JP2008244664A - 光線路監視方法、光線路監視システム、および光線路監視装置とそのプログラム - Google Patents

光線路監視方法、光線路監視システム、および光線路監視装置とそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信サービスの提供中であっても光線路を高精度で監視することの可能な光線路監視方法、光線路監視システム、および光線路監視装置とそのプログラムを低コストで提供すること。
【解決手段】監視対象の光ファイバ7における、測定光9の送信パワーIo(λ)に対する正常時の受信パワーP(λ)、異常時の受信パワーP(λ)、および、戻り光パワーS(λ,Δxi)を測定し、正常時の受信パワーと異常時の受信パワーとの比から、式(3)により異常区間における異常損失係数A(Δxi)を求める。このA(Δxi)(但し、i=1,2,…,n)を式(6),(7)に代入して戻り光パワーS’(λ,Δxi)がその測定値S(λ,Δxi)に最も近くなるΔxiを求めることにより、異常発生区間を推定する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、光ファイバなどの光線路を監視する技術に関する。
光伝送システムの伝達媒体(以下、光線路と称する)を監視するには、大きく2つの方法が知られている。1つには光パルス試験器を用いて光線路の損失分布を測定する方法であり、2つには、光源と光パワーメータを用いて光線路全般の損失を測定しその結果から光線路の良否を判断するというものである。
いずれの方法においても、インサービス試験の実施のためには通信波長とは異なる監視波長(光源)を用意し、多数の光フィルタを光線路の全区間に配置して、サービス信号と監視信号との相互の品質を劣化させないように配慮する必要がある。つまり、伝送装置の送受信端には監視光遮断用の光フィルタを、光パルス試験器側や光パワーメータ側には通信光遮断用の光フィルタを設置する必要があるので、監視にかかるコストの増加が避けられないという問題がある。また2つ目の方法では光線路の曲がりなどの異常位置を特定することができないので、光ファイバの監視の精度に欠けるという問題もある。
さらに、近年の高パワー伝送システムでは1本の光ファイバに通光させるパワーが1Wにも達するので、光フィルタの経年劣化などによりファイバ同士に隙間を生じるとファイバヒューズを引き起こす虞がある(非特許文献1を参照)。特に、誘電体多層膜フィルタのような光ファイバに溝を切って埋め込むタイプのフィルタでは、注意を要する。このような事情から光フィルタを設置することができず、インサービス監視そのものを実行できないことを余儀なくされる。
電子情報通信学会論文誌巻:J86−C号、3頁、252−261「単一モード光ファイバにおけるファイバヒューズ発生機構の検討」
以上のように既存の光線路監視方法では、インサービスでの実施にあたり所要の光学特性を持つ光フィルタや監視用光源を備える必要があるので、監視設備のコストが大きくなる。また高パワーの伝送システムにおいは設備の信頼性の問題から、インサービス監視すら行なわれていない。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、通信サービスの提供中であっても光線路を高精度で監視することの可能な光線路監視方法、光線路監視システム、および光線路監視装置とそのプログラムを低コストで提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、光線路の送信端と受信端との間の異常の発生箇所を特定する光線路監視方法において、前記光線路への入射光の前記送信端における送信パワーIoを計測するステップと、前記入射光の前記受信端における受信パワーPを計測するステップと、前記入射光の戻り光の前記送信端における戻り光パワーを計測して前記戻り光パワーの計測値Sを得る計測ステップと、前記光線路を複数の区間に区分したとき、各区間ごとに個別に求められる前記送信端における戻り光パワーの総区間にわたる総和を戻り光パワーの理論値S’として算出する算出ステップと、前記計測ステップにおいて計測された前記戻り光パワーの計測値Sと、前記算出ステップにおいて算出された前記戻り光パワーの理論値S’とを比較して、前記計測値Sに最も近い理論値S’を与える区間を前記異常の発生箇所として特定する特定ステップとを具備することを特徴とする光線路監視方法が提供される。
