JP2008250729A - スケジュール警告システムおよびスケジュール警告プログラム - Google Patents

スケジュール警告システムおよびスケジュール警告プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スケジュール遅れの警告に関するコミュニケーションの質を向上させることが可能なスケジュール警告システムおよびスケジュール警告プログラムを提供する。
【解決手段】スケジュール警告システムは、3つの基本的機能を有している。すなわち、スケジュール管理手段400と、警告手段500と、関係者データ管理手段600である。ユーザは、遅れ監視条件と警告先計算条件を予め設定し、これら条件に従い、スケジュール遅れの発生を監視し、スケジュール遅れを検知したとき、警告先を計算する。警告先計算手段530は、警告先計算条件に従い、関係者データから、スケジュール遅れが発生した作業項目の関係者を警告先として割り出す。これにより、スケジュール遅れの影響を受ける関係者に対して、効率よく警告を送信することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを介してコミュニケーションされるスケジュール警告システムおよびスケジュール警告プログラムに関し、特に、スケジュール遅れが発生したとき、関係者に警告を送信する技術に関する。
ある仕事をするグループのメンバの所在が分散しているとき、インターネット上のコンピュータシステムや電話などの通信システムを用いて、仕事のスケジュールを管理するようなシステムが一般的に用いられている。
作業やタスクのスケジュールの遅れについて、その関係者に警告を伝達する場合、予め設定された関係者のコンピュータ画面に警告メッセージが表示されたり、電子メールとして警告メッセージが送信されるスケジュール警告システムが用いられている。また、作業やタスクの間の依存関係を用いて、関連する作業やタスクを特定し、それらに対応する関係者を割り出し、その関係者に警告を通知するものがある。
特許文献1は、あるタスクに関して、進捗管理テーブルをチェックして、遅延が見つかった場合、そのタスクに設定された通知先である関係者、および、そのタスクに対してクリティカルバスにあるタスクに設定された通知先である関係者を調べ、遅れの警告を通知する技術を提供するものである。
特許文献2は、ある作業とそれに依存する作業に関して、進捗状況度に基づいた遅延度を求め、遅延度に基づいた工程危険度を計算し、工程危険度の閾値を超えた場合、ある作業とそれに依存する作業の担当者とプロジェクト管理者に、遅延の危険がある警告を通知する技術を提供するものである
特許文献3は、あるタスクについて、延期などの計画変更の要求を入力すると、直接的または間接的に影響をうけるタスクとマイルストーンを推定し、推定されたタスクやマイルストーンに対応する関係者を参照し、その関係者に延期などの変更を通知する手段を備えている。
特開2001−117969 特開2004−185347 特開2004−240486
作業に対する責任者が割り当てられ、その責任者が属する組織の関係者がいるとき、作業のスケジュール遅れが発生し、その責任者や組織の関係者に、警告を伝達するコミュニケーションを考える。そのコミュニケーションにおいては、次の特性が同時に達成されることが重要な目的になる。
(1)伝達するべき警告先に漏れがあってはならない。
(2)必要でないところに、警告を伝達する必要はない。
(3)警告を伝達するのに、遅れがあったり、不適切な時期であってはならない。
本発明では、スケジュール遅れの警告のコミュニケーションに関する目的を設定しているのが、特徴である。
しかし、上述した従来技術では、スケジュール遅れの警告は、単に画面に表示されるのみであったので、関係者が定期的に画面を調べ、遅れの有無を確認する必要があった。このため必要な関係者の全てが画面を確認してくれることが確実ではないので、警告の伝達に漏れが生じていた。また、画面の閲覧には制限を加えることがなされていないため、無関係な人が、警告を知ることができた。さらに、警告を知ることが必要な関係者が、遅れが発生した直後に画面を閲覧するわけではないので、警告の伝達に遅れが発生することがあった。
また、特許文献における従来技術(特許文献1、特許文献2、特許文献3)においても、警告先に漏れあったり、必要でないところに警告を伝達したり、警告の伝達の時期が不適切であることが、発生する。
その原因は、従来技術(特許文献1、特許文献2、特許文献3)における、警告を伝達する関係者を計算する方法は、遅れた作業に基づき、依存関係などの関係のある作業を計算して、その作業に対応する関係者を割り出す方法であったためである。
その従来技術(特許文献1、特許文献2、特許文献3)の課題の詳細は、以下のようであった。
(1)ある作業に関係する人が、複数の人が割り当てられる場合には、その役割責任別に、警告先を考慮して、警告を伝達したほうがいい場合がある。従来技術では、ある作業に対応付けられた関係者は、その役割責任別に複数を割り当てたものではなかった。ある作業に関係する人が、役割責任別に複数割り当てられている場合には、従来技術ではその複数の責任者に警告を送信できないという問題があった。そのため、警告伝達の責任者が、何らかの別の情報源から、作業の関係者を、役割責任別に人手の判断で割り出し、警告先とするしかなかった。そのため、警告の漏れ、無関係者への警告伝達が行われやすかった。また、その判断と割り出しの作業のために、手間と時間がかかり、警告の伝達が遅れてしまうものだった。
(2)ある作業に関係する人は、機能組織やプロジェクト組織に所属している。作業に責任を負っている以上、その上司や同僚にも警告を伝達したほうがいい場合がある。従来技術では、作業に対応付けられた関係者から、その関係者の所属する組織の上司や同僚へ、警告を送信することはできなかった。そのため、警告伝達の責任者が、作業に割り当てられた責任者の機能組織やプロジェクト組織の情報を調べて、上司や同僚を、人手と判断で割り出し、警告先とするしかなかった。そのため、警告の漏れ、無関係者への警告伝達が行われやすかった。また、警告先を割り出すために、手間と時間がかかり、警告の伝達が遅れてしまうものだった。特に(1)で前述したように、「ある作業に関係する人が、複数の人が割り当てられる場合」には、この問題は、著しくなる。
(3)従来技術では、警告先は、作業に割り当てられた関係者として、単純に自動的に計算されて送信されてしまうので、警告伝達の責任者による確認や、送信可否の指定など、その時々の状況を反映させた警告先に警告を伝達することはできないという問題があった。そのため、警告の漏れ、無関係者への警告伝達が行われやすかった。また、意図した警告先に伝達するために、手間と時間がかかり、警告の伝達が遅れてしまうものだった。(ここで、警告先の確認と送信の可否は、遅れが発生する前に設定できる例(第3の実施例)と、遅れ発生後から送信前までに設定できる例(第2の実施例)がある。)。特に(1)で前述したように、「ある作業に関係する人が、複数の人が割り当てられる場合」には、この問題は、著しくなる。
(4)従来技術では、スケジュール遅れの基準を、作業毎やタスク毎に設定できないという問題があった。そのため、遅れの判断基準が早すぎたり、遅すぎたりして、伝達の時期が不適切であった。
(5)従来技術では、スケジュール遅れが関係者から予告される場合には、対応できないという問題があった。そのため、遅れが予告されているにも関わらず、遅れが発生してからはじめて、遅れの警告を受けるという、伝達の時期に不適切さがあった。
本発明は、これらの課題を鑑みてなされたものであり、ネットワークを介して作業をしているユーザに対し、作業のスケジュール遅れの警告に関するコミュニケーションの質を向上させることができるスケジュール警告システムおよびスケジュール警告プログラムを提供することを目的としている。
本発明に係るスケジュール警告システムは、少なくとも1つの作業項目についてのスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、前記スケジュール情報に関係する関係者データを管理する関係者データ管理手段と、前記スケジュール情報の作業項目に基づき、スケジュールの遅れを監視するための遅れ監視条件と、警告の送信先を決定するための警告先計算条件を設定する設定手段と、前記遅れ監視条件に基づき、対応する作業項目にスケジュール遅れが発生したか否かを監視する遅れ監視手段と、スケジュール遅れが発生したとき、前記警告先計算条件に基づき、前記関係者データから作業項目に応じた関係者を割り出し、警告先を求める警告先計算手段と、前記警告先計算手段により求められた警告先に基づき、警告を送信する警告実行手段とを有する。
好ましくは、前記関係者データは、関係者が参加する作業項目に関する作業項目責任分担情報と、当該関係者が属する組織の組織情報またはプロジェクトが属する組織情報のいずれかを含む。好ましくは、前記警告先計算手段は、前記警告先計算条件に従い、前記作業項目責任分担情報から関係者を割り出し、さらに、当該割り出された関係者が属する前記組織情報から関係者を割り出す。また、割り出された関係者に基づき、警告先リストを作成する。
好ましくは、前記遅れ監視手段は、スケジュール情報の作業項目毎の遅れを検知したとき、作業項目毎の遅れ情報を前記警告先計算手段に提供する。
好ましくは、スケジュール警告システムはさらに、警告を送信する前に、前記警告リストの確認を必要とするか否かを設定する警告送信直前確認手段を含む。また、警告を送信するか否かの送信可否情報を前記警告先リストの各警告先に付加する警告送信直前確認設定手段を含む。
好ましくは、スケジュール警告システムはさらに、スケジュール遅れを監視する前に、警告先事前情報を設定するか否かを設定する警告先事前情報作成手段を含む。また、警告先事前情報を利用するか否か設定し、警告先事前情報利用設定として保持する警告先事前情報利用設定手段と、前記警告先事前情報利用設定に基づき、即送信、送信保留および期日指定から、少なくともいずれか1つの制御情報を選択し、前記警告先リストの各警告先に付加する警告先制御情報設定手段とを有する。
好ましくは、スケジュール警告システムはさらに、送信された警告に関し、少なくとも警告先と警告メッセージ含む履歴情報を記憶する警告履歴管理手段を含む。
本発明に係るスケジュール警告プログラムは、少なくともスケジュールの遅れを監視するための遅れ監視条件と、警告の送信先を決定するための警告先計算条件を設定するステップと、前記遅れ監視条件に基づき、対応する作業項目にスケジュール遅れが発生したか否かを監視するステップと、スケジュール遅れが発生したとき、前記警告先計算条件に基づき、関係者データを記憶する記憶媒体から前記作業項目に応じた関係者を割り出し、警告先を求めるステップと、警告先を求めるステップにより求められた警告先に基づき、警告を送信するステップとを有する。
好ましくは、前記警告先を求めるステップは、前記警告先計算条件に従い、作業項目責任分担情報から関係者を割り出し、さらに、当該割り出された関係者が属する組織情報から関係者を割り出す。また、割り出された関係者に基づき、警告先リストを作成する。
好ましくは、前記監視するステップは、スケジュール情報の作業項目毎の遅れを検知したとき、前記警告先を求めるステップに作業項目毎の遅れ情報を提供する。
好ましくは、スケジュール警告プログラムはさらに、警告先を求めるステップの後、警告を送信するステップの前に、警告を送信するか否かの送信可否情報を前記警告リストの各警告先に付加するステップを含む。
好ましくは、スケジュール警告プログラムはさらに、警告先を求めるステップの後、警告を送信するステップの前に、即送信、送信保留および期日指定から、少なくともいずれか1つの制御情報を選択し、前記警告先リストの各警告先に付加するステップを含む。
好ましくは、前記スケジュール警告プログラムはさらに、警告履歴を管理するステップを含み、送信された警告に関し、少なくとも警告先と警告メッセージ含む履歴情報を記憶する警告履歴を管理するステップを含む。
本発明によれば、作業のスケジュール遅れに関わる責任者や、責任者の属する組織の関係者同士の関係を表すデータから算出して警告先とし、また、さらに、警告を発信する責任者の確認や判断を反映して、警告の送信の可否も制御し、、さらに、スケジュールの遅れの基準を作業毎に設定できるようにし、さらに、スケジュールの遅れの予告通知にも対応できるようにし、さらに警告の伝達の履歴を保持し閲覧できるようにして、スケジュール遅れの警告を伝達するため、スケジュール遅れの警告のコミュニケーションの質の向上が可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施例に係るスケジュール警告システムの構成例を示す図である。同図に示すように、スケジュール警告システム1は、サーバ100とユーザPC200と、両者を接続するコンピュータ・ネットワーク300を有している。同図には、代表的なユーザPC200を1つ示しているが、勿論、これ以外にも複数のユーザPCが接続される。スケジュール警告システム1において、サーバ100は、ユーザPC200からの入力・変更などを含むスケジュール情報に関する情報を蓄積し、当該蓄積した情報に基づき、コンピュータ・ネットワーク300を介してユーザPC200へスケジュール遅れの警告を行う機能を備えている。
