JP2008249906A - プロジェクタ及び表示システム - Google Patents

プロジェクタ及び表示システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008249906A
JP2008249906A JP2007089818A JP2007089818A JP2008249906A JP 2008249906 A JP2008249906 A JP 2008249906A JP 2007089818 A JP2007089818 A JP 2007089818A JP 2007089818 A JP2007089818 A JP 2007089818A JP 2008249906 A JP2008249906 A JP 2008249906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
projector
unit
position information
projectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007089818A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hori
祐二 堀
Kazuya Taki
和也 滝
Hideo Ueno
英生 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007089818A priority Critical patent/JP2008249906A/ja
Publication of JP2008249906A publication Critical patent/JP2008249906A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

【課題】他のプロジェクタの投影位置に対して、投影位置を調整する際のユーザの負担を軽減する。
【解決手段】ステップ351では、マイクロコンピュータ31は、姿勢検出部60によって検出される姿勢情報に変化があるか否かを判断する。ステップ351における判断が肯定された場合にのみ、ステップ353において、マイクロコンピュータ31は、姿勢情報を他のプロジェクタに送信する。次のステップ355では、マイクロコンピュータ31は、USBインターフェイス35を介して他のプロジェクタから姿勢情報を受信したか否かを判断する。他のプロジェクタから姿勢情報を受信すると、ステップ357では、マイクロコンピュータ31は、他のプロジェクタPJ2、PJ3から受信された姿勢情報と、現時点での姿勢情報とに基づいて、プロジェクタの姿勢の補正値を算出する。その補正値に基づいて投影位置を、他のプロジェクタに連動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、他のプロジェクタと同時に使用されるプロジェクタ及び該プロジェクタを備える表示システムに関する。
従来より、会議やプレゼンテーションなどのグループワークを行うにあたっては、複数の画像を同時にスクリーン上に投影したい場合がある。このためには、プロジェクタを複数配置し、個々のプロジェクタに各画像を投影させるようにすればよい。このような複数のプロジェクタを有するシステムとして、各プロジェクタによってスクリーン上に投影される画像の撮像結果や、プロジェクタの姿勢の検出結果などに基づいて、プロジェクタの姿勢制御を行い、スクリーン上に投影される画像の形状をプロジェクタ間で一致又は近似させるシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
このシステムでは、プロジェクタの姿勢の検出結果の情報をスクリーンの姿勢を制御する装置に送信し、プロジェクタとスクリーンの少なくとも一方の姿勢を相対的に補正することにより、スクリーン上に投影される画像の形状が補正される。
特開2005−229282号公報
しかしながら、複数のプロジェクタを用いて同時に投影される複数の画像は、互いに関連性を有している場合が多いため、個々の画像の形状を一致又は近似させるだけでなく、プロジェクタ間で画像の投影位置の位置関係を調整する必要がある場合が多い。複数のプロジェクタの投影領域の位置関係の調整を行う際には、ユーザが各プロジェクタを個別に調整しているのが実情である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、他のプロジェクタの投影位置に対して、画像の投影位置を調整する際のユーザの負担を軽減することができるプロジェクタ及び表示システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のプロジェクタは、画像を投影する投影部と、前記投影部の投影位置情報を取得する位置情報取得部と、通信可能な他のプロジェクタとの間で、前記投影部の投影位置情報を相互に送受信する送受信部と、前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報と、前記送受信部によって受信された他のプロジェクタの投影位置情報とに基づいて、前記投影部の投影位置の調整情報を算出し、算出された調整情報に基づいて投影位置の制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載のプロジェクタは、請求項1に記載のプロジェクタにおいて、前記投影位置情報は、姿勢の情報及び/又は前記投影部の投影画角の情報を含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載のプロジェクタは、請求項2に記載のプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報と、前記他のプロジェクタの投影位置情報との差分に基づいて、前記投影部の投影位置が、他のプロジェクタの投影部の投影位置に連動するように、前記姿勢及び/又は投影画角を制御することを特徴とする。
また、請求項4に記載のプロジェクタは、請求項2又は3に記載のプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記他のプロジェクタの投影位置に対して、前記投影部による投影位置が、所定の位置関係で位置合わせされるように、前記姿勢及び/又は投影画角を制御することを特徴とする。