特に前記算出ステップでは、前記送信端から前記異常の発生箇所を含む区間に隣接する区間までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けない入射光から生じて前記異常による減衰を受けずに前記送信端に回帰すると仮定し、前記異常の発生箇所を含みこの発生箇所を含む区間から前記受信端までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けた入射光から生じて前記異常による減衰を再び受けて前記送信端に回帰すると仮定し、前記異常に基づく光パワーの損失係数である異常損失係数Aと、前記光線路の特性により既知である損失係数Nおよび後方散乱係数Rと、前記送信パワーIoと、前記異常の発生の前後での前記受信パワーPとに基づいて、前記送信端における戻り光パワーを前記区間ごとに個別に計算する処理が行われる。なおこの算出ステップにおける仮定は人為的取り決めではなく、あくまでハードウェアを用いた計算処理に必要になる前提である。
このような手段を講じることにより、単一の波長の入射光の送信パワーと、受信パワーと、戻り光パワーを計測し、各値を用いた演算処理により異常の大きさと発生箇所とを特定することが可能になる。この手法は入射光が変調されたデータ伝送光であっても実施可能であるので、このデータ伝送光を利用して、異常の大きさとその発生箇所とを精度良く検出できる。これにより伝送システムの監視設備のコスト削減とシステムの信頼性向上が期待できる。
この発明によれば、通信サービスの提供中であっても光線路を高精度で監視することの可能な光線路監視方法、光線路監視システム、および光線路監視装置とそのプログラムを低コストで提供することができる。
図1は、この発明に係わる光線路監視装置を備える光伝送システムの、実施の形態を示す図である。図1において、送信部1から送出された波長λのサービス信号光は、光ファイバ7を介して受信部8に達する。光ファイバ7の送信部1側には2ポートの光カプラ2が、受信部8側には1ポートの光カプラ2’がそれぞれ設置される。なお波長λのサービス信号光を測定光9(以下、サービス信号光を測定光9と称する)とすることで、インサービス試験を実施できる。
このうち光カプラ2は送信光パワー測定ポート4と後方散乱光パワー測定ポート3とを備え、いずれのポートも光ポート選択スイッチ5を介して光パワーメータ6に接続される。光パワーメータ6は測定光9の送信パワーと、測定光9の後方散乱により生じる戻り光10の受信パワーとを計測する。光カプラ2’の受信光パワー測定ポート4’は光パワーメータ6’に接続され、光パワーメータ6’は測定光9の受信部8における受信パワーを計測する。いずれの計測データも、通信回線LやネットワークNWを介して監視装置100に通知される。
図2は、図1の監視装置100を示す機能ブロック図である。この監視装置100はCPUとメモリとを有するコンピュータとして実現される。監視装置100は、インタフェース部(I/F)21を介して通信回線LおよびネットワークNW(図1)に接続され、光パワーメータ6、6’で得られた計測データを取得する。これらのデータはHDD(ハードディスクドライブ)などのストレージユニット24に記憶される。このほか監視装置100は、各種データを表示する表示部22と、ユーザインタフェースとしての入出力部23とを備える。
さらに監視装置100は、CPU25およびプログラムメモリ26を備える。このうちプログラムメモリ26は、この実施形態に係わる処理機能に必要な命令を記載した、算出処理プログラム26aと特定処理プログラム26bとを記憶する。なお算出処理プログラム26aと特定処理プログラム26bとは、CD−ROMなどの記録媒体に記録することも、通信回線を介してダウンロードすることも可能である。
CPU25は、プログラム26から各プログラムを読み出してハードウェアによる演算処理を行うもので、その処理機能として算出処理部25aと、特定処理部25bとを備える。
算出処理部25aは、光ファイバ7線路を複数の区間に区分し、各区間ごとに個別に求められる送信部1における戻り光パワーの総区間にわたる総和を、戻り光パワーの理論値S’として算出する。特定処理部25bは、インタフェース部21により取得した戻り光パワーの計測値Sと、算出処理部25aにおいて算出した戻り光パワーの理論値S’とを比較して、計測値Sに最も近い理論値S’を与える区間を光ファイバ7の異常の発生箇所として特定する。以下、この処理につき詳しく説明する。
