JP2008249028A - 耐火二層管の製造方法 - Google Patents

耐火二層管の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】充分な耐火・断熱性並びに吸音性を有し、且つ良好な施工性を有する耐火二層管の製造方法を提供する。
【解決手段】合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、モルタル層形成用のモルタルフィルムの抄造装置のエンドレスフェルト上に、断熱・吸音層形成用の材料を載置し、エンドレスフェルトに当接して配置された金属製芯管に断熱・吸音材料を一層巻き取ることにより断熱・吸音層を形成し、断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さなるまで巻き取って、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された金属製芯管を抄造装置から取り外し、養生・硬化した後、金属製芯管を引抜くことにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形し、得られた一体成形体の内部に、内管を挿入する。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂製の内管と、その外周に設置されたモルタル製外管から構成される耐火二層管の製造方法に関するものである。
従来から、ビルや集合住宅には、合成樹脂製の内管の外周にモルタル製外管をスライド可能な状態で設置した耐火二層管が排水のために使用されている。この耐火二層管は、外管がモルタル製で、耐火・断熱性を有しているために、火災発生時に、合成樹脂製の内管を伝わって火災が延焼することを防止することができる。しかしながら、合成樹脂製の内管内を排水が流れると、排水音が耐火二層管から漏れるという問題点があり、排水音の問題を解決し、更に、より一層の耐火・断熱性を付与するために、合成樹脂製の内管と、モルタル製の外管の間に、断熱層、防音層、吸音層等を設けた構成の耐火二層管が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、排水が内部を流れる、樹脂材料で形成された内管と、該内管を被覆する耐火管からなるモルタル、セメントの無機質材料で形成された外管と、を有し、前記内管の外側には、フェルトで形成された吸音層が、及び該吸音層の外側には、ゴム系材料にアスファルト系材料を加えて形成された遮音層が設けられ、内管と外管との間に、前記吸音層と遮音層との2層からなる防音層が設けられたことを特徴とする排水時の管振動防止機能を有する建築設備の排水用防音管材が開示されている。
また、特許文献2には、耐火二層管を構成する合成樹脂製の内管の外周に装着される繊維混入モルタル製の外管を、未硬化の繊維混入モルタルからなるモルタルシートと遮音性を有する樹脂シートを重ねた重層シートを中空円筒状に巻き、該樹脂シートの外面と内面がモルタルシートで覆われた中空円筒状の外管で構成したことを特徴とする耐火二層管用遮音形外管(請求項1);上記樹脂シートの外面及び内面に、上記モルタルシートとの接合を可能にする接合加工を施したことを特徴とする請求項1に記載の耐火二層管用遮音形外管(請求項2);上記樹脂シートの巻き込み方向の長さは、上記外管を少なくとも一周する長さを有し、上記モルタルシートの巻き込み方向の長さは、該樹脂シートの巻き込み方向の長さよりも長く、その巻き込み方向の前後に樹脂シートの前後端部をモルタルに埋没させるための封入代を備えたことを特徴とする請求項1に記載の耐火二層管用遮音形外管(請求項3);未硬化の繊維混入モルタルからなるモルタルシート上に遮音性を有する樹脂シートを重ねて重層シートを形成し、この重層シートを、該樹脂シートの外面と内面が該モルタルシートにより覆われるような円筒軸に巻き付け、円筒状の重層シートを乾燥硬化させ、該円筒軸を抜き出して上記外管を製造することを特徴とする耐火二層管用遮音形外管の製造方法(請求項4);上記重層シートの巻き付け開始側のモルタルシートに、上記円筒軸を少なくとも一周する長さの巻き付け代を設け、上記樹脂シート側の面を内側にして該開始側端部から該円筒軸に巻き付けすることを特徴とする請求項4に記載の耐火二層管用遮音形外管の製造方法(請求項5)が開示されている。
特許第3156662号公報 特開2006−84016号公報
ここで、耐火二層管どうしを接続・施工する際には、合成樹脂製の内管を接続するための接続部材を設置するため、内管の長さよりも断熱・吸音層及び外管の長さを短くする必要がある。しかしながら、特許文献1に開示されているような排水用防音管材では、外管と防音層とが一体化されているわけではないから、施工において切断加工する際、外管と内管とをスライドさせると、防音層も移動してしまうので、施工しにくいという問題がある。