また、請求項5に記載のプロジェクタは、請求項4に記載のプロジェクタにおいて、前記所定の位置関係の情報を外部装置から入力する入力部を備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載のプロジェクタは、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロジェクタにおいて、前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報を記憶する位置情報記憶部を備え、前記制御部は、前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報が、前記位置情報記憶部に記憶された前記投影位置情報と異なる場合に、前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報を前記他のプロジェクタに送信することを特徴とする。
また、請求項7に記載の表示システムは、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロジェクタを複数備えることを特徴とする。
請求項1に記載のプロジェクタによれば、他のプロジェクタとの間で、投影部の投影位置情報を送受信する送受信部を備えている。そして、制御部が、投影部の投影位置情報と、他のプロジェクタの投影位置情報とに基づいて制御を行う。これにより、他のプロジェクタの投影位置に対する、画像の投影位置を調整する際のユーザの負担を軽減することができる。
また、請求項2に記載のプロジェクタによれば、投影位置情報は、姿勢の情報又は投影部の投影画角の情報を含んでいる。これにより、他のプロジェクタの投影位置の中心だけでなく、投影画像のスケールを考慮した、投影位置の制御が可能となる。
また、請求項3に記載のプロジェクタによれば、位置情報取得部によって取得された投影部の投影位置情報と、他のプロジェクタの投影位置情報との差分に基づいて、投影部の投影位置を、他のプロジェクタの投影部の投影位置に対して自動的に連動させることができるため、他のプロジェクタの投影位置に対して投影位置を連動させる際のユーザの負担を軽減することができる。
また、請求項4に記載のプロジェクタによれば、他のプロジェクタの投影位置に対して、投影部による投影位置が、所定の位置関係で位置合わせされるように、姿勢及び/又は投影画角を制御する。このようにすれば、投影部の投影位置を、他のプロジェクタの投影位置に対して自動的に位置合わせすることができるようになるため、他のプロジェクタの投影位置に対して投影位置を位置合わせする際のユーザの負担を軽減することができる。
また、請求項5に記載のプロジェクタによれば、他のプロジェクタの投影位置に対する投影位置の位置関係に関する情報を外部から指定することができるので、ユーザの意思に沿ったフレキシブルな投影領域の位置合わせが可能となる。
また、請求項6に記載のプロジェクタによれば、位置情報取得部で取得された投影部の投影位置情報を記憶する位置情報記憶部をさらに備えている。そして、制御部は、位置情報取得部によって取得された投影位置情報が、位置情報記憶部に記憶された投影位置情報と異なる場合に、その投影位置情報を他のプロジェクタに送信する。このようにすれば、投影部の投影位置に変化がない場合には、投影位置情報を他のプロジェクタに送信しないようになるので、通信負荷を軽減することができる。また、投影位置の変化があった場合に、他のプロジェクタを連動させることができる。
また、請求項7に記載の表示システムによれば、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロジェクタを複数備えている。各プロジェクタは、互いに投影位置情報を送受信し、プロジェクタ間で、投影位置情報を共有している。これにより、各プロジェクタにて、共有化された位置情報に基づいて、各プロジェクタの調整情報を算出することができる。この調整情報を用いれば、プロジェクタ間で投影位置を調整する際のユーザの負担を軽減することができる。
本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る表示システム200の概略構成が示されている。図1に示されるように、本実施形態に係る表示システム200は、3台のプロジェクタ100を備えている。3台のプロジェクタ100は、画像を投影する同型の投影装置である。3台のプロジェクタは、各プロジェクタの画像の投影領域の位置(すなわち投影位置)が横一例に並ぶように、例えば、同一の平面上(例えば同じテーブル面上)に設置されている。
本実施形態では、便宜上、3台のプロジェクタ100を、左から順に、プロジェクタPJ1、プロジェクタPJ2、プロジェクタPJ3と呼ぶこととする。各プロジェクタ100には、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスが設けられており、プロジェクタ間は、USBケーブル105によってカスケード接続されている。これにより、3台のプロジェクタ100は、互いにデータ通信可能となっている。なお、プロジェクタ間は、LAN(Local Area Network)や無線LANによってデータ通信となっていてもよい。
また、各プロジェクタ100には、赤外線によって、各プロジェクタ100を遠隔操作するためのリモコン102が装備されている。このリモコン102の操作入力により、プロジェクタ100に対して、各種操作コマンドが送信され、プロジェクタ100は、その操作コマンドに従って動作するようになる。
図2には、各プロジェクタ100の内部構成を示すブロック図が示されている。図2に示されるように、プロジェクタ100は、投影部10と、画像処理部20と、制御部30と、内部バス40と、駆動部50と、姿勢検出部60とを備えている。投影部10は、画像を投影するための投影光を外部に射出するための各種光学系を有している。また、画像処理部20は、一連の画像処理を行って、投影部10によって投影される画像を形成する。制御部30は、投影部10と画像処理部20とを統括制御する。駆動部50は、プロジェクタ100の姿勢が変化するようにプロジェクタ100を駆動する。これにより、投影部10から発せられる投影光の出射方向を変えられるようになっている。姿勢検出部60は、プロジェクタ100の姿勢情報を検出する。
