JP2008246549A - 電縫管突き合わせ溶接用スクイズロール及びその製造法 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱間で製管される電縫鋼管の溶接部の近傍におけるロール疵の発生を抑制し、これにより、ロール疵がもたらす外観品質の低下や不良品の発生を抑制する。
【解決手段】少なくともフランジ部6a,6bの表面に、粒径が20〜60μmのNbCを体積比で20〜50%含む、プラズマ粉体肉盛によるステライト−NbC複合被膜を、1〜6mmの厚さ備える電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロール5a,5bを用いてオープンパイプ3を溶接し、電縫鋼管2を製造する。
【選択図】図1
【解決手段】少なくともフランジ部6a,6bの表面に、粒径が20〜60μmのNbCを体積比で20〜50%含む、プラズマ粉体肉盛によるステライト−NbC複合被膜を、1〜6mmの厚さ備える電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロール5a,5bを用いてオープンパイプ3を溶接し、電縫鋼管2を製造する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電縫管突き合わせ溶接用スクイズロール及びその製造法に関し、具体的には、熱間で製管される電縫鋼管の溶接部の近傍におけるロール疵の発生を抑制することができる電縫管突き合わせ溶接用スクイズロール及びその製造法に関する。
図1は、電縫鋼管2の製造工程1を模式的に示す説明図であり、同図における引出し図はA矢視図である。同図に示すように、はじめに、素材である帯鋼を成形ロール(図示しない)により徐々に丸く成形しながら、オープンパイプ3とする。次に、このオープンパイプ3を、二つの端部3a、3bが下部に位置する姿勢で、その軸方向へ搬送しながら、オープンパイプ3の外周に離間して配置されるワークコイル4の作用によりV字に開口する部分の近傍のみを約1400℃に加熱しながら、垂直配置された一対のスクイズロール5a、5bによってオープンパイプ3を水平方向へ加圧してオープンパイプ3の端部を圧接して溶接部2aを形成することにより、電縫鋼管2を製造する。
このようにして製造される電縫鋼管2は、素材として、表面性状が良好な帯鋼を冷間加工のままで用いるので、寸法精度が高く、かつ表面状態が良好であり、長大な管も安定して容易に製造可能である。このため、電縫鋼管2は、一般構造用のみならず、ボイラーチューブや機械構造用等の高級管にも広く採用される。
しかし、スクイズロール5a、5bによる溶接時に、オープンパイプ3の端部3a、3bの近傍の温度は、上述したように1400℃程度の高温に達する。このため、図1におけるスクイズロール5a、5bのフランジ部分6a、6bは焼き付き易く、溶接に伴って発生するノロやスパッター等の異物(以下、単に「異物」という)が付着し易い。このため、フランジ部分6a、6bに付着した異物が、スクイズロール5a、5bとオープンパイプ3との間に噛み込み、電縫鋼管2の溶接部3c周辺に、筋状の凹み疵であるロール疵が発生する。このため、電縫鋼管2の特徴の一つである優れた外観品質を損なったり、発生したロール疵の程度によっては不良品を多数製造することとなり、歩留りの低下を招くこともある。
このロール疵の発生対策として、スクイズロールの母材となるロールの表面に、例えばステライト12をベースとする合金からなる皮膜を形成していたが、1400℃近い高温の溶接部2aとスクイズロールのフランジ部分6a,6bとが長時間接触するので、溶接の際の押し付けにより発生するノロやスパッターがスクイズロールのフランジ部分6a,6bに焼き付いて付着し、オープンパイプ3とスクイズロールとの間に噛み込み、ロール疵が発生していた。
特許文献1には、Ti合金やステンレス鋼等の難加工性材料の熱間加工用工具、特にプラグミル圧延に使用されるプラグ等の製管用工具や、管端部のアプセット加工用工具等に用いるのに好適であって、母材の表面に20〜70体積%のNbC粒子を含むプラズマ粉体肉盛りによる金属−炭化物複合被膜と、この複合被膜の最表面に形成する酸化物被膜とからなる二層被膜を備え、被加工材との間に焼きつきを生じないことから疵の発生を抑制できる熱間加工用工具に係る発明が開示されている。
特許文献2には、特許文献1に開示された用途と同様の用途であって、母材の表面に20〜70体積%のNbC粒子を含むプラズマ粉体肉盛りによる金属−炭化物複合被膜と、この複合被膜の最表面に形成するニオブ酸化物と鉄酸化物を主成分とする酸化物被膜とからなる二層被膜を備え、被加工材との間に焼きつきを生じないことから疵の発生を抑制できる熱間加工用工具に係る発明が開示されている。
さらに、特許文献3には、特許文献1、2に開示された用途と同様の用途であって、母材の表面に、平均粒径が65〜135μmの炭化物粒子を体積比で20〜50%含む金属−炭化物複合被膜を形成され、被加工材との間に焼きつきを生じないことから疵の発生を抑制できる熱間加工用工具に係る発明が開示されている。