また、特許文献2に開示されているような耐火二層管用遮音形外管は、内管と外管がスライド可能な状態で構成されているため、施工性は良好であるが、外管は、樹脂シートとその両面に積層されたモルタルシートとからなる少なくとも三層から構成されており、モルタル製外管として所定の強度を得るためには、各モルタル層の厚さを厚くする必要があり、単層のモルタルシートから構成される外管に比して質量が重くなるという問題点がある。
従って、本発明の目的は、充分な耐火・断熱性並びに吸音性を有し、且つ良好な施工性を有する耐火二層管の製造方法を提供することにある。
即ち、本発明の耐火二層管の製造方法は、合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、モルタル層形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を載置し、抄造装置を稼働して、抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置された金属製芯管に断熱・吸音材料を一層巻き取ることにより断熱・吸音層を形成し、次に、断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さなるまで巻き取って、断熱・吸音層とモルタル層とを形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された金属製芯管を抄造装置から取り外し、養生・硬化した後、金属製芯管を引抜くことにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形し、得られた一体成形体の内部に、内管を挿入することを特徴とする。
また、本発明の耐火二層管の製造方法は、合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、モルタル製外管形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を載置し、抄造装置を稼働して、抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置された内管に断熱・吸音材料を一層巻き取ることにより断熱・吸音層を形成し、次に、断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さなるまで巻き取って、断熱・吸音層とモルタル層とを形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された内管を抄造装置から取り外し、養生・硬化することにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形することを特徴とする。
更に、本発明の耐火二層管の製造方法は、合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、内管の外周面上に断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を巻き付けて断熱・吸音層を形成した後、モルタル製外管形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に当接して配置し、抄造装置を稼働して断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さとなるまで巻き取ってモルタル層を形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された前記内管を抄造装置から取り外し、養生・硬化することにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形することを特徴とする。
また、本発明の耐火二層管の製造方法は、耐火・吸音層のモルタル層と接する面に、網状シートを配置することを特徴とする。
更に、本発明の耐火二層管の製造方法は、耐火・断熱層が無機繊維製のフェルトまたはマットまたはポリエステル繊維のマットから構成されることを特徴とする。
また、本発明の耐火二層管の製造方法は、無機繊維製のフェルトまたはマットまたはポリエステル繊維のマットの片面に金属フィルムが張り付けられており、金属フィルムが内管と当接するように断熱・吸音層が形成されていることを特徴とする。