図2に示されるように、投影部10は、ランプ制御回路11と、ランプ12と、照明光学系13と、光変調素子14と、結像光学系15と、駆動部16とを備えている。ランプ制御回路11は、制御部30の制御の下で、ランプ12を点灯させる。ランプ12は、投影用の照明光を発する。ランプ12から発せられた照明光は、照明光学系13に入射され整形される。照明光学系13より出射した照明光は、光変調素子14を均一に照明する。光変調素子14としては、例えば液晶パネルが用いられるが、デジタルミラーデバイスなどを用いるようにしてもよい。光変調素子14には、後述する画像処理部20の駆動により、投影されるべき画像が形成されている。したがって、光変調素子14を通過した照明光は、その画像情報を含む光となっている。光変調素子14を通過した照明光は、結像光学系15に入射し、結像光学系15を介してスクリーンS上に到達する。光変調素子14とスクリーンSとは、共役の関係にあり、結像光学系15は、光変調素子14に形成された画像を、スクリーンS上に結像させる。ランプ制御回路11及び結像光学系15を制御する駆動部16は、内部バス40に接続されている。結像光学系15を構成する複数のレンズは、駆動部16の駆動により、例えばレンズ間の間隔を調整することができるようになっており、これらのレンズ調整などにより、その投影画角を調整可能となっている。この投影画角の調整により、スクリーンS上の画像の大きさが変化する。結像光学系15における投影画角の調整は、制御部30の制御の下で行われる。
画像処理部20は、映像信号入力手段21と、画像処理回路22と、光変調素子ドライブ回路23とを備えている。映像信号入力手段21により外部からの映像信号が入力される。入力された映像信号は、画像処理回路22に入力される。画像処理回路22は、入力された映像信号に対して所定の画像処理を行い、その画像データ信号として出力する。この画像データ信号は、光変調素子ドライブ回路23に入力される。光変調素子ドライブ回路23は、画像データ信号に対応する駆動信号を生成して、その駆動信号に従って光変調素子14を駆動する。これにより、光変調素子14上に画像が形成される。画像処理回路22は、内部バス40に接続されている。
送受信部、制御部、位置情報記憶部としての制御部30は、マイクロコンピュータ31を中心に構成されている。マイクロコンピュータ31は、CPUやメモリ(いずれも不図示)などを備えており、CPUがメモリに格納された制御プログラムを実行することにより、プロジェクタ100全体を統括制御する。
制御部30は、マイクロコンピュータ31の他に、マンマシンインターフェイスとして、操作パネル34を備えている。この操作パネル34からの操作入力の内容は、マイクロコンピュータ31に送信され、マイクロコンピュータ31は、その操作内容を解析して、その操作内容に従ってプロジェクタ100を制御する。これにより、プロジェクタ100は、操作パネル34の操作内容に従って動作するようになる。制御部30は、さらに、USBインターフェイス35を備え、リモコン102のインターフェイスとしての、赤外線受光部36と、赤外線制御部37とを備えている。なお、以下では、リモコン102又は操作パネル34の操作を、リモコン102等の操作と略述することにする。
なお、マイクロコンピュータ31と、各種インターフェイスなどは、内部バス40に接続されている。
駆動部50は、プロジェクタ100の姿勢を制御する。駆動部50は、モータと、上位装置から入力される位置指令に従ってモータの位置制御を行う位置制御部(いずれも不図示)とを備えている。このモータが駆動されれば、プロジェクタ100の姿勢が変化し、投影部10からの投影光の水平方向及び垂直方向の出射角度が変化するようになる。したがって、このモータを駆動して、プロジェクタ100の姿勢を制御することにより、画像の投影位置を調整することが可能となっている。マイクロコンピュータ31は、駆動部50に、位置指令を送信する。駆動部50の位置制御部は、その位置指令に従って、モータを駆動し、プロジェクタ100の姿勢を制御するようになっている。なお、プロジェクタ100を駆動する装置は、モータには限られず、圧電素子などの他のアクチュエータであってもよい。
位置情報取得部としての姿勢検出部60は、プロジェクタ100の姿勢情報を検出する。姿勢検出部60としては、例えば、駆動部50のモータの回転位置を検出するエンコーダなどを用いることができるが、プロジェクタ100の姿勢情報を検出することができるセンサであれば、どのようなものを用いてもよい。また、姿勢検出部60は、エンコーダやセンサのようなものには限られず、制御部30からの位置指令を単に記憶するものであってもよい。すなわち、姿勢検出部60は、プロジェクタ100の現在の姿勢情報を取得し、管理できるようになっていればよい。姿勢検出部60によって検出されたプロジェクタ100の姿勢情報は、マイクロコンピュータ31に送信される。
本実施形態では、3台のプロジェクタ100の姿勢は、単独で制御したり、互いに連動させたりことが可能である。次に、各プロジェクタ100における姿勢制御の動作について説明する。ここでは、プロジェクタ100(PJ1)の動作に着目して説明する。
図3には、プロジェクタPJ1のマイクロコンピュータ31のメインフローのフローチャートが示されている。図3に示されるように、まず、ステップ201において、マイクロコンピュータ31は、他のプロジェクタPJ2、PJ3と投影位置を連動させるように設定されているか否かを判断する。プロジェクタ100では、リモコン102等の操作により、他のプロジェクタPJ2、PJ3と互いの投影位置を連動させるか否かを指定することができるようになっており、その指定内容が内部パラメータとして保持されている。ここでは、その内部パラメータを参照することにより、連動するように設定されているか否かが判断される。この判断が肯定されればステップ203に進み、否定されればステップ251に進む。
ステップ203では、マイクロコンピュータ31は、USBインターフェイスを介して、他の2台のプロジェクタPJ2、PJ3と通信して、各プロジェクタ100のIDを取得する。そして、次のステップ205では、マイクロコンピュータ31は、すべてのプロジェクタPJ1、PJ2、PJ3の姿勢情報を取得する。この姿勢情報は、各プロジェクタ100の姿勢検出部60によって検出されたものである。一方、ステップ251では、マイクロコンピュータ31は、自らの姿勢情報を、姿勢検出部60から取得する。
