JP2008247792A - 便通改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】風味にも優れ幅広い飲食物に利用でき、かつ少量で便通を改善する効果を発揮し、安全性の高い便通改善剤を開発する。
【解決手段】1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを有効成分とすることで、便通改善剤として使用できる。また、該トリグリセリドを有効成分として含有することで、便通改善用油脂組成物または便通改善用食品とすることができる。便通改善用油脂組成物または便通改善用食品は、該トリグリセリの含量が組成物中または油脂中に、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として、4重量%以上30重量%以下であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、少量で効果を発揮し、幅広い飲食物に利用できる、天然の脂肪酸から構成されるトリグリセリドによる、新規な便通改善剤に関する。
近年、主要な疾病のひとつとして、便秘,下痢,過敏性腸症候群(IBS)などの消化管系障害がある。これらの障害は肉類や卵類の摂取過多、食物繊維量の不足といった食生活習慣に加え、腸内細菌の異常や、精神的な原因でも引き起こされるとされており、30〜50歳代の労働者層や主婦層を中心に、10〜20歳代の若年層から高齢者層に至るまで、老若男女を問わずに患者数が急増しており、その対策が渇望されている。中でも便秘は、排便に時間がかかる,力まないとでない,硬便,少便,残便感といった排便の症状以外にも、肩こり,腰痛,のぼせ,食欲不振や、吹き出物,シミ,ニキビ,肌荒れ・顔色が悪い等の美容への影響、更に冷え症,無気力,焦燥感,不眠症等の原因とも言われている。また便秘が悪化すると、大腸ガン,大腸ポリープ,乳ガン,高血圧,蕁麻疹,喘息,アトピー性皮膚炎の悪化,大腸憩室,痔等といった疾病の危険性が増大する。
便秘に対する従来の解決方法として、食物繊維の摂取などが挙げられる。食物繊維は消化管において消化吸収されにくいことで、主には腸内で吸水して糞便量を増量し、蠕動運動を亢進することにより、排便促進する効果があることが知られている。例えば特許文献1や特許文献2には、水溶性食物繊維あるいは、難水溶性食物繊維と水溶性食物繊維を配合した便通改善食品が開示されている。また、特許文献3には、少量の水溶性食物繊維と糖アルコールを配合した便秘改善剤が開示されている。これらの便秘,便通の改善剤は、大量の食物繊維による食感の悪化や糖アルコールによる独特の風味があり、汎用的な食品素材として用いるには不足である。
日本薬局方に収載されている処方としてヒマシ油がある(非特許文献1)。これはひまし油中に含まれる水酸基をもった脂肪酸であるリシノール酸が、化学的に小腸粘膜を刺激して蠕動運動および排便を刺激する、刺激性下剤の一つである。しかし、食品レベルのトリグリセリドでなく、その緩下効果が強く服用量に注意を要するために、これを混合し食品用途とすることには些か不向きである。これらの点から通常の食品の形態での添加や摂取が容易で、かつ安全性の高い便通改善剤が嘱望されている。
特開昭61‐185167号公報 特公平7‐12294号公報 特開2000‐60487号公報 第十四改正日本薬局方 条文と注釈,2866頁,日本薬局方解説書編集委員会(編),廣川書店発行(平成13年)
本発明の目的は、風味にも優れ幅広い飲食物に利用でき、かつ少量で便通を改善する効果を発揮し、安全性の高い便通改善剤を開発することである。
本発明者らは、上記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを便秘の患者に摂取させると、便通が改善されることを見出し、本発明を完成させた。すなわち本発明は、
(1)1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを有効成分とする便通改善剤。
(2)1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを有効成分として含有する、便通改善用油脂組成物。
(3)該トリグリセリドの含量が組成物中、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として、4重量%以上30重量%以下である、(2)に記載の便通改善用油脂組成物。
(4)1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを有効成分として含有する、便通改善用食品。
