均的な活動内容レベルにあるもの」、デプス3として「他社と比べ、活動内容のレベルがやや劣るもの」が記憶されている。証拠書類欄120は、そのセルに記憶されている活動内容等を示す証拠書類へのリンクが記憶されている。具体的には、その証拠書類が格納されているアドレスを一意に識別できるものである。SDD表110は、この証拠書類欄120を介して、証拠書類データベース210内の証拠書類とリンクされている。
証拠書類データベース210は証拠書類が格納されているデータベースである。この証拠書類データベース210内の証拠書類は、SDD表110内の証拠書類欄120を介して、SDD表110から参照できるようになっている。そして、書類表示部400は、操作者の操作に応じて、証拠書類欄120のリンクに従って証拠書類データベース210内の証拠書類を操作者に対して表示する。
組織判断部500は、SDD表110が組織単位に作成されている場合、複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができる。
アクセス権判断部600は、証拠書類データベース210に記憶されている証拠書類に、組織判断部500によって判断された組織間の関係に応じてアクセスできるか否かを判断することができる。また、証拠書類欄120内の成熟度欄195に応じて、証拠書類データベース210に記憶されている証拠書類にアクセスできるか否かを判断することもできる。書類表示部400は、このアクセス権判断部600の判断によって証拠書類を表示するか否かを決定することができる。
ログ記憶部800は、SDD表110のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶する。
アラーム部700は、証拠書類データベース210内に記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルのログ記憶部800に記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時がログ記憶部800に記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知することができる。
図2は、複数の経営管理システム間の関係を概念的に示しており、経営管理システム内の主にSDD表110と証拠書類欄120と証拠書類データベース210との関係を示している。経営管理システムは、企業グループ内でも用いることができ、その場合は、互いの各社経営管理システムが連携している。図2に示すように、例えば本社とその子会社であるA社、B社とがあり、それぞれが経営管理システムを有しているとする。本社の経営管理システムは、A社、B社を含めて、CSR管理をしなければならないので、証拠書類欄120がリンクしている先の証拠書類が格納されているデータベースとしては、証拠書類データベース210のみならず、A社の証拠書類データベース211やB社の証拠書類データベース212がある。
この場合、SDD表110、SDD表111、SDD表112、証拠書類データベース210、証拠書類データベース211、証拠書類データベース212は、会社毎に作成されている。
次に作用・働き(動作)を説明する。
経営管理システムは、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理することができるものである。
SDD表110を操作者に対して表示する際の具体的なイメージを図5、図6を用いて説明する。SDD表110全体を表示するには、SDD表110は膨大なセル数であり、人間が一覧するには適さない。そこで、適度にセルを区切って閲覧できるようにカード型で表示できるようにしている。図5は、SDD表110のセル内を表した図である。図6は、要請項目とガバナンス項目の説明等を含めてセル内を表した図である。SDD表110のセルは、要請項目とガバナンス項目とによって特定できる。つまり、要請項目は縦軸内の位置を示し、ガバナンス項目は横軸内の位置を示すからである。ガバナンスNo.欄130は、No.1からNo.34まである。セル内は、実際の活動内容欄140と機能ボタン欄150とメモ/備考欄160と関連指標欄170とガバナンス項目の提示、解説欄180とに分かれている。実際の活動内容欄140には具体的な活動やその活動の範囲(レンジ)が数字で記入されている。活動の範囲(レンジ)とは、その項目が対象としている範囲のことであり、例えば、レンジ1は「自社のみで対応しているもの」、レンジ2は「国内の関連会社、販売会社まで含めて対応できているもの」、レンジ3は「海外の関連会社、販売会社まで含めて対応できているもの」、レンジ4は「ビジネスパートナーまで含めて対応できているもの」を示している。機能ボタン欄150内には、対応範囲欄190と成熟度欄195と証拠書類欄120がある。対応範囲欄190は、前記活動の範囲(レンジ)が実際の活動内容欄140内では単に数字で表示されているので、この意味を表示するものである。つまり、このボタンが操作者により押されると、例えば、レンジ1であれば、「自社のみで対応しているもの」と表示される。成熟度欄195は、前述のように、活動内容の成熟度(デプス)を記載する欄であり、例えば、デプス1(他社からベンチマークされる活動内容レベルにあるもの)、デプス2(平均的な活動内容レベルにあるもの)、デプス3(他社と比べ、活動内容のレベルがやや劣るもの)が記載されている。
証拠書類欄120は、実際の活動内容欄140に記載された活動が具体的にどのようなものであるかを示す証拠書類を表示するためのボタンである。操作者によって、このボタンが押されると、その証拠書類が格納された証拠書類データベース210にアクセスし、書類表示部400によって、その証拠書類が表示される。これによって、CSR管理に必要な証拠書類を簡易に表示することができるようになる。
また、図2のように経営管理システムが会社間で接続されている場合は、SDD表110〜112は会社毎に作成されている。そして、本社の経営管理システムは、子会社A社の証拠書類をリンクしており、図5の証拠書類欄120のボタンが押されることにより、A社の証拠書類が本社の経営管理システムの操作者に対して表示される。その際、本社、A社間の関係が、組織判断部500によって判断される。この場合、本社は上位であり、A社は下位であると判断される。同様に、A社とB社の間の関係では、同位であると判断される。そして、その判断結果に応じて、本社の経営管理システムはA社の証拠書類にアクセスできるか否かをアクセス権判断部600によって判断される。この際に会社間の関係によって、どのようなアクセスができるかについては、図7に示すようなアクセス権テーブルによって管理されている。つまり、自社がリンクしている先の他社の組織よりも上位組織である場合は、自社の経営管理システムは、他社が保有している証拠書類に対して、読み込みができ、書き込みは不可であること、同位組織である場合は、読み込みができ、書き込みは不可であること、下位組織である場合は、読み込みも書き込みもできないことを示している。これによって、組織に応じた、その証拠書類のアクセス権の管理を容易にすることができるようになる。
