JP2008239302A - シート給送装置と画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】整合部材によって幅整合されたシートを、押圧部材によって押し上げて給紙ローラに圧接させるとき、整合部材の上方への回動量をシートの積載枚数に関係なく一定にして、設置空間を狭くできるようにする。
【解決手段】シート給送装置30は、枠体3に設けられ、枠体3に収容されるシートの給送方向の前端側を押し上げて給紙ローラ1に押圧する押圧部材4と、シートの給送方向に沿った側端を整合する整合部材31,32と、を備えている。そして、整合部材31,32は、押圧部材4の領域外においてシートを整合する基部幅整合板5,6と、押圧部材4の領域内においてシートを整合するために設けられ、基部幅整合板5,6に上下動可能に支持された揺動幅整合板7,8とを備えている。また、揺動幅整合板7,8は、枠体3に収容されているシートの側端に当接する側部当接部7b,8bと、シートの上面に当接する上部当接部7a,8aとを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】シート給送装置30は、枠体3に設けられ、枠体3に収容されるシートの給送方向の前端側を押し上げて給紙ローラ1に押圧する押圧部材4と、シートの給送方向に沿った側端を整合する整合部材31,32と、を備えている。そして、整合部材31,32は、押圧部材4の領域外においてシートを整合する基部幅整合板5,6と、押圧部材4の領域内においてシートを整合するために設けられ、基部幅整合板5,6に上下動可能に支持された揺動幅整合板7,8とを備えている。また、揺動幅整合板7,8は、枠体3に収容されているシートの側端に当接する側部当接部7b,8bと、シートの上面に当接する上部当接部7a,8aとを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、収容されたシートを給送するシート給送装置と、該シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成装置とに関する。
従来、シートに画像を形成する画像形成装置は、画像形成手段にシートを供給するためのシート給送装置を備えている。このシート給送装置では、供給するシートが積載されるシート積載装置として、画像形成装置に着脱自在にカセットを設けたものがある。
図6(a)は、カセット141の平面図である。図6(b)は、カセットの正面図である。図7は、シートの幅方向の位置を基準位置で整合(幅整合)するための1対の整合部材131,132と、シートを給紙ローラ101に圧接させる押圧部材104との位置関係を示す図である。
なお、シートの幅とは、シートの給送方向(矢印A)に対して交差する方向(矢印B)の長さのことを言う。また、シートの幅整合とは、シートの給送方向に沿った側端を揃えることを言う。
図6において、カセット141は、シートの幅整合をするための1対の整合部材131,132と、この整合部材131,132によって幅整合されたシートを押し上げて給紙ローラ101に圧接する押圧部材104とを内部に備えている。カセット141内のシートの上面は、押圧部材104により給紙ローラ101に圧接され、給紙ローラ101が回転することによってシートがカセット141から送り出される。
整合部材131,132は、各種サイズのシートの幅を整合するため、図7において、矢印B方向に互いに接近離間するように設けられている。また、押圧部材104は、各種サイズのシートを押し上げるように矢印C方向に回動するように構成されている。また、押圧部材104は、本シート給送装置で給送可能な最大幅サイズのシートを支持可能な幅を有しており、小サイズのシートを整合するために整合部材131,132が押圧部材104の内側まで入り込めるようにしなければならない。そのため、整合部材131,132に押圧部材104が上下動可能に貫通するための大きさの貫通孔131a,132aが形成されている。
ところが、このカセット141は、押圧部材104がシートを押し上げるとき、シートの側端を整合部材131,132の整合面131b、132bを擦らせて上昇させることになる。このため、シートが整合面131b、132bを擦れるときの抵抗に抗してシートを押上げなければならないため、押圧部材104の押上力を強くする必要があった。この押上力を強くしたとしても、シートの積載されている枚数や材質、整合部材131,132の位置等によってシートが整合面131b、132bを擦れる力がばらついてしまう。そのため、シートが給紙ローラ101に圧接する力(給紙圧)が安定せず、シートの不送りや重送等を起こすおそれがあった。また、シートが整合面131b、132bを擦るとき、整合面131b、132bに引き込まれてシートの幅整合が乱れることもあった。