(5)該トリグリセリドの含量がその油脂中、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として、4重量%以上30重量%以下である、(4)に記載の便通改善用食品。
である。
本発明の、1分子中の構成脂肪酸として炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドは、幅広い飲食物に利用でき、風味にも優れており、少量でも有効で、かつ安全性の高い便通改善剤として使用できる。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明における、便通改善剤の有効成分であるトリグリセリドは、構成する脂肪酸として1分子中に炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むことが特徴である。ここで用いる長鎖飽和脂肪酸は、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸であるが、炭素数18以下の飽和脂肪酸では本効果が弱い。また炭素数26以上の長鎖飽和脂肪酸では、脂肪酸の供給源が少なく実用性は高くない。効果と実現性から、炭素数20以上24以下の長鎖飽和脂肪酸が好ましく、炭素数22のベヘン酸が最も好ましい。
ここで用いる不飽和脂肪酸は、炭素数16以上の不飽和脂肪酸であるが、炭素数14以下の不飽和脂肪酸は、その供給源が少なく実用性は高くない。不飽和脂肪酸の炭素数の上限は特に設けないが、供給源を考えれば炭素数22以下が好ましく、炭素数18以下が最も好ましい。また不飽和度は特に制限は設けないが、脂肪酸の酸化安定性を考えれば、極端な多価不飽和脂肪酸は使用しにくく、ジエン酸以下の不飽和脂肪酸が好ましく、モノ不飽和脂肪酸が更に好ましく、オレイン酸が最も好ましい。
トリグリセリドを構成する残り1つの脂肪酸は、炭素数および不飽和結合の数に制限はなく、どの脂肪酸でも構わないが、この脂肪酸が本発明の有効成分であるトリグリセリドの融点その他の物性に影響を与えるので、用途により適宜選択できる。通常は炭素数16以上の不飽和脂肪酸あるいは炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を用いることが好ましい。尚、本発明においては、トリグリセリド中の各脂肪酸のグリセリンへの結合位置について、区別しない。
本発明の有効成分であるトリグリセリドは、高エルシン菜種油や魚油の極度硬化油を脂肪酸もしくはエステルにしたもの、または、更に蒸留により精製したものを長鎖飽和脂肪酸源として、一般的な不飽和脂肪酸を多く含む油脂、例えば、菜種油,キャノーラ油,大豆油,ひまわり油,サフラワー油,ハイオレインひまわり油,ハイオレインサフラワー油等を不飽和脂肪酸源として、1,3位に特異性のあるリパーゼやランダム化リパーゼ、ナトリウムメチラート等の化学触媒等を利用して、エステル交換させることで得られる。得られた有効成分は溶剤分別により濃縮することも可能であり、好ましい。また、上記脂肪酸とグリセリンから化学的に合成することも可能である。
本発明の有効成分であるトリグリセリドは、そのまま摂取することもできるが、これをベースとなる油脂に混合した油脂組成物とすることで、機能が発揮できると同時に、摂取し易くなり、汎用性が増す。そしてこの油脂組成物を経口摂取することで、便通を改善することができる。本油脂組成物を便通改善用油脂組成物として機能させるためには、使用目的,使用対象,形態により異なるが、本発明の有効成分であるトリグリセリドの含量が組成物中、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として4重量%以上、好ましくは6重量%以上、更に好ましくは8重量%以上含まれることが望ましい。また、30重量%以下、好ましくは20重量%以下、更に好ましくは15重量%以下であることが望ましい。
あるいは、本発明の有効成分であるトリグリセリドそのもの、またはこれを含む油脂組成物を用いて、便通改善用食品を調製することも出来る。食品の形態とすることで摂取が非常に容易となる。その際の本発明のトリグリセリドの含量は、その食品中の油脂に対して、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として、4重量%以上、好ましくは6重量%以上、更に好ましくは8重量%以上含まれることが望ましい。また、30重量%以下、好ましくは20重量%以下、更に好ましくは15重量%以下であることが望ましい。
