JP6347189B2 - 膜の製造装置、及び膜の製造方法 - Google Patents

膜の製造装置、及び膜の製造方法 Download PDF

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Description

本件は、ノズル、並びに膜の製造方法、及び膜の製造装置に関する。
膜を作製する方法として、近年、エアロゾルデポジション(ASD)が注目されている。前記エアロゾルデポジションは、金属、セラミックス等の粒子をガス中に分散させて得られたエアロゾルをノズルを通して、基板上に噴射して衝突させることにより、前記基板上に膜を形成する方法である。前記エアロゾルデポジションを用いると、室温において、金属、セラミックス等の膜の形成が可能であることから、前記エアロゾルデポジションは、環境負荷に配慮した技術である。
金属、セラミックス等は、種々の目的から、複合材料として使用されることがある。例えば、熱電変換材料、キャパシタ、リチウムイオン電池等においては、複合金属酸化物が用いられている。
前記エアロゾルデポジションを用いれば、複合材料の膜の低コストでの作製が期待できる。そこで、前記エアロゾルデポジションを用いて前記複合材料を作製する技術が提案されている。例えば、第1微粒子を第1搬送ガス中に分散させた第1エアロゾルと、第2微粒子を第2搬送ガス中に分散させた第2エアロゾルとを含む複数種のエアロゾルを、基体の成膜面に向けて同時に噴射して、被膜を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この提案の技術においては、前記第1エアロゾルと、前記第2エアロゾルとを、共通のノズルから同時に噴射している。前記共通のノズルを用いて基体に向けて同時に噴射する際には、前記第1エアロゾルと、前記第2エアロゾルとを、前記共通のノズル内で混合するか、又は共通のノズルよりも上流側で混合している。
しかし、この提案の技術では、以下のような問題がある。各エアロゾルは、使用する搬送ガスが異なることがある。そして、一方のエアロゾルの搬送ガスに酸素を用い、他方のエアロゾル中の微粒子に金属を用いた場合、ノズル内又はノズルよりも上流側において前記第1エアロゾルと前記第2エアロゾルとを混合した際に、金属の酸化が起こる。また、各エアロゾルの最適流速が異なると、ノズル内又はノズルよりも上流側において前記第1エアロゾルと前記第2エアロゾルとを混合した際に、最適流速から外れる流速になってしまう。そのため、複合材料の膜を作製する際に、所望の組成比が得られにくい。更に、最適流速から外れることにより、基体を削ることも起こりうる。
また、複数の構成要素から成る分割構造にしたノズルであって、前記ノズル内に複数のエアロゾル噴射通路を有し、それぞれの前記エアロゾル噴射通路が有するエアロゾル噴射孔の中心線(孔軸)の延長線が、所定の一点で交わるように設計されたノズルを用いたエアロゾルデポジションが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、この提案の技術では、噴射された2種のエアロゾルが干渉し、各エアロゾルがエアロゾルデポジションにより膜を形成するのに充分な運動エネルギーを保つことができず、複合材料の膜を作製する際に、所望の組成比を保つことができないという問題がある。
したがって、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができるノズル、膜の製造方法、及び膜の製造装置が求められているのが現状である。
特開2009−280874号公報 特開2003−275630号公報
本件は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本件は、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができるノズル、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができる膜の製造方法、及び所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができる膜の製造装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段としては、後述する付記に記載した通りである。即ち、
開示のノズルは、