サーバ100は、CPU110、主記憶装置120、入力装置130、外部記憶装置140および表示装置150を含み、これらはバス160を介して相互に接続される。外部記憶装置140は、好ましくはハードディスク等の大容量記憶装置を用い、後述するようにユーザPC200から入力されたスケジュールや警告に関する情報を蓄積するようなデータベースを構築する。さらに、外部記憶装置140は、種々のプログラムを記憶し、CPU110はそれらのプログラムに従い動作を実行する。
ユーザPC200は、CPU210、主記憶装置220、入力装置230、外部記憶装置240および表示装置250を含み、これらはバス260を介して相互に接続される。外部記憶装置240は、サーバ100からデータを記憶したり、プログラムを記憶する。また、CPU210は、そのプログラムに従い各部を制御する。
サーバ100とユーザPC200は、それぞれ通信機能を有し、コンピュータ・ネットワーク300を介して相互の情報の送受を行う。コンピュータ・ネットワーク300は、例えば、インターネットやLANなどである。
図2は、本実施例に係るスケジュール警告システムの機能的な構成を示すブロック図である。スケジュール警告システム1は、図2に示すように、3つの基本的機能を有している。すなわち、スケジュール管理手段400と、警告手段500と、関係者データ管理手段600である。
スケジュール管理手段400は、スケジュール情報を表示するためのスケジュール表示手段410と、スケジュール情報を保持するためのスケジュール情報保持手段420とを含んでいる。
警告手段500は、スケジュール遅れを監視するための遅れ監視手段510と、検知した遅れ情報を保持する遅れ情報保持手段516と、警告先の事前情報を作成する警告先事前情報作成手段520と、警告先事前情報状態を保持する警告先事前情報状態保持手段522と、警告先を計算する警告先計算手段530、計算された警告先を保持する警告先保持手段540と、保持された警告先に警告を行う警告実行手段550と、実行された警告の履歴情報を管理する警告履歴管理手段560と、警告先事前情報を利用するための設定をする警告先事前情報利用設定手段570と、警告先事前情報利用設定を保持する警告先事前情報利用設定保持手段572と、警告先事前情報利用設定に基づき、計算された警告先を制御する警告先制御手段580と、警告送信責任者を設定する警告送信責任者設定手段592と、設定された警告送信責任者情報を保持する警告送信責任者情報保持手段594とを含んでいる。
また、遅れ監視手段510は、遅れ監視条件設定手段512と、遅れ監視条件保持手段514とを含んでいる。警告先計算手段530は、警告先計算条件設定手段532と、警告先計算条件保持手段534とを含んでいる。警告履歴管理手段560は、警告履歴設定手段562と、警告履歴設定情報保持手段564と、警告履歴保持手段566、警告履歴閲覧手段568とを含んでいる。警告先制御手段580は、警告送信直前確認手段582と、警告送信直前確認設定手段584と、警告送信直前確認設定情報保持手段586と、警告先制御情報設定手段588と、警告先事前情報保持手段590とを含んでいる。
関係者データ管理手段600は、作業項目責任分担情報保持手段610と、機能組織情報保持手段620と、プロジェクト組織情報保持手段630と、関係者データ登録手段640と、メンバ情報保持手段650とを含んでいる。
図3A(a)は、スケジュール管理手段400の一例として、スケジュール情報を示す表示画面例である。スケジュール情報は、スケジュール表示手段410によりユーザに対して表示され、例えば、作業項目である設計A、設計B、設計C、実装Dおよび実装Eについて、横軸の日程に沿って計画と実績の期間を示す。計画の期間は、棒状の長方形で表示され、実績の期間は、計画の期間に平行な点線で表示される。計画や実績の期間やその他の作業項目等は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースやメニューに従い、選択された入力画面から入力される。
ユーザは、各作業項目における計画に関して、遅れの監視条件を設定したり、警告履歴情報の保存や閲覧などを指示することができる。作業項目における計画の選択は、例えば、計画を示す棒状の長方形をマウスの左ボタンでハイライトすることにより行う。図3A(a)に示すスケジュール情報では、設計Aについて、3月の棒状の長方形にシェードがついているが、これが選択されたので、ハイライトされていることを表す。別の方法として、棒状の長方形ではなく、文字列である設計Aを選択して、ハイライトさせてもよい。例えば、選択してから、マウスの右ボタンを押すことで、図3A(b)に示すような作業項目のメニューが表示される。
作業項目のメニューは、例えば、警告先の計算条件の設定、遅れ監視条件の設定、警告履歴の保存、警告履歴の閲覧、警告の送信直前の確認、警告先事前情報の作成、警告先事前情報の利用、コミュニケーションとマネジメント責任者の設定、および警告送信責任者の設定などを表示する。ユーザがいずれか1つの項目を選択することにより、選択された項目に応じたウィンドウが提示される。例えば、ユーザが遅れ監視条件の設定を選ぶと、項目の左側にチェックマークが表示され、遅れ監視条件の設定のためのウィンドウが提示される。
ここでは、作業項目のメニューの項目を選択することにより、対応するウィンドウが開く例について説明したが、スケジュール情報の作業項目の脇にボタンが配置され、それをクリックすることによりウィンドウを提示する方法であってもよい。また、スケジュール情報にタグ付きのシートが重なり合あって表示されおり、当該タグを選択することにより前記シートを最前面に表示させ、前記シートにおいて各種設定を行えるようなものであってもよい。ここで記された作業項目に対する、メニューの表示方法に関する考えかたは、全ての実施例においても、適用される。
図3A(a)のスケジュール情報における作業項目、作業計画および作業実績は、実際に作業を計画したユーザや実施したユーザによりグラフィカル・ユーザ・インタフェース等を用いて入力される。また、図3A(b)に示す作業項目のメニューから入力する各種設定は、前記ユーザに限られず、遅れの警告送信についての責任者が入力してもよい。
図3B(c)は、スケジュール情報保持手段420により保持されるスケジュール情報のデータ構造を示す図である。データ項目は、例えば、プロジェクト名、スケジュール表名、作業項目、作業計画、作業実績、警告先計算条件ID、遅れ監視条件ID、遅れ情報ID、警告履歴ID、警告送信直前確認設定ID、警告先事前情報ID、警告先事前情報利用ID、警告先リストID、警告メッセージIDおよび警告送信責任者IDから構成される。
スケジュール情報は、作業項目ごとに、各種IDを設定することができ、スケジュール保持手段とは別の保持手段に保持された情報を参照できるようになっている。例えば、遅れ監視条件IDを用いることにより、遅れ監視条件保持手段514が保持する同一の遅れ監視条件IDを検索し、スケジュールの作業項目に関する遅れ監視条件の情報を参照することができる。
第1の実施例では、警告先計算条件ID、遅れ監視条件ID、遅れ情報ID、警告送信履歴ID、警告先リストID、警告メッセージIDおよび警告責任者IDを用いることにより、設定された遅れ監視条件に従い、スケジュール遅れを検知し、警告先計算条件に従い、警告を送信する警告先を計算する。これらIDからたどるそれらの情報は、作業項目のメニューで起動された設定画面で入力された情報や、その情報に基づいて計算された結果の情報の場合がある。図3B(c)の(1)、(2)および(3)は、第1〜第3の実施例のデータ構造を表す。第4の実施例のデータ構造は、図3の(c)の(1)〜(3)について警告先計算情報IDの値が、Recipient−Calculation−Condition−ID−002に置き換わったものである。(1)と(2)に、値が設定されていない項目があるが、その場合には、項目自体がなくても、構わない。
図3C(d)は、警告送信責任者設定手段592による警告送信責任者を設定する画面表示例である。警告送信責任者設定手段592は、図3A(b)のメニュー、警告送信責任者の設定を選択すると、図3C(d)のような、グラフィカル・ユーザ・インタフェースにより、警告送信責任者の設定が可能である。警告送信責任者を設定する際に、候補者を検索させ、その中から選択するための候補者リストが表示されてもいい。この機能は、候補者検索ボタンを押すことで起動される。候補者リストは、関係者データ管理手段600の保持された情報、例えば、メンバ情報保持手段650に保持される情報などから生成される。その候補者リストを参照し、候補者を表す情報を選択して、矢印型の追加ボタンで、警告送信責任者の欄に入力して、指定する。矢印型の削除ボタンもある。登録された警告責任者の情報は、図3B(c)の警告送信責任者IDに保持される。別の保持手段に保持される方法であってもいい。
図3C(d)では、警告送信責任者や候補者は、名前と名前を一意に示すメンバIDが、対になって表示される。例えば、Akashi[Mm101]のように、表示してもいい。または、一意に識別できるなら責任者の名前だけでもいいし、メンバIDだけでもいい。これ以降の実施例では、一意に識別できるメンバIDだけ表示する。
図4A(a)は、警告先計算条件設定手段532による警告先計算条件を設定する画面表示例である。ユーザが、図3A(b)に示す作業項目のメニューから、警告先の計算条件の設定を選択すると、警告先計算条件の設定画面が表示される。警告先計算条件設定手段532は、例えば、選択された設計Aの3月度に関し、警告先の計算条件を設定することができる。設定画面には、スケジュール情報のプロジェクト名、スケジュール表名、作業項目および作業計画が表示され、その下に、警告先計算条件を設定できるチェックボックス700が表示される。
この計算条件の設定は、計算される警告先の範囲を指定するものである。範囲を指定するための項目は、例えば、「作業項目に対応付けられた関係者の全てを求める」項目702と、「作業項目に対応付けられた関係者の中から指定する」項目704と、「作業項目に対応付けられた関係者の同僚、および、上司の全てを求める」項目706と、「作業項目に対応付けられた関係者の同僚、および、上司の中から指定する」項目708の4項目に分類される。また、さらに指定が必要な項目704、708については、その項目内において、さらに詳細な指定ができるように小項目が設けられている。
「作業項目に対応付けられた関係者の中から指定する」項目704は、さらに、「実行責任者の全て」、「実行責任者の一部」、「コミュニケーション責任者の全て」、「コミュニケーション責任者の一部」、「マネジメント責任者の全て」および「マネジメント責任者の一部」の6小項目に分類される。また「実行責任者の一部」、「コミュニケーション責任者の一部」および「マネジメント責任者の一部」の小項目は、さらに細かく分類される。
例えば、項目704に記載された「作業項目に対応付けられた関係者」とは、当該作業項目に割り当てられた責任者を意味する。責任者には、例えば、実行責任者、コミュニケーション責任者およびマネジメント責任者がある。また、コミュニケーション責任者には、3つの責任の種類があり、説明責任者、相談対応者、情報公開担当者がある。同一人物が3つの責任者を兼任してもよいし、別個の人物が各責任者になってもいい。同様に、マネジメント責任者には、9つの責任の種類があり、別個の人物が各種類の責任を負ってもいいし、同一人物が一部または全ての種類の責任を負ってもいい。これらの項目を指定することにより、計算される警告先の範囲が指定される。
項目706、708内に記載された「作業項目に対応付けられた関係者」とは、機能別に縦割りにされた機能組織、または、プロジェクト組織に属するメンバを意味する。そのため、関係者の同僚や上司が含まれる。すなわち、関係者の組織における関係を用いて、作業項目に対応する関係者に関連する関係者の範囲を指定している。ここで、指定した範囲を、警告先として計算して求める範囲とする。
ユーザは、例えば、図4A(a)に示すように項目702、708および項目708内の小項目を選択することで、警告先として計算する範囲を指定する。ここで、選択項目が二者択一になっている組み合わせがある。例えば、項目702と項目704は、二者択一となっており、どちらか一方の項目が選択されたとき、もう一方の項目を選択することができないように表示される。
図4B(b)は、設定された警告先計算条件のデータ構造を示す図である。警告先計算条件保持手段534は、警告先計算条件設定手段532により、設定された警告先計算条件を保持する。警告先計算条件IDであるRecpient−Calculation−Condition−ID−001は、この計算条件を一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