また、アクセス権判断部600は、成熟度欄195に記憶されている成熟度に応じて、アクセスできるか否かを判断することもできる。具体的には、アクセス権判断部600は、SDD表110内の成熟度欄195に記憶されている成熟度、つまりデプス1であれば「他社からベンチマークされる活動内容レベルにあるもの」であるので、秘密にするよりも積極的に他社に開示してベンチマークしてもらったほうがよいので、常にアクセスすることができるようにしてよい。また、デプス2やデプス3は、それぞれ「平均的な活動内容レベルにあるもの」、「他社と比べ、活動内容のレベルがやや劣るもの」であるので、開示するほどのものではないので、アクセス不可と判断される。また、前述した組織判断部500の判断結果と合わせてアクセスできるか否かを判断するようにしてもよい。すなわち、組織判断部500の判断結果が読み込み可であり、かつデプス1である場合のみアクセス可能であるとしてもよい。組織判断部500の判断結果が読み込み可、またはデプス1である場合のいずれか一方である場合にアクセス可能であるとしてもよい。これによって、成熟度に応じた、その証拠書類のアクセス権の管理を容易にすることができるようになる。
メモ/備考欄160は、現場の気づき、課題等を操作者が自由に記入できる欄である。
関連指標欄170は、要請項目を作成する際に参考にされた原典を表示することができるようにしたボタンである。これを表示することによって、操作者にとって要請項目がどのような意味を持っているのかが正確に理解できるようになる。
ガバナンス項目の提示、解説欄180は、重視する要素などの提示が行われている。
図6は、図5に加えて、要請レベル欄410、1次〜3次要請欄420、説明欄430、取り組み状況記入欄440、担当部門コメント欄450、第三者コメント欄460、レポートボタン470、指標ボタン480が表示されている。
要請レベル欄410は、要請のレベルを表示しており、具体的には、レベル1(法律、政治、行政上からの義務と責任としての要請)、レベル2(倫理や社会通念、批准されていないが国際的な約束事)、レベル3(ISO等の公的規格としての要請)、レベル4(業界や団体で規制している事項としての要請)、レベル5(社内で自主的に規制したり、規定した基準(規準)としての期待)、レベル6(自発的な社会貢献による独自の価値創造活動としての期待)がある。なお、レベル1からレベル4は要請であり、レベル5,6は期待である。
1次〜3次要請欄420は、1次要請、2次要請、3次要請からなり、プルダウンメニューによって78項目の要請項目から選択できるようになっている。
説明欄430は、3次要請項目についての解釈の説明が表示されている。
取り組み状況記入欄440は、現場の部門長による総括コメントが記載される。
担当部門コメント欄450は、社内のCSR管理部門による診断コメントが記載される。
第三者コメント欄460は、外部機関による診断コメントが記載される。
レポートボタン470は、この要請項目全体に関するレポートを表示するためのボタンである。
指標ボタン480は、この要請項目に関連している指標を表示するためのボタンである。
次に図8のフローチャートを用いて、証拠書類にアクセスする際に、そのアクセス権のチェックの処理について説明する。
ステップS710では、図6に示すようにSDD表110が表示されている場合に、操作者の操作を検知する。
ステップS720では、ステップS710による操作が証拠書類へのアクセス要求か否かを判断する。つまり、図6に示す証拠書類欄120ボタンが操作者によって押されたという操作であるか否かを判断する。証拠書類欄120ボタンが押された場合は、ステップS730へ進み、違う操作の場合は、ステップS710へ戻る。
ステップS730では、アクセス権をチェックする。つまり、アクセス権判断部600が組織判断部500または/かつ成熟度欄195の状態によりその証拠書類に対してアクセスできるか否かをチェックする。
ステップS740では、アクセス権判断部600のチェック結果に応じて、判断を行う。すなわち、アクセス可能であるならばステップS760へ進み、アクセス不可であればステップS750へ進む。
ステップS760では、書類表示部400が証拠書類を表示する。
ステップS750では、その証拠書類は表示できないので、その旨の警告を発し、ステップS710へ戻る。
この処理を操作者による操作が終了するまで続ける。
次に図9のフローチャートを用いて、SDD表110を変更すべきか否かを判断する処理について説明する。
ステップS810では、証拠書類の作成日時をチェックする。
ステップS820では、その証拠書類をリンクしているセルの変更日時をチェックする。
ステップS830では、ステップS810でチェックした証拠書類の作成日時と、ステップS820でチェックしたセルの変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時がセルの変更日時よりも新しい場合はステップS840へ進み、そうでない場合はステップS810へ戻る。つまり、証拠書類が新しくなっているということは状況が変化したということであり、その状況が変化しているにもかかわらず、SDD表110が更新されていないということを示しているので、操作者にそのような状況であることを警告する必要がある。
ステップS840では、SDD表110を更新すべきである旨の警告を発する。これによって、CSR管理に必要なSDD表110を最新の状態に保つことができるよう操作者に促すことができる。そして、ステップS810へ戻り、この処理を全ての証拠書類に対して行う。
なお、図2では、会社毎に経営管理システムを有する場合を説明したが、会社間のみならず、一会社内で部門毎に同様の形態で経営システムが接続されていてもよい。そして、組織には、一会社内の部門単位、会社等のものも含まれている。
なお、説明した経営管理システムを実現するプログラムについては、記録媒体に格納することも可能であり、その場合は、以下の発明としても把握することができる。
