JP2008245458A - 電源装置および電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】独立した電力バックアップ部を増設することなく、故障に至る経緯を制御部から取り出せる電源装置および電源システムを提供する。
【解決手段】入力電圧を所望の出力電圧に変換して外部の負荷(図示せず)に供給する主電源部11A,11B,11Cと、この主電源部11A,11B,11Cを制御する制御部7A,7B,7Cと、制御部7A,7B,7Cに動作電圧を供給する補助電源部6A,6B,6Cとを備え、制御部7A,7B,7Cは、主電源部11A,11B,11Cの動作状態を監視する監視部14A,14B,14Cを備えている。また、補助電源部6A,6B,6Cからの動作電圧ラインに接続され、他の電源装置1A,1B,1Cとの間で電力の供給および受給を可能にするバックアップ端子17A,17B,17Cを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自身の動作状態の監視と記録を行なう制御部と、外部との通信を行なう通信部とを備えた電源装置および電源システムに関する。
この種の電源装置は、入力電圧を所望の出力電圧に変換して負荷に供給する主電源部と、この主電源部における例えばスイッチング素子のスイッチング動作などを制御する制御部と、を備えて構成される。しかし、従来の電源装置では、制御部が主電源部の動作状態の履歴などを記録していないため、補助電源部から制御部に供給する動作電圧が、何らかの原因で低下した場合に、制御部への電力バックアップを行なう必要はなく、そのまま制御部としての動作を停止させていた。
一方、電源装置の制御部としてディジタル制御を行なうものが、例えば特許文献1などに提案されている。この場合の制御部は、主電源部の出力電圧や出力電流の各アナログ検出信号を、内蔵するA/D変換器によりディジタル信号にそれぞれ変換し、これらのディジタル信号に基づいて、スイッチング素子のスイッチング周期やデューティーを定める操作値を算出する。そして、この操作値により生成したパルス駆動信号をスイッチング素子にフィードバックすることで、定常状態や過電流状態を含めて主電源部の安定した出力制御を実現している。
特開2000−23457号公報
特許文献1に開示されるようなディジタル制御部を備えた電源装置では、制御部に内蔵する記憶部を利用することで、主電源部の動作状態の履歴を記録することができる。しかし、電源装置に何らかの異常が生じ、制御部への動作電圧が低下して、制御部が正常に動作できなくなると、その時点で主電源部の動作状態の記録も途絶えてしまい、電源装置が故障に至る経緯を正確に把握することができない。
この場合、故障が発生した電源装置の制御部に対し、外部から電力を供給する電力バックアップ部を付加すれば、電源装置が故障に至る経緯を制御部から取り出すことができる。しかし、こうした電力バックアップ部を増設すること自体、電源装置全体の構造が大型化すると共に、電源装置が故障して、制御部から必要な情報を取り出した後に、何時までも電力バックアップ部から無駄な電力が供給され続ける懸念を生じる。
本発明は上記の各問題点に着目してなされたもので、独立した電力バックアップ部を増設することなく、故障に至る経緯を制御部から取り出せる電源装置および電源システムを提供することを、その目的とする。
また本発明の別な目的は、制御部から必要な情報を取り出した後に、無駄な電力が供給され続けることを防止した電源装置および電源システムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、入力電圧を所望の出力電圧に変換して外部に供給する主電源部と、この主電源部を制御する制御部と、前記制御部に動作電圧を供給する補助電源部とを備え、前記制御部は、前記主電源部の動作状態を監視する監視部を備えた電源装置において、前記補助電源部からの動作電圧ラインに接続され、他の電源装置との間で電力の供給および受給を可能にするバックアップ端子を備えている。
