JP2008240064A - 構造物の作製方法及び構造物の作製装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアロゾル発生器内において、解砕片と粉体とを混在させて配置し、エアロゾル排出口近傍に所定の大きさの微粒子のみを通過させるフィルタを設けた場合の課題を解決し、ノズルの目詰まりを防ぎ、粒子径が均一な微粒子を排出することで、粒子径が均一で緻密な膜の形成効率が高い構造物の作製方法及び構造物の作製装置を提供する。
【解決手段】 エアロゾル発生器は、微粒子の粉体と混在して配置された解砕片と、解砕片と接触せず所定の大きさの微粒子のみ通過させる第1のフィルタと、この第1のフィルタに対してガスが流れる方向の上流側に、第1のフィルタとの間に隙間を設けて設置され、解砕片を通過させない大きさの孔を有する第2のフィルタを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、微粒子を含むエアロゾルを基板に吹き付け、微粒子材料を基板上に堆積することによって、構造物を形成する作製方法及び作製装置に関するものである。
微粒子材料からなる膜或いは構造物の作製方法には、エアロゾルデポジション法と呼ばれる方法がある。これは、微粒子を含むエアロゾルをノズルから高速で基板に向けて噴射して基板に微粒子を衝突させ、その機械的衝撃力を利用して多結晶構造物を基板上に直接形成させる方法であり、特許文献1で開示されている。
同文献で示されているように、エアロゾルデポジション法では、エアロゾル発生器を用いる。このエアロゾル発生器中に微粒子から成る粉体を収納し、そこへガスを注入する。すると微粒子がガス中に分散し、エアロゾルが発生する。そしてこのエアロゾルはエアロゾル発生器からノズル側に搬送され、ノズルから高速で基板に噴射される。
ノズルから噴射されるエアロゾル中の微粒子を基板に堆積し、粒子径が均一で緻密な膜を形成するためには、特許文献2で開示されているように、微粒子がセラミックから成る場合、エアロゾル発生器内に収納する粉体の最小単位である一次微粒子の平均粒径を0.05〜1μm程度の小粒径にし、その一次微粒子又はそれが少数集合した小さな凝集体を噴射する必要があるとされる。
すなわち、平均粒径以上の径を持つ大きな一次微粒子はもちろんのこと、小さな一次微粒子であってもこれらが多数集合し比較的大きな凝集体となってから噴射されると、基板に衝突しても、粒子径が均一で緻密な膜の形成に寄与しない。
セラミック以外の微粒子においても同様に、微粒子が凝集することは望ましくない。
ところが、エアロゾル発生器に設置する微粒子から成る粉体の相当量は静電気等が影響し、エアロゾル発生器内に設置した当初から大きな凝集体になることが多い。
エアロゾル化開始当初、粉体内に存在している一次微粒子又はその小さな凝集体がガスに分散されエアロゾル発生器から排出されるが、しばらく経過すると静電気等の影響によりエアロゾル発生器内には大きな凝集体が多くなる。この大きな凝集体はそのままガス中に分散してエアロゾル発生器から排出するか、その大きさゆえにガス中に分散されずエアロゾル発生器に残留する。大きな凝集体のままエアロゾル発生器より排出されると、粒子径が均一で緻密な膜の形成の妨げとなりノズルを詰まらせる原因ともなる。
このような理由でエアロゾル化開始後しばらく経過すると、エアロゾルの発生効率が低下し、更には粒子径が均一で緻密な膜の形成の効率は大幅に劣化してしまう傾向がある。
上記問題を解決するため、特許文献1ではエアロゾル発生器に収納した粉体内に存在する大きな凝集体を、一次微粒子又はその小さな凝集体に砕いてエアロゾル化させる手段について言及している。
この技術は、解砕片を粉体と混在させ、エアロゾル発生器に振動を付加することで、解砕片に運動を与える。すると、解砕片同士の衝突又は解砕片同士の回転摺動が起こり、解砕片同士の接触による粉体解砕効果が発生する。この結果、解砕片間の粉体内に存在する大きな凝集体を、一次微粒子又はその小さな凝集体に解砕することができる。