算出処理部25aによる処理では、送信部1から異常の有る区間に隣接する区間までの区間、つまり送信部1から異常を含む区間の送信部1側1つ手前の区間までにおいて生じる戻り光10は、この異常による減衰を受けずに到達した測定光9から生じ、回帰するときもこの異常による減衰を受けずに送信部1に戻ると仮定する。また、異常の有る区間から受信部8までの区間(異常の有る区間を含む)において生じる戻り光10は、この異常による減衰を受けて到達した測定光9から生じ、回帰するときも、この異常による減衰を受けて送信部1に戻ると仮定する。
処理の過程で取得または算出された、送信パワーIo(λ)、受信パワーP(λ)、戻り光パワーS(λ,Δxi)およびその計算値S’(λ,Δxi)などの値はストレージユニット24に記憶される。次に、上記構成における測定処理につき説明する。
図3は、図1のシステムにおける異常区間の発生箇所を推定する手順を示すフローチャートである。なお以下では光ファイバ7をn(nは自然数)個の複数の小区間に分割して考察する。各小区間の長さは等しいとし、従って各小区間の長さは光ファイバの長さをLとしてL/nとなる。インデックスiを用いて各小区間をΔxiと表記し、互いを区別する。異常区間の発生箇所を特定することは、インデックスiを特定することに相当する。
まず、図1の送信部1から送出された波長λの測定光9は、送信側光カプラ2で分岐され、送信パワー測定ポート4、光ポート選択スイッチ5を経てその一部が送信側光パワーメータ6に入射される。送信側光パワーメータ6における計測値を送信側光カプラ2の送信パワー測定ポート4への透過率で割ると、測定光9の送信パワーIo(λ)が求められる(ステップS1)。
受信側では、光ファイバ7を伝播した測定光9の一部が、受信側光力プラ2’を介して受信側光パワーメータ6’に入射される。受信側光パワーメータ6’は、測定光9の受信パワーP(λ)を計測する(ステップS2)。
光ファイバ7に曲がりやねじれ、あるいは接続不良などがあると、これらの異常損失により受信パワーP(λ)が変化する。監視装置100は通知されるデータを時々刻々とモニタしており、受信パワーP(λ)の変化が検出されると(ステップS3でYes)、処理手順は異常損失係数A(Δxi)を算出する処理に移る。
受信パワーP(λ)の変化前の値をPA(λ)とし、変化後の値をPB(λ)とすると、監視装置100は次式(3)を用いて異常損失係数A(Δxi)を算出する(ステップS4)。異常損失係数A(Δxi)の単位は[Np/m]であり、その精度は異常損失を算定する位置区間Δxi(=L/n)[m]の長さに応じたものになる。
Figure 2008244664
次に監視装置100は、測定光9の光ファイバ7内での後方散乱により生じる戻り光のパワーを算出し、その理論値S’(λ,Δxi)を求める(ステップS5)。以下にその算出の過程を説明する。
図4は、光線路における透過光と後方散乱光の減衰曲線を示す模式図である。図4において符号11は測定光9の減衰曲線P(λ,Δxi)を、12は光ファイバの曲がりなどによる異常損失係数A(Δxi)を、13はレーリ後方散乱係数R(λ,Δxi)を、14は各位置区間Δxi[m]から生じる戻り光の総パワーS’(λ,Δxi)を示す。
強度Io(λ)で出力された波長λの測定光9が光ファイバ7の位置区間Δxiを通過する際の強度P(λ,Δxi)は、次式(4)で与えられる。式(4)のα(λ,Δxi)は位置区間Δxiにおける損失係数である。
Figure 2008244664
長さLの光ファイバ7から戻る後方散乱光の全強度であるS’(λ,Δxi)は、各位置区間Δxiを通過する測定光(強度P(λ,Δxi))から生じる戻り光の強度の総和として求められる。これを数式で表すと次式(5)になる。式(5)のR(λ,Δxi)は、位置区間Δxiにおける波長λの後方散乱係数である。
Figure 2008244664
損失係数α(λ,Δxi)は、次の(A)〜(D)の要因により生じる。すなわち、(A)レーリ散乱損失、(B)ファイバの不均一性による損失、(C)不純物やファイバ材料の吸収損失、(D)ファイバ曲がりや捻じれ、接続不良など、である。
一般的に、SM(Single Mode)ファイバを伝播する1.55μm帯の光に対して(A)〜(C)の要因は光ファイバの材料構造上、原理的に避けられない。すなわち要因(A)〜(C)は光ファイバに特有な損失であり波長依存性を示すが、ファイバ全域においてほぼ一様の値となり、位置区間Δxiごとの変化は無視できる。よってこれらの要因(A)〜(C)による損失係数は波長λのみの関数となり、損失係数N(λ)とする。
これに対し要因(D)は、光ファイバの正常でない形状によるものであるので、位置区間Δxi[m]に特有の損失であり、その異常損失係数は、位置区間Δxi[m]の関数となり、A(Δxi)となる。なお正常でない光ファイバの波長依存性は極めて小さいという特性をもつ。