特開平6−315704号公報
特開平8−67991号公報
特開平8−66705号公報
特許文献1〜3の本文に明記されるように、特許文献1〜3により開示された発明は、いずれも、1000〜1200℃の温度条件下で使用される熱間加工用工具に関するものである。これに対し、上述した電縫管突き合わせ溶接用のスクイズロールは溶接時には約1400℃という極めて高温の環境下で使用される。
このため、特許文献1〜3に記載された発明を電縫管突き合わせ溶接用のスクイズロールに適用しても、約1400℃という温度条件ではスクイズロール5a、5bのフランジ部分6a、6bにスパッターやノロが付着することを防止できない。このため、これらの発明によっても、スクイズロール5a、5bのフランジ部分6a、6bに付着したこれら異物がスクイズロール5a、5bとオープンパイプ3との間に噛み込むことに起因したロール疵の発生を抑制することはできない。
本発明は、電縫管突き合わせ溶接用スクイズロールの少なくともフランジ部の表面に形成する複合被膜を特定の複合被膜とすることにより、熱間で製管される電縫鋼管の溶接部の近傍におけるロール疵の発生を抑制でき、これにより上述した課題を解決することができるという新規な知見に基づくものである。
本発明は、少なくともフランジ部の表面に、粒径が20μm以上60μm以下のNbCを体積比で20%以上50%以下含む、プラズマ粉体肉盛によるステライト−NbC複合被膜を、1mm以上6mm以下の厚さ備えることを特徴とする電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロールである。
別の観点からは、本発明は、電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロールの母材であるロールにおける少なくともフランジ部の表面に、ステライトと粒径が50μm以上100μm以下であるNbCとを体積比で20%以上60%以下混合したパウダーをプラズマ粉体肉盛りすることにより、上述した本発明に係る電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロールを製造することを特徴とする電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロールの製造法である。
これらの本発明における「ステライト」とは、高温硬さ、耐摩耗性及び耐食性に優れた鋳造用Co−Cr合金を意味し、具体的には、質量%で、C:0%以上2%以下、Cr:25%以上30%以下、W:4%以上15%以下、残部Co及び不純物からなる合金組成を有する。
また、「フランジ部」とは、スクイズロールにおける半径が一定である端部と、半径が連続的に変化する作業部との境界部を意味する。
さらに、「プラズマ粉体肉盛」とは、プラズマの熱源により溶融させて金属中に炭化物を挿入し、被処理物と冶金的結合(接合)したものであり、被膜は、均一に炭化物が分散した金属組織である。このプラズマ粉体肉盛りにより形成される皮膜には、粒子状の肉盛材(本発明の場合では粒径が20μm以上60μm以下のNbC)が確実に存在する。このため、本発明によれば、上述した1350℃以上という熱間の雰囲気下では、複合皮膜の表層にNbCが適切に存在するため、そのニオブ炭化物が酸化されたニオブ酸化物が奏する潤滑作用により、スクイズロール5a、5bのフランジ部分6a、6bに付着したスパッターやノロを剥離させることができるとともに、炭化物の存在により被膜表面の金属の面積が減少し、被処理物と被膜金属部の焼き付き箇所が減少する。
さらに、「プラズマ粉体肉盛」とは、プラズマの熱源により溶融させて金属中に炭化物を挿入し、被処理物と冶金的結合(接合)したものであり、被膜は、均一に炭化物が分散した金属組織である。このプラズマ粉体肉盛りにより形成される皮膜には、粒子状の肉盛材(本発明の場合では粒径が20μm以上60μm以下のNbC)が確実に存在する。このため、本発明によれば、上述した1350℃以上という熱間の雰囲気下では、複合皮膜の表層にNbCが適切に存在するため、そのニオブ炭化物が酸化されたニオブ酸化物が奏する潤滑作用により、スクイズロール5a、5bのフランジ部分6a、6bに付着したスパッターやノロを剥離させることができるとともに、炭化物の存在により被膜表面の金属の面積が減少し、被処理物と被膜金属部の焼き付き箇所が減少する。
これにより、1350℃以上1450°以下程度の熱間で製管される電縫鋼管の溶接部の近傍におけるロール疵の発生を抑制することができる。
本発明により、1350℃以上1450℃以下程度の熱間で製管される電縫鋼管の溶接部の近傍におけるロール疵の発生を抑制することができ、これにより、ロール疵がもたらす外観品質の低下や不良品の発生の抑制することができる電縫管突き合わせ溶接用スクイズロール及びその製造法を提供できる。