また、発生したエアロゾルを分級して、ノズル側へ搬送する分級技術がある。これは発生したエアロゾルをノズルに搬送するべく排出される排出口に対してガスが流れる方向の上流近傍に、所定の大きさを有する微粒子のみを通過させる孔を有するフィルタを設ける。このフィルタによって、粒子径が均一な膜を形成するために必要な所定の大きさを有する微粒子のみをノズルに搬送することが可能となる。
特開2003−166076号公報 特開2001−152360号公報 特開2006−198577号公報
以上説明した従来技術、すなわち、解砕片を粉体と混在させて配置する技術とエアロゾル排出口上流近傍にフィルタを有する技術を併用し、エアロゾル発生器内にフィルタと解砕片を用いると各々の技術の効果を得ることが期待できるが、以下の解決すべき課題が発生する。
図4にエアロゾル発生器において、発生したエアロゾルをノズル側に搬送するために設けられたエアロゾル搬送管4のエアロゾル導入口側に、粒子径が均一で緻密な膜の形成に寄与可能な所定の大きさを有する微粒子のみを通過させる孔を有するフィルタ11を設け、フィルタに対してガスが流れる方向の上流側、つまりエアロゾル発生器底面に、解砕片10を粉体9と混在して配置する場合の構造を示す。
この構成のフィルタ付近の詳細を図5に示す。フィルタ11は、所定の大きさ以上の微粒子がエアロゾル発生器30から排出されないように遮断する。したがって、所定の大きさを有する微粒子9aはフィルタ11を通過するが、遮断された凝集体9fがフィルタ11に付着残留し、積層化されていく傾向がある。つまり、フィルタが遮断効果を有するために目詰まりという問題が発生する。また、それに密着残留していくのは遮断された大きさの凝集体だけではなく、静電気の影響により所定の大きさを有する一次微粒子又はその小さな凝集体9aも付着するので、フィルタの下面側だけではなく上面側にもそれらが付着し、積層化し凝集体9g、9hのように大きな凝集体となる場合がある。
他方、この構成においては、粉体と混在する解砕片10がエアロゾル発生器30の振動、又は発生器へ注入されるガス気流31aによって上昇し、フィルタ11に接触する場合がある。
この現象は、ガス気流31aによって上方へ巻き上げられる重量を持つ解砕片10を用いた場合に発生するが、上昇した解砕片10とフィルタの接触によって衝撃を受け、フィルタ11下面に付着残留している大きな凝集体9f、9g等がフィルタから剥離、落下し、前述した目詰まりの問題を解決することが可能となる。同時に、落下したそれを再度解砕化して有効活用化することが可能となる。
しかし、その衝突によってフィルタ11の上面側に付着残留しているものも剥離し、エアロゾル発生器から排出してしまう。
このような場合、剥離したものの中には静電気の影響等によって積層化し所定の大きさ以上になった凝集体9hも存在し、これらがエアロゾル発生器から排出され基板上に噴射されても、粒子径の不ぞろいな粉体が堆積されるため粒子径が均一な緻密な膜を成膜できない。
更に、この大きな凝集体はエアロゾル発生器から排出された後、搬送管又はノズルの目詰まりを引き起こす可能性がある。
〔発明の目的〕
本発明は上述した課題を解決し、エアロゾル発生器内に解砕片を粉体と混在して配置する技術とエアロゾル排出口の上流付近にフィルタを有する技術を併用した場合において、所定の大きさ以上の凝集体を排出する可能性を低減させることでノズルの目詰まりを防ぎ、粒子径が均一な微粒子を排出することで、粒子径が均一で緻密な膜の形成効率が高い構造物の作製方法及び構造物の作製装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、解砕片と、所定の大きさを有する微粒子のみを通過させる孔で構成される第1のフィルタと、第1のフィルタに対してガスが流れる方向の上流側に、第1のフィルタとの間に隙間を設けて設置され、解砕片を通過させない大きさの孔で構成される第2のフィルタを有したエアロゾル発生器内で、微粒子から成る粉体と解砕片を混在させ、第2のフィルタに対してガスが流れる方向の上流側に設置して粉体へガスを注入してエアロゾルを発生させ、発生したエアロゾルを第2のフィルタと第1のフィルタを介して基板側に搬送すべく排出することで、上記課題を解決しようとするものである。
