JP2008249626A - 発光体及び検電器 - Google Patents

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【課題】電力設備の電圧の違いを識別可能にする。
【解決手段】検電器1は、グリップ2、伸縮式絶縁棒3、可倒式接合部4、支持棒5、発光体10A及び接触端子19を含んで構成される。グリップ2は、作業員が検電器1を使用するときに持つ部分である。伸縮式絶縁棒3は、作業員と、電力設備の部位との間の距離に応じて伸縮可能な構造を有する。伸縮式絶縁棒3にはリング6が設けられ、グリップ2がリング6より左側に動かせないようになっている。可倒式接合部4は、伸縮式絶縁棒3及び支持棒5を繋ぎ、伸縮式絶縁棒3及び支持棒5のなす角度を固定及び調節可能とする。支持棒5は、発光体10Aを支持するとともに、伸縮式絶縁棒3との間の角度を調整できる。発光体10Aは、発光体を4個併せた構造を有し、4色に発光する。接触端子19は、発光体10Aの各発光体に接続されるとともに、検電すべき部位に接触させられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光体及び発光体を用いた検電器に関する。
実際に電力設備が充電状態であるか、又は停電状態であるかを確認する場合には、電力設備の所定の部位が帯電しているか否かを判別可能な検電器が用いられる。検電器には、充電部位に接近させると音が発生する音響式(例えば、特許文献1参照)や、充電部位に接近させると車輪が回転する風車式等がある。そして、電力設備の電圧階級ごとに、異なる検電器が使用される。
特開平10−115640号公報
ここで、屋外形変電所には、様々な電圧階級の変圧器の設備が輻輳しており、電圧階級ごとに設備を抽出し、抽出した設備に対して当該電圧階級専用の検電器を用いて確認することになる。特に、屋外に露出した設備の電圧階級については変電所構内図面や送電線路名標示板等により確認した上で、各電圧階級の設備を抽出するので、充電又は停電の確認作業が非常に繁雑になる。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、電力設備の電圧の違いを識別可能にすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、発光体であって、シート形状をなす各層からなり、前記各層が、無機EL材料を含む無機EL層と、前記無機EL層を挟持する2つの誘電層と、一方の前記誘電層に積層される導電層とであり、前記導電層には所定の長さを有する延長部が設けられることを特徴とする。
この構成によれば、延長部の長さを適宜変更することによって、発光体を電圧部に接触させた場合に無機EL材料が発光を開始する電圧を調整することができる。これによれば、発光色に応じて電圧が所定値(=発光開始電圧)以上であることを知ることができる。
また、本発明は、発光体であって、前記各層を覆うカバーを備え、前記各層の前記延長部と反対側にある一端が前記カバーの一面から所定の距離だけ離隔することを特徴とする。
この構成によれば、発光体の各層の一端と、カバーの一面との間の距離を適宜変更することによって、発光体を電圧部に近付けた場合に無機EL材料が発光を開始する電圧を調整することができる。これによれば、発光色に応じて電圧が所定値(=発光開始電圧)以上であることを知ることができる。
また、本発明は、発光体を用いた検電器であって、検電すべき対象に接触させる端子と、他方の前記誘電層に積層される導電層をさらに含み、前記端子が当該導電層に付設され、前記端子が接触した対象の電圧に応じて発光する2以上の前記発光体と、前記発光体を支持する支持棒と、前記支持棒に繋がる絶縁棒とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、検電器において電圧に応じて発光する発光体を用いるので、検電対象が充電中であるか否かだけでなく、充電中の場合には電圧が所定値以上であることを確認することができる。次に、同一の発光色を有する2以上の発光体を所定の位置順序に配置することによって、発光する位置に応じた電圧の違いを容易に識別することができる。また、異なる発光色を有する2以上の発光体を用いることによって、発光色に応じた電圧の違いをさらに容易に識別することができる。