以下、本発明に係る電縫管突き合わせ溶接用スクイズロール及びその製造法を実施するための最良の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1を参照しながら説明すると、本実施の形態の電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロール5a、5bは、少なくとも、スクイズロール5a、5bにおける半径が一定である端部7a、7bと、半径が連続的に変化する作業部8a、8bとの境界部を意味するフランジ部6a、6bの表面に、粒径が20μm以上60μm以下のNbCを体積比で20%以上50%以下含む、プラズマ粉体肉盛によるステライト−NbC複合被膜を、1mm以上6mm以下の厚さ備える。
図1を参照しながら説明すると、本実施の形態の電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロール5a、5bは、少なくとも、スクイズロール5a、5bにおける半径が一定である端部7a、7bと、半径が連続的に変化する作業部8a、8bとの境界部を意味するフランジ部6a、6bの表面に、粒径が20μm以上60μm以下のNbCを体積比で20%以上50%以下含む、プラズマ粉体肉盛によるステライト−NbC複合被膜を、1mm以上6mm以下の厚さ備える。
本実施の形態では、プラズマ粉体肉盛によるステライト−NbC複合被膜は、少なくともフランジ部6a,6bを含む領域、具体的には図1において黒塗りされた、フランジ部6a,6bを含む幅約20mm程度の領域に形成される。
この本実施の形態の電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロール5a、5bは、電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロール5a、5bの母材である、例えばS45Cからなるロールにおける少なくともフランジ部6a、6bの表面の所定の領域に、ステライトと粒径が50μm以上100μm以下であるNbCとを体積比で20%以上60%以下混合したパウダーをプラズマ粉体肉盛りすることにより、製造される。
プラズマ粉体肉盛りを行う際にはパウダーの蒸発もあるので、母材であるロールに付着する段階ではNbCの割合はステライト6に対して20%以上50%以下となる。
これらの本発明における「ステライト」とは、高温硬さ、耐摩耗性及び耐食性に優れた鋳造用Co−Cr合金を意味し、具体的には、質量%で、C:0%以上2%以下、Cr:25%以上30%以下、W:4%以上15%以下、残部Co及び不純物からなる合金組成を有する。例えば、C:1%、Co:64%、Cr:28%、W:4%及び不純物からなる合金組成を有するステライト6が例示される。
これらの本発明における「ステライト」とは、高温硬さ、耐摩耗性及び耐食性に優れた鋳造用Co−Cr合金を意味し、具体的には、質量%で、C:0%以上2%以下、Cr:25%以上30%以下、W:4%以上15%以下、残部Co及び不純物からなる合金組成を有する。例えば、C:1%、Co:64%、Cr:28%、W:4%及び不純物からなる合金組成を有するステライト6が例示される。
図2は、本実施の形態のスクイズロール5a、5bの作用効果を模式的に示す説明図である。
本実施の形態では、少なくともフランジ部6a、6bの表面の所定の領域に、粒径が20μm以上60μm以下のNbC9を体積比で20〜50%含む、プラズマ粉体肉盛による、ステライト10及びNbC9からなる複合被膜11が厚さ1mm以上6mm以下形成される。
本実施の形態では、少なくともフランジ部6a、6bの表面の所定の領域に、粒径が20μm以上60μm以下のNbC9を体積比で20〜50%含む、プラズマ粉体肉盛による、ステライト10及びNbC9からなる複合被膜11が厚さ1mm以上6mm以下形成される。
NbC9は、プラズマ粉体肉盛によるので、20μm以上60μm以下の球状化粒の形態を維持したまま、複合皮膜11のベース材であるステライト10の内部に均等に存在する。このため、複合皮膜11の表面には常にNbC9が均等に分散して存在する。
さらに、球状酸化NbC9は、電縫鋼管の突き合わせ溶接の際に例えば1400℃程度に加熱されたオープンパイプ3に接触すると、球状酸化NbC12となる。
そして、この球状酸化NbC12が潤滑材の役割を果たすので、溶接時に付着するノロやスパッター等の異物13に例えばロール冷却用冷却水が衝突するだけで、図2に破線で示すように異物13を剥離・落下させ、フランジ部6a、6bの表面に付着し続けることを防止できる。
そして、この球状酸化NbC12が潤滑材の役割を果たすので、溶接時に付着するノロやスパッター等の異物13に例えばロール冷却用冷却水が衝突するだけで、図2に破線で示すように異物13を剥離・落下させ、フランジ部6a、6bの表面に付着し続けることを防止できる。
このため、本実施の形態によれば1400℃程度の高温で行われる電縫鋼管の突き合わせ溶接の際にも、フランジ部6a、6bに付着する異物13を減少させて溶接時に発生するロール疵を低減できる。