例えば、図4A(a)に示す項目702が選択されると、警告先計算条件保持手段534は、項目702に対応する「作業項目に対応付けられた関係者の全て」の値は、ALL−Relative−Member:TRUEになる。これにより、二者択一の項目704に対応する「作業項目に対応付けられた関係者の一部」の値は、Not−All−Relative−Member:FALSEになる。または、何も設定されないということでもよい。同様に、項目708が選択されると、警告先計算条件保持手段534は、項目706に対応する「関係者の同僚と上司の全て」の値は、All−Upper−Manager−And−Member:FALSEとなり、項目708に対応する「関係者の同僚と上司の一部」の値は、警告先計算条件設定手段532による設定に対応して、それを示すデータは、Not−All−Upper−Manager−And−Member:TURE、Project−Upper−Manager:TRUE、Project−Member: FALSE、Functional−Organization−Upper−Manager:TRUE、Functional−Organization−Member:FALSEとなる。
図5(a)は、遅れ監視条件設定手段512による遅れ監視条件を設定する画面表示例である。遅れ監視手段510は、設定された遅れ監視条件に従い、スケジュールの遅れを監視する。遅れ監視条件設定手段512は、例えば、選択された設計Aの3月度の計画に関し、遅れ監視条件を設定することができる。設定画面には、スケジュール情報のプロジェクト名、スケジュール表名、作業項目、作業計画が表示され、その下に、遅れ監視条件を設定できるチェックボックス720が表示される。
「遅れの予告連絡の受付」の項目722には、「する」と「しない」のチェックボックスがあり、ユーザは、遅れ予告の連絡を受け付けるか否かを指定することができる。遅れの予告を受け取ると指定すると、作業関係者が、作業期限が迫り、スケジュール遅れの予告連絡してきたとき、遅れ監視手段510は、その予告連絡を受け取ることができる。この他にも、作業の期限が過ぎた後に、遅れの連絡を受け付けるという設定があってもいい。また、「遅れ判定条件(日数)」の項目724には、編集ボタン726があり、ユーザは、判定のための遅れ日数を指定することができる。項目724は、日数に限られず、時間や特定の日時を指定することもできる。編集方法は、メニュー形式で選択する方法であってもよいし、数字のみを入力する方法であってもよい。
図5(b)は、設定された遅れ監視条件のデータ構造を示す図である。遅れ監視条件保持手段514は、遅れ監視条件設定手段512により、設定された遅れ監視条件を保持する。データ項目は、例えば、遅れ監視条件ID、遅れ予告連絡、遅れ判定条件および条件設定日時からなる。遅れ予告連絡は、受け付けると受け付けないの値で示される。遅れ監視条件IDであるDelay−Monitoring−Condition−ID−001は、この遅れ監視条件を一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
図6A(a)は、警告履歴設定手段562による警告履歴の保存を設定する画面表示例である。警告履歴管理手段560は、警告履歴保存設定情報に従い、送信された警告を履歴情報として保持することができる。警告履歴設定手段562は、例えば、選択された設計Aの3月度の計画に関し、警告履歴を保存するか否かを指定することができる。設定画面には、スケジュール情報のプロジェクト名、スケジュール表名、作業項目、作業計画が表示され、その下に、警告履歴を保存するか否かを指定できるチェックボックス730が表示される。
図6A(b)は、警告メッセージの送信履歴のデータ構造を示す図である。警告履歴設定情報保持手段564は、警告履歴設定手段562により設定された警告履歴保存設定情報を保持する。データ項目は、例えば、警告履歴ID、保存、警告メッセージIDおよび送信日時からなる。警告履歴IDであるWarning−Message−History−ID−001は、この警告履歴を一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。警告履歴保持手段566は、警告履歴設定情報に従い、警告メッセージが送信された後に、警告メッセージIDと送信日時が自動的に設定され保持される。この例での警告メッセージIDは、Warning−Message−ID−001である。警告メッセージIDと送信日時は、ペアにして、そのペアを複数設定するようにしてもいい。
図6B(c)は、警告履歴の閲覧の画面表示例である。ここでは、図3A(a)のスケジュール情報の作業項目である設計Aの3月度の計画をクリックして指定して、作業項目のメニューを表示させ、その項目である警告履歴の閲覧を選択すると、図6B(c)に示すようなグラフィカル・ユーザ・インタフェースが表示される。警告履歴の閲覧画面は、最初に作業項目に関する情報が表示され、その下に、その作業項目に関する警告の履歴に関する情報が表示されている。警告の送信日時、送信先、メッセージ内容、詳細である。詳細の項目の詳細ボタンを押すと、より詳しい情報が表示される。
遅れ監視手段510は、遅れ監視条件に従い、定期的にスケジュール情報を監視することで遅れの発生を検知する。遅れの発生は、作業計画と作業実績を比較することで検知する。もちろん、これ以外の方法であっても構わない。また、遅れ監視手段510は、ユーザから遅れ予告連絡を受け付けることにより、スケジュール遅れの予告を察知する。ほかにも、ほかにも、作業の期限の後に、遅れの発生の連絡を受け付けて、それを検知して、遅れの発生を察知する方法でもよい。
遅れ監視手段510によりスケジュール遅れが検知されたとき、遅れ予告連絡を受けたとき、または、期限の後に送れ発生の連絡を受けたとき、遅れ情報保持手段516は、検知されたスケジュール遅れに関する情報を保持する。図7は、遅れ情報保持手段516により保持される遅れ情報のデータ構造を示す図である。データ項目は、遅れ情報ID、遅れ監視条件ID、遅れ予告連絡有無、遅れ発生有無および遅れ発生日時からなる。遅れ情報IDであるDelay−Info−ID−001は、この遅れ情報を一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
図8は、管理者データ管理手段600により管理されている関係者データのデータ構造を示す図である。関係者データには、少なくとも、遅れが発生した作業項目と関係者を関連付ける情報と、組織の関係者同士を関係付ける情報がある。
作業項目とその関係者を関連付けるものには、以下のものがある。
(a)作業項目と実行責任者の対応を示す責任分担情報
(b)作業項目とコミュニケーションの責任者の対応を示す責任分担情報
(c)作業項目とマネジメント責任者の対応を表す責任分担情報
組織の構造に基づいて、関係者同士を関連付けるものには、以下のものがある。
(d)機能組織における組織の担当者の関係を表す組織情報
(e)プロジェクト組織における責任者の関係を表す組織情報
ここでの機能組織とは、機能別に構成された組織である。その機能の例は、研究、開発、人事、または経理といったものである。また、プロジェクトとは、ある期間、特別の目的や要求事項に従い編成された組織である。
図8A(a)は、作業項目責任分担情報のデータ構造を示す図である。作業項目責任分担情報は、プロジェクトにおける作業項目と、その作業項目に関連して責任者となる関係者を示し、作業項目責任分担情報保持手段610により保持されている。データ項目は、プロジェクト名、作業項目を含み、一連の関係者である各責任者を示す項目がある。
各作業項目に、実行責任者、コミュニケーション責任者、マネジメント責任者が割り当てられており、例えば、コミュニケーション責任者とは、コミュニケーションの実行に責任がある者のことで、それには、何か問題が発生したときに関係者に説明をする説明責任者、技術的な問題やマネジメントの問題で困ったときの相談対応者、外部への情報公開の責任を負う情報公開担当者などの3つの役割責任を割り当てている。また、マネジメント責任者には、成果や方法の範囲のマネジメント責任者、スケジュールなどの時間のマネジメント責任者、コストのマネジメント責任者、品質のマネジメント責任者、人材育成、役割と責任分担、チームワーク作りなどの人的資源のマネジメント責任者、利害関係者などとのコミュニケーションのマネジメント責任者、リスクのマネジメント責任者、外部からの調達のマネジメント責任者、それらのマネジメントを総合的にマネジメントする責任者の9つの役割責任を割り当てている。ここで、マネジメント責任者のなかのコミュニケーション担当者とは、コミュニケーションの実行ではなく、コミュニケーションのマネジメントの責任を担うものである。
例えば、設計Aの実行責任者は、Mm101であり、説明責任者も兼ねている。また、相談対応の責任者は、Mm106である。さらに、情報公開の責任者、範囲、時間、コストおよびコミュニケーションのマネジメントの責任者は、PM001である。また、品質マネジメントの責任者には、PM001が、人的資源、リスクおよび調達のマネジメントは、PM003が割り当てられている。
一方、設計Bの実行責任者は、Mm202である。権限委譲が進んでいて、かつ、Mm202のトレーニングの意味もあるが、Mm202は、全てのマネジメント責任者にもなっている。作業項目責任者分担情報を用いることにより、作業項目に対応する責任者である関係者を求めることができる。作業項目責任者分担情報は、上述した作業項目とその関係者を関連付けでは、(a)、(b)、(c)に相当する。
図8B(b)は、機能組織情報のデータ構造を示す図である。機能組織情報は、組織の関係者間の関係を示し、機能組織情報保持手段620により保持されている。データ項目は、部門名、部門長ID、部門の下に配置されるグループ名、グループ長IDおよびグループ・メンバIDからなる。
部門名製品ソフトウエア第一開発部の部門長IDは、DM001であり、その部門に所属するグループの名前は、UI製品開発グループ、Webアプリケーション製品開発グループ、モバイル製品開発グループがある。それぞれのグループ長IDは、GM001、GM002、GM003である。さらに、UI製品開発グループに所属するメンバは、グループ・メンバIDにより示され、その値は、Mm101、Mm102、Mm103、Mm104、Mm105、Mm106の6人のであることが分かる。なお、部門長ID、グループ長ID、グループ・メンバIDは、ここでは、英数字の記号としたが、一意に識別できれば、実際の人物名であってもよい。機能組織情報は、上述した関係者同士を関連付けでは、(d)に相当する。
図8B(c)は、プロジェクト組織情報のデータ構造を示す図である。プロジェクト組織情報は、組織の関係者と間の関係を示し、プロジェクト組織情報保持手段630により保持されている。データ項目は、プログラム名、プログラム責任者ID、プログラムに所属するプロジェクト名、プロジェクト・リーダIDおよびプロジェクト・メンバIDからなる。
プログラム名が顧客ソフトウエア開発プログラムのプログラム責任者IDは、PGL001で、プロジェクト名が顧客ソフトウエア開発―第1プロジェクトのプロジェクト・リーダIDは、PM001である。プロジェクト・メンバIDは、Mm101、Mm202、Mm303である。つまり、プロジェクトのメンバは、3名である。また、プロジェクト名がプロジェクトマネジメントチームであるプロジェクトとは、他の複数のプロジェクト、この場合、顧客ソフトウエア開発―第1と第2プロジェクトについて、プロジェクトのマネジメントを専門に行うプロジェクト・チームである。メンバは、プロジェクトのマネジメント経験があるもの参加する。ここでは、プロジェクトマネジメントを専門に行うメンバを、他のプロジェクト顧客ソフトウエア開発―第1プロジェクトなどと同様に、1つのプロジェクト・チームとしたが、このような専門的な人の集まりは、プロジェクトとせず、縦割り組織のような機能組織の一つの部門としてもいい。プロジェクト組織情報は、上述した関係者同士を関連付けでは、(e)に相当する。
ここで、注意しておきたいのは、図8B(b)に示すグループ・メンバIDと、図8B(c)に示すプロジェクト・メンバIDである。例えば、Mm001は、UI製品開発グループと顧客ソフトウエア開発―第1プロジェクトの両方に所属している。この場合、Mm001は、縦割りの機能組織に所属しながら、顧客の要望に応じた短期的なソフトウエア開発のプロジェクトに参加していることを示す。すなわち、プロジェクトのメンバは、縦割りの機能組織のメンバ内から、集められたメンバである。このように、縦割りの機能組織のメンバから、選抜したメンバをプロジェクトのメンバにする組織の構造は、マトリックス型の組織と呼ばれる場合がある。