次のステップ207では、マイクロコンピュータ31は、リモコン102等の操作入力に従って、他のプロジェクタ100の投影領域に対する投影領域の左右上下方向のオフセット値を設定する。このオフセット値は、3台のプロジェクタ100のうち、いずれか1台をメインプロジェクタとして、そのメインプロジェクタからのオフセット値が設定されるようになる。例えば、メインプロジェクタの投影領域に対して、投影領域を横に配置する場合には、左右方向のオフセット値が設定される。左右方向のオフセット値は、メインプロジェクタとの左右の位置関係を考慮して概略的に決定することができる。また、スクリーンSから、プロジェクタ100を離せば離すほど、そのプロジェクタ100の投影位置は高くなるため、メインプロジェクタの投影領域に対して投影領域を上下に配置する場合には、上下方向のオフセット値は、各プロジェクタ100からスクリーンSからの位置を考慮して概略的に決定することができる。すなわち、このようにして、各プロジェクタ100の投影領域の概略的な位置関係が決定される。ここで、メインプロジェクタをプロジェクタPJ1とすると、プロジェクタPJ2、PJ3の左右方向のオフセットが設定されるようになる。
なお、これらのオフセット値は、すべてメインプロジェクタに送信され、メインプロジェクタによって管理しておくようにすることができる。このようにすれば、リモコン102等の操作により、各プロジェクタ100の投影位置をこの初期状態に復帰させることができるようになる。
次のステップ209では、マイクロコンピュータ31は、姿勢制御処理のサブルーチンを実行する。
図4には、この姿勢制御処理のサブルーチンのフローチャートが示されている。図4に示されるように、まず、ステップ301において、マイクロコンピュータ31は、単独でプロジェクタ100の姿勢を制御するように(すなわち連動しないように)に設定されているか否かを判断する。この判断は、図3のステップ201と同様に行われる。この判断が肯定されればステップ303に進み、否定されればステップ351に進む。
ステップ303以降の処理は、他のプロジェクタ100の投影位置を考慮することなく、単独で姿勢制御を行う場合の処理である。まず、ステップ303では、マイクロコンピュータ31は、姿勢検出部60によって検出されるプロジェクタ100の姿勢情報に変化があるまで待つ。ここで、プロジェクタ100の姿勢に変化があると、ステップ305に進む。ステップ305では、マイクロコンピュータ31は、姿勢検出部60によって検出されたプロジェクタ100の姿勢情報の変化量を、駆動部50への位置指令(すなわち現在の姿勢値)にオフセット値として加算する。そして、次のステップ307では、マイクロコンピュータ31は、姿勢制御がオフとなったか否かを判断し、この判断が肯定されればサブルーチンを終了し、否定されればステップ309に進む。プロジェクタ100では、駆動部50によるプロジェクタ100の姿勢制御を行わないように設定することも可能であり、ここでは、姿勢制御を行わないように設定されているか否かを確認する。次のステップ309では、単独制御がオフになっているか否か(上記内部パラメータの設定が連動するような設定に変更されたか否か)を判断し、この判断が否定されればステップ303に戻り、肯定されればステップ301に戻る。
一方、ステップ301において、プロジェクタ100による投影位置が、他のプロジェクタPJ2、PJ3の投影位置に対して連動するように設定されていた場合には、ステップ351に進む。ステップ351では、マイクロコンピュータ31は、姿勢検出部60によって検出されるプロジェクタ100の姿勢情報に変化があるか否かを判断する。より具体的には、マイクロコンピュータ31は、ここで、姿勢検出部60で検出されたプロジェクタ100の姿勢情報をメモリに記憶し、新たに取得されたプロジェクタ100の姿勢情報と、過去のプロジェクタ100の姿勢情報とを比較する。そして、マイクロコンピュータ31は、その比較結果に基づいて、プロジェクタ100の姿勢変化を検出する。すなわち、このステップ351により、位置情報記憶部が実現されている。
ステップ351における判断が肯定された場合にのみ、ステップ353を実行する。ステップ353では、マイクロコンピュータ31は、プロジェクタPJ1の姿勢情報を他のプロジェクタPJ2、PJ3に送信する。この情報は、他のプロジェクタPJ2、PJ3における投影位置の制御用に用いられるようになる。
次のステップ355では、マイクロコンピュータ31は、USBインターフェイス35を介して他のプロジェクタPJ2、PJ3から姿勢情報を受信したか否かを判断する。この判断が否定されれば、ステップ351に戻る。すなわち、ここでは、他のプロジェクタPJ2、PJ3からの姿勢情報が受信されるまで、ステップ351(→353)→355が繰り返される。
ステップ351において、マイクロコンピュータ31は、他のプロジェクタPJ2、PJ3から姿勢情報を受信すると、ステップ357に進む。ステップ357では、マイクロコンピュータ31は、他のプロジェクタPJ2、PJ3から受信された姿勢情報と、現時点でのプロジェクタPJ1の姿勢情報とに基づいて、プロジェクタPJ1の姿勢の補正値を算出する。次のステップ359では、マイクロコンピュータ31は、補正値が0であるか否かを判断する。この判断が肯定されれば、ステップ361に進み、否定されれば、ステップ363に進む。ステップ361では、マイクロコンピュータ31は、補正値が0なので、駆動部50のモータは駆動させず、その回転位置で停止させておく。一方、ステップ363では、マイクロコンピュータ31は、補正値分だけ駆動部50のモータを駆動させて、プロジェクタPJ1の姿勢を、他のプロジェクタPJ2、PJ3の姿勢の変化に連動させる。ステップ363終了後は、ステップ357に戻り、ステップ359における判断が肯定されるまで、ステップ357→359→363が繰り返され、補正値が0となった時点で、ステップ359の判断が肯定され、ステップ361に進み、マイクロコンピュータ31は、モータを停止させる。ステップ361終了後は、ステップ351に戻り、再び、ステップ351〜363を繰り返すようになる。
以上述べたような動作を繰り返すことにより、プロジェクタPJ1は、他のプロジェクタPJ2、PJ3に連動するようになる。なお、内部パラメータにおいて、連動の設定が解除された場合には、再びステップ301に戻るようにしてもよい。
例えば、プロジェクタ100の姿勢を、左右方向に10段階、上下方向に10段階設定可能であるものとする。ここで、2台のプロジェクタPJ2、PJ1では、ステップ207のオフセット値の調整により、プロジェクタ100の投影位置が、それぞれ縦5横3と、縦3横1にそれぞれ設定されていたとする。ここで、縦5横3であったプロジェクタPJ2の姿勢が、縦6横4に変化したとすると、もう一方のプロジェクタPJ1の姿勢は、縦4横2となるように調整される。