以上のことから損失係数α(λ,Δxi)は、波長λに依存する光ファイバに特有な損失係数N(λ)と、位置区間Δxi[m]に依存する異常損失係数A(Δxi)とに分離して次式(6)のように表すことができる。
Figure 2008244664
式(6)を式(5)に代入し、波長に依存する損失係数N(λ)と位置区間Δxiに依存する異常損失係数A(Δxi)とに分離すると次式(7)となる。ここでΔx1=Δx2=…=Δxn=Δxである。
Figure 2008244664
なお後方散乱係数R(λ)は、光ファイバ7に特有なレーリ散乱係数、比屈折率差、コア屈折率が明らかであることから、次式(8)で与えられる。
Figure 2008244664
式(7)における測定光9の送信パワーIo(λ)と異常損失係数A(Δxi)は、いずれも実測値から得られる既知量である。また光ファイバ7に特有の損失係数N(λ)、後方散乱係数R(λ)も既知である。これらを式(7)に代入することにより戻り光パワーS’(λ,Δxi)の理論値を算出することができる。
さて、図3において、監視装置100は戻り光パワーの実測値S(λ,Δxi)を求める(ステップS6)。光ファイバ7から送信部1に戻る戻り光10は、送信側光カプラ2の後方散乱光パワー測定ポート3にその一部が分岐され、光ポート選択スイッチ5を介して送信側光パワーメータ6に入射される。これにより測定された戻り光パワーは監視装置100に通知される。監視装置100は戻り光パワーの測定値を送信側光カプラ2の後方散乱光パワー測定ポート3への透過率で割り算し、戻り光パワーS(λ,Δxi)の実測値を求める。
式(5)に示されるように戻り光パワーの計算値(理論値)S’(λ,Δxi)は位置区間xiの関数である。そこで、この計算値S’(λ,Δxi)と、実測値S(λ,Δxi)との差が最小になる位置区間Δxi[m]を特定する(ステップS7)ことにより、異常の発生した区間を推定することができる(ステップS8)。
以上の計算は、監視対象の光ファイバ7をn等分したΔxi(但し、i=1,2,…,n)の区間を想定し、光ファイバ7の正常時の受信パワーと異常時の受信パワーとの差が、1つの異常区間のみにおいて生じた損失に起因するとの仮定に基づく。次に、図1のシステムを用いて実施される計測の例を説明する。
図5は、図1の装置を用いて光線路を監視するシステムの例を示す図である。図5では送信部にDFB光源(分布帰還型レーザ)15を用い、模擬光線路7’を終端器16で終端する。模擬光線路7’には4つの光ファイバボビンが融着されており、各光ファイバボビンは送信側光カプラ2から順次5km、5km、15km、14.3の距離をもつ。また符合17は送信側光カプラ2側から5km地点の曲げ部であり、符号18は同25km地点の曲げ部である。
曲げ部17,18における曲げ損失は、約6.5dBである。ただし図5の例では1回の計測で両方の損失を与えるのではなく、1つずつ曲げ損失を与えて2回の計測を行うようにした。このような模擬システムを仮定し、波長1580nmの連続光をDFB光源15から模擬光線路7’に送出して得た結果を以下に示す。
<5km地点17に曲げ損失がある場合>
受信光パワーP(λ)の変化 : 6.5dB(3.84×10−3Np/m)
戻り光パワーS(λ,Δxi) : −52.3dBm(5.88×10−6mW)
測定光パワーIo(λ) : −11.3dBm(7.41×10−2mW)
<25km地点18に曲げ損失がある場合>
受信光パワーP(λ)の変化 : 6.5dB(3.84×10−3Np/m)
戻り光パワーS(λ,Δxi) : −49.0dBm(1.26×10−5mW)
測定光パワーIo(λ) : −11.3dm(7.41×10−2mW)
次に、式(7),(8)から得られる戻り光パワーS’(λ,Δxi)の理論値と、この測定結果における戻り光パワーの実測値のS(λ,Δxi)との差が最小になる位置区間Δxiを求める。以下の計算では模擬光線路7’の仮想的分割数nを100とした。模擬光線路7’の全長が39.3kmであるので、Δxi=39.3km/100=393mとなる。これは陸上の中継線路におけるマンホールの間隔が平均500mであり、隣接マンホールを区別できる500m以下の距離分解能(位置区間Δxi)を得るためである。
計算の結果、<5km地点17に曲げ損失がある場合>には5109mに異常があると推定された。<25km地点18に曲げ損失がある場合>には、24760mに異常があると推定された。
