JP2008241457A - 測角装置及び測角方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】観測対象とする周囲環境に影響を与えず、秘匿性探知性能、及び装置全体の小型軽量化に寄与することができ、さらに、各素子アンテナ間の受信信号のばらつきを発生する外部部品を付属せずに済む測角装置及び測角方法を得る。
【解決手段】電波放射源が放射する電波を受信する複数個の素子アンテナ1a〜1eと、前記複数個の素子アンテナ1a〜1eから選択した素子アンテナの受信信号を出力する受信素子選択部2と、前記受信素子選択部2からの受信信号を増幅し、中間周波数に変換し、不要周波数帯域信号を抑圧してデジタル信号に変換する複数台の受信機3a、3bと、前記複数台の受信機3a、3bにより取り出された信号を元に信号処理により前記電波放射源からの入射信号の到来方向を推定する信号処理部4とを設け、前記受信機の台数を前記受信アンテナの個数よりも少なくした。
【選択図】図1

Description

この発明は、アレーアンテナを構成する複数の素子アンテナのうち、選択された2つの素子アンテナにより電波放射源が放出する信号を受信し、受信した信号から2台の受信機により放射信号を取り出し、信号処理により放射電波の到来方向を測角する測角装置及び測角方法に関するものである。
受信機の動作は、各素子アンテナによる受信信号を低雑音増幅器(Low Noise Amplifier:LNA)により増幅し、ダウンコンバーターにより中間周波数に変換し、フィルターにより不要周波数帯域信号を抑圧する、などの高周波信号動作(フロントエンド動作)を行った後、A/D変換器によりデジタル信号に変換するなどの動作が含まれる。測角装置では、素子アンテナ数と同じ台数の受信機を設置し、各素子アンテナによる受信信号を観測時間に対応したデジタルデータとして信号処理部に入力する。この信号処理部では、同じ観測時間における各素子アンテナの受信デジタルデータを用いて、例えばMUSIC法のような超分解能測角法により放射信号の到来方向を高精度に推定している。
しかし、アレーアンテナによる測角装置の測角性能は、使用する素子アンテナの数が多いほど良好な場合が多い。例えば、素子アンテナの数が多ければ独立な受信信号の情報量が増加するため、より高精度な測角処理が採用でき、またノイズや不要信号による影響を抑圧し、測角誤差を減少させることも可能となる。上記の超分解能測角法により分離、測角が可能な電波放射源(波源数)の最大数(これをアレー自由度と呼ぶ)は、(素子アンテナ数−1)となるため、素子アンテナ数の数が少ない場合には所望の信号を検出、分離できない場合がある(例えば、非特許文献1参照)。特に、様々な信号が混在する近年の複雑な電波環境下では、同時に分離、検出に必要な電波放射源の数が増えているのが実情である。
このように測角装置としての性能を考慮すると、使用する素子アンテナの数は多い方が好ましいが、これはその後に続く受信機の台数も同時に増えることにつながり、測角装置全体としてのコストや規模の増加、または製造、試験期間の長期化といった問題を生ずる。
ダイバーシティ型受信機(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)の場合のように、複数の素子アンテナからその時点で得られる受信状態が良好、または受信電波強度が大きいアンテナを選択し、1台または素子アンテナの数より少ない台数の受信機により得られた受信信号を信号処理部へ出力する手法が開示されている。
しかし、上記のダイバーシティ型受信機で信号処理部へ出力される信号は、1〜数素子アンテナ分の情報に限られる。つまり、装置全体で具備している素子アンテナのすべてを使った受信信号ではない。これは上述の「使用する素子アンテナの数が多いほど測角性能が良好」というメリットを得られない。
素子アンテナの数を維持したまま受信機台数を削減するための方策としては、RF(Radio Frequency)スイッチなどの高周波信号選択スイッチを用いてある時間には1個の素子アンテナのみを選択し、これを1台の受信機により受信する。RFスイッチの切換回数を素子アンテナの数と同数おこない、すべての素子アンテナを選択終了した後、各時点での受信信号を信号処理により合成することで、すべての素子アンテナで同時に受信したのと等価な受信信号を得る時分割信号合成法が考えられる。ただし、この場合、各素子アンテナによる受信信号は観測時刻が異なるため、素子アンテナの位置により生成される伝搬経路差の他に、時間変動による位相変動が加わってしまう。このため、そのまま合成した状態ではアレー信号処理による測角を行うことができない。
