JP2008249976A - 電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法及び電子機器 - Google Patents

電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法及び電子機器 Download PDF

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JP2008249976A JP2007090960A JP2007090960A JP2008249976A JP 2008249976 A JP2008249976 A JP 2008249976A JP 2007090960 A JP2007090960 A JP 2007090960A JP 2007090960 A JP2007090960 A JP 2007090960A JP 2008249976 A JP2008249976 A JP 2008249976A
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Toshimichi Yamada
利道 山田
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Abstract

【課題】消費電力を低減することができる電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方
法及び電子機器を提供する。
【解決手段】制御手段及び算出手段としてのコントローラ40は、表示すべき画像の画像
データに基づいて、全画素における第1及び第2の表示色(白色及び黒色)の割合を算出
する。そして、白色及び黒色のうち割合が多い方を電気泳動素子24に表示するようにリ
セットし、その後、電気泳動素子24に割合の少ない表示色を画像データに基づいて選択
的に表示する書き込み動作を行うことで、所望の画像が表示される。そして、電気泳動素
子24と接続された保持容量23は、書き込み動作において電気泳動素子24に与えられ
る電位差を保持する。従って、充電すべき保持容量23の数を半分以下に抑えることがで
きるため、消費電力を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動表示装置とその駆動方法、及び電子機器に関するものである。
従来、帯電粒子を分散させた分散系に電界を印加した際にその帯電粒子がクーロン力に
より移動する電気泳動現象を利用して画像表示を行う電気泳動表示装置が知られている(
例えば特許文献1)。電気泳動表示装置は、共通電極と、該共通電極と対向配置された複
数の分割電極と、これら共通電極と分割電極との間に介在された分散系とからなる複数の
電気泳動素子を備えている。この分散系は、液相分散媒に1つ以上の種類の帯電粒子が分
散されたものであり、共通電極と分割電極との間に電位差を与えると、電界の方向によっ
て分散系内の帯電粒子が共通電極又は分割電極に引き寄せられる。帯電粒子を着色粒子で
構成するとともに電極に透過性を有する材料を用いると、共通電極又は分割電極に引き寄
せられた帯電粒子の色が観察できる。これを利用して電気泳動素子毎に表示制御すること
で、電気泳動表示装置に所望の画像を表示することができる。
ところで、このような電気泳動表示装置では、各電気泳動素子のそれぞれに対して保持
容量が並列に接続されている。これにより、電気泳動素子に与えられる電圧は保持容量に
充電されるので、分割電極への電圧の印加を止めても保持容量の充電電圧により、電気泳
動素子の各電極間に与えられた電位差は保持される。
特開2006−189466号公報
しかしながら、上記のような電気泳動表示装置に用いられる保持容量には、電気泳動素
子の各電極間の容量と比較して大容量のものが用いられているため、充電される保持容量
の数が増えるとその保持容量に蓄積される電荷量の合計が増大し、その結果、電力的な負
担となっていた。特に、電圧を加えるべき分割電極の数が多いほど充電すべき保持容量の
数も増えることとなり、消費電力が増大してしまうという問題が生じていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、消費電力を
低減することができる電気泳動表示装置、電気泳動表示装置の駆動方法及び電子機器を提
供することにある。
本発明の電気泳動表示装置は、帯電粒子を含有する分散系を共通電極及び分割電極間に
介在してなる複数の電気泳動素子と、前記電気泳動素子に接続された保持容量と、前記各
電極間に印加する電圧を制御する制御手段を備え、前記各電気泳動素子に第1又は第2の
表示色を表示することで画像表示を行う電気泳動表示装置であって、表示すべき画像の画
像データに基づき前記表示色の割合を算出する算出手段を備え、前記制御手段は、前記算
出手段の算出結果に基づいて、全ての前記電気泳動素子に割合の多い方の前記表示色を表
示した後に前記各電気泳動素子における前記各電極間の電位差を解消するリセット動作を
行い、該リセット動作後に前記画像データに基づいて前記電気泳動素子の前記各電極間に
電位差を与えることで割合が少ない方の前記表示色を前記電気泳動素子に表示する書き込