エアロゾルを導入する導入開口と、前記エアロゾルを噴射する噴射開口と、前記導入開口から前記噴射開口まで前記エアロゾルを通過させるエアロゾル流路とを有するノズル孔を、複数有するノズルであって、
複数の前記ノズル孔の前記エアロゾル流路の中心線を前記噴射開口から前記ノズルの外に延長した時に、前記ノズルの外に延長された複数の前記中心線の延長線が、平行である。
開示の膜の製造方法は、開示の前記ノズルのぞれぞれのノズル孔から、異なる種類のエアロゾルを噴射する工程を含む。
開示の膜の製造装置は、開示の前記ノズルを有する。
開示のノズルによると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができる。
開示の膜の製造方法によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができる。
開示の膜の製造装置によると、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができる。
図1Aは、開示のノズルの一例を示す断面模式図である。 図1Bは、図1Aのノズルの噴射側先端部の側面図である。 図1Cは、図1Aのノズルから2種類のエアロゾルを噴射した状態を示す断面模式図である。 図2は、2つのノズルを用いたエアロゾルデポジションを説明するための断面模式図である。 図3は、1つのノズル孔を有するノズルの断面模式図である。 図4は、開示の膜の製造装置の一例の模式図である。 図5は、比較例1に用いた膜の製造装置の模式図である。 図6は、比較例2に用いた膜の製造装置の模式図である。 図7は、比較例3に用いた膜の製造装置の模式図である。
(ノズル)
開示のノズルは、複数のノズル孔を少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
<ノズル孔>
前記ノズル孔は、導入開口と、噴射開口と、エアロゾル流路とを少なくとも有する。
前記導入開口は、前記ノズルにエアロゾルを導入する開口である。
前記導入開口の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、矩形などが挙げられる。
前記導入開口の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記噴射開口は、前記ノズルから前記エアロゾルを噴射する開口である。
前記噴射開口の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、矩形などが挙げられる。
前記噴射開口の大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記噴射開口の形状が矩形の場合、前記噴射開口の短辺が0.05mm〜0.3mm、長辺が10mm〜25mmの矩形などが挙げられる。
前記エアロゾル流路は、前記導入開口から前記噴射開口まで前記エアロゾルを通過させる流路である。
前記エアロゾル流路の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記エアロゾル流路の一部が、前記導入開口から前記噴射開口に行くに従い前記エアロゾル流路の横断面積を減少させるような形状(いわゆるテーパ形状)を有することが、前記エアロゾルを加速できる点で好ましい。
前記ノズルの材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ステンレス鋼などが挙げられる。
開示の前記ノズルにおいては、複数の前記ノズル孔の前記エアロゾル流路の中心線を前記噴射開口から前記ノズルの外に延長した時に、前記ノズルの外に延長された複数の前記中心線の延長線が、平行である。そうすることにより、噴射された複数種のエアロゾルが重なった際にも、各エアロゾル中の粒子は、エアロゾルデポジションに必要な運動エネルギーを大きく失うこと無く飛ぶことができる。そのため、各エアロゾルから所定量の粒子が基板上に堆積する。その結果、複合材料の膜を作製する際に、所望の組成比を保つことができる。
ここで、前記中心線とは、前記エアロゾル流路における断面であって、前記エアロゾルの進行方向に直交する断面の中心を通る線を意味する。
また、本発明において「平行」とは、完全な平行では無くてもよい。即ち、複数の前記延長線は、0°超〜3°以下の角度で交わってもよい。この程度の鋭角であれば、基板上又は基板よりノズル側で複数の延長線は交差しない。そして、噴射された複数種のエアロゾルが重なった際にも、各エアロゾル中の粒子は、エアロゾルデポジションに必要な運動エネルギーを大きく失うこと無く飛ぶことができる。
