JP2008243616A - 通信ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】複数配設されている通信ケーブルの両端部を容易且つ正確に判別することができる通信ケーブルを提供することを目的とする。
【解決手段】通信ケーブルAは、通信ケーブル1に隣接した位置にケーブル端判別部材10を一体的に実装することで構成し、判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25を中空円筒部11の内部を移動自在に設けられた判別用ワイヤ部材20の一端部に位置する摘み部30を手動により引き出す操作を行なうことで、この通信ケーブルAの一端側と対応する他端側の摘み部30もワイヤ部25の移動にともなって反応し、一端側に向けて移動を開始するため、これにより、ワイヤ部25の移動状態を目視により確認することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信端末機間を通信可能に接続する通信ケーブルに関し、特に、通信ケーブルの両端部の判別を正確に行なうことにより、複数の通信ケーブルを配線する場合の接続作業及び運用を良好に行なうことができる通信ケーブルに関するものである。
従来から、屋内で使用する複数のパソコンなどの端末機を通信接続する通信用のケーブル(以下、「通信ケーブル」という)には、通信LAN用のUTP(Unshielded Twist Pair)ケーブルなどが使用されている。UTPケーブルは、8本の銅線を組み合わせて構成されており、強度の確保や内部の銅線を保護するために強化ビニール等の素材で被服されている。
このような通信ケーブルでは、通信機器をLAN接続する場合に、複数の通信ケーブルの中から任意の通信ケーブルを特定することが必要となるため、図10に示すように、通信ケーブルの被服部(強化ビニール素材)を所定の色に着色(例えば、赤色、青色、黒色)することで接続先(目的)や用途別に色分けしたり、通信ケーブルの先端部と後端部に接続先や用途(製造メーカや種別)などの札(NO.1、NO.2、NO.3)を取り付けることにより、同様の通信ケーブルが複数接続されている中から特定の通信ケーブル及び接続先の通信ケーブルの両端部を判別することが行なわれている。
また、この種の特定の通信ケーブルの両端部を判別する従来技術としては、通信ケーブルと一体化した発光体を点灯させる構造にしたり、通信ケーブルの内部に発光する液体を注入し、この発光液体により通信ケーブルの両端部を判別する通信ケーブルが知られている。
また、従来公報の技術としては、通信ケーブルの皮膜表面に均等間隔で判別マークを熱転写などで印刷することで、複数の通信ケーブルを束ねて(若しくは同一パイプ内で)使用しても、それぞれの両端部を判別することができる通信ケーブルの構造が開示されている(例えば、特許文献1)。
実開平6−5031号公報
ところが、上述した従来例として説明した通信ケーブルの場合、以下のような問題が生じる。すなわち、通信ケーブルと一体化した発光体を点灯させる構造の場合には、通信ケーブルの通信信号線に悪影響を与える可能性があるうえ、コストが嵩むという問題がある。また、通信ケーブルの内部に発光する液体を注入する構造では、液漏れが発生するなどの問題があり通信端末機などへの利用には適さない。
また、通信ケーブルの先端部と後端部に接続先や用途(製造メーカや種別)を示す札を取り付ける場合には、番号などが印刷されている札の取り付け先を間違えたりするなどの恐れがあるうえ、両端が目視できない距離に配線されている場合などでは、同一種類のケーブルから指定の通信ケーブルを特定するには配線経路を全て確認する必要が生じるなど作業性や運用面で問題がある。
また、通信ケーブルの被服部(強化ビニール素材)を所定の色に着色する通信ケーブルの構造の場合、色分けにより接続先(目的)や用途別に判別することが可能となるが、この場合、通信ケーブルの色分け(着色)を12色程用意する必要があり、さらに、経年変化で変色することを考慮すると24色のケーブルを用途別に製造する必要があるなど製造工程やコストの点で問題がある。
また、通信ケーブルを製造する際に、通信ケーブルの被服表面に一定間隔で識別番号を印字することで、用途に応じた通信ケーブルを判別する方法などが提案されているが、この場合、判別用として印字した識別番号を判別するのに時間が掛かるという問題がある。