更に、本発明の耐火二層管の製造方法は、合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成された耐火二層管の製造方法において、内管の外周に、外表面に金属フィルムが張り付けられている断熱・吸音管を通し、次に、金属フィルムの外周面に接着剤を塗布した後、内管及び断熱・吸音管を予め作製されたモルタル製外管に挿入することにより、モルタル製外管の内周に、断熱・吸音管を固定することを特徴とする。
また、本発明の耐火二層管の製造方法は、接着剤が変成シリーン樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系または酢酸ビニル系であることを特徴とする。
更に、本発明の耐火二層管の製造方法は、断熱・吸音管が無機繊維またはポリエステル繊維から構成されることを特徴とする。
また、本発明の耐火二層管の製造方法は、金属フィルムは、アルミニウム箔であることを特徴とする。
本発明の製造方法によれば、耐火・吸音層とモルタル製の外管が一体となっており、耐火・吸音層と外管が、合成樹脂製の内管とがスライド可能な構成を有する耐火二層管を得ることができ、得られた耐火二層管は、充分な耐火・断熱性並びに吸音性を有し、且つ良好な施工性を有するという効果を奏するものである。
本発明の第1発明に係る耐火二層管の製造方法は、モルタル層形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を載置し、抄造装置を稼働して、抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置された金属製芯管に断熱・吸音材料を一層巻き取ることにより断熱・吸音層を形成し、次に、断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さなるまで巻き取って、断熱・吸音層とモルタル層とを形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された金属製芯管を抄造装置から取り外し、養生・硬化した後、金属製芯管を引抜くことにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形し、得られた一体成形体の内部に、内管を挿入することを構成上の特徴とするものである。
また、本発明の第2発明に係る耐火二層管の製造方法は、モルタル製外管形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を載置し、抄造装置を稼働して、抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置された内管に断熱・吸音材料を一層巻き取ることにより断熱・吸音層を形成し、次に、断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さなるまで巻き取って、断熱・吸音層とモルタル層とを形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された内管を抄造装置から取り外し、養生・硬化することにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形することを構成上の特徴とするものである。
更に、本発明の第3発明に係る耐火二層管の製造方法は、内管の外周面上に断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を巻き付けて断熱・吸音層を形成した後、モルタル製外管形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に当接して配置し、抄造装置を稼働して断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さとなるまで巻き取ってモルタル層を形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された前記内管を抄造装置から取り外し、養生・硬化することにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形することを構成上の特徴とするものである。
ここで、本発明の第1発明ないし第3発明において、内管を構成する合成樹脂製管は、特に限定されるものではなく、通常建築設備の排水管として使用されている材質であればよく、例えば塩化ビニル管、耐熱性硬質塩化ビニル管、リサイクル発泡三層硬質塩化ビニル管等を用いることができる。
また、本発明の第1発明ないし第3発明において、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料としては、断熱性、吸音性及び弾力性を有する材料であれば特に限定されるものではないが、グラスウールやロックウール等の無機繊維のフェルトやマットまたはポリエステル繊維のマットが好適に使用される。