図6および図7に、この実施形態で算出した値と、波長1580nmのOTDR(Optical Time Domain Reflectmetry)で実測した模擬光線路7’の損失分布波形とを比較した結果を示す。複数の点でプロットした値がこの実施形態で算出した値であり、実線の波形がOTDRによるものである。
図6は<5km地点17に曲げ損失がある場合>で、異常発生箇所の位置区間ΔxiとOTDRによる異常位置との差は149mと示される。図7は<25km地点18に曲げ損失がある場合>で、異常発生箇所の位置区間ΔxiとOTDRによる異常位置との差は170mと示される。
以上のことから、5kmに曲げをもつ模擬光線路7’、および25kmに曲げをもつ模擬光線路7’のいずれも、要求される精度(393m(=39.3km/100))以内で異常位置を推定できていることが確認できた。
以上説明したようにこの実施形態では、監視対象の模擬光線路7’の、測定光9の送信パワーIo(λ)に対する正常時の受信パワーPA(λ)、異常時の受信パワーPB(λ)、および、戻り光パワーS(λ,Δxi)を測定する。そして正常時の受信パワーと異常時の受信パワーとの比から、式(3)により異常区間における異常損失係数A(Δxi)を求める。このA(Δxi)(但し、i=1,2,…,n)を式(6),(7)に代入して戻り光パワーS’(λ,Δxi)がその測定値S(λ,Δxi)に最も近くなるΔxiを求めることにより、異常発生区間を推定するようにしている。
このようにしたので、既存技術のように、所要の光学特性を有する光フィルタや監視用光源をもつ必要が無くなり、波長λのサービス信号光を測定光として用いることでインサービス試験を実施することができる。従って監視設備のコストを抑制できると同時に、高パワーな伝送システムにおいても、サービス中に光線路の損失増加を検出し、その異常区間を推定することができるようになり、システムの信頼性の向上を促すことが可能になる。これらのことから、通信サービスの提供中であっても光線路を高精度で監視することの可能な光線路監視方法、光線路監視システム、および光線路監視装置とそのプログラムの有効性が確認できた。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
この発明に係わる光線路監視装置を備える光伝送システムの実施の形態を示す図。 図1の監視装置100の機能ブロック図。 図1のシステムにおける異常区間の発生箇所を推定する手順を示すフローチャート。 光線路における透過光と後方散乱光の減衰曲線を示す模式図。 図1の装置を用いて光線路を監視するシステムの例を示す図。 測定光9の送出点から5km地点17に曲げ損失がある場合に、本発明の実施形態で得た結果とOTDRで得られる結果とを比較して示す図。 測定光9の送出点から25km地点18に曲げ損失がある場合に、本発明の実施形態で得た結果とOTDRで得られる結果とを比較して示す図。
符号の説明
1…送信部、2…光カプラ、2’…光カプラ、3…後方散乱光パワー測定ポート、4…送信光パワー測定ポート、4’…受信光パワー測定ポート、5…光ポート選択スイッチ、6…光パワーメータ、6’…光パワーメータ、7…光ファイバ、8…受信部、9…測定光、10…戻り光、100…監視装置、L…通信回線、NW…ネットワーク、15…DFB光源(分布帰還型レーザ)、16…終端器、7’…模擬光線路、17,18…曲げ部

Claims (8)

  1. 光線路の送信端と受信端との間の異常の発生箇所を特定する光線路監視方法において、
    前記光線路への入射光の前記送信端における送信パワーIoを計測するステップと、
    前記入射光の前記受信端における受信パワーPを計測するステップと、
    前記入射光の戻り光の前記送信端における戻り光パワーを計測して前記戻り光パワーの計測値Sを得る計測ステップと、
    前記光線路を複数の区間に区分したとき、各区間ごとに個別に求められる前記送信端における戻り光パワーの総区間にわたる総和を戻り光パワーの理論値S’として算出する算出ステップと、
    前記計測ステップにおいて計測された前記戻り光パワーの計測値Sと、前記算出ステップにおいて算出された前記戻り光パワーの理論値S’とを比較して、前記計測値Sに最も近い理論値S’を与える区間を前記異常の発生箇所として特定する特定ステップとを具備し、
    前記算出ステップは、
    前記送信端から前記異常の発生箇所を含む区間に隣接する区間までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けない入射光から生じて前記異常による減衰を受けずに前記送信端に回帰するとし、