また、このような通信ケーブルに使用されるUTPケーブルは、内部に設ける銅線のよりを並行にして断面形状を円形から平面(フラット)とするケーブル構造を有するものもあり、このフラット型のUTPケーブルに対して、接続先や用途を示す札を取り付ける方法では、取り付け箇所がないなどの問題があり、さらに、識別番号を印字する場合にも印字する場所がないなどの問題がある。
また、上述した従来技術として、開示された公知例(特許文献1)の場合には、製造する全ての通信ケーブルに対して、所定の間隔で判別マークを割り振る必要性が生じるうえ、通信ケーブルを切断して使用することなどを考慮すると、判別マークの印刷間隔をできるだけ狭く設定するなど製造工程が複雑化するとともに、印刷コストが嵩むという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、通信ケーブルの両端部を容易且つ正確に判別することができるとともに、製造工程が複雑化することなくコストが嵩むことがない通信ケーブルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、通信端末機間を通信可能に接続する通信ケーブルであって、前記通信ケーブルの両端を他の通信ケーブルとの間で判別するためのケーブル端判別部材を備え、前記ケーブル端判別部材は、前記通信ケーブルの長手方向に沿って、当該通信ケーブルの一端から他端にまで伸設されているる中空円筒部材と、前記中空円筒部材の一端から他端にまで内蔵され、一端が前記長手方向に沿ってスライドすると他端も目視可能に連動してスライドするように形成されているワイヤと、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記中空円筒部材は、前記一端から他端に至る全てまたは一部が透明素材で形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記ワイヤは、単一色ではない模様が付されて形成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、通信ケーブルは、当該通信ケーブルの両端を他の通信ケーブルとの間で判別するためのケーブル端判別部材を備え、当該ケーブル端判別部材は、通信ケーブルの長手方向に沿って、通信ケーブルの一端から他端にまで伸設されているる中空円筒部材と、中空円筒部材の一端から他端にまで内蔵され、一端が長手方向に沿ってスライドすると他端も目視可能に連動してスライドするように形成されているワイヤとを備えているので、通信ケーブルの両端を判別する場合に、ワイヤの一端側を動作させ、この動作により反応する他端側のワイヤの移動状態を目視により確認することができ、これによって、通信ケーブルの一端側と対応する他端側の特定を容易且つ正確に行なうことができる。
請求項2の発明によれば、中空円筒部材の構成は、一端から他端に至る全てまたは一部が透明素材で形成されているので、ケーブル端判別部材であるワイヤの移動を目視により容易且つ確実に確認することができる。
また、請求項3の発明によれば、ワイヤは、単一色ではない模様が付されて形成されているので、ワイヤの移動状態を目視により容易且つ正確に確認することができ、これによって、通信ケーブルの両端部の判別を容易且つ正確に行なうことができる。また、配線途中のケーブルの両端部も複数同様のケーブルが束ねられた中から特定することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る通信ケーブルの好適な実施例を詳細に説明する。ここで、図1の上の図は、本発明の実施例1に係る通信ケーブルAによる通信ケーブルの全体構成を示す側面図である。また、図1の下の図は、通信ケーブルAによる通信ケーブルの内部を示す縦断面図である。なお、以下に示す実施例1によりこの発明が限定されるものではない。
ここで、本実施例1に係る通信ケーブルAは、通信ケーブルAの長手方向に沿って当該通信ケーブルの一端(図1の左側)から他端(図1の右側)にまで伸設され、一端が長手方向(図1の左側から右側)に沿ってスライドすると他端も目視可能に連動してスライドするケーブル端判別部材10を備えたことに特徴がある。このため、以下の説明では、ケーブル端判別部材10の構成及び特徴部分を中心に説明する。