コンピュータに、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理させる経営管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータに、
社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブル機能と、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶機能と、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶機能に記憶されている証拠書類を表示することができる書類表示機能
を実現させることを特徴とする経営管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
コンピュータに、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理させる経営管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記コンピュータに、
社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブル機能と、
証拠書類を記憶している証拠書類記憶機能と、
前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶するログ記憶機能と、
前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの前記ログ記憶機能により記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時が前記ログ記憶機能により記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知することができる通知機能
を実現させることを特徴とする経営管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去および書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、上記のプログラムまたはその一部は、上記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に載せて搬送することも可能である。
さらに、上記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
本発明の一実施の形態に係る概念的なモジュール構成図である。 本発明の一実施の形態であり、複数の経営管理システム間の関係を概念的に示している図である。 本発明の一実施の形態である経営管理システムが実現されるコンピュータを示す図である。 SDD表を示す図である。 SDD表のユーザインタフェースを示す図である。 SDD表のユーザインタフェースを示す図である。 組織間の関係におけるアクセス権を示す図である。 アクセス権があるか否かを判断するフローチャートである。 SDD表を変更すべきか否かを判断するフローチャートである。
符号の説明
110…SDD表
111…SDD表
112…SDD表
120…証拠書類欄
121…証拠書類欄
122…証拠書類欄
130…ガバナンスNo.欄
140…実際の活動内容欄
150…機能ボタン欄
160…メモ/備考欄
170…関連指標欄
180…ガバナンス項目の提示、解説欄
190…対応範囲欄
195…成熟度欄
196…関連指標ボタン
210…証拠書類データベース
211…証拠書類データベース
212…証拠書類データベース
310…CPU
320…メモリ
330…補助記憶装置
340…入力装置
350…出力装置
360…印刷装置
370…バス
380…ネットワークインタフェース
400…書類表示部
410…要請レベル欄
420…1次〜3次要請欄
430…説明欄
440…取り組み状況記入欄
450…担当部門コメント欄
460…第三者コメント欄
470…レポートボタン
480…指標ボタン
500…組織判断部
600…アクセス権判断部
700…アラーム部
800…ログ記憶部

Claims (10)

  1. 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムであって、
    社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
    証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段と、
    前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
    操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類を表示することができる書類表示手段
    を具備することを特徴とする経営管理システム。
  2. 前記テーブルは組織単位に作成されており、
    複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができる組織判断手段と、
    前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記組織判断手段によって判断された組織間の関係に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載の経営管理システム。
  3. 前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載の経営管理システム。
  4. 前記テーブルは組織単位に作成されており、
    複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができる組織判断手段と、
    前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記組織判断手段によって判断された組織間の関係および前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載の経営管理システム。
  5. 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムであって、
    社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