また、本発明は、検電器であって、前記絶縁棒が、伸縮式であることを特徴とする。
この構成によれば、検電すべき電力設備の部位が作業員のいる場所から離れていたとしても、絶縁棒を延長することにより、容易に検電を行うことができる。
また、本発明は、検電器であって、前記支持棒及び前記絶縁棒が、可倒式接合部を介して繋がり、前記可倒式接合部によって所定の角度をなすように固定されることを特徴とする。
この構成によれば、検電すべき部位がいずれの方向を向いているかは電力設備及びその設置状態によって異なり、また、作業員のいる場所から当該部位までの間に何らかの障害物が存在することもありうるため、必ずしもまっすぐな棒でうまく検電できるとは限らないので、検電器の支持棒及び絶縁棒のなす角度を適宜調節することによって、適切かつ安全に検電を行うことができる。
また、本発明は、検電器であって、前記支持棒及び前記絶縁棒には、前記発光体が発した光を通す管が内設され、前記絶縁棒には、前記管に対する開口部が貫設されることを特徴とする。
この構成によれば、検電すべき部位が作業員のいる場所から離れていたり、障害物が存在したりするために、発光体の発光を直接視認できない場合もあり、そのような場合には、絶縁棒に設けられた開口部を見ることによって、発光色を容易に確認することができる。
その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、電力設備の電圧の違いを識別することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を説明する。本発明の実施の形態に係る検電器は、無機ELパネルを使った発光体を利用したものであって、電力設備の部位(例えば、屋外形変電所内にある設備の露出した充電部等)に接触させて、その電力設備が停電中か又は充電中かを標示するとともに、充電中であれば、どの程度の電圧か(電圧階級)を標示するものである。この場合、シート形状の発光体を用いて高圧電線から低電位差(10〜100V)回路を形成する方法を利用し、アンテナの長さ等を変化させて発光開始電圧を調整することによって、電圧に応じた発光色を実現する。
≪発光体の基本構造≫
図1は、発光体の基本構造を示す図である。発光体10は、シート形状をなす誘電体の誘電層12と、シート形状をなす透明な誘電体の誘電層14との間に、無機EL材料を含んでシート形状をなす無機EL層13が挟持されてなる発光シートと、その発光シートの両面にそれぞれ積層される導電層11及び導電層15とから構成される。誘電層12は例えばポリプロピレン(PP:PolyPropylene)等の周知の樹脂であり、誘電層14は例えばポリエチレンテレフタレート(PET:PolyEthylene Terephthalate)等の周知の透明樹脂である。無機EL層13は、後述する、複数の発光粒子を形成する無機EL材料と、その複数の発光粒子を内部に分散支持する誘電体材料とを備えて構成されるものである。導電層11及び15は、透明な導電体であり、例えば、酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)等の周知の透明導電体フィルムを成形したり、射出成形等により所定の形状をなす基材の表面にITO等の周知の透明導電体材料を蒸着したりして形成されるものである。なお、導電層15は、所定の長さだけ延長された部分(延長部)であるアンテナ16を有する。アンテナ16の長さは、発光体10の発光開始電圧を調整するために適宜変更される。また、導電層11には、電力設備の部位に接触させるための接触端子(端子)19が設けられることがある。接触端子19は、例えば、金属棒を楕円状にしたものである。なお、発光体の最低限の構成としては、導電層11及び接触端子19は不要である。
≪無機EL材料≫