自己が電波を照射し、目標で生成される反射信号を受信した後、信号処理により目標の距離や存在方向を測るいわゆる『アクティブ型電波センサ』(例えば、特許文献3参照)においては、自己の照射した信号をリファレンスとして用い、反射信号との相関(比較)を行うことにより、各素子アンテナで受信した観測時刻の違う受信信号を、同一時刻に受信したように補正することは可能である。しかし、自己が電波を照射せず、未知の入力信号に対して測角を行う『パッシブ型電波センサ』ではこの補正は容易ではない。
また、『アクティブ型センサ』は自己が電波を放射するため、観測対象としている周囲環境に自己の存在を知らせることになり、特に秘匿性を要する状況では運用が難しい。その反面『パッシブ型センサ』は電波を放射しないため、秘匿性に優れ、また送信設備が不要となるため、装置全体の小型化、軽量化、低消費電力などのメリットを持つ。
リファレンス信号を用いずに入射電波の諸元(到来方向、電力、距離など)を推定するパッシブ型電波センサ(例えば、特許文献4及び特許文献5参照)は、素子アンテナ数と同じ数かまたはそれ以上の遅延素子(ディレイライン)を必要とする。しかし、各ディレイラインの遅延量には少なからずばらつきがあり、このばらつきを制御し抑圧することは実用上困難である。つまり、測角装置としての測角性能はこのディレイラインの遅延量ばらつきに甚大な影響を受けると言える。
このディレイラインの遅延量ばらつきによる影響を低減する手法(例えば、特許文献5参照)は、複数のタップ(ディレイラインの遅延量を選択する制御信号)における受信信号での平均値を用いているため、平均回数が少ない場合には誤差が残余してしまう。一方、平均回数を多くすることはタップを切り替える回数が増加することになり、結果を出力するまでの観測時間が長期化し、測角装置としてのリアクションタイム(反応速度)低下につながる。
特開平6−303218号公報 特開2001−345779号公報 特開平11−160423号公報 特開2002−171209号公報 特開2002−214318号公報 菊間信良著「アレーアンテナによる適応信号処理」科学技術出版、1999年発行、199ページ
上述したような従来の測角装置では、全体としてのコストや規模が増加し、製造、試験期間が長期化し、また、測角性能がディレイラインの遅延量ばらつきに甚大な影響を受けるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、素子アンテナ数を削減することなく、受信機台数のみを削減することでコストを抑制することができる、すなわち、素子アンテナ数に作用される測角性能(測角精度、分離可能信号数)を維持することができ、また、アクティブ型センサのような電波放射を行わず、したがって観測対象とする周囲環境に影響を与えず、秘匿性探知性能、及び装置全体の小型軽量化に寄与することができ、さらに、各素子アンテナ間の受信信号のばらつきを発生する外部部品を付属せずに済む測角装置及び測角方法を得るものである。
この発明に係る測角装置は、電波放射源が放射する電波を受信する複数個の受信アンテナと、前記複数個の受信アンテナから選択した受信アンテナの受信信号を出力する受信素子選択部と、前記受信素子選択部からの受信信号を増幅し、中間周波数に変換し、不要周波数帯域信号を抑圧してデジタル信号に変換する複数台の受信機と、前記複数台の受信機により取り出された信号を元に信号処理により前記電波放射源からの入射信号の到来方向を推定する信号処理部とを設け、前記受信機の台数を前記受信アンテナの個数よりも少なくしたものである。
この発明に係る測角装置及び測角方法は、素子アンテナ数を削減することなく、受信機台数のみを削減することでコストを抑制することができる、すなわち、素子アンテナ数に作用される測角性能(測角精度、分離可能信号数)を維持することができ、また、アクティブ型センサのような電波放射を行わず、したがって観測対象とする周囲環境に影響を与えず、秘匿性探知性能、及び装置全体の小型軽量化に寄与することができ、さらに、各素子アンテナ間の受信信号のばらつきを発生する外部部品を付属せずに済むという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る測角装置について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る測角装置の構成を示すブロック図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施の形態1に係る測角装置は、5個の素子アンテナ1a〜1eと、受信素子選択部2と、2台の受信機3a、3bと、信号処理部4とが設けられている。
また、各受信機3a、3bは、フロントエンド部(F/E)31a、31bと、A/D変換器32a、32bとが設けられている。
さらに、信号処理部4は、共分散行列生成部41と、タイミング制御部42とが設けられている。