なお、断熱・吸音材料の少なくとも片面に金属フィルムを張り付け、金属フィルムと内管とが当接するように構成すれば、モルタル製外管と断熱・吸音層とが一体成形された一体成形体と内管とのスライド性が高まるので好ましい。
ここで、金属フィルムとしてはアルミニウム箔を好適に使用することができ、断熱・吸音層の少なくとも片面に金属フィルムが張り付けられた構成とする場合には、例えば、金属フィルム(例えばアルミニウム箔)付きガラスクロスを、該ガラスクロスの金属フィルムとは反対側の面をグラスウールやロックウール等の無機繊維と接着して断熱・吸音材料とすることもできる。
断熱・吸音材料として、グラスウールを用いる場合、そのかさ密度は、10〜96kg/m、好ましくは24〜32kg/mの範囲内である。また、ロックウールを用いる場合、そのかさ密度は、25〜300kg/m、好ましくは40〜200kg/mの範囲内である。更に、ポリエステル繊維のマットを使用する場合、そのかさ密度は、10〜96kg/m、好ましくは24〜32kg/mの範囲内である。ここで、かさ密度が上記上限を超えると、材料が硬くなり、円筒状に成形することが難しいために好ましくなく、また、上記下限未満となると、内管の質量による変形や、耐火二層管を施工する際にモルタル製外管と内管をスライドさせる時の強度が不足するために好ましくない。また、断熱・吸音材料の厚さは、5〜50mm、好ましくは10〜30mmの範囲内である。ここで、厚さが50mmを超えると、厚さが増すにつれて耐火二層管の断面積が大きくなり過ぎたり、モルタル製外管の質量が大きくなり過ぎるために好ましくなく、また、厚さが5mm未満であると、充分な断熱・吸音効果が得られないために好ましくない。
また、本発明の第1発明ないし第3発明において、モルタル層形成用のモルタルフィルムは、抄造により形成されたものであるが、モルタルフィルムの抄造方法は特に限定されるものではなく、例えばフローオン方式、丸網式抄造法等を用いることができる。例えば、フローオン式抄造法を用いる場合、金属製芯管は、抄造装置のエンドレスフェルト下面側に設けられた一対のロールの間に、エンドレスフェルト上面側から落とし込み、前記一対のロールで締め付けられた状態でエンドレスフェルト上に当接して配置されているので、エンドレスフェルトの稼働に伴い金属製芯管が回転する構成となっている。そしてエンドレスフェルトを稼働させながらエンドレスフェルト上面にモルタルフィルムを形成するための原料スラリーを供給し、エンドレスフェルト下面側から吸引脱水してモルタルフィルムを形成し、回転している金属製芯管に所定の厚さとなるまで巻き取ってモルタル層を形成した後、エンドレスフェルトの稼働を停止して、前記一対のロールによる金属製芯管の締め付けを解除してモルタル層が形成された金属製芯管が取り出され、また、新たな金属製芯管が配置される。
モルタル製外管を形成するためのモルタルフィルム抄造用の原料スラリーは、セメント及び繊維を主成分とするものである。ここで、セメントとは、普通ポルトランドセメントの他、早強セメント、低熱セメント、中庸熱ポルトランドセメント等を使用することができる。全固形分原料中に占めるセメント量は30〜90質量%、好ましくは50〜80質量%、特に好ましくは55〜75質量%の範囲内である。繊維としては、木質パルプ、ガラス繊維、合成有機繊維(ポリビニルアルコール、アクリル、レーヨン、アラミド等)、けい酸マグネシウム質無機繊維(石綿を除く)等が用いられ、これらを単独または併用することができる。全固形分原料中に占める繊維量は、2〜15質量%、好ましくは3〜10質量%、特に好ましくは4〜8質量%の範囲内である。モルタル製外管を形成するための原料スラリーには、上記セメント及び繊維の他に、充填材として、炭酸カルシウム、ワラストナイト、パーライト、ムライト等の粉末を、全固形分原料中に5〜40質量%、好ましくは8〜30質量%、特に好ましくは10〜20質量%の範囲内で配合することができる。なお、充填材を配合することにより、モルタル製外管の乾燥収縮によるひび割れを防止したり、耐熱性を向上させることができる。上記固形分に水を添加することにより、原料スラリーを調製することができる。ここで、原料スラリー中の固形分濃度は、5〜20質量%、好ましくは8〜15質量%、更に好ましくは9〜12質量%の範囲内である。
モルタルフィルムを積層することにより得られるモルタル層の厚さは、5〜15mm、通常6〜7.5mmの範囲内である。モルタル層を直接内管の外周上に形成すると、モルタル層の養生と、養生後に必要に応じて行われる乾燥とにより、モルタル層は収縮するので、モルタル製外管と内管とのスライド性が損なわれ、耐火二層管の施工が困難となる。そこで、本発明の第1発明では、モルタル層の収縮量を考慮した径の金属製芯管を用いてモルタル層を形成し、得られたモルタル製外管に内管を挿入して耐火二層管を製造する。