こうした構成の電源装置では、前記バックアップ端子に至る前記動作電圧ラインに、スイッチ素子と、前記他の電源装置への電力供給を可能にする一方向導通素子との並列回路を挿入接続し、前記監視部は、前記主電源部の監視結果により、前記動作電圧の低下が前記補助電源部の異常によるものと判断した場合に、前記スイッチ素子をオフからオンに切り換えさせるものであることが好ましい。
また、前記監視部による前記主電源部の監視結果を外部に送出する通信部をさらに備え、前記監視部は、前記スイッチ素子をオフからオンに切り換えた後に、前記通信部を経由して前記主電源部の監視結果が外部に送出されると、前記スイッチ素子をオンからオフに切り換えるものであることが好ましい。
さらに、上記構成の電源装置を複数配設し、各電源装置の前記バックアップ端子どうしを接続手段で接続した電源システムによっても、上記目的を達成できる。
請求項1の発明によれば、複数の電源装置のバックアップ端子どうしを接続することで、一つの電源装置の動作電圧が低下した場合には、その電源装置のバックアップ端子を経由して、他の電源装置からの動作電圧の供給を受けることができる。したがって、共に運転する他の電源装置を電力バックアップ部とすることで、独立した電力バックアップ部を増設することなく、動作電圧の供給を受けている間に、故障に至る経緯を制御部から取り出すことが可能になる。
請求項2の発明によれば、例えば正常な電源装置の動作停止などを除き、補助電源部の異常が原因で動作電圧が低下した場合に限り、その電源装置の監視部によってスイッチ素子がオフからオンに切り換わる。したがって、補助電源部から動作電圧を正常に供給している電源装置は、自身の電源装置の一方向導通素子を経由して、異常な動作電圧の低下を起こした電源装置に、スイッチ素子を介して動作電圧を供給し続けることができる。
請求項3の発明によれば、補助電源部の異常が原因で動作電圧が低下した電源装置は、スイッチ素子をオンすることにより一旦外部の電源装置からの動作電圧の供給を受けるが、通信部を経由して主電源部の監視結果を外部に送出すると、スイッチ素子をオンからオフに切り換えて、他の電源装置からの動作電圧の供給を遮断する。こうすることで、制御部から必要な情報を取り出した後に、無駄な電力が外部の電源装置から供給され続けることを防止できる。
請求項4の発明によれば、複数の電源装置のバックアップ端子間を互いに接続手段で接続した電源システムにおいて、上述した請求項1〜請求項3の効果を享受することができる。
以下、本発明における好ましい電源装置と電源システムの一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施例における電源システムの全体構成図を示している。ここでの電源システムは、n台の電源装置1A〜1Nと、各電源装置1A〜1Nを統括的に監視制御するシステム制御部20とを備えて構成される。図1では、説明の都合上3台の電源装置1A,1B,1Cを示しているが、少なくとも2台以上の電源装置1が存在すればよい。また、図1のシステム制御部20は、あたかも電源装置1A,1B,1Cのそれぞれに設けられているように記載されているが、実際には各電源装置1A,1B,1Cから離れて、1つの統括的なシステム制御部20として設けられている。
ここで、電源装置1Aの内部構成について説明すると、当該電源装置1Aは、入力端子2A,2A間から直流または交流の入力電圧が印加される入力部3Aと、この入力部3Aで生成した矩形波電圧を直流の出力電圧に変換して、別な出力端子4A,4A間に所定の出力電圧を供給する主電力出力部5Aと、入力部3Aに印加される入力電圧を利用して、出力端子4A,4A間の出力電圧とは別の動作電圧を生成する補助電源部6Aと、補助電源部6Aからの動作電圧により作動し、電源装置1A内の各部の動作を制御する制御部7Aと、をそれぞれ備えている。また、8Aは入力部3Aと主電力出力部5Aとの間を電気的に絶縁するための主トランスであり、入力部3Aと補助電源部6Aは主トランス8Aの一次側に配置される一方で、主電力出力部5Aと制御部7Aは主トランス8Aの二次側に配置される。入力部3Aと主電力出力部5Aとの間に主トランス8Aを介在させた関係で、補助電源部6Aと制御部7Aとの間も、電気的な絶縁を図るためのトランス9Aが設けられるが、これは入力部3Aと主電力出力部5Aがトランス8Aを必要としない非絶縁コンバータで構成される場合に不要となる。そして、上記入力部3A,主トランス8Aおよび主電力出力部5Aが、入力電圧を所望の出力電圧に変換して、出力端子4A,4A間に接続する負荷(図示せず)に供給する主電源部11Aとして設けられる。