み動作を行い、前記保持容量は、前記制御手段の書き込み動作において前記電気泳動素子
に与えられる電位差を保持する。
本発明の電気泳動表示装置によれば、第1及び第2の表示色のうち割合が多い方を電気
泳動素子に表示するようにリセットし、その後、電気泳動素子に割合の少ない表示色を画
像データに基づいて選択的に表示する書き込み動作を行うことで、所望の画像が表示され
る。そして、電気泳動素子と接続された保持容量は、書き込み動作において電気泳動素子
に与えられる電位差を保持する。従って、充電すべき保持容量の数を半分以下に抑えるこ
とができるため、消費電力を低減することができる。
この電気泳動表示装置において、前記保持容量は、前記分割電極と電気的に接続された
第1電極及び該第1電極と対向する第2電極を有し、前記制御手段は、前記第2電極に、
前記リセット動作時においては前記分割電極と同電位の電圧を印加し、前記書き込み動作
時においては前記共通電極と同電位の電圧を印加する。
この電気泳動表示装置によれば、リセット動作時においては、保持容量の第2電極と分
割電極とが同電位である。つまり、分割電極と電気的に接続された保持容量の第1電極と
第2電極とが同電位であるため、保持容量への充電は行われない。そして、書き込み動作
時においては、保持容量の第2電極と共通電極とが同電位であるため、分割電極に電圧が
印加されると、電気泳動素子の各電極間及び保持容量の各電極間に与えられる電位差が同
じとなり、保持容量にて電気泳動素子の各電極間の電位差を保持することができる。
この電気泳動表示装置において、前記制御手段は、前記分割電極、前記共通電極及び前
記保持容量の第2電極に対してそれぞれ高電位電圧と低電位電圧とを切り換えて印加可能
に構成される。
この電気泳動表示装置によれば、2つの電源で低消費電力の電気泳動表示装置を構成す
ることができる。
この電気泳動表示装置において、前記制御手段は、前記分割電極及び前記共通電極にそ
れぞれ第1の電圧と該第1の電圧よりも低電位の第2の電圧と該第2の電圧よりも低電位
の第3の電圧とを切り換えて印加可能に構成され、前記保持容量の第2電極には、前記リ
セット動作時及び前記書き込み動作時において、前記制御手段により前記第2の電圧が印
加される。
この電気泳動表示装置によれば、保持容量の第2電極に複数のレベルの電圧を印加可能
とする構成を設ける必要がなくなるため、構成の簡素化に貢献することができる。
この電気泳動表示装置において、前記分割電極は、マトリクス状に配置された複数の画
素電極であり、前記共通電極は、前記各電気泳動素子において共用される。
この電気泳動表示装置によれば、様々な画像を表示可能な電気泳動表示装置について、
消費電力を低減することができる。また、このような電気泳動表示装置では、多数の画素
のそれぞれに対応して設けられる保持容量の数も非常に多くなるため、本発明の低消費電
力化が可能な構成を適用することで、消費電力をより低減することができる。
本発明の電気泳動表示装置の駆動方法は、帯電粒子を含有する分散系を共通電極及び分
割電極間に介在してなる複数の電気泳動素子と、前記各電気泳動素子にそれぞれ接続され
た複数の保持容量とを備え、前記各電極間に印加する電圧を制御することで前記各電気泳
動素子に第1又は第2の表示色を表示して画像表示を行う電気泳動表示装置の駆動方法で
あって、表示すべき画像の画像データに基づき前記表示色の割合を算出し、該算出結果に
基づき、全ての前記電気泳動素子に割合の多い方の前記表示色を表示した後に前記各電気
泳動素子における前記各電極間の電位差を解消するリセット動作を行い、該リセット動作
後、前記画像データに基づいて選択的に前記電気泳動素子の前記各電極間に電位差を与え
るとともに前記保持容量にて該電位差を保持して、前記電気泳動素子に割合が少ない方の
前記表示色を選択的に表示する書き込み動作を行う。
この電気泳動表示装置の駆動方法によれば、第1及び第2の表示色のうち割合が多い方
を電気泳動素子に表示するようにリセットし、その後、電気泳動素子に割合の少ない表示
色を画像データに基づいて選択的に表示する書き込み動作を行うことで、所望の画像が表
示される。そして、電気泳動素子と接続された保持容量は、書き込み動作において電気泳
動素子に与えられる電位差を保持する。従って、充電すべき保持容量の数を半分以下に抑
えることができるため、消費電力を低減することができる。
この電気泳動表示装置の駆動方法において、前記保持容量は、前記分割電極と電気的に
接続された第1電極及び該第1電極と対向する第2電極を有し、前記リセット動作時にお
いて、前記分割電極と同電位の電圧を前記第2電極に印加し、前記書き込み動作時におい
て、前記共通電極と同電位の電圧を前記第2電極に印加する。
この電気泳動表示装置の駆動方法によれば、リセット動作時においては、保持容量の第
2電極と分割電極とが同電位である。つまり、分割電極と電気的に接続された保持容量の
第1電極と第2電極とが同電位であるため、保持容量への充電は行われない。そして、書
き込み動作時においては、保持容量の第2電極と共通電極とが同電位であるため、分割電
極に電圧が印加されると、電気泳動素子の各電極間及び保持容量の各電極間に与えられる
電位差が同じとなり、保持容量にて電気泳動素子の各電極間の電位差を保持することがで
きる。