そこで、整合部材131,132において、押圧部材104に対応する部分を切除することが考えられる。しかし、この場合、整合部材131,132の長さが短くなり、整合部材131,132のシート幅整合精度が低下することになる。このため、整合部材131,132は、押圧部材104に対応する部分まで延長しているのが好ましい。
そこで、整合部材に対してシートが擦れることなく、かつシートの幅整合精度が損なわれないシート給送装置が特許文献1に示されている。
このシート給送装置は、図8、図9に示すように、テーブル202に積載されたシートをユーザが1対の整合部材203で幅整合した後、ばね208によって押し上げられる押圧部材204でシートを押し上げて給紙ローラ206に圧接するようになっている。テーブル202上のシートは、給紙ローラ206に圧接された状態で、給紙ローラ206が回転することによってテーブル202から送り出される。
整合部材203は、押圧部材204の領域外でテーブル202上に位置する基部幅整合板203aと、押圧部材204上に位置して基部幅整合板203aに上下方向に回動自在に軸207によって連結された揺動幅整合板203bとで形成されている。このため、シート給送装置241は、押圧部材204がシートを押し上げると、揺動幅整合板203bも一体になって押し上げられるので、整合部材203とシートとが擦れることがない。
しかし、従来のシート給送装置241は、揺動幅整合板203bが押圧部材204上に載置されて、押圧部材204と一体に上下方向に回動するようになっている。このため、図9(a)に示すように、テーブル202上のシートPの積載枚数が多い場合には、押圧部材204の上昇回動量が少なく、揺動幅整合板203aの上昇回動量も少ない。したがって、揺動幅整合板203aの上縁203baの上方への突出量が少ない。
しかし、図9(b)に示すように、テーブル202上のシートPの積載枚数が少ない場合には、押圧部材204の上昇回動量が多くなり、揺動幅整合板203aの上昇回動量も多くなる。したがって、揺動幅整合板203aの上縁203baの上方への突出量が多くなる。
よって、従来のシート給送装置241は、テーブル202に積載されるシートの枚数が少ない場合を考慮して、可動部材としての揺動幅整合板203aの上縁203baが上方へ突出するのを許容する空間を必要とし、設置空間を狭くすることが困難であった。
また、このようなシート給送装置を備えた画像形成装置も小型化が困難であった。
本発明は、整合部材によって幅整合されたシートを押圧部材によって押し上げて、そのシートを給送回転体に圧接させるとき、可動部材の上方への回動量を小さくして、設置空間を狭くすることが可能なシート給送装置を提供することにある。
本発明は、設置空間が狭くて済むシート給送装置を備えて小型にした画像形成装置を提供することにある。
本発明は、シート収容手段に収容されているシートを給送回転体により給送するシート給送装置において、前記シート収容手段に設けられ、収容されるシートの給送方向の前端側を押し上げて給送回転体に押圧する押圧部材と、シートの給送方向に沿った側端を整合する整合部材と、を備え、前記整合部材が、前記押圧部材の領域外においてシートを整合する基部部材と、前記押圧部材の領域内においてシートを整合するために設けられ、前記基部部材に上下動可能に支持された可動部材とを備え、前記可動部材が、収容されているシートの側端に当接する側部当接部と、シートの上面に当接する上部当接部とを備えていることを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段にシートを給送するための上記のシート給送装置と、を備えた、ことを特徴としている。
本発明では、押圧部材によってシートが押し上げられて給送回転体に押圧され、給送回転体が回転することによりシートが送り出される。このとき、収容されているシートの押圧部材の領域内での整合は、可動部材の側部当接部により行われる。また、可動部材は上部当接部で収容されているシートの上面に当接していて、シート上面の上下の変動に伴い上下に移動するため、可動部材は、シートの収容枚数に関わらずシート上面が給送回転体に圧接したときの位置以上に上がることはない。