主電源部11Aの構成についてさらに説明すると、ここでの入力部3Aは一乃至複数のスイッチング素子(図示せず)を備え、制御部7Aから与えられるパルス駆動信号により、入力部3Aのスイッチング素子をスイッチングさせることで、主トランス8Aの一次巻線に入力電圧が断続的に印加される。主電力出力部5Aは、主トランス8Aの二次巻線に誘起した電圧を整流平滑することで、出力端子4A,4A間に所望の出力電圧を供給する。
制御部7Aは、いわゆるディジタル制御部としての構成を備えている。図1には具体的には示していないが、主電源部11Aへの入力電圧と、主電源部11Aからの出力電流および出力電圧の各アナログ検出信号を取り込んで、それぞれディジタル検出信号に変換するA/D変換器と、これらのディジタル検出信号に基づいて、入力部3Aを構成するスイッチング素子のスイッチング周期やデューティーを定める操作値を算出するPWM制御器と、このPWM制御器からの操作値により生成したパルス駆動信号を、入力部3Aのスイッチング素子にフィードバックすることで、定常状態や過電流状態を含めて出力電圧の安定化を図る駆動信号発生器とを、主電源部11Aへの駆動信号生成部13Aとして備えている。また、これとは別に制御部7Aは、A/D変換器により変換された各ディジタル検出信号を基に、主電源部3Aの動作状態を監視し、必要に応じてその監視結果の履歴を内蔵する記憶部に記憶する監視部14Aを備えている。
さらに制御部7Aは、前記システム制御部20との信号のやり取りを行なうために、通信部としての通信モジュール15Aを備えている。この通信モジュール15Aは、制御部7Aと同じ動作電圧若しくは別な動作電圧で動作するもので、この通信モジュール15Aを経由して、監視部14Aに記録された主電源部3Aの動作状態の履歴を、外部のシステム制御部20に送出することが可能になる。なお、通信モジュール15Aが制御部7Aと別な動作電圧で動作する場合、通信モジュール15Aと制御部7Aとの間を電気的に絶縁するアイソレータ(図示せず)が設けられる。
電源装置1Aには、他の電源装置1B,1Cの制御部7B,7Cや通信モジュール15B,15Cとの間で、電力の供給および受給を可能にするバックアップ端子17A,17Aが設けられる。このバックアップ端子17A,17Aは、補助電源部6A,6B,6Cのバックアップを必要とする全ての電源装置1A,1B,1Cに設けられ、各バックアップ端子17A,17B,17C間(プラス側端子およびグランド端子)は、接続手段である電力供給線31で互いに接続される。なお、この接続手段としては、例えば導電性のバスバーなどを用いてもよい。また、制御部7Aと通信モジュール15Aが電気的に絶縁されている場合には、制御部7Aと通信モジュール15Aのそれぞれに対応してバックアップ端子17A,17Aを設け、他の電源装置1B,1Cと各々接続手段で接続するのが好ましい。
電源装置1Aにおいて、補助電源部6Aから一方のバックアップ端子17Aに至る動作電圧ラインには、他の電源装置1B,1Cからの受給を可能にするために、例えばMOSFETなどのスイッチ素子18Aが挿入接続される。また、このスイッチ素子18Aと並列に、電源装置1Aから他の電源装置1B,1Cへの電力供給を常時可能にする一方向導通素子としてのダイオード19Aが接続される。なお、前述したような制御部7Aと通信モジュール15Aが電気的に絶縁されている場合には、制御部7Aと通信モジュール15Aに対応するそれぞれの動作電圧ラインに、スイッチ素子18Aとダイオード19Aとの並列回路を挿入接続する。