図8B(c)では、顧客ソフトウエア開発―第1プロジェクトのメンバは、Mm101、Mm202、Mm303である。それ以外は、プロジェクトのメンバではないと設定している。しかし、図8A(a)では、顧客ソフトウエア開発―第1プロジェクトのメンバMm101、Mm202およびMm303以外にも、作業項目毎に見ると、すなわち、設計A、設計B、設計C、実装D、実装Eを見てみ見ると、PM001、PM002、PM003、Mm106、Mm205およびMm304が、その作業に関わっている。関わり方は、プロジェクトのメンバ以外としている。これは、実行責任がなく、コミュニケーションやマネジメントなどプロジェクトの補助的な役割について、責任を負っているため、責任を支援するメンバである。ここでは、支援メンバと呼ぶ。それに対して、プロジェクトのメンバであり、支援を受けないで責任を担っているメンバを自立メンバと呼ぶ。
図8A(a)のメンバ構成について見る。作業項目である設計Aの実行責任者は、Mm101である。しかし、まだ、技量に関しては未熟のため、困ったときの相談対応の責任者として、Mm101と同じ縦割りの機能組織であるUI製品開発グループのMm106を割り当てている。この場合、Mm106は、Mm101と同じグループに所属して、知識、スキル、経験がより豊かな者である。Mm106は、支援メンバであり、コミュニケーションの相談対応の実行を支援するメンバである。Mm106を、コミュニケーション支援メンバと呼ぶ。また、情報公開担当者には、PM001に責任を持たせている。PM001は、支援メンバであり、PM001もコミュニケーション支援メンバと呼ぶ。
さらに、マネジメントの責任者には、PM001、PM002、PM003を割り当てている。PM001、PM002、PM003は、プロジェクトマネジメントチームから、割り当てられたものである。このことから、Mm101は、まだ、マネジメント責任について専門チームの支援があることがわかる。つまり、このプロジェクトの設計Aには、マネジメント責任を支援するメンバ、PM001、PM002、PM003が割り当てられている。そのメンバをマネジメント支援メンバと呼ぶ。
一方、作業項目である設計Bの実行責任者Mm202は、自らがその作業項目のマネジメント責任者になっている。すなわち、マネジメントに関して、Mm101よりも、権限が委譲されていることを表している。Mm202は支援メンバではない。つまり、このプロジェクトの設計Bでは、プロジェクトのメンバ以外からの支援はなく、プロジェクト・メンバが自らマネジメントの責任を負うようになっているので、マネジメント自立メンバと呼ぶ。
また、設計Cの実行責任者Mm303は、プロジェクトマネジメントチームのメンバPM001、PM002、PM003の支援を受けながら、自らもマネジメントの責任を負うようになっている。ここでは、マネジメントのトレーニングがPM001とPM002によって、Mm303に対して行われる。つまり、このプロジェクトの設計Cのマネジメント支援は、トレーニングの意味が含まれる。この場合、指導者は、PM001とPM002であり、マネジメント指導メンバと呼ぶ。指導を受ける被指導者は、Mm303であり、マネジメント被指導メンバと呼ぶ。また、コミュニケーションについても、情報公開担当者は、PM001とMm303であり、正規のメンバMm303に対して、PM001が指導をして、学習させている。そたのめ、このメンバタイプは、コミュニケーション指導メンバとコミュニケーション被指導メンバであるといえる。
実装Eの実行責任者の2人、Mm202、Mm303は、マネジメント・チームのメンバの支援なしに、その二人が相談しながらマネジメントの責任をもち、マネジメントを実行していくことを意味している。また、コミュニケーションについても、プロジェクト・メンバだけに責任がある。そのため、コミュニケーションの支援や指導はなく、このメンバは、コミュニケーション自立メンバといえる。また、マネジメントの支援や指導はないため、マネジメント自立メンバといえる。
図8B(d)は、メンバ情報データベースのデータ構造を示す図である。メンバ情報保持手段650は、メンバの基本的な情報を保持する。メンバ情報データベースは、例えば、メンバID、メンバ名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、居室からなる。メンバ名は、ここでは、ローマ字であるが、漢字の姓名でもいい。図8C(f)は、そのメンバ情報データベースの一部を表示させたものである。一行目のデータ、Mm101、Akashi、9−00−9984に対応するのが、図8C(f)で表示された、1行名のAkashi[Mm101]、9−00−9984、であり、それが、メンバ名、メンバID、電話番号を示す。
図8A(a)〜図8B(d)の関係者データを登録する手段は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを用いて登録してもよい。また、既存の文書ファイルや、表計算データ、データベースなどから、自動的に変換して作成する方法でもよい。入力された関係者データは、上記の3つの保持手段に保持される。
図8C(e)〜図8E(i)は、グラフィカル・ユーザ・インタフェースによる画面表示例を示す図である。また、これらのグラフィカル・ユーザ・インタフェースは、関係者データ登録のためのメニューを表示しておき、そのメニューの項目を選択することで、起動され表示されるなどする。このメニュー選択により、グラフィカル・ユーザ・インタフェースを起動する機能は、図3A(b)と同じようなものを意味する。つまり、メニュー画面の上部にメニューの名前「関係者情報登録メニュー」が表示され、その下に、起動する登録手段の項目がある。例えば、機能組織情報の入力、プロジェクト組織情報の入力、コミュニケーションとマネジメントの責任者情報の入力、メンバ情報の入力といった項目である。このメニューを、図8F(k)に示す。
図8C(e)は、機能組織情報を入力する画面表示例を示す図である。部門名、部門長、グループ名、グループ長、グループ・メンバを入力するための画面である。それらのデータは、項目の右の列に入力されている。入力においては、候補となるデータを含む、データベースを参照することができる。例えば、グループ・メンバを入力するとき、メンバ候補の名前とメンバIDのリストをメンバ情報データベースを参照して表示させる。そのメンバ候補のリストは、既存の機能組織情報や既存のプロジェクト組織情報の一部から抽出したものとして、表示するものであってもいいし、それらとは、別に設けて保持してもいい。そして、そのリストから名前およびメンバIDを選択して、入力する。
図8C(f)は、グループ・メンバを入力するときのメンバ情報データベースを参照する画面表示例を示す図である。リストから、名前を選択して、入力ボタンを押して、入力する。画面の操作は、次のようである。図8C(e)において、データベースを表示させたい項目があれば、その項目の右端の参照の列のチェックボックスにチェックをして、データベース参照のボタンを押す。それにより、候補となるデータベースの情報を表示する。その表示に基づき、各種の項目、即ち、部門名、部門長、グループ名、グループ長、グループ・メンバの情報が入力された様子を、図8C(e)に示す。入力が終われば、登録ボタンを押して、登録されたデータは、機能組織情報として保持される。
データベースは、項目に応じて、メンバ個人に関するメンバ情報データベース、部門名データベース、グループ名データベース、プログラム名データベース、プロジェクト名データベースを設けてもいい。それらは、個別のデータベースを持たずに、同等の情報を、機能組織情報、プロジェクト組織情報から、抽出する方法であってもいい。図8B(d)の場合、部門名、グループ名の入力には、部門名データベース、グループ名データベースを用いる。もちろん、参照したい情報がデータベースになければ、新規の入力をする。何れの場合も、新規の名前を入力する画面も備える。
図8D(g)は、プロジェクト組織情報を入力する画面表示例を示す図である。プログラム名、プログラム責任者、プロジェクト名、プロジェクト・リーダ、プロジェクト・メンバを入力することができる。入力においては、図8C(e)の例と同じように、候補となるデータを含むデータベースを参照して閲覧して、その中から指定して、入力することができる。メンバに関する情報を入力するときは、メンバ候補の名前とメンバIDのリストを表示させてもいいし、そのメンバ候補のリストは、既存の機能組織情報や既存のプロジェクト組織情報から抽出したものとして、表示するのであってもいい。また、プログラム名、プロジェクト名の入力には、プログラム名データベース、プロジェクト名データベースを参照する。
図8D(h)は、特定の作業項目に対する実行責任者、コミュニケーション責任者、マネジメント責任者を入力する画面表示例を示す図である。この画面は、図3A(a)の画面で、作業項目を指定したあと、図3A(b)のメニューを表示させ、そのメニューを選択することにより、表示される。コミュニケーション責任者には、3種類がある。マネジメント責任者には、9種類がある。入力においては、図8C(e)の例と同じように、候補となる責任者の候補になりうる人の名前とメンバIDのリストをデータベースを参照して閲覧し、その中から指定して、入力することができる。その責任者候補のリストは、既存の機能組織情報や既存のプロジェクト組織情報の一部として、表示するのであってもいい。データベース参照のための画面操作の方法は、図8C(e)と同じである。
図8E(i)は、メンバ情報データベースを入力するための画面表示例を示す図である。ユーザ名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、事業所などの情報を入力し、登録ボタンを押すことで、図8B(d)のデータ構造に保持される。このとき、メンバIDは、一意に識別できるものが、自動的に生成される。このように、ユーザインターフェースを用いた入力だけでなく、ファイルとしてデータを読み込むものであってもいい。メンバ名がSasakiの場合、電話番号、事業所を入力し、その値が、図8B(d)に設定されている。もちろん、入力できるデータの項目は、画面上には、記載していないが、データベースに対応させて、これ以外にあってもいい。図8C(e)〜図8E(i)のグラフィカル・ユーザ・インタフェースは、情報を登録する場合の例であるが、既に登録した情報を変更する場合でも、類似したグラフィカル・ユーザ・インタフェースが用いられる。
次に、関係者登録手段による関係者データを作成する作成動作について図8E(j)のフローを参照して説明する。関係者データとは、図8A(a)〜図8B(c)に示すデータであり、グラフィカル・ユーザ・インタフェース等を用いて作成される。ここでの示すフローチャートは、一つの例であり、必要なときに必要なステップが実施される。また、情報を登録する例であると、既に登録した情報を変更する場合にも、次のステップに準じた処理を実施する。
関係者登録手段640は、メンバ情報を図8B(d)に示すようなメンバ情報データベースに登録する(ステップS001)。登録には、図8E(i)に示すようなグラフィカル・ユーザ・インタフェースが利用される。
次に、関係者登録手段640は、図8B(b)に示すような機能組織情報を作成して登録する(ステップS002)。組織の構造に基づいて、メンバが設定される。設定は、通常、新しく組織を作った時に行われる。または、部分的な変更がしばしば行われる。機能組織のメンバは、既存の機能組織のメンバから集めてつくってもいいし、または、既存のプロジェクト・チームが編成されていれば、その中から、メンバを集めて、新しい機能組織のメンバを編成してもいい。設定や変更の際には、図8C(e)のようなグラフィカル・ユーザ・インタフェースが利用される。この実施例では、設定される情報は、部門名、部門長ID、グループ名、グループ長ID、グループ・メンバIDである。IDは、一意の識別できる人をあらわす文字列である。入力がおわり登録すると、機能組織情報保持手段620に保持される。
次に、関係者登録手段640は、図8B(c)に示すようなプロジェクト組織情報を設定して登録する(ステップS003)。プロジェクト・チームを編成して設定する。設定は、通常、新しくプロジェクト組織を作った時に行われる。または、部分的な変更がしばしば行われる。プロジェクト・チームのメンバは、機能組織のメンバから、集めてつくってもいいし、または、既存のプロジェクト・チームが編成されていれば、その中から、メンバを集めて、新しいプロジェクト・チームを編成してもいい。プロジェクト・チームを複数まとめた組織がプログラムである。この設定においては、図8C(f)のようなグラフィカル・ユーザ・インタフェースが利用される。この実施例で設定されるプロジェクト組織の情報は、プログラム名、プログラム責任者ID、プロジェクト名、プロジェクト・リーダID、プロジェクト・メンバIDからなる。入力が終わり登録すると、プロジェクト組織情報保持手段630に保持される。