図1に示すように、通信ケーブル1は、複数(8芯)の銅より線からなる金属芯部2の外方を絶縁ビニールなどの外部皮膜3で覆うことにより構成されている。また、本実施例1における通信ケーブルAは、図1に示す通信ケーブル1に隣接(図1の右側)して付設されたケーブル端判別部材10を備えており、このケーブル端判別部材10と通信ケーブル1とを透明素材により形成された外部皮膜4により、これら通信ケーブル1及びケーブル端判別部材10の周囲を覆うことで一体的に構成されている。
ケーブル端判別部材10は、通信ケーブル1の長さとほぼ同一の長さを有する長尺円筒状に形成された内部皮膜として形成された中空円筒部11と、この中空円筒部11の内側に形成された通孔12の内部を挿通するように設けられた判別用ワイヤ部材20とから構成されている。この判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25には、強度を有するとともに、しなやかな曲げ特性を有する金属糸などを使用する。また、同図に示すように、中空円筒部11は、透明素材により形成されており、これにより、中空円筒部11の内部で、通信ケーブル1の長手方向に沿って移動する判別用ワイヤ部材20を目視により移動状態(動作)を確認することができる。
また、同図に示すように、この判別用ワイヤ部材20を構成するワイヤ部25は、この判別用ワイヤ部材20の両端部が中空円筒部11の外部から露出する程度の長さ寸法に形成されるとともに、その両端部には、一対の摘み部30、30がそれぞれ取り付けられている。すなわち、この判別用ワイヤ部材20は、この判別用ワイヤ部材20の両端に設けられた摘み部30の何れか一方を手動により動かすことで、中空円筒部11の内部をa方向或いは、b方向に移動可能とする構成となっている。
また、このワイヤ部25は、単一色ではなく所定の模様(例えば、ゼブラ模様)が印刷などにより施されているため、通信ケーブルAの両端部の位置だけではなく、この通信ケーブルAの別の部位(例えば、中央位置)においても、判別用ワイヤ部材20が中空円筒部11の内部を移動した時に、この判別用ワイヤ部材20を構成するワイヤ部25が移動する状態を目視により容易に確認できる構造となっている。
具体的に説明すると、判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の一端部(図1の左側)に設けた摘み部30をa方向に引くことにより、中空円筒部11の内部に挿通されている判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25も同じくa方向に移動するため、このワイヤ部25の他端部(図1の右側)に設けた摘み部30もa方向に追従して移動することとなる。
すなわち、このように、判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25を所定の方向(本例では、a方向)に移動させることにより、このワイヤ部25の移動が連動して伝わり、通信ケーブルの一端部が移動した状態を他端部で認識することができ、このワイヤ部25の他端部(図1の右側)が反応することで目視により通信ケーブルAの両端を正確に判別することができる。これによって、通信ケーブルAの両端を他の通信ケーブルとの間で判別することができるとともに、複数ある同様の通信ケーブルから指定した通信ケーブルの両端部を判別することができる。
[ケーブル端判別部材10によるケーブル端判別方法]
図2は、本実施例1におけるケーブル端判別部材10を使用して通信ケーブルの両端を判別する方法の一例を説明する説明図である。以下の説明では、複数の通信ケーブルの中から指定した通信ケーブルの両端部(一端部及び他端部)を判別する手順について説明する。ここで、図2の上の図は、ケーブル端判別部材10の動作前の図を、下の図は、ケーブル端判別部材10を動作させた時の図をそれぞれ示している。
すなわち、先ず、図2に示すように、3つの同形状の通信ケーブル1´が敷設された状態で、例えば、一番下に位置する通信ケーブル1´の両端部を判別する場合、通信ケーブル1´の左側の摘み部30を手動により手前側(図2のa方向)に引き出す操作を行なう。これにより、3つの通信ケーブル1´の内、通信ケーブル1´の判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25が、左側の摘み部30の移動方向と同じ手前側(図2のa方向)に追従して移動するため、このワイヤ部25の移動にともなって、ワイヤ部25の他端部(図2の右側)に取り付けられた摘み部30もa方向に移動を開始するため、この摘み部30の反応状態により複数の通信ケーブル1´の中から通信ケーブル1´の他端部(図2の右側)を特定を容易且つ正確に行なうことができる。