スイッチ素子18Aは、制御部7Aの監視部14Aからの制御信号を受けてオンまたはオフする。具体的には、制御部7Aの監視部14Aは、主電源部11Aの監視結果により、補助電源部6Aからの動作電圧の低下が、当該補助電源部6A自体の異常によるものと判断した場合に、スイッチ素子18Aをオフからオンに切り換える制御信号を出力するが、それ以外の場合、つまり電源起動時や、補助電源部6Aから正常に動作電圧が供給される通常運転時や、補助電源部6Aからの動作電圧が低下した原因が、電源装置1Aの動作停止に伴うものであると判断した場合には、スイッチ素子18Aをオフしたままにする。また監視部14Aは、補助電源部6Aの異常が原因で、スイッチ素子18Aをオフからオンに切り換えた後に、通信モジュール15Aを経由して主電源部11Aの監視結果が外部に全て送出されると、スイッチ素子18Aをオンからオフに切り換える制御信号を出力するように構成している。
その他、電源装置1B,1Cは、電源装置1Aと同一の内部構成を有しているので、重複して説明はしない。但し、入力部3B,3Cと主電力出力部5B,5Cは、各々別なコンバータ構成であっても構わない。
次に、上記構成について、図2のフローチャートを参照しながら、その作用を説明する。ここでは便宜的に、電源装置1Aの動作について説明するが、他の電源装置1B,1Cも同様と考えて差し支えない。
図2のステップS1において、電源装置1Aの起動時には、補助電源部6Aから動作電圧が発生して、制御部7Aおよび通信モジュール15Aとしての動作が開始する。制御部5Aの監視部14Aは、補助電源部6Aからの動作電圧を監視して、この電圧値が正常な範囲内である限り、ステップS2において、スイッチ素子18Aをオフしたままの状態にする。また監視部14Aは、電源装置1Aに供給される起動/停止のためのコントロール信号や、主電源部11Aへの入力電圧や、主電源部11Aからの出力電流および出力電圧を、主電源部11Aの動作状態として監視し、その監視結果の履歴を内蔵する記憶部に記憶する。
ここで、ステップS3において、補助電源部4Aからの動作電圧が正常な範囲を外れて低下すると、当該監視部14AはステップS4の手順に移行して、その電圧低下の原因が補助電源部6Aの故障に基づくものか否かを判断する。具体的には、出力停止のコントロール信号が供給されており、入力電圧が一定の範囲内で変化がなければ、監視部14Aは正常な停止動作であると判断して、スイッチ素子18Aをオフしたまま、電源装置1Aとしての動作を停止する(ステップS11)。したがって、この場合には、外部の電源装置1B,1Cによる制御部7Aへの電力バックアップは実行されない。また、出力停止のコントロール信号が供給されていないのに拘らず、入力電圧が一定の範囲を越えて低下したならば、監視部14Aは電源装置1Aへの給電が停止したいわゆる停電状態であると判断し、これもスイッチ素子18Aをオフしたまま、電源装置1Aとしての動作を停止する(ステップS11)。
一方、出力停止のコントロール信号が供給されていないのに拘らず、入力電圧が一定の範囲内で変化がなければ、監視部14Aは補助電源部6Aが故障したと判断し、直ちにスイッチ素子18Aをオフからオンに切り換える制御信号を出力する。これを受けて、ステップS5においてスイッチ素子18Aがオンすると、電源装置1Aの制御部7Aは外部電力の受給可能状態となる。このとき、電力供給線31によって電源装置1Aと並列に接続された他の電源装置1B,1Cは、内蔵するダイオード19B,19Cのアノード−カソード間に電位差が生じ、例えば補助電源部4Bからの動作電圧が最も高い電源装置1Bのバックアップ端子17B,17Bから電力供給線31を経由して、電源装置1Aの制御部7Aに動作電圧が引き続き供給されることとなる。