図1は、素子アンテナが例えば5個の測角装置を図示しており、第1素子アンテナ1aは「素子1」、第2素子アンテナ1bは「素子2」、第3素子アンテナ1cは「素子3」、第4素子アンテナ1dは「素子4」、第5素子アンテナ1eは「素子5」と略する場合がある。
つぎに、この実施の形態1に係る測角装置の動作について図面を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係る測角装置のタイミング制御部及び受信素子選択部の動作を説明するための図である。
図1に示す実施の形態1に係る測角装置は、5個の素子アンテナ1a〜1eを備えながら、受信機としては3a、3bの2台で測角を行う。この際、タイミング制御部42は、受信素子選択部2に対して選択信号c(t)を出力する。
図2に示すように、受信素子選択部2は、5個の素子アンテナから同時に2個の組み合わせ、または1個のみを選択し、選択した素子アンテナの受信信号r(tqn)、r(tqn)を受信機3a、3bへ出力する。
ここで、r(tqn)は時刻t=tqnにおける素子iの受信信号、r(tqn)は時刻t=tqnにおける素子kの受信信号を表し、tqnのqnは第q回目の観測周期(図2の全観測が一巡する回数)のn番目の観測時刻を表す。図1のような5個の素子アンテナを用いた測角装置の場合n=1、2、3、・・・、15の値をとる。以降では、ある特定の第q観測周期における内容を示すが、すべての観測周期qにおいて同様の動作である。
例えば、時刻t=tq1のとき、素子1と素子2の組み合わせを選択し、r(tq1)をポート1へ、r(tq1)をポート2へ対応付ける。
例えば、時刻t=tq2のとき、素子1と素子3の組み合わせを選択し、r(tq2)をポート1へ、r(tq2)をポート2へ対応付ける。
例えば、時刻t=tq11のとき、素子1のみを選択し、r(tq11)をポート1及びポート2へ対応付ける。
このように各観測時刻と選択する素子アンテナ番号及び出力するポートへの関連付けを事前に設定しておく。
各ポートには独立の受信機3a、3bが接続されており、選択された素子アンテナによる受信信号を抽出し、各時刻のデジタル受信データx(tqn)、x(tqn)を信号処理部4へ出力する。この時、選択された2個の素子アンテナによる受信信号は同時刻に観測されたものであるため、2台の受信機3a、3bから出力されるデジタル受信データx(tqn)、x(tqn)の時刻も同時刻となっている。
このような2個の素子アンテナ又は1個の素子アンテナによる時分割のデジタル受信データは、共分散行列生成部41へ出力される。この共分散行列生成部41は、2個の素子アンテナによるデジタル受信データを得ると、次の式(1)、(2)に示す演算を行い、結果をメモリに保存する。
Figure 2008241457
ここで、*は複素共役を表す。例えば、時刻t=tq1のとき、R12(tq1)=x(tq1)x (tq1)を演算により求め、R12(tq1)、R21(tq1)をメモリに保存する。例えば、時刻t=tq2のとき、R13(tq2)=x(tq2)x (tq2)を演算により求め、R13(tq2)、R31(tq2)をメモリに保存する。例えば、時刻t=tq11のとき、R11(tq11)=x(tq11)x (tq11)を演算により求め、R11(tq11)をメモリに保存する。
q=Q回の観測周期回数に達したところでメモリに保存した値を取り出し、次の式3に示す演算により時間方向に平均化した受信信号共分散行列を得る。
Figure 2008241457
ここで、式(3)のR’の中身について詳しく見ていく。時刻t=tqnのときの演算に用いる入力データx(tqn)、x(tqn)は、次の式(4)、(5)のようになっている。なお、ここでは同時に2波の未知信号が入射すると想定した。
Figure 2008241457
ここで、s(tqn)、s(tqn)はそれぞれ入射信号S、入射信号Sの時刻tqnにおける複素信号、θ、θはそれぞれ入射信号S、入射信号Sの入射方向、gi(θ1)、gk(θ2)はそれぞれ入射方向θ1、θ2方向に対する素子i、素子kの複素アンテナゲイン、d、dはそれぞれ素子i、素子kの基準位置からの距離、n(tqn)、n(tqn)はそれぞれ素子i、素子kの受信時に発生する時刻tqnにおけるノイズ信号、jは虚数単位である。
上記の式(4)、(5)の入力データを用いると、式(1)、(2)の演算内容は、次の式(6)に示すとおりである。
Figure 2008241457
この式(6)には、全9項が存在する。ここで、『入射信号S(t)、S(t)間は無相関』、『入射信号とノイズ信号間は無相関』、『異なる素子アンテナ間ではノイズ信号が無相関』と仮定する。これらの仮定は実際の通信や電波利用の運用で、多くの場合適用可能である。上記の仮定をおくと、式(6)の第2、3、4、6、7、8、9項は無視することが可能で、最終的に式(7)に示す結果が得られる。