最後に、関係者登録手段640は、図8A(a)に示すような作業項目責任分担情報を設定して登録する(ステップS004)。図3A(a)のような、プロジェクトの作業項目にスケジュールが設定されたあと、作業項目毎に、責任者を分担して設定する。作業項目の設計Aの計画を表す棒状を長方形を指定して、クリックすると、図3A(b)のようなメニューが表示される。メニューには、作業項目に対する「コミュニケーションとマネジメントの責任者の設定」の項目がある。そのメニューを選択すると、入力画面が表示される。作業項目に対する各種責任者、即ち、実行責任者、各種のコミュニケーション責任者、各種のマネジメント責任者を設定する。設定される情報は、作業項目責任分担情報である設定の際には、既存の機能組織情報や既存のプロジェクト組織情報の一部として表示されたメンバの名前やIDを参照し選択して、各種責任者として、設定できるようにしてもいい。このような設定においては、図8D(h)のようなグラフィカル・ユーザ・インタフェースで実施できるようにしてもいい。設定される情報の入力が終わり、登録すると、作業項目責任分担情報保持手段610に保持される。
次に、警告先計算手段による警告先の計算動作について図9のフローを参照して説明する。まず、警告先計算手段530は、遅れ監視手段510から出力され、遅れ情報保持手段516により保持されている遅れ情報を読み込む(ステップS101)。警告先計算手段530は、読み込まれた遅れ情報の遅れ情報IDに基づき、対応する遅れの発生した作業項目を求める(ステップS102)。例えば、遅れ情報IDの値は、Delay−Info−ID−101であったとき、図3B(c)に示すスケジュール情報に含まれる遅れ情報IDの列を検索することにより、対応する作業項目の値が設計Aであると特定することができる。
次に、特定された作業項目の値である設計Aに基づき、作業項目責任分担情報保持手段610から、責任者である関係者を割り出す(ステップS103)。関係者の割り出しには、警告先計算条件保持手段534に保持された計算条件が利用される。例えば、図4B(b)に示す警告先計算条件に、作業項目に対応付けられた関係者の全てを求めると設定されているとき、警告先計算手段530は、図8A(a)に示す作業項目責任分担情報から設計Aの関係者の全て、すなわち、実行責任者、コミュニケーション責任者およびマネジメント責任者を示す値であるMm101、Mm106、PM001、PM002およびPM003を割り出す。
ここでは、設計Aの関係者のみを割り出しているが、設計Aが終了しない場合や設計Bが開始されない場合など、作業項目の終了と開始の間に依存関係があるとき、後続の作業項目を割り出し、その後続の作業項目の関係者を同様に割り出すこともできる。
次に、作業項目に対応する関係者の値に基づき、関係者同士の関係から警告先計算条件に応じて、警告先の関係者を割り出す(ステップS104)例えば、図4B(b)に示す警告先計算条件には、「関係者の同僚と上司の全て」は、FALSE、「関係者の同僚の一部」、「プロジェクトの上司」および「機能組織の上司」の値は、TRUE、「プロジェクトの同僚」と「機能組織の同僚」の値は、FALSEと設定されている。
このようなとき、図8B(b)に示す機能組織情報と図8B(c)に示すプロジェクト組織情報に基づき、実行責任者であるMm101の所属する機能組織とプロジェクトの上司である、GM001、PM001の2人と、機能組織のグループであるUI製品開発グループおよびプロジェクトである顧客ソフトウエア開発―第1プロジェクトの上司であるGM001とPM001が関係者として割り出される。
また、コミュニケーション責任者の1人であるMm106は、機能組織のグループであるUI製品開発グループに所属するが、プロジェクトには所属していない。そのため、機能組織のグループであるUI製品開発グループの上司GM001のみが関係者として割り出される。さらに、他の責任者であるPM001、PM002、PM003は、機能組織には所属していないが、プロジェクトであるプロジェクトマネジメントチームに所属している。そのため、プロジェクト組織の上司PGL001のみが、関係者として割り出される。
実行責任者であるMm101には同僚がいる。例えば、プロジェクト顧客ソフトウエア開発―第1プロジェクトの同僚は、Mm202、Mm303であり、グループであるUI製品開発グループの同僚は、Mm102、Mm103、Mm104、Mm105、Mm106である。しかしながら、警告先計算条件では、同僚への警告は、設定されていないため、計算はされない。
最後に、警告先計算手段530は、割り出された関係者の論理和であるMm101、Mm106、PM001、PM002、PM003、GM001およびPGL001を警告先リストとして、警告先リストIDとともに出力し、警告先保持手段540に当該警告リストを保持させる(ステップS105)。
上記のステップS103とステップS104の処理を整理すると、次の場合にわけられる。(1)と(2)は、ステップS103に相当し、(3)と(4)は、ステップS104に相当する。
(1)作業項目に対応付けられた関係者の全てを警告先とする。図8A(a)で作業項目に対応付けられたせ責任者をすべて警告先とする。
(2)作業項目に対応付けられた関係者の中から、その責任の役割を考慮して、指定した関係者を、警告先とする。図8A(a)に示す作業項目責任分担情報で作業項目に対応付けられた責任者の一部の指定された責任者を、警告先とする。
(3)ステップS103で割り出した関係者に基づき、関係者同士の関係を表す情報、すなわち、図8B(b)に示す機能組織情報と、図8B(c)に示すプロジェクト組織情報から、同僚と上司となる関係者を全て割りだし、それを警告先とする。
(4)ステップS103で割り出した関係者に基づき、関係者同士の関係を表す情報、すなわち、図8B(b)に示す機能組織情報と、図8B(c)に示すプロジェクト組織情報から、同僚と上司となる関係者の一部の指定されたものを警告先とする。
関係者の割り出し計算方法を網羅するために、他にも、集合演算、重み付け、過去の実績データに基づいた決定法、テンプレートによる選択パターンの利用、範囲指定、個別要求への対応などを利用してもよい。
図10は、計算された警告先リストのデータ構造を示す図である。警告先保持手段540は、警告先計算手段530により、計算された警告先を警告リストとして保持する。データ項目は、例えば、警告先リストIDと警告先リストからなる。警告先リストIDであるRecipient−list−ID−001は、この警告先リストを一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
図11は、遅れメッセージのデータ構造を示す図である。警告実行手段550は、遅れメッセージに関するデータを保持し、これに従い、警告を送信する。データ項目は、例えば、警告メッセージID、警告先リストID、警告送信責任者IDおよび警告メッセージ内容からなる。警告送信責任者IDには、例えば、この一連の設定を行ったMm101が設定される。メッセージの発信元としてもよい。
警告メッセージは、警告先リストID、警告送信責任者IDへ送信されるが、送信のアドレスは、メンバIDに対応付けられた電子メールアドレスを使ってもいいし、電子メールでなく、電話への音声メッセージ、FAXであってもいい。その場合、警告メッセージ内容は、音声データやFAXデータとなる。
警告先や警告送信責任者への電子メールの送信のために、電子メールアドレスを調べる場合には、警告先IDリストや、警告送信責任者IDを手がかりにして、電子メールアドレスに変換すればいい。変換には、電子メールアドレスなどの連絡先を記述したメンバ情報データベースを検索して、調べる方法でもよい。また、電話番号やFAX番号に変換する方法でもよい。それらの番号は、メンバ情報データベースに登録されていて、それを検索して求めるようにすればいい。
警告メッセージIDであるWarning−Message−ID−001は、この警告メッセージを一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。また、警告メッセージが送信されたあと、警告履歴設定情報保持手段564に、警告履歴の保存が設定されていれば、警告履歴保持手段566に、警告メッセージIDを含めて、図6A(b)に示すような警告履歴が保存される。そして、必要であれば、警告メッセージ閲覧手段568によって図6B(c)に示すような画面より閲覧することができる。
次に、第1の実施例による警告の送信動作について図12のフローを参照して説明する。まず、警告送信責任者設定手段592は、ユーザの指示に従い、警告送信の責任者を設定する(ステップS201)。警告送信責任者が設定されると、警告先計算情報設定手段522は、ユーザの指示に従い、警告先の計算方法の条件を設定する(ステップS202)。設定された計算条件は、警告先計算条件保持手段534により保持される。次に、遅れ監視条件設定手段512は、スケジュールの作業計画に遅れ監視条件を設定する(ステップS203)。遅れ監視条件は、スケジュールの作業項目ごとに設定することができ、遅れ監視条件保持手段514により保持される。次に、警告履歴設定手段562は、警告送信履歴の保存を設定する(ステップS204)。これにより、送信された警告は、警告履歴情報保持手段566により履歴情報として保持される。
各種設定がなされると、遅れ監視手段510は、これらの設定に従い、スケジュール情報保持手段420が保持する作業計画について、スケジュール遅れの発生の有無を繰り返し検査し(ステップS205)、遅れの発生を検知したか否か判定する(ステップS206)。遅れ発生を検知しないと判定されたとき、遅れ監視手段510は、引き続きスケジュール遅れの発生を監視する。遅れ発生を検知したと判定されたとき、検知された遅れに関する情報は、遅れ情報保持手段516により保持される(ステップS207)。
次に、警告先計算手段530は、遅れ情報保持手段516が保持する遅れ情報に基づき、警告を送信する警告先を計算する(ステップS208)。このとき、警告先計算手段530は、警告先計算条件、関係者データ管理手段600により保持された作業項目分担情報、機能組織情報、プロジェクト組織情報を参照する。計算された警告先は、警告先保持手段540により警告先リストとして保持される(ステップS209)。最後に警告実行手段550は、警告メッセージを作成し、保持された警告先リストに従い、警告を送信し、送信された警告メッセージは、警告履歴保持手段566により履歴情報として保存される(ステップS210)。必要であれば、ユーザは、警告履歴のメッセージを閲覧してもいい。
次に、第2の実施例に係るスケジュール警告システムについて説明する。第2の実施例では、作業の割り当てられた関係者と、その関係者の属する組織の関係者同士の関係を表すデータに基づいた警告先の計算と警告の送信、遅れ発生後から警告を送信する直前までに、警告先への送信の可否を確認し指定する例、スケジュール遅れの基準を作業毎に設定できる例、スケジュール遅れの予告にも対応する例を説明する。
図13(a)は、警告先事前情報作成手段520による警告送信前の確認を設定する画面表示例である。警告先事前情報作成手段520は、例えば、選択された設計Aの3月度の計画に関し、遅れが検知されてから警告を送信する直前の時点に、送信責任者に確認するか否かを指定することができる。設定画面には、スケジュール情報のプロジェクト名、スケジュール表名、作業項目および作業計画が表示され、その下に、警告の送信直前に送信責任者に確認するか否かを指定できるチェックボックス740が表示される。
図13(b)は、警告送信直前確認設定のデータ構造を示す図である。警告先事前情報状態保持手段522は、警告先事前情報作成手段520により、設定された警告送信直前確認を保持する。データ項目は、例えば、警告送信直前確認設定ID、警告送信直前および警告事前確認メッセージIDからなる。送信直前に確認するのであれば、警告送信直前確認の値は、TRUEとなる。また、警告送信直前に確認のためのメッセージが作成されれば、警告事前確認メッセージIDに、値が設定される。警告送信直前確認設定IDであるWarning−Confirmation−Setting−ID−001は、この警告先送信前確認設定を一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
警告制御手段580は、警告先が計算され、警告先保持手段540に、警告先リストが保持されると、スケジュール情報保持手段420が保持する図3B(c)に示すスケジュール情報に、警告送信直前確認設定IDの値が設定されているか否かを調べる。設定されていれば、警告先送信直前確認手段582は、図13(b)に示す警告送信直前確認の値がTRUEになっていることを確認することができる。その場合、警告先送信直前確認手段580を起動する。
図14は、ユーザが、警告を送信する直前に、警告送信の責任者に警告を送信してよいか問い合わせる確認メール内容のデータ構造を示す図である。図15は、警告送信責任者が警告先の確認を設定する画面表示例である。警告送信責任者は、図14に示すような内容の確認メールを受け取り、記載された確認用URLを開くことで、図15に示す画面表示から警告リストにある個々のメンバに関し、警告送信直前確認設定手段584により警告を送信するか否か指定し、送信可否の情報を作成することができる。警告送信直前確認設定手段584は、警告送信直前確認設定情報保持手段586により警告送信前確認設定を保持させるとともに、警告先保持手段540に警告送信責任者により確認され、送信可否の情報が付加された警告先リストとして保持させることができる。