図3は、通信ケーブルAの全長が長く配線の途中経路が目視できない場合を示している。この図3に示すように、通信ケーブルAの配線ラインの全てや一部が障害物等で、この通信ケーブルAの途中経路が目視できない状況においても、本実施例1で示したケーブル端判別部材10を使用することにより、左側の摘み部30をa方向に引き出す操作を行なうと、障害物の間に位置する判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の模様(ゼブラ模様)の移動を目視により確認することができ、これによって、この判別用ワイヤ部材20が移動したことの確認により、通信ケーブルAの一端側(図3の左側)で操作した動きを、判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の移動にともなって追従する他端側(図3の右側)の反応で確認することができる。
図4は、通信ケーブルの全長が長く障害物などにより、同じ種類の通信ケーブルが複数本配線され途中経路が目視できない場合を示している。この図4に示すように、全長が長い通信ケーブルが複数本配線され、さらに、通信ケーブルの途中経路が目視できない状況においても、本実施例1で示したケーブル端判別部材10を使用することにより、通信ケーブルAの一端側(図4の左側)と対応する他端側(図4の右側)を特定することができる。
具体的に説明すると、複数の通信ケーブルの中から例えば、通信ケーブルAの他端側を特定したい場合、この通信ケーブルAの一端側の摘み部30(図3参照)を引き出す操作を行なうことにより、複数の通信ケーブルの中から、この通信ケーブルAの他端側に該当する摘み部30も判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の移動にともなってa方向に追従して移動する。これにより、この通信ケーブルAの一端側と対応する他端側を特定することができる。すなわち、配線途中の通信ケーブルAも複数の同様の通信ケーブルが束ねられた中から特定することが可能になる。
以上説明したように、本実施例1に係る通信ケーブルによれば、通信ケーブルAは、当該通信ケーブルAの両端を他の通信ケーブルとの間で判別するためのケーブル端判別部材を備え、当該ケーブル端判別部材は、通信ケーブルAの長手方向に沿って、通信ケーブルAの一端から他端にまで伸設されている中空円筒部11と、中空円筒部11の一端から他端にまで内蔵され、一端が長手方向に沿ってスライドすると他端も目視可能に連動してスライドするように形成されているワイヤ部25とを備えているので、ワイヤ部25の一端側に位置する摘み部30を所定の方向に移動させることにより、このワイヤ部25一端側と対向する他端側に位置する摘み部30は、ワイヤ部25の移動にともなって反応し、一端側に向けて移動を開始するため、これにより、ワイヤ部25の移動状態を目視により確認することができ、この結果、通信ケーブルAの両端部を容易且つ正確に判別することができる。
図5は、実施例2に係る通信ケーブルBの構造を示している。本実施例2では、一般的なUTPケーブルとして構成された通信ケーブル1aの両端部にコネクタ5が固設されている通信ケーブルBの構成を示している。同図に示すように、本実施例2において、ケーブル端判別部材10aは、通信ケーブル1aの外方部(図5の上側)に固設されており、このケーブル端判別部材10aを構成する判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の両端部は、中空円筒部11の両端部から所定の長さ分だけ露出する状態となっている。また、この中空円筒部11の長さL′は、この中空円筒部11が通信ケーブル1の両端部に設けられたコネクタ5と干渉したり接触しないように、通信ケーブル1の長さLよりも短い長さ(長さL′<長さL)となるように選定されている。
本実施例2の通信ケーブルBに示すように、一般的なUTPケーブルとして構成された通信ケーブル1aの両端部にコネクタ5が配設されている場合でも、ケーブル端判別部材10aに設けたワイヤ部25の摘み部30を、手動により一端側(図5の左側)に向けて引き出す操作を行なうことにより、他端側(図5の右側)の摘み部30がワイヤ部25の移動に追従して反応(移動)するため、これによって、通信ケーブル1aの両端部に設けたコネクタ5と干渉することなく、この通信ケーブルBの一端側と対応する他端側の特定を容易且つ正確に行なうことができる。