Figure 2008241457
ここで、P、Pはそれぞれ入射信号S、Sの電力である。なお、Rii(tqn)のように同一素子アンテナ間で式(1)、(2)の演算を行った場合、式(6)は次の式(8)に示す結果で得られる。
Figure 2008241457
ここで、σの2乗はノイズ信号電力を表す。以上、式(7)、(8)の結果を用いると、式(3)に示すR’の対角項は式(8)、対角項以外には式(7)が適用できる。
最も重要なのは、R’においては観測時刻による変動項(変数)が打ち消されている点である。つまり、時分割で5個の素子アンテナから2個ないし1個の素子アンテナを選択する受信素子選択部2を用いて2台の受信機3a、3bによる全15回の時刻の異なる受信を行ったにもかかわらず、最終的に得られる受信信号共分散行列R’では、観測時刻の違いによる影響を受けない。
さらに、上記の受信信号共分散行列R’は、5個の素子アンテナ1a〜1eをすべて用い、5台の受信機で同時に観測したデジタル受信データx(t)、x(t)、・・・、x(t)を用いて演算した受信信号共分散行列Rと同じ構成になっている。つまり、5個の素子アンテナから2個ないし1個の素子アンテナを選択する受信素子選択部2を用いて2台の受信機3a、3bによる受信を行ったにもかかわらず、5素子同時受信の測角装置と同じ構成の受信信号共分散行列を得ることが可能で、これは5素子同時受信の測角装置と同等の測角性能を持つことを示している。
以上のように構成することで、測角性能を維持するための素子アンテナの数をそのままに、備える受信機の台数のみを削減することが可能になり、製造コストの低減、製作期間の短縮、小型軽量化などの利点を享受できる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る測角装置について図3及び図4を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係る測角装置の構成を示すブロック図である。この図3は、例として素子アンテナが5個の測角装置について図示している。
図3において、この発明の実施の形態2に係る測角装置は、5個の素子アンテナ1a〜1eと、受信素子選択部2Aと、2台の受信機3a、3bと、信号処理部4とが設けられている。
また、各受信機3a、3bは、フロントエンド部(F/E)31a、31bと、A/D変換器32a、32bとが設けられている。
さらに、信号処理部4は、共分散行列生成部41Aと、タイミング制御部42Aとが設けられている。
図3に示す実施の形態2の構成は、図1に示す実施の形態1の構成から、受信素子選択部2が受信素子選択部2Aへ、共分散行列生成部41が共分散行列生成部41Aへ、タイミング制御部42がタイミング制御部42Aへそれぞれ置き換わり、これら以外の構成は図1と同様である。
つぎに、この実施の形態2に係る測角装置の動作について図面を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態2に係る測角装置のタイミング制御部及び受信素子選択部の動作を説明するための図である。
上記の実施の形態1では、受信素子選択部2により時分割に2個ないし1個の素子アンテナを選択し、2台の受信機3a、3bで受信データを得た場合でも、すべての素子アンテナで同時刻に得た受信データと同等の受信信号共分散行列を得る方法について説明した。ただし、各観測周期qにおいて全観測が一巡するまでに、n=1、2、3、・・・、15と全15回の受信素子選択及び観測を行う必要があった。特に、高速に移動する電波放射源や、急速に変化する厳しい電波環境下では、この15回の観測中に入射信号の諸元が変化してしまう場合も予想される。これに追随するためには1観測周期あたりの観測回数nを少なくすることが望ましい。
この実施の形態2では、式(3)の受信信号共分散行列R’の非対角成分を求める際に、同時に対角成分も求める方式について説明するものである。
図4には、本実施の形態2に用いるタイミング制御部42Aと受信素子選択部2Aの動作を、上記の実施の形態1の図2に倣って図示したものである。
図4と図2を比較すると、時刻t=tq11〜tq15に相当する部分が省かれ、各観測周期中の切換回数が10回に減少している。
まず、時刻t=tq1のとき、受信機3a、3bに関連付けられるのは素子1、素子2の2個の素子アンテナのみである点は上記の実施の形態1と同様である。この時得た受信信号x(tq1)、x(tq1)を元に、共分散行列生成部41Aは次の式(9)に示す受信信号ベクトルX(tq1)を構成する。
Figure 2008241457