警告配信直前の確認メッセージの内容では、警告送信責任者IDがあり、メンバIDの値は、Mm001になっている。Mm001の送信のアドレスは、メンバIDに対応付けられた電子メールアドレスを使ってもいいし、電子メールでなく、電話への音声メッセージ、FAXであってもいい。その場合、メッセージ内容は、音声データや、FAXデータとなる。
警告送信責任者への電子メールの送信のために、電子メールアドレスを調べる場合には、警告送信責任者IDを手がかりにして、電子メールアドレスに変換すればいい。変換には、電子メールアドレスなどの連絡先を記述したメンバ情報データベースを検索して、調べる方法でもよい。また、電話番号や、FAX番号に変換する方法でもよい。それらの番号は、メンバ情報データベースに登録されていて、それを検索して求めるようにすればいい。
図15に示す送信直前の警告先の確認画面では、送信先の各項目のチェックボックスにチェックをつけて、送信の可否を指定する。さらに、送信先の詳細情報の欄の表示「閲覧」をクリックすると、送信先の所属する組織などが表示される。例えば、Mm106の行の「閲覧」をクリックすると、Mm106の作業項目責任分担情報、機能組織情報、プロジェクト組織情報、サポート・メンバであるか、が表示される。この場合に、表示される情報は、「プロジェクト名:顧客ソフトウエア開発―第一プロジェクト」「作業項目:設計A」、「コミュニケーション責任:相談対応」、「マネジメント責任:なし」、「サポート:サポート・メンバ」、「所属する機能組織:製品ソフトウエア第一開発部、UI製品開発グループ」、「所属するプロジェクト:なし」といった、項目である。それらは、小さいポップアップウインドウで表示されてもいい。
図16は、確認された警告先リスト(送信可否付き)のデータ構造を示す図である。データ項目は、例えば、警告先リストIDと警告先リスト(送信可否付き)からなる。各々の警告先について、送信可否の情報が指定されている。例えば、Mm001への警告を送信すると指定されたとき、Mm001:Sendと設定される。一方、GM001への警告を送信しないと指定されたとき、GM001:Not−Sendと設定される。
次に、第2の実施例による警告の送信動作について図17のフローを参照して説明する。第2の実施例では、警告を送信する直前に、警告を送信する責任者により警告先が確認され、警告が送信される。
まず、警告送信責任者設定手段592は、ユーザの指示に従い、警告送信の責任者を設定する(ステップS301)。警告送信責任者が設定されると、警告先計算情報設定手段522は、ユーザの指示に従い、警告先の計算方法の条件を設定する(ステップS302)。次に、遅れ監視条件設定手段512は、スケジュールの作業計画に遅れ監視条件を設定する(ステップS303)次に、警告履歴設定手段562は、警告送信履歴の保存を設定する(ステップS304)。警告送信直前確認設定手段582は、警告送信直前に、警告の送信責任者に警告先の確認をするか否か指定する(ステップS305)。
各種設定がなされると、遅れ監視手段510は、これらの設定に従い、スケジュール情報保持手段が保持する作業計画について、スケジュール遅れの発生を繰り返し検査し(ステップS306)、遅れの発生を検知したか否か判定する(ステップS307)。遅れ発生を検知したと判定されたとき、検知された遅れに関する情報は、遅れ情報保持手段516により保持される(ステップS308)。
次に、警告先計算手段530は、遅れ情報保持手段516が保持する遅れ情報に基づき、警告を送信する警告先を計算する(ステップS309)。計算された警告先は、警告先保持手段540により保持される(ステップS310)。
警告先制御手段580は、警告送信責任者に確認を行うための警告送信直前確認が設定されているか確認し(ステップ311)、設定されているか否か判定する(ステップ312)。設定されていると判定されたとき、警告送信直前確認手段582により、警告先の送信可否が確認され(ステップS313)、警告送信責任者により確認済みであるか否か判定される(ステップS314)。確認済みであると判定されると、警告実行手段550は、警告メッセージを作成し、警告先保持手段540が保持する確認された警告先リスト(送信可否付き)に基づき、警告を送信する(ステップS315)。送信された警告メッセージは、警告履歴保持手段566により履歴情報として保存される。必要であれば、過去に送信された警告履歴を閲覧してもいい。
次に、第3の実施例に係るスケジュール警告システムについて説明する。実施例3では、遅れが発生する前に、警告先を計算し、その事前に計算した警告先について、送信の制御方法を設定しておく。事前に計算した警告先とその送信時の制御情報を合せて、警告先事前情報と呼ぶ。遅れが発生したらその警告先事前情報を用いて、警告を送信する。ここで使う言葉、「事前」とは、遅れが発生する前の意味である。
図18(a)は、警告先事前情報作成手段520による警告先の事前情報を設定する画面表示例である。警告先事前情報作成手段520は、例えば、選択された設計Aの3月度の計画に関し、遅れが発生する前、すなわち、事前に警告先を計算し、その警告先への送信制御の設定を開始することができる。設定画面には、スケジュール情報のプロジェクト名、スケジュール表名、作業項目および作業計画が表示され、その下に、警告先の事前情報を設定するか否か指定できるチェックボックス750が表示される。
図18(b)は、警告先事前情報のデータ構造を示す図である。警告先事前情報状態保持手段590は、警告先事前情報作成手段520により、作成された警告先事前情報を保持する。データ項目は、例えば、警告先事前情報IDと警告先事前情報の状態からなり、事前情報の作成が開始されたとき、警告先事前情報の状態の項目に作成開始と記載される。また、事前情報の作成が終了すると、作成済みという文字列が記載される。この警告先事前情報IDであるRecipient−Pre−Setting−ID−001は、一意に警告先事前情報を識別するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
警告先計算手段530は、警告先事前情報の状態の値が作成開始であることに基づき、第2の実施例の警告先計算手段530が起動される。起動された後は、警告先事前情報の状態の値が、作成中に変更される。そして、警告先計算手段530は、警告先計算条件保持手段534により保持された警告先計算条件と、関係者データ管理手段600により管理された作業項目責任分担情報、機能組織情報およびプロジェクト組織情報に基づき、計算された警告先から警告リストを作成する。それらは、警告先保持手段540に保持される。
次に、警告先計算手段による警告先の計算動作について図19A(a)のフローを参照して説明する。まず、ユーザは、図3A(a)に示すスケジュール情報から作業項目を選択し、図3A(b)に示す作業項目メニューから、警告先事前情報の作成を指示する(ステップS401)。警告先事前情報作成手段520は、ユーザの指示に従い、警告先事前情報の作成を開始する。作成が開始されると、警告先事前情報の状態が、作成開始として、警告先事前情報状態保持手段522に保持される。
警告先事前情報状態保持手段522に保持された警告先事前情報の状態が、作成開始ならば、警告先計算手段530は、警告先事前情報の作成を開始する。開始されたら、警告先事前情報の状態は、作成中に変更する(ステップS402)。
次に、警告先計算手段530は、特定された作業項目を手がかりに、作業項目と関係者の対応を表す一連の情報、すなわち、関係者データ管理手段600に保持された作業項目責任分担情報と、警告先計算条件を参照して、関係者を割り出す(ステップS403)。
また、警告先計算手段530は、作業項目に対応する関係者を手がかりに、関係者同士の関係を表す情報、すなわち、関係者データ管理手段600に保持された機能組織情報、およびプロジェクト組織情報と、警告先計算条件を参照して、さらに、関係者を割り出す(ステップS404)。
最後に、警告先計算手段530は、計算された警告先から警告先リストを作成し、警告先保持手段540に保持させる(ステップS405)。警告先事前情報の状態の値を作成済みに設定する。
図19B(b)は、事前に計算された警告先リスト(制御情報付き)のデータ構造を示す図である。データ項目は、例えば、警告先事前情報ID、警告先リストIDおよび警告先リスト(制御情報付き)からなる。警告先リストには、制御情報を付加することもできる。
図20(a)は、事前に計算された警告先リストに対して、どのような制御をして、警告先に警告を送信するか否かを設定する画面表示例である。警告先制御情報設定手段588は、警告先リストが計算されると、設定画面を表示する。また、図20(b)は、警告先について、制御情報を設定するためのメニューである。ユーザは、個々の警告先を選択し、図20(b)に示す制御情報メニューを表示することにより、制御情報として即送信、送信保留および期日指定して送信を設定することができる。警告先の項目、例えば、Mm101を選択して、制御情報メニューを表示させて、制御情報を設定する。
図20(c)は、事前に計算された警告先リストと、それに対して設定された制御情報を付加した警告先事前情報のデータ構造を示す図である。警告先事前情報は、警告先事前情報保持手段590により保持され、データ項目は、例えば、警告先事前情報ID、警告先リストIDおよび警告先リスト(制御情報付き)からなる。これで、警告先事前情報が生成されたので、警告先事前情報の項目である、警告先事前情報の状態の値は、作成中から、作成済みに変更されて、警告先事前設定状態情報保持手段522に保持される。
次に、警告先制御情報設定手段による事前情報の設定動作について図21のフローを参照して説明する。まず、警告送信責任者設定手段592は、ユーザの指示に従い、警告送信の責任者を設定する(ステップS501)。警告送信の責任者が設定されると、警告先計算条件設定手段532は、警告先の計算方法の条件を設定する(ステップS502)。次に、警告先事前情報作成手段520は、スケジュール情報の選択された作業項目に関し、警告先事前情報の作成の開始を指示する。また、作成が開始されると、警告先事前情報の状態は開始から作成中に変更され、警告先事前情報保持手段590により保持される。
警告先計算手段530は、警告先事前情報の状態が開始であることを参照し、警告先計算条件保持手段534により保持された警告先計算条件と、関係者データ管理手段600により管理された関係者データに基づき、遅れが発生する前に(事前に)警告先を計算する。計算された警告先は、警告先リストとして警告先保持手段540に保持される(ステップS503)。
警告先制御情報設定手段588は、警告先保持手段540から、警告先リストを読み出し、警告先の制御に関する情報を設定する(ステップS504)。このとき、警告先事前情報の状態は、作成中に変更される。制御情報が設定されると、遅れが発生する前に計算した警告先リストに、その警告先の送信を制御に関して設定された制御情報を付加し、警告先事前情報として警告先事前情報保持手段590に保持する(ステップS505)。このとき、警告先事前情報の状態は、作成済みに変更される。
次に、既に設定された事前情報を利用する遅れ監視による警告の送信について説明する。
図22(a)は、警告先事前情報利用設定手段570による警告先の事前情報の利用を設定する画面表示例である。警告先事前情報利用設定手段570は、例えば、選択された設計Aの3月度の計画に関し、警告先の事前情報を利用するか否か指定することができる。設定画面には、スケジュール情報のプロジェクト名、スケジュール表名、作業項目および作業計画が表示され、その下に、警告先の事前情報を利用するか否か指定できるチェックボックス760が表示される。
図22(b)は、設定された事前情報利用の設定情報のデータ構造を示す図である。警告先事前情報利用設定保持手段572は、警告先事前情報利用設定手段570により、設定された事前情報利用の設定情報を保持する。データ項目は、例えば、警告先事前情報利用IDと事前情報を利用するからなり、事前情報を利用する場合には、事前活動の利用するの値にTRUEが記載される。利用しない場合には、FALSEが記載される。警告先事前情報利用IDであるRecipient−Pre−Setting−Use−ID−001により、この設定情報は、一意に識別される。また、警告先事前情報利用IDは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
警告先計算手段530は、警告先事前情報利用設定保持手段572において、警告先事前情報を利用することが設定されているかを調べ、利用が指定されていれば、遅れ発生時に、警告先の計算を実施せずに、警告先制御手段580に処理を渡す。警告先制御手段580は、警告先事前情報状態保持手段522から、警告先リスト(制御情報付き)が含まれた警告先事前情報を読み出す。そして、警告送信直前確認設定情報を調べ、送信直前に警告送信責任者が警告先リストを確認するかどうか調べる。警告実行手段550は、警告先リストと、制御情報が含まれた警告先事前情報を参考にして、遅れの警告メッセージを作成して、警告を送信する。