この電気泳動表示装置の駆動方法において、前記分割電極、前記共通電極及び前記保持
容量の第2電極に対してそれぞれ高電位電圧と低電位電圧とを切り換えて印加する。
この電気泳動表示装置の駆動方法によれば、2つの電源で低消費電力の電気泳動表示装
置を構成することができる。
この電気泳動表示装置の駆動方法において、前記分割電極及び前記共通電極にそれぞれ
第1の電圧と該第1の電圧よりも低電位の第2の電圧と該第2の電圧よりも低電位の第3
の電圧とを切り換えて印加し、前記リセット動作時及び前記書き込み動作時において、前
記第2の電圧を前記保持容量の第2電極に印加する。
この電気泳動表示装置の駆動方法によれば、保持容量の第2電極に複数のレベルの電圧
を印加可能とする構成を設ける必要がなくなるため、構成の簡素化に貢献することができ
る。
この電気泳動表示装置の駆動方法において、前記分割電極は、マトリクス状に配置され
た複数の画素電極であり、前記共通電極は、前記各電気泳動素子において共用される。
この電気泳動表示装置の駆動方法によれば、様々な画像を表示可能な電気泳動表示装置
について、消費電力を低減することができる。また、このような電気泳動表示装置では、
多数の画素のそれぞれに対応して保持容量が設けられるため、本発明の低消費電力駆動方
法を例えばセグメント表示方式のものに採用した場合と比較して、消費電力をより低減す
ることができる。
本発明の電子機器は、上述した電気泳動表示装置を備えるあらゆる機器を含むもので、
ディスプレイ装置、テレビジョン装置、電子ブック、電子ペーパ、時計、電卓、携帯電話
、携帯情報端末等を含む。また、「機器」という概念から外れるもの、例えば可撓性のあ
る紙状/フィルム状の物体、これら物体が貼り付けられた壁面等の不動産に属するもの、
車両、飛行体、船舶等の移動体に属するものを含む。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示す本実施形態の電気泳動表示装置1は、外部装置(図示略)から入力される画
像データに基づいて、異なる2色からなる画像を素子基板(図示略)上に形成された表示
部11に表示するものである。
表示部11には、行方向(図1において横方向)に延設された複数本の走査線Sと、列
方向(図1において縦方向)に延設されるとともに各走査線Sと直交する複数本のデータ
線Dとが設けられている。表示部11の周辺には、各走査線Sと接続された走査線駆動回
路12と、各データ線Dと接続されたデータ線駆動回路13と、走査線Sと平行に延設さ
れた複数本の容量線Cと接続された容量線駆動回路14とが形成されている。
また、表示部11には走査線Sとデータ線Dとの各交差部分に対応してマトリクス状に
配置された複数の画素回路21が設けられている。画素回路21に含まれるスイッチング
素子としての薄膜トランジスタ(以下、TFT)22は、例えばNチャネルトランジスタ
であって、そのゲートが走査線Sに接続されるとともにソースがデータ線Dに接続されて
いる。また、TFT22のドレインは画素回路21を構成する保持容量23及び電気泳動
素子24と接続されている。保持容量23は、その第1電極23aがTFT22のドレイ
ンと接続されるとともに、該第1電極23aと対向する第2電極23bが容量線Cを介し
て容量線駆動回路14と接続されている。
電気泳動素子24は、TFT22のドレインと接続された分割電極としての画素電極3
1と、各画素電極31と対向配置されるとともに各電気泳動素子24で共用される共通電
極32と、該共通電極32と各画素電極31との間に介在されたマイクロカプセル33と
からなる。共通電極32には透過性を有する材料が用いられており、該共通電極32側に
表示部11の表示面が構成されている。また、共通電極32には共通電圧Vcomが印加
されるようになっている。
マイクロカプセル33内には、図2(a)(b)に示すように、液相分散媒34中に帯
電粒子が分散された分散系が封入されている。本実施形態では、マイクロカプセル33及
び液相分散媒34には透過性を有する材料が用いられ、その液相分散媒34中には電気的
にマイナスに帯電した白色の帯電粒子(以下、負帯電粒子)35と、電気的にプラスに帯
電した黒色の帯電粒子(以下、正帯電粒子)36の2種類の帯電粒子が分散されている。
尚、マイクロカプセル33及び各帯電粒子35,36はそれぞれ多数設けられているが、
図2及び図3では、図の簡略化のためそれぞれ1つのみ図示している。
このような電気泳動素子24において、画素電極31を共通電極32に対して低電位と
して共通電極32から画素電極31に向かう方向への電界を発生させると、正帯電粒子3
6が画素電極31に引き寄せられるとともに負帯電粒子35が共通電極32に引き寄せら
れ、共通電極32側の表示面からは負帯電粒子35の色(白色)が観察される。反対に、
画素電極31を共通電極32に対して高電位として画素電極31から共通電極32に向か
う方向への電界を発生させると、正帯電粒子36が共通電極32に引き寄せられるととも
に負帯電粒子35が画素電極31に引き寄せられ、共通電極32側の表示面からは正帯電
粒子36の色(黒色)が観察される。尚、マイクロカプセル33は、各電極間31,32
間に電位差が生じていないときに各帯電粒子35,36の位置を保持する保持特性を有し
ている。