なお、図3、図4のフローチャートは、プロジェクタPJ1のマイクロコンピュータ31で実行される処理であったが、プロジェクタPJ2、PJ3のマイクロコンピュータ31も全く同様の処理を行っている。したがって、すべてのプロジェクタ100について、連動するように設定されていた場合には、プロジェクタPJ1、PJ3の投影位置に対して、プロジェクタPJ2の投影位置が連動するようになり、プロジェクタPJ1、PJ2の投影位置に対して、プロジェクタPJ3の投影位置が変化するようになる。すなわち、いずれか1つのプロジェクタ100の投影位置が変化すれば、他のプロジェクタ100の投影位置もそれに連られて連動するようになる。
なお、本実施形態では、プロジェクタ100の姿勢制御を行って、各プロジェクタ100の互いの投影位置を連動させたが、投影部10の結像光学系15を駆動部16を介して調整することにより、投影画角を、プロジェクタ間で、連動させるようにしてもよい。すなわち、いずれか1つのプロジェクタ100の姿勢や投影画角に対して、残りのプロジェクタ100の投影部の姿勢や投影画角を連動させることが可能である。
一方、表示システム200においては、プロジェクタ間で、投影位置の位置合わせを行うことも可能である。図5には、この位置合わせ処理のフローチャートが示されている。この位置合わせ処理は、例えばリモコン102等の操作により、いずれかのプロジェクタ100に対して位置合わせが指示された場合に開始される。ここでは、このような操作が行われたプロジェクタ100をメインプロジェクタとし、このプロジェクタ100の投影位置に対して、他のプロジェクタ100の投影位置を位置合わせするものとする。
この位置合わせ指示には、具体的な位置合わせの内容も含まれている。例えば、投影領域の上辺を揃える上合わせであるか、下辺を揃える下合わせであるか、左辺を揃える左合わせであるか、右辺を揃える右合わせであるか、中心合わせであるか、さらには、画像のスケール合わせをも行うかという位置合わせにおける具体的な位置関係が指定されている。
図5に示されるように、まず、ステップ401では、マイクロコンピュータ31は、位置合わせが指示されたので、自らをメインプロジェクタ100として設定する。次のステップ403では、マイクロコンピュータ31は、他のプロジェクタ100に対し、姿勢や投影画角に関する情報の送信要求を発し、各プロジェクタ100の姿勢や投影画角に関する情報を取得する。
次のステップ405では、マイクロコンピュータ31は、取得されたメインプロジェクタ100の姿勢や投影画角に関する情報に基づいて、位置合わせの指示内容に指定された位置関係等に従って、各プロジェクタ100の姿勢や投影画角の補正値を算出する。次のステップ407では、マイクロコンピュータ31は、他のプロジェクタ100に対し、算出された補正値を送信する。次のステップ409では、各プロジェクタ100において、姿勢や投影画角が調整され、プロジェクタ間で、位置合わせが行われる。
図6(A)〜図6(D)には、この位置合わせ処理によって調整される各プロジェクタ100の投影位置の位置合わせの一例が示されている。
図6(A)には、一番左のプロジェクタPJ1が、メインプロジェクタとなっており、他のプロジェクタPJ2、PJ3の投影位置の高さが、プロジェクタPJ1の投影位置の高さに一致するように、位置合わせされる様子が示されている。この場合、ステップ401では、プロジェクタPJ1がメインプロジェクタとして設定され、ステップ405では、プロジェクタPJ1の姿勢情報に含まれる上下方向の姿勢(仰角)に対する、プロジェクタPJ2、PJ3の上下方向の姿勢の差が各プロジェクタPJ2、PJ3に対する補正値として算出され、ステップ409では、各プロジェクタPJ2、PJ3の姿勢が調整される。その結果、各プロジェクタPJ2、PJ3の投影位置が、矢印の方向に移動して、プロジェクタPJ1、PJ2、PJ3の投影位置の高さが一致するようになる。
なお、図6(A)では、各プロジェクタの投影画像のスケールは、すべて同じとなっているため、投影位置の高さが揃っていれば、その領域の上辺の高さL1と下辺の高さL2とが両方一致するようになるが、各プロジェクタ100の投影領域のスケールは必ずしも同じであるとは限らない。
例えば、プロジェクタPJ1の投影領域の上下方向の幅と、プロジェクタPJ2、PJ3の投影領域の上下方向の幅が異なる場合には、例えば、図6(B)に示されるように、上合わせを行うようにしてもよい。この場合には、プロジェクタPJ1の投影領域の上辺の高さL1の位置に、プロジェクタPJ2、PJ3の投影領域の上辺の高さが一致するような位置合わせが行われる。また、図6(C)に示されるように、下合わせを行うようにしてもよい。この場合には、プロジェクタPJ1の投影領域の下辺の高さと、プロジェクタPJ2、PJ3の投影領域の下辺の高さとが、L2で一致するように、位置合わせが行われる。また、図6(D)に示されるように、上下方向の中心合わせを行うようにしてもよい。この場合には、プロジェクタPJ1の投影領域の中心の高さと、プロジェクタPJ2、PJ3の投影領域の中心の高さとが、L3で一致するように、位置合わせが行われる。このような位置合わせは、上述したように、各プロジェクタ100の姿勢及び投影画角の情報を用いて行われる。
このように、各プロジェクタ100の投影画像のスケールがまちまちであっても、投影領域の4辺、又は、中心を基準として、各プロジェクタ100の投影位置の位置合わせが可能であるが、先に、投影画角を調整し、投影画像のスケールを合わせた後で、投影位置をシフトさせて、互いの投影位置を位置合わせするようにしてもよい。例えば、図7(A)に示されるように、プロジェクタPJ2、PJ3の投影画角を調整して、プロジェクタPJ1の投影画像のスケールに、プロジェクタPJ2、PJ3の投影画像のスケールを合わせ、その後、プロジェクタPJ3の投影位置を、プロジェクタPJ1の投影位置に対して位置合わせするようにしてもよい。
また、メインプロジェクタとして設定されたプロジェクタ100に対してだけでなく、サブとして設定されたプロジェクタ100の間で位置合わせを行うことも可能である。図7(B)に示されるように、プロジェクタPJ3の投影画像のスケールは、その投影部10の投影画角の調整により、プロジェクタPJ2の投影画像のスケールと合わせられ、その後、プロジェクタPJ3の姿勢をシフトして、プロジェクタPJ2の投影位置に対してプロジェクタPJ3の投影位置の高さを合わせることもできる。