本実施の形態の無機EL材料は、いわゆる真性EL材料であり、交流電場の印加により発光するものである(電場発光)。この電場発光の原理は、以下の通りである。先ず、誘電体材料と無機EL材料との界面、或いは、誘電体材料近傍の無機EL材料における電子が電場により加速され(ホットエレクトロン)、無機EL材料における発光中心の電子を励起する。なお、このメカニズムは、例えば特開2005−116503号公報又は国際出願公開第02/080626号に開示されている通りである。次に、この発光中心は、励起状態にある電子が基底状態に戻る際のエネルギーの差分を光として放出する。
≪誘電体材料≫
本実施の形態の誘電体材料は、例えば有機高分子材料である。この有機高分子材料は、無機EL材料の発光を透過し易い、即ち可視光に対し透明な樹脂が好ましく、例えば、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。なお、この有機高分子材料は、水分により変質する虞のある無機EL材料に対する防湿性を有するもの(例えばフッ素系樹脂)が好ましい。また、この有機高分子材料は、アクリル等、光透過性がより高いものが好ましい。つまり、無機EL材料を分散支持するための有機高分子材料は、前述した誘電層12及び誘電層14における有機高分子材料に比べてその体積比率が小さいため、主として光透過性の観点で選択することが好ましい。一方、誘電層12及び誘電層14に使用する有機高分子材料は、より高い分担電圧に耐えるべく、絶縁破壊電圧のより高いものが好ましい。
≪発光メカニズム≫
図1に例示される発光体10は、以下に述べる発光メカニズムに基づいて発光するとされている。つまり、発光体10は、誘導電場を発生する電力設備の充電部位と例えばグラウンドとの間の電圧を、主として、誘電層14に対応するコンデンサCと、アンテナ16及びグラウンド間の空気に対応する(コンデンサCと直列に接続された)コンデンサC’とにより分担する等価回路を構成するものである。この場合、導電層15のアンテナ16がある場合のコンデンサC’(空気)のインピーダンスは、仮にアンテナ16がない場合のインピーダンスよりも小さくなる。これにより、コンデンサC(誘電層14)の分担電圧は、仮にアンテナ16が無い場合の分担電圧より大きくなり、よって無機EL層13及び誘電層14の境界での誘導電場はより大きくなる。一般に、誘導電場が大きいほど、この誘導電場下の無機EL材料からの光量は多くなるとされているため、無機EL層13における無機EL材料は、より高い輝度で発光し得る。すなわち、アンテナ16が長いほど、発光体10の発光開始電圧が低くなる。これによれば、アンテナ16の長さを変更することにより、無機EL材料が発光するときの充電部位の電圧を調整することができる。
以上の発光メカニズムにより、無機EL層13に無機EL材料を配置して発光させ、その光を誘電層14及び導電層15を通じて外部に出力することによって、外部にいる人に充電部位の存在を認識させることが可能になる。
≪検電器の構造例≫
図2は、発光体を用いた検電器の構造例を示す図である。図2(a)は、検電器全体の構造を示す。検電器1は、例えば、電力会社の作業員が、電力設備の部位に先端を接触させて、電力設備が停電中か充電中かを確認し、さらに充電中であればどのくらいの電圧かを確認するための装置である。検電器1は、グリップ2、伸縮式絶縁棒(絶縁棒)3、可倒式接合部4、支持棒5、発光体10A及び接触端子19を含んで構成される。グリップ2は、作業員が検電器1を使用するときに持つ部分であり、絶縁性ゴム等からなる。伸縮式絶縁棒3は、作業員と、検電すべき電力設備の部位との間の距離に応じて自身の長さを変更可能とするべく、自在に伸縮可能な構造を有するとともに、作業員の安全を確保するために絶縁体からなる。伸縮式絶縁棒3にはリング6が設けられ、グリップ2がリング6に当たるまでは動くが、それ以上左側に動かすことはできないようになっている。これは、リング6によって、グリップ2を手で持っている作業員の安全上、電力設備からの最低限の絶縁距離を確保するものである。