図1に示すように、表示部11の周辺には、走査線駆動回路12、データ線駆動回路1
3及び容量線駆動回路14を統括制御するコントローラ40が設けられている。尚、本実
施形態では、コントローラ40は制御手段及び算出手段を構成している。コントローラ4
0は、外部装置(図示略)から入力される画像データに基づき、走査線駆動回路12、デ
ータ線駆動回路13及び容量線駆動回路14に出力する各種信号を生成する。また、コン
トローラ40は画像データに基づき、全画素数に対する白色を表示する画素(白画素)と
黒色を表示する画素(黒画素)の数の割合を算出する。つまり、コントローラ40は、表
示しようとしている画像に白色と黒色のどちらが多いかを判定するようになっている。
走査線駆動回路12は、コントローラ40からの信号に基づき複数の走査線Sのうちの
1つを選択し、その選択した走査線Sに走査信号を出力する。この走査信号が各走査線S
に順次出力されることにより、1行毎の画素回路21のTFT22が順次オン状態となる
データ線駆動回路13は、コントローラ40からの信号に基づいてデータ信号を生成し
、このデータ信号をデータ線Dに出力する。そして、データ信号は、走査信号にてオン状
態となったTFT22を介して電気泳動素子24の画素電極31及び保持容量23の第1
電極23aに供給される。このようにして、データ線駆動回路13は、コントローラ40
からの信号に基づいて各画素回路21の画素電極31及び保持容量23の第1電極23a
に高電位電圧Vddと低電位電圧Vssとを切り換えて印加する。尚、本実施形態では、
高電位電圧Vddとして15Vが設定され、低電位電圧Vssとして0V(接地電圧)が
設定されている。
容量線駆動回路14は、コントローラ40からの信号に基づいて各保持容量23の第2
電極23bに高電位電圧Vddと低電位電圧Vssとを切り換えて印加するようになって
いる。また、コントローラ40は共通電極32に印加される共通電圧Vcomとして高電
位電圧Vdd又は低電位電圧Vssを与える。各画素回路21への画像データ書き込み時
(データ信号供給時)において、共通電極32の電圧レベルと同じレベルの電圧を保持容
量23の第2電極23bに与えることで、保持容量23は画素電極31に印加される電圧
を保持し、該データ信号を所定期間保持するようになっている。尚、電気泳動素子24は
、画素電極31及び共通電極32間にマイクロカプセル33が介在する構成をなしている
ため、その各電極31,32の対向部分の面積、各電極31,32間の距離、及びマイク
ロカプセル33内の分散系の誘電率に応じた容量を形成しており、その電気泳動素子24
の容量値は、保持容量23の容量値のおよそ1/10程度である。
このような電気泳動表示装置1では、コントローラ40により各画素電極31と共通電
極32との間に印加する電圧を制御することで、各電気泳動素子24において白色又は黒
色を表示すべく負帯電粒子35及び正帯電粒子36を画素電極31又は共通電極32に引
き寄せ、これにより表示部11に所望の画像が表示可能となっている。また、各画素回路
21への電圧の印加を止めても保持容量23の充電電圧により、電気泳動素子24の各電
極31,32間の電位差は保持される。
[低消費電力駆動方法]
本実施形態の電気泳動表示装置1では、表示する画像に白画素が多い場合と黒画素が多
い場合とに応じて異なる駆動方法で画像を表示することで、充電すべき保持容量23の数
を低減可能となっている。以下に、それら各場合の電気泳動表示装置1の駆動方法につい
て図2及び図3に従って説明する。尚、これら図2及び図3では、説明の便宜のため、表
示面側である共通電極32を上側に、3つの画素電極31を下側に図示し、表示部11の
全画素数を3つとして図示している。
表示する画像に白画素が多い場合において、まず、コントローラ40は走査線駆動回路
12及びデータ線駆動回路13を制御してリセット動作を行う。詳しくは、全ての電気泳
動素子24においてマイクロカプセル33内の負帯電粒子35を共通電極32に引き寄せ
るとともに正帯電粒子36を画素電極31に引き寄せるべく(つまり、全画素に白色を表
示すべく)リセットする。
詳述すると、図2(a)に示すように、コントローラ40は共通電極32に共通電圧V
comとして高電位電圧Vddを印加するとともに、走査線駆動回路12及びデータ線駆
動回路13を駆動することで各画素回路21のTFT22をオン状態として各画素電極3
1に低電位電圧Vssを印加する。これにより、各マイクロカプセル33内において共通
電極32から画素電極31に向かう方向の電界が発生し、負帯電粒子35が共通電極32
に引き寄せられるとともに、正帯電粒子36が画素電極31に引き寄せられる。その結果
、共通電極32側の表示面からは全画素において白色が観測される、つまり、全画素にお
いて白色表示がなされる。尚、このリセット動作は、各帯電粒子35,36を共通電極3
2又は画素電極31に引き寄せるために必要な所定期間に亘って行われる。
全画素において白色表示がなされた後、共通電極32に低電位電圧Vssを印加して画
素電極31及び共通電極32間の電位差を解消する。これにより、それら画素電極31及
び共通電極32間の電界は消滅するが、各帯電粒子35,36は保持特性によりマイクロ
カプセル33内においてそのままの位置を保つため、表示部11における全画素の白色表