この式(9)の通り、その時刻に選択されている素子アンテナ以外の要素(ここでは素子3、素子4、素子5)には0を埋める。式(9)の受信信号ベクトルX(tq1)を用いて次の式(10)に示す演算を行う。
Figure 2008241457
ここで、右肩のHは複素共役転置を表す記号である。式(10)から明らかに1回のベクトル演算で、式(3)におけるR’の4要素を得ることが可能である。
同様に、時刻t=tq2においても次の式(11)、(12)に示す受信信号ベクトルX(tq2)の構成と演算を行う。
Figure 2008241457
同様の演算を、各観測周期における全nで行った後、次の式(13)に示すように各演算結果を合計する。
Figure 2008241457
ここでも上記の実施の形態1の式(7)、(8)の適用が可能であり、この場合にも観測時刻による変動項(変数)が打ち消された受信信号共分散行列R”を得ることが可能である。ただし、R”には対角項のみ4回現れるので、次の式(14)に示す処理により全要素の出現回数をそろえる。
Figure 2008241457
ここで、//は行列の同一要素どうしでの割算を表す。この式(14)で得られた受信信号共分散行列R’は、上記の実施の形態1の式(3)に示す、n=15の場合のR’と同一である。しかし、受信素子切換の回数nが15回から10回に減少しているため、全体の観測時間も2/3に低減することが可能となる。
以上のように構成することで、測角性能を維持するための素子アンテナの数をそのままに、備える受信機の台数のみを削減することが可能になり、製造コストの低減、製作期間の短縮、小型軽量化などの利点を享受し、かつ装置全体としての観測時間の短縮化を図ることが可能となる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る測角装置について図5を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態3に係る測角装置の構成を示すブロック図である。この図5は、例として素子アンテナが5個の測角装置について図示している。
図5において、この発明の実施の形態3に係る測角装置は、5個の素子アンテナ1a〜1eと、受信素子選択部2Aと、2台の受信機3a、3bと、信号処理部4とが設けられている。
また、各受信機3a、3bは、フロントエンド部(F/E)31a、31bと、A/D変換器32a、32bとが設けられている。
さらに、信号処理部4は、共分散行列生成部41Aと、タイミング制御部42Aと、測角処理部43とが設けられている。
図5に示す実施の形態3の構成は、図3に示す実施の形態2の構成に、測角処理部43を新規に加えたのみであり、これ以外の構成は図3と同様である。
つぎに、この実施の形態3に係る測角装置の動作について図面を参照しながら説明する。
共分散行列生成部41Aで得た受信信号共分散行列R’を用いて、測角処理部43は信号の入射方向を推定することができる。推定のアルゴリズムとしては、Capon法、線形予測(LP)法などがよく知られており、ここでは特に説明しないが、5個の素子アンテナをすべて用いた場合と同等な受信信号共分散行列を用いることにより、入射方向の推定精度やアレー自由度Lmax(分離可能な最大入射信号数)を損なうことがない。特に、アレー自由度に関しては、次の式(15)に示す関係が存在する。
Figure 2008241457
ここで、Mは素子アンテナの個数を示す。M=5である図5の測角装置のアレー自由度は4であり、同時に最大で4つの入射波の分離が可能である。
以上のように構成することで、測角性能を維持するための素子アンテナの数をそのままに、備える受信機の台数のみを削減することが可能になり、製造コストの低減、製作期間の短縮、小型軽量化などの利点を享受し、かつアレー自由度を損なうことなく入射信号の到来方向を推定することが可能となる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る測角装置について図6を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の形態4に係る測角装置の構成を示すブロック図である。この図6は、例として素子アンテナが5個の測角装置について図示している。
図6において、この発明の実施の形態4に係る測角装置は、5個の素子アンテナ1a〜1eと、受信素子選択部2Aと、2台の受信機3a、3bと、信号処理部4とが設けられている。
また、各受信機3a、3bは、フロントエンド部(F/E)31a、31bと、A/D変換器32a、32bとが設けられている。
さらに、信号処理部4は、共分散行列生成部41Aと、タイミング制御部42Aと、超分解能測角処理部44とが設けられている。