なお、モルタル層と断熱・吸音層の間には、モルタル層と断熱・吸音層とを一体化し易くするために、網状シートを設置することができる。網状シートとしては、例えば、ポリプロピレン製網状シート[例えば商品名日石コンウェッドネット(新日石プラスト製)]等を用いることができる。また、同様の目的で、断熱・吸音材料のモルタル層と接する面に、凹凸等を付すための加工を施すこともできる。
本発明の第1発明においては、金属製芯管をエンドレスフェルトに当接して配置するために、エンドレスフェルトの稼働を停止している間に、エンドレスフェルト上に、金属製芯管の外周に相当する長さを有する断熱・吸音材料を載置する。そして、エンドレスフェルトを稼働させながら、エンドレスフェルト上面にモルタルフィルムを形成するための原料スラリーを供給すると、まず、金属製芯管の外周面上に断熱・吸音材料が一層巻き取られ、断熱・吸音層が形成され、その外周面上にモルタルフィルムを所定の厚さとなるまで巻き取ることによりモルタル層が形成される。
本発明の第2発明においては、第1発明の金属製芯管に代えて、合成樹脂製の内管をエンドレスフェルトに当接して配置することを除き、第1発明と同一である。上述のとおり、モルタル層は、養生及び養生後に必要に応じて行われる乾燥により収縮するので、直接内管上にモルタル製外管を形成すると、モルタル製外管と内管とのスライド性が損なわれる恐れがあるが、本発明の第2発明においては、モルタル製外管と内管との間に弾力性を有する断熱・吸音層が設けられ、モルタル製外管と断熱・吸音層とが一体化しており、一方、断熱・吸音層と内管とはスライド可能な状態であるから、モルタル製外管と内管のスライド性を確保することができる。
本発明の第3発明においては、金属製芯管に代えて、断熱・吸音材料を予め内管に巻き付けて断熱・吸音層を形成した内管を用いる構成のため、本発明の第2発明と同様にモルタル製外管と内管のスライド性を確保することができる。
次に、本発明の第4発明に係る耐火二層管の製造方法は、合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、合成樹脂製の内管の外周に、外表面に金属シートが張付けられている耐火・吸音管を通し、次に、金属シートの外周に接着剤を塗布した後、前記内管及び耐火・吸音管を予め作製されたモルタル製外管に挿入することにより、モルタル製外管の内周に、耐火・吸音管を固定することを構成上の特徴とするものである。
本発明の第4発明において、モルタル製外管の製造方法は、特に限定されるものではなく、例えば従来公知の方法を用いて製造することができる。なお、モルタル製外管の厚さは、外管に必要とされる強度と耐火性等を勘案して適宜選択することができる。なお、モルタル製外管の厚さ等は上述の第1ないし第3発明と同様である。
また、本発明の第4発明において、内管を構成する合成樹脂管は、特に限定されるものではなく、通常建築設備の排水管として使用されている材質であればよく、例えば塩化ビニル管、耐熱性硬質塩化ビニル管、リサイクル発泡三層硬質塩化ビニル管等を用いることができる。
更に、本発明の第4発明において、断熱・吸音管を構成する断熱・吸音材料は、断熱性、吸音性及び弾力性を有する材質であれば特に限定されるものではないが、無機繊維例えばロックウール、グラスウール等のフェルトまたはマット、またはポリエステル繊維のマットから構成されるものが好ましい。ここで、断熱・吸音管としてグラスウールを使用する場合、そのかさ密度は、10〜96kg/m、好ましくは24〜32kg/mの範囲内である。また、ロックウールを使用する場合、そのかさ密度は、25〜300kg/m、好ましくは40〜200kg/mの範囲内である。更に、ポリエステル繊維のマットを使用する場合、そのかさ密度は、10〜96kg/m、好ましくは24〜32kg/mの範囲内である。ここで、かさ密度が上記上限を超えると、材料が硬くなり、円筒状に成形することが難しいために好ましくなく、また、上記下限未満となると、内管の質量による変形や、耐火二層管を施工する際にスライドさせる時の強度が不足するために好ましくない。また、断熱・吸音材料の厚さは、5〜50mm、好ましくは10〜30mmの範囲内である。ここで、厚さが50mmを超えると、厚さが増すにつれて耐火二層管の断面積が大きくなり過ぎたり、モルタル製外管の質量が大きくなり過ぎるために好ましくなく、また、厚さが5mm未満であると、充分な断熱・吸音効果が得られないために好ましくない。
なお、本発明の第4発明において、少なくとも断熱・吸音管のモルタル製外管と接する面、即ち、外表面に金属フィルムを張り付けることが好ましい。金属フィルムとしては、例えばアルミニウム箔等を用いることができる。また、断熱・吸音管の内表面にも金属フィルムを張り付けると、スライド性を向上させることができる。