可倒式接合部4は、伸縮式絶縁棒3及び支持棒5を繋ぐとともに、伸縮式絶縁棒3及び支持棒5のなす角度を固定及び調節可能とする。これによれば、検電すべき部位がいずれを向いているかは電力設備及びその設置状態によって異なり、また、作業員のいる場所から当該部位までの間に何らかの装置等が存在することもありうるので、検電器1の伸縮式絶縁棒3及び支持棒5のなす角度を適宜調節することによって、適切かつ安全に検電を行うことができる。支持棒5は、発光体10Aを支持するとともに、可倒式接合部4の軸を中心に回転可能なので、伸縮式絶縁棒3との間の角度を調整可能である。発光体10Aは、図1の発光体10を4個併せた構造を有し、外部に対して4色に発光する。なお、発光体10の個数は、4個に限定されるものではない。接触端子19は、発光体10Aの各発光体の導電層11に接続されるとともに、検電すべき電力設備の部位に接触させられる。
図2(b)は、検電器に用いられる発光体を多面化したときの外観を示す。発光体10Aは、青色発光体101、赤色発光体102、白色発光体103及び緑色発光体104からなる。発光体10Aは、図2(a)に示すように長方形状であってもよいが、図2(b)のように外部から視認可能な側面を増やして検電器1に設けることによって、立体的にどこから見ても発光色を確認することが可能になる。なお、作業員は、当該電力設備に係る電圧に対応した色の発光体を自分の方に向けて、検電作業を行うようにしてもよい。
図3は、発光体の発光によって電力設備に印加されている電圧(電圧階級)を標示する例を示す図である。青色発光体101だけが発光している場合は、22kVの電圧が印加されていることを示す。青色発光体101及び赤色発光体102が発光している場合は、66kVの電圧が印加されていることを示す。青色発光体101、赤色発光体102及び白色発光体103が発光している場合は、110kVの電圧が印加されていることを示す。青色発光体101、赤色発光体102、白色発光体103及び緑色発光体104が発光している場合は、220kVの電圧が印加されていることを示す。
これを実現するためには、各色の無機EL材料を無機EL層13に用いるとともに、各印加電圧で各色の発光が起きるように各発光体10のアンテナ16の長さを調整する。これによれば、電力設備が停電中か又は充電中かを確認することができる。そして、充電中の電力設備の公称電圧を識別することができる。ただし、適用する印加電圧は、22〜220kVである。
≪発光体の構造例≫
図4は、単一電圧の充電部に対応する発光体の構造例を示す図であり、充電部との間の距離に応じて発光色を変える発光体を示す。発光体の無機EL材料は、発光を開始する電圧や距離がそれぞれ異なる。無機ELの発光色は青、緑、オレンジなどであるが、各無機ELを調合したり、着色剤を添加したり、フィルタ(カバーシート)を設けたりして所望の色を表示することができる。
図4(a)は、発光体のアンテナ長により発光を開始する距離が変化することを利用して、多段階で充電の有無を判定可能な発光体の例を示す。発光体30は、同じ大きさの黄色発光体30A、緑色発光体30B、赤色発光体30C及び青色発光体30Dからなり、各色発光体に長さの異なるアンテナ16A、16B、16C及び16Dが懸架されている。これは、アンテナが長いほど発光開始電圧が低くなるので、充電部との間の距離が短くても発光するという無機ELの特徴を利用したものである。発光体30を充電部100に徐々に近付けていくと、左側から順番に、まず黄色発光体30Aが点灯し、次に緑色発光体30Bが点灯し、続いて赤色発光体30Cが点灯し、さらに青色発光体30Dが点灯する。すなわち、充電部100に近付けるほど、点灯する発光体の個数が増えることになる。各色発光体の配置は、図4(a)に示すように平面上であってもよいし、図5(b)に示すように立体的であってもよい。なお、隣接する各色発光体間の距離が短い場合、無機EL間で干渉が発生することがありうるので、その場合には、各色発光体に所定の距離間隔を設けるか、仕切り等により分離するものとする。
