JP2008245030A - 増幅装置及び増幅装置における電力供給方法 - Google Patents

増幅装置及び増幅装置における電力供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 VHF帯のTV信号が完全停波した場合にはVHF増幅回路に対して無駄な電力を送り続けることを地上においての操作で中止できる増幅装置を提供しようとする。
【解決手段】 高所に設置された増幅部において、正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、一方の極性の電力をVHF増幅回路に供給し、残る極性の電力をUHF増幅回路に供給し、地上における電源部では、高所における上記VHF増幅回路を休止状態にする場合には、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして上記UHF増幅回路の動作を続行させた状態でVHF増幅回路を休止状態にする
【選択図】 図4

Description

本発明は、TV信号を増幅する増幅装置に関し、詳しくはVHF信号、UHF信号等のTV信号を高所に設けられた増幅部で増幅し、地上に設置されるテレビ受像機に向けてTV信号を送るようにすると共に、地上から高所に設置した増幅部に向けて電力を送るようにした増幅装置及び増幅装置における電力供給方法に関する。
従来より、VHF信号、UHF信号等のTV信号を高所に設けられた増幅部で増幅し、地上に設置されるテレビ受像機に向けてTV信号を送るようにすると共に、地上から高所に設置した増幅部に向けて電力を送るようにした増幅装置は広く知られている。例えばこの種の装置においては特許文献1に示されるものがある。
上記特許文献1に開示されている増幅装置において、増幅部は、高所に配設されている。そして、入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路と、入力側がBS・CSアンテナに連なるBS・CS信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているBS・CS増幅回路とを備える増幅部を備える。
しかも、その高所に配設されている増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の出力端子と受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにしている。
さらに、地上においては、電源部を備え、交流電源の電力を、技術常識に基づき所定低電圧の電力に変えて上記伝送線に重畳させて高所に配置させている上記増幅部に送出するようにしてある。
上記のように増幅部を高所に配置すると、アンテナと増幅部の距離を近くできるためアンテナから入力される微弱なTV信号を至近距離において増幅し、良質のTV信号を受像機に向けて送出することのできる利点がある。
特開2004−201254公報
このような構成の増幅装置では、将来VHF帯のTV放送が終了し、VHF帯のTV信号が完全停波した場合においても、上記VHF増幅回路に対して地上から電力を送り続けることになり、VHF増幅回路において無駄な電力は消費され続けることになる問題点がある。
しかも上記のVHF帯のTV信号が完全停波した場合において、仮に、VHF増幅回路の電力供給を中止しようとしても、UHF増幅回路には電力を送り続けなければならないので、VHF増幅回路の電力供給のみを中止することのできない悩みがある。
最後の手段として、高所に配設されている増幅部のケースを開いてVHF増幅回路の電力供給点を切断することも考えられるが、高所、例えば屋根上に上がって切断作業をすることは、素人には危険を伴い、実用的でない。
更に将来、例えば2011年にVHF帯のTV放送が終了し、VHF帯のTV信号が完全停波すると同時期に、現在のUHF帯における地上アナログ放送と地上デジタル放送が利用している周波数帯域(470〜770MHz:図2(A)参照)において、地上アナログ放送が完全停波し、それを原因として、現在利用されているUHF帯における470〜770MHzの内、図2(B)に示される710〜770MHzの周波数帯が、他のサービスに割当てられた場合、上記地上デジタル放送の受信に新たな障害が発生する問題点がある。
このような地上デジタル放送の受信に生ずる障害の除去に関しては専門家の助けを必要とし、余分な出費が必要となる問題点がある。
本件出願の目的は、将来VHF帯のTV放送が終了し、VHF帯のTV信号が完全停波した場合にはVHF増幅回路に対して無駄な電力を送り続けることを中止できる増幅装置を提供しようとするものである。
他の目的は、VHF増幅回路に対して無駄な電力を送り続けることを中止する操作が地上においてすることのできる増幅装置を提供しようとするものである。
他の目的は、現在のUHF帯における地上アナログ放送が完全停波し、地上デジタル放送が残された場合においても、地上デジタル放送の受信に新たな障害が生じないような手段を地上において施すことのできるようにもできる増幅装置を提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本発明の増幅装置における電力供給方法は、入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路とを備える増幅部は、高所に配設されていて、増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子と地上における受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにし、一方、地上においては電源部を備え、上記高所に備えさせている増幅部において必要とする電力の供給は、上記伝送線に重畳させて送出して、上記VHF増幅回路と、UHF増幅回路とを夫々作動させるようにしている増幅装置における電力供給方法において、上記地上に備えさせる電源部には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせ、上記電源部の整流回路から出力された電力は、上記増幅部において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路に供給し、残る他方の極性の電力をUHF増幅回路に供給して、上記VHF増幅回路とUHF増幅回路とを夫々作動させ、上記電源部においては、上記高所に配設されているUHF増幅回路の動作を続行させた状態で、上記高所における上記VHF増幅回路を休止状態にする場合には、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして上記UHF増幅回路の動作を続行させた状態でVHF増幅回路を休止状態にする
ものである。
また好ましくは、入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路とを備える増幅部は、高所に配設されていて、増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子と地上における受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにし、一方、地上においては電源部を備え、上記高所に備えさせている増幅部において必要とする電力の供給は、上記伝送線に重畳させて送出して、上記VHF増幅回路と、UHF増幅回路とに供給するようにしている増幅装置における電力供給方法において、上記UHF信号入力端子とUHF増幅回路との間には、UHF帯域通過回路と、特定帯域低減回路とを選択利用可能に介在させると共に、それらの両回路は、VHF増幅回路に半波の電力を供給している状態では、上記UHF帯域通過回路が選択され、VHF増幅回路に半波の電力を供給していない状態では、特定帯域低減回路が選択されるようにしておき、一方、上記地上に備えさせる電源部には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせ、上記電源部の整流回路から出力された電力は、上記増幅部において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路に供給し、残る他方の極性の電力をUHF増幅回路に供給して、上記VHF増幅回路とUHF増幅回路とを夫々作動させ、上記電源部において、上記高所に配設されているUHF増幅回路の動作を続行させた状態で上記高所における上記VHF増幅回路を休止状態にする場合には、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして上記UHF増幅回路の動作を続行させた状態でVHF増幅回路を休止状態にすると共に、VHF増幅回路に半波の電力を供給しないようにすることにより、上記UHF信号入力端子とUHF増幅回路との間に上記特定帯域低減回路を介在させるようにするものであればよい。
また好ましくは、入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路とを備える増幅部であって、
その増幅部は高所に配設されていて、増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子と地上における受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにしてあり、一方、地上においては電源部を備え、上記高所に備えさせている増幅部において必要とする電力は上記伝送線に重畳させて送出し、上記VHF増幅回路と、UHF増幅回路とを夫々作動させるようにしている増幅装置において、上記地上に備えさせる電源部には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせ、上記電源部の整流回路から出力された電力は、上記増幅部において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路に供給し、残る他方の極性の電力をUHF増幅回路に供給して、上記VHF増幅回路とUHF増幅回路とを夫々作動させるようにし、更に上記電源部においては、上記整流回路におけるVHF増幅回路に供給される極性の側の回路に回路遮断手段を介設し、上記地上における回路遮断手段で該回路を切断することにより、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして高所における上記VHF増幅回路を休止状態にできるようにした増幅装置であればよい。
また好ましくは、入力側がVHFアンテナ3に連なるVHF信号入力端子3aに接続され、出力側が出力端子11に接続されていているVHF増幅回路25と、
入力側がUHFアンテナ4に連なるUHF信号入力端子4aに接続され、出力側が上記出力端子11に接続されているUHF増幅回路35とを備える増幅部9であって、
その増幅部9は高所に配設されていて、増幅部9から地上に配置される受像機17に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子11と地上における受像機17との間に備えさせる伝送線12を通して伝達するようにしてあり、
一方、地上においては電源部16を備え、上記高所に備えさせている増幅部9において必要とする電力は上記伝送線12に重畳させて送出し、
上記VHF増幅回路25と、UHF増幅回路35とを夫々作動させるようにしている上記UHF信号入力端子4aとUHF増幅回路35との間には、UHF帯域通過回路38と、特定帯域低減回路39と、それらの両回路を選択利用可能に切り替える為の切替手段37とを備えている選択手段32を介在させ、上記切替手段37は、VHF増幅回路25に供給される極性と同じ半波の電力が供給されている状態では、UHF帯域通過回路38を利用可能に選択し、上記半波の電力が供給されない状態では、特定帯域低減回路39が選択利用されるように構成してあり、一方、上記地上に備えさせる電源部16には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路53、54を備えさせ、
上記電源部の整流回路から出力された電力は、
上記増幅部9において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路25に供給し、
残る他方の極性の電力をUHF増幅回路35に供給して、
上記VHF増幅回路25とUHF増幅回路35とを夫々作動させるようにし、
更に上記電源部16においては、上記整流回路におけるVHF増幅回路25に供給される極性の側の回路に回路遮断手段56を介設し、
上記地上における回路遮断手段56で該回路を切断することにより、VHF増幅回路25に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部9に送出させないようにして高所における上記VHF増幅回路25を休止状態にできるようにすると共に、上記UHF信号入力端子とUHF増幅回路35との間に特定帯域低減回路39が介在されるように構成したものであればよい。
以上のように本発明は、地上において電源部の整流回路から出力される電力の内、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を送出させないようにするだけの操作で、高所に存在するVHFの増幅回路の電源を遮断できる特長があり、UHF増幅回路を損傷させることなくVHFの増幅回路に対する無駄な電力を節減させる上に大きな効果がある。
その上、高所に存在するVHFの増幅回路の電源を遮断する場合、地上において作業することができるので、その操作は極めて安全に行うことのできる作業上の効果もある。
さらに将来VHF帯のTV放送が終了し、VHF帯のTV信号が完全停波すると同時に、現在のUHF帯における地上アナログ放送と地上デジタル放送が利用している周波数帯域において、地上アナログ放送が完全停波し、それを原因として、現在利用されているUHF帯における710〜770MHzの周波数帯が、他のサービスに割当てられた場合でも、上記地上デジタル放送の受信に対する新たな障害は、地上における操作でもって、予め除去しておくことのできる効果もある。
以下本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、家屋と、家屋における高所に配置された複数種のアンテナ及びアンテナと増幅部との位置関係の概念図。図2はUHF帯における地上アナログ放送と地上デジタル放送が利用している周波数帯域と、将来地上デジタル放送の受信に用いられる周波数帯域との比較図、図3はVHF帯のTV信号とUHF帯のTV信号との受信回路と、それらの回路に対する電力の供給回路を説明する為の回路図、図4はVHF帯のTV信号とUHF帯のTV信号とBS/CS帯の受信回路と、それらの回路に対する電力の供給回路を説明する為の回路図、図5は、図3、図4に示される選択手段とは異なる回路構成の例を示す選択手段の回路図である。
なお上記図に表れる技術的事項においては、電源部16,選択手段32、負極性、正極性通過回路素子46、47係わる構成についての以下の説明に於て加えられる新規な技術的事項(部材構成、組合せ、機能等)の説明に係わる事項は別論として、他の技術的事項は特許文献1に開示される等して、当業者間においては広く知られているので、その点に関する公知の技術的事項についての説明は重複するので、この明細書においては重複する説明を一部省略する。
図1において、1は建造物として例示する家屋の外形を示し、2は、家屋1の屋根の上に樹立させた支柱を示す。3、4、5、8、9は、高所に配設された周知のVHFアンテナ、UHFアンテナ、BS・CSアンテナ、増幅部9を内蔵するケース、増幅部等を示す。3a、4a、5a、11、12は、増幅部9のVHF入力端子、UHF入力端子、BS・CS入力端子、出力端子、伝送線(同軸ケーブル)等を示す。家屋1の内の15、16、17、20、21は夫々周知の分配器、電源部(電源供給装置)、テレビ受像機、テレビ端子、電源出力端子を示し、18、18aは同軸ケーブルを示す。
なお家屋1の内の同軸ケーブル18、12は、図3、4からも明らかなように電源部16から高所における増幅部9において必要とする電力を重畳させて送出するのに用いる。
次に上記増幅部9は、例えば図3、4から明らかなように入力側がVHFアンテナ3に連なるVHF信号入力端子3aに接続され、出力側が出力端子11に接続されていているVHF増幅回路25と、入力側がUHFアンテナ4に連なるUHF信号入力端子4aに接続され、出力側が上記出力端子11に接続されているUHF増幅回路35を備える。更には図4のように、入力側がBS・CSアンテナに連なるBS・CS信号入力端子5aに接続され、出力側が上記出力端子11に接続されているBS・CS増幅回路42とを備える。
この増幅部9は、建造物の高所に配設されていて、増幅部9から地上に配置される受像機17に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子11と地上における受像機17との間に備えさせる伝送線12を通して伝達するようにしてある。
一方、地上においては電源部16を備え、上記高所に備えさせている増幅部9において必要とする電力は、上記伝送線12に重畳させて送出し、図示のように接続されて上記VHF増幅回路25と、UHF増幅回路35と、BS・CS増幅回路42とを夫々作動させるようにしてある。
なお上記VHF信号入力端子3aと出力端子11との間に接続されているVHF増幅回路25と、上記UHF信号入力端子4aと出力端子11との間に接続されているUHF増幅回路35との夫々前後に配置する回路としては周知のように種々な要求に対応して好みの回路を備えさせればよい。図3、4においては次のような簡易な回路を例示した。図3、4において26、27、28は周知のVHF帯通過フィルタと、VHF・UHF帯通過フィルタと、電源分離フィルタの存在を示し、また31、36は、ハイパスフィルタ、UHF帯通過フィルタ等の存在を示した。46、47は、電源分離フィルタ28に接続28aされている負極性電力通過回路素子と正極性電力通過回路素子47を示す。この外に夫々必要に応じて図示外の周知の回路要素を含めて回路構成を行うと良い。
以上のように構成すると、VHFアンテナ3に連なるVHF信号入力端子3aから上記出力端子11に適正なVHF信号を、UHFアンテナ4に連なるUHF信号入力端子4aから上記出力端子11に適正なUHF信号を夫々出力でき、地上の受像機17に適正な信号を届けることができるようにしてある。
また上記BS・CS信号入力端子5aと出力端子11との間に接続されているBS・CS増幅回路42の前後に配置する回路としては周知のように種々な回路が知られているので種々な要求に対応して好みの回路を備えさせればよい。図4においては、BSアンテナに向けて電力を供給する為の電源分離フィルタ40、定電圧回路45、正極性電力通過回路素子47、中間周波数帯通過フィルタ(1032〜2602MHz)41、ハイパスフィルタ(BS・CS信号通過用)43等を図示のように例示した。図4のように、さらには公知の回路要素を加えることによって回路構成することによってBS・CSアンテナで受信したテレビ信号は、端子5aから入り、増幅されて出力端子11に至り、地上の受像機17に適正な信号を届けることができる。
次に、上記UHF信号入力端子4aとUHF増幅回路35との間には、図3、4、5から明らかなようにUHF帯域通過回路38と、特定帯域低減回路39と、それらの両回路を選択利用可能に切り替える為の切替手段37とを備えている選択手段32が介在させてある。
上記切替手段37は、VHF増幅回路25に供給される極性と同じ半波の電力が供給されている状態では、UHF帯域通過回路38を利用可能に選択し、上記半波の電力が供給されない状態では、特定帯域低減回路39が選択利用されるように構成してある。
上記UHF帯域通過回路38は、UHF信号入力端子4aに連なる入力端33と、UHF増幅回路35に連なる出力端34との間に介在させるもので、切替スイッチ37b を閉じた状態(実線)で用いるものである。
上記特定帯域低減回路39は、図2(B)に表れている地上デジタル放送帯(470~710MHz)の右側に表示した帯域、即ち、図2(A)のアナログ放送終了後に他へ転用されるであろうところの帯域に入来することが予想される妨害波を低減させるためのバンドストップ用のフィルタの存在を示し、例えばバンドエリミネータフィルタ、トラップ回路など任意の回路が用いられる。
この特定帯域低減回路39はUHF信号入力端子4aに連なる入力端33と、UHF増幅回路35に連なる出力端34との間に介在させるもので、切替スイッチ37b を波線で表示した側(図3、4において下側)に切り替えて閉じた状態で用いるものである。すると当然のことながら、UHF増幅回路35に入力される上記妨害波は低減され、UHF増幅回路35は望ましい動作状態になる。
図3、4に示される上記切替手段37は、例えば説明を簡便にするためにリレー回路を用いた例を示す。コイル37a は、アース37cと電源端子(負極)37e との間に接続されている。電源端子(負極)37eは VHF増幅回路25に供給される極性と同じ半波の電力が供給される状態となるように負極性通過回路素子46に接続されている。従ってVHF増幅回路25に半波の電力(例えば電圧が−15v)が供給されている状態では、切替スイッチ37bは実線の位置で閉じた状態となり、UHF帯域通過回路38を利用可能に選択される。上記半波の電力、例えば電圧が−15vの電力が供給されない状態では、切替スイッチ37bは破線の位置で閉じた状態となり、特定帯域低減回路39が選択利用されることになる。
次に地上に備えさせる電源部16には、ACプラグ50を通して受け取る交流電源(商用周波数)の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせる。
上記電源部の整流回路(負極性素子53と正極性素子54とからなり、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とを選別する回路)から出力された電力は、上記増幅部9において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力、例えば負極性の半波の電力(正極性の半波の電力でも良い)を上記VHF増幅回路25に供給し、残る他方の極性の電力、例えば正極性の半波の電力(負極性の半波の電力でも良い)をUHF増幅回路35に供給して、上記VHF増幅回路25とUHF増幅回路35とを夫々作動させるようにしてある。
図3、4、図6に示される電源部16の個々の部材は広く知られているものであって、16aは任意の硬質材料例えばプラスチック材で形成されたケース本体、16bは凹状に形成されたケースの端子収容室16cを覆う為の開閉自在のケースの蓋、21は電源出力端子(テレビ信号受入端子)、22は電源分離フィルタ、23はテレビ端子、51は電圧降下用のトランス、52は中性点(アース)、53は整流器における負極性素子、54は整流器における正極性素子を夫々示す。
次に、上記電源部16においては、図3、4、図6(A)(B)に示されるように上記整流回路におけるVHF増幅回路25に供給される極性の側の回路(例えば負極性素子53の側の回路)に回路遮断手段56を介設する。この回路遮断手段56は、必要な時点で電流が遮断されればよいので、例えば図3、4、図6(A)に示されるように汎用の入り切り可能なスイッチで構成しても良いし、図6(B)に示されているように手近な工具で切断可能な細い電線56aであっても良い。
上記構成のものについて動作を説明する。
ACプラグ50から入来する商用電源は、トランス51で低圧となり、整流器における正極性素子54と負極性素子53にて夫々半波に整流され、その電力は、中性点(アース)52に対して任意の電圧、例えば+15Vと、−15Vの電力となり、図3、4に示される回路の接続状態から明らかなように増幅部9における対応する正極性通過回路素子47と、負極性通過回路素子46とを夫々経由して電圧が+15Vの電力はUHF増幅回路35、BS・CSの増幅回路42等に給電される。また電圧が−15Vの電力はVHF増幅回路25、選択手段32の電源端子(負極)37eに供給され、VHF増幅回路25を作動させると共に選択手段32におけるリレー37a、切替スイッチ37bを作動させて、図3、4に示されるように、UHF信号入力端子4aとUHF増幅回路35との間に、UHF帯域通過回路38を介在させる。
この状態では、VHFアンテナ3、UHFアンテナ4、BS・CSアンテナ5から増幅部9の夫々のアンテナに係わる入力端子3a、4a、5aに対して対応するテレビ信号が入力される。増幅部9においては図3、4に示されるような構成であるから、入力端子3aからのテレビ信号はVHF増幅回路25で増幅され出力端子11を、また入力端子4aからのテレビ信号はUHF増幅回路35で増幅され出力端子11を、また入力端子5aからのテレビ信号はBS増幅回路42で増幅され出力端子11を夫々経由してテレビ受像機17に適正なテレビ信号を夫々送る。
このような受信状態において、例えば2011年にVHF帯のTV放送が終了すると同時に、UHF帯における地上アナログ放送が完全停波した場合には、上記電源部16における回路遮断手段56を切断する。すると、負極性素子53及び負極性通過回路素子46に係わる半波の電力は遮断され、高所におけるVHF増幅回路25は休止状態となり、これに対する電力の供給は終了する。よって以後の電力消費は生じない。
また同時に、選択手段32におけるリレー37aに対する電力供給も終了し、切替スイッチ37bを作動させて、図3、4に破線で示すように、UHF信号入力端子4aとUHF増幅回路35との間に、特定帯域低減回路39を介在させる。これによりUHF信号入力端子4aから入来する信号の内、前述のように妨害波となる恐れのある帯域を低減(除去)させる。
次に、図3及び図4の選択手段32は、切替手段において簡便のためにリレー37に係わる構成を用いた例を示すものであるが、この点においてダイオード(スイッチ)37g 、37h と、トランジスタ30を用いて切替手段37を構成した点において異なる例を示す図5について説明する。
図5に示される選択手段32は、上記地上の電源部16において、上記高所に配設されているUHF増幅回路35の前段にUHF帯域通過回路38を介在させた状態で動作を続行させ、その状態で上記高所における上記VHF増幅回路25を休止状態にする場合に、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして上記UHF増幅回路の動作を続行させた状態でVHF増幅回路を休止状態にすると共に、VHF増幅回路に半波の電力を供給しないようにすることにより、上記UHF信号入力端子4aとUHF増幅回路35との間に特定帯域低減回路39を選択的に介在させるようにする為のものである。
なお説明にあたり、図5において前述の図1〜図4及び図6のものと機能、性質又は特徴等が同一又は均等構成と考えられる部分には、前述の図1〜図4及び図6のものと同一の符号を付して重複する説明を省略する。
切替手段37は、図4に示す場合と同様にUHF帯域通過回路38と、特定帯域低減回路39を備える。
上記切替手段37は、VHF増幅回路25に供給される極性と同じ半波の電力が電源端子(負極)37eに供給されている状態では、UHF帯域通過回路38を利用可能に選択し、上記半波の電力が供給されない状態では、特定帯域低減回路39が選択利用されるように構成してある。
図5において37f は正極性通過回路素子47に接続されている電源端子(正極)を示し、37cはアースを示す。60、61、62、63は、周知の回路要素を示し、高周波通過・直流阻止型コンデンサー、高周波阻止・直流通過型コイル、バイアス用抵抗、干渉防止用の抵抗を夫々示す。
37g は、電源端子37eに負極の電圧が印加されて通電状態にある場合は高周波を通過させ、電圧の印加が無くなった場合は高周波を通過させない性質のPINダイオード(スイッチ)を示し、
37h は、電源端子37f(正極性通過回路素子47に接続されている)に正極の電圧(+15V)が印加され、しかもスイッチ機能を有するトランジスタ30が通電状態にあるという条件の場合は高周波を通過させ、トランジスタ30のスイッチ機能が遮断状態になった場合は高周波を通過させない性質のPINダイオード(スイッチ)を示す。
図5に示されるトランジスタ30は、周知のスイッチ機能を有するものであればよい。例えば図示のものは、NPN形のシリコントランジスタで構成されており、ベース30bとエミッタ30eとの間の電圧が0.6V~0.7V近辺以上に上昇するか、又は0.6V~0.7V近辺以下に降下するかによってコレクタ30cの電流が流れたり(ON)、流れなかったり(OFF)するスイッチ機能を利用するものである。
次に上記図5の選択手段32において、UHF帯域通過回路38が選択利用される場合について説明する。
電源端子(負極)37eにVHF増幅回路25に供給される負極性と同じ半波の電圧が掛かっている場合は、アース37cと電源端子(負極)37eの間に電流が流れる。従って、
入力端33からのUHFの高周波信号はコンデンサー60、ダイオード37g、コンデンサー60を経由して、即ち、UHF帯域通過回路38を通過してUHF増幅回路35に至る。
この場合、電源端子37fには+15Vの電圧が加わっており、電源端子(負極)37eには−15Vの電圧が加わっているので、トランジスタ30のベース30bに連なる干渉防止用の抵抗63とバイアス用抵抗62の値を対応選定することにより、干渉防止用抵抗63とバイアス用抵抗62の間には、実質的な電圧は生じない(少なくともベース30bとエミッタ30eとの間の電圧を0.6V近辺以下にすることが出来る)。従って、トランジスタ30はOFF状態となり、ダイオード(スイッチ)37h、37hに電流を流すことはなく、入力端33からのUHFの高周波信号は、特定帯域低減回路39には流れない。
次に上記図5の選択手段32において、特定帯域低減回路39が選択利用される場合について説明する。
電源端子(負極)37eにおいて、VHF増幅回路25に供給される負極性と同じ半波の電圧が遮断された場合は、アース37cと電源端子(負極)37eの間にあるダイオード37gには電流は流れない。従って、入力端33からのUHFの高周波信号はダイオード37gで遮断される。
一方、VHF増幅回路25に供給される負極性の電力(電圧)が無くなると、電源端子(負極)37eには負極性の電圧が無くなる。従って、前述のようにトランジスタ30のベース30bに連なる干渉防止用の抵抗63とバイアス用抵抗62の値を対応選定しておくことにより、干渉防止用抵抗63とバイアス用抵抗62の間の電圧を実質的に高めることができる。少なくともベース30bとエミッタ30eとの間の電圧を0.7V近辺以上にすることが出来るので、トランジスタ30をONの状態にし、端子37fとアース37cとの間、即ち、コイル61、ダイオード37h、コイル61、トランジスタ30、コイル61、ダイオード37h、コイル61を通電状態にする。
その結果、入力端33からのUHFの高周波信号は、コンデンサー60、ダイオード37h、コンデンサー60、特定帯域低減回路39、コンデンサー60、ダイオード37h、コンデンサー60を経由して、即ち、特定帯域低減回路39を通過してUHF増幅回路35に至る。
は、家屋と、家屋における高所に配置された複数種のアンテナ及びアンテナと増幅部との位置関係を概念図。 はUHF帯における地上アナログ放送と地上デジタル放送が利用している周波数帯域と、将来地上デジタル放送の受信に用いられる周波数帯域との比較図、 はVHF帯のTV信号とUHF帯のTV信号との受信回路と、それらの回路に対する電力の供給回路を説明する為の回路図、 はVHF帯のTV信号とUHF帯のTV信号とBS/CS帯の受信回路と、それらの回路に対する電力の供給回路を説明する為の回路図、 は、図3に示される選択手段とは異なる回路構成の例を示す選択手段の回路図である。 (A)と(B)は共に電源部のケースと回路遮断手段56の関係を説明する為の斜視図。
符号の説明
1・・・建造、2・・・支柱、3・・・VHFアンテナ、3a・・・VHF入力端子、4・・・UHFアンテナ、4a・・・UHF入力端子、5・・・BS・CSアンテナ、5a・・・BS・CS入力端子、8・・・ケース、9・・・増幅装置、11・・・出力端子、12・・・伝送線(同軸ケーブル)、15・・・分配器、16・・・電源部(電源供給装置)、16aはケース本体、16bはケースの蓋、16cはケースの端子収容室、17・・・テレビ受像機、18、18a、・・・同軸ケーブル、20・・・テレビ端子、21・・・電源出力端子、22・・・電源分離フィルタ、23・・・テレビ端子、25・・・VHFの増幅回路、26・・・VHF帯通過フィルタ、27・・・VHF・UHF帯通過フィルタ、28・・・電源分離フィルタ、30・・・トランジスタ、31・・・ハイパスフィルタ、
32・・・選択手段、33・・・入力端、34・・・出力端、35・・・UHFの増幅回路、36・・・UHF帯通過フィルタ、37・・・切替手段(リレー)、37a・・・コイル、37b・・・切替スイッチ(実線)、37c・・・アース、37d・・・切替後のスイッチ(破線)、37e・・・電源端子(負極)、37f・・・電源端子(正極)、37g・・・ダイオード(スイッチ)、37h・・・ダイオード(スイッチ)、38・・・UHF帯域通過回路、39・・・特定帯域低減回路、40・・・電源分離フィルタ、41・・・中間周波数帯通過フィルタ(1032〜2602MHz)42・・・BS・CSの増幅回路、43・・ハイパスフィルタ、45・・・定電圧回路、46・・・負極性通過回路素子、47・・・正極性通過回路素子、50・・・ACプラグ、51・・・トランス、52・・・中性点(アース)、53・・・整流器における負極性素子、54・・・整流器における正極性素子、56・・・回路遮断手段、60・・・高周波通過・直流阻止型コンデンサー、61・・・高周波阻止・直流通過型コイル、62・・・バイアス用抵抗、63・・・干渉防止用の抵抗。

Claims (4)

  1. 入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、
    入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路とを備える増幅部は、高所に配設されていて、増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子と地上における受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにし、
    一方、地上においては電源部を備え、上記高所に備えさせている増幅部において必要とする電力の供給は、上記伝送線に重畳させて送出して、上記VHF増幅回路と、UHF増幅回路とを夫々作動させるようにしている増幅装置における電力供給方法において、
    上記地上に備えさせる電源部には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせ、
    上記電源部の整流回路から出力された電力は、上記増幅部において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路に供給し、残る他方の極性の電力をUHF増幅回路に供給して、上記VHF増幅回路とUHF増幅回路とを夫々作動させ、
    上記電源部においては、上記高所に配設されているUHF増幅回路の動作を続行させた状態で、上記高所における上記VHF増幅回路を休止状態にする場合には、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして上記UHF増幅回路の動作を続行させた状態でVHF増幅回路を休止状態にすることを特徴とする増幅装置における電力供給方法。
  2. 入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、
    入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路とを備える増幅部は、高所に配設されていて、増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子と地上における受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにし、
    一方、地上においては電源部を備え、上記高所に備えさせている増幅部において必要とする電力の供給は、上記伝送線に重畳させて送出して、上記VHF増幅回路と、UHF増幅回路とに供給するようにしている増幅装置における電力供給方法において、
    上記UHF信号入力端子とUHF増幅回路との間には、UHF帯域通過回路と、特定帯域低減回路とを選択利用可能に介在させると共に、
    それらの両回路は、VHF増幅回路に半波の電力を供給している状態では、上記UHF帯域通過回路が選択され、VHF増幅回路に半波の電力を供給していない状態では、特定帯域低減回路が選択されるようにしておき、
    一方、上記地上に備えさせる電源部には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせ、
    上記電源部の整流回路から出力された電力は、上記増幅部において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路に供給し、残る他方の極性の電力をUHF増幅回路に供給して、上記VHF増幅回路とUHF増幅回路とを夫々作動させ、
    上記電源部において、上記高所に配設されているUHF増幅回路の動作を続行させた状態で上記高所における上記VHF増幅回路を休止状態にする場合には、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして上記UHF増幅回路の動作を続行させた状態でVHF増幅回路を休止状態にすると共に、VHF増幅回路に半波の電力を供給しないようにすることにより、上記UHF信号入力端子とUHF増幅回路との間に上記特定帯域低減回路を介在させるようにしたことを特徴とする増幅装置における電力供給方法。
  3. 入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、
    入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路とを備える増幅部であって、
    その増幅部は高所に配設されていて、増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子と地上における受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにしてあり、
    一方、地上においては電源部を備え、上記高所に備えさせている増幅部において必要とする電力は上記伝送線に重畳させて送出し、上記VHF増幅回路と、UHF増幅回路とを夫々作動させるようにしている増幅装置において、
    上記地上に備えさせる電源部には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせ、
    上記電源部の整流回路から出力された電力は、上記増幅部において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路に供給し、残る他方の極性の電力をUHF増幅回路に供給して、上記VHF増幅回路とUHF増幅回路とを夫々作動させるようにし、
    更に上記電源部においては、上記整流回路におけるVHF増幅回路に供給される極性の側の回路に回路遮断手段を介設し、上記地上における回路遮断手段で該回路を切断することにより、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして高所における上記VHF増幅回路を休止状態にできるようにしてあることを特徴とする増幅装置。
  4. 入力側がVHFアンテナに連なるVHF信号入力端子に接続され、出力側が出力端子に接続されていているVHF増幅回路と、
    入力側がUHFアンテナに連なるUHF信号入力端子に接続され、出力側が上記出力端子に接続されているUHF増幅回路とを備える増幅部であって、その増幅部は高所に配設されていて、増幅部から地上に配置される受像機に向けての信号は、上記の高所に配設されている出力端子と地上における受像機との間に備えさせる伝送線を通して伝達するようにしてあり、
    一方、地上においては電源部を備え、上記高所に備えさせている増幅部において必要とする電力は上記伝送線に重畳させて送出し、上記VHF増幅回路と、UHF増幅回路とを夫々作動させるようにしている増幅装置において、
    上記UHF信号入力端子とUHF増幅回路との間には、UHF帯域通過回路と、特定帯域低減回路と、それらの両回路を選択利用可能に切り替える為の切替手段とを備えている選択手段を介在させ、
    上記切替手段は、VHF増幅回路に供給される極性と同じ半波の電力が供給されている状態では、UHF帯域通過回路を利用可能に選択し、上記半波の電力が供給されない状態では、特定帯域低減回路が選択利用されるように構成してあり、
    一方、上記地上に備えさせる電源部には、交流電源の電力を、正極性の半波の電力と負極性の半波の電力とに選別する為の整流回路を備えさせ、
    上記電源部の整流回路から出力された電力は、上記増幅部において、上記正極性の半波の電力と、負極性の半波の電力の内、何れか一方の極性の電力を、上記VHF増幅回路に供給し、残る他方の極性の電力をUHF増幅回路に供給して、
    上記VHF増幅回路とUHF増幅回路とを夫々作動させるようにし、
    更に上記電源部においては、上記整流回路におけるVHF増幅回路に供給される極性の側の回路に回路遮断手段を介設し、上記地上における回路遮断手段で該回路を切断することにより、VHF増幅回路に供給される極性の半波の電力を、上記高所に配設されている増幅部に送出させないようにして高所における上記VHF増幅回路を休止状態にできるようにすると共に、上記UHF信号入力端子とUHF増幅回路との間に特定帯域低減回路が介在されるように構成してあることを特徴とする増幅装置。
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