本発明の第4発明は、まず、断熱・吸音管に内管を挿入した後、断熱・吸音管に張り付けられている金属フィルムの外周面に接着剤を塗布し、前記内管を挿入したまま断熱・吸音管を予め作製されたモルタル製外管に挿入することにより、モルタル製外管の内周に、断熱・吸音管を固定するものである。なお、接着剤としては、変成シリコーン樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、酢酸ビニル系等が好適である。
上述のようにして得られた耐火二層管は、断熱・吸音管とモルタル製外管が固定されており、断熱・吸音管と内管とはスライド可能な構成とすることができ、良好な施工性を付与することができる。
以下に実施例を挙げて本発明の耐火二層管の製造方法を更に説明する。
実施例1(第1発明)
モルタル製外管の製造装置としてフローオン式抄造装置を使用し、金属製芯管(外径:166.3mm)を抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置する際に、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料としてグラスウールマット(かさ密度:24kg/m、寸法:515×2000mm、厚さ:25mm)を抄造装置のエンドレスフェルト上に載置する。次いで、エンドレスフェルトを稼働し、モルタル製外管を形成するための原料として、セメント72質量%、充填材として炭酸カルシウム9質量%及びパーライト8質量%、繊維原料としてけい酸マグネシウム質無機繊維(石綿を除く)6質量%及び木質パルプ5質量%を使用し、前記原料に水を加えて混合した原料スラリー(固形分濃度:10質量%)を、エンドレスフェルト上面上に供給し、エンドレスフェルト下面側から吸引脱水してモルタルフィルムを形成した。まず、金属製芯管にグラスウールマットが巻き取られ、断熱・吸音層を形成され、この断熱・吸音層の外周面にモルタルフィルムを所定の厚さとなるまで巻き取ることによりモルタル層が形成された時点で、エンドレスフェルトの稼働を停止して、モルタル層及び断熱・吸音層が巻き取られた金属製芯管を取り外し、70℃で1.5時間一次蒸気養生した後、金属製芯管を抜き取り、モルタル製外管の内周に断熱・吸音層が一体成形された外径:183mm、内径:114mm、長さ:2000mmの一体成形体を得た。得られた一体成形体の内部に、外径:114mm、内径:100mm、長さ:2100mmの塩化ビニル製の内管を挿入し、自然養生で2週間乾燥し、耐火二層管を得た。
得られた耐火二層管は、モルタル製外管と、内管とがスライド可能な状態となっており、良好な施工性を有するものであった。
実施例2(第2発明)
実施例1において、金属製芯管に代えて塩化ビニル製の内管(外径:114mm、内径:100mm、長さ:2100mm)を抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置した以外は実施例1と同様にして、内管上に断熱・吸音層を形成し、その外周面にモルタル層を形成した時点で、エンドレスフェルトの稼働を停止してモルタル層及び断熱・吸音層が巻き取られた内管を取り外し、70℃で1.5時間一次蒸気養生した後、自然養生で2週間乾燥し、耐火二層管を得た。
得られた耐火二層管は、モルタル製外管と、内管とがスライド可能な状態となっており、良好な施工性を有するものであった。
実施例3(第3発明)
断熱・吸音層を形成する断熱・吸音材料として、実施例1において使用したグラスウールマットの片面にアルミニウム箔が張り付けられたものを使用し、アルミニウム箔を塩化ビニル製の内管の外周面に当接させて巻き付けた。抄造装置として実施例1の抄造装置を使用し、グラスウールマットが巻き付けられた内管を、実施例1の金属製芯管に代えて抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置した。次いで、エンドレスフェルトを稼働し、実施例1の原料スラリーを実施例1と同様にエンドレスフェルト上面上に供給し、エンドレスフェルト下面側から吸引脱水してモルタルフィルムを形成し、グラスウールマットが巻き付けられた内管に所定の厚さとなるまで巻き取ってモルタル層を形成した時点で、エンドレスフェルトの稼働を停止して、モルタル層及び断熱・吸音層が巻き取られた内管を取り外し、自然養生で2週間乾燥し、耐火二層管を作製した。
得られた耐火二層管は、モルタル製外管と、内管とがスライド可能な状態となっており、良好な施工性を有するものであった。
実施例4