示は維持される。
また、表示する画像に白画素が多い場合では、各画素回路21において保持容量23の
第2電極23bには低電位電圧Vssが印加されるため、各画素電極31に印加される低
電位電圧Vssは保持容量23に充電されない。
リセットが完了し全画素において白色表示がなされると、図2(b)に示すように、コ
ントローラ40は画像データの書き込み動作を行う。尚、図2(b)では、3つの画素電
極31のうち、真ん中の1つを黒画素とし、両側の2つを白画素としている。
この書き込み動作では、まず、コントローラ40は画像データに基づき走査線駆動回路
12及びデータ線駆動回路13を制御し、画素電極31に対して選択的に高電位電圧Vd
dを印加する。このとき、画素電極31に高電位電圧Vddが印加された画素(電気泳動
素子24)では、画素電極31から共通電極32に向かう方向への電界が発生するため、
正帯電粒子36が共通電極32側に移動するとともに、負帯電粒子35が画素電極31側
に移動する。その結果、リセットにより全画素が白色表示となった表示部11の画素に選
択的に黒色表示がなされ、その結果、表示部11に所望の画像が表示される。
一方、保持容量23の第2電極23bには、リセット時に引き続き低電位電圧Vssが
印加されているため、データ線駆動回路13から供給されるデータ信号としての高電位電
圧Vddは保持容量23の第1電極23aにも印加され、保持容量23の各電極31,3
2間にも画素電極31及び共通電極32間と同じ電位差が生じる。即ち、データ信号が供
給された各画素回路21において、そのデータ信号は保持容量23により保持(充電)さ
れる。これにより、画素電極31へのデータ信号の供給を止めても保持容量23にて充電
された電圧により電気泳動素子24の各電極31,32間の電位差は保持される。表示す
る画像に白画素が多い場合において、上記のように駆動することにより充電される保持容
量23の数を保持容量23の全数の半分以下に抑えることができる。
次に、表示する画像に黒画素が多い場合について説明する。まず、コントローラ40は
走査線駆動回路12及びデータ線駆動回路13を制御し、全ての電気泳動素子24におい
てマイクロカプセル33内の正帯電粒子36を共通電極32に引き寄せるとともに負帯電
粒子35を画素電極31に引き寄せるべく(つまり、全画素に黒色を表示すべく)リセッ
トを行う。
詳述すると、図3(a)に示すように、コントローラ40は共通電極32に共通電圧V
comとして低電位電圧Vssを印加するとともに、走査線駆動回路12及びデータ線駆
動回路13を駆動することで各画素回路21のTFT22をオン状態として各画素電極3
1に高電位電圧Vddを印加する。これにより、各マイクロカプセル33内において画素
電極31から共通電極32に向かう方向の電界が発生し、正帯電粒子36が共通電極32
に引き寄せられるとともに負帯電粒子35が画素電極31に引き寄せられる。その結果、
共通電極32側の表示面からは全画素において黒色が観測される。つまり、全画素におい
て黒色表示がなされる。尚、このリセット動作は、前述の白画素が多い場合と同様に、各
帯電粒子35,36を共通電極32又は画素電極31に引き寄せるために必要な所定期間
に亘って行われる。
全画素において黒色表示がなされた後、共通電極32に高電位電圧Vddを印加して画
素電極31及び共通電極32間の電位差を解消する。これにより、前述の白画素が多い場
合と同様に、それら画素電極31及び共通電極32間の電界は消滅するが、各帯電粒子3
5,36は保持特性によりマイクロカプセル33内においてそのままの位置を保つため、
表示部11の全画素における黒色表示は維持される。
また、表示する画像に黒画素が多い場合では、各画素回路21において保持容量23の
第2電極23bには高電位電圧Vddが印加されるため、各画素電極31に印加される高
電位電圧Vddは保持容量23に充電されない。
リセットが完了し全画素において黒色表示がなされると、図3(b)に示すように、コ
ントローラ40は画像データの書き込み動作を行う。尚、図3(b)では、3つの画素電
極31のうち、真ん中の1つを白画素とし、両側の2つを黒画素としている。
この書き込み動作では、まず、コントローラ40は画像データに基づき走査線駆動回路
12及びデータ線駆動回路13を制御し、画素電極31に対して選択的に低電位電圧Vs
sを印加する。このとき、画素電極31に低電位電圧Vssが印加された電気泳動素子2
4では、共通電極32から画素電極31に向かう方向への電界が発生するため、負帯電粒
子35が共通電極32に引き寄せられるとともに、正帯電粒子36が画素電極31に引き
寄せられる。その結果、リセットにより全画素が黒色表示となった表示部11の画素に選
択的に白色表示がなされ、その結果、表示部11に所望の画像が表示される。
一方、保持容量23の第2電極23bには、リセット時に引き続き高電位電圧Vddが
印加されているため、データ線駆動回路13から供給されるデータ信号としての低電位電
圧Vssは保持容量23の第1電極23aにも供給され、保持容量23の各電極31,3
2間にも画素電極31及び共通電極32間と同じ電位差が生じる。即ち、データ信号が供
給された各画素回路21において、そのデータ信号は保持容量23により保持(充電)さ