前記ノズルにおいて、前記ノズル孔の数は、複数であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、2つが好ましい。
前記ノズルにおいては、前記噴射開口の形状が矩形の場合、複数の前記噴射開口は、隣り合う2つの前記噴射開口の長辺が対向するように並んでいることが、エアロゾルデポジションによる膜の作製効率が高い点で、好ましい。
ここで、図を用いて開示のノズルの一例を説明する。
図1Aは、開示のノズルの一例の断面模式図である。
図1Bは、図1Aのノズルの噴射側先端部の側面図である。
図1A及び図1Bに示すノズル1は、2つのノズル孔を有する。2つのノズル孔は、それぞれに、エアロゾルを導入する導入開口2A、3Aと、エアロゾルを噴射する噴射開口2B、3Bと、導入開口2A、3Aから噴射開口2B、3Bまでエアロゾルを通過させるエアロゾル流路2C、3Cとを有する。
図1Bに示すように、ノズル1の噴射開口2B、3Bの形状は矩形である。そして、2つの噴射開口2B、3Bは、隣り合う2つの噴射開口2B、3Bの長辺が対向するように並んでいる。
そして、ノズル1においては、2つのノズル孔のエアロゾル流路2C、3Cの中心線2D、3D(破線)を噴射開口2B、3Bからノズル1の外に延長した時の、ノズル1の外に延長された2つの中心線2D、3Dの延長線2E、3E(一点鎖線)は、平行である。各ノズル孔から噴出される2種のエアロゾル100A及びエアロゾル100Bは、進行方向に直交する断面の面積を徐々に広げながら飛んで行く。その際に、図1Cに示すように、エアロゾル100A及びエアロゾル100Bは、一部が交わる。しかし、2つの中心線2D、3Dの延長線2E、3Eが平行であるため、即ち、2種のエアロゾルの進行方向が平行であるため、エアロゾル100A及びエアロゾル100Bの一部が交わっても、エアロゾル100A中の粒子、及びエアロゾル100B中の粒子は、エアロゾルデポジションに必要な運動エネルギーを大きく失うこと無く飛ぶことができる。そのため、各エアロゾルから所定量の粒子が基板上に堆積する。その結果、複合材料の膜を作製する際に、所望の組成比を保つことができる。
一方、図2に示すような1つのノズル孔を有するノズル51を2つ用いて、2種のエアロゾル150A及び150Bを、基板上又は基板よりノズル側で交差するように噴射させると、2つの中心線2D(破線)の延長線2E(一点鎖線)が基板上又は基板よりノズル側で交差しているため、即ち、2種のエアロゾル150A及び150Bの進行方向が交差しているため、各エアロゾル中の粒子の一部は、交差する箇所で衝突し、エアロゾルデポジションに必要な運動エネルギーを失ってしまう。そのため、各エアロゾルから基板上に堆積する粒子の量が安定しない。したがって、このような方法では、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができない。
なお、ノズル孔を2つ有するノズルを1つ用い、2種のエアロゾルをそれぞれのノズル孔から噴射する場合でも、ノズル孔の中心線の延長線が交差しているとき、即ち、2種のエアロゾルの進行方向が交差しているときには、上記と同様の結果となる。
また、図3に示すような1つのノズル孔を有するノズル61を1つ用いて、複合材料の膜を作製する場合には、導入開口2Aにエアロゾルを導入する際、又はその前に、2種のエアロゾルを混合することも考えられる。しかし、その場合には、各エアロゾルの最適流速が異なると、各エアロゾルが最適流速から外れる流速になってしまう。更に、最適流速から外れることにより、基体を削ることも起こりうる。その結果、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができない。
また、図3に示すような1つのノズル孔を有するノズル61を1つ用いて、複合材料の膜を作製する場合には、2種の粒子を含有するエアロゾルをエアロゾル作製手段において作製し、作製されたエアロゾルを用いて複合材料の膜を作製する方法も考えられる。しかし、その場合には、2種の粒子の大きさ、比重等の違いにより、各粒子の成膜に適した最適流量が異なるため、所定の混合量のエアロゾルを安定して作製することが困難である。その結果、所望の組成比を有する複合材料の膜を安定して作製することができない。