図4(b)は、充電部との間の距離により発光開始電圧が変化することを利用して、多段階で充電の有無を判定可能な発光体の例を示す。発光体31は、発光体31(各層)を覆うカバー40のうち充電部100に近い側にある面から離隔した一端(アンテナと反対側)までの距離が異なり、大きさも異なる黄色発光体31A、緑色発光体31B、赤色発光体31C及び青色発光体31Dからなり、各色発光体に長さの同じアンテナ17A、17B、17C及び17Dが懸架されている。これは、充電部100との間の距離に応じて発光開始電圧が変化するという無機ELの特徴を利用したものである。発光体31を充電部100に徐々に近付けていくと、左側から(充電部100に近い方から)順番に、黄色発光体31A、緑色発光体31B、赤色発光体31C及び青色発光体31Dが点灯する。すなわち、充電部100に近付けるほど、点灯する発光体の個数が増えることになる。なお、発光体31の上部に接触端子を設けることによって、発光体31を直接充電部100に近付けることなく、接触端子を介して充電部100と接触させることによって、無機ELと充電部100との間の距離を一定に保つようにすることが考えられる。これによれば、各色発光体の発光開始がばらつかないようにすることができる。
図5は、複数電圧の充電部に対応する発光体の構造例を示す図であり、アンテナ長及び充電部との間の距離に応じて発光色を変える発光体を示す。図5(a)は、アンテナ長及び充電部との間の距離に応じて各色発光体の発光開始電圧を調整した発光体の例を示す。発光体32は、発光体32(各層)を覆うカバー40のうち充電部100に近い側にある面から離隔した一端(アンテナと反対側)までの距離が異なり、大きさも異なる黄色発光体32A、緑色発光体32B、赤色発光体32C及び青色発光体32Dからなり、各色発光体に長さの異なるアンテナ18A、18B、18C及び18Dが懸架されている。これは、アンテナ長及び充電部との間の距離に応じて発光開始電圧が変化するという無機ELの特徴を利用し、充電部の電圧に応じて各色発光体が点灯するように調整したものである。例えば、22kVの電圧に対しては黄色発光体32Aが点灯し、66kVの電圧に対しては黄色発光体32A及び緑色発光体32Bが点灯し、110kVの電圧に対しては黄色発光体32A、緑色発光体32B及び赤色発光体32Cが点灯し、220kVの電圧に対しては黄色発光体32A、緑色発光体32B、赤色発光体32C及び青色発光体32Dが点灯する。なお、隣接する各色発光体の無機EL間で干渉が発生することがありうるので、各色発光体に所定の距離間隔を設けるか、仕切り等により分離するものとする。
図5(b)は、各色発光体の構造例を示す。図2(a)に示すように長方形状であってもよいが、図5(b)のように外部から視認可能な側面を増やして検電器1に設けることによって、立体的にどこから見ても発光色を確認することが可能になる。この構造例は、複数電圧の充電部に対応する発光体だけでなく、単一電圧の充電部に対応する発光体に適用してもよい。
なお、図4(a)、(b)及び図5(a)では、アンテナを各色発光体の下端(充電部100から遠い方の一端:導電層15)に設けるようにしたが、例えば、各色発光体の上端(充電部100から近い方の一端:導電層11)に設けるようにしてもよいし、さらに各色発光体の上端及び下端に設けるようにしてもよい。各色発光体の上端又は下端に設けるアンテナの長さによって各色発光体の発光開始電圧が変化するので、当該アンテナの長さを微調整することによって検電すべき電圧にきめ細かく合わせることができる。
≪検電器の実施例≫
図6は、検電器の第1実施例を示す図である。検電器1Aは、グリップ2、伸縮式絶縁棒3、支持棒5及び電界センサ10Bからなる。グリップ2には軸21が設けられ、軸21によって光ケーブル巻取ドラム22が回転可能に支持され、光ケーブル巻取ドラム22には取っ手23が設けられる。軸21は、ぜんまいばね等を用いて自動的に巻き戻す構造を有する。光ケーブル巻取ドラム22は、文字通り、光ファイバケーブル(光を通す管)を巻き取るドラムである。取っ手23は、作業員が光ケーブル巻取ドラム22を回転させることを可能とするとともに、光ファイバケーブルを通じて電界センサ10Bの発光を確認可能なガラス部を備える。伸縮式絶縁棒3及び支持棒5は、筒体であり、その内部を光ファイバケーブルが通っている。電界センサ10Bは、光ファイバケーブルの先端に発光体10Aを配置して暗幕で覆ったものである。なお、電界センサ10Bは、接触端子(図示せず)を具備するものとする(図7も同様)。
