JP2008248993A - ころ軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】高荷重条件でのエッジロードの発生防止と、軽荷重〜中荷重条件での軸受寿命低下防止と、を両立させるクラウニングが施されたころ軸受を提供する。
【解決手段】ころ軸受10は、外輪11と、内輪12と、外輪軌道面11aと内輪軌道面12aの間に転動自在に配設された複数のころ13と、を備えており、ころ13の転動面13aまたは内外輪12、11の軌道面12a、11aの少なくとも一方に、中央部に形成された円弧曲線Aと、端部に形成され円弧曲線Aと対数曲線Bとの合成曲線とからなる、円弧対数曲線Cの母線形状を有する円弧対数クラウニングを施す。
【選択図】図2

Description

本発明は、ころ軸受に関し、より詳細には、ころと軌道面との接触面圧を適切にし、エッジロードの発生を防止して軸受寿命を長期化することができる改良されたクラウニングが施されたころ軸受に関する。
円筒ころ軸受や円すいころ軸受等のころ軸受において、ころに作用する接触面圧が偏りなく均一になるように、ころや軌道輪の接触面にクラウニングを施すことがある。このクラウニングは内外輪の軌道面又はころのいずれか一方、もしくはその両方に施される。このような従来のころ軸受のクラウニング曲線として、ころを垂直に軌道輪に所定の荷重で押し付けたときに発生する応力を軸方向に均一にできる、対数曲線を用いたころ軸受が知られている。一方、ころ軸受に作用する荷重は、ころ軸受の回転に伴って高荷重、軽荷重、モーメント荷重等、と変動するので、一般に、転がり接触部の塑性変形を防止するため、最も厳しい荷重条件のときの最大接触面圧が一定値以下になるように、対数クラウニングのクラウニング量を大きくしたクラウニング母線形状が用いられる。
しかし、このようなクラウニングは中央部でのクラウニング量が大きいため、使用頻度が高い軽荷重〜中荷重の条件下では接触長さが短くなり、中央部から早期に剥離が生じて軸受寿命が低下する問題があった。この問題を解決するため、中央部を直線とし、端部を対数曲線とした組合せ曲線からなるクラウニング母線形状のころ軸受が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2005−155763号公報
特許文献1に記載のころ軸受のクラウニング母線形状は、中央部の直線と端部の対数曲線とが組み合わされた曲線となっているので、直線と対数曲線とのつなぎ目において、接触圧力のピークが発生する問題がある。高荷重作用条件においてエッジロードの発生を防止し、且つ軽荷重〜中荷重の条件において接触有効長さを有効に生かして長寿命を可能とするためには、更なる改善が要望されていた。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高荷重条件でのエッジロードの発生防止と、軽荷重〜中荷重条件での軸受寿命低下防止と、を両立させるクラウニングが施されたころ軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に外輪軌道面が形成された外輪と、外周面に内輪軌道面が形成された内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面の間に転動自在に配設された複数のころと、を備えるころ軸受であって、
前記ころの転動面または前記内外輪の軌道面の少なくとも一方に、中央部に形成された円弧曲線と、端部に形成され円弧曲線と対数曲線との合成曲線と、からなる円弧対数曲線の母線形状の円弧対数クラウニングが施されたことを特徴とするころ軸受。
(2) 前記中央部の長さが、前記ころ及び前記軌道面の有効長さのうち、短い方の有効長さの70%から90%であることを特徴とする上記(1)に記載のころ軸受。
(3) 前記円弧対数クラウニングの形状は、式(1)に基づいて決められることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のころ軸受。
Figure 2008248993
尚、関数if(a,b,c)は、条件式aが成立する場合には、式bに置き換えられ、不成立の場合には、式cで置き換えられる関数である。ここで、
中央長さ L:L=r×(l/2)
端部長さ L:L=(l/2)−L
中央部円弧半径 R:R=(D +L )/(2×D
x :中央を原点とする座標
:有効軌道長さ
:有効軌道長さに対する中央部長さの比(2L/l
:中央部と端部のつなぎ目におけるクラウニング量
:有効軌道の端におけるクラウニング量の対数曲線成分
k :対数部の丸みを調整するためのパラメータ(0<k<1)
である。
本発明のころ軸受によれば、ころの転動面または内外輪の軌道面の少なくとも一方に、中央部が円弧曲線であり、端部が円弧曲線と対数曲線との合成曲線である円弧対数曲線の母線形状の円弧対数クラウニングが施されているので、ころ軸受に高荷重が作用したとき発生するエッジロードを防止することができ、更に、軽荷重〜中荷重条件での軸受寿命の低下を防止することができる。また、中央部のクラウニングが直線ではなく円弧形状となっているので、中央部と端部とのつなぎ目での接触圧力ピークの発生を防止することができる。