本発明によれば、大きな凝集体の排出を抑え、粒子径が均一な微粒子を排出することで、ノズルの目詰まりを防ぎ、粒子径が均一で緻密な膜の形成効率が高い構造物の作製方法及び構造物の作製装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1にエアロゾルデポジション法による構造物の作製方法及び構造物の作製装置の模式図を示す。
同図に示すように、構造物の作製装置1は膜形成部2とエアロゾル発生部3を有し、エアロゾル発生部3内で、微粒子がガス中に分散されて発生したエアロゾルを膜形成部2に搬送するエアロゾル搬送管4によって1と2を接続した構成が基本となる。
膜形成部2は真空ポンプ21で真空化される真空チャンバー20を有し、その真空チャンバー20内に導かれた搬送管4の先端部に配置されたノズル5が、エアロゾル発生器3からエアロゾル搬送管4によって搬送されたエアロゾル6を基板7bに噴射して膜7aを形成し、この基板7bと膜7aで構成される構造物7を作製する。尚、基板7bは通常ステージ8に固定されており、基板7bをX−Y方向8aに移動しながらその上に膜を形成する。
また、エアロゾル発生部3はエアロゾル発生器30と、ガス搬送管31によってエアロゾル発生器30内にガスを注入するマスフローコントローラ32と、エアロゾル発生器30に機械的振動33aを加える振動付加手段33から構成されると共に、エアロゾル搬送管4の他端部がエアロゾル発生器30の上部に挿入されている。
エアロゾル発生部3においてエアロゾルが発生する過程は、エアロゾル発生器30内に微粒子から成る粉体9を収納する。そこへ、乾燥空気ガス又は、ヘリウム、窒素などの不活性ガスを噴射し、粉体を噴き上げエアロゾルを発生させる。噴き上げられたエアロゾル中の微粒子は、所定の大きさを有する微粒子のみ2枚のフィルタを通過しエアロゾル発生器からエアロゾル搬送管4へ排出される。
本発明における微粒子には、セラミックや半導体の脆性材料、金属材料、これらの材料の混合物、セラミック微粒子にセラミックや金属や樹脂をコーティングしたものが挙げられる。また微粒子の形状は、略球状の物質や針状物質も含む。
そして、所定の大きさを有する微粒子とは、微粒子がセラミックから成る場合、平均粒径が0.05〜1μmの一次微粒子又はそれが少数集合した小さな凝集体のことで、均一で緻密な堆積物を形成するのに適した粒径を有するものである。
微粒子がセラミック以外から成る場合においても、その物質で膜を形成する際、粒子径(針状物の場合は長手方向の長さ)が均一で緻密な膜を形成するのに適した粒子径を有するものを、所定の大きさを有する微粒子と呼ぶ。
図2は本発明の実施例1としての構造物作製装置におけるエアロゾル発生器30の模式図である。
エアロゾル発生器30内には、解砕片10と、微粒子から成る粉体9と、第1のフィルタ11と第2のフィルタ12が配置される。第1のフィルタ11は、所定の大きさを有する微粒子のみを通過させる孔を有する。一方、第2のフィルタ12は、所定の大きさを有する微粒子は通過可能であり、解砕片10は通過不可能な大きさの孔を有する。粉体9は複数個の解砕片10と混在して、第2のフィルタ12に対してガスが流れる方向の上流側、つまりエアロゾル発生器底面に配置されている。
エアロゾル発生器30へ注入されるガス気流31aは、ガス搬送管16によって導かれる。図2に示すように、エアロゾル発生器30内においてエアロゾル搬送方向を上側とした時、ガス搬送管16はエアロゾル発生器30の上側から第1のフィルタ11と第2のフィルタ12を突き抜ける。
そして、粉体9と解砕片10が配置されたエアロゾル発生器30の底面と水平方向になるよう導かれ、最終的には底面に沿ってガス気流31aを注入する。
尚、解砕片10は、ガス気流31aによって上方へ巻き上げられる重量を持つ。
このような構成のもと、エアロゾル発生器に振動33aを付加、又はガス気流31aを注入すると、解砕片10同士の衝突又は回転摺動が生じ、解砕粉砕効果が発生する。
すると、解砕片10間に存在する粉体9内の大きな凝集体のうちある程度のものが所定の大きさを有する微粒子に解砕される。そしてガス気流31aが注入されるとフィルタ側へ運ばれる。