本発明の有効成分であるトリグリセリドに由来する炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸が油脂中に30重量%を超えて存在すると、摂取カロリーの低下等の低消化吸収に起因する他の効果や、脂溶性ビタミン類の吸収性阻害等の問題が発生することがある上に、本トリグリセリドを多く含むことで、油脂組成物の融点が上昇し汎用性に欠けることがある。また油脂中の炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として4重量%未満であると、本トリグリセリドの総摂取量を高くすることが難しくなり、便通改善に関わる効果が明確に表われないことがある。また、本発明の有効成分であるトリグリセリドに由来しない、例えば炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸のみからなるトリグリセリドに由来する脂肪酸は、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸量としては加算しない。
本発明の油脂組成物および食品は、本発明の有効成分であるトリグリセリドを油脂中に含むことが特徴であるが、ベースとなる油脂は食用の動植物油脂、例えば、大豆油,ヒマワリ油,菜種油,キャノーラ油,米糠油,紅花油,パーム油,パーム核油,ヤシ油,魚油,乳脂,カカオバター等であれば制限はないし、これらの水素添加品やエステル交換品を用いることもできる。多くの医薬品は、その適正量以上の摂取は安全性に問題を生じさせる可能性があるのに対し、本発明の有効成分は、通常の食品原料から構成されたトリグリセリドであることから、前述した脂溶性ビタミンの吸収阻害に関すること以外は、過剰摂取による弊害はほとんど問題にはされない。
本発明の便通改善剤,便通改善用油脂組成物および便通改善用食品は、食品,薬剤又は飼料の、種々の用途に用いることができる。その際の形態は、ベースとなる油脂の融点や本発明のトリグリセリドの添加量によって異なるが、液油をフライ油や炒め油等としてそのまま用いる形態や、エマルジョンもしくはサスペンジョンなどの液剤の形態、クリーム,マーガリン,ショートニング,ハードバターなどの一般的な食品素材の形態などを採ることができる。この便通改善剤を用いた食品には、油脂含量の比較的高い食品が好ましく、例えばマヨネーズ,ドレッシング類,各種のクリーム類,チョコレート等に配合できる。他には、焼き菓子等の菓子類、パン類などに配合することができるし、カプセル剤として用いることもできる。
本発明の便通改善剤,便通改善用油脂組成物および便通改善用食品の摂取量の基準は特に設けるに及ばず、通常の食品や食品中の油脂組成物に代替して用いることで、便通改善効果を得ることができる。目標とすべき摂取量として、1日に本発明のトリグリセリドに由来する炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として0.5g以上、好ましくは1.0g以上、更に好ましくは1.5g以上、また、6g以下、好ましくは5g以下、更に好ましくは4g以下が例示できる。
以下に本発明の実施例を示し本発明をより詳細に説明するが、本発明がこれらによってその技術的範囲が限定されるものではない。なお、例中の%及び部は、特に断りがない限り、いずれも重量基準を意味する。
〔製造例〕
炭素数22の不飽和脂肪酸を45%含む高エルシン菜種油の極度硬化油を加水分解し、エステル化して脂肪酸エチルエステルを得た。この脂肪酸エステルを精留し、アシル基の炭素原子数20から24の飽和脂肪酸エステルを98%含む留分を得た。この脂肪酸エステル70部を沃素価の84の高オレイン酸ヒマワリ油30部と混合し、1,3位特異的な酵素剤を用いてエステル交換し、その後に脂肪酸エステルを留去することにより、沃素価45の反応油を得た。さらに分別して、低融点画分を収率42%で分取し、常法により精製し試験油脂1を得た。また、高融点画分を収率58%で分取し、常法により精製し試験油脂2を得た。これらの油脂の脂肪酸組成およびトリグリセリド(TG)組成を表1および表2に示す。尚、表中のPはパルミチン酸,Sはステアリン酸,Aはアラキン酸,Bはベヘン酸,Gはリグノセリン酸,Oはオレイン酸,Liはリノール酸を示す。表1に示すように、試験油脂1の炭素数20以上の脂肪酸は36.8%であり、TG組成から、この脂肪酸が本願発明のトリグリセリドに由来するものと確認できた。また、表2に示すように、試験油脂2の炭素数20以上の脂肪酸は69.0%であり、TG組成から、この脂肪酸が本願発明のトリグリセリドに由来するものと確認できた。
表1 試験油脂1の脂肪酸およびTG組成
Figure 2008247792
表2 試験油脂2の脂肪酸およびTG組成