よって、本発明のシート給送装置は、従来の構成と異なって、シートの収容枚数が少ないとき、可動部材が余分に上方へ回動することがなく、設置空間を狭くすることができる。
本発明の画像形成装置は、設置空間が狭くて済むシート給送装置を備えているので、小型にすることができる。
以下、本発明の実施形態のシート給送装置と、このシート給送装置を装備した画像形成装置とを図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるシート給送装置の概略外観斜視図である。図2は、図1のシート給送装置を備えた本発明の実施形態における画像形成装置の概略正面図である。図3は、図1におけるシート給送装置に設けられたカセットの動作説明用の図である。図3(a)は、シートが積載されていない押圧部材が下降回動したときの図である。図3(b)は、シートが積載されていない押圧部材が上昇したときの図である。
なお、図2、図3、図5、図6において、括弧書きの符号は、各図に表れている部材と対をなして陰になっている同様な形状した部材の符号であり、その符号に相当する部材は図に示していない。
給送回転体としての給紙ローラ1は、給紙ローラ軸2に設けられている。給紙ローラ軸2は、画像形成装置42の不図示の装置本体に支持されている。給紙ローラ1は、給紙ローラ軸2によって回転させられて、カセット41の枠体3内に収容されたシートを送り出すようになっている。なお、本実施の形態のシート給送装置30は、給紙ローラ1やカセット41等から構成されている。
(カセット)
図1において、カセット41は、シートを積載されるようになっており、画像形成装置42(図2)の不図示の装置本体に着脱されるようになっている。カセット41は、図1、図2において、右方向に装置本体から引き出して、シートを補充することができるようになっている。
図1において、カセット41は、シートを積載されるようになっており、画像形成装置42(図2)の不図示の装置本体に着脱されるようになっている。カセット41は、図1、図2において、右方向に装置本体から引き出して、シートを補充することができるようになっている。
カセット41は、シート収容手段としての枠体3を備えている。枠体3の底部には、板状の押圧部材4が設けられている。押圧部材4は、シート給送方向の上流端部を支持軸21,22によって枠体3に支持されて、下流端部側(前端側)が図3(a)、図3(b)に示すように上下方向に回動するようになっている。押圧部材4は、押圧ばね11によって押し上げられて、枠体3内に積載されたシートを給紙ローラ1に押し付けるようになっている。
整合部材31,32は、枠体3内のシート給送方向(矢印A方向)に沿った側壁3aに平行に配設されている。整合部材31,32は、枠体3内に積載されたシートのシート給送方向に沿った側端を基準の位置で整合できるようにシートの幅方向(矢印B方向)に互いに接近離間できるようになっている。整合部材31,32は、基部部材としての基部幅整合板5,6と、この基部幅整合板5,6に連結軸23,24によって連結された上下方向に回動自在(上下動可能)な可動部材としての揺動幅整合板7,8とで構成されている。
基部幅整合板5,6は、押圧部材4が配設された領域外(押圧部材4の上流側)に位置してシートの幅方向に移動する部分である。揺動幅整合板7,8は、押圧部材4の領域内に位置して、基部幅整合板5,6がシートの幅方向に移動したとき、基部幅整合板5,6と一体に同方向に移動するようになっている。揺動幅整合板7,8の回動端部(シート給送方向の下流側端部)には、最上位のシートの上面に当接してシートの浮き上がりを防止する上部当接部7a,8aが互いに対向する向きに突設されている。
連結軸23,24には、付勢手段としてのトーションばね9,10が設けられている。トーションばね9,10は、揺動幅整合板7,8を押圧部材4側に回動付勢して、上部当接部7a,8aをシートの上面に圧接させるようになっている。なお、シートが無い場合には押圧部材4の上面に当接する。
後端整合板12は、枠体3内にシート給送方向に移動自在に設けられており、枠体3内に積載されたシートの後端(シート給送方向の上流側端)を整合するようになっている。
(画像形成装置)
図2において、画像形成装置42のパッドホルダ16は、分離パッド17を備えている。分離パッドばね18は、パッドホルダ16を給紙ローラ1側に付勢するようになっている。分離パッド17は、押圧部材4によって給紙ローラ1に押圧されて、給紙ローラ1の回転によって送り出されたシートが重なっているとき、1枚に分離するようになっている。