    証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段と、
    前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
    前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶するログ記憶手段と、
    前記証拠書類記憶手段内に記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時が前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知することができる通知手段
    を具備することを特徴とする経営管理システム。
  6. 前記テーブルは組織単位に作成されており、
    複数の組織間の関係として、上位、下位、同位の関係を判断することができる組織判断手段と、
    前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に、前記組織判断手段によって判断された組織間の関係および前記テーブル内の成熟度に応じてアクセスできるか否かを判断することができるアクセス権判断手段
    を具備することを特徴とする請求項5記載の経営管理システム。
  7. 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムで行われる経営管理方法であって、
    前記経営管理システムは、社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
    証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段を少なくとも具備し、
    前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
    操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類を表示する
    ことを特徴とする経営管理方法。
  8. 社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理する経営管理システムで行われる経営管理方法であって、
    前記経営管理システムは、社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブルと、
    前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶するログ記憶手段と、
    証拠書類を記憶している証拠書類記憶手段を少なくとも具備し、
    前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶手段に記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
    前記証拠書類記憶手段内に記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時が前記ログ記憶手段に記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知する
    ことを特徴とする経営管理方法。
  9. コンピュータに、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理させる経営管理プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブル機能と、
    証拠書類を記憶している証拠書類記憶機能と、
    前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
    操作者の操作に応じて、前記証拠書類欄のリンクに従って前記証拠書類記憶機能に記憶されている証拠書類を表示することができる書類表示機能
    を実現させることを特徴とする経営管理プログラム。
  10. コンピュータに、社会から企業への要請または期待と企業の対応または活動とによって企業の社会的責任を管理させる経営管理プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    社会から企業への要請または期待である要請項目と経営上管理すべき項目であるガバナンス項目とによって構成されているテーブル機能と、
    証拠書類を記憶している証拠書類記憶機能と、
    前記テーブルの要請項目とガバナンス項目とが交差するセル内には、実際の対応または活動内容を記載できる活動内容欄と対応範囲を示すことができる対応範囲欄と成熟度を示すことができる成熟度欄と前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類に対するリンクがある証拠書類欄とがあり、
    前記テーブル内のセルが変更された日時を当該セルのアドレスとともに記憶するログ記憶機能と、
    前記証拠書類記憶機能により記憶されている証拠書類の作成日時とその証拠書類をリンクしているセルの前記ログ記憶機能により記憶されている変更日時とを比較し、証拠書類の作成日時が前記ログ記憶機能により記憶されている変更日時よりも新しい場合は、操作者に対して警告を通知することができる通知機能
    を実現させることを特徴とする経営管理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010061592A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Yoshiaki Uwazumi 企業の社会的責任の評価装置および評価シート
JP2015176551A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 ローレルバンクマシン株式会社 出納機管理システム
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JP2018088040A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社 監査支援装置、監査支援システム、監査支援方法、及びプログラム

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