その後、所定の大きさを有する微粒子のみが第1のフィルタ11を通過し、エアロゾル搬送管4内へ搬送され、エアロゾル発生器30から排出される。その後、排出されたエアロゾルはノズル5側に搬送され、ノズル5から高速で基板7b上に噴射され、膜7aを形成する。
そして、この基板7bと膜7aにより、構造物7が作製される。
ここで、構造の詳細について述べる。
図3は図2のフィルタ設置部を拡大した図である。
ガス気流31aによって第2のフィルタ12側へ運ばれたものの中には、解砕片10によって解砕され所定の大きさを有する微粒子9aのようになったもの他にも、解砕されていない凝集体や解砕されても所定の大きさまで解砕されなかった様々な大きさの凝集体が存在する。
第2のフィルタの孔よりも大きな凝集体9bは第2のフィルタ12は通過を遮断され、第2のフィルタ12の下面に付着する。
ここで、例えば第1のフィルタ11の孔と第2のフィルタ12の孔が同じ大きさである場合を考える。
第2のフィルタ12を通過した所定の大きさを有する微粒子9aは、そのまま第1のフィルタ11も通過する。若しくは、静電気により、第2のフィルタ12上面に付着する。これが積層化し、所定の大きさ以上の凝集体9dとなる場合もある。
そこへ解砕片がガス気流により吹き上がり、第2のフィルタ12に衝突すると、その振動で、第2のフィルタ12下面及び上面に付着していた凝集体は剥離する。
第2のフィルタ12下面から剥離した凝集体9bはそのまま落下し、再び解砕可能となる。
また、第2のフィルタ12上面に積層化し、所定の大きさ以上の凝集体となり付着していた9dは剥離すると第1のフィルタ11で遮断され凝集体9cの様に下面に付着する。
第1のフィルタ11上面にも第1フィルタを通過した後の所定の大きさを有する微粒子9aが静電気により付着する。これが積層化し、所定の大きさ以上の凝集体9eとなる場合もある。
従来技術ではフィルタは第1のフィルタ11単独で構成されていたので、解砕片10は第1のフィルタ11と衝突することになり、その影響によって第1のフィルタ11の上面側に付着している大きな凝集体9eがエアロゾル発生器から排出されてしまっていた。
しかし、本実施例では解砕片10は第2のフィルタ12のみに衝突し、この衝突の影響は、第2のフィルタ12のみに与えられ、第1のフィルタ11には与えられない構成となっている。
したがって第1のフィルタ11の上面に付着した大きな凝集体9eが剥離してエアロゾル発生器30から排出されることはない。
また、第1のフィルタ11の下面側に付着している凝集体9cは上流側からのガス気流31aによって噴き上げられた所定の大きさを有する微粒子又は第2のフィルタ12の上面から剥離した凝集体9dの衝突によって、第1のフィルタ11から部分的に剥離する。
両フィルタ間に存在する凝集体9d及び9cのうち、剥離後の大きさが所定の大きさになったものは第1のフィルタ11の孔を通過して発生器より排出される。又は第1のフィルタの孔と同じ大きさの孔を有する第2のフィルタを通過して落下する。
両フィルタ間に存在する凝集体9d及び9cのうち、剥離後の大きさが両フィルタの孔より大きいものは、フィルタ間で浮遊した状態となる。その間、両フィルタへの接触によってより所定の大きさの微粒子に解砕される場合があり、第1のフィルタ11の孔を通過して発生器より排出される。又は第2のフィルタの孔を通過して落下する。
尚、図3で示すように、第1のフィルタ11と第2のフィルタ12は密着させず、第2のフィルタ12が解砕片10と衝突した時の衝撃を第1のフィルタ11に与えない程度の幅を有した隙間を設けて設置する。
これらのフィルタ密着させた場合、第2のフィルタ12がガス気流31aにより巻き上げられた解砕片10と衝突すると、その影響をそのまま第1のフィルタ11へ与えてしまい、第1のフィルタ11の上面側に付着している大きな凝集体9eを剥離させてしまう。
また、解砕片が通過しない範囲で第2のフィルタの孔を第1のフィルタの孔よりも大きくすると、フィルタから剥離しフィルタ間で浮遊した状態となる凝集体が、第2のフィルタを通過して落下し再度解砕されやすくなる。