(膜の製造方法、及び膜の製造装置)
開示の膜の製造方法は、噴射工程を少なくとも含み、更に必要に応じて、エアロゾル作製工程などのその他の工程を含む。
開示の膜の製造装置は、開示の前記ノズルを少なくとも有し、更に必要に応じて、エアロゾル作製手段などのその他の手段を有する。
開示の膜の製造方法は、開示の膜の製造装置により好適に行うことができ、前記噴射工程は、前記ノズルにより行うことができ、前記エアロゾル作製工程は、前記エアロゾル作製手段により好適に行うことができる。
開示の膜の製造方法は、エアロゾルデポジションである。
開示の膜の製造装置は、エアロゾルデポジションに使用する膜の製造装置である。
<噴射工程>
前記噴射工程は、開示の前記ノズルのぞれぞれのノズル孔から、異なる種類のエアロゾルを噴射する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
<エアロゾル作製工程、及びエアロゾル作製手段>
前記エアロゾル作製工程は、前記エアロゾルを作製する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、材料粒子が収容されたエアロゾル作製容器に搬送ガスを導入してエアロゾルを作製する方法などが挙げられる。
前記エアロゾル作製手段としては、前記エアロゾルを作製する手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エアロゾル作製容器と、搬送ガス導入部材とを有する。前記搬送ガス導入部材としては、例えば、ガスボンべなどが挙げられる。
前記エアロゾルは、搬送ガスに材料粒子が分散されたものである。
ここで、前記噴射工程における、異なる種類のエアロゾルとは、前記材料粒子の種類が異なる複数種のエアロゾルを指す。
前記搬送ガスとしては、エアロゾルデポジションに適用可能なガスであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、空気、窒素ガス、酸素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどが挙げられる。
前記材料粒子の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、有機材料、無機材料などが挙げられる。複合金属酸化物を作製する場合には、金属、金属酸化物などが挙げられる。
前記材料粒子の大きさとしては、エアロゾルデポジションに適用可能な大きさであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、1μm〜50μmなどが挙げられる。
前記膜の製造方法及び前記膜の製造装置においては、前記ノズルにおけるノズル孔は2つであり、前記エアロゾルは2種類であり、かつ各ノズル孔から各エアロゾルが噴射されることが好ましい。
前記膜の製造方法においては、複数の前記ノズル孔から噴射された各エアロゾルが混合した混合エアロゾルが、開口を有する遮蔽手段の前記開口を通過して基板に衝突し、複数の前記ノズル孔から噴射された、混合していない各エアロゾルが、前記遮蔽手段に衝突することが好ましい。そうすることにより、粒子が混合された混合エアロゾルのみが基板に衝突することができ、得られる複合材料の膜における各材料の組成比は、より所望の組成比に近くなる。
前記膜の製造装置においては、複数の前記ノズル孔から噴射された各エアロゾルが混合した混合エアロゾルを通過する開口を有し、複数の前記ノズル孔から噴射された、混合していない各エアロゾルを衝突させる遮蔽手段を有することが好ましい。そうすることにより、粒子が混合された混合エアロゾルのみが基板に衝突することができ、得られる複合材料の膜における各材料の組成比は、より所望の組成比に近くなる。
なお、前記遮蔽手段は、前記基板と、前記ノズルとの間に配される。
ここで、開示の膜の製造方法、及び開示の膜の製造装置の一例を図を用いて説明する。
図4は、開示の膜の製造装置の一例の模式図である。
図4の膜の製造装置は、チャンバ11を有する。更に、前記膜の製造装置は、チャンバ11内に、ノズル1と、基板14を載せるためのステージ12と、遮蔽手段13とを有する。更に、前記膜の製造装置は、2種類のエアロゾルを作製するための2つのエアロゾル作製手段と、各エアロゾル作製手段で作製したエアロゾルをノズル1に供給するエアロゾル供給管22A及び22Bとを有する。2つのエアロゾル作製手段は、エアロゾル作製容器20A及び20Bと、搬送ガス導入部材としてのガスボンベ21A及び21Bとをそれぞれ有する。