これまでの説明から明らかなように、本実施形態では、姿勢検出部60が位置情報取得部に対応し、制御部30が、送受信部、制御部、位置情報記憶部に対応する。また、リモコン102等の操作内容を受信する赤外線受光部36、赤外線制御部37又はUSBインターフェイス35が、入力部に対応する。特に、マイクロコンピュータ31が実行する、図4のステップ353、355が、送受信部に対応し、図4のステップ351における姿勢情報の記憶処理が、位置情報記憶部に対応する。
以上詳細に説明したように、本実施形態では、他のプロジェクタ100との間で、投影位置情報(すなわちプロジェクタ100の姿勢及び投影画角の少なくとも一方)を送受信する。そして、プロジェクタ100の投影位置情報と、他のプロジェクタ100の投影位置情報とに基づいて、他のプロジェクタ100の投影位置に対する投影位置の制御を行う。これにより、1回の操作により、複数台のプロジェクタ100の投影位置を、自動的に調整することができるので、他のプロジェクタ100の投影位置に対して投影位置を調整する際のユーザの負担を軽減することができる。
このように、本実施形態によれば、プロジェクタ100の投影位置情報は、姿勢検出部60によって検出されるプロジェクタ100の姿勢情報と、投影部10の投影画角の情報とを含んでいる。これにより、他のプロジェクタ100の投影位置の中心位置だけでなく、投影画像のスケールを考慮した投影位置の制御が可能となる。
また、本実施形態によれば、姿勢検出部60によって取得されたプロジェクタ100の姿勢情報と、他のプロジェクタ100の姿勢情報との差分に基づいて、投影位置を、他のプロジェクタ100の投影位置に自動的に連動させることができるため、他のプロジェクタ100の投影位置に対して投影位置を連動させる際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、ステップ351で、姿勢検出部60で取得されたプロジェクタ100の投影位置情報を記憶する。そして、姿勢検出部60によって取得された投影位置情報が、姿勢検出部60に記憶された投影位置情報と異なる場合に、ステップ353に進み、姿勢情報の送信を行う。このようにすれば、プロジェクタ100の投影位置に変化がない限りは、プロジェクタ100の姿勢情報を他のプロジェクタ100に送信しないので、プロジェクタ100の通信負荷を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、他のプロジェクタ100の投影位置に対して、投影位置が、所定の位置関係(上下合わせ、左右合わせ、中心合わせ、スケール合わせ)で位置合わせされるように、プロジェクタ100の姿勢及び/又は投影画角を制御する。このようにすれば、プロジェクタ100の投影位置を、他のプロジェクタ100の投影位置に対して自動的に位置合わせすることができるようになるため、他のプロジェクタ100の投影位置に対して投影位置を位置合わせする際のユーザの負担を軽減することができる。
また、本実施形態によれば、リモコン102等の操作により、位置合わせされるべき投影位置の位置関係などを指定することができるので、ユーザの意思に沿ったフレキシブルな位置合わせが可能となる。なお、プロジェクタ100に接続されたパーソナルコンピュータや、他のプロジェクタ100からの要求により、位置合わせを行うようにしてもよいのは勿論である。
また、本実施形態に係る表示システム200は、プロジェクタ100を複数備えている。各プロジェクタ100は、互いに投影位置情報を送受信し、プロジェクタ間で、投影位置情報を共有している。これにより、各プロジェクタ100にて、共有化された位置情報に基づいて、各プロジェクタ100の調整情報を算出することができる。この調整情報を用いれば、プロジェクタ間で投影位置を調整する際のユーザの負担を軽減することができる。
なお、本実施形態では、複数のプロジェクタ100の投影位置を横一列に並べたが、本発明はこのような投影位置の配置には限定されない。例えば、プロジェクタ100の台数を4台とし、各プロジェクタ100の投影位置が、2×2の行列状に配置されるようにしてもよい。図8(A)〜図8(E)には、2×2のマトリクス状に各プロジェクタ100の投影位置が配置されている場合における各プロジェクタ100の投影位置の位置合わせの様子が示されている。
なお、図8(A)〜図8(E)においても、左上に投影位置が配置されたプロジェクタ100が、メインプロジェクタとして設定されているものとする。また、右下に投影位置が配置されたプロジェクタ100は、右上に投影位置が配置されたプロジェクタ100と、左下に投影位置が配置されたプロジェクタ100とに対して位置合わせされるものとする。
図8(A)には、4つの投影画像のスケールがすべて同じ場合での位置合わせの様子が示されている。図8(A)に示されるように、プロジェクタPJ1の投影領域(これを投影領域PJ1とする)の高さに対して、プロジェクタPJ2の投影領域(これを投影領域PJ2とする)の高さが揃うように位置合わせされ、プロジェクタPJ3の投影領域(これを投影領域PJ3とする)の左右の位置が、投影領域PJ1のそれと揃うように位置合わせされ、プロジェクタPJ4の投影領域(これを投影領域PJ4とする)については、左右の位置が、投影領域PJ2の位置と揃うように位置合わせされ、高さが、投影領域PJ3の高さと揃うように位置合わせされる。
図8(B)〜図8(E)には、プロジェクタPJ1の投影画像のスケールに対して、プロジェクタPJ2〜PJ4の投影画像のスケールが小さい場合の位置合わせの様子が示されている。
図8(B)に示される例では、投影領域PJ1の右辺に対して投影領域PJ3の右辺が揃うように位置合わせされ、投影領域PJ4については、その左辺が、投影領域PJ2の左辺と揃うように、また、その下辺が、投影領域PJ3の下辺と揃うように位置合わせされる。
図8(C)に示される例では、投影領域PJ2については、その上辺と、投影領域PJ1の上辺とが揃うように位置合わせされ、投影領域PJ3については、その右辺が、投影領域PJ1の右辺と揃うように位置合わせされ、投影領域PJ4については、その左辺が、投影領域PJ2の左辺と揃うように、また、その上辺が、投影領域PJ3の上辺と揃うように位置合わせされる。