図2において、画像形成装置42のパッドホルダ16は、分離パッド17を備えている。分離パッドばね18は、パッドホルダ16を給紙ローラ1側に付勢するようになっている。分離パッド17は、押圧部材4によって給紙ローラ1に押圧されて、給紙ローラ1の回転によって送り出されたシートが重なっているとき、1枚に分離するようになっている。
画像形成装置42の中間搬送ローラ対13a,13bは、カセット41から給送されたシートを感光体ドラム14に搬送するようになっている。画像形成手段としての感光体ドラム14は、トナー画像が形成されるようになっている。転写ローラ15は、感光体ドラム14のトナー画像をシートに転写するようになっている。定着器20は、シートを加熱加圧して、シートに転写されているトナー画像をシートに定着するようになっている。
カセット41の枠体3内に収納、積載された複数枚のシートは、整合部材31,32によって側端を整合され、後端整合板12によって後端を整合される。整合部材31,32は、基部幅整合板5,6と揺動幅整合板7,8とが一体に移動して、シートの側端を整合する。この積載されるシートの端部に各整合板を合わせる動作は、ユーザによって行われる。
その後、画像形成装置42が作動状態になり、押圧部材4を押圧ばね11に抗して押し下げる不図示の押し下げ機構による押圧部材4の押し下げ状態が解除される。すると、押圧部材4は、図3(a)、(b)に示すように、押圧ばね11(図2)に押し上げられて、支持軸21,22を中心に上方に回動し、シート束のシート給送方向下流端部を押し上げる。この結果、最上位のシートの下流側端部が給紙ローラ1に圧接させる。なお、押し下げ機構には、給紙ローラ軸2に設けられた、不図示のカムが給紙ローラ軸2と一体に回転して、押圧部材4を押し下げるようになっている。
続いて、給紙ローラ1が回転を始めて、シートの給送を開始する。給紙ローラ1にはパッドホルダ16に保持された分離パッド17が分離パッドばね18によって押圧されている。このため、シートが重なって給送されても、分離パッド17の摩擦によって下位のシートが上位のシートから分離されて残り、最上位のシートが1枚のみ、次の中間搬送ローラ対13a,13bへ搬送される。シートが中間搬送ローラ対13a,13bへと搬送されると、前述した不図示の押し下げ機構が作動して、押圧部材4は、押圧ばね11に抗して押し下げられて給紙ローラ1から離間する。中間搬送ローラ対13a,13bによって給送されたシートは、感光体ドラム14へ搬送されて、転写ローラ15によって感光体ドラム上のトナー画像を転写される。そして、シートは、定着器20でトナー画像を定着されて、排出ローラ対25によって排出トレイ26に排出される。
(整合部材)
次に、整合部材31,32の揺動幅整合板7,8を詳細に説明する。図4(a)は、枠体3内に複数枚のシートPが積載されているときの揺動幅整合板7,8の平面図である。図4(b)は、図4(a)をシートが給送される側から見た図である。
次に、整合部材31,32の揺動幅整合板7,8を詳細に説明する。図4(a)は、枠体3内に複数枚のシートPが積載されているときの揺動幅整合板7,8の平面図である。図4(b)は、図4(a)をシートが給送される側から見た図である。
揺動幅整合板7,8の回動端側には、枠体3内に積載されたシートPの内、最上位のシートの上面に接触する上部当接部7a,8aが互いに向き合って形成されている。また、揺動幅整合板7,8の回動端側には、側部当接部7b,8bが押圧部材4側に向けて突設されている。この側部当接部7b,8bは、枠体3に複数枚のシートが積載されているとき、上位のシートの側端に接触して、シートの側端を整合(幅整合)するようになっている。
上部当接部7a,8aと側部当接部7b,8bとは互いに直角に形成されている。このため、揺動幅整合板7,8の回動端側は、図4(b)に示すように、シートが給送される側から見ると、L字状に形成されている。
カセット41に収納されたシートは、給紙ローラ1によって、最上位のシートから順次カセット41から送り出される。このとき、最上位のシートは、上部当接部7a,8aによって浮き上がりを防止され、かつ側部当接部7b,8bによって側端を規制されてシート幅方向の位置決めされてカセット41から送り出されるようになっている。
したがって、最上位のシートは、給紙ローラ1と分離パッド17との間に進入するとき、上部当接部7a,8aによって、浮き上がりを防止されて、ジャムが発生することが少なくなる。また、最上位のシートは、側部当接部7b,8bによって、幅方向の位置決めをされて、給紙ローラ1と分離パッド17との間に進入するため、感光体ドラム14に対する位置ずれが少なくなる。このため、シートに形成される画像を所定の位置に正確に形成することができる。