こうして、電源装置1Aの制御部7Aに対する電力バックアップにより、電源装置1Bの動作電圧は低下するが、電源装置1Aに対する電力バックアップが、当該電源装置1Bの次に動作電圧の高い例えば電源装置1Cと同じ電圧レベルにまで、電源装置1Bの動作電圧が低下すると、今度はそのタイミングで電源装置1Cからも電源装置1Aの制御部7Aに動作電圧が供給される。このように、電源装置1B単独では電源装置1Aの電力バックアップを行なえない場合であっても、電力供給線31によって電源装置1Aと並列に接続された複数台の電源装置1B,1Cから、電源装置1Aの制御部7Aに対してそれぞれ電力供給を行なうことが可能になる。
補助電源部6Aが故障であると判断された電源装置1Aの制御部7Aは、外部から動作電力の供給を受けている間に、同じく動作電圧の供給を受けた通信モジュール15Aを介して、それまで監視部14Aの記憶部に記録されていた故障に至るまでの動作状態の履歴を、外部のシステム制御部20に送出する。監視部14AはステップS6において、全ての履歴データがシステム制御部20に送出されたと判断すると、電源装置1Aの動作電圧ラインに接続するスイッチ素子18Aをオンからオフに切り換えさせ(ステップS7)、その後のステップS11で電源装置1Aとしての動作を停止する。
なお、前記ステップS7の手順で、電源装置1Aのスイッチ素子18Aがオフ状態になると、この電源装置1Aに動作電圧を供給していた他の電源装置1B,1Cにおけるダイオード19B,19Cの電位差が解消され、各電源装置1B,1Cは電源装置1Aへの電力供給を行なうことなく、通常の運転動作に復帰する。
また、前記ステップS1の手順で、起動時には全ての電源装置1A,1B,1Cのスイッチ素子18A,18B,18Cがオフ状態のままとなっているので、電力供給線31によって繋がれた電源装置1A,1B,1Cは、それぞれ干渉することなく、単独で運転している場合と同様に、それぞれ独立して起動する。また、上述したように電源装置1Aが正常に停止する場合も、スイッチ素子18Aはオフ状態のままであり、外部から動作電圧の供給を受けることなく単独で停止することが可能になる。
以上のように、本実施例の各電源装置1A,1B,1Cは、入力電圧を所望の出力電圧に変換して外部の負荷(図示せず)に供給する主電源部11A,11B,11Cと、この主電源部11A,11B,11Cを制御する制御部7A,7B,7Cと、制御部7A,7B,7Cに動作電圧を供給する補助電源部6A,6B,6Cとを備え、制御部7A,7B,7Cは、主電源部11A,11B,11Cの動作状態を監視する監視部14A,14B,14Cを備えたものにおいて、補助電源部6A,6B,6Cからの動作電圧ラインに接続され、他の電源装置1A,1B,1Cとの間で電力の供給および受給を可能にするバックアップ端子17A,17B,17Cを備えている。
こうすると、複数の電源装置1A,1B,1Cのバックアップ端子17A,17B,17Cどうしを接続することで、一つの電源装置1Aの動作電圧が低下した場合には、その電源装置1Aのバックアップ端子17A,17Aを経由して、他の電源装置1B,1Cからの動作電圧の供給を受けることができる。したがって、共に運転する他の電源装置1B,1Cを電力バックアップ部とすることで、独立した電力バックアップ部を増設することなく、動作電圧の供給を受けている間に、故障に至る経緯を制御部から取り出すことが可能になる。
また本実施例では、補助電源部6A,6B,6Cからバックアップ端子17A,17B,17Cに至る動作電圧ラインに、スイッチ素子18A,18B,18Cと、他の電源装置1A,1B,1Cへの電力供給を可能にする一方向導通素子であるダイオード19A,19B,19Cとの並列回路を挿入接続し、前記主電源部11A,11B,11Cの監視結果により、動作電圧の低下が補助電源部6A,6B,6Cの異常によるものと判断した場合に、前記スイッチ素子18A,18B,18Cをオフからオンに切り換えさせるように、監視部14A,14B,14Cを構成している。