図8(D)に示される例では、投影領域PJ2については、その高さ方向の中心が、投影領域PJ1の高さ方向の中心と揃うように位置合わせされ、投影領域PJ3については、その左右方向の中心が、投影領域PJ1の左右方向の中心と揃うように位置合わせされ、投影領域PJ4については、その左右方向の中心が、投影領域PJ2の左右方向の中心と揃うように、また、その上下方向の中心が、投影領域PJ3の上下方向の中心と揃うように、位置合わせされる。
また、図8(E)に示される例では、投影領域PJ2については、その下辺と、投影領域PJ1の下辺とが揃うように、また、その左辺が投影領域PJ1の右辺とできるだけ近づくように位置合わせされる。また、投影領域PJ3については、その右辺が投影領域PJ1の右辺と揃うように、また、その上辺が、投影領域PJ1の下辺にできるだけ近づくように位置合わせされる。また、投影領域PJ4については、その左辺が投影領域PJ2の左辺と揃うように、その上辺が投影領域PJ3の上辺と揃うように、位置合わせされる。すなわち、この場合、投影領域PJ2〜PJ4は、できるだけ、投影領域PJ1と近くなるように位置合わせされることになる。
なお、上記実施形態に係る表示システム200では、すべてのプロジェクタ100は、プロジェクタ100の姿勢や投影画角を調整可能であったが、一部のプロジェクタ100については、他のプロジェクタ100に対して、姿勢や投影画角の情報を出力するだけでもよい。このようにしても、そのプロジェクタ100の投影位置に対して、他のプロジェクタ100の投影位置を、連動若しくは位置合わせすることができる。
また、上記実施形態では、各プロジェクタ100が、プロジェクタ100の姿勢や投影画角を自動的に制御可能であるものとしたが、例えば、各プロジェクタ100の補正値に関する情報を投影するなどしてユーザにその情報を知らせるだけでもよい。このようにすれば、ユーザが、その情報に基づいて手動で各プロジェクタ100を調整することができるからである。
以上述べたように、本発明のプロジェクタは、その投影位置を効率良く調整するのに適している。
本発明の一実施形態に係る表示システムの概略構成を示す図である。 図1のプロジェクタの内部構成を示す図である。 図2のプロジェクタのメイン処理のフローチャートである。 図3の姿勢制御処理のサブルーチンのフローチャートである。 図2のプロジェクタの位置合わせ処理のフローチャートである。 図6(A)〜図6(D)は、投影位置の位置合わせの例(その1)を示す図である。 図7(A)、図7(B)は、投影位置の位置合わせの例(その2)を示す図である。 図8(A)〜図8(E)は、投影位置の位置合わせの例(その3)を示す図である。
符号の説明
10 投影部
11 ランプ制御回路
12 ランプ
13 照明光学系
14 光変調素子
15 結像光学系
16 駆動部
20 画像処理部
21 映像信号入力手段
22 画像処理回路
23 光変調素子ドライブ回路
30 制御部
31 マイクロコンピュータ
34 操作パネル
35 USBインターフェイス
36 赤外線受光部
37 赤外線制御部
40 内部バス
50 駆動部
60 姿勢検出部
100 プロジェクタ
102 リモコン
105 USBケーブル
200 表示システム
S スクリーン

Claims (7)

  1. 画像を投影する投影部と、
    前記投影部の投影位置情報を取得する位置情報取得部と、
    通信可能な他のプロジェクタとの間で、前記投影部の投影位置情報を相互に送受信する送受信部と、
    前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報と、前記送受信部によって受信された他のプロジェクタの投影位置情報とに基づいて、前記投影部の投影位置の調整情報を算出し、算出された調整情報に基づいて投影位置の制御を行う制御部と、を備えるプロジェクタ。
  2. 前記投影位置情報は、姿勢の情報及び/又は前記投影部の投影画角の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御部は、
    前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報と、前記他のプロジェクタの投影位置情報との差分に基づいて、前記投影部の投影位置が、他のプロジェクタの投影部の投影位置に連動するように、前記姿勢及び/又は投影画角を制御することを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記制御部は、
    前記他のプロジェクタの投影位置に対して、前記投影部による投影位置が、所定の位置関係で位置合わせされるように、姿勢及び/又は投影画角を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載のプロジェクタ。
  5. 前記所定の位置関係の情報を外部装置から入力する入力部を備えたことを特徴とする請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報を記憶する位置情報記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報が、前記位置情報記憶部に記憶された前記投影位置情報と異なる場合に、前記位置情報取得部によって取得された前記投影位置情報を前記他のプロジェクタに送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロジェクタを複数備える表示システム。
JP2007089818A 2007-03-29 2007-03-29 プロジェクタ及び表示システム Pending JP2008249906A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007089818A JP2008249906A (ja) 2007-03-29 2007-03-29 プロジェクタ及び表示システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007089818A JP2008249906A (ja) 2007-03-29 2007-03-29 プロジェクタ及び表示システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008249906A true JP2008249906A (ja) 2008-10-16

Family