ここで、ケーブル端判別部材10aは、通信ケーブル1の外方(図5の上側)に設け、露出させる構成としているが、実施例1の通信ケーブルと同様に、外部皮膜4により、通信ケーブル1aとともに全体を被服する構造としてもよい。
図6は、実施例3に係る通信ケーブルCの構造を示している。本実施例3では、フラット型の通信ケーブル1bを有する通信ケーブルCの構成を示している。同図に示すように、本実施例3において、ケーブル端判別部材10bは、フラット型の通信ケーブル1bの片側位置(図6の右側)に設けられており、前述した実施例2と同様に、このケーブル端判別部材10bを構成する判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の両端部は、中空円筒部11の両端部から所定の長さ分だけ露出する状態となっている。
本実施例3の通信ケーブルCに示すように、通信ケーブル1bがフラット型の場合でも、ケーブル端判別部材10bに設けたワイヤ部25の摘み部30(図5)を一端側の左側)に向けて引き出す操作を行なうことにより、他端側の摘み部30がワイヤ部25の移動に追従して反応(移動)するため、これによって、この通信ケーブルCの一端側と対応する他端側の特定を容易且つ正確に行なうことができる。従って、従来では、フラット型の通信ケーブルに適用できなかった通信ケーブルの両端部を容易に判別することができる。
図7は、実施例4に係る通信ケーブルDの構造を示している。本実施例4では、フラット型の通信ケーブル1cの両端部にコネクタ5が固設されている構成を示している。同図に示すように、本実施例4において、通信ケーブルDのケーブル端判別部材10cは、通信ケーブル1cの外方に設けられており、このケーブル端判別部材10cを構成するワイヤ部25の両端部は、中空円筒部11の両端部から露出する構成となっている。また、実施例2と同様に中空円筒部11の長さL′は、この中空円筒部11が通信ケーブル1cの両端部に設けたコネクタ5と接触しないように、通信ケーブル1cの長さ寸法Lよりも短い長さとなるように選定されている。
本実施例4の通信ケーブルDに示すように、フラット型のUTPケーブルとして構成された通信ケーブル1cの両端部にコネクタ5が配設されている場合でも、ケーブル端判別部材10cを構成する判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の摘み部30を、手動により一端側(図7の左側)に向けて引き出す操作を行なうことにより、他端側(図7の右側)の摘み部30がワイヤ部25の移動に追従して反応(移動)するため、これによって、通信ケーブル1cの両端部に設けたコネクタ5と干渉することなく、この通信ケーブルDの一端側と対応する他端側の特定を容易且つ正確に行なうことができる。
図8は、実施例5に係る通信ケーブルEを示している。本実施例5では、フラット型の通信ケーブル1dのほぼ中央部にケーブル端判別部材10dを設けている構成を示している。同図に示すように、本実施例5において、通信ケーブルEのケーブル端判別部材10dは、通信ケーブル1dのほぼ中央部に設けられている。なお、前述した実施例と同様に、このケーブル端判別部材10dを構成するワイヤ部25の両端部は、中空円筒部11の両端部から露出する状態となっている。
本実施例5の通信ケーブルEに示すように、フラット型のUTPケーブルとして構成された通信ケーブル1dのほぼ中央部にケーブル端判別部材10dが配設されている場合でも、ケーブル端判別部材10dを構成する判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の摘み部30を手動により一端側(図8の左側)に向けて引き出す操作を行なうことにより、他端側(図8の右側)の摘み部30がワイヤ部25の移動に追従して反応(移動)するため、これによって、この通信ケーブルEの一端側と対応する他端側の特定を容易且つ正確に行なうことができる。
図9は、実施例6に係る通信ケーブルFを示している。本実施例6では、フラット型の通信ケーブル1eの内方にケーブル端判別部材10eを設けている構成を示している。なお、前述した各実施例1〜5と同様に、このケーブル端判別部材10eを構成するワイヤ部25の両端部は、中空円筒部11の両端部から露出する状態となっている。