こうすると、例えば電源装置1Aにおいて、正常な電源装置1Aの動作停止などを除き、補助電源部6Aの異常が原因で動作電圧が低下した場合に限り、その電源装置1Aの監視部14Aによってスイッチ素子18Aがオフからオンに切り換わる。したがって、補助電源部6Aから動作電圧を正常に供給している例えば電源装置1Bは、自身の電源装置1Bのダイオード19Bを経由して、異常な動作電圧の低下を起こした電源装置1Aに、スイッチ素子18Aを介して動作電圧を供給し続けることができる。
また本実施例では、監視部14A,14B,14Cによる主電源部11A,11B,11Cの監視結果を外部に送出する通信モジュール15A,15B,15Cをさらに備え、スイッチ素子18A,18B,18Cをオフからオンに切り換えた後に、通信モジュール15A,15B,15Cを経由して主電源部11A,11B,11Cの監視結果が外部に送出されると、スイッチ素子18A,18B,18Cをオンからオフに切り換えるように、監視部14A,14B,14Cを構成している。
こうすると、補助電源部6Aの異常が原因で動作電圧が低下した電源装置1Aは、スイッチ素子18Aをオンすることにより一旦外部の電源装置1B,1Cからの動作電圧の供給を受けるが、通信モジュール15Aを経由して主電源部11Aの監視結果を外部のシステム制御部20に送出すると、スイッチ素子18Aをオンからオフに切り換えて、他の電源装置1B,1Cからの動作電圧の供給を遮断する。こうすることで、制御部7Aから必要な情報を取り出した後に、無駄な電力が外部の電源装置1B,1Cから供給され続けることを防止できる。
さらに本実施例では、複数の電源装置1A,1B,1Cのバックアップ端子17A,17B,17Cどうしを、接続手段である電力供給線31で接続した電源システムとしても、上述したものと同様な効果を得ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可能である。
本発明の一実施形態における電源装置のブロック構成図である。 同上、動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1A,1B,1C 電源装置
6A,6B,6C 補助電源部
7A,7B,7C 制御部
11A,11B,11C 主電源部
14A,14B,14C 監視部
15A,15B,15C 通信モジュール(通信部)
17A,17B,17C バックアップ端子
18A,18B,18C スイッチ素子
19A,19B,19C ダイオード(一方向導通素子)
31 電力供給線(接続手段)

Claims (4)

  1. 入力電圧を所望の出力電圧に変換して外部に供給する主電源部と、
    この主電源部を制御する制御部と、
    前記制御部に動作電圧を供給する補助電源部とを備え、
    前記制御部は、前記主電源部の動作状態を監視する監視部を備えた電源装置において、
    前記補助電源部からの動作電圧ラインに接続され、他の電源装置との間で電力の供給および受給を可能にするバックアップ端子を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 前記バックアップ端子に至る前記動作電圧ラインに、スイッチ素子と、前記他の電源装置への電力供給を可能にする一方向導通素子との並列回路を挿入接続し、
    前記監視部は、前記主電源部の監視結果により、前記動作電圧の低下が前記補助電源部の異常によるものと判断した場合に、前記スイッチ素子をオフからオンに切り換えさせるものであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記監視部による前記主電源部の監視結果を外部に送出する通信部をさらに備え、
    前記監視部は、前記スイッチ素子をオフからオンに切り換えた後に、前記通信部を経由して前記主電源部の監視結果が外部に送出されると、前記スイッチ素子をオンからオフに切り換えるものであることを特徴とする請求項2記載の電源装置。
  4. 前記請求項1〜請求項3の電源装置を複数配設し、
    各電源装置の前記バックアップ端子どうしを接続手段で接続したことを特徴とする電源システム。
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