れる。これにより、画素電極31へのデータ信号の供給を止めても保持容量23にて充電
された電圧により電気泳動素子24の各電極31,32間の電位差は保持される。表示す
る画像に黒画素が多い場合において、上記のように駆動することにより充電される保持容
量23の数を保持容量23の全数の半分以下に抑えることができる。
以上のように、所望の画像における白色(又は黒色)を表示する画素数の割合に応じた
駆動方法で画像を表示することで、表示する画像に白画素が多い場合と表示する画像に黒
画素が多い場合の各場合において、充電される保持容量23の数を保持容量23の全数の
半分以下に抑えることができる。その結果、異なる2色からなる画像を表示する電気泳動
表示装置1の消費電力を低減することができる。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)制御手段及び算出手段としてのコントローラ40は、表示すべき画像の画像デー
タに基づいて、全画素における第1及び第2の表示色(白色及び黒色)の割合を算出する
。そして、白色及び黒色のうち割合が多い方を電気泳動素子24に表示するようにリセッ
トし、その後、電気泳動素子24に割合の少ない表示色を画像データに基づいて選択的に
表示する書き込み動作を行うことで、所望の画像が表示される。そして、電気泳動素子2
4と接続された保持容量23は、書き込み動作において電気泳動素子24に与えられる電
位差を保持する。従って、充電すべき保持容量23の数を半分以下に抑えることができる
ため、消費電力を低減することができる。
(2)保持容量23は、分割電極としての画素電極31と電気的に接続された第1電極
23a及び該第1電極23aと対向する第2電極23bを有する。そして、コントローラ
40は、リセット動作時においては、第2電極23bに画素電極31と同電位の電圧を印
加する。つまり、リセット動作時において保持容量23の第1電極23aと第2電極23
bとが同電位であるため、保持容量への充電は行われない。また、書き込み動作時におい
ては、コントローラ40は保持容量23の第2電極23bに共通電極32と同電位の電圧
を印加する。このため、画素電極31に電圧が印加されると、電気泳動素子24の各電極
31,32間及び保持容量23の各電極23a,23b間に与えられる電位差が等しくな
り、保持容量23にて共通電極32及び画素電極31間の電位差を保持することができる
(3)コントローラ40は、画素電極31、共通電極32及び保持容量23の第2電極
23bに対してそれぞれ高電位電圧Vdd又は低電位電圧Vssを印加可能に構成される
ため、2つの電源で低消費電力の電気泳動表示装置を構成することができる。
(4)電気泳動素子24の画素電極31(画素回路21)はマトリクス状に配置され、
共通電極32は各電気泳動素子24において共用されている。この構成によれば、様々な
画像を表示可能な電気泳動表示装置について、消費電力を低減することができる。また、
このような電気泳動表示装置1では、多数の画素のそれぞれに対応して設けられる保持容
量23の数も非常に多くなるため、本実施形態の低消費電力駆動方法を例えばセグメント
表示方式のものに採用した場合と比較して、消費電力をより低減することができる。
(第2実施形態)
次に、第1実施形態で説明した電気泳動表示装置1の電子機器への適用について図4に
従って説明する。
図4(a)は、電子機器の一例である電子ブックの構成を示す斜視図である。この電子
ブック100は、ブック形状のフレーム101と、このフレーム101に対して回動自在
に設けられた(開閉可能な)カバー102と、操作部103と、上記電気泳動表示装置1
によって構成された表示部104と、を備えている。
図4(b)は、電子機器の一例である腕時計の構成を示す斜視図である。この腕時計1
10は、上記電気泳動表示装置1によって構成された表示部111を備えている。
図4(c)は、電子機器の一例である電子ペーパの構成を示す斜視図である。この電子
ペーパ120は、紙と同様の質感及び柔軟性を有するリライタブルシートで構成される本
体部121と、上記電気泳動表示装置1によって構成された表示部122を備えている。
これらの場合でも、電気泳動表示装置1により構成された表示部104,111,12
2は上記第1実施形態と同様の効果を発揮する。その結果、電子ブック100、腕時計1
10及び電子ペーパ120において、それらの各表示部104,111,122に画像を
表示する際の消費電力を低減することができる。
(他の実施形態)
尚、上記各実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記各実施形態では、電気泳動素子24及び保持容量23にそれぞれ、高電位電圧V
ddと低電位電圧Vssの2つのレベルの電圧を切り換えて印加可能に構成されたが、特
にこれに限定されるものではない。例えば、図5及び図6に示すように、画素電極31及
び共通電極32にそれぞれ、第1の電圧V1と該第1の電圧よりも低電位の第2の電圧V
2と該第2の電圧よりも低電位の第3の電圧V3とを切り換えて印加し、リセット動作時
及び書き込み動作時において、第2の電圧V2を保持容量23の第2電極23bに印加す
るように構成してもよい。尚、図5及び図6において、第1の電圧V1は15Vに設定さ