エアロゾル作製容器20A及び20Bの内部には材料粒子がそれぞれ収容され、ガスボンベから搬送ガスが導入されることにより、エアロゾルが作製される。
エアロゾル作製容器20A及び20Bにおいては、超音波加振装置を配置して振動を加えたり、内部に巻き上げガスを導入してサイクロン流を生成させたり、床部から流動ガスを供給したりすることによって、搬送ガスに材料粒子を分散させ、エアロゾルを作製することが好ましい。ここで、チャンバ11の内圧をエアロゾル作製容器の内圧と比較して低圧にすると、その差圧によって、各エアロゾル作製容器20A及び20B内の各エアロゾルは、エアロゾル供給管22A及び22Bに吸い込まれ、これを経由してノズル1に供給される。なお、エアロゾル供給管22A及び22Bの途中には、搬送ガスの総量を調整できるように搬送ガスを補充するガス補充管が接続されてもよい。
チャンバ11の内部には、被処理物である基板14を取り付けるためのステージ12と、その下方にノズル1と、ステージ12及びノズル1間に遮蔽手段13とが配置されている。遮蔽手段13には、開口13Aが設けられている。
ステージ12は、制御装置からの指令に応じて駆動できるようになっており、水平面内において、前後方向及び左右方向(XY方向)に移動することができる。
チャンバ11には、ブースターポンプ、ロータリーポンプ等が接続されており、その内部を減圧できる。
基板14の材質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、金属、シリコン、半導体、樹脂などが挙げられる。
ノズル1は、図1A〜図1Cで示したものである。2つの導入開口2A及び3Aは、エアロゾル供給管21A及び21Bの一端にそれぞれ接続されており、ここから2種のエアロゾルが2つのノズル孔内にそれぞれ導入される。2つの噴射開口2B及び3Bは、ステージ12の下面に保持された基板14の、膜を形成すべき表面に向けられており、そこからエアロゾルが噴射される。噴射された各エアロゾルは、図1Cに示すように一部が混合される。混合されて得られた混合エアロゾルは、遮蔽手段13の開口13Aを通過して基板14に衝突する。衝突した混合エアロゾル中の粒子の一部が基板14上に堆積することにより、基板14上に複合材料の膜が形成される。一方、噴射された各エアロゾルのうち、他のエアロゾルと混合しない部分については、遮蔽手段13に衝突する。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。
なお、以下の実施例、比較例において、チタン酸ストロンチウム(平均粒子径0.3μm)は、堺化学工業株式会社製のST−03を用いた。酸化ランタン(平均粒子径5μm)は、株式会社高純度化学研究所製を用いた。なお、酸化ランタンは、製品の粒子径が大きいため、分級して5μmの粉末を用いた。
(実施例1)
図1に示すノズル1、及び図4に示す膜の製造装置を用いて、エアロゾルデポジションによる複合材料の成膜を行った。
具体的には、以下の条件で行った。
<チャンバ11>
圧力:成膜前5Pa以下、成膜時180Pa
<ノズル1>
ノズル1:2つのノズル孔を有するノズル
噴射開口2B、3Bの形状:矩形(15mm×0.1mm)
エアロゾル流路2C、3C:長さ50mm
<遮蔽手段13>
開口13A:30mm×0.3mm
ステージ12と連動して移動
遮蔽手段13は、ノズル1と基板14との間に設置した。遮蔽手段13は、延長線2E及び3Eの中間線が、開口13Aの中心を通るように配した。
<基板14>
基板14:石英基板
ノズル1−基板14間距離:15mm
ノズル1−遮蔽手段13間距離:5mm
<エアロゾル供給管22A、22B>
エアロゾル供給管22A、22B:内径1/4インチ(1インチ=2.54cm)
<エアロゾル作製条件>
材料粒子1:チタン酸ストロンチウム(平均粒子径0.3μm)
材料粒子2:酸化ランタン(平均粒子径5μm)
材料粒子の前処理:130℃に加熱後、130℃で30分間の真空脱気
搬送ガス:酸素
エアロゾル作製容器20A、20B:内径75mm、高さ120mmの円筒形状
材料粒子1をエアロゾル作製容器20Aに収容後、エアロゾル作製容器20Aに、ガスボンベ21Aから搬送ガスを流量8L/分間で導入した。