図23は、作成された警告メッセージのデータ構造を示す図である。警告メッセージのデータ項目は、例えば、警告メッセージID、警告先事前情報ID、警告送信責任者IDおよびメッセージからなる。この内容について、警告実行手段550は、警告を送信する。さらに、警告履歴設定情報保持手段564の警告履歴設定情報を参照して、データ項目である保存の値が、TRUEであれば警告履歴を保存する。
次に、第3の実施例による警告の送信動作について図24のフローを参照して説明する。第3の実施例では、設定された警告先事前情報を利用し、警告を送信する直前に、警告を送信する責任者により警告先が確認され、警告が送信される。このフローチャートの全てが必要なわけではない。フローの開始以前に設定されているものがあれば、省略も可能である。
まず、警告送信責任者設定手段592は、ユーザの指示に従い、警告送信の責任者を設定する(ステップS601)。次に、遅れ監視条件設定手段512は、スケジュールの作業計画に遅れ監視条件を設定する(ステップS602)。次に、警告先事前情報利用設定手段570は、事前情報の利用方法を設定する(ステップS603)。次に、警告履歴設定手段562は、警告送信履歴の保存を設定する(ステップS604)。次に、警告送信直前確認設定手段584は、警告前に警告送信の責任者に警告送信の可否を確認することか否かを設定する(ステップS605)。
各種設定がなされると、遅れ監視手段510は、これらの設定に従い、スケジュール情報保持手段が保持する作業計画について、スケジュール遅れの発生を検知すると、検知された遅れに関する情報を遅れ情報保持手段516により保持する(ステップS606)。
スケジュール遅れが発生すると、警告先計算手段530は、警告先事前情報利用設定保持手段572が保持する図22(b)に示す設定情報に基づき、事前情報を使うか否か判定する(ステップS607)。事前情報を使わないと判定されたとき、警告先計算手段530は、警告先を計算し(ステップ608)、計算された警告先を警告先保持手段540により保持する(ステップS609)。
事前情報を使うと判定されたとき、警告先制御手段580は、警告を送信する前に、警告送信前確認設定情報に基づき、警告送信責任者が送信先を確認するか否か判定する(ステップS610)。また、警告先制御手段580は、確認すると判定されたとき、警告送信責任者により警告先リストの送信可否が修正されたか否か判定する(ステップS611)。警告先が修正されたとき、警告先保持手段540は、修正された警告先リストを保持する(ステップS612)。
次に、警告実行手段550は、警告メッセージを作成し、警告先保持手段540が保持する警告先リストに基づき、警告を送信する(ステップS613)。警告履歴管理手段560は、警告履歴設定情報に基づき、履歴情報を保持するか否かを判定し(ステップS614)、履歴情報を保持すると判定されたとき、警告情報履歴保持手段566は、送信された警告を履歴情報として保持する(ステップS615)。
次に、第4の実施例に係るスケジュール警告システムについて説明する。実施例4では、実施例1〜3における図4A(a)に示すような警告先計算条件設定手段532、図4B(b)に示すような警告先計算条件保持手段534、および警告先計算手段530に関して異なる。
図25A(a)は、警告先計算条件設定手段532による警告先計算条件を設定する画面表示例である。ユーザが、図3A(b)に示す作業項目のメニューから、警告先の計算条件の設定を選択すると、警告先計算条件の設定画面が表示される。警告先計算条件設定手段532は、例えば、選択された設計Aの3月度に関し、警告先の計算条件を設定することができる。設定画面には、スケジュール情報のプロジェクト名、スケジュール表名、作業項目および作業計画が表示され、その下に、警告先計算条件を設定できるチェックボックス770が表示される。
作業項目責任分担情報を調べると、特定の作業項目の責任について、そのプロジェクト・チームのメンバが、自立的に責任を負っている場合と、プロジェクト・チーム以外のメンバが、プロジェクトを支援するために責任を負う場合がある。前者のメンバを、自立メンバと呼び、後者のメンバを支援メンバと呼ぶ。
ここで、計算条件の設定とは、計算により導きだす警告先の範囲を指定することである。範囲の指定のための項目は、大きく、「作業項目の実行責任者の全て」、「作業項目の自立メンバの全て」、「作業項目の自立メンバの一部」、「作業項目の支援メンバの全て」、「作業項目の支援メンバの一部」の五つからなる。さらに、「作業項目の自立メンバの一部」には、「コミュニケーション責任の自立メンバ」と「マネジメント責任の自立メンバ」の項目がある。また、「作業項目の支援メンバの一部」には、「コミュニケーション責任の支援メンバ」、「コミュニケーション責任の指導メンバ」、「マネジメント責任の支援メンバ」、「マネジメント責任の指導メンバ」の項目がある。
さらに、上記の項目のチェックボックス760をチェックしたあと、その項目名をクリックすると、図25A(b)に示すような上司または同僚を検索するかを指定する検索指定のメニューが表示される。そのメニューには、「プロジェクトの上司」、「プロジェクトの同僚」、「機能組織の上司」、「機能組織の同僚」、「指定しない」の選択の項目が表示される。
第4の実施例では、警告先の計算条件に、「コミュニケーション責任の自立メンバ」、「コミュニケーション責任の指導メンバ」、を指定して、その条件にあう関係者を計算により求めるように指定している。さらに、コミュニケーション責任の自立メンバについては、プロジェクト組織の上司と、機能組織の上司を検索するように指定している。指定されたことは、右側の×印の欄において、表示される。
図25B(c)は、設定された警告先計算条件のデータ構造を示す図である。警告先計算条件保持手段534は、警告先計算条件設定手段532により、設定された警告先計算条件を保持する。警告先計算条件IDであるRecpient−Calculation−Condition−ID−002は、この計算条件を一意に指定するための情報である。これは、図3B(c)に示すスケジュール情報と同名の項目として設定される。
図25A(a)の各項目に対応するデータは、次の通りである。項目「作業項目の実行責任者の全て」は、Activity−Resp−Member:に対応してTRUEの値が付加されていれば、この項目がチェックされたことを表し、FALSEであれば、チェックされていないことを表す。チェックのついた項目は、データ構造上でTRUEが付加されて表示される。チェックがついていなければ、FALSEが付加される。チェックの有無とTRUEとFALSEの対応は、他の項目についても同じである。「作業項目の自立メンバの全て」は、All−Autonomous−Member:、「作業項目の自立メンバの一部」は、Not−All−Autonomous−Member:、「コミュニケーション責任の自立メンバ」は、Comm−Resp−Auto−Member:、「マネジメント責任の自立メンバ」は、Management−Resp−Auto−Member:、「作業項目の支援メンバの全て」は、All−Support−Member:、「作業項目の支援メンバの一部」は、Not−All−Support−Member:、「コミュニケーション責任の支援メンバ」は、Comm−Resp−Supporter;、「コミュニケーション責任の指導メンバ」は、Comm−Resp−Advisor;、「マネジメント責任の支援メンバ」は、Management−Resp−Supporter;、「マネジメント責任の指導メンバ」は、Management−Resp−Advisor;である。
さらに、上司または同僚を検索するように指定した場合は、Project−Upper−Manager、Project−Member、 Functional−Organization−Upper−Manager、 Functional−Organization−Memberが、データ構造上で用いられ、検索するように指定してチェックがついた場合は、値にTRUEまたはFALSEが付加されて、保持される。この実施例では、Comm−Resp−Auto−Member:TRUEが指定され、その後に、鍵括弧の中に、[Project−Upper−Manager:TRUE、Project−Member:FALSE、 Functional−Organization−Upper−Manager:TRUE、 Functional−Organization−Member:FALSE]が指定されている。
次に、警告先計算手段による警告先の計算動作について図26のフローを参照して説明する。ここので説明する警告先計算手段530のフローチャートは、第1〜3の実施例で説明した警告先計算手段530の一部ステップの特定部分と置き換えることができる。例えば、フローチャートは、図9に示すフローチャートのステップS103以降に対応して、特定部分を置き換えることができる。図9のフローチャートは、第2の実施例の図12に示すフローチャートにおいてステップS208や第2の実施例の図17に示すフローチャートのステップS309において、呼び出される。また、第3の実施例の図24示すフローチャートのステップS602においても同様に、呼び出される。
また、もう一つの置き換えは、第3の実施例の図19A(a)のフローチャートのステップS402以降にも対応して、特定部分を置き換えることができる。警告先計算手段530は、警告先計算条件保持手段534に保持された図25A(a)に示す警告先計算条件、関係者データ管理手段600に保持された作業項目責任分担情報、プロジェクト組織情報を参照して警告先を計算する。
警告先計算手段530は、初期段階で、作業項目については、特定している(ステップS701)。図9のフローチャートに当該フローチャートが置き換えられる場合は、図9のステップS103からである。また、図21のフローチャートに、このフローチャートが置き換えられる場合は、図24(a)のステップS602からである。
まず、警告先計算手段530は、作業項目の実行責任者を全て調べる(ステップS702)。警告先計算条件保持手段534に保持されたActivity−Resp−Memberが、TUREかFALSEに設定されているのか、を調べる。TRUEであれば、作業項目責任分担情報保持手段610に保持された作業項目責任分担情報の中から、ステップ701で特定された作業項目に対応する、実行責任者のIDを調べ、リストに保持する。FALSEであれば、何もしない。
次に、警告先計算手段530は、作業項目の自立メンバを全て調べる(ステップ703)。警告先計算条件保持手段534に保持されたAll−Autonomous−Memberが、TUREかFALSEに設定されているのか否かを調べる。TRUEであれば、自立メンバを計算して求める。自立メンバは、作業項目責任分担情報保持手段610に保持された作業項目責任分担情報の中から、ステップS701で特定された作業項目について、責任を割り当てられた全メンバを集め、その中から、その作業項目を含むプロジェクトの全メンバと比較し、同じメンバIDを探す。プロジェクトのメンバを求めるためには、プロジェクト組織情報保持手段630に保持されたプロジェクト・メンバIDのリストを用いる。見つかったメンバIDを、リストに保持する。FASLEであれば、何もしない。
次に、警告先計算手段530は、作業項目の自立メンバの一部を、条件に従い調べる(ステップS704)。警告先計算条件保持手段534に保持されたComm−Resp−Auto−Memberか、Management−Resp−Auto−Member:の何れかがTRUEであるのか否かを調べる。何れかがTRUEであれば、ステップS702で行った処理と同様に、自立メンバをすべて求めて、その中から、TRUEであったほうに対応するコミュニケーション責任の自立メンバか、マネジメント責任の自立メンバを求める。見つかったメンバIDをリストに保持する。
次に、警告先計算手段530は、作業項目の支援メンバを全て調べる(ステップS705)。警告先計算条件保持手段534に保持されたAll−Support−Memberが、TUREかFALSEに設定されているのか否かを調べる。TRUEであれば、支援メンバを計算して求める。支援メンバは、作業項目責任分担情報保持手段610に保持された特定の作業項目について、責任を割り当てられた全メンバを集め、その中から、その作業項目と同じプロジェクトの全メンバと比較し、同じでないメンバIDを探す。プロジェクトのメンバは、プロジェクト組織情報保持手段630に保持されたプロジェクト・メンバIDのリストを用いる。見つかったメンバIDを、リストに保持する。FASLEであれば、何もしない。
次に、警告先計算手段530は、作業項目の支援メンバの一部を、条件に従い調べる(ステップS706)。警告先計算条件保持手段534に保持されたComm−Resp−Supporter、Comm−Resp−AdvisorManagement−Resp−Supporter、Management−Resp−Advisorの何れかがTRUEであるのか調べる。何れかがTRUEであれば、ステップS704で行った処理と同様に、支援メンバをすべて求めて、その中から、TRUEであったものに対応する。コミュニケーション責任の支援メンバ、コミュニケーション責任の指導者(と学習者)、マネジメント責任の支援メンバ、マネジメント責任の指導者(と学習者)を求める。見つかったメンバIDをリストに保持する。