れ、第2の電圧V2は0V(接地電圧)に設定され、第3の電圧V3は負電源から供給さ
れる負電圧であり−15Vに設定されている。また、図5及び図6の(a)はそれぞれリ
セット動作を説明する図であり、(b)はそれぞれ書き込み動作を説明する図である。図
5(a)(b)に示すように、表示する画像に白画素が多い場合では、第1の電圧V1が
第1実施形態の高電位電圧Vddと同等の作用を呈し、第2の電圧V2が同等の作用を呈
するため、充電される保持容量23の数を保持容量23の全数の半分以下に抑えることが
できる。また、図6(a)(b)に示すように、黒画素を表示する画素が多い場合では、
第2の電圧V2は第1実施形態の高電位電圧Vddと同等の作用を呈し、第3の電圧V3
は第1実施形態の低電位電圧Vssと同等の作用を呈するため、充電される保持容量23
の数を保持容量23の全数の半分以下に抑えることができる。このような構成によれば、
表示する画像に白画素が多い場合と黒画素が多い場合の各場合において、保持容量23の
第2電極23bは第2の電圧V2(接地電圧)が印加されることとなる。このため、保持
容量23の第2電極23bの容量線駆動回路14により複数のレベルの電圧を印加する必
要がなくなるので、例えば第1実施形態の容量線駆動回路14等を設けなくて済み、構成
の簡素化に貢献することができる。
・上記各実施形態では、マイクロカプセル33内の分散系は、透過性を有する液相分散
媒34と、白色の負帯電粒子35及び黒色の正帯電粒子36の2種類の帯電粒子とから構
成されたが、これ以外に例えば、黒色に着色された液相分散媒と、白色の負帯電粒子35
の1種類の帯電粒子とから構成してもよい。また、正帯電粒子36を白色、負帯電粒子3
5を黒色としてもよい。また、各帯電粒子35,36の色をそれぞれ所望の色に適宜設定
してもよい。
・上記各実施形態では、各帯電粒子35,36及び液相分散媒34をマイクロカプセル
33に封入するマイクロカプセル方式に具体化したが、マイクロカプセル33の代わりに
隔壁によって、各帯電粒子35,36及び液相分散媒34を区分けするようにしてもよい
。また、マイクロカプセル33を使用しない垂直型電気泳動方式あるいは水平型電気泳動
方式に適用してもよい。
・上記各実施形態では、特に言及しなかったが、共通電極32は各電気泳動素子24に
おいて共用されたが、これ以外に例えば、各電気泳動素子24のそれぞれに共通電極を設
け、その各共通電極をそれぞれ電気的に接続する構成としてもよい。
・上記各実施形態では、画素電極31(画素回路21)の数が3つ、即ち奇数であった
が、偶数としてもよい。このような構成では、白画素と黒画素とがちょうど同じ数になる
場合があるが、その場合には上記第1実施形態で説明した2つのパターンの駆動方法のど
ちらの方法で画像を表示してもよい。
・上記第2実施形態で説明した電気泳動表示装置1を搭載した電子機器としては、他に
も、例えば携帯電話、屋外の標識、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、POS端
末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。すなわち、電気泳動表示装置1をこ
れらの機器に適用した場合でも、上記各実施形態と同様な効果を奏する。
・上記各実施形態における駆動方式は、アクティブマトリクス方式に限らず、パッシブ
マトリクス方式やセグメント表示方式等の他の駆動方式にも適用可能である。
第1実施形態における電気泳動表示装置の電気的構成を示すブロック図である。 (a)(b)は、電気泳動表示装置の駆動方法を示す概略図である。 (a)(b)は、電気泳動表示装置の駆動方法を示す概略図である。 (a)〜(c)は、それぞれ電子機器の一例を示す斜視図である。 (a)(b)は、変形例における電気泳動表示装置の駆動方法を示す概略図である。 (a)(b)は、変形例における電気泳動表示装置の駆動方法を示す概略図である。
符号の説明
Vdd…高電位電圧、Vss…低電位電圧、V1…第1の電圧、V2…第2の電圧、V
3…第3の電圧、1…電気泳動表示装置、11,104,11,122…表示部、21…
画素回路、23…保持容量、23a…第1電極、23b…第2電極、24…電気泳動素子
、31…分割電極としての画素電極、32…共通電極、33…マイクロカプセル、34…
分散系を構成する液相分散媒、35…分散系を構成する負帯電粒子、36…分散系を構成
する正帯電粒子、40…制御手段及び算出手段としてのコントローラ。

Claims (11)

  1. 帯電粒子を含有する分散系を共通電極及び分割電極間に介在してなる複数の電気泳動素
    子と、前記電気泳動素子に接続された保持容量と、前記各電極間に印加する電圧を制御す
    る制御手段を備え、前記各電気泳動素子に第1又は第2の表示色を表示することで画像表
    示を行う電気泳動表示装置であって、
    表示すべき画像の画像データに基づき前記表示色の割合を算出する算出手段を備え、
    前記制御手段は、前記算出手段の算出結果に基づいて、全ての前記電気泳動素子に割合
    の多い方の前記表示色を表示した後に前記各電気泳動素子における前記各電極間の電位差