材料粒子2をエアロゾル作製容器20Bに収容後、エアロゾル作製容器20Bに、ガスボンベ21Bから搬送ガスを流量10L/分間で導入した。
エアロゾル作製容器20Aで作製した材料粒子1を含有するエアロゾル1、及びエアロゾル作製容器20Bで作製した材料粒子2を含有するエアロゾル2を、エアロゾル供給管22A及び22Bをそれぞれ介して、導入開口2A及び3Aから2つのノズル孔にそれぞれ供給した。
ノズル1の2つの噴射開口2C及び3Cから噴出されるエアロゾル1及び2における材料粒子1及び材料粒子2の噴射流量が、モル比(材料粒子1:材料粒子2)=1.0:1.0になるように調整した後に、ノズル1の2つのノズル孔から、エアロゾル1及び2を噴射させた。
噴射されたエアロゾル1及び2が混合して形成される混合エアロゾルは、遮蔽手段13の開口13Aを通過して、基板14に衝突し、その結果、基板14上に平均厚み2μmの膜が形成された。噴射されたエアロゾル1及び2において、混合されていない部分は、遮蔽手段13に衝突した。
基板14上に形成された膜の断面観察をSEM/EDX(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により行ったところ、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの複合金属酸化物であり、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの組成比(チタン酸ストロンチウム:酸化ランタン)は、1.1:1.0であり、望みの組成比(1.0:1.0)とほぼ一致していた。
(比較例1)
2つのノズルを用いた比較例を実施した。
図2に示す2つのノズル51、及び図5に示す膜の製造装置を用いて、エアロゾルデポジションによる複合材料の成膜を行った。
具体的には、以下の条件で行った。
<チャンバ11>
圧力:成膜前5Pa以下、成膜時180Pa
<ノズル51>
ノズル51:1つのノズル孔を有するノズル
噴射開口2Bの形状:矩形(15mm×0.2mm)
エアロゾル流路2C:長さ50mm
2つのノズル51の角度:2つの延長線2Eが交差する鋭角の角度が60°
<基板14>
基板14:石英基板
ノズル1−基板14間距離:15mm
<エアロゾル供給管22A、22B>
エアロゾル供給管22A、22B:内径1/4インチ(1インチ=2.54cm)
<エアロゾル作製条件>
材料粒子1:チタン酸ストロンチウム(平均粒子径0.3μm)
材料粒子2:酸化ランタン(平均粒子径5μm)
材料粒子の前処理:130℃に加熱後、130℃で30分間の真空脱気
搬送ガス:酸素
エアロゾル作製容器20A、20B:内径75mm、高さ120mmの円筒形状
材料粒子1をエアロゾル作製容器20Aに収容後、エアロゾル作製容器20Aに、ガスボンベ21Aから搬送ガスを流量8L/分間で導入した。
材料粒子2をエアロゾル作製容器20Bに収容後、エアロゾル作製容器20Bに、ガスボンベ21Bから搬送ガスを流量10L/分間で導入した。
エアロゾル作製容器20Aで作製した材料粒子1を含有するエアロゾル1を、エアロゾル供給管22Aを介して、一方のノズル51の導入開口2Aから一方のノズル51のノズル孔に供給した。
エアロゾル作製容器20Bで作製した材料粒子2を含有するエアロゾル2を、エアロゾル供給管22Bを介して、他方のノズル51の導入開口2Aから他方のノズル51のノズル孔に供給した。
一方のノズル51の噴射開口2Cから噴出されるエアロゾル1における材料粒子1、及び他方のノズル51の噴射開口2Cから噴出されるエアロゾル2における材料粒子2の噴射流量が、モル比(材料粒子1:材料粒子2)=1.0:1.0になるように調整した後に、2つのノズル51のノズル孔から、エアロゾル1及び2をそれぞれ噴射させた。
その結果、基板14上に平均厚み2μmの膜が形成された。
基板14上に形成された膜の断面観察をSEM/EDX(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により行ったところ、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの複合金属酸化物であり、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの組成比(チタン酸ストロンチウム:酸化ランタン)は、3.0:1.0であり、望みの組成比(1.0:1.0)から外れていた。