実施例1において、片面にアルミニウム箔が張り付けられたグラスウールマットをアルミニウム箔が上面となるように抄造装置のエンドレスフェルト上に載置する際に、ポリプロピレン製の網状シートをエンドレスフェルトとグラスウールマットとの間に配置して一体成形体を作製した以外は、実施例1と同様にして耐火二層管を作製した。
得られた耐火二層管は、モルタル製外管と、内管とがスライド可能な状態となっており、良好な施工性を有するものであった。
実施例5(第4発明)
両面にアルミニウム箔が張り付けられた、かさ密度:24kg/mで、厚さ:25mmのグラスウールマットを用い、外径:183mm、内径:114mm、長さ2000mmの断熱・吸音管を作製した。
次に、外径:114mm、内径:100mm、長さ:2100mmの塩化ビニル製の内管を、断熱・吸音管に挿入した。
これとは別に、実施例1のフローオン式抄造装置を用い、実施例1と同一の原料スラリーをエンドレスフェルト上面上に供給し、エンドレスフェルト下面側から吸引脱水してモルタルフィルムを形成し、抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置された金属製芯管(外径:166.3mm)に所定の厚さとなるまで巻き取り、70℃で1.5時間一次養生した後、金属製芯管を抜き取り、更に、自然養生で2週間乾燥して外径:183mm、内径:168mm、長さ:2000mmのモルタル製外管を作製した。
次に、断熱、吸音管の外周面側のアルミニウム箔上に、変成シリコーン樹脂系接着剤を塗布した後、内管が挿入された断熱・吸音管をモルタル製外管に挿入して、モルタル製外管の内周面に断熱・吸音管を接着することにより耐火二層管を得た。
得られた耐火二層管は、モルタル製外管と、内管とがスライド可能な状態となっており、良好な施工性を有するものであった。
従来例
モルタル製外管の製造装置としてフローオン式抄造装置を使用し、金属製芯管を抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置する。次いで、エンドレスフェルトを稼働し、実施例1と同一の原料スラリーをエンドレスフェルト上面上に供給し、エンドレスフェルト下面側から吸引脱水してモルタルフィルムを形成し、金属製芯管に所定の厚さとなるまで巻き取りモルタル層を形成した時点で、エンドレスフェルトの稼働を停止して、モルタル層が巻き取られた金属製芯管を取り外し、70℃で1.5時間一次養生した後、金属製芯管を抜き取り、外径:129mm、内径:116mm、長さ:2000mmのモルタル製外管を得た。得られたモルタル製外管の内部に、外径:114mm、内径:100mm、長さ:2100mmの塩化ビニル製の内管を挿入し、自然養生で2週間乾燥し、耐火二層管を得た。
次に、実施例1で得られた本発明品及び従来品の耐火二層管について、遮音性比較試験を行った。
遮音性比較試験は、集合住宅の遮音壁などにおいて、遮音性能試験に使用される残響室を使用した。図1に、遮音性比較試験に使用した試験施設の概略図を示す。
残響室の音源室と受音室の間には、厚さ200mmのコンクリート製壁(3)が設けられている。このコンクリート製壁(3)に試験体となる耐火二層管(1)を通すための貫通孔(孔径:200mm)が設けられている。この貫通孔に、長さ2000mmの耐火二層管(1)を内管(塩化ビニル管)(2)が100mm音源室側に露出するように挿通した。コンクリート壁の貫通孔と耐火二層管の隙間は、音が漏れないように油粘土(6)を詰めた。また、耐火二層管(1)の音源室側の端部の内管(2)に、耐火二層管(1)の内部に音を発するようにスピーカー(4)を設置した。耐火二層管の受音室側の端部には、吸音材(材質:グラスウール)(5)を詰めた上で、キャップを取り付け、その接合部に油粘土(6)を充填して耐火二層管(1)の端部を封止した。
受音室側のコンクリート製壁(3)の近傍、並びにコンクリート製壁(3)から300mmの間隔で、耐火二層管のコンクリート製外管上にマイクロホン(7)を設置した。音源室側のスピーカー(4)から耐火二層管(1)内部に発せられる音圧レベルと、受音室側の各マイクロホン設置点(測定点)で測定される耐火二層管(1)内部から耐火二層管(1)の管壁を通過して漏れ出る空気伝播音の音圧レベルを測定し、各測定点での測定値を平均化した値を音圧レベルとし、この音圧レベルとの差により耐火二層管の製造方法による遮音性能の差異を測定した。各々の中心周波数における音圧レベル差は、以下の通りである。
中心周波数(Hz) 125 250 500 1000 2000 4000
音圧レベル差 本発明品 79 76 80 85 85 87
(dB) 従来品 74 72 73 72 64 54
本発明の耐火二層管は、ビルや集合住宅の排水管として好適に使用することができる。
遮音性比較試験に使用した試験施設の概略図である。
符号の説明
1 耐火二層管、2 内管(塩化ビニル管)、3 コンクリート製壁、4 スピーカー、5 吸音材、6 油粘土、7 マイクロホン