ID=39974935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007089818A Pending JP2008249906A (ja) 2007-03-29 2007-03-29 プロジェクタ及び表示システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008249906A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011095405A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法
JP5334218B2 (ja) * 2009-06-30 2013-11-06 Necディスプレイソリューションズ株式会社 プロジェクタ装置およびリモート制御方法
WO2016002512A1 (ja) * 2014-07-01 2016-01-07 ソニー株式会社 情報処理装置および方法
JP2016085379A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 キヤノン株式会社 制御装置、制御方法、及び、プログラム
WO2017169726A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 ソニー株式会社 画像処理装置および方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5334218B2 (ja) * 2009-06-30 2013-11-06 Necディスプレイソリューションズ株式会社 プロジェクタ装置およびリモート制御方法
JP2011095405A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法
WO2016002512A1 (ja) * 2014-07-01 2016-01-07 ソニー株式会社 情報処理装置および方法
CN106464826A (zh) * 2014-07-01 2017-02-22 索尼公司 信息处理装置及方法
JPWO2016002512A1 (ja) * 2014-07-01 2017-04-27 ソニー株式会社 情報処理装置および方法
US9918058B2 (en) 2014-07-01 2018-03-13 Sony Corporation Information processing to allow projector units to project images in cooperation
CN106464826B (zh) * 2014-07-01 2020-02-07 索尼公司 信息处理装置及方法
JP2016085379A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 キヤノン株式会社 制御装置、制御方法、及び、プログラム
WO2017169726A1 (ja) * 2016-03-28 2017-10-05 ソニー株式会社 画像処理装置および方法
JPWO2017169726A1 (ja) * 2016-03-28 2019-02-07 ソニー株式会社 画像処理装置および方法
US10839553B2 (en) 2016-03-28 2020-11-17 Sony Corporation Image processing apparatus and method
JP6996493B2 (ja) 2016-03-28 2022-01-17 ソニーグループ株式会社 画像処理装置および方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9621861B2 (en) Projection image display system, projection image display method, and projection-type display apparatus
JP4553046B2 (ja) プロジェクタ、マルチスクリーンシステム、プロジェクタ制御方法、プロジェクタ制御プログラム、情報記憶媒体
JP6275312B1 (ja) 投写装置およびその制御方法、プログラム
EP2826249B1 (en) Projector and control method for the projector
US11131911B2 (en) Projector and method for controlling projector
US10506207B2 (en) Projection system, method for controlling projection system, and projector
KR101811794B1 (ko) 위치 검출 장치, 위치 검출 시스템 및, 위치 검출 방법
JP6205777B2 (ja) 投影装置、投影方法、及び投影のためのプログラム
JP6201359B2 (ja) 投影システム、投影方法及び投影プログラム
JP2008249906A (ja) プロジェクタ及び表示システム
JP6180117B2 (ja) 投写型表示装置
JP4774826B2 (ja) 投影装置、投影制御方法及びプログラム
JP2008193280A (ja) プロジェクタ、電子機器、プロジェクタの制御装置、および、プロジェクタの制御方法
JP2012199772A (ja) プロジェクター及びプロジェクターの設置方法
JP6347126B2 (ja) プロジェクター、及び、プロジェクターの制御方法
JP2007017537A (ja) キーストン補正方法及びプロジェクタ
JP6155736B2 (ja) 投影制御装置、投影装置、投影システム、投影制御方法及びプログラム
JP2016142784A (ja) 画像投射装置
WO2024053330A1 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、及びシステム
JP2017203920A (ja) 画像投射装置
JP2008216351A (ja) 投影装置、投影方法及びプログラム
JP2024027264A (ja) 補正方法、プログラム、及びプロジェクター
JP2019095651A (ja) 画像投射装置
JP2020154191A (ja) 画像投射装置およびその制御方法
JP2022114988A (ja) 画像投写装置