(比較例2)
2種の材料粒子を用いて1つのエアロゾルを作製した場合の比較例を実施した。
図3に示す1つのノズル61、及び図6に示す膜の製造装置を用いて、エアロゾルデポジションによる複合材料の成膜を行った。
具体的には、以下の条件で行った。
<チャンバ11>
圧力:成膜前5Pa以下、成膜時180Pa
<ノズル61>
ノズル61:1つのノズル孔を有するノズル
噴射開口2Bの形状:矩形(15mm×0.2mm)
エアロゾル流路2C:長さ50mm
<基板14>
基板14:石英基板
ノズル1−基板14間距離:15mm
<エアロゾル供給管22A>
エアロゾル供給管22A:内径1/4インチ(1インチ=2.54cm)
<エアロゾル作製条件>
材料粒子1:チタン酸ストロンチウム(平均粒子径0.3μm)
材料粒子2:酸化ランタン(平均粒子径5μm)
材料粒子の前処理:130℃に加熱後、130℃で30分間の真空脱気
搬送ガス:酸素
エアロゾル作製容器20A:内径75mm、高さ120mmの円筒形状
材料粒子1及び材料粒子2を、モル比(材料粒子1:材料粒子2)=1.0:1.0になるように、エアロゾル作製容器20Aに収容後、エアロゾル作製容器20Aに、ガスボンベ21Aから搬送ガスを流量10L/分間で導入した。
エアロゾル作製容器20Aで作製した、材料粒子1及び材料粒子2を含有するエアロゾルを、エアロゾル供給管22Aを介して、ノズル61の導入開口2Aからノズル孔に供給し、ノズル61の噴射開口2Bから基板14に向け、エアロゾルを噴射した。
その結果、基板14上に平均厚み2μmの膜が形成された。
基板14上に形成された膜の断面観察をSEM/EDX(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により行ったところ、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの複合金属酸化物であり、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの組成比(チタン酸ストロンチウム:酸化ランタン)は、6.0:1.0であり、望みの組成比(1.0:1.0)から大きく外れていた。
(比較例3)
2種のエアロゾルをノズル内で混合した場合の比較例を実施した。
図3に示すノズル61、及び図7に示す膜の製造装置を用いて、エアロゾルデポジションによる複合材料の成膜を行った。
具体的には、以下の条件で行った。
<チャンバ11>
圧力:成膜前5Pa以下、成膜時180Pa
<ノズル61>
ノズル61:1つのノズル孔を有するノズル
噴射開口2Bの形状:矩形(15mm×0.2mm)
エアロゾル流路2C:長さ50mm
<基板14>
基板14:石英基板
ノズル1−基板14間距離:15mm
<エアロゾル供給管22A、22B>
エアロゾル供給管22A、22B:内径1/4インチ(1インチ=2.54cm)
<エアロゾル作製条件>
材料粒子1:チタン酸ストロンチウム(平均粒子径0.3μm)
材料粒子2:酸化ランタン(平均粒子径5μm)
材料粒子の前処理:130℃に加熱後、130℃で30分間の真空脱気
搬送ガス:酸素
エアロゾル作製容器20A、20B:内径75mm、高さ120mmの円筒形状
材料粒子1をエアロゾル作製容器20Aに収容後、エアロゾル作製容器20Aに、ガスボンベ21Aから搬送ガスを流量8L/分間で導入した。
材料粒子2をエアロゾル作製容器20Bに収容後、エアロゾル作製容器20Bに、ガスボンベ21Bから搬送ガスを流量10L/分間で導入した。
エアロゾル作製容器20Aで作製した材料粒子1を含有するエアロゾル1を、エアロゾル供給管22Aを介して、ノズル61の導入開口2Aからノズル孔に供給した。
エアロゾル作製容器20Bで作製した材料粒子2を含有するエアロゾル2を、エアロゾル供給管22Bを介して、ノズル51の導入開口2Aからノズル孔に供給した。
なお、エアロゾル供給管22A及びエアロゾル供給管22Bは、1つの導入開口2Aに接続されている。
導入開口2Aに到達するエアロゾル1における材料粒子1、及び導入開口2Aに到達するエアロゾル2における材料粒子2の噴射流量が、モル比(材料粒子1:材料粒子2)=1.0:1.0になるように調整した後に、ノズル51のノズル孔から、エアロゾル1及び2が混合した混合エアロゾルを噴射させた。
その結果、基板14上に平均厚み2μmの膜が形成された。