以下、本発明に係るころ軸受の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本発明の円弧対数曲線クラウニングが施されたころ軸受10は、内周面に外輪軌道面11aが形成された外輪11と、外周面に内輪軌道面12aが形成された内輪12と、外輪軌道面11aと内輪軌道面12aの間に転動自在に配設された複数の転動体であるころ13と、を備える。外輪軌道面11a、内輪軌道面12a、及びころ13の転動面13aの少なくともいずれかには、クラウニングが施されている。
クラウニングは、中央部が円弧曲線であり、端部が円弧曲線と対数曲線との合成曲線である円弧対数曲線の母線形状を有する。この円弧対数曲線は、式(1)に基づいて決定される。
Figure 2008248993
尚、関数if(a,b,c)は、条件式aが成立する場合には、式bに置き換えられ、不成立の場合には、式cで置き換えられる関数である。ここで、
中央長さ L:L=r×(l/2)
端部長さ L:L=(l/2)−L
中央部円弧半径 R:R=(D +L )/(2×D
x :中央を原点とする座標
:有効軌道長さ
:有効軌道長さに対する中央部長さの比(2L/l
:中央部と端部のつなぎ目におけるクラウニング量
:有効軌道の端におけるクラウニング量の対数曲線成分
k :対数部の丸みを調整するためのパラメータ(0<k<1)
である。
=18.05、r=0.8、D=0.0005、D=0.03、k=0.95としたとき、式(1)から求められるクラウニング形状は、図2のようになる。即ち、図2に示すように、式(1)の円弧式部分(式(1)の前半部分)から円弧曲線Aが求められ、対数式部分(式(1)の後半部分)から対数曲線Bが求められる。本発明の円弧対数曲線Cは、円弧曲線Aと対数曲線Bの和として求められる。図に示す実施形態では、軸方向距離7.22mmの位置が中央部と端部のつなぎ目であり、軸方向距離7.22mm以下の範囲のクラウニング形状は円弧曲線Aであり、軸方向距離7.22mm以上の範囲のクラウニング形状は円弧曲線Aと対数曲線Bの和である円弧対数曲線Cとなっている。
パラメータrを除く上記の残りの条件を同じとし、パラメータrを0.6〜0.95まで変化させたときの各円弧対数クラウニング曲線を図3に示す。また、表1に示す軸受荷重が内輪に作用したとき、各パラメータr(0.6〜0.95)における軸方向距離xと接触圧力pの関係を図4に示す。
Figure 2008248993
図3に示すように、当然のことながらパラメータrが大きくなるに従って端部のクラウニング形状の立ち上がり方が急になっている。さらに、図4に示すように、パラメータrが大きくなると両端での接触圧力のピークが大きく、特に、rが0.9を超えると顕著になって好ましくないことが分かる。
図5は、パラメータrと接触圧力最大値pmax及び計算により求めた寿命比(寿命比=寿命/r=0.8のときの寿命)の関係を示す。図5に示すように、r<0.7では寿命が低下し、r>0.9では接触圧力最大値pmaxが大きく、エッジロードが発生していることがわかる。従って、0.7≦r≦0.9とするのが望ましい。
以上説明したように、本実施形態のころ軸受によれば、ころ13の転動面または内外輪11,12の軌道面11a,12aの少なくとも一方に、中央部が円弧曲線であり、端部が円弧曲線と対数曲線との合成曲線である円弧対数曲線の母線形状の円弧対数クラウニングが施されているので、ころ軸受に高荷重が作用したとき発生するエッジロードを防止することができ、更に、軽荷重〜中荷重条件での軸受寿命の低下を防止することができる。また、中央部のクラウニングが直線ではなく円弧形状となっているので、中央部と端部とのつなぎ目での接触圧力ピークの発生を防止することができる。
また、中央部の長さは、ころ及び軌道面の有効長さのうち、短い方の有効長さの70%から90%とすることが好ましく、これによってエッジロードの発生及び軸受寿命低下を効果的に防止することができる。
また、円弧対数クラウニングの形状を、式(1)に基づいて決められる円弧対数曲線の母線形状とすれば、高荷重条件での回転時におけるエッジロードの発生を確実に防止すると共に、軽荷重〜中荷重条件での回転時には中央部の円弧曲線クラウニングで荷重を受けて軸受寿命を長期化することができる。
本発明の効果を確認するため、本発明の円弧対数クラウニングが施されたころ軸受と、従来の対数クラウニング及び2円弧クラウニングが施されたころ軸受について、図6から図9に基づいて説明する。
図6は、従来の2円弧クラウニング形状及び対数クラウニング形状と、本発明の円弧対数クラウニング形状とを比較した図である。2円弧クラウニング形状Dは、中央部長さ:L=12、中央部円弧半径:R=15000、端部円弧半径:R=1900として式(2)から求められる。また、対数クラウニング形状Eは、P=250000、Q=5.258E−09、D=10.78、B=0.04550、L=18.05として式(3)から求められる。また、本発明の円弧対数クラウニング形状Fは、l=18.05、r=0.8、D=0.0005、D=0.03、k=0.95として上述した式(1)から求められる。
Figure 2008248993
尚、関数if(a,b,c)は、条件式aが成立する場合には、式bに置き換えられ、不成立の場合には、式cで置き換えられる関数である。
ここで、L : 中央部長さ