図6に示す実施の形態4の構成は、図5に示す実施の形態3の構成における測角処理部43が超分解能測角処理部44へ置き換わるのみであり、これ以外の構成は図5と同様である。
つぎに、この実施の形態4に係る測角装置の動作について図面を参照しながら説明する。
上記の実施の形態3では、共分散行列生成部41Aで得た受信信号共分散行列R’を用いて、測角処理部43は信号の入射方向を推定していた。この際の推定アルゴリズムに超分解能測角法を用いることで、上記の実施の形態3よりも高精度な入射方向推定値が得られる。
超分解能測角法としては、MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)法、ESPRIT(Estimation of Signal Parameters via Rotational Invariance Techniques)アルゴリズムなどがよく知られており、ここでは詳細を説明しない。ただし、この時も、式(15)に示すようなアレー自由度は同様に維持されていることが重要である。
以上のように構成することで、測角性能を維持するための素子アンテナの数をそのままに、備える受信機の台数のみを削減することが可能になり、製造コストの低減、製作期間の短縮、小型軽量化などの利点を享受し、かつアレー自由度を損なうことなく入射信号の到来方向を高精度に推定することが可能となる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る測角装置について図7を参照しながら説明する。図7は、この発明の実施の形態5に係る測角装置の構成を示すブロック図である。この図7は、例として素子アンテナが5個の測角装置について図示している。
図7において、この発明の実施の形態5に係る測角装置は、5個の素子アンテナ1a〜1eと、受信素子選択部2Aと、2台の受信機3a、3bと、信号処理部4とが設けられている。
また、各受信機3a、3bは、フロントエンド部(F/E)31a、31bと、A/D変換器32a、32bとが設けられている。
さらに、信号処理部4は、共分散行列生成部41Aと、タイミング制御部42Aと、超分解能測角処理部44と、電力推定部45とが設けられている。
図7に示す実施の形態5の構成は、図6に示す実施の形態4の構成に、電力推定部45を新規に加えたのみであり、これ以外の構成は図6と同様である。
つぎに、この実施の形態5に係る測角装置の動作について図面を参照しながら説明する。
上記の実施の形態4の超分解能測角処理部44により推定入射方向θハット、θハットを求め、この方向に対するアレーモードベクトルA(θハット、θハット)、及び共分散行列生成部41Aで生成される受信信号共分散行列R’を電力推定部45へ出力する。電力推定部45は、次の式(16)、(17)に示す演算を行い、入射信号の電力推定を行う。
Figure 2008241457
ここで、行列Iは単位行列、<>は時間平均を行う処理を示す。行列Sは入射信号相関行列であり、対角成分に入射信号電力が現れる。なお、ここでは2波の入射信号間は無相関と仮定した。
以上のように構成することで、測角性能を維持するための素子アンテナの数をそのままに、備える受信機の台数のみを削減することが可能になり、製造コストの低減、製作期間の短縮、小型軽量化などの利点を享受し、かつアレー自由度を損なうことなく入射信号の電力を推定することが可能となる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る測角装置について図8を参照しながら説明する。図8は、この発明の実施の形態6に係る測角装置の構成を示すブロック図である。この図8は、例として素子アンテナが5個の測角装置について図示している。
図8において、この発明の実施の形態6に係る測角装置は、5個の素子アンテナ1a〜1eと、受信素子選択部2Aと、2台の受信機3a、3bと、信号処理部4とが設けられている。
また、各受信機3a、3bは、フロントエンド部(F/E)31a、31bと、A/D変換器32a、32bとが設けられている。
さらに、信号処理部4は、共分散行列生成部41Aと、タイミング制御部42Aと、超分解能測角処理部44と、振幅・位相補正部46とが設けられている。
図8に示す実施の形態6の構成は、図6に示す実施の形態4の構成に、振幅・位相補正部46を新規に加えたのみであり、これ以外の構成は図6と同様である。
つぎに、この実施の形態6に係る測角装置の動作について図面を参照しながら説明する。
受信素子選択部2Aの2つの出力ポート間の振幅、位相ばらつき、及び2台の受信機3a、3b間の振幅、位相ばらつきにより、受信機3a、3bの出力信号x(tqn)、x(tqn)には誤差が含まれることになる。この誤差は、この後の超分解能測角処理部44による推定測角値に測角誤差を与え、測角装置としての性能を劣化させる要因となる。