基板14上に形成された膜の断面観察をSEM/EDX(走査型電子顕微鏡/エネルギー分散型X線分光法)により行ったところ、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの複合金属酸化物であり、チタン酸ストロンチウムと酸化ランタンとの組成比(チタン酸ストロンチウム:酸化ランタン)は、2.5:1.0であり、望みの組成比(1.0:1.0)から外れていた。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) エアロゾルを導入する導入開口と、前記エアロゾルを噴射する噴射開口と、前記導入開口から前記噴射開口まで前記エアロゾルを通過させるエアロゾル流路とを有するノズル孔を、複数有するノズルであって、
複数の前記ノズル孔の前記エアロゾル流路の中心線を前記噴射開口から前記ノズルの外に延長した時に、前記ノズルの外に延長された複数の前記中心線の延長線が、平行であることを特徴とするノズル。
(付記2) 前記ノズル孔が、2つである付記1に記載のノズル。
(付記3) 付記1から2のいずれかに記載のノズルのぞれぞれのノズル孔から、異なる種類のエアロゾルを噴射する工程を含むことを特徴とする膜の製造方法。
(付記4) 前記エアロゾルの種類が、2種類である付記3に記載の膜の製造方法。
(付記5) 複数の前記ノズル孔から噴射された各エアロゾルが混合した混合エアロゾルが、開口を有する遮蔽手段の前記開口を通過して基板に衝突し、
複数の前記ノズル孔から噴射された、混合していない各エアロゾルが、前記遮蔽手段に衝突する付記3から4のいずれかに記載の膜の製造方法。
(付記6) 更に、前記エアロゾルを作製する工程を含む付記3から5のいずれかに記載の膜の製造方法。
(付記7) 付記1から2のいずれかに記載のノズルを有することを特徴とする膜の製造装置。
(付記8) 更に、複数の前記ノズル孔から噴射された各エアロゾルが混合した混合エアロゾルを通過する開口を有し、複数の前記ノズル孔から噴射された、混合していない各エアロゾルを衝突させる遮蔽手段を有する付記7に記載の膜の製造装置。
(付記9) 更に、前記エアロゾルを作製する手段を有する付記7から8のいずれかに記載の膜の製造装置。
1 ノズル
2A 導入開口
2B 噴射開口
2C エアロゾル流路
2D 中心線
2E 延長線
3A 導入開口
3B 噴射開口
3C エアロゾル流路
3D 中心線
3E 延長線
11 チャンバ
12 ステージ
13 遮蔽手段
13A 開口
14 基板
20A エアロゾル作製容器
20B エアロゾル作製容器
21A 搬送ガス導入部材
21B 搬送ガス導入部材
22A エアロゾル供給管
22B エアロゾル供給管
51 ノズル
61 ノズル
100A エアロゾル
100B エアロゾル
150A エアロゾル
150B エアロゾル

Claims (6)

  1. エアロゾルを導入する導入開口と、前記エアロゾルを噴射する噴射開口と、前記導入開口から前記噴射開口まで前記エアロゾルを通過させるエアロゾル流路とを有するノズル孔を、複数有するノズルであって、複数の前記ノズル孔の前記エアロゾル流路の中心線を前記噴射開口から前記ノズルの外に延長した時に、前記ノズルの外に延長された複数の前記中心線の延長線が、平行であるノズルと、
    複数の前記中心線の延長線の中間線が通る位置に、複数の前記ノズル孔から噴射された各エアロゾルが混合した混合エアロゾルを通過する開口を有し、複数の前記ノズル孔から噴射された、混合していない各エアロゾルを衝突させる遮蔽手段と、
    を備える膜の製造装置。
  2. 更に、前記エアロゾルを作製する手段を有する請求項1に記載の膜の製造装置。
  3. 請求項1から2のいずれかに記載の膜の製造装置のノズルのぞれぞれのノズル孔から、異なる種類のエアロゾルを噴射する工程を含むことを特徴とする膜の製造方法。
  4. 前記エアロゾルの種類が、2種類である請求項3に記載の膜の製造方法。
  5. 複数の前記ノズル孔から噴射された各エアロゾルが混合した混合エアロゾルが、前記遮蔽手段の前記開口を通過して基板に衝突し、
    複数の前記ノズル孔から噴射された、混合していない各エアロゾルが、前記遮蔽手段に衝突する請求項3から4のいずれかに記載の膜の製造方法。
  6. 更に、前記エアロゾルを作製する工程を含む請求項3から5のいずれかに記載の膜の製造方法。
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