以上説明したように、本実施の形態によって、フィルタ上面に積層化した大きな凝集体の排出を抑えられるのでノズルの目詰まりを防げる。さらに粒子径が均一な粒子を排出するため、緻密な膜を形成することができる。
エアロゾルデポジション法による構造物の作製装置の模式図 実施例1のエアロゾル発生器を説明する図 実施例1の詳細を説明する図 従来技術においてフィルタが一枚の場合のエアロゾル発生器を説明する図 従来技術の問題点を説明する図
符号の説明
1 構造物の作製装置
2 膜形成部
3 エアロゾル発生部
4 エアロゾル搬送管
5 ノズル
6 搬送されたエアロゾル
7 構造物
7a 膜
7b 基板
8 ステージ
9 微粒子の粉体
9a 所定の大きさを有する微粒子
9b〜9h 所定の大きさよりも大きな凝集体
10 解砕片
11 第1のフィルタ
12 第2のフィルタ
16 ガス搬送管
20 真空チャンバー
21 真空ポンプ
30 エアロゾル発生器
31 ガス搬送管
31a ガス気流
32 マスフローコントローラ
33 振動付加手段

Claims (10)

  1. 微粒子をガス中に分散したエアロゾルを基板へ噴射し、基板上に膜を形成する構造物を作製するエアロゾルデポジション法において、解砕片と、所定の大きさを有する前記微粒子のみを通過させる孔で構成される第1のフィルタと、該第1のフィルタに対して前記ガスが流れる方向の上流側に、前記第1のフィルタとの間に隙間を設けて設置され、前記解砕片を通過させない大きさの孔で構成される第2のフィルタと、を有したエアロゾル発生器内で、前記粒子から成る粉体と前記解砕片を混在させて前記第2のフィルタに対して前記ガスが流れる方向の上流側に設置し、前記粉体へ前記ガスを注入してエアロゾルを発生させ、該エアロゾルを前記第2のフィルタと前記第1のフィルタを介して前記基板が設置された方へ搬送すべく排出することを特徴とする構造物の作製方法。
  2. 前記微粒子はセラミックから成ることを特徴とする請求項1記載の構造物の作製方法。
  3. 前記第2のフィルタの孔は前記第1のフィルタの孔よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の構造物の作製方法。
  4. 前記エアロゾル発生器に、機械的振動を与えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の構造物の作製方法。
  5. 前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとの間の隙間は、前記第2のフィルタが、前記解砕片と衝突した際の衝撃を前記第1のフィルタに与えない程度の幅を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の構造物の作製方法。
  6. エアロゾル発生器内にて微粒子が、ガス中に分散され発生したエアロゾルを用いて構造物を作製する装置において、前記エアロゾル発生器は、解砕片と、所定の大きさを有する前記微粒子のみを通過させる孔で構成される第1のフィルタと、該第1のフィルタに対して前記ガスが流れる方向の上流側に、前記第1のフィルタとの間に隙間を設けて設置され、前記解砕片を通過させない大きさの孔で構成される第2のフィルタと、からなることを特徴とする構造物の作製装置。
  7. 前記微粒子はセラミックから成ることを特徴とする請求項6記載の構造物の作製装置。
  8. 前記第2のフィルタの孔は前記第1のフィルタの孔よりも大きいことを特徴とする請求項6又は7記載の構造物の作製装置。
  9. 前記エアロゾル発生器に、機械的振動を与える振動手段を有することを特徴とする請求項6から8いずれかに記載の構造物の作製装置。
  10. 前記第1のフィルタと前記第2のフィルタとの間の隙間は、前記第2のフィルタが、前記解砕片と衝突した際の衝撃を前記第1のフィルタに与えない程度の幅を有していることを特徴とする請求項6から9いずれかに記載の構造物の作製装置。
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