: 中央部円弧半径
: 端部円弧半径
Figure 2008248993
また、各クラウニング形状のクラウニングが施されたころ軸受に、表1の軸受荷重(重荷重)が作用したときの軸方向距離xと接触圧力pの関係を計算によって求めた結果を図7に示す。図7において、曲線Gは2円弧クラウニングの接触圧力曲線、Hは対数クラウニングの接触圧力曲線、Jは本発明の円弧対数クラウニングの接触圧力曲線である。図7に示すように、対数クラウニング及び円弧対数クラウニングが施されたころ軸受ではエッジロードの発生は見られないが、2円弧クラウニングが施されたころ軸受では大きなエッジロードが発生していることがわかる。
図8は各クラウニング形状のクラウニングが施されたころ軸受に、使用頻度が高い中荷重が作用したときの軸方向距離xに対する接触圧力pの計算結果を比較して示すグラフであり、本発明の円弧対数クラウニングが施されたころ軸受の接触圧力曲線Mの軸方向長さは、2円弧クラウニング及び対数クラウニングが施されたころ軸受の接触圧力曲線K、Lの軸方向長さより長く、また接触圧力が小さくなっている。これは、円弧対数クラウニングが施されたころ軸受は、ころと軌道面の接触長さが長く、ころ及び軌道面の有効長さが効率的に使用されていることを示している。
図9は、計算によって求めた各ころ軸受の軸受寿命を、従来の対数クラウニングが施されたころ軸受の軸受寿命を基準(1.0)として比較したグラフであり、2円弧クラウニングが施されたころ軸受の軸受寿命はほとんど変わらないが、本発明の円弧対数クラウニングが施されたころ軸受の軸受寿命は3倍以上であり、長寿命であることがわかる。
従って、上記実施例からも本発明の円弧対数クラウニングを施すことによって、高荷重条件でのエッジロードの発生を防止すると共に、軽荷重〜中荷重条件での軸受寿命の低下を防止することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態及び実施例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記実施形態では、円筒ころ軸受について説明したが、これに限定されるものではなく、円すいころ軸受、針状ころ軸受、球面ころ軸受等、ころと軌道輪とが線接触する形式のころ軸受において適用することができ、ラジアル荷重だけでなく、スラスト荷重を支持するものであってもよい。
本発明のころ軸受の要部縦断面図である。 本発明の円弧対数クラウニング形状を示す説明図である。 パラメータr(有効軌道長さに対する中央部長さの比)を変化させたときの円弧対数クラウニング曲線を示すグラフである。 パラメータrを変化させた円弧対数クラウニングにおいて、軸方向距離と接触圧力の関係を示すグラフである。 パラメータrと接触圧力最大値及び寿命比との関係を示すグラフである。 計算により求めた各クラウニング形状を比較して示す図である。 高荷重が作用したとき、各ころ軸受の軸方向距離に対する接触圧力の計算結果を比較して示すグラフである。 中荷重が作用したとき、各ころ軸受の軸方向距離に対する接触圧力の計算結果を比較して示すグラフである。 各ころ軸受の軸受寿命を、対数クラウニングが施されたころ軸受の軸受寿命を基準として比較して示すグラフである。
符号の説明
10 ころ軸受
11 外輪
11a 外輪軌道面
12 内輪
12a 内輪軌道面
13 ころ
13a ころの転動面
A 円弧曲線
B 対数曲線
C 円弧対数曲線
有効長さ

Claims (3)

  1. 内周面に外輪軌道面が形成された外輪と、外周面に内輪軌道面が形成された内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面の間に転動自在に配設された複数のころと、を備えるころ軸受であって、
    前記ころの転動面または前記内外輪の軌道面の少なくとも一方に、中央部に形成された円弧曲線と、端部に形成され円弧曲線と対数曲線との合成曲線と、からなる円弧対数曲線の母線形状の円弧対数クラウニングが施されたことを特徴とするころ軸受。
  2. 前記中央部の長さが、前記ころ及び前記軌道面の有効長さのうち、短い方の有効長さの70%から90%であることを特徴とする請求項1に記載のころ軸受。
  3. 前記円弧対数クラウニングの形状は、式(1)に基づいて決められることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のころ軸受。
    Figure 2008248993
    尚、関数if(a,b,c)は、条件式aが成立する場合には、式bに置き換えられ、不成立の場合には、式cで置き換えられる関数である。ここで、
    中央長さ L:L=r×(l/2)
    端部長さ L:L=(l/2)−L
    中央部円弧半径 R:R=(D +L )/(2×D
    x :中央を原点とする座標
    :有効軌道長さ
    :有効軌道長さに対する中央部長さの比(2L/l
    :中央部と端部のつなぎ目におけるクラウニング量
    :有効軌道の端におけるクラウニング量の対数曲線成分
    k :対数部の丸みを調整するためのパラメータ(0<k<1)
    である。
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