本実施例6の通信ケーブルFに示すように、フラット型のUTPケーブルとして構成された通信ケーブル1eの内方にケーブル端判別部材10eが配設されている場合でも、ケーブル端判別部材10eを構成する判別用ワイヤ部材20のワイヤ部25の摘み部30を、手動により一端側(図9の左側)に向けて引き出す操作を行なうことにより、他端側(図9の右側)の摘み部30がワイヤ部25の移動に追従して反応(移動)するため、これによって、この通信ケーブルFの一端側と対応する他端側の特定を容易且つ正確に行なうことができる。また、前述した実施例2、4と同様に、このケーブル端判別部材10eの中空円筒部11は、通信ケーブル1eの両端部に設けたコネクタ5と干渉しないように配設されている。
(付記1)通信端末機間を通信可能に接続する通信ケーブルであって、
前記通信ケーブルの両端を他の通信ケーブルとの間で判別するためのケーブル端判別部材を備え、
前記ケーブル端判別部材は、
前記通信ケーブルの長手方向に沿って、当該通信ケーブルの一端から他端にまで伸設されている中空円筒部材と、
前記中空円筒部材の一端から他端にまで内蔵され、一端が前記長手方向に沿ってスライドすると他端も目視可能に連動してスライドするように形成されているワイヤと、
を備えることを特徴とする通信ケーブル。
(付記2)前記中空円筒部材は、前記一端から他端に至る全てまたは一部が透明素材で形成されていることを特徴とする付記1に記載の通信ケーブル。
(付記3)前記ワイヤは、単一色ではない模様が付されて形成されていることを特徴とする付記1または2に記載の通信ケーブル。
(付記4)通信端末機間を通信可能に接続する通信ケーブルであって、
前記通信ケーブルの長手方向に沿って当該通信ケーブルの一端から他端にまで伸設され、一端が前記長手方向に沿ってスライドすると他端も目視可能に連動してスライドする判別部材を備えたことを特徴とする通信ケーブル。
以上のように、本発明に係る通信ケーブルは、複数敷設されている通信ケーブルの両端部を容易且つ正確に判別することができる通信ケーブルに有用である。
実施例1に係る通信ケーブルの構成を示す側面図と縦断面図である。 実施例1に係る通信ケーブルの両端判別方法を説明する説明図である。 実施例1に係る通信ケーブルに障害物がある場合を示す説明図である。 実施例1に係る複数の通信ケーブルに障害物がある場合を示す説明図である。 実施例2に係る通信ケーブルを示す側面図である。 実施例3に係る通信ケーブルを示す縦断面図である。 実施例4に係る通信ケーブルを示す側面図である。 実施例5に係る通信ケーブルを示す縦断面図である。 実施例6に係る通信ケーブルを示す側面図である。 従来の通信ケーブルによる両端判別方法を説明する説明図である。
符号の説明
1、1´、1a、1b、1c、1d、1e 通信ケーブル
A、B、C、D、E、F 通信ケーブル
2 金属芯部
3、4 外部皮膜
5 コネクタ
10、10a、10b、10c、10d、10e ケーブル端判別部材
11 中空円筒部
12 通孔
20 判別用ワイヤ部材
25 ワイヤ部
30 摘み部

Claims (3)

  1. 通信端末機間を通信可能に接続する通信ケーブルであって、
    前記通信ケーブルの両端を他の通信ケーブルとの間で判別するためのケーブル端判別部材を備え、
    前記ケーブル端判別部材は、
    前記通信ケーブルの長手方向に沿って、当該通信ケーブルの一端から他端にまで伸設されている中空円筒部材と、
    前記中空円筒部材の一端から他端にまで内蔵され、一端が前記長手方向に沿ってスライドすると他端も目視可能に連動してスライドするように形成されているワイヤと、
    を備えることを特徴とする通信ケーブル。
  2. 前記中空円筒部材は、前記一端から他端に至る全てまたは一部が透明素材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の通信ケーブル。
  3. 前記ワイヤは、単一色ではない模様が付されて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の通信ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228367A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 Necフィールディング株式会社 検査装置、検査方法及びプログラム

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