また、側部当接部7b,8bは、シートの積載枚数が少ないときには、押圧部材4の逃げ孔4a(図3)に入り込んで、シートが側部当接部7b,8bの下端と押圧部材4との間に侵入するのを防止し、枚数の少ないシートの幅整合を確実に行えるようにしている。側部当接部7b,8bを受け入れる受け入れ部としての逃げ孔4aはシートの幅方向に沿った長孔であり、長孔の長さは、整合部材31,32がシートの幅を揃えるとき、シートの幅方向に移動するのを許容する長さである。なお、逃げ孔4aの代わりに長溝を形成してもよい。また、取り扱うシートが厚紙のように、側部当接部7b,8bの下端と押圧部材4との間に侵入することの少ないシートの場合には、逃げ孔4aを必ずしも設ける必要がない。なお、揺動幅整合板7,8は、側部当接部7b,8bのみでシートの幅整合を行うのではなく、側部当接部のシートとの当接面と同一面上にシートとの当接面を中間部7c,8cに形成することにより中間部7c,8cでもシートの幅整合を行えるようにしてもよい。
図5は、枠体3内に複数枚のシートPが積載されているときのカセットの断面図である。図5(a)は、押圧部材4がシートを給紙ローラ1に圧接している状態の図である。図5(b)は、押圧部材4が下方に回動してシートが給紙ローラ1から離間している状態の図である。
揺動幅整合板7は、トーションばね9によって押圧部材4側に回動付勢されている。このため、枠体3内にシートPが積載されていると、上部当接部7a,8aは、最上位のシートの上面に圧接されている。そして、シートが押圧部材4によって押し上げられると、上部当接部7a,8aを介して揺動幅整合板7,8も上方に回動する。
この場合、最上位のシートが給紙ローラ1に受け止められるので、最上位のシートの高さ位置は、カセット41に収納、積載されているシートの枚数に関係なく、一定の位置に維持される。このため、最上位のシートに接触している上部当接部7a,8aの回動上昇位置も、一定の位置となる。したがって、揺動幅整合板7,8の回動上昇位置もシートの積載枚数に関係なく、シート上面が給紙ローラに圧接したときに当接している状態での位置以上に上がることはない。
したがって、本カセット41は、枠体3に積載されるシートの積載枚数に関係なく、整合部材31,32の揺動幅整合板7,8の高さ位置が、一定であるので、従来と異なって、シートの積載枚数が少なくても、整合部材が余分に上方へ回動することがない。すなわち、整合部材31,32が給紙ローラ1より上方へ突出することがない。よって、カセット41の設置空間を狭くすることができる。
しかも、整合部材31,32は、給紙ローラ1の近くまで延長して、シートの側端を長い距離に渡って整合することができるようになっているので、シートの幅整合精度を高めることができる。
また、整合部材31,32の揺動幅整合板7,8は、上部当接部7a,8aがシートに接触し、押圧部材が傾動すると、シートを介して押圧部材とともに傾動するようになっている。このため、揺動幅整合板7,8は、従来と異なって押圧部材に接触したまま押圧部材とともに傾動するようになっていないので、押圧部材上を擦れて傾動するようなことがなく、円滑に傾動するようになっている。
なお、以上説明した本発明の実施形態は、カセット41であったが、図8に示すシート給送装置241にも本発明を適用することができる。すなわち、図8の基部幅整合板203bに本発明の実施形態における上部当接部を設けることによって、本発明と同一の効果を奏することができる。
この場合のシート給送装置241において、テーブル202がシート収容手段に相当し、給紙ローラ101が給送回転体に相当し、整合部材203が整合部材に相当し、基部幅整合板203aが基部部材に相当する。そして、揺動幅整合板203bが可動部材に相当することになる。
また、以上の実施形態において、給紙ローラ1,101の代わりにベルトを使用してもよい。また、整合部材31,32,203は、シートの幅方向に移動するようになっているが、少なくとも一方が移動するようになっていてもよい。
P シート
1 給紙ローラ(給送回転体)
3 枠体(シート収容手段)
4 押圧部材
4a 逃げ孔(受け入れ部)
5 基部幅整合板(基部部材)
6 基部幅整合板(基部部材)
7 揺動幅整合板(可動部材)
7a 上部当接部
7b 側部当接部
7c 中間部
8 揺動幅整合板(可動部材)
8a 上部当接部
8b 側部当接部