図7は、検電器の第2実施例を示す図である。検電器1Bは、グリップ2、伸縮式絶縁棒3、支持棒5及び電界センサ10Bからなる。グリップ2、伸縮式絶縁棒3及び支持棒5は、外面が絶縁物の筒体になっていて、内面が絶縁金属メッキ又はガラスコーティングによる鏡面仕上げになっている。すなわち、内面は、光を通す管となっている。グリップ2には、発光覗き窓(開口部)24が設けられ、電界センサ10Bの発光が確認できるようになっている。
≪発光色の変化の例≫
図8は、電圧の違いによる発光色の変化の例を示す図である。発光実験の装置構成としては、図8(a)の印加電圧が0の欄に示された写真のように、供試品として無機ELシート(発光体10と同等の物)を使い、その無機ELシート6個を水平に設置された棒電極に貼付する。その際、無機ELシートの発光面が水平方向から見えるようにする。無機ELシートの発光色は、左側から橙色が3個、緑色が3個であり、アンテナ長[cm]は、左側から18、13.5、9、9、3.5、1.5である。アンテナの材質は、左側から1〜5番目は導電性テープであり、左側から6番目はITOに導電性銀ペーストを塗ったものである。そして、棒電極に所定の電圧[kV](30、40、50、60)を印加しながら、無機ELシートの輝度を測定するとともに、その発光状態を撮影する。その結果を図8(a)、(b)及び(c)に示す。
図8(c)の「無機ELシートの発光状況」の写真によれば、例えば、発光色が橙色及びアンテナ長が18cmの無機ELシート(左側から1番目)と、発光色が緑色及びアンテナ長が3.5cmの無機ELシート(左側から5番目)とを用いることによって、66kV系(40kV)で橙色が発光し、110kv系(60kV)で緑色が発光する発光体を構成することができる。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、検電器1において電圧に応じて発光する発光体10を用いるので、検電対象が充電中であるか否かだけでなく、充電中の場合には電圧が所定値以上であることを確認することができる。次に、同一の発光色を有する2以上の発光体10を所定の位置順序に配置することによって、発光する位置に応じた電圧の違いを容易に識別することができる。また、異なる発光色を有する2以上の発光体10を用いることによって、発光色に応じた電圧の違いをさらに容易に識別することができる。例えば、同じ柱に異なる電圧が混在する鉄塔について検電する場合に、間違った箇所を検電したときの発光色が本来チェックすべき電圧に対応したものとは異なるので、検電箇所の間違いに容易に気付くことができる。
なお、同一の発光色を有する2以上の発光体10を所定の位置順序に配置することによって、電圧が上昇した場合に段階的に各位置の発光が行われるようにすることができる。また、異なる発光色を有する2以上の発光体10を用いることによって、電圧が上昇した場合に段階的に各色の発光が行われるようにすることもできる。
また、アンテナ16の長さを適宜変更することによって、無機EL材料の発光開始電圧を調整することができる。また、検電すべき電力設備の部位が作業員のいる場所から離れていたとしても、伸縮式絶縁棒3を延長することにより、容易に検電を行うことができる。
さらに、検電すべき部位がいずれを向いているかは電力設備及びその設置状態によって異なり、また、作業員のいる場所から当該部位までの間に何らかの障害物が存在することもありうるため、必ずしもまっすぐな棒でうまく検電できるとは限らないので、検電器1の支持棒5及び伸縮式絶縁棒3のなす角度を、可倒式接合部4によって適宜調節することによって、適切かつ安全に検電を行うことができる。