    前記異常の発生箇所を含みこの発生箇所を含む区間から前記受信端までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けた入射光から生じて前記異常による減衰を再び受けて前記送信端に回帰するとし、
    前記異常に基づく光パワーの損失係数である異常損失係数Aと、前記光線路の特性により既知である損失係数Nおよび後方散乱係数Rと、前記送信パワーIoと、前記異常の発生の前後での前記受信パワーPとに基づいて、前記送信端における戻り光パワーを前記区間ごとに個別に計算するステップであることを特徴とする光線路監視方法。
  2. 前記入射光の波長をλとし、
    前記区間の長さをΔxとし、
    各区間をΔxi(iは1から前記区間の総数nまでの自然数)とし、
    前記送信パワーIo、前記受信パワーP、前記理論値S’前記後方散乱係数R、前記損失係数N、および前記異常損失係数Aを、前記λおよび前記Δxiの関数としてそれぞれIo(λ)、P(λ)、S’(λ,Δxi)、R(λ)、N(λ)、A(Δxi)としたとき、
    前記算出ステップは、次式(1)および(2)を用いて前記理論値S’を算出するステップであることを特徴とする請求項1に記載の光線路監視方法。
    Figure 2008244664
    Figure 2008244664
  3. 光線路の送信端と受信端との間の異常の発生箇所を特定する光線路監視システムにおいて、
    前記光線路に入射光を入射する光源と、
    前記入射光の前記送信端における送信パワーIoを計測する送信パワー計測部と、
    前記入射光の前記受信端における受信パワーPを計測する受信パワー計測部と、
    前記入射光の戻り光の前記送信端における戻り光パワーを計測して前記戻り光パワーの計測値Sを得る戻り光パワー計測部と、
    前記光線路を複数の区間に区分したとき、各区間ごとに個別に求められる前記送信端における戻り光パワーの総区間にわたる総和を戻り光パワーの理論値S’として算出する算出処理部と、
    前記戻り光パワー計測部において計測された前記戻り光パワーの計測値Sと、前記算出処理部において算出された前記戻り光パワーの理論値S’とを比較して、前記計測値Sに最も近い理論値S’を与える区間を前記異常の発生箇所として特定する特定処理部とを具備し、
    前記算出処理部は、
    前記送信端から前記異常の発生箇所を含む区間に隣接する区間までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けない入射光から生じて前記異常による減衰を受けずに前記送信端に回帰するとし、
    前記異常の発生箇所を含みこの発生箇所を含む区間から前記受信端までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けた入射光から生じて前記異常による減衰を再び受けて前記送信端に回帰するとし、
    前記異常に基づく光パワーの損失係数である異常損失係数Aと、前記光線路の特性により既知である損失係数Nおよび後方散乱係数Rと、前記送信パワーIoと、前記異常の発生の前後での前記受信パワーPとに基づいて、前記送信端における戻り光パワーを前記区間ごとに個別に計算することを特徴とする光線路監視システム。
  4. 前記入射光の波長をλとし、
    前記区間の長さをΔxとし、
    各区間をΔxi(iは1から前記区間の総数nまでの自然数)とし、
    前記送信パワーIo、前記受信パワーP、前記理論値S’前記後方散乱係数R、前記損失係数N、および前記異常損失係数Aを、前記λおよび前記Δxiの関数としてそれぞれIo(λ)、P(λ)、S’(λ,Δxi)、R(λ)、N(λ)、A(Δxi)としたとき、
    前記算出処理部は、次式(1)および(2)を用いて前記理論値S’を算出することを特徴とする請求項3に記載の光線路監視システム。
    Figure 2008244664
    Figure 2008244664
  5. 光線路の送信端と受信端との間の異常の発生箇所を特定する光線路監視装置において、
    前記入射光の前記送信端における送信パワーIoの計測値と、前記入射光の前記受信端における受信パワーPの計測値と、前記入射光の戻り光の前記送信端における戻り光パワーの計測値Sとを取得するデータ取得部と、
    前記光線路を複数の区間に区分したとき、各区間ごとに個別に求められる前記送信端における戻り光パワーの総区間にわたる総和を戻り光パワーの理論値S’として算出する算出処理部と、