次に、警告先計算手段530は、調べ上げた関係者の機能組織およびプロジェクト組織の上司または同僚を調べる(ステップS707)。リストの中身を一つずつ調べて、機能組織情報とプロジェクト組織情報を調べて、指定された条件に従い、上司または同僚を調べる。最後に、警告先計算手段530は、上記の計算から、計算された警告先の論理和をとり、警告先リストを作成し、作成された警告先リストは、警告先保持手段540に保持される。
第4の実施例では、図25A(a)では、コミュニケーション責任の自立メンバ、コミュニケーション責任の指導メンバのチェックボックスがついている。さらに、コミュニケーション責任の自立メンバのプロジェクトの上司と機能組織の上司もチェックがついている。警告先計算条件保持手段534では、Comm−Resp−Auto−MemberとComm−Resp−AdvisorがTRUEになっている。そして、Comm−Resp−Auto−Memberの属するプロジェクトと機能組織の上司を表すために、Project−Upper−ManagerとFunctional−Organization−Upper−ManagerがTRUEになっている。警告先計算手段530では、Comm−Resp−Auto−Memberに対応するメンバIDは、作業項目責任分担情報とプロジェクト組織情報から調べる。この例では、作業項目が設計Aについて、説明責任を負っているMm101のみが見つかる。さらに、Mm101の属するプロジェクトと機能組織の上司を、プロジェクト組織情報と、機能組織情報から調べる。それぞれがGM001とPM001がみつかる。また、コミュニケーション責任者は、Mm101、Mm106、PM001であり、Mm106とPM001は、Comm−Resp−Supporterである。所望のComm−Resp−Advisorは、見つからない。警告先保持手段540に保持されるメンバIDは、Mm101、GM001、PM001になる。
上記実施例は例示的なものであり、これによって本発明の範囲が限定的に解釈されるべきものではなく、本発明の構成要件を満足する範囲内で他の方法によっても実現可能であることは言うまでもない。
本発明に係るスケジュール警告システムおよびスケジュール警告プログラムは、ネットワークに接続されたコンピュータ等の電子装置間において利用することができる。
本発明の実施例に係るスケジュール警告システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るスケジュール警告システムの機能的な構成を示すブロック図である。 図3A(a)は、スケジュール情報を示す画面表示例である。図3A(b)は、作業項目のメニューを示す画面表示例である。 図3A(c)は、スケジュール情報のデータ構造を示す図である。 図3C(d)は、警告送信責任者を設定する画面表示例である。 図4A(a)警告先計算条件を設定する画面表示例である。 図4B(b)は、警告先計算条件のデータ構造を示す図である。 図5(a)は、遅れ監視条件を設定する画面表示例である。図5(b)は、遅れ監視条件のデータ構造を示す図である。 図6A(a)は、警告履歴保存を設定する画面表示例である。図6A(b)は、警告メッセージの送信履歴のデータ構造を示す図である。 図6B(c)は、警告履歴の閲覧の画面表示例である。 遅れ情報のデータ構造を示す図である。 図8A(a)は、作業項目責任分担情報のデータ構造を示す図である。 図8B(b)は、機能組織情報のデータ構造を示す図である。図8B(c)は、プロジェクト組織情報のデータ構造を示す図である。図8B(d)は、メンバ情報データベースのデータ構造を示す図である。 図8C(e)は、機能組織情報を入力する画面表示例を示す図である。図8C(f)は、メンバ情報データベースを参照する画面表示例を示す図である。 図8D(g)は、プロジェクト組織を入力する画面表示例を示す図である。図8D(h)は、コミュニケーションとマネジメントの責任者情報を入力する画面表示例を示す図である。 図8E(i)は、メンバ情報を入力する画面表示例を示す図である。図8E(j)は、関係者登録手段による関係者データベースの生成動作を説明する動作フローである。 図8F(k)は、関係者情報登録メニューを示す画面表示例である。 警告先計算手段による警告先の計算動作を説明する動作フローである。 警告先リストのデータ構造を示す図である。 遅れメッセージのデータ構造を示す図である。 スケジュール警告システムによる警告の送信動作を説明する動作フローである。 図13(a)は、警告送信前の確認を設定する画面表示例である。図13(b)は、警告送信前確認設定のデータ構造を示す図である。 確認メール内容のデータ構造を示す図である。 警告先の確認を設定する画面表示例である。 警告先リスト(送信可否付き)のデータ構造を示す図である。 第2の実施例に係るスケジュール警告システムによる警告の送信動作を説明する動作フローである。 図18(a)は、警告先の事前情報を設定する画面表示例である。図18(b)は、警告先事前情報のデータ構造を示す図である。 図19A(a)は、警告先計算手段による警告先の計算動作を説明する動作フローである。 図19B(b)は、警告先リスト(制御情報付き)のデータ構造を示す図である。 図20(a)は、警告先の制御情報を設定する画面表示例である。図20(b)は、制御情報メニューの画面表示例である。図20(c)は、警告先事前情報のデータ構造を示す図である。 警告先制御情報設定手段による事前情報の設定動作を説明する動作フローである。 図22(a)は、警告先の事前情報の利用を設定する画面表示例である。図22(b)は、事前情報利用の設定情報のデータ構造を示す図である。 警告メッセージのデータ構造を示す図である。 第3の実施例に係るスケジュール警告システムによる警告の送信動作を説明する動作フローである。 図25A(a)は、警告先計算条件を設定する画面表示例である。図25A(b)は、検索指定のメニューを示す画面表示例である。 図25B(c)は、警告先計算条件のデータ構造を示す図である。 警告先計算手段による警告先の計算動作を説明する動作フローである。
1:スケジュール警告システム 100:サーバ
200:ユーザPC 300:コンピュータ・ネットワーク
400:スケジュール管理手段 410:スケジュール表示手段
420:スケジュール情報保持手段 500:警告手段
510:遅れ監視手段 512:遅れ監視条件設定手段
514:遅れ監視条件保持手段 516:遅れ情報保持手段
520:警告先事前情報作成手段 522:警告先事前情報状態保持手段
530:警告先計算手段 532:警告先計算条件設定手段
534:警告先計算条件保持手段 540:警告先保持手段
550:警告実行手段 560:警告履歴管理手段
562:警告履歴設定手段 564:警告履歴設定情報保持手段
566:警告履歴保持手段 568:警告履歴閲覧手段
570:警告先事前情報利用設定手段 572:警告先事前情報利用設定保持手段
580:警告先制御手段 582:警告送信直前確認手段
584:警告送信直前確認設定手段 586:警告送信直前確認設定情報保持手段
588:警告先制御情報設定手段 590:警告先事前情報保持手段

Claims (17)

  1. 少なくとも1つの作業項目についてのスケジュール情報を管理するスケジュール管理手段と、
    前記スケジュール情報に関係する関係者データを管理する関係者データ管理手段と、
    前記スケジュール情報の作業項目に基づき、スケジュールの遅れを監視するための遅れ監視条件と、警告の送信先を決定するための警告先計算条件を設定する設定手段と、
    前記遅れ監視条件に基づき、対応する作業項目にスケジュール遅れが発生したか否かを監視する遅れ監視手段と、
    スケジュール遅れが発生したとき、前記警告先計算条件に基づき、前記関係者データから作業項目に応じた関係者を割り出し、警告先を求める警告先計算手段と、
    前記警告先計算手段により求められた警告先に基づき、警告を送信する警告実行手段と、
    を有するスケジュール警告システム。
  2. 前記関係者データは、関係者が参加する作業項目に関する作業項目責任分担情報と、当該関係者が属する組織の組織情報またはプロジェクトが属する組織情報のいずれかを含む、請求項1に記載のスケジュール警告システム。
  3. 前記警告先計算手段は、前記警告先計算条件に従い、前記作業項目責任分担情報から関係者を割り出し、さらに、当該割り出された関係者が属する前記組織情報から関係者を割り出す、請求項2に記載のスケジュール警告システム。
  4. 前記警告先計算手段は、割り出された関係者に基づき、警告先リストを作成する、請求項1ないし3いずれか1つに記載のスケジュール警告システム。
  5. 前記遅れ監視手段は、スケジュール情報の作業項目毎の遅れを検知したとき、作業項目毎の遅れ情報を前記警告先計算手段に提供する、請求項1ないし4いずれか1つに記載のスケジュール警告システム。
  6. スケジュール警告システムはさらに、警告を送信する前に、前記警告リストの確認を必要とするか否かを設定する警告送信直前確認手段を含む、請求項1ないし5いずれか1つに記載のスケジュール警告システム。
  7. スケジュール警告システムはさらに、警告を送信するか否かの送信可否情報を前記警告先リストの各警告先に付加する警告送信直前確認設定手段を含む、請求項1ないし6いずれか1つに記載のスケジュール警告システム。
  8. スケジュール警告システムはさらに、スケジュール遅れを監視する前に、警告先事前情報を設定するか否かを設定する警告先事前情報作成手段を含む、請求項1ないし7いずれか1つに記載のスケジュール警告システム。
  9. スケジュール警告システムはさらに、警告先事前情報を利用するか否か設定し、警告先事前情報利用設定として保持する警告先事前情報利用設定手段と、
    前記警告先事前情報利用設定に基づき、即送信、送信保留および期日指定から、少なくともいずれか1つの制御情報を選択し、前記警告先リストの各警告先に付加する警告先制御情報設定手段と、
    を有する、請求項1ないし8いずれか1つに記載のスケジュール警告システム。
  10. スケジュール警告システムはさらに、送信された警告に関し、少なくとも警告先と警告メッセージ含む履歴情報を記憶する警告履歴管理手段を含む、請求項1ないし9いずれか1つに記載のスケジュール警告システム。
  11. 少なくとも1つの作業項目についてのスケジュール情報に基づき、警告を送信するスケジュール警告プログラムであって、
    少なくともスケジュールの遅れを監視するための遅れ監視条件と、警告の送信先を決定するための警告先計算条件を設定するステップと、
    前記遅れ監視条件に基づき、対応する作業項目にスケジュール遅れが発生したか否かを監視するステップと、
    スケジュール遅れが発生したとき、前記警告先計算条件に基づき、関係者データを記憶する記憶媒体から前記作業項目に応じた関係者を割り出し、警告先を求めるステップと、
    警告先を求めるステップにより求められた警告先に基づき、警告を送信するステップと、
    を有するスケジュール警告プログラム。
  12. 前記警告先を求めるステップは、前記警告先計算条件に従い、作業項目責任分担情報から関係者を割り出し、さらに、当該割り出された関係者が属する組織情報から関係者を割り出す、請求項11に記載のスケジュール警告プログラム。
  13. 前記警告先を求めるステップは、割り出された関係者に基づき、警告先リストを作成する、請求項11または12に記載のスケジュール警告プログラム。
  14. 前記監視するステップは、スケジュール情報の作業項目毎の遅れを検知したとき、前記警告先を求めるステップに作業項目毎の遅れ情報を提供する、請求項11ないし13いずれか1つに記載のスケジュール警告プログラム。
  15. スケジュール警告プログラムはさらに、警告先を求めるステップの後、警告を送信するステップの前に、警告を送信するか否かの送信可否情報を前記警告リストの各警告先に付加するステップを含む、請求項11ないし14いずれか1つに記載のスケジュール警告プログラム。
  16. スケジュール警告プログラムはさらに、警告先を求めるステップの後、警告を送信するステップの前に、即送信、送信保留および期日指定から、少なくともいずれか1つの制御情報を選択し、前記警告先リストの各警告先に付加するステップを含む、請求項11ないし15いずれか1つに記載のスケジュール警告プログラム。
  17. 前記スケジュール警告プログラムはさらに、警告履歴を管理するステップを含み、送信された警告に関し、少なくとも警告先と警告メッセージ含む履歴情報を記憶する警告履歴を管理するステップを含む、請求項11ないし16いずれか1つに記載のスケジュール警告プログラム。
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