このように、本実施の形態によれば、電縫鋼管2の突き合わせ溶接の際に発生した異物13がスクイズロール5,5bの表面に付着しても、例えばロール冷却用冷却水をスクイズロール5,5bの表面に噴射するだけで、異物13を簡単にスクイズロール5の表面から剥離させて、オープンパイプ3とスクイズロール5a、5b間への異物13の噛み込みを抑制又は解消できる。このため、本実施の形態によれば、電縫鋼管2におけるロール疵の発生を抑制又は解消することができる。
さらに、実施例を参照しながら本発明をより具体的に説明する。
図1に示す電縫鋼管2の製造工程1において、本発明に係るスクイズロールと、従来例のスクイズロールとを順次用いて電縫鋼管2(外径114.3mm、長さ5.5m)を製造し、製造された電縫鋼管2の溶接部の近傍におけるロール疵の発生状況を調査した。なお、溶接時には、スクイズロールの近傍に配置した冷却水噴射ノズル(図示しない)からスクイズロールの表面に冷却水を定期的に噴射することにより、スクイズロールの表面に付着した異物の除去を図った。
図1に示す電縫鋼管2の製造工程1において、本発明に係るスクイズロールと、従来例のスクイズロールとを順次用いて電縫鋼管2(外径114.3mm、長さ5.5m)を製造し、製造された電縫鋼管2の溶接部の近傍におけるロール疵の発生状況を調査した。なお、溶接時には、スクイズロールの近傍に配置した冷却水噴射ノズル(図示しない)からスクイズロールの表面に冷却水を定期的に噴射することにより、スクイズロールの表面に付着した異物の除去を図った。
本実施例において、スクイズロールの母材であるロールはS45Cからなり、その表面に平均粒径75μmのNbCを、NbC:ステライト6=45:55の粉末比(体積比)でプラズマ粉体肉盛りした。
プラズマ粉体肉盛りされた本発明に係るスクイズロールの表面には、NbCが体積比で40%存在し、NbCの平均粒径は45μmであった。また、肉盛り層の厚みは4mmとした。
一方、従来例のスクイズロールは、S45Cからなる母材のロールの表面に、ステライト12をベースとする合金組成(C:1.5%、Co:67%、Cr:26%、W:8%及び不純物)の皮膜を形成したものである。
図3は、従来例のスクイズロールを用いた場合のロール疵の発生状況を示すラフであり、図4は、本発明例のスクイズロールを用いた場合のロール疵の発生状況を示すグラフである。
図3にグラフで示すように、従来例のスクイズロールを用いると、1400℃近い高温の溶接部2aとスクイズロールのフランジ部分6a,6bとが長時間接触するので、溶接の際の押し付けにより発生する異物13がスクイズロールのフランジ部分6a,6bに焼き付いて付着し、オープンパイプ3とスクイズロールとの間に噛み込み、ロール疵が発生した。図3にグラフで示すように、ロール疵の発生は、スクイズロールの表面における異物13の堆積量及び落下量に伴って増減するものの、抜本的に抑制することは難しかった。
これに対し、図4にグラフで示すように、ステライト6−NbC複合皮膜を有する本発明例のスクイズロールはNbCそれ自体が熱間で酸化皮膜を形成することにより自己潤滑性を有するので、スクイズロールへの異物13の付着を根本的に抑制することができる。このため、図4にグラフで示すように、本発明例のスクイズロールを用いることにより、ロール疵の発生を抜本的に抑制することができる。
1 製造工程
2 電縫鋼管
2a 溶接部
3 オープンパイプ
3a、3b 端部
4 ワークコイル
5a、5b スクイズロール
6a、6b フランジ部分
7a、7b 端部
8a、8b 作業部
9 NbC
10 ステライト
11 複合皮膜
12 球状酸化NbC
13 異物
2 電縫鋼管
2a 溶接部
3 オープンパイプ
3a、3b 端部
4 ワークコイル
5a、5b スクイズロール
6a、6b フランジ部分
7a、7b 端部
8a、8b 作業部
9 NbC
10 ステライト
11 複合皮膜
12 球状酸化NbC
13 異物
Claims (2)
- 少なくともフランジ部の表面に、粒径が20〜60μmのNbCを体積比で20〜50%含む、プラズマ粉体肉盛によるステライト−NbC複合被膜を、1〜6mmの厚さ備えることを特徴とする電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロール。
- 電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロールの母材であるロールにおける少なくともフランジ部の表面に、ステライトと粒径が50〜100μmであるNbCとを体積比で20〜60%混合したパウダーをプラズマ粉体肉盛りすることにより、請求項1に記載された電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロールを製造することを特徴とする電縫鋼管突き合わせ溶接用スクイズロールの製造法。
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