受信素子選択部2Aの2つの出力ポート間の振幅、位相ばらつき、及び2台の受信機3a、3b間の振幅、位相ばらつきなどは、部品レベル又は製造段階において事前に測定することが可能であるため、これらの事前測定値を元に補正情報を生成し、振幅・位相補正部46に記憶しておく。なお、補正情報は、観測周波数や観測周囲条件(温度、湿度など)に応じて複数用意しておくことが望ましい。
実際の運用段階では、振幅・位相補正部46は、事前に用意した最適な補正情報を取り出して補正を行い、誤差を低減させる。これにより、測角装置としての性能劣化を抑制することが可能である。
なお、ここで補正対象としているのは、上記部品などのばらつきのみに限定するものではない。例えば、電波放射源が移動目標又は測角装置が車載など移動プラットフォームに搭載された場合に、観測時間中に観測周波数がドップラーシフトの影響を受けて変化することが予想される。これらの影響による振幅、位相変動も振幅・位相補正部46の働きにより補正することが可能である。ただし、図8には記載していないが、この際、ドップラーシフト補正値を生成するための情報を他の装置から入力する、もしくは長時間観測によりドップラーシフトを推定した上で補正値を生成するなどの措置が必要である。
以上のように構成することで、測角性能を維持するための素子アンテナの数をそのままに、備える受信機の台数のみを削減することが可能になり、製造コストの低減、製作期間の短縮、小型軽量化などの利点を享受し、かつ部品や製造ばらつき、及びそれに準ずる各素子アンテナ間の振幅、位相差を補正することが可能になり、測角装置としての性能低下を抑制することが可能になる。
この発明の実施の形態1に係る測角装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る測角装置のタイミング制御部及び受信素子選択部の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2に係る測角装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係る測角装置のタイミング制御部及び受信素子選択部の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態3に係る測角装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る測角装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態5に係る測角装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態6に係る測角装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1a、1b、1c、1d、1e 素子アンテナ、2、2A 受信素子選択部、3a、3b 受信機、4 信号処理部、41、41A 共分散行列生成部、42、42A タイミング制御部、43 測角処理部、44 超分解能測角処理部、45 電力推定部、46 振幅・位相補正部。

Claims (14)

  1. 電波放射源が放射する電波を受信する複数個の受信アンテナと、
    前記複数個の受信アンテナから選択した受信アンテナの受信信号を出力する受信素子選択部と、
    前記受信素子選択部からの受信信号を増幅し、中間周波数に変換し、不要周波数帯域信号を抑圧してデジタル信号に変換する複数台の受信機と、
    前記複数台の受信機により取り出された信号を元に信号処理により前記電波放射源からの入射信号の到来方向を推定する信号処理部とを備え、
    前記受信機の台数が前記受信アンテナの個数よりも少ない
    ことを特徴とする測角装置。
  2. 前記信号処理部は、
    前記受信素子選択部に対して複数個の受信アンテナから同時に受信アンテナの個数より少ない複数個の組み合わせ又は1個のみを選択するよう選択信号を出力するタイミング制御部と、
    前記受信アンテナの個数より少ない台数の受信機からの信号に基づいて、受信アンテナの個数と等しい台数の受信機からの信号に基づき生成される第1の受信信号共分散行列と同等の第2の受信信号共分散行列を生成する共分散行列生成部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の測角装置。
  3. 前記信号処理部は、
    前記受信素子選択部に対して複数個の受信アンテナから同時に受信アンテナの個数より少ない複数個の組み合わせを選択するよう選択信号を出力するタイミング制御部と、