Figure 2008247792
〔実施例1〕便通改善用飲料
表2の配合に基づいて原材料を配合し、121℃で殺菌したのち、190gのスチール缶に分注して、便通改善用飲料を製造した。
表3 便通改善用飲料配合
Figure 2008247792
試験油脂1による便通改善剤の有効性を確認するために、やや便秘気味の被験者10名(平均40.9±3.0歳)に、上記の便通改善用飲料を摂取させ、便通の回数について試験した。尚、1缶当りの炭素数20以上の脂肪酸摂取量は3.7gであった。結果、便通改善用飲料の摂取により排便回数が増加した被験者が8名、変化のなかった被験者が2名となった。また、1日の排便回数を比較すると、摂取前が1.20±0.20回(平均±標準誤差)であったのに対し、摂取後は1.90±0.31回となり、明らかに排便回数の増加が認められ、本発明の便通改善剤が優れた便通改善作用を発揮することが示された。
〔実施例2,比較例1〕便通改善用および比較用チョコレートの製造
表4の配合に基づいて原材料を、常法にて加温溶解した上で調合しモールドに流し込んで固めることにより、便通改善用および比較用のチョコレートを製造した。チョコレート中の油脂含量は双方のチョコレートとも42重量%であった。
表4 便通改善用チョコレート配合
Figure 2008247792
試験油脂2による便通改善剤の有効性を確認するために、以下の便通試験を行った。やや便秘気味の女性被験者28名(平均30.9±1.0歳)を対象とした。被験者を2群に分け、二重盲検、クロスオーバー方式で双方のチョコレートの摂取を行った。半数の被験者はまず、実施例2で作成したチョコレートを1日に3枚(1枚13グラム)14日間摂取した。その後14日間の観察期間ののち、比較例1で作成したチョコレートを同様に14日間摂取した。残りの被験者はこれと逆の順序でチョコレートを摂取した。摂取期間は毎日の排便回数を記録した。尚、1日当りの炭素数20以上の脂肪酸摂取量は1.2gであった。便通に関するアンケートおよび排便回数の結果を表5に示す。
表5 便通改善用チョコレート摂取試験結果
Figure 2008247792
比較例1のチョコレートを摂取した方が便通を促進したと回答した被験者は3名だったのに対して、実施例2のチョコレートの方が便通を促進したと回答した被験者10名であった。さらに比較例1のチョコレートを摂取した方がより便秘を促進したと8名が回答したのに対して、実施例2のチョコレートの方が便秘を促進したと回答した人はわずか1名にすぎなかった。また、1日あたりの便通回数に対する効果は、実施例2のチョコレートを摂取した被験者では、比較例1のそれに対して、明らかに便通回数の増加が認められた。これらの結果より、本発明の便通改善剤を含むチョコレートの摂取は、便通の改善に有効であることがわかった。
〔実施例3〕マーガリンの製造
製造例1で調製した試験油脂1の20部に部分水素添加したパーム油20部、大豆油30部を混合して油相とした。水相として水26部、脱脂粉乳3部、食塩1部を混合した。油相と水相を合わせてこれにレシチン0.3部、シュガーエステル0.3部を加えて70℃に加温し、ホモミキサー(特殊機化工業株式会社製)で10,000回転で1分間撹拌し、予備乳化させた。次にこの液を小型マーガリン製造機(パワーポイント・インターナショナル株式会社製)を通し、5℃で1週間エージングすることで、従来品と変わらない物性を持つ、便通改善用マーガリンを調製した。

Claims (5)

  1. 1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを有効成分とする便通改善剤。
  2. 1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを有効成分として含有する、便通改善用油脂組成物。
  3. 該トリグリセリドの含量が組成物中、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として、4重量%以上30重量%以下である、請求項2に記載の便通改善用油脂組成物。
  4. 1分子中の構成脂肪酸として、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸を1残基以上、炭素数16以上の不飽和脂肪酸を1残基以上含むトリグリセリドを有効成分として含有する、便通改善用食品。
  5. 該トリグリセリドの含量がその油脂中、炭素数20以上の長鎖飽和脂肪酸として、4重量%以上30重量%以下である、請求項4に記載の便通改善用食品。
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