また、検電すべき部位が作業員のいる場所から離れていたり、障害物が存在したりするために、発光体の発光を直接視認できない場合もありうるが、そのような場合には、検電器1Bを使い、グリップ2に設けられた発光覗き窓24を見ることによって、発光色を容易に確認することができる。
以上によれば、危険な高圧充電部の「停電中又は充電中」及び「充電中の場合の電圧」の確認を容易に行うことができ、変電所内作業時の安全性を向上させることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
発光体の基本構造を示す図である。 発光体を用いた検電器の構造例を示す図であり、(a)は検電器全体の構造を示し、(b)は検電器に用いられる発光体を多面化したときの外観を示す。 発光体の発光によって電力設備に印加されている電圧を標示する例を示す図である。 単一電圧の充電部に対応する発光体の構造例を示す図であり、(a)はアンテナ長により発光を開始する距離が変化することを利用して、多段階で充電の有無を判定可能な発光体の例を示し、(b)は充電部との間の距離により発光開始電圧が変化することを利用して、多段階で充電の有無を判定可能な発光体の例を示す。 複数電圧の充電部に対応する発光体の構造例を示す図であり、(a)はアンテナ長及び充電部との間の距離に応じて各色発光体の発光開始電圧を調整した発光体の例を示し、(b)は各色発光体の構造例を示す。 検電器の第1実施例を示す図である。 検電器の第2実施例を示す図である。 電圧の違いによる発光色の変化の例を示す図であり、(a)は印加電圧を変化させた場合の輝度及び写真を示し、(b)は印加電圧と輝度の関係を示し、(c)は無機ELシートの発光状況を示す。
符号の説明
1 検電器
2 グリップ
3 伸縮式絶縁棒(絶縁棒)
4 可倒式接合部
5 支持棒
10、10A、30、31、32 発光体
11 導電層(第1の導電層)
12 誘電層
13 無機EL層
14 誘電層
15 導電層(第2の導電層)
16 アンテナ(延長部)
19 接触端子(端子)
24 発光除き窓(開口部)
40 カバー

Claims (6)

  1. シート形状をなす各層からなり、
    前記各層は、
    無機EL材料を含む無機EL層と、
    前記無機EL層を挟持する2つの誘電層と、
    一方の前記誘電層に積層される導電層と、
    であり、
    前記導電層には所定の長さを有する延長部が設けられる
    ことを特徴とする発光体。
  2. 請求項1に記載の発光体であって、
    前記各層を覆うカバーを備え、
    前記各層の前記延長部と反対側にある一端は前記カバーの一面から所定の距離だけ離隔する
    ことを特徴とする発光体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の発光体を用いた検電器であって、
    検電すべき対象に接触させる端子と、
    他方の前記誘電層に積層される導電層をさらに含み、前記端子が当該導電層に付設され、前記端子が接触した対象の電圧に応じて発光する2以上の前記発光体と、
    前記発光体を支持する支持棒と、
    前記支持棒に繋がる絶縁棒と、
    を備えることを特徴とする検電器。
  4. 請求項3に記載の検電器であって、
    前記絶縁棒は、伸縮式である
    ことを特徴とする検電器。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の検電器であって、
    前記支持棒及び前記絶縁棒は、可倒式接合部を介して繋がり、前記可倒式接合部によって所定の角度をなすように固定される
    ことを特徴とする検電器。
  6. 請求項3又は請求項4に記載の検電器であって、
    前記支持棒及び前記絶縁棒には、前記発光体が発した光を通す管が内設され、
    前記絶縁棒には、前記管に対する開口部が貫設される
    ことを特徴とする検電器。
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