    を解消するリセット動作を行い、該リセット動作後に前記画像データに基づいて前記電気
    泳動素子の前記各電極間に電位差を与えることで割合が少ない方の前記表示色を前記電気
    泳動素子に表示する書き込み動作を行い、
    前記保持容量は、前記制御手段の書き込み動作において前記電気泳動素子に与えられる
    電位差を保持することを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 請求項1に記載の電気泳動表示装置において、
    前記保持容量は、前記分割電極と電気的に接続された第1電極及び該第1電極と対向す
    る第2電極を有し、
    前記制御手段は、前記第2電極に、前記リセット動作時においては前記分割電極と同電
    位の電圧を印加し、前記書き込み動作時においては前記共通電極と同電位の電圧を印加す
    ることを特徴とする電気泳動表示装置。
  3. 請求項2に記載の電気泳動表示装置において、
    前記制御手段は、前記分割電極、前記共通電極及び前記保持容量の第2電極に対してそ
    れぞれ高電位電圧と低電位電圧とを切り換えて印加可能に構成されたことを特徴とする電
    気泳動表示装置。
  4. 請求項2に記載の電気泳動表示装置において、
    前記制御手段は、前記分割電極及び前記共通電極にそれぞれ第1の電圧と該第1の電圧
    よりも低電位の第2の電圧と該第2の電圧よりも低電位の第3の電圧とを切り換えて印加
    可能に構成され、
    前記保持容量の第2電極には、前記リセット動作時及び前記書き込み動作時において、
    前記制御手段により前記第2の電圧が印加されることを特徴とする電気泳動表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置において、
    前記分割電極は、マトリクス状に配置された複数の画素電極であり、
    前記共通電極は、前記各電気泳動素子において共用されたことを特徴とする電気泳動表
    示装置。
  6. 帯電粒子を含有する分散系を共通電極及び分割電極間に介在してなる複数の電気泳動素
    子と、前記各電気泳動素子にそれぞれ接続された複数の保持容量とを備え、前記各電極間
    に印加する電圧を制御することで前記各電気泳動素子に第1又は第2の表示色を表示して
    画像表示を行う電気泳動表示装置の駆動方法であって、
    表示すべき画像の画像データに基づき前記表示色の割合を算出し、
    該算出結果に基づき、全ての前記電気泳動素子に割合の多い方の前記表示色を表示した
    後に前記各電気泳動素子における前記各電極間の電位差を解消するリセット動作を行い、
    該リセット動作後、前記画像データに基づいて選択的に前記電気泳動素子の前記各電極
    間に電位差を与えるとともに前記保持容量にて該電位差を保持して、前記電気泳動素子に
    割合が少ない方の前記表示色を選択的に表示する書き込み動作を行うことを特徴とする電
    気泳動表示装置の駆動方法。
  7. 請求項6に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記保持容量は、前記分割電極と電気的に接続された第1電極及び該第1電極と対向す
    る第2電極を有し、
    前記リセット動作時において、前記分割電極と同電位の電圧を前記第2電極に印加し、
    前記書き込み動作時において、前記共通電極と同電位の電圧を前記第2電極に印加する
    ことを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  8. 請求項7に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記分割電極、前記共通電極及び前記保持容量の第2電極に対してそれぞれ高電位電圧
    と低電位電圧とを切り換えて印加することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  9. 請求項7に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記分割電極及び前記共通電極にそれぞれ第1の電圧と該第1の電圧よりも低電位の第
    2の電圧と該第2の電圧よりも低電位の第3の電圧とを切り換えて印加し、
    前記リセット動作時及び前記書き込み動作時において、前記第2の電圧を前記保持容量
    の第2電極に印加することを特徴とする電気泳動表示装置の駆動方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置の駆動方法において、
    前記分割電極は、マトリクス状に配置された複数の画素電極であり、
    前記共通電極は、前記各電気泳動素子において共用されたことを特徴とする電気泳動表
    示装置の駆動方法。
  11. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置を備えた電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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