    前記受信アンテナの個数より少ない台数の受信機からの信号に基づいて、受信アンテナの個数と等しい台数の受信機からの信号に基づき生成される第1の受信信号共分散行列と同等の第2の受信信号共分散行列を生成する共分散行列生成部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の測角装置。
  4. 前記信号処理部は、
    前記共分散行列生成部により生成された第2の受信信号共分散行列を用いて前記電波放射源からの入射信号の到来方向を推定する測角処理部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項3記載の測角装置。
  5. 前記信号処理部は、
    前記共分散行列生成部により生成された第2の受信信号共分散行列を用いて前記電波放射源からの入射信号の到来方向を超分解能測角法に従い推定する超分解能測角処理部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項3記載の測角装置。
  6. 前記信号処理部は、
    前記超分解能測角処理部からの推定入射方向に対するアレーモードベクトル、及び前記共分散行列生成部からの第2の受信信号共分散行列に基づいて入射信号の電力を推定する電力推定部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項5記載の測角装置。
  7. 前記信号処理部は、
    前記複数台の受信機により取り出された信号を、事前に用意した補正情報に基づき補正して前記共分散行列生成部に出力する振幅・位相補正部をさらに有する
    ことを特徴とする請求項5記載の測角装置。
  8. 複数個の受信アンテナで電波放射源が放射する電波を受信するステップと、
    受信素子選択部で前記複数個の受信アンテナから選択した受信アンテナの受信信号を出力するステップと、
    複数台の受信機で前記受信素子選択部からの受信信号を増幅し、中間周波数に変換し、不要周波数帯域信号を抑圧してデジタル信号に変換するステップと、
    信号処理部で前記複数台の受信機により取り出された信号を元に信号処理により前記電波放射源からの入射信号の到来方向を推定するステップとを含み、
    前記受信機の台数が前記受信アンテナの個数よりも少ない
    ことを特徴とする測角方法。
  9. タイミング制御部で前記受信素子選択部に対して複数個の受信アンテナから同時に受信アンテナの個数より少ない複数個の組み合わせ又は1個のみを選択するよう選択信号を出力するステップと、
    共分散行列生成部で前記受信アンテナの個数より少ない台数の受信機からの信号に基づいて、受信アンテナの個数と等しい台数の受信機からの信号に基づき生成される第1の受信信号共分散行列と同等の第2の受信信号共分散行列を生成するステップとを含む
    ことを特徴とする請求項8記載の測角方法。
  10. タイミング制御部で前記受信素子選択部に対して複数個の受信アンテナから同時に受信アンテナの個数より少ない複数個の組み合わせを選択するよう選択信号を出力するステップと、
    共分散行列生成部で前記受信アンテナの個数より少ない台数の受信機からの信号に基づいて、受信アンテナの個数と等しい台数の受信機からの信号に基づき生成される第1の受信信号共分散行列と同等の第2の受信信号共分散行列を生成するステップとを含む
    ことを特徴とする請求項8記載の測角方法。
  11. 測角処理部で前記共分散行列生成部により生成された第2の受信信号共分散行列を用いて前記電波放射源からの入射信号の到来方向を推定するステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項10記載の測角方法。
  12. 超分解能測角処理部で前記共分散行列生成部により生成された第2の受信信号共分散行列を用いて前記電波放射源からの入射信号の到来方向を超分解能測角法に従い推定するステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項10記載の測角方法。
  13. 電力推定部で前記超分解能測角処理部からの推定入射方向に対するアレーモードベクトル、及び前記共分散行列生成部からの第2の受信信号共分散行列に基づいて入射信号の電力を推定するステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項12記載の測角方法。
  14. 振幅・位相補正部で前記複数台の受信機により取り出された信号を、事前に用意した補正情報に基づき補正して前記共分散行列生成部に出力するステップをさらに含む
    ことを特徴とする請求項12記載の測角方法。
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