Claims (10)

  1. 合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、モルタル層形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を載置し、抄造装置を稼働して、抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置された金属製芯管に断熱・吸音材料を一層巻き取ることにより断熱・吸音層を形成し、次に、断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さとなるまで巻き取って、断熱・吸音層とモルタル層とを形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された金属製芯管を抄造装置から取り外し、養生・硬化した後、金属製芯管を引抜くことにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形し、得られた一体成形体の内部に、内管を挿入することを特徴とする耐火二層管の製造方法。
  2. 合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、モルタル層形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に、断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を載置し、抄造装置を稼働して、抄造装置のエンドレスフェルトに当接して配置された内管に断熱・吸音材料を一層巻き取ることにより断熱・吸音層を形成し、次に、断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さなるまで巻き取って、断熱・吸音層とモルタル層とを形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された内管を抄造装置から取り外し、養生・硬化することにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形することを特徴とする耐火二層管の製造方法。
  3. 合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成される耐火二層管の製造方法において、内管の外周面上に断熱・吸音層形成用の断熱・吸音材料を巻き付けて断熱・吸音層を形成した後、モルタル層形成用のモルタルフィルムを抄造するための抄造装置のエンドレスフェルト上に当接して配置し、抄造装置を稼働して断熱・吸音層の外周面に抄造されたモルタルフィルムを所定の厚さとなるまで巻き取ってモルタル層を形成し、次いで断熱・吸音層及びモルタル層が形成された前記内管を抄造装置から取り外し、養生・硬化することにより、モルタル層からなるモルタル製外管と断熱・吸音層とを一体成形することを特徴とする耐火二層管の製造方法。
  4. 耐火・吸音層のモルタル層と接する面に、網状シートを配置する、請求項1ないし3のいずれか1項記載の耐火二層管の製造方法。
  5. 耐火・断熱層が無機繊維製のフェルトまたはマットまたはポリエステル繊維のマットから構成される、請求項1ないし4のいずれか1項記載の耐火二層管の製造方法。
  6. 無機繊維製のフェルトまたはマットまたはポリエステル繊維のマットの片面に金属フィルムが張り付けられており、金属フィルムが内管と当接するように断熱・吸音層が形成されている、請求項5記載の耐火二層管の製造方法。
  7. 合成樹脂製の内管と、該内管の外周に、長さ方向にスライド可能な状態で設置されたモルタル製外管より構成された耐火二層管の製造方法において、内管の外周に、外表面に金属フィルムが張り付けられている断熱・吸音管を通し、次に、金属フィルムの外周面に接着剤を塗布した後、内管及び断熱・吸音管を予め作製されたモルタル製外管に挿入することにより、モルタル製外管の内周に、断熱・吸音管を固定することを特徴とする耐火二層管の製造方法。
  8. 接着剤が変成シリーン樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系または酢酸ビニル系である、請求項7記載の耐火二層管の製造方法。
  9. 断熱・吸音管が無機繊維またはポリエステル繊維から構成される、請求項7または8記載の耐火二層管の製造方法。
  10. 金属フィルムは、アルミニウム箔である、請求項6または7記載の耐火二層管の製造方法。
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