8c 中間部
9 トーションばね(付勢手段)
10 トーションばね(付勢手段)
11 押圧ばね
14 感光体ドラム(画像形成手段)
30 シート給送装置
31 整合部材
32 整合部材
41 カセット
42 画像形成装置
1 給紙ローラ(給送回転体)
3 枠体(シート収容手段)
4 押圧部材
4a 逃げ孔(受け入れ部)
5 基部幅整合板(基部部材)
6 基部幅整合板(基部部材)
7 揺動幅整合板(可動部材)
7a 上部当接部
7b 側部当接部
7c 中間部
8 揺動幅整合板(可動部材)
8a 上部当接部
8b 側部当接部
8c 中間部
9 トーションばね(付勢手段)
10 トーションばね(付勢手段)
11 押圧ばね
14 感光体ドラム(画像形成手段)
30 シート給送装置
31 整合部材
32 整合部材
41 カセット
42 画像形成装置
Claims (4)
- シート収容手段に収容されているシートを給送回転体により給送するシート給送装置において、
前記シート収容手段に設けられ、収容されるシートの給送方向の前端側を押し上げて給送回転体に押圧する押圧部材と、
シートの給送方向に沿った側端を整合する整合部材と、を備え、
前記整合部材が、前記押圧部材の領域外においてシートを整合する基部部材と、前記押圧部材の領域内においてシートを整合するために設けられ、前記基部部材に上下動可能に支持された可動部材とを備え、
前記可動部材が、収容されているシートの側端に当接する側部当接部と、シートの上面に当接する上部当接部とを備えていることを特徴とするシート給送装置。 - 前記可動部材の前記上部当接部をシートの上面に押圧する方向に前記可動部材を付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
- 前記押圧部材に前記側部当接部を受け入れる受け入れ部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
- シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段にシートを給送するための請求項1乃至3に記載のシート給送装置と、を備えた、
ことを特徴とする画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007082798A JP2008239302A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | シート給送装置と画像形成装置 |
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JP2007082798A JP2008239302A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | シート給送装置と画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007082798A Pending JP2008239302A (ja) | 2007-03-27 | 2007-03-27 | シート給送装置と画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022196129A1 (ja) * | 2021-03-19 | 2022-09-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 給紙カセット及び画像形成装置 |
JP7505637B2 (ja) | 2021-03-19 | 2024-06-25 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 給紙カセット及び画像形成装置 |
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2007
- 2007-03-27 JP JP2007082798A patent/JP2008239302A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022196129A1 (ja) * | 2021-03-19 | 2022-09-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 給紙カセット及び画像形成装置 |
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