    前記取得した前記戻り光パワーの計測値Sと、前記算出処理部において算出した前記戻り光パワーの理論値S’とを比較して、前記計測値Sに最も近い理論値S’を与える区間を前記異常の発生箇所として特定する特定処理部とを具備し、
    前記算出処理部は、
    前記送信端から前記異常の発生箇所を含む区間に隣接する区間までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けない入射光から生じて前記異常による減衰を受けずに前記送信端に回帰するとし、
    前記異常の発生箇所を含みこの発生箇所を含む区間から前記受信端までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けた入射光から生じて前記異常による減衰を再び受けて前記送信端に回帰するとし、
    前記異常に基づく光パワーの損失係数である異常損失係数Aと、前記光線路の特性により既知である損失係数Nおよび後方散乱係数Rと、前記送信パワーIoと、前記異常の発生の前後での前記受信パワーPとに基づいて、前記送信端における戻り光パワーを前記区間ごとに個別に計算することを特徴とする光線路監視装置。
  6. 前記入射光の波長をλとし、
    前記区間の長さをΔxとし、
    各区間をΔxi(iは1から前記区間の総数nまでの自然数)とし、
    前記送信パワーIo、前記受信パワーP、前記理論値S’前記後方散乱係数R、前記損失係数N、および前記異常損失係数Aを、前記λおよび前記Δxiの関数としてそれぞれIo(λ)、P(λ)、S’(λ,Δxi)、R(λ)、N(λ)、A(Δxi)としたとき、
    前記算出処理部は、次式(1)および(2)を用いて前記理論値S’を算出することを特徴とする請求項5に記載の光線路監視装置。
    Figure 2008244664
    Figure 2008244664
  7. 光線路の送信端と受信端との間の異常の発生箇所を、前記入射光の前記送信端における送信パワーIoの計測値と、前記入射光の前記受信端における受信パワーPの計測値と、前記入射光の戻り光の前記送信端における戻り光パワーの計測値Sとを取得するデータ取得部を備えるコンピュータを用いて特定する光線路監視装置に用いられるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記光線路を複数の区間に区分したとき、各区間ごとに個別に求められる前記送信端における戻り光パワーの総区間にわたる総和を戻り光パワーの理論値S’として算出する算出処理を実行させる命令と、
    前記取得した前記戻り光パワーの計測値Sと、前記算出処理部において算出した前記戻り光パワーの理論値S’とを比較して、前記計測値Sに最も近い理論値S’を与える区間を前記異常の発生箇所として特定する特定処理を実行させる命令とを含み、
    前記算出処理は、
    前記送信端から前記異常の発生箇所を含む区間に隣接する区間までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けない入射光から生じて前記異常による減衰を受けずに前記送信端に回帰するとし、
    前記異常の発生箇所を含みこの発生箇所を含む区間から前記受信端までの区間において生じる戻り光は当該異常による減衰を受けた入射光から生じて前記異常による減衰を再び受けて前記送信端に回帰するとし、
    前記異常に基づく光パワーの損失係数である異常損失係数Aと、前記光線路の特性により既知である損失係数Nおよび後方散乱係数Rと、前記送信パワーIoと、前記異常の発生の前後での前記受信パワーPとに基づいて、前記送信端における戻り光パワーを前記区間ごとに個別に計算する処理であることを特徴とするプログラム。
  8. 前記入射光の波長をλとし、
    前記区間の長さをΔxとし、
    各区間をΔxi(iは1から前記区間の総数nまでの自然数)とし、
    前記送信パワーIo、前記受信パワーP、前記理論値S’前記後方散乱係数R、前記損失係数N、および前記異常損失係数Aを、前記λおよび前記Δxiの関数としてそれぞれIo(λ)、P(λ)、S’(λ,Δxi)、R(λ)、N(λ)、A(Δxi)としたとき、
    前記算出処理は、次式(1)および(2)を用いて前記理論値S’を算出する処理であることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
    Figure 